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大阪さんぽ Feed

2009年9月16日 (水)

北浜〜レトロなカフェ2軒をはしごするワザ(?)

お昼にちょっと動けるようになったので、地下鉄を駆使して大阪散歩をはじめました。

大阪で仕事をはじめて、通算すると10年近いのに、梅田周辺しかしらへんって寂しいし、もったいない!

で、まずは近場で、4、5年前にできてあっというまに評判になったパティスリー五感さんの北浜本店、カフェやランチもできる2Fのカフェを。

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こちら大正年間に建てられた、奈良ホテルで有名な河合浩蔵設計の旧報徳銀行大阪支店。

有形文化財です。現在はオーナーの名前をとって”新井ビル”になっています。

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ご存知の方はご存知、こちらカフェもなかなか人気で最低30分待ち、という事が多いのです。

時間をつぶしてはもったいのうございます。

そこで、裏技を。(というほどたいそうなもんじゃありませんが、、、、)

とりあえず順番取りの名簿に名前をしっかり記入。

だいたい30分はかかりそう、と読んだらそのままお店の外へ。

そこから北へ、土佐堀川にむかって徒歩約500mほど。


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あのビルの谷間の(見えますか?)小さなお店へGo!

ビルの谷間にがんばっている姿が泣けます。(ディズニーの「小さな家」というアニメを思い出すのですが、これがわかる人もまた古いですcoldsweats01


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こちらも有形文化財、さらに古い明治年間に建てられた英国風建築物。


株仲買商の商館だったそうです。(この北浜、大阪証券ビジネスの中心地、この向かいにはでっかい大阪証券取引所の建物があります。)

現在は大規模な保存改修工事を経て、『北浜レトロビルヂング』、通称「北浜レトロ」という紅茶館に。

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入り口からしてこのレトロなタイル張りが粋じゃありませんか。

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1Fは英国紅茶や紅茶関係の雑貨を扱うお店です。

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手すりがアートしている階段を登ると2Fはカフェになっています。

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う〜〜んlovely、すてきな大きな窓!

ビクトリアン時代の英国のお家にお邪魔しているような雰囲気。

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建物の裏はすぐ土佐堀川、向かいに中の島公園のバラ園、というすんばらしい眺めもごちそうですよ。

まずはお昼の腹ごしらえをこちらでします。

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ミックスサンド!

え?これ1人前?、、、、coldsweats02

どう考えてもこれを1人でいただくのは無理!

だいぶん頑張りましたが、いかんせん、20代の胃袋のようにはいきません。4分の1ブロック残しました。

店内にいらしたお若い方は、3段トレーのアフタヌーンティーセットを余裕でたいらげておられました。うらやましい、、、

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1Fの紅茶のお店でLawleysの缶入り紅茶を買って、ここで約30分。

で、五感にGo Back!

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大きな吹き抜けが元銀行の名残を感じさせます。

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順番は、いい具合にあと2番目になっています。

待つ事5分くらい。こちらでは昼食もとれますが、やはりデザートを。

1Fの店舗でお菓子を選んで、2Fのカフェスペースで待ちます。

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カフェはいくつかの部屋に分かれています。銀行の頭取さんの部屋とかだったのでしょう。


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こちらのお部屋でいただきました。

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なんと頼んだのはまんなかの豆腐花(豆乳のプリンのようなもの)だけなんですが、ケーキ1つのお値段で、左の桃のシャーベット、右のコーヒーロールがついてくるんですよ。なんだか得した気分。(500円以下!)

さすが大阪、商売上手!

完食!(サンドイッチ完食できなかったのに、甘いもん別腹とはよくいったもので、、、)

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2Fの吹き抜けから下のお店を見下ろしたところ。ひっきりなしにお客さんがこられます。

スタッフの方の接客もとてもよく教育されているな、と感じました。


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帰りに通用門のほうから中をのぞいてみましたが、こちらはきっと建った当時のままの階段でしょうね。

こういう形で息を吹き返して、このビルジングも喜んでいるかもしれません。

、、、、、というわけで、時間を節約して、余裕で2軒はしごできた顛末でございました。

大阪の町歩きも楽しゅうゴザイマスhappy01


    *    *    *




2009年8月30日 (日)

さよなら心斎橋そごう

長堀から心斎橋まで、全長730mの地下街、クリスタ長堀です。


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大阪市の第3セクターとして鳴り物入りで出発しましたが、多くのものがそうであったように、財政のお荷物になって破綻した後、現在は民間会社が運営しているそうですが、土曜日の午後にこの閑散とした感じ、、、、大丈夫かな?

(なんとなく京都の御池Zestを連想させる、、、、あれも第3セクターですよねcoldsweats01

心斎橋でめざしたのはこちら。


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8月31日をもって営業終了する心斎橋そごうです。


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心斎橋はそごう創業の地なので、関係者は忸怩たる思いがあるでしょうね。

平成12年、一時閉店しましたが、その五年後、リニューアルオープン。

その時のCMが、おかっぱ頭でレトロ着物を着た宮沢りえちゃんで、コピーが「お遊びに、お買い物に」(だったと思う)。

とても印象的でかわいかったので、早速行きましたよ(ミーハー)。

あれからまだ4年しかたってないのですねえ。

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カウントダウンセールで結構な客入りでしたが、土曜にしてはいまいち少ないかな、、、という印象。

ここらへんはやはり景気の影響でしょうか。

私がお気に入りなのは、昭和初期のレトロタウンを再現した11Fの心斎橋筋商店街

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和をテーマにした趣味のお店がたくさんで、ぶらぶら歩きも楽しいのです。


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呉服屋、アンティーク着物、紙細工、竹細工、布細工、骨董、などなど、私好みのお店がずらり。

以前、ここの古着屋さんのひとつで、一目惚れして買った縮緬の帯、とてもお気に入りで重宝してます。


そういえば、そごうの創業は明治の初め、古着商からの出発だったそうですね。

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この呉服屋さんは天井が梁のむき出しになっていて、ここは京都の町家の呉服店かしら〜?と錯覚してしまいます。

レトロ感がこの場所にぴったりだった丸福珈琲のかふぇもあり、こちらには行列が。

残念だな〜。ここがなくなるのは。

でも、この建物はおとなりの、長い間のライバル、大丸のものになるようですが、今後どんな展開をするのか、興味はあります。


さて、竹籠花入、オールドノリタケ、古伊万里、、、欲しいなあ、と思う物はみんな閉店セールのわりにはお安くなっておらず、あきらめて、、、、

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こちらのお店、岩田蒲団店。(実は天保年間創業の京都の寝具メーカー、イワタなんですが)


手に入れたのはこちら。


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長さは普通のふとんと同じ。ただし、幅が半分、その名も「鰻の寝床ふとん」。

お昼寝用にぴったりなんだな、これが。

カバーは木綿ですが、柄は名物裂なのがおもしろい。花兎紋や利休梅、刺し子風や間道など色々ある中から選んだのは、更紗風、葡萄唐草のもの。

それから地下のお菓子売り場をひやかして、鶴屋八幡の琥珀糖を。


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夏でもなく、秋でもない季節に微妙ににあう色です。


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そして、心斎橋そごうにさよならです。

大阪ではキタもミナミもデパート戦国時代にはいったようです。

昔ながらの創業地で堅い商売をする、というのはもう時代遅れなんでしょうかねえ、、、


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(ミニ剣山を買ったので試しに花をさしてみました)

2009年8月28日 (金)

大阪・本町あたり〜平岡珈琲

用事ででかけた本町あたり。


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青い銀杏並木の御堂筋です。

このあたり、大阪のビジネスの中心、どっぷり船場。

いわゆる浪花言葉とは船場で使われていた言葉をいうそうで、「細雪」の世界ですね。


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浄土宗本願寺派、本願寺津村別院。

大阪の門徒さんの祈りの場所、通称「北御堂さん」。

(少し南に真宗大谷派難波別院・通称「南御堂さん」があって、淡交会の研究会はここでおこなわれています)

あまり時間の余裕がなかったのですが、ここまで来たのだし、湯木美術館へでも行こう!


