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お茶と着物・2 Feed

2011年9月26日 (月)

巡る月を愛でる初茶事

少々失敗はあれど、なんとか初のお茶事をのりこえました。

とてもうれしい。
自分で茶事ができたことが。

でも今回は、家と茶室を設計してくれたI君のお手伝いなしにはここまでできなかったです、ハイ。
ほんまにありがとう。有能な助っ人に感謝です。
茶室は使われてナンボ、使ってみてナンボですから、是非今後の茶室設計にいかしてくださいませ。


今回、初めてのクセに一人前に茶事のテーマをそこはかとなく、ちりばめてみようと思い立ち、なににしようかな、と。

お正客は裏千家の教授の免状をもっている友人なのですが、彼女に以前頂いたこの京焼茶碗を薄茶に使おうと思って、この三日月みてひらめきました。

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そうだ!
月だ。
仲秋の名月は過ぎたとはいえ、まだ来月には豆名月(十三夜)があるではないか。


テーマはあからさまではなく、そこはかとなく、、、が理想。
そしてお客さんに読み取ってもらえればなおうれしい。

さて、茶事のお客様をお迎えする前の水屋は大忙し。

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水屋スタンバイOK!

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蹲居もOK!


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露地もOK!
(この日は結構暑く、水をまいてもすぐ乾いてしまうので、何回も水打ち)

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後座で巻き上げる簾もOK!

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なんとな〜く苦手でどうしようと思っていた、煙草盆の火入れ、なんとI君、完璧に仕上げてくれているではありませんか。
亭主の立場を忘れて「らっき〜happy02」。

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灰型も(ま、なんとか)OK、、、、coldsweats01

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この秋、最初で最後の単衣でお客さんのご到着を待ちます。


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まずは玄関で虫籠から逃げ出した風情の鈴虫がお出迎え。

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待合掛けは阿以波さんの京団扇。
十日ころの月に秋の野。

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書院飾り、、ではないですが、そっと小谷真三さんの倉敷ガラスも飾ってみました。

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初座。
軸は、茶室開きには絶対掛けようと思っていた、茶の道の心の師匠、久松真一の「随所作主」。

随所に主となれば 立つところ皆真なり (臨済録)

座右の銘でもあります。

さて、ここで大失敗。
「どうぞお入りを」を待っていたら、お正客さんに「釜がかかっていませんが、、」と言われましたcoldsweats02

下火がうまくつくかに心奪われ、迎え付けの前にぬれ釜をかけるのをすっかり忘れておりました!!shock

でもこれであとはひらきなおれましたわ。

まずは点心(外注)

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点心と言うより、懐石フルコースくらいのボリュームがあります。
しかも、、、
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蒸し物、向付は別についてきたので、蒸し物の汁を温める必要性が、、、。

こういうとき、狭い水屋だけでは対処できなかったと思うのですが、隣接する多目的スペース(?)の八畳がとってもお役立ち。

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初炭もなんとか下火がうまく熾ってくれて無事終了。

小間ですので、念願の座箒も初使用。


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香合は秋野、上半分の白っぽいところが月の存在を思わせる虫籠香合。


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主菓子はとらやさんの「栗小餅」。
これも満月、、、かな。
縁高をもっていないので、菓子碗に入れてお出ししたら、蓋をあけると栗の香りがふわっとしてよかった、というお言葉。
よかった。でもこれ怪我の功名?

中立のとき釜を上げたら、われながら見事に炭が熾っているので、とてもうれしかったです。
なにしろ一番の懸案でしたから。


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これでアツアツの濃茶が練れそうです。

いつも炭をあつかい慣れている方にはお恥ずかしいのですが、なんとかこれで今後も電熱にたよらないお茶ができそう。


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後座のおしらせは、ひいらぎ様からお借りした銅鑼で。
銅鑼の音はよいですね。
余韻を楽しみます。


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後座では軸は片付け花を飾ります。

じつはこの花器、満月に見立てて。

花は山芍薬の実と薄。

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なにかインパクトのある花がほしい、でも花の端境期であまりない、、、と最後までなやんでいたのが花でしたが、ある花屋さんで見て、これだ!と思いました。

春先に咲く、可憐な白い花から想像できないくらいの実でしょ?


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点前座。

なんと濃茶も(だまができず)われながら良い煉り加減、むふふ。
いや、お茶(上林の初昔)自身の手柄でしょうか。

続き薄で先ほどの三日月の茶碗、ほどよい華やかさの秋の茶碗をおだししました。

実は写真に取り忘れましたが、お干菓子は亀廣保さんの、すはまのエンドウ豆、打ち物の菊を。

豆=そう、豆名月のおまめさんのイメージで。


とどめは、、、、この蓋置。


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うふふ、、、
月に住むのは兎ですものねえ。


I君にも入ってもらって、薄茶席はなごやかに、茶席の由来などもお話ししながら。

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なんとか無事に亭主をつとめることができました。
I君の手助けと、なによりよいお客さんに恵まれましたので。

教授のY様、席中でのご指導ありがとうございました。
あ、でも高校の同級生なんで、実は同い年coldsweats01

遠くからおいでくださった、そらいろつばめ様、
やっと昨年おまねきいただいた茶事のお礼ができたでしょうか。

前社中のなかで一番茶道に熱心で、一番お茶を熱く語れるW様、
今回は2回目(前回はお茶のみ)のご来席になりました。

よいお茶友にめぐまれたことに幸せを感じます。
(あ、今度は是非招待してね。なにげにリクエスト)

ちょっとだけ変な?自信をつけたので、また茶事、どんどん開きますわよ。(たぶん、、、)
それにしても茶事の楽しみは亭主7に客3とはよくいったもの。
あれこれ悩むのも楽しみのうち、と悟ったのでした。

殺伐たる日常のあいまに、こんなふうにみやび・ふりゅうを愛でる世界をもてることはなんと人生を楽しくすることか。

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(そらいろつばめ様のみごとな綴帯。お義母様のものだそうです)

お茶事がすんでも、お三方ともお互いに初対面でいらしたのに、話がはずむこと、はずむこと。
これもお茶という共通言語あってのことですね。


2011年9月19日 (月)

The Road to the 茶事

、、、というほどたいそうなことではありませんが。coldsweats01

今回は懐石は外注するので、(多分)大丈夫。
(自分で手作りの懐石をお出しできるのはいつの日でしょうか、、、、)

お招きした方々もみなさま、私より茶人としては先輩でお茶名をお持ちの方ばかりなので、へまをしても胸を借りるつもりで。
水屋の方も有能なお手伝いさんをゲット。

露地の掃除は前々日・前日勝負!

でもね、、、、

一番の問題は、炭がちゃんとおこるかどうかなんですよね。

風炉の灰と炭おこしのシミュレーションをして、問題点がぞろぞろ、、、、shock


まずは手持ちの風炉に灰をいれてみましょう。

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底に奉書を敷いて、底瓦を設置。

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底取りで灰をいれていきます。
間の封筒は何かって?

