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2010年5月18日 (火)

ソウル点描〜後編

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いきなり「現代(ヒュンダイ)」。
いわずとしれた韓国車のトップメーカー。
いやあ、これも経済の勢いを象徴しているようでりっぱやなあ、、、、

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15世紀初頭に朝鮮王朝の離宮として(後には王宮として機能)建てられた昌徳宮の門の屋根。
西遊記の登場人物の形の人形がのっています。
鍾馗さんのようなもの?

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この隙間のないペイント。
日光東照宮はこの影響をうけているのかしら。

当初、王宮として建てられたのは、昌徳宮より古い景福宮。(時間の都合でこちらには行けず)
これは豊臣秀吉の朝鮮出兵によって全焼したのだそうな。(のちに何度も再建)

景福宮正門はソウルのシンボル、光化門。
植民地期には朝鮮総督府がこの門の取り壊しを検討したが、なんと柳宗悦らの働きかけで、それを免れたとか。
ここでも柳の足跡にいきあたるとは。


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光と影の美しさ。
日本ならさしずめ書院障子、、、、というところか。


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窓を開け放てば、自然と一体化するここち。


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窓という額縁に切り取られた白い躑躅。

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王宮をあとにして向かった別名骨董街、仁寺洞(インサドン)の、ここもかならず立ち寄る韓国茶カフェ、傳統茶院。

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こちらももとは大きなお屋敷。

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こちらの李朝家具もすてきなんです。

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いただいたのは柚子茶とならぶ、韓国茶の巨頭(私がいってるだけです)、「水正果(スジョンカ)」。
シナモンの香りの甘いお茶で干し柿がはいるのがお約束。

これは自宅でも作れると聞いて、シナモンスティックを買ったまではよかったが、、、、
そのあとなんとなく作れてないのよね、、、

このあたり、陶磁器を扱うお店も多いのですが、そこそこの工芸店で、ぱっと見た目にいいな、と思うような写し茶碗(粉引や刷毛目、三島、なんと井戸まで)があったのですが、、、

よく見ると、どうみても日本で大名物、国宝クラスの高麗茶碗に明らかに似せてあるのです。

釉薬のかけ残りの形が有名な国宝粉引茶碗を意識しているのですが、ちょっと稚拙だったり。
井戸の高台の梅花皮(かいらぎ:釉薬のちぢれで鮫肌のように見える部分で井戸茶碗の見所になっている)を無理矢理似せてるけど、まったくの別物になっていたり。

似せようとしていなければいいお茶碗なのにねえ、、、お値段も手頃だし。


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仁寺洞の乾物屋さん。

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臼の踏み石。なにもこんなにぎょうさん集めんでも。


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韓国菓子をうる屋台。手前の茶色いのは飴のかたまりです。
これとパフ状にした穀類を、混ぜ合わせてお菓子にして売り物に。

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「チャングムの誓い」で料理指導をした方がプロデュースされたレストラン、「宮宴(クンヨン)」。
こちらでは宮廷料理をいただきました。


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宮廷料理は、庶民の韓定食より洗練され、唐辛子をあまり使わない薄味が特徴とか。
このように、チマチマでてきます。
見た目にはとても美しく、味もマイルドでおいしいのですが、いかんせん、パンチに欠けますわ。
なにより、量に不満あり!

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ホテルの結婚式会場で目撃したお祝いの花輪。

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こちらは6年ぶりの東大門市場。
大阪で言えばセンイシティ、その規模の大きい版。
衣料に関するものなら厖大な物量を誇ります。しかも超安い!

明洞など、おしゃれな町中ではついぞ見ない、ごくごく普段着の地元のおっちゃん、おばちゃんがいて、活気にあふれたアジア〜な雰囲気があって、ここはまだ昔と変わっていない、と安心。


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ベルト屋さんはこのようにベルトだけ。しかも半端な数じゃない。
傘屋さんは傘ばっかり、帽子屋さんは帽子だけ、ネクタイ屋さんはネクタイだけ、、、というお商売の仕方。

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こちらはチマチョゴリのお店。生地も売っています。
きれいlovely

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こちら焼き魚横町といわれる、生け簀の魚を目の前で焼いて食べさせてくれる庶民の食堂街。
良い匂いです。

さて、なんで韓国に4回も行くか?