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おお、ここじゃここじゃhappy01

数年前世間を騒がせたことが記憶に新しい吉兆ですが、その創始者、湯木貞一の茶道具のコレクションはすばらしいのです。

ありゃりゃ?coldsweats02


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あちゃ〜、、、、休館中だったのかあ、、、

こういうパターン、なんだか良く繰り返しているような、、、。ちゃんと調べずに思いつきで来るからいけないのねweep

来月のリベンジを誓う!

でも、このあたりには一度行こうと思っていた例の喫茶店があるのでは、、、、、(すぐ立ち直る)


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あった、あった!ここは、やってる。
平岡珈琲店

自家製ドーナツがおいしいと、ハンブルグにお住まいのヘルブラウ様におしえていただいた、お店です。

大きなビルの建ち並ぶビジネス街にひっそりとある喫茶店、家族経営されているお店です。


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これがうわさの自家製ハードドーナツ。

かりっとしておいしく、これがまたどっしりとしたコーヒーにあうんだなあ〜。

こんなコーヒーらしいボディのしっかりしたコーヒー、久しぶりに飲んだ!

小さくて手狭な店ですが創業はなんと大正10年だそうです。椅子もテーブルもレトロ感があってよいですよ。

2代目のおじいさんがカウンターに腰掛けてのんびりTVをみておられるのも、緩やかな雰囲気をかもしています。カウンターの中でせっせと働いているのは3代目さん。

奥様、おばあさんもいっしょに働いておられます。

と、入ってきた中年のカップルさん。ドーナツとコーヒーを早速たのんで、

「ここくるの10年ぶりです。カウンター新しくされました?」と。

長い間、環境や時代がかわっても変わらずにあるもの。

ここは都会のなかの小さなオアシスですか?


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記念にマッチをいただいて帰りました。

ここを出て、御堂筋に面した場所に、こんなところも発見。

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一瞬、スタバのマークの色違いか?と思ってみると、

「ドリンク各種 ¥0  おかき各種  ¥0」

おお、これがうわさの(?)7月オープンしたばかりのフリーカフェ播磨屋ステーション御堂筋店

京都にもあるとは聞いていたが、大阪のこんな町中の便利なところにも進出かあ、、、、


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おかきの播磨屋さんの企業ボランティアだそうで、ドリンクフリーにおかきBarがつくところがユニークですね。

播磨、というくらいで、創業の地は兵庫県生野、だから阪神間のおうちには、必ず一つは播磨焼き、朝日揚げの四角いブリキの缶があるはず。

もちろん、うちにも2〜3個ありますよ〜。カレー味の揚げおかきがまた、おいしいのlovely(カロリー高そうだけれど)

でも、まあ、今日は平岡珈琲さんですごく満足したので、こちらのお店にはまた後日。

2009年7月25日 (土)

大阪天神祭

京都が祇園祭なら、大阪は天神祭です。


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昨日は宵宮、今日が本宮。

神御霊を御鳳輦(ごほうれん)に移して、御旅所までの陸渡御、船渡御。

大阪天満宮や大川ではたいそうな人出だったことでしょう。

残念ながらそのメインイベントに参加することはできませんでしたが、天神橋筋商店街のくりだす神輿やにわか作りの出店など、雰囲気を楽しむことはできました。(うわさのギャル御輿はパス!)

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商店街を歩いていて出会った御神輿です。

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法被の背中のそろいの「ご」の文字は天五、すなわち天神橋筋5丁目の御輿のしるしです。

天神橋筋商店街は全長2.6kmの日本一長い商店街ですが、5丁目だけなぜか道幅がとても狭いのです。

一説では他の丁目の商店街が道幅を拡張したのに、5丁目だけ狭い方が購買意欲が増すはず、と拡張しなかったとか。

だから5丁目だけ、自転車やら人やら一杯の時はまっすぐ歩きにくく、かえってそれが大阪の下町らしい猥雑さをかもして、たしかにこの道幅の方が、にぎわってていいな、と思ったりします。

というわけで、天五の御輿がとおると、もうその前後は通行不能になってしまうのです。、、、で仕方ないから御輿の写真を撮っていたわけで、、、、、coldsweats01

さて、くだんの天満宮は天神橋筋2丁目あたりにあります。(行こうと思えば行ける距離なんですが、なにせ人が、、、、)


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商店街のなかの店の前、あちこちに御輿をとめて何をするかというと、、、


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ご祝儀をもらったお店のために、店の前で御輿を差し上げ、いわゆる「大阪締め」を。

チョンチョンという拍子木のあと、最後に全員で「商売繁盛!」というところが、さすが商都・大阪ですね。

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他にも子供の御輿やら、他の町内の御輿やら、商店街を歩いているとたくさんの御輿に会うことができます。

これはお隣の天神橋4丁目の天四会獅子舞の方たち。

暑い中、白い晒しの腹巻きがきりっとかっこいいです。

町全体がお祭りの熱気にもりあがり、夜店の準備も進む中、これは????という方にもお目にかかりました。


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これは、、なにかの花魁道中をまねたものでしょうか?

残念ながら、高下駄の八の字歩きはされていませんでしたがcoldsweats01

なんでもあり、の大阪のお祭り、祇園祭とは雰囲気は全く違いますが、これはこれでなかなか楽しいものです。

2009年6月30日 (火)

el poniente Ola

大阪のスペイン料理といえば、私はやっぱり el poniente(エルポニエンテ)グループがだんとつ一位だと思う。

ポニエンテグループは4〜5店あって、それぞれ違うコンセプトになっています。

フォーマルもあれば、タパスやピンチョスを楽しむスペインのバルみたいなのもあって、そのどれもが平均レベルをはるかに超えています。(お値段もちょっと越えてる、、、という意見もありますがcoldsweats01

なかでもちょっとカジュアルなタイプの、大阪ダイビル(大正時代のクラシックビル)にあるcabo del ponienteは、スペイン語教室の
fiesta(パーティー)にもよく使わせてもらって、大好きだったのですが、なんとダイビルリニューアル、、、というか歴史有るビルが壊されることになり、なくなってしまうのです。weep

その代わり、、、なのかどうなのかはしりませんが、ダイビルの川向こう、堂島川に面したABC放送新社屋に隣接する、ほたるまち(by 水都・OSAKAプロジェクト)に、ポニエンテグループの一番新しいレストラン、el poniente Olaができました。

この日大切なお客様が遠方よりみえられたので、早速お連れすることにしました。(とゆ〜か、思いっきり自分の趣味!)