ふふん、これが以前いった灰型講習会でおそわった秘伝(?)です。
こうしておくと、風炉とのすきまに灰がこぼれないのです。

ざっと二文字押し切りを作ります。
ざっと、ですよ、ざっと。(いいわけ)coldsweats01

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実は手持ちの風炉は、現在おそわっている灰型教室のものよりやや小さいことが判明。
使い慣れた灰匙が五徳とのすきまに入らない、、、、
少し小さめの灰匙を使うとへんに筋がはいるし、、、、
本番までに少し練習しておかねば。

とりあえず、見える前面だけもなんとかかっこつけないと。


そして炭がついてなんぼですので、種火を入れてみる。

sad!!
家庭用のガスレンジには安全装置がついていて、炭おこしをのせてしばらくすると火が消える!

えらいこっちゃ!
ではカセットコンロはどうか。
これも炭火自体が発熱するので、最悪ボンベ破裂するため「使用しないように」と。
これまたえらいこっちゃ!
ど〜しよう。
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ちなみにびびってちょっとだけ熾した炭だと、このように、、、、、消えちゃいました〜!crying


、、、、と思っていたら、お茶の諸先輩方から貴重なアドバイスを。
ま、これはここに書くとちょっとアレcoldsweats01なので書きませんが、なんとかなりそう。


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そのアドバイスにより、、、ちゃんと炭、熾りました。
紫色に見えているのは高熱だからなんですよ。


お茶事のメインイベント、濃茶をねるにはやはり熱いお湯が必要。
そこが一番の問題。
あと炭点前でちゃんと火が熾るのかどうか、、、

なにもかも初めてづくし、失敗も多々おこるような気もしますが、とにかく前進あるのみ。
一度これをのりこえたら、楽しい茶事の世界を思いっきり楽しめそうな気がします。

今でも、水屋にこもってあれこれ道具あわせをしたり、使いやすいように考えるのは楽しい時間です。

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あれやこれやでひっくり返る水屋。

水屋仕事というのは本当に大事。
お稽古場によっては炭をさわらせてもらえないところもあるようですが、さいわい釜の片付け、消し炭の処理までやらせてもらえているので、これはありがたいです。
日ごろから裏の仕事まできっちりやっていないと、茶事はできないなあ。
まさしく禅僧の作務のようなもので、これも修行と思えば。

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この茶事のために買った塵箸。
露地の塵穴(ゴミを入れるための穴ですが、実際は使いません。精神的な清浄をあらわす装置・利休さんはこれに見事な椿をいれはったとか。)にいれておくのですが、青竹が基本。(毎回新しいものを用意する)
でも昨今青竹入手はむつかしいし、買えばけっこうなお値段。
なのでこんな年中青いcoldsweats01ニセ青竹の箸を。えへへ。

ついでに煙草盆の火入れの灰もシミュレーション。

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うっ、、、火箸のギザギザが。

前途多難、、、なんて言ってる場合じゃないのですが、本当は。coldsweats02

茶事の準備のために本当は仕事休みたいよう〜。(無理だけど)


2011年9月17日 (土)

弘道館〜茶席菓子展「京菓子から歴史を考える〜若冲〜」

いちどお邪魔してすっかり魅了された洛中のお屋敷があります。

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KBS京都の北を西に入ったところ、上菓子の老舗、老松さんが保存・維持してはる大きなお屋敷、弘道館です。

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長い玄関先のろうじを振り返ったところ。

その建物だけでなく、こちらでは、ギャラリーの他、和菓子のみならず日本の伝統文化に関連したイベントや、講演会をたくさんやってはって、なかなか楽しいのです。
そうそう、月釜や、茶事などもあるんですよ。

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19日までのイベントは、「京菓子から歴史を考える〜若冲〜」。


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お、玄関脇のこのなんとも不思議でとぼけたオブジェは、、、夢風庵様の陶芸のお師匠さん、脇山さとみさんの作品では。
昨年5月こちらで作品展があり、その時見たような、、、)


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入り口をもひとつはいるとこちらが有斐閣・弘道館です。
建物は大正年間に建てられた物。


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全室庭に面するという贅沢な造りで、障子を開けはなつと、すばらしく開放的な空間になります。


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さて、この開放的なお座敷に展示してあるのは老松の若い菓子職人のみなさんが、若冲の絵によってインスパイアされた創作菓子の数々。

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お菓子をみて、ああ、あの絵だな、とニヤリとする物や、一緒に展示されている若冲の絵と比べてなるほど、と思う物まで様々な力作がならびます。

そのうちのいくつかをご紹介しましょう。(小さく添えられているのが若冲のオリジナルの写真です)

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「菖蒲と蜥蜴」。和三盆と生砂糖製。これはこのままお茶菓子に使えそう。


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「南天雄鶏図」。寒天製。3Dです。


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左下は「百犬図」。こなし、またはねりきり製でしょうか。

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「菊花図」。
若冲の墨絵を生砂糖(?)で。
一見、あら器も飾ってるわ、と思いましたがよく見ると、このお皿、お菓子です。びっくり!


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これが一番よくできているかな、と思った作品。
若冲と言えば、すぐに出てくる「群鶏図」、それをこういうメタファーできたか!

☆参考


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さらにサプライズはこちら。


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そう、あの若冲の「鳥獣花木図屏風」の有名な白象!
あれは方眼の目の中に彩色してありましたが、こちらは、、、、


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一つ一つが老松さんの看板菓子、「御所車」ではありませんか!
いやあ、これには感服いたしました。


そしてさらなるお楽しみは、日替わりのミニお茶会なんです。

薄茶席だけでなく、薔薇の茶会なんて魅力的な名前の茶会から、こども茶会、珈琲茶会など。
この日は中国茶会でした。

しかも私とあとお一方だけ、という贅沢な。

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七畳のお茶室にて。

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薫り高い台湾の烏龍茶。
(けっしてサ○トリーの烏龍茶といっしょにしてはいけませんよ。本物の烏龍茶とは全くの別物です!)

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聞香杯で香りを楽しみながら。


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お菓子はお亭主手作り。(なんたって本職ですから)

もう一種のお茶は浙江省の西湖龍井茶(しーふーろんじんちゃ)。西湖の周辺でとれるお茶だけがこの名前を使えるのだそうです。

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こちらは微発酵の緑茶ですので、なじみのある日本の上等な煎茶のような味です。

ちなみにこのお茶は四絶、つまり色、香り、茶葉の形、味が絶品なんだそうですよ。


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おわりに烏龍茶の茶葉を少しわけていただきました。
おうちで、透明なポットに入れて、その丸まった葉が開く様もあわせて楽しもうと思います。

もうひとつのお土産。


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老松さんの季節の上生菓子のカタログ代わりに、和菓子トランプ〜!