実は韓流ドラマ、、、ではなくて、食べ物!

コリアンフードは私の味覚のツボに真正面ストライクなんですわ。
それに韓国料理は、お野菜が案外たくさんいただける料理でもあるのです。

下降していた食欲も、不思議と韓国料理を食べると一気に爆発。
食べ過ぎると普段は○痢ピ〜になるのに、全然、そんなことなくて、めちゃ胃腸は快調。

そして今回の旅でいっちばん感動的においしかったのはこれ!


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まるごとの鶏肉を豪快にハサミで切って、鳥のスープといっしょに煮込むタッカンマリというご馳走。


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これをコチュジャン(赤い辛いやつ)などの調味料、薬味でいただくのですが、んまいのなんのって!


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うまさの秘密はこのタレにもあると見たのだが。

というわけで、ますます韓国料理の深みに、ずぶずぶはまっていく、、、、のでした。

こりゃ帰ってからも鶴橋(韓国料理、特に焼き肉屋さんが林立している大阪のコリアンタウンのようなところ)あたりへいかなくちゃ〜。

2010年5月17日 (月)

ソウル点描〜前編

気になったソウルの町並みを。

前編は特にお気に入りの北村(ブッチョン)韓屋村、坂道に沿って並ぶ韓屋の織り成す美しい景色を。

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ここが一番のビューポイント。

それぞれのお家は今でも住宅ですが、おそらく富裕層の方々。

ただし、みなさん、見た目はジャージーなんか着て、けっこう普通。

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2年前までは、このエリア、それほど有名というわけではなく、観光客の姿はほとんど見なかったのですが、今は団体さんまでくりだす人気のエリアになっています。

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普通の韓屋だったところが、おしゃれな店になって、たくさんできているのにもびっくりしました。
店がたちならぶあたりには、週末ということもあって、韓国のカップルやら、日本人や中国人団体観光客やらがわんさか。

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そうそう、町家ショップが次々できる京都と同じ現象ですね。


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取り壊されて、新しい家が建つのも同じ。
京都の景観条例と同じく、ここも国の規制があって、多分新しく建てられる家も、まわりの雰囲気にとけこんだものになると思います。
ただし規制以前の建物ではどうみてもそぐわない、奇抜なデザインの家もあり。


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2年前は客は娘と二人きりだった韓国茶カフェ、チャマシヌゥントゥル。
この日は満員御礼の大人気でした。

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なんといっても、調度=李朝家具がいい。


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中庭の眺めがいい。(咲いている紫の花はオダマキ)

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茶器がおしゃれでお茶がおいしい。
ちなみにこのお茶はチャマシヌゥントゥル・ブレンドのハーブティー。


他にも、ガラスケースの中にはレプリカではなく、ほんものの朝鮮王朝時代の青磁や白磁、井戸茶碗に刷毛目茶碗などが飾られ、ついへばりついて見入ってしまいました。

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おもしろかったのはこれ。
土風炉、というのはありますが、陶器の釜はちょっとめずらしい。
日本にもあるのでしょうか?

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もう一カ所、北村で行きたかったのはこちら、韓尚洙(ハンサンスー)刺繍博物館。
韓国の刺繍の人間国宝、韓さんの私的博物館。
韓屋を利用して、細かい、そして息をのむような見事な手仕事を展示されています。

この日は奥の部屋で観光客のグループがポシャギ(韓国独特の裏表のないパッチワーク)の1日講習を受けておられましたが、見事にオッサンばっか!

怪しげな手つきでチクチク針を手にしている姿は、ポシャギというより糸の通し方からおしえてやってくれい!という感じ。coldsweats01


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こちらのおばちゃん(こう呼ぶのがぴったりなかんじ)、お金を払ったのに、チケットといっしょにお金まで返してくれるおとぼけぶり。(もちろん、返しましたよ)

講習は時間的に無理だとしても、ポシャギのテクニックは一度は知っておきたいと思っていたので、講習用キットがほしい、とおばちゃんに談判。

英語も日本語も通じないので、身振り手振りと、紙に書いて、ようやく目的を達成。
なんだかおばちゃんにすっかり気に入られて(?)有料であろうカラーのきれいな図録をただでいただきました。ラッキーheart01

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このキット、針、まち針、糸通しまでついているんですよ。
説明書はハングルで読めませんが、そこは絵もついているし、なんとか、、、。

コースターのようです。
楽しんで作ろうっと!