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Olaは、スペイン語で「波」。

ちなみによくいわれる、「オラ!」というスペイン語のあいさつは、「Hola!」ですので、ちがう言葉ですよ。

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このOlaは、ちょっとファーマルな線をねらっています。

インテリアもなんとなくハイセンス。

この陶器は、スペイン・ガリシア地方(スペイン北西部:地理的だけでなく、バグパイプなど、イギリスのケルトに近い文化を持つ)の「サルガデロス」とよばれるものらしい。

この濃紺が特徴。

そういえば、この波のような文様はケルティック・クロス(ケルト人の十字架)の文様によく似ています。

もちろん、ここの食器もほとんどこのサルガデロス。

どのお皿もおいしかったのですが、特に印象深かったものをいくつかご紹介。


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最初の一皿。

チーズになるまえの牛乳、、といった感じ。

上にかかっているのはaceite de oliva、オリーブオイルです。


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有名なスペインの冷製スープ、ガスパッチョ。

トマトベースで、ミキサーがあれば家庭でも作れますが、生のニンニクがはいるので、休日前に作らないと、ちょっと匂いが、、。

でも大好き。おいしいです。


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上にのっかっているのはエビですが、下のものはなんと、スペインソーセージ(morcilla)の中味を取り出してほぐしたもの。

スペインソーセージは、豚肉と、豚の血と、タマネギ、たくさんのスパイスでできています。(ちょっとスコットランドのハギスに似てるかも)

う〜ん、スパイシ〜delicious


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いきなりデザートになりますが、これはデザートその1。

シナモンの香りがきいた甘いミルクにハードビスケットがのっていて、これをくずしながらいただきます。

スペインでは、これ、arroz con lecheといって、中味がビスケットではなく、お米、、ちゅうか、ご飯なんです。

ご飯食いの日本人にはちょっと許し難い味なんですが、ビスケットなら許せます。(←個人的見解)


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デザートその2、コーヒーゼリー。

普通のコーヒーゼリーなのに、点々とのっている、超すっぱいジャム(梅??)といっしょにいただくと、まあ、これが斬新なお味でした。


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デザートその3。スペイン小菓子。いくつでも選べます。

一つのコースに3つもデザートがつくなんて、うれしいですわlovely


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ただ、ちょっとお腹の方も飽和状態になってきたので、この小さいお菓子をひとつ。

黄味だけを使った濃厚ミニプリン。

たしかに、濃厚!でした。


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おまけです。

スペイン料理といえば、ハモン!(生ハム)

この突き出た豚さんの足の根本、ここを薄く削って供されます。

この足を固定するねじの頭がキュートな豚のおしり!

反対側は豚の顔になっています。

基本的に、和食が好きですが、時にこんなスペイン料理をオリーブオイルとともに、がっつり行きたいときもあります。

さて、私は十分、満足しましたが、お客様はどうだったでしょうか。happy01


2009年6月11日 (木)

空堀〜Sally MacLennane(サリー マクレナン)あるいは”こぐたん”

ちょっと前、時間切れであまり散策できなかった、レトロエリア空堀、また行く機会があったのだけれど、今回も時間がなくて、、、、

でもせっかくここまできたし、、、と一番行きたかった空堀の戦前の家並みの中の、ろうじにある雑貨屋さんSally Maclennaneさんだけわ〜〜、、、と行ってみました。


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空堀通り商店街を一歩外に出ると、あるわあるわ、レトロな町並みやろうじ、そして空き家だった戦前の家を、若いアーティスト系の人が改装したお店が。

ここは長屋複合ショップ。雑貨屋さん、カフェ、美容サロン、レンタルスペースなどなどがはいっています。

時間がなかったので、ここも通り過ぎ、この惣さんの前のろうじへ。


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昭和初期と思われる袋小路、なつかしい雰囲気です。

いくつか小さいお店もあるようですが、地元のおじいさん、おばあさんも住んではる現役のろうじです。


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あ、いました、いました。

サリーどん(Sallyのご主人、すらっとしたべっぴんさんどす。)の愛猫、小熊。愛称こぐたん。

近づいても逃げもせず、Sally Maclennaneの看板の下に。

「ここ、お気に入りなんですよ。」と、サリーどん。いきなり店の話ではなく、猫談義に花が咲いてしまう。


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おや、こぐたん、どこ行くの?

2〜3軒となりで、おばあさんが家の前の水まきをしておられましたが、そのお家のなかに、こぐたん、ちゃ〜っとはいっていくではありませんか!

おばあさんも、いつものこと、という風で気にしておられない様子。

実はこぐたん、おばあさんがお出かけの時、するっと侵入して、気づかれないまま鍵をされてしまい、おばあさんが帰ってこられるまで、閉じこめられてにゃ〜にゃ〜哀切な声でないていたんだとさ。

で、こぐたん話におばあさんも水をまきながらちょっと参加。

サリーどんとおばあさんの、なにげない会話がここちよくて、地域にこうしてとけこんではるんやな〜と思いました。

ろうじの家からでてきたお姉さん、こぐたんお気に入りの人らしく、すりすり。

地元のおっちゃんが親しく店の奥に声をかけてくる。

地域のコミュニケーションがしっかりあって、なんだかうらやましい。(まあ、うっとうしいときもあるんだろうけれど、、、)

ちなみにこのろうじの家でこぐたんが制覇(?)してない家はほとんどないそうな。coldsweats01

「よく遠出したり、逃げ出したりしませんね〜。」と感心すると、

「基本、びびりやし、小さいときからこのろうじで育ったから。」とのこと。

(こぐたん、1年前、子猫の時にサリーどんに拾われたんです。)

ありゃりゃ、お店のことを書くはずが、私ってば、ほとんどこぐたんのことばかり。coldsweats01

実はサリーどんも、商品のことなど言わず、最初からおわりまで、こぐたんのことばかりしゃべっておられたような、、、。


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一応(笑)お店のことなども。

一言でいえば、、、いえない、、、。

なんのお店なのか、けっこう良いアンティークの食器があると思えば、何に使うのかよくわからないものまで。

まあ、サリーどんのブログでも

”もし、雑貨屋巡りが趣味で、新しく「可愛い雑貨屋さん♪」を求めていらっしゃった方には申し訳ないですが、恐らくご期待を裏切る結果になると思います。”

と、書かれているわけで、思いきりご本人の趣味の品々、手作り品を集めた、という、何が出てくるかわからないおもしろさがあります。

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人一人がやっとなんとか動けるかな〜というスペースにいろんなものがあちこちに。


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中で話していると、いつのまにかこぐたんが入り口に。


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するすると足元を通り抜けて、奥のソーイングスペースに。

か、、かわいい!!heart02

いかん、いかん、また、こぐたんの話になってしまった。

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以前nnya様が、Sallyさんの旧店舗で、古い外国の切手を買われた、ということでしたので、その話をしたら、アンティークのチェストのひきだしを開けて見せてくれましたがびっくり!

その切手が数枚セットで入ったマッチ箱と、サリーどんが暇に任せて貼った、という切手でデコレイトされたマッチ箱!

おお、一つ150円? 買った〜!(めちゃおもしろいわ、このお店)


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このぎしぎしいう床も、ご自分で張られたとか。

ただ、床材とまちがえて壁材を買ってきてしまったので、みょうにマッチしないとかhappy02


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最後に爆笑したのがこのパンダ!?