2011年9月 9日 (金)

炭を洗う〜本日の灰型・丸灰

日中は暑かったですが、空の色は透明になってきました。

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岡崎の疏水〜東山。

本日は重陽の節句。
この時期にいつも思い出すお気に入りの漢詩。


九月九日憶山東兄弟  王維

 独在異郷為異客(ひとり いきょうにありて いかくとなり)
 毎逢佳節倍思親(かせつに あうごとに ますます しんをおもう)
 遥知兄弟登高處(はるかにしる けいてい たかきにのぼる ところ)
 徧插茱茰少一人(あまねく しゅゆをさして いちにんを かくことを)

中国では、重陽の節句には髪に茱萸(しゅゆ:かわはじかみ)の実を刺して、親族つれだって近隣の小高い丘に登る習慣があったそうです。
故郷の兄弟達は丘に登って「一人(=私)を欠く、あいつ(=私)だけがいない」などと話しているだろうなあ、、、という詩なのです。


さて、思いついてちょっとミニ茶事をめざすことにしました。
仕事の合間をぬってちょこちょこ準備をはじめました。

あれもせにゃならん、これもせにゃならん、、、、ことが多すぎて、茶事ってこんなに大変やったんか、、、と若干後悔しつつも、もう案内状おくっちゃったしなあ。

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風炉用の炭は種火炭をいれてこんなもんかな。

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予備の炭も勘定に入れて、水洗いし、乾かしているところ。

なんで炭、洗うのかな、と思っていましたが、なるほど洗うといっぱい細かい炭の粉がついているのがわかります。
ほっておくとパチパチ火の粉が飛んで危ないからなのね。

ふと、、、、

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おお、久しぶりに見た、こんなでかいカタツムリ。

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ここんとこの大雨でうかれてでてきたのね。
普段はどこにひそんでいるのでしょう。

炭洗いのあとはこんなところでもひそかに段取り。


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さて、問題はこれですな。

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切り掛け風炉の丸灰、初挑戦!

実際は初心者なので、道安風炉・二文字押し切りにしますが、丸灰もなれておかねば。


上から見て、裾野の傾斜がどこも同じになっているか、同じ高さ、幅になっているか、夢中になって平面を作っているとなかなかわからないものです。


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側面、とりあえず完成。
前瓦の手前のスペースが狭く、難儀します。

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なぜか完成した写真がないのよ!
稽古炭をいれたところ。

はっきりいって、これでは通風がわるく火はおこらないとおもわれますsad
ぎちぎちだもんね。

曲線は、、、、むつかしいです。
次回も丸灰、がんばる予定。

お稽古の後はお楽しみの手作りお菓子にて、平花月で一服。

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うんまぁ〜!!heart01
着せ綿!

これがお家でできるなんて、、、、

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私があれだけ苦労してほとんど失敗している干琥珀もお手製です。

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こちらは、おわら風の盆にいかれたひいらぎ様よりおみやげにいただいた富山五郎丸屋の薄氷、「風の盆・編み笠バージョン」です。

(本来は不等辺四角形なのですが、季節によりいろんなバージョンがあるのです。例:

ありがとうございました。

最後に、室町二条・亀廣保さんの小芋(もうすぐ芋名月)と芋の葉。

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美しい和菓子にかこまれて、季節を感じながらいただく幸せlovely

2011年9月 1日 (木)

「古染付に遊ぶ〜日本人が愛した中国明末の青花磁器」〜東洋陶磁美術館

あ〜、えらい長いタイトル。

夏休みにでかけたベルリン、シャーロッテンブルグ城の圧巻のポーセリンキャビネット

その印象が薄れないうちに、大阪は中之島、東洋陶磁美術館でやっている古染付の展示会へ。

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例によって、中之島公会堂地下の中之島倶楽部で腹ごしらえ。
手前の煉瓦が公会堂。その向こうに美術館。

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このポスターの染付の壺がまたいいんだな。
こうやって、ひとつひとつ、じっくり見るのがやはりいいよね。
たしかにベルリンのある意味すごかったが、全体としてひとつのモンスターみたいになっていて、一個一個じっくり眺める気にならなかったもの。


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古染付の定義は、明時代末期の天啓年間(1621〜27:日本では江戸初期)を中心に、江西省景徳鎮の民窯で焼かれた青花(中国で染付)磁器で、日本に輸入されてそう呼ばれるようになったもの、、、だそうです。

白い磁器の肌に主にコバルトを原料とする顔料で模様が描かれているのですが、この顔料は「回青」とよばれ、ペルシアから輸入された物なんだそうです。
ちなみにイスラム教は回教といいますね。
だから回青の回は=イスラムのことなんですって。なるほど。

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(画像は東洋陶磁美術館HPからいただきました)

この日、少人数のグループが来られていて、キュレーターさんによるミニレクチャーを聴きながらの拝観をされていました。
時間があれば、混じって聞きたかったのですが、ちょっと時間が、、、
少人数でも要望があれば解説付き、というのはこぢんまりとした美術館だからできることですね。
(だから、ここ好き)

なんとなく耳をダンボにして漏れ聞いたところによると、、、
元時代の古い染付は、うわぐすりをかける前に絵を描いたので、線がにじんでいるけれど、その後の完成期の明代の物ではいちどうわぐすりをかけた上に描いているので、線が繊細でシャープなんだそうだ。

顔料の成分や、うわぐすりの使い方、紋様・意匠などからいつの時代の物かわかるらしいが、専門的すぎることはスルー。

ポーセリンキャビネットと違って、ひとつひとつの染付をじっくりゆっくり楽しむ。
やっぱり染付はいいわね〜。

現代の物でも、染付は好きだけれど、古い物は土の感じが柔らかくて、うわぐすりが欠けている虫食いの感じも侘びてていいわ。lovely
有名な型もの水指の古染付葡萄棚水指(これは野村美術館の)、あれにはほんとに心惹かれるなあ。

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二階の踊り場からみる大川。
大阪は水の都、この景色もこの美術館が好きなところ。

次回は9月10日から「明代龍泉窯青磁」展だし、また見に来なくては。
(ちなみに青磁の最盛期は南宋時代なので、明時代の青磁ってどんなんかなあ)


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今回は、美術館の余韻を楽しめるリバーサイドの新しいカフェバーを見つけたので、ここでコーヒーで一服。
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窓から美術館が見えるロケーション。
リバーサイドの席も、(真夏じゃなけりゃ)いいわよ。

2011年8月30日 (火)