2010年5月16日 (日)

北村ゲストハウス〜ソウル


サッカーワールドカップ開催年からですから、かれこれ8年前から、都合4回目、2年ぶりのソウルです。

来るたびに洗練されて大きくなって、人も町もおしゃれになっていくのには、国の勢いというものを感じてしまいますね。
ただし、最初訪れたときの、いかにもアジア〜という猥雑さが無くなっていくのは少し残念。(市場あたりはそれでもまだアジア〜、ですよ)

2年前に来たときにはまだかろうじてあった食べ物の屋台が表通りからすっかり一掃されてしまったのにはびっくり。
ソウルに行ったら必ず行く!という仁寺洞近くのホットク(お菓子の一種)の屋台がなくなっていたのは、ちょっとショックでした。

今回はどちらかといえば、接待旅行みたいな(接待する方!)ものでしたので、行った場所はちょっと私の好みとははなれていたんですけれど、唯一わがままを通させてもらったのが宿泊場所。

前回来て、すっかり気に入ってしまった三清洞・北村韓屋村。朝鮮王朝時代の古い韓屋群を、国家プロジェクトで保存したエリアです。

このエリアにある築100年の韓屋を利用した北村(ブッチョン)ゲストハウス
風呂が無くシャワーだけ、という不便さはありながら、この伝統的韓屋に泊まってみたかったのです。
(いわゆる京都の町家ステイのようなもの?)

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たどり着いたのは灯ともし頃。
この季節ソウルでは、旧暦でお釈迦様の誕生日を祝うため、大通りにはみなこのような提灯がともされ、風情がありました。
この緩やかな坂を登って北村地区へ。

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一歩大きな通りを入ると、もう地元の人たちの普段の生活空間。
薬屋、食べ物屋、クリーニング屋などがならんでいます。

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たどり着いた夜の中庭の雰囲気はこんな感じです。


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同じ景色の翌朝版。
こういう中庭を4棟が取り囲んでいる感じ。

韓屋の門の意匠はなかなかステキで、2年前門ハンティングをしたのですが、あの閉ざされた門の内側はこうなっているんですねえ。


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ちなみに門はこんな感じ。
ちゃんと電子ロックになっているのが今風。
まだ小さい赤ちゃんのいるご夫婦が、改装してゲストハウスにされたとか。


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泊まった部屋はこんな感じです。
鍵なども金輪をはめこむ方式のレトロなものそのまま。
床はオンドルになっていて、部屋全体がほんのり暖かくなります。
ただし、真冬はちょっとつらいかも。


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玄関から客間の入り口がならぶ風景。
韓国の時代劇なんかによくでてくる作り。

この建具の縦線の美しさがまたなかせます。


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別の棟です。


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縁側にあたる使い込まれた木の床が美しい。

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裏庭もええ感じやわ〜lovely
我が愛する京町家にどこか通じるものがあります。

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ふたたび夜の風情。


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共同自炊のキッチンは、びっしり、宿泊客のお礼の手紙や写真でうめつくされています。
そうそう、朝は自炊です。
一人旅の韓国人の方とあいさつしながらトーストとコーヒーを。

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共同リビング。
ネットもここでし放題。

最初に宿泊代をお支払いした後は、出入り何時でも自由、出発時も鍵さえ置いておけば自由、という気楽さ。

シャワーは少し使いにくく、順番待ちをしないといけないので、共同シャワーや共同部屋はいや、と言う方にはお勧めしませんが、、、、。

その不便さを補ってあまりある、昼は植木の木漏れ日を、夜はしっとりし五月の夜気を、楽しむ伝統的韓屋にお泊まり、すてきでしたよ。(宿泊費も超お得)


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地図
ちなみに最寄り地下鉄駅は3号線・安國(アングッ)駅。(仁寺洞の北です)