いや、これどうみても、普通の熊の置物に色塗ったでしょ!

ちかぢか行われる空堀エリアの4店のコラボ企画、Panda Walkにちなんで、サリーどん、塗っちゃったらしい。

ユニークな店主さんですわ!


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あともうひとつ、このお店の目玉は、サリーどんのご主人、イラストレーターのイナバミツトシさんのイラスト。

額もあればポストカードも。

そしてはじめて作られた絵本「かめのパンをかいにいくはなし」。

ご本人の分身とおぼしき男性が「かめ(の形)のパン」を買うために、プチ旅をするお話。

おおきなクライマックスがあるわけではないけれど、ほんわかとなごんでしまう絵柄とおはなしです。

なんと、この絵本を買ったら、このミニカレンダーをおまけにつけてくれました。

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本の中にはご本人が本当にのっておられる車のビートルや、こぐたん(?)もでてきますよ。


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こちらでゲットした(ちょっとへんてこりんな)雑貨です〜。

ちなみにこのかめのパンのマークのはいったサリーどんお手製のブックカバーも絵本のおまけなんです。

いや〜、こんなにいっぱいもらってしまって、商売なりたつのかな?とちょっと心配。


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これが例の、ひとつ150円の切手グッズです。

なんだか置いておくだけで、アンティークな雰囲気がだせる小物です。

古切手のこういう使い方もあるのね。


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そしてそして、こぐたんが子猫だったときのポストカードもいただきました!

か、、かわええ、、、lovely(こればっか、、)

ちなみにこぐたんがかじりついている人形は、これもサリーどんお手製の「サリーどん人形」。

最後に、こぐたんにバイバイして、このろうじをあとにしました。

(サリーどん、サリーどんと呼び捨てにしましてごめんなさいませ。初対面ですのにねえ、つい気安くて、お話しやすかったので。たくさんのおまけと、こぐたんのお話、ありがとうございました♪)

Sally Maclennane:
大阪市中央区瓦屋町1−1−6

2009年6月 2日 (火)

空堀(からほり)レトロ〜ほんのさわり

なんで「さわり」なのか?

地下鉄の駅で言うと谷町6丁目が一番便利。


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そこは難波宮のころからの歴史を持ち、江戸時代に発展した町並みが、戦災からからくも免れ残っている空堀地区です。

この近くにたまに用事があるので、空堀通り商店街は知っていたのだけれど、1年前に行ったとき、その明治〜戦前のものとおぼしき古い建築物がたくさん残っていることに興味を持ちました。

ここらは大阪のどまんなかなのに、上町台地といって町並みに、高低差があり、坂や石の階段、お地蔵さんや井戸、お稲荷さん、そして古い町家や仕舞屋がそここここにある、そう、まるで京都みたいなレトロな町なのです。

でも、仕事がらみなので、ゆっくりできず、いつかこのエリアを探訪しようと前々から思っていたのです。

マップも手に入れました。

でもなかなかチャンスがないまま、ぽん様kasparek様に先を越されましたわ〜。coldsweats02


この日も用事でいったのです。でも、マップ持ってくるの忘れました。もとより時間的余裕がありませんでした。

でも、悔しいので時間が許す限り(超・短時間でしたけれど)ウォッチングを。

なので、「さわり」です。

近いうち本格的に探訪します!


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まずはレトロな町並みの背骨部分にあたる空堀通り商店街。

この商店街だけでも戦前の古い建物がたくさん残っていて、今も現役でお商売されているところも多いです。

この写真ではわかりにくいですが、ずっと西に向かってゆるい上り坂になっています。

私が知っている限り、こんな勾配のあるアーケードの商店街は他にありません。


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この白い表の看板の後ろがもろに古い建物だってわかりますか?

町家の看板建築ってよくあるけれど、こういう無造作に、建物と密着しないで看板だけ立ててみました的なのは、初めて見たなあ、、、。coldsweats01


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こちらは個人のお宅で厨子二階の仕舞屋。もともとの建物を行かして再生改修したもよう。

オリジナルの雰囲気がよく残っていて、白い漆喰壁がすてきです。

さて、この背骨部分の商店街から、肋骨のように左右あちこちでている細いたくさんの路地。

実はこれが見所なのですが、今回はほんにさわりだけ。


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商店街が高台になってるので、路地はこんな坂になっているところが多いのです。

突き当たりの家、わかりにくいですが、二階部分の格子の向こうは年代物の土壁(あるいは黒くなった漆喰壁)なんですよ。


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こんな、京都でよく見かけるトンネル路地もあります。


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このちょっと急勾配の坂の路地を入ってみると、、、、


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お稲荷さんが見える袋小路。


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また、別の道を入ると、これこれ!

私の大好きな雰囲気のろうじがありました。

他にも以前、nnya様に教えていただいた、かわいい黒猫がいるおもしろい雑貨屋さん、Sally MacLennaneさんもこのあたりにあるはず。

じつはたどりつけなかった。

でも、この日は午前中だったし、サリーどん(雑貨屋さんの女主人)は朝寝坊?らしいから、きっとまだあいてなかっただろうな。

、、、、というわけで、今月は何回かこの近辺に用事があって行く予定ですので、ちかぢか「空堀・本編」を書きたいと思います。(あんまり期待しないでね。いそがしくてやっぱりだめだった〜ということもありかも、、なので)

2009年4月29日 (水)

茶屋町ガード下スィーツ〜sugar toothその後

先日ご紹介しました、日替わりカフェ&雑貨のスペースほななさん。

茶屋町の阪急のガード下の不思議な場所にあって、ここにある、と知ってないとたどりつけない場所です。

実はけっこうここにはまってます。

なにしろ月曜日はたいがいこのあたりにいるので、なんとなれば一仕事終えて駆けつけてしまうのが習慣になりつつあってコワイ!coldsweats01

月曜担当のカフェはsugar toothさん。

で、結局他の曜日には行けないので、sugar toothさんのヘビーユーザーになってます。


090406_14460001こちらの日替わりスィーツ、今回はなにがでるのか、とっても楽しみに。

先日イースターのころに行ったときは、それにちなんでウサギさんのクッキーがついていました。

カフェモカレアチーズケーキ。

どちらか、というまでもなく、私ははっきり和菓子党です。

クリームよりもあんこが好き。

なのに、ここのお菓子、とってもファンになったのは、ほんまにお一人でつくってはる手作りだからですかねえ。

arinkoさん(sugar toothの一人店長?)のブログで毎回毎回、こんなお菓子を仕込んでます、というのを見るのも楽しみ。

私といえば、和菓子は作るが、ここウン十年、洋菓子を作ったことはない。作る気もない。

でも、人様が楽しそうに材料から並べて試行錯誤しながらお作りになっているのを見るのは楽しいわ。

しかも、ここにくれば実際味わえるのですものねえ。


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先日のカフェでは、おいしいという評判のカボチャプリンもいただきたいが、本日のスィーツ・サツマイモと抹茶のケーキも捨てがたく、

「プリンとケーキでは量多過ぎますかね?」と聴くと、

「ハーフサイズで両方お出ししましょうか?」と。

なんでも頼んでみるものですねえbleah(オバサンハアツカマシイ)おほほ、、、

で、噂に違わず、カボチャプリン、絶品!!こんなおいしいのは初めて。

この年までたいがいの美食は極めて(?)、そう感動する事もいまさらないと思っていたのを気持ちよく裏切ってくれました。

そして、この抹茶マカロンがまたキャ〜〜happy02な美味しさと、テクスチュアで!