灰型と茶壺飾結び

さてさて、灰型の二文字押し切りもいよいよ一応のおしまい。

あくまで一応。
だって完璧、、、になんてあと10年はできないもの。


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とりあえず、茶事に使えそうなくらいにできればいいか。

今回新たな灰型作りアイテムに30cmプラスチック定規が加わりました。
エッジを五徳の爪にあわせて直線に切るのに、定規を上からあててみるとどこがゆがんでるかよくわかります。

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あ〜れ〜、、、
細かいところはスルーですよ、見なかったことにしてね。
時間は確かに短縮しましたけれどね。

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こちらは上級のひいらぎ様の、向一文字前谷灰。

大風炉に小振りな釜をかけたときに火が見えすぎないようにと考えられた灰型だそうです。
この曲線のエッジがむつかしそ〜coldsweats02

しかし、私が持っている釜は切り掛け風炉なので、丸灰はマスターしないといけないんです。

次回はいよいよ丸灰、五徳なし、曲線エッジに挑戦!です。

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最後にお楽しみの手作りお菓子をいただき、お茶を点てあって一服。
涼しげな葛のお菓子も、そろそろおしまいでしょうか。

秋の到来とともに、そろそろ茶壺の飾り結びの予習をしておかねば、、、

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まああと最低10年は口切りの茶事(茶家の正月といわれる11月に、その年の茶壺の口を切り、主客ともども祝う、数ある茶事の中でも、最も格式の高い茶事)なんてできないでしょうから、茶壺はよう買いません。
でも紐はついに買っちゃった!

いままでは真田紐なんかで練習していましたが、どうも長さとか、太さとか感覚が違うので。


この飾り結びはいったん口切りをした壺にほどこすもので、正面は真(両ワナ結び)、上座は行(総角【あげまき】結び)、下座は草(淡路結び)にむすんで床に飾るためのものです。


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ちなみに完成品はこんな感じになります。
(あ、私が結んだわけではありません)


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茶壺のかわりは玄関においてあった備前焼の花器coldsweats01


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いったん、結び方をおぼえると、真が一番形作りやすい。
紐の配分とか考えなくてよいので。

(、、、、と大口をたたいて、後日お稽古の壺飾付花月の真で立ち往生したのは私です、、、、shock

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これは行。
壺に紐を掛ける耳(乳)がないので、下で結びました。
これ最後の端っこの長さあわせがとってもむつかしい。
壺によって、淡路の部分の大きさも調整しないといけないし。


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草。
あはは〜、、、最後がやっぱり、長さあってません。

わらわらよってきているのは、紐をみたら遊ぶ道具と思っている方達。迷惑です!

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ついでに口紐結びも。

これもけっこう特殊な結び方です。
端っこをもって反時計回りにくるくるまわすと、するっとぬけるような結び方です。


毎年、「これで完璧!」と思うのですが、次の年のシーズンになるとまた0からのスタートになるのはなぜ???


<おまけ1>
南座前の井澤屋さんで買った水色の絽の帯揚げと、夏用の帯締め。


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着物と帯、帯と帯締め、、、、あんまりあってませんね。
コーディネイトミス!
だって、とにかく締めたかったんだもの。

<おまけ2>

社中をこえて開催されている某・花月の会へ参加させていただいています。

そこで茶歌舞伎之式(花月のひとつで、3種の濃茶を喫して種類をあてる)をされ、そのときの執筆さんの「茶歌舞伎之記」がすばらしく達筆なので、コピーを頂戴いたしました。

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これは一番正解をだした人に与えられる記録なんです。

いやあ、、、自分が執筆(記録係)になったら、すごいカナクギ流なので、だれも欲しがられないんじゃないかと思いますdespairおはずかしい、、、

2011年7月23日 (土)

灰型〜梶の木

いよいよ灰型、二文字押切り3回目です。

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う〜む、、、、あまり進歩がないような、、、、

ただ、いままでは出たとこ勝負で形を作っていましたが、今では作る前に頭の中にこういうラインでこういう形、という設計図が描けるようになった気がします。(ただし施工はうまくいくとはかぎりませんcoldsweats01


相変わらず五徳の爪の周囲、前瓦の端、がシャープにいきません。

ご指導いただいている先生のは灰でできているとは思えないくらい、エッジがシャープなのですが、その境地まで果たしてたどりつけるのでしょうか。


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灰型は火が熾ってなんぼ、なんですが実際火の付いた炭をお稽古で入れるわけにはいかないので、炭だけおいてみました。
まあ、なんとか置くことはできました。
これも教えていただかなければ、形だけに満足して、胴炭がはいりませ〜ん、、、とか釜の底、思いっきりごりごりゆわしてます、、、ってことになっていたと思う。

せっかくなので、鉄風炉ではないのですが、掻上げの練習もさせていただきました。


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火箸を両手でもって下から上へ、掻き上げてつくります。


(真ん中のみだれは炭をおいた後なのでお見苦しいですが)

う〜む、、、これもテキストなんかのイメージとだいぶん違うわね〜、、、
まっすぐならないし、線の太さもでこぼこだし、、、

掻上げは本来、鉄風炉ややつれ風炉など、わびた風炉に使うもので、流水をあらわすため坎(水の卦)は書かず、捲灰もしないのが約束になっています。


さて、灰型のあとはお楽しみの先生の手作りのお菓子。


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この日は大徳寺納豆入りの琥珀羹。

亀屋則克さんの蛤にはいった「浜土産(はまづと)」を思い出します。


寒天でこの透明感をだすのはむつかしいのに、口溶けもよくほろほろで、大徳寺納豆の塩味がアクセントになって、おいしかった〜lovely
これをいただいて、平花月でお茶をいただきました。
ごちそうさまでした。


旧暦の七夕はまだですが、七夕と言えば梶の葉を思い出す方もおられると思います。
昔は七夕の短冊の代わりにこの葉に墨で和歌を書いたとか。
葉にびっしり生えている密毛が墨をとらえるので、字が書きやすいのだそうです。

お茶の方では、葉蓋(水指の蓋の代わりに梶の葉などを使う酷暑のあつかい)によく使われる葉です。
なので庭に1本、梶の木がほしいと思っていました。

たっての願いに造園屋さんが茶庭の裏に1本苗を植えてくれました。

なんとか冬をこして春先には葉芽がふいてきたのですが、、、、

ないっ!
葉っぱのあの特徴的な切れ込みがないっ!

これほんまに梶なん???と思っていましたが、ちょっとだけ分葉しているのもあります。

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右上の1枚だけね。

調べてみると一般的に梶の葉は分葉しない葉っぱも多いそう。
もうちょっと木が成長したら、かっこよく切れ込みがはいるのかなあ、、、

ちなみに近所の空き地に生えている雑草。
名前は知りませんが、こちらの方がよっぽど「梶の葉」みたいだなあ。


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さて、先日八坂神社でいただいてきた木槿「祇園守」、梶の木のお隣に地植えにしました。


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おお!
これはつぼみでは!

今年早速咲いてくれるのかなあ。
楽しみhappy02

2011年7月10日 (日)

高台寺・傘亭でお茶を

暑いです。
京都だけじゃあないんでしょうね。


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ノウゼンカズラはこの暑さにもまけず元気そうです。

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円山公園。
東山も暑さに煮えていそうです。

あら、でもこの階段を登ると、小高くなるためか、すこし涼しい。

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ここは高台寺。

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こちらには吉野太夫を身請けした灰屋紹益の愛したといわれるお茶室、遺芳庵があります。
明治時代の移築とか。
どういういきさつでここにきたのか、不明。

この大きな窓が、吉野窓といわれる窓。
吉野棚という、茶席で使われる棚には、この窓の意匠がいかされています。

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お向かいの茶室、鬼瓦席の前では、この暑い中、お庭のお手入れのかたが、、、
ご苦労様です。

それでも方丈の中は涼しい風がとおります。

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あら、ここから霊山観音が見えるのね。

いつも来るときはライトアップの時で、夜だったから気づかなかった。


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見えにくいですが、お庭にはネジ花がたくさん咲いていました。

御霊屋を通りすぎて、どんどん登ります。

一番高いところにあるのが、重要文化財の傘亭と時雨亭。

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時雨亭の二階を見上げたところ。

土間廊下でつながれている傘亭、時雨亭は、伏見城の遺構を移築したとか、利休のデザインであるといわれますが、ほんとうのところ、確証はないようです。


それでも、ねねさん(のちの高台院)と秀吉がふたりだけのプライベートをここですごした、と想像した方が楽しいですよね。


ふだんこちらは外からしかのぞけないのですが、今回の震災の被災者チャリティーとして、現在中に入ってお茶をいただくことができます。(〜7月18日まで)


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時雨亭の一階は待合いになっています。


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土間廊下をわたって、傘亭の中へ。

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傘亭の名の通り、傘の骨組みを内から見るような屋根の竹・葭組みです。
ここまでは普段でも外からのぞけますが、中の間に座ることができたのは感激です。

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右手の竹の跳ね上げ戸の向こうは、伏見城では池だった、ということになっており、池で水遊びした後、太閤さんが舟をつけて傘亭にはいり、ねねさんとお茶を楽しんだ、、、、というイメージ。


左手の奥にはかまどもみえています。

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お菓子は千成瓢箪の薯蕷。

ここではお点前をしたのではなく、奥のかまどでどなたかが(利休さんだとさらに面白い)点てたお茶を楽しんだようです。

一段高くなっている場所に秀吉がすわったであろう、といわれていますが、この日は「太閤出陣図」の軸がかかり、太閤の馬印、千成瓢箪の置物、堆朱の天目台にのった天目茶碗が飾られていました。

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われわれへのお茶も、天目台に載った天目茶碗なので、すっかり太閤気分(?)

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傘の部分は何度も張り替えたでしょうが、この木製の部分は当時のままだそうで、ちょっとなでてみて、往時を想像するもまた楽し。

建物の傷みがはげしいので、こういう特別な時しか中へは入れませんが、昔はこちらで実際お茶会をされたこともあったそうです。
それにしても貴重な体験をさせていただきました。

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傘亭を出ての帰り道、市内をみおろすこの竹林は、下界の暑さがうそのような涼しさでしたよ。


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おお、そういえば、この日偶然にも私が持っていた扇子は瓢箪でしたわ。(by 宮脇売扇庵)


下界に降りると、、、、やっぱりあち〜〜shock

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なので、高台寺都路里で、こんなものを、、、、

これがまたでかいかき氷で、さすがの私も完食できず半分でギブアップ。

その足で祇園さんまで。

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能舞台で、アルバイトとおぼしき若者が傘に造花を取り付けているところをみかけました。
祇園祭グッズとは思いましたが、「これ、なににするん?」とたずねたところ、「さあ???」

おいおい、、、、、

思うにお迎え提灯(7月10日)の時に使う傘の飾りかと。
左手の黒いタイヤのような物はみんな提灯でしたし。

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私の中の、祇園祭ムードももりあがってきましたよ〜。


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さて、この日わざわざこちらへ来たのは、、、、


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これこれ。

移住前から、京都に引っ越したら是非手に入れよう、と思っていた祇園守(白い木槿)の苗。
茶花としてもこの季節、とても涼しげだし。


問題は、、、、ちゃんと育てられるかどうか、、、なんですがcoldsweats01


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地植えにすべきか鉢植えにすべきか、、、それが問題にて候。(←アニメ「へうげもの」風に)

2011年6月28日 (火)

拾翠亭チャリティ茶会

朝も早いというのに、御所の緑陰は涼しげに見えますが、、、、

暑っ!!!
、、、な一日のはじまり。
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梅雨はいったいどこへいったのせうねえ、、、

事のはじめは、やはり御所のお花見酒宴。
義援金を集めるためにチャリティ茶会をしよう!
そうだ!しようしよう!

と、、、すっかりお酒で気持ちが大きくなっていた私たちは、その場のノリだけで賛同したのです。

数日もしないうちに拾翠亭の場所をおさえたから、というもちや様の言葉に「え?マジ?」

そこから2ヶ月、メンバーかき集めから始まり、参席者募集、お菓子の選定、器の選定、手順の確認、役割分担の確認、などなど、これをほとんどメール、電話だけのやりとりでやりとげた、というのはある意味スゴイ。

おそるべし、もちや人脈coldsweats02、計10名。


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丸太町の喧噪がウソのような御苑内南西の緑にたたずむ拾翠亭
旧九条家別邸です。


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当日朝からしか使えないので、お掃除組、荷物搬入組とわかれて第1席がはじまるまで文字通り大汗をかきつつおおわらわ。

水屋の設営、床の準備、釜の準備、着付け、、、、適材適所とはこのことか、と思うくらい手際よくできたのです。

みなさん、それぞれ違う本職をお持ちの異年齢、異職業集団で、しかも中には初顔合わせ、というメンバーもたくさんおられたというのに、このツーカーぶりは、いったいなんなんでしょう。
(またしてもおそるべし、もちや人脈)

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こちらスタッフ控え室にした拾翠亭の二階です。
九条池に面して涼しいかと思いきや、風がそよとも吹かない蒸し暑さ。

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一階の十畳の茶席も準備OK。


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水屋もスタンバイOK。

なんとお抹茶は超高級なものを二カ所(福寿園I様、かねまた茶園谷口様)から寄付たまわりました。
これがまたどちらも、やわらかくてまろやか、とてもすばらしいお茶だったんです。
お客様はこの会費でこんなお茶がのめるなんて、、、と思われたのでは、とひそかに思っております。

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床前の延長コードが若干めざわりですねえcoldsweats01

でも拾翠亭は火気厳禁なので電熱風炉。
(ある意味助かりました。灰型できへんし、炭のめんどうまで見る余裕も経験もないし、ラッキー!)