そもそもマカロンってそんなに好きとちがうのに。

さらに感動ものは、こちらで買える手作りジャム。

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季節によって、あるいは手に入るフルーツによって違うものがでるようです。

左から、清見オレンジ、キーウイ・レモン、はるみオレンジ、紅ほっぺ苺のジャム。

なかでもお気に入りは清見オレンジ。

いわゆるマーマレード系ではなく、オレンジの果肉そのもののジャム。ゆえに苦みは全くなく、あのオレンジのおいしさがそのまま甘くなったような感じ。

パンにつけるのももどかしく、半分くらいはスプーンですくって、そのまま食べちゃいますね〜。

(このジャムはネットからでも買えるそうです。)

このジャムがついてくる手作りスコーンもはずせなくて、困っています。

2009年4月17日 (金)

造幣局・桜の通り抜け

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天満橋の駅にはこの表示板が。

15日から1週間、始まりました。造幣局桜の通り抜け。

今年の桜の最後を飾る全長560mの大フィナーレです。

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天満橋、大阪のビジネスの中心地、ここからの眺めはまさに大阪は水の都だなあと思わせてくれます。


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お天気も良かったので、こんな人出ですが、実は平日ですので、これで少ない方なんです。

以前、といっても10年以上前のことですが、夜、ほろ酔い加減でライトアップされた桜をここに見に来ました。

その時はもう進め進めの一方通行で、立ち止まることは許されず満員電車並の人混みだったような。


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造幣局は明治4年、明治新政府によって近代化の一環として建てられたもので、明治天皇の行幸も何回かあったようです。

だからですかね、この菊の御紋。

さて、ごたくをならべるのはおいといて、ひとまず桜を、、、


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こんなに地面すれすれまで枝をたらしている樹も多かったです。


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ほとんど里桜、八重桜で、一つ一つの花は美しいのですが、これだけあるともうお腹いっぱい!という感じです。


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それぞれ大手鞠とか普賢象、松月、紅手毬、芝山、楊貴妃など種類の名前があるのですが、覚えきれません。

かわったところで、鬱金(うこん)。


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花の色が先に行くほど緑がかって、次の御衣黄(ぎょいこう)と普通の八重桜の中間といった感じです。

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これが御衣黄桜。近寄ってみないと花がさいているのかどうか、わかりません。

なんでもこの桜、花びらに葉緑素があるそうです。しかも気孔まであって、ほとんど葉、、、ですね。

不思議な花ですが、桜の仲間だというのがおどろきです。

さて、通り抜けもいよいよ終盤。


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これは造幣博物館の建物。

そして、、、

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見事な桜の絨毯。

こうして散って、今年の桜はとうとう終わりになります。

2009年4月15日 (水)

大阪市立美術館〜松坂屋京都染織参考館・小袖・江戸のオートクチュール

今日は久々に天王寺まで足をのばして、ここ天王寺公園内にある大阪市立美術館へ。

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ここの近くに娘が通っていた学校があったので10年くらい前はよく来たものでしたが、もう何年もとんとご無沙汰しています。


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ここは数年前まで青空カラオケの屋台が建ち並び、異様な雰囲気だったのですが、大阪市が強制撤去に乗り出し、一悶着ありました。

その後2000年に、この美術館にやってきたフェルメールの有名な「真珠の耳飾りの少女」(私も並んで見ましたよ〜。すごくきれいな肌の色でした。)

それを記念して撤去後の道を整備し、「フェルメールの小径」と名付けられたそうです。

静かで草や木陰がきれいな道で、いまや青空カラオケをしのばせるものは何もありません。

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この小径をぬけると見えてきました。美術館です。

むこうの木立の上ににょきっと頭を出しているのはかの大阪のシンボル、通天閣ですよ〜。


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この美術館、昭和11年、もと住友家本邸の土地に建てられた物で、建物自体がりっぱな美術作品というか、とてもおちついて、広く、天井が高く、重厚でクラシカルな良い雰囲気です。


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この日のお目当てはこちら

松坂屋が、呉服の新たなデザインの研究と意匠開発を目的として、京都仕入店に染織参考館を作ってコレクションした古今東西の小袖などが公開されています。

このコレクションは長らく門外不出だったそうです。(昨年、東京で公開されたようです。)

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ちなみにこちらが京都の中京区にある松坂屋京都染織参考館。吉田家(無名舎)のおむかいさんです。

(これは一昨年、行って写真に撮った物)

展示の小袖は桃山時代のものから始まって、メインは江戸時代のものでしたが、まあもう息をのむほどの豪華さ、美しさでした。

デザインは伝統的な柄もさることながら、何百年も前にこんなアバンギャルドな柄や色づかいが既にあったなんて、と感心するほど斬新な物もおおかったです。

そういえば元禄の頃の絵などでは、人はすごく派手な衣を着ています。むしろ現代の方がデザインは地味ですよね。

こんな目を引く衣装を着ることが出来た自由闊達な時代に少し憧れます。

(振り袖なら、いける!、、、でも私はもう着られませんねえ、、、crying

そして、そのデザインを具現化する技の緻密さ、美しさ。

印象に残ったのは腰巻き(着物の上から袖を通さずに着て、腰のまわりに垂らす小袖)で、濃い茶色の綸子の生地一面にびっしり細かい宝づくしの刺繍がほどこしてあるのです。

これを作るのにどれほど気の遠くなる作業が必要だったのでしょう。

江戸のある程度裕福な家庭の娘は、今で言うデザインブックの「雛形本」をみて、呉服屋にオーダーして着物を作ったそうです。ほんまにオートクチュールなんですねえ。

うらやましいことです。

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そして現代にこれらの小袖が残っている、ということはとても大事にされてきたということですね。

中には古くなって一度布団かなにかに仕立て直されたあと、再び布を足して小袖に縫い直した、というものまでありました。

ほんとに古来より、日本人のあくなき美の追究はすごいものがあります。繊細な美意識、大胆なセンス、正確無比の技術はすばらしい!と再確認。日本人でヨカッタ、とまた思うのでありました。

会期中、和文化ときものフォーラムが日曜日に3回行われます。

林原美術館館長が「茶の湯ときもの」を、松栄堂(お香の老舗)社長が「きものとかおり」を、末富の山口富蔵氏が「和菓子ときもの」を語る、、、ようです。

タイトルにいたくそそられ、行きたいのですが、150人の先着順なので、ちょっと無理っぽい。残念ですが、、、


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ミュージアムショップで、小袖文様のポチ袋、買って帰りました。happy01

この特別展、5月31日まで、時々内容が入れ替わるようです。

大阪にこられたら、是非!