軸は東大寺管長であらせられた清水公照さんの書。

「坐(すること)久(しければ)烟雨収(まる)」

まあ、読める人はほとんどおられんでしょう、、、、の書。

どんな困難も、悲しみも、終わりは必ずある、というふうに解釈し、この茶会のタイトルとさせていただきました。


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花器は、岩手の南部鉄瓶の見立て。
花はテッセン、利休草、青楓。たっぷり露を打って。

また、これが生けるセンスのあるメンバーがいるんだなあ。
すばらしい!

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主菓子は千本玉寿軒さんの葛焼き、銘を「願ふ」とつけました。(銘は好きに付けて良い、とお許しをいただきましたので)

青楓はわが家のもの。
(御所にはいっぱい楓の木はあるんですが、勝手に切ってしまうと器物損壊を問われそうで、、、)


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お干菓子はとりよせた仙台駄菓子。
菓子器は右のが岩手の秀衡塗り。
(ちなみに蟹のはベトナムのものです)

ほかにも避難対象区域となり、窯がすべて稼働しなくなった福島の相馬焼の茶碗など、東北にゆかりのある道具をみなでもちよりました。

計5席、時間に遅れなく、亭主・半東・お運びチーム(交代で)、水屋チーム、それぞれ八面六臂の大活躍で、こんな大寄せ茶会を開いたことなど一度もない面々でここまでできるとは、身内のことながら感動しましたわ。

お客様は、スタッフとつながり、ゆかりをたよりに声をかけさせていただき、ご賛同下さった方々です。
この暑い中をおいでくださったたくさんの方々計65名様、遠方からの方もおられ、ほんとうにありがたいことでした。

各席ともとてもなごやかで、席が終わったあともみなさま交流され、楽しんで頂けたのでは、とわれわれは自負しております。
なにより「秋にもまた開いて下さいね。」
という複数のお客様の言葉に、とても報われました。


義援金も当初の予定の倍集めることが出来、さっそく京都新聞社へぽん様がご持参くださいました。


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お役目終了の「在釜」の張り紙。ご苦労様。

終了後、後片付けも手際が良いのなんのって、皆様本職もきっとこうなんでしょうねえ。

実はお客様が楽しんで頂けた以上に、われわれも楽しめたチャリティ茶会でした。

こうして楽しみながら援助をしていけたら、細く長く続けられるのではないかと思う次第。


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最後に私の帯をちょっと見てね。(見せたがり)

神坂雪佳の金魚玉図なんです。(細見美術館蔵)

一目惚れの帯でしたの。

   *    *    *

(おそるべし、もちや人脈)スタッフ:

発案者およびわれわれをひっぱっていってくださったもちや様、畳席での亭主デビューの、ぽん様、着付け・半東ご苦労様の花咲おばさん様、光悦会ものりきった菓子盛りのプロあんのちゃん、おいしいお茶をありがとの水屋のエースI様、白一点のお茶系男子A様、受付・接客業はプロだし、、ののんち様、日本茶インストラクターなるも今回茶席裏方デビューのけいちゃん様、唯一のかれんな(あとのかたゴメンね)お運び姿がかわいかったH様、そして不肖わたくし。


ほんに、ご苦労様でした。

2011年6月26日 (日)

本日はご来席ありがとうございました

遠方から、お近くから、本日私たちのチャリティ茶会にご来席くださいましたみなさま。

ありがとうございました。
詳細は後日、とりいそぎ御礼まで。

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予定した以上の多くの方々にご来席賜り、義援金も予想以上集めることができました。
重ねて深謝する次第でございます。

2011年6月24日 (金)

夏至のミニ茶会

はるか西の方から、茶友が遊びに来てくれました。


せっかくなので、濃茶、薄茶を点てておもてなし。
なので朝からお菓子、お花の調達+お掃除、お掃除。
茶室を稼働させるには、けっこう体力も気力もいるなあ。

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待合いは、先日京都大骨董祭でゲットした燈火器を花入れにみたてたものに、庭の楓を。

短冊は、、、ありゃ、ゆがんでますねcoldsweats02

「無事是貴人」

学生の頃、座禅を組んだ彦根の禅寺にて、ご住職さんが書いてくださったもの。
当時はまだお茶をしていなかったので、何これ???
、、、の罰当たりでしたが、我ながらよう捨てんと持っていたものだわ。
この歳になってやっと出番です。


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この写真は使用後、夜になって撮った物なので、水で濡れていませんが、この蹲居も蚊に刺されながら、ボーフラにうげえとなりながら、きれいにいたしました。

蹲居柄杓も買ったしね!


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本席のお花は宗全籠にたくさん。
撫子、(水あげのやや悪い)京鹿の子、(種類知らない)百合。

なにせ投げ入れのセンスがないので、もひとつですが、、、、
籠は茶名拝領の折、前の先生から記念にいただいたもの。

軸は久松真一先生の色紙を使いました。

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主菓子は吉水園の「昼顔」。
菓子器は黄瀬戸にこれもお庭の青楓。


濃茶は先日吉田山大茶会で購入した300年の茶樹の古木からとったお茶を。(これ、とてもまろやかでおいしいお茶でした)
お薄は続き薄にて。

お道具は、きたる某所にての大寄せ茶会に出すので荷造りしてしまったので、ありあわせです。
ゴメン。

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残念ながら、まだ炭はできないので、電熱の風炉で。
茶室は「暑きときは暑きように、寒きときは寒きように」(あれ?逆?)にと、やせがまんでエアコンをつけなかったので、暑い中、だらだら汗がでましたが、それでも風がとおるとふと涼しさを感じるものですね。

茶友とは、お茶のお稽古のいままでのこと、これからのこと、をあれこれあれこれ、いっぱいいっぱいしゃべりました。
いままでこんなに長いこと話したことはなかったよね。
ほんとうに話はつきることなく、、、、


遠方なので、そうそうおでましにはなれませんが、またいつかいっしょにお茶事しましょうね。
その時は水屋を手伝ってあげる、との力強いお言葉。

あとは私の力量不足だけが問題だなあ。


母からも茶室開きのお祝いにこんなものが届きましたし、、、、

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懐石用の四つ碗に小吸い物椀。

いったいいつになったら、これ使えるの?

「ふふん、あと数年は無理。」と、贈ってくれた本人にいわれました。coldsweats02


友が帰った後は、茶室ではなくて、水屋にて独座観念。、、、、ではなくて、黙々お片付けなんですが、この水屋の空間がなんだか最近とても居心地よいのです。

2011年6月13日 (月)

平安神宮神苑・花菖蒲〜澄心亭月釜

この春、紅しだれコンサートで、うっとりするようなライトアップされた枝垂れ桜を楽しめた平安神宮・神苑は今、
花菖蒲の盛りをむかえました。

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ちょうど神苑の中にあるお茶室・澄心亭の月釜もあるようですので行ってみましょう。

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ふだんは神苑まで入られる方はそれほど多くはないのですが、今日は花菖蒲ねらいで大勢の方がカメラをかまえています。

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残念ながら、今日はデジイチではありません。

でもアップに挑戦。
この神苑の花菖蒲はすべて日本古来種だそうです。

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紫の花のヴァリエーションの向こうには睡蓮もさいているんです。

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さらに手前の黄色い小さな花をさかせているのはコウホネ(河骨)。

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ぐるっと白虎池をまわって、、、

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こちらは白い花菖蒲。

池の近くにはお茶室・澄心亭。

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こちらでは毎月第2日曜に月釜がひらかれていますが、流派のバラエティーは、京都広しといえども、ここが一番だとか。
この日は表さんどした。

同じ千家流でありながら、裏と表とでは点前がけっこう違うので、これまた興味ぶかいです。
いつもは広間を使われているのですが、この日はなんと三畳台目の小間を使ってのお席で、なかなかよかったです。

待合掛曰く、、、

六月買松風、人間恐無価 (白隠の禅書・槐安国語より)

六月(旧暦ゆえ7〜8月の真夏)にさわやかな涼しい松風は値千金以上である、、、という意味か。

この夏は節電でクーラー使用もひかえなければ。
となると自然の風を享受することも大切です。
、、、、とまあ、そういうつもりで掛けられた軸ではないでしょうけれど。

ただ残念なことにこういう大寄せ茶会ではマナーがいかがか、と思うお客さんもおられます。

後ろでみんなが待っているのに平気で、二人並んであれこれ5分以上会記の前で動こうとしなかったあなた!

それから、正客ゆずりあいのあげく茶道の作法をよく知らない方に正客をおしつけておいて、末席であれこれちゃちゃをいれる人!
ごちゃごちゃうるさく言うくらいなら、はじめからお前が正客しろよ!pout

コホン。失礼。
ちょっと興奮してしまいました。


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こちらは中神苑の蒼龍池の臥龍橋。
ここでは睡蓮が美しい。

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写真ではうまく写っていませんが、この睡蓮の根本には亀がゆっくり泳いでいて、なかなかのどかな景色です。


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このような場所が徒歩圏内にある幸せ。
秋、冬もまた楽しみです。
ただし、入苑料がちとお高いですけれど。

2011年6月10日 (金)

水無月雑記 2011

<その1> 野村碧雲荘の花菖蒲

碧雲荘さん、花菖蒲の時期に「柵内にはいるな」の立て札に、けち〜!とののしってスミマセン!!

今日はちゃんと柵内までいれてくださってありがと〜!!

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おかげで見頃の花菖蒲、堪能させていただきました。

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今日の画像はデジイチだよ〜。

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↑vivasan様おすすめのビューポイントから。

ありがとう!野村さん。happy02(なれなれしいけど、全然無関係者です)

<その2> Cafe de 505


国立近代美術館に青木繁展を見に行こうと、チケット握りしめでかけたのですが、受付嬢がすまなそうに「あの〜、このチケット、青木繁展のじゃないんですけど〜」、、、、coldsweats02

アホアホ!私のアホ!

このまま帰るのも悲しいので、チケットなくても利用できる館内のカフェ、Cafe de 505へ。


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ここは岡崎疏水べりのオープンエアの席が超人気。
桜の季節はそれこそジモティでもとれないようです。
(いつか、、とねらってはいますが)


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でも緑の季節もなかなか。

向かいの橋の向こうはすてきなお散歩コース、白川です。
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ここで一息つきながら眺めを楽しむ、、、、う〜む、マダムの気分だわ、、、、
(多分、はたからは、疲れたおばさんが一服しているようにしか見えないだろうなあ、、、、)

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デジイチ、かしこいぞ!
なんだかさまになる画像だなあ。

美術館の入場無料スペースにはこんな場所もあって、ここでも疏水の風景を楽しめます。


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すばらしいピクチャーウィンドウ。

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特筆はここの椅子。
どなたのデザインかしりませんが、もたれると、背中の部分だけが体に合わせて角度がかわる、それはそれは座り心地のよい椅子。

いつかおためしあれ。


<その3> be 京都 

大きな町家を改修したギャラリーや和のお稽古ができる施設、be 京都さん、烏丸今出川の北西にあります。


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この日はこちらで夢風庵様の勉強されているカメラ教室の作品展の最終日。

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基礎科とありますが、みなさまなかなかどうしてどうして。

デジカメが使えるようになって以来、技術的なものより、どういう景色に目をとめるか、風景をどう切り取るか、が勝負のような気がします。

技術だけでなく、感性が大切。

私もデジイチ、もう少し勉強せねば。

せっかくなので、以前来たときは使用中で見られなかった座敷を拝見。

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これこれ。
陰翳礼賛。
このほの暗さが日本家屋の真骨頂。


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そして坪庭の対照的な明るさ。

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いいお庭ですね。
かなりの分限者のお家だったのでしょうか。

これはbe京都さんからの帰り道、あたりによい香りをふりまいていたカシワバアジサイ。

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そしてD大学の学舎。

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青春のにほひやなあ、、、、


<その4>  匣・筥・匳(ハコ) 遊茶展 

堺町通り六角下ルのギャラリー、室386-3さんにて。

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御所南の漆器、蒔絵のアンティークのお店、うるわし屋さんと布作家、昆布尚子さんのコラボ展。


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2年前にあったときも行きましたが、主に茶箱のセット、煎茶のセットが展示され、しかもバラ売りOK、なのです。

見て、きゃ〜、あれほしい、これいい、、、と思ったら、そういうものはほとんど売約済み!

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前回もでしたが、初日でおそらくほぼ9割は売れちゃうんではないかしら。
平日行きがたい者には、はじめから勝負になりませんcrying

とてもいい茶器もあったんですがねえ、、、いかんせん、あなたはもう他人様のものなのね。

しかたがないので、目の保養だけさせてもらいましたわ。


<その5> またまたまた灰型

先月に引き続き、今月も某所にて灰型のお稽古。

完成品はこちら。

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え?

先月から進歩が見られない?
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でも、灰をいじっているのはなんだか楽しいです。
なかなか言うことをきいてはくれませんが。


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こちらは上級者、ひいらぎ様のつくられた丸灰。
ほ〜lovely

丸灰の作り方を初めて拝見しました。
(むつかしそ〜、、、、)

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お楽しみは灰型の後、手作りのお菓子と一服のお茶。

この日はこなしの青梅、黄味餡。
とてもきれいでおいしかった。(私は、こなしを2回作って2回とも失敗した経験が、、、、)

お点前は交代で、そして後見さんは、、、、、

「わらわじゃ。」

   ?