(しかし、京都の松坂屋の古い町家の中で見られたら、ほんとはもっと良かったんですけどね、、、、無理か、、、)

2009年3月23日 (月)

ガード下の不思議スペース 〜 ほなな 〜

ここは大阪茶屋町、Loft や阪急インターナショナルホテルのあるあたり。

表通りはおしゃれな通りですが、阪急のガードを西へくぐると、、、


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なんだか別世界。この写真には写ってないけれど、ほんまにガード下の飲み屋、、もあります。

ここでええのんかな?と不安になりますよね。

知らなければまず、たどり着けない場所です。


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あ、でもちゃんと「open」ですし。


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こちら不思議スペース(正確には”暮らし雑貨+ココチ空間”ですけど)ほななです。

「ほなな」というのは大阪弁で「じゃあね」の意味だと思われ、最後の「な」にアクセントがきますwink


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こちら日替わりで、カフェあり、雑貨屋あり、アンティーク屋あり、ギャラリーありのスペースなんです。

ですからこの日、毎月曜は " CAFE SUGAR TOOTH "さんの日です。


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入り口には雑貨、ステーショナリー、オーガニック食品、骨董の器などなどがならんでいます。

この写真の左手がカフェスペースです。


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とてもガード下とは思えない、しゃれた空間になっています。

見つけづらい場所なので、私一人かな?と思ったら、びっくり、結構お客さんはいってます。

お一人様率が高いのがうれしい。何時間でもねばれそうで。


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で、この日のカフェ、sugar toothさん。

直訳すると「砂糖の歯」ですが、「甘党」という意味だそうで、今度甘党の友人をこう呼んでみますわ。happy01

このメニューのシルエットそっくりな女性が注文を聞いてくれました。

なんでも京都にお住まいで、自宅でお菓子を作れる量だけ作って、ここまで運んできているとか。

メニューのケーキの盛り合わせにちょっと惹かれたんですけど、「これはかなり甘党の方むきです。」といわれ、自信なくあきらめました。

スコーンなどもそそられましたが、選んだのはこれ。


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マーブルチーズケーキとダージリンティー。

マーブルはチーズとチョコでおいしかった!でもきっとこれ以上は食べるの無理だろうな、、、という甘党向きでした、確かに。

別の曜日には別のカフェがはいっているので、このマグカップはsugar toothさんのオリジナルだと思うけれど、他の食器などはシェアしているのかしら、それとも全部自前?とちょっと気になりました。

だってこのフォーク、真鍮製でおされなんですものheart01

しかもこのスプーン、私が何年もさがしていて、西宮ガーデンズでやっとみつけたあのシリーズのものなんですもの〜heart01

そして棚に展示してあった一見アンティーク、実は現代物の美濃焼のかわいい器を買って帰りました。

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いつもこのあたり、月曜日に通るので、またいってみたいですが、ちがうカフェの日もトライしたいですね。


(追記)
sugar toothさん、3月16日オープンで、この日はまだ2回目の店開きだったそうです。
webでまずお菓子屋さんを始めて、知名度をあげてのリアルショップだそうです。
友人の娘さんも東京で同じような日替わりスペースで週に一度カフェをしているとか。はやりのようですね。
資本の乏しい若い人が、自分の作品を見てもらったり、販売したりする店をだすのはリスクが大きいですが、このような方式だと、失敗してもその間のスペース借り賃だけですみますものね。
口コミでひろがって、固定客などもつき、軌道にのれば独立した店舗をもつことも夢ではない、、、
なかなかいいアイデアだと思いました。
(昔からこういう方式ってあったんですかね?私は知りませんでしたが、、)


   *     *     *

「ほなな」

〒530-0012  大阪市北区芝田町1−15−8  共栄植木2F
         080−6138−1132

2009年3月18日 (水)

茶と美〜柳 宗悦・茶を想う〜大阪日本民芸館

民博をあとにして、徒歩で5分くらい、同じく万博記念公園内の大阪日本民芸館へ。


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こちらも特別展以外は無料でしたが、さすがに民博よりマイナーなせいか、人はぐっと少ない。


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この日の特別展が実はお目当てでした。

大正末期〜昭和にかけて民芸運動の父であり、リーダーであった柳 宗悦の「茶」に関する品々の展示です。

民芸運動といえば、すぐ思い出されるのは「用の美」で、むしろ河井寛次郎や濱田庄司などが有名で、その思想的バックボーンであった柳については実はあまりよく知らなかったのです。


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もともと柳は李朝の焼物との出会いを通じて民芸に開眼したということです。

朝鮮の名もなき民衆が使っていた雑器であった、井戸や刷毛目などの高麗茶碗に新たな美と価値をみいだしたわび茶の始まりと起源を同じゅうすることは、彼が茶道に関わったことも不思議ではない、ということですね。

彼にとっての茶もまた、「茶禅一味」。晩年は仏教研究に没頭した宗教哲学者でもあったので、仏教の教えと茶道の精神は同じである、と感じ茶に傾倒して行ったとか。

そして茶の精神を表す茶器には「無事の美」(用の美)を宿す美しい器物を選び用いる事が肝要、と説いた。


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(ミュージアムショップの時代の車箪笥+シーサー)

展示された物は各地の、そして世界中のいわゆる生活雑器であったもので、しかも美しい「道具」。

朝鮮王朝時代の石火鉢や江戸時代の湯釜、沖縄の壺屋焼、18世紀の英国のウインザーチェアー、

それに河井寛次郎、濱田庄司の茶碗、自分自ら考案、設計した茶道具(灰匙など)など。

(いずれも日本民芸運動の本拠地、柳が初代館長であった、東京は駒場にある日本民芸館所蔵 ← 行きたい、、、、happy02


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(休憩所の民芸調テーブルと椅子。器の跡がついてぼこぼこですが、この長テーブルいいわ〜)

彼の用の美追求の徹底している例として、開館したばかりの日本民芸館(駒場)での第1回民芸茶会(昭和30年)の会記を写してきたので、ご披露します。

茶碗:河井寛次郎、濱田庄司
茶器:秋田角館の樺細工
茶杓:琉球のかんざし・ジーファー
水次:イギリスのコルニッシュピッチャー
火鉢:北朝鮮の台所用水がめ

徹底した見立てであります。ここまでくるとすごい。

なんだか参考にできそう、、、、

そして、茶人の資格を問う「点茶心指」の柳の書。

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う〜む、、考えさせられましたわ。特に下の段。(クリックで拡大します)

本当の茶人に値しない人について。

ついおのが身をふりかえって、あてはまってないか、、自問する。


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(ミュージアムショップの箪笥。これもまたいいわぁheart01

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(ショップになんと!浄法寺漆器発見!!ああ、これも用の美やな〜)

展示されていた柳の著書の一部をみてどっきり。

彼は形骸化していた茶道へ警鐘をならしていました。

私がつねづね、特に大寄せの茶会などで思ってきたことと同じ事をなんと50年も前に、彼は憂えていたのですね。

興味を持って、ショップでこの本を買いました。


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(ちなみにこの後ろの包装の紙袋はパンフレットを折って再利用で手作りした物。あは、、これも用の美?coldsweats01


”若い女たちが一つのたしなみとして茶の湯を習うことは甚だよいと私は思うが、茶の作法に慣れると、ひとかどの茶人だと思いこまれてはたまらない。道はもっと厳格なものであり、深玄なもので、なま易しい修行ではわからぬ。特に心の修行が必要になると、点前が上手になっただけでは、どうにもならぬ。また名器をいくつ所有していたところで、誠の所有者とは言えまい。この頃のように安っぽく師匠の許しを与えるようでは、道が乱れる。それに茶会というと若い女たちが競ってきらびやかな着物を着てくるなどは、およそ「わび茶」からは遠い風景である。”(”「茶」の病”より)


まあ、読んで我が意を得たり!!となんど思ったことでしょう。

あ、もちろん、自戒もこめて。

言葉足らずで、うまく表現できないもどかしい思いを一気にすかっとさせてくれました。

なんで今まで知らなかったんだろう、柳 宗悦、おそるべし!

しかも彼はさすがに私には言えない世襲制の家元制度までするどく批判してます。

さらに批判は千家十職にも。要するに「人工的な権威の組み立てにすぎない」と切って捨てています。

千家十職展を見たあとでなんですが、ちょっときびしすぎてここには書けない、、、。

でも彼が嘆いているのは、そういう権威にとらわれることによって、物の美そのものを見ようとしない心の不自由さのことだと思います。


そして、柳の茶道に対する考え方は、私が規範とする久松真一のとなんと一致することが多いことか!


”日々の暮らしに深く交えてこそはじめて茶室の「茶」が活きてくる。否、ある意味では不断の暮らしこそ大切であって、ここに茶生活の基礎がないと、茶室の「茶」は嘘のものになってしまう。” (柳 宗悦)

”茶道とは人間生活全体と密接にむすびついた生活様式そのもの、なのです。”狭隘なるささやかな住居の中で、宗教的にも、道徳的にも、礼儀作法的にも、芸術的にも、食事から掃除に至るまでも、良く洗練された文化的生活”なのです。” (久松真一)


いずれにせよ、いや、ほんま、見直した、柳 宗悦!(呼び捨てかい、、)

もう少し彼の仕事について勉強してみよう、と思いました。

手始めに、東京の日本民芸館行きたいな〜〜。

2009年3月17日 (火)

千家十職 X みんぱく〜国立民族学博物館

良いお天気でした。

もう(いつもより早い)春です。

この日のお出かけ先は、、、、


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どおです?なんだか見覚えのある後ろ姿でしょ?

桜並木ももう枝の先がうっすら薄紅に色づいています。


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はい、万博記念公園、シンボルの太陽の塔、その後ろからのお姿。

いやあ〜EXPO’70でここに来た頃は若かったな〜(遠い目、、、、)

実は知らずにきたのですが、この日公園は「万博公園ふれあいの日」で、中の施設まですべて(一部以外)無料だったのです。

なので駅を降りたときすごくたくさんの人と一緒だったのですが、この公園があまりに広いので、混雑してる、、という感じはありません。

ちょうどお天気にもめぐまれ、みなさんご家族でお楽しみでした。


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けれど私の今日のお目当ては、ピクニックではなく、こちら、公園内にある国立民族学博物館

さる筋では、京都の文博(ぶんぱく:文化博物館)、大阪の民博(みんぱく)と並び称せられているそうな。

この期間の特別展は千家十職Xみんぱく

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だが、まてよ。

これも無料だとすると、来館者もすごく多いのでは、、、?

不安的中、すでに入場制限がかかっておりました。

ただ、大阪の箱物は大きいのです。(無駄に大きい場合もあり)

中にはいると、わりとスムーズにうごけるゆとりがありました。

ただ、無料だと千家十職がいったいなんなのか、全くご存じない方まで来館されているわけで、、、、

しかし、わたしの前に並んでいた若いカップルのかたわれ、どうころんでもお茶とは関係なさそうな、いまどきのねえちゃんが、「すげ〜、すげ〜!」と、ボキャブラリーにやや難はあるものの、しきりに感心していたのは、よございました。

知識はなくとも、美しいものがわかる心が大事ですものね。


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民族学(民俗ではない)なので、研究のため世界各国の民族資料、おもに手作りの道具やアート、を収集しているのですが、その厖大なコレクションをもとに当代の各千家十職が新作つくりを試みる、、というテーマらしい。

その試みと、展示方法はとてもよく考えられ、斬新なのですが、ついつい民族アートよりも、歴代の千家十職の仕事に目がいってしまうのは、しかたありませんねぇ。coldsweats01

入り口には今日庵のレプリカが。一畳台目という究極の無駄そぎおとしの茶室です。(裏千家内、非公開)

ええな〜ええな〜といいながら、各職家の歴代、当代の作品をみてゆきます。


世の中には十職以外にも優れた仕事をされる方はたくさんおられます。

しかし、とりわけ世間の注目を集める、という点では、十職は格別でしょう。

その家に生まれた、というだけで跡をつぐ運命にある(そうでない場合もあるようですが)というのは、どういうものなのでしょう。才能があって好きならば問題はありませんが。(これは茶家にも通じますが)

こういういぢわるなことを考えるのは、各家の当代の多くが私と同年代、もしくは年下になってきているからでしょうか。

私が京都で大学生やってるときに、彼らも大学生で、いくら小さい頃から見ているとはいえ、職業についてはぺーぺーの新米だったはずで、、、、と考えると、彼らも悩んだのではないかな?と、なんだか親近感がわきます。(いっしょにするな!と自分でつっこみをいれておきます)

ところが、このあと行ったお隣の大阪日本民芸館でやっていた「茶と美〜柳宗悦・茶を想う」展で手に入れた柳の茶道論集になんだか同じようなことが書いてあってびっくり!

(彼の場合、もっときびしい世襲制批判ですが)

これについてはまた書きます。

   *     *     *

偉そうなことを書きましたが、やはりすごい、とうなる作品も多かったのです。

展示品の中から心に残った物を少しずつ、、、、、


菊糸組炭斗(友湖):友湖は仕覆や帛紗などを作っていますが、これはめずらしく、
          仕覆の打ち紐の素材を編み込んで炭斗をカバーした物。
          紫紐の地に白で霊芝模様を作っています。

笠釜(清右衛門):釜の形が笠というだけでなく、鐶付き、蓋のつまみが唐傘を閉じた物に。

兎の手あぶり(楽):ぽってりした白でかんにゅうのはいった肌。手あぶりのまわりを
          3匹の兎がとりかこんでいる。
          兎の顔がどうしても猿に見えるのは愛嬌か。

黒楽茶碗(楽):初代長次郎作、銘「勾当」
        光を閉じこめたような黒が迫力。この時代初めて黒楽を見た人は驚いただろうな。

錆塗張板茶箱(一閑):江戸〜明治の11代作
           なんと箱自体が片手に乗るくらい小さい。
           中の茶碗や茶巾筒、茶筅筒の大きさたるや推して知るべし。
           お雛様のお道具みたいでかわいい。

溜塗菊絵水指(利斎):8代作
           普通、曲げ物の水指は木地に胡粉でしろく菊の置き上げというのをよく見るが、
           これは意匠は同じでも、地も菊も溜塗りで渋い。

竹弦楽器結界(正玄):結界を、ベトナムの竹の弦楽器になぞらえて作った物。
           だれしもこの結界の前では立ち止まらざるをえないだろうなあ。
           というので、結界の用も果たしている。

青交趾水指(永楽):歴代がそれぞれ作っているらしい。
          外はふかい青緑の斜めのねじり縞模様。内はあざやかなトルコブルー。
          水を張ったところを見てみたい。

ペルシアタイル文青漆四方盆(宗哲):アラビア文様のタイルもたくさん展示されており、その文様を単純化して
                  盆に写した物。正倉院御物に似ているのは起源をたどれば当然ですね。

金の繭玉風炉先(奥村吉兵衛):インドネシアの黄金の繭をつくる蚕の繭をびっしりはりつけて風炉先にしたもの。
             この黄金色をそのまま絹糸に反映させるのは非常にむつかしいらしい。
             奥村家はもともとは表具師。

鶴の釜(清右衛門):2代浄清作
          鶴が羽根を広げ釜に覆い被さっているような意匠で有名。
          先日TVで当代が同じ物に挑戦しているのを見た。

蟹の蓋置き(浄益):金物の蓋置き。
          蟹が穴の中から外をうかがっている様を、砂中を透かして見た、、という感じ。
          繊細な金属の細工です。


   *     *     *

6月2日まで

4期にわけて内容の入れ替えもあるようですので、前半、後半と二回行っては?