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2011年5月30日 (月)

(とりいそぎ?)茶室開き

実家から両親がでてきましたので、母からもらった茶道具のお披露目もかねて、プチ茶会でもてなそうと思いました。

当日はお昼頃わが家へ到着予定なので、午前中化粧もせずだらだらしておりましたら、いきなり「もうすぐそこに来ている。」と電話が。

ええ〜?!
まだお菓子も用意しとらんよ〜coldsweats02

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とりあえず、玄関はこんな花でお迎えして、雨の中、一番近くの上生菓子屋さん、平安殿さんへ走る。


道具一式は前日に用意していたので、なんとかセーフ。

雪の日にいきなりある茶人宅を尋ねたら、急な来訪にもかかわらず、茶の湯の即妙のもてなしをしたことに利休が感心した逸話を思い出します。
まあ、これは続きのオチがあるのですが、いつでももてなしができるように、釜の湯は絶やさぬこと、、はかつて茶人の当然のたしなみだったのでしょう。
現代生活でそれは無理にしても、ちょっと心得がたりませんでしたわね。(もっと早起きすべきだったわ)


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前日の水屋。

やっと水屋のこまごました道具もそろってきて、「らしく」なってきました。
それにしても本などで理解していたつもりでも、実際やるとなると本当に大変。
勉強しないといけないことが山ほどあるんです。

軸のかけ方、しまい方(あの紐のかけ方がねえ、、、)ひとつとっても中途半端でわかってなかったです。
実際体と手を動かさないとわからないことがどれだけあることか。

道具を清めて、部屋を掃除して清めて、花をあしらい、菓子を手配する。
昔は火を熾すことも、軸をかけることも日常生活の一部だったはず。

「茶道とは人間生活全体と密接にむすびついた生活様式そのもの」と、その著書、「わびの茶道」のなかで久松真一先生が書いておられた言葉の意味を身を以て理解したような気がしました。


”狭隘なるささやかな住居の中で、宗教的にも、道徳的にも、礼儀作法的にも、芸術的にも、食事から掃除に至るまでも、良く洗練された文化的生活”なのです。”(「わびの茶道」より)

禅僧の作務もまた然り。
house choreをこなすこともまた修行。

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濃茶と続き薄でもてなすことに。

あ、風炉は今はまだ電熱ねcoldsweats01

点てる方も洋服で、足が悪い母のために少々作法とちがう仕儀にあいなりましたが、それでもこの茶室で初めて茶で、人をもてなしました。
なので、一応記念すべき「茶室開き」なのです。

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軸は久松真一(抱石)の「松老雲閑(まつおいてくもしずか)」。
臨済録から。
「曠然自適(こうねんとしてじてきす)」と続きます。

両親の老境、かくあれと。

花は原種に近い小振りのテッセン。(三条京阪のお花屋さんでもとめました。けっこう茶花に使える花材おいています)

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お菓子は「水牡丹」(平安殿)。

いずれも母が使っていた茶道具でもてなすことができてよかった、と思います。

パソコンに今日の記念すべき初茶会の茶会記を記録していれました。
「しぇる屋会記(?)」がこれからどんどん増えていきますように。

それにしても、お茶の道は険しいのう、、、、


2011年5月28日 (土)

またまた灰型(悪戦苦闘中)

季節毎にちがう表情をみせてくれる岡崎疏水の風景です。

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緑がすっかり濃くなってきました。
「木下闇(こしたやみ)」は6月の季語だそうですが、まさしくそんな感じ。

市立美術館前をバスで通って、「え?あれ何?」と思ったのがこちら。
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この白い雪が積もったようなこの木は?

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うわあ、、、これ山法師(ヤマボウシ)だったんだ!

こんなにびっしり花をさかせているのを見るのは初めて。

宝塚の庭に植えていた、10数年のあいだに合計で10輪も咲かなかった山法師を思い出してしまいました。
なんであんなに咲かなかったのか不明ですが、こんなに咲いているのもめったにないですよね。

ここに山法師があったなんて、咲いてみなければわからなかった。
また、新しい見所ポイントを発見。

それはさておき、風炉の灰型、淡○会の1日講習は受けたものの、自分一人でやろうとすると細かいところが全然わからなくて、ちょっとなげだしておりました。

そんな折、いつもコメントをくださる、ひいらぎ様がご紹介くださり、某所にて灰型の練習をさせていただけることに。


ひいらぎ様とは初対面でしたが、ブログでのおつきあいは長いので、全然初めてお話しする、という気がしませんでしたの。
いつものことながら、不思議ですね。

二文字押し切りをマンツーマンでご指導は受けたものの、やはりなかなか思うようにはいきませんねえ。
灰匙が悪い!、、、、と灰匙のせいにしてゴメン。coldsweats01


灰をさわっているときは、ほんとうに集中、です。

こてこて細かいところを直しているとかえってでこぼこになりますし、失敗したら直そうと思わずに,灰を崩してやり直した方がいいみたい。

私が悪戦苦闘しているなか、ふとお隣をみると、ひいらぎ様、手早く美しい。さすが〜。


それでも今回、わたくし五徳のまわりの作り方がやっとのみこめました。(理屈はね。実際は上手にはできません、、、)


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手前の五徳の爪まわり。(うぎゃ〜、なんてひどいでこぼこなんだ1)


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向こうの爪のまわり。

で、なんとか1回目作品がこちら。

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これを見て、私の方がまし、と自信を持たれた方も多いことでしょう。
まあ、これが原点、ということで、今後さらに毎回改善されていく様子をブログでアップする予定。
(ウソです。多分、あまり上手になるような気がしない、、、、)

ただ練習あるのみ、というのはどんな技能にもいえることですが、10年たってもこんなもんかもしれないわ。
丁寧なご指導にもかかわらず、やはり才能ってやつがねえ。

でも灰をさわっているときは、無心の境地、やはりこれも修行なんだ。

それにしても先生の灰型の美しいこと、、、、ほ〜lovely


1時間半ほど悪戦苦闘したあとは、交代でお茶をたてて一服。
先生の心づくしのお手製きんとんです。

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しっかりつくね芋の味がして、見た目だけでなく、お味もプロ級で、もう感激でした。

真剣に日常からお茶に関わっておられる方のお話を聞いたり、ご一緒させていただくことはとても励みになります。
なにより茶の湯という共通言語で語れることはとても楽しい。

なので、引っ越しをいいわけにさぼっていた、自宅での灰型練習、また始めようっと。
お点前のお稽古もね。

ひいらぎ様から、ご自宅であまっていた、と天目台、茶通箱もいただいたことですし。
(ありがとうございました)


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いままでは、天目台の代わりに茶托、茶通箱の代わりに紙箱を使っていましたので、これでお稽古も力がはいろうってもんです。