2008年8月10日 (日)

中國茶會/無茶空茶館

ここはどこでせう?

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宇治茶の看板もありますし、京町家のある洛中の景色では?


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でも古そうなお蔵のそばにそびえ立つ高層ビル、、、


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はい、京都というのはウソですbleah

ここは大阪西天満。梅田の少し南東方向になります。ここも戦前からの古い町家がたくさん焼けもせずに残っている地域です。

だいぶん前になりますが、NHKの朝の連ドラ『ぴあの』の舞台になった古い大きな町家はこのあたりがモデルだったと思います。

ここは老松通りという骨董屋街に続く場所でもあります。

たちならぶ近代的高層ビルの谷間に古い町家が点在する、町家の背景が超近代建築、という不思議な景色は大阪ならでは、

かもしれません。

さて、今日のおめあては、このエリアにある築100年になる町家。


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それなりに立派な表構えです。

ずっと行ってみたかったのです。町家の風情を見てみたくて。ただ最近は中国茶に触れる機会もあって、その方面からもこれは是非!とやっとくることができました。


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無茶空茶館さん。

中国茶を点茶していただけるお店です。


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ここは喫茶だけでなく、中国茶教室や二胡教室などもひらかれてるらしいです。

ドアをあけてみると、


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古材を使った落ち着いた色の木の床に、棚に並んだ茶壺(チャフー)や茶碗。

外見の純和風とうらはらに、ここは中国??。

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隣の部屋(本来は走り庭になる部分)との境の窓に、中国から持ってきた、という複雑な細工の建具が入って、書なのか画なのか私には判然としませんでしたが、中国風の軸がかかっています。


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これもアンティークの紫檀のテーブルセット。

眼がおもわずheart02になるようなしろものです。ここに席をとることに。

まず、本日入荷されたばかりのおすすめ中国茶を見せてもらいます。


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一口に中国茶といっても中国は広大なので、産地も北から南、山岳地帯から沿海地域までとほんとに多種で、つかみどころがないようです。

私は写真の左上、台湾産の『阿里山金萱茶』というのを選びました。

お店の方によると、紅茶のような香りで、少しミルキーな感じ、、、だそうです。


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その他にも常備してあるたくさんの茶葉!!

これはとても制覇しきれませんわね。なかにはそれこそ100g何万円もする茶葉もあるそうです。

茶壺(チャフー)などの茶器もこりだすと天井知らずらしく、昔から中国ではお茶で身代をつぶした、ということがあるそうです。(ものの例えかもしれませんが)


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さて、アルコールランプの上に大きな土瓶をおいて、お店の方が点茶してくれます。

中国茶は最初の一杯目は捨てるのでしたね。


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蒸らしたお茶はまず右側の細長い茶器に入れ、左の浅い方に移します。そして移した後、空になった茶器に残った香りを楽しむのです。

そのあとでおもむろに浅い茶碗からいただきます。

う〜〜〜ん。どう表現して良いのかわかりませんが、よく知っているような、初めての味のような、、、、。

確かにミルクティーを思い出させるところもあります。

これを一煎目、二煎目とず〜っと十煎目くらいまで味わいました。ここら辺は煎茶、玉露と同じです。

それぞれ味がかすかに違ってくるのをテイスティングするのが通なんでしょう。

この手前の木の先のとがった棒ですが、


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これはこのように使います。

茶葉はくるくるっと丸めた状態なので、お湯を注いでも、最初は中まで蒸れないので、この棒で茶壺の中をかきまわして均等に蒸れるようにするのだそうです。


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奥の間では他のお客さんのためにスタッフの方が点茶しています。

こちらも拝見したく、お願いしました。

奥の間は書院障子の入った立派な床の間もある六畳くらいの部屋です。

そして、町家のお約束、坪庭です。


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次回来たときはこの坪庭に面したこのお部屋の席にしよう、と思いました。

私がはじめて中国茶を意識し始めたのは京都の(未来の)我が家の近く、岡崎の好日居さんに行ったときでした。

好日居さんも古い町家を(ご自分で)改修されて(元建築士)中国茶、日本茶を煎れてくれるお店です。

隠れ家的こじんまりとしたお店ですが、ここと雰囲気がよく似ています。確か好日居さん、ここの中国茶教室の生徒さんだったはず。

岡崎と西天満をつなぐラインがここにあったのですね。

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もう一つのおたのしみは、こちらで点心がいただけるのです。

これは野菜の饅頭。あつあつでおいしかったです〜。他にもうまそうな月餅や杏仁豆腐、麺類などもありましたよ。

中国茶体験と、町家探訪、一つで二度おいしいお店です。

先日行ったJR天満すぐの茶藝館かぎろひさんといい、ここといい、最近中国茶をだしてくれるお店が増えました。

中国茶の世界も又楽しいのですが、これ以上手を広げると、私には収拾つかなくなりそうなので、これはちょっとした時々のお楽しみにとどめておこうとおもっています。


無茶空茶館

〒530-0047 大阪市北区西天満3-9-12
TEL:06-6361-6910
営業時間:12:00~19:00(日祝休)

最寄駅  地下鉄 南森町駅  徒歩10分
    京阪 堺筋線 北浜駅 徒歩7分

2008年7月23日 (水)

丸福珈琲〜北浜散歩

はじまりはお中元にもらったこのアイスコーヒーの小瓶。

こんなのを20本ばかりいただいた。で、冷蔵庫を占拠している。


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はて、このレトロなカフェの女給さんっぽい姉ちゃんはどこかで見たことがある、、、、。

と、ちょっと苦めの珈琲を小瓶からじかにグビグビ飲みながら考えた。

このコーヒーには、それぞれコーヒーフレッシュのパックがついているが、ガムシロップがついていないのは片手落ちかも。

だってかなり苦め、、、、。

おおっ|この姉ちゃん、そういえば大阪、北浜のレトロビル群の中にあるカフェの姉ちゃんだ!雑誌で何度か見たことある!

(行ったことはないけれど)

で、とっとと出かけてみるあたり、われながらいいフットワーク!happy01


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大阪はビジネスの心臓部、北浜、近代的な高層ビルの間にありました。

丸福珈琲北浜店。この蔦でおおわれたところがたまらない。

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そう、この姉ちゃんだったのです。ぶあいそににっこりお出迎え。


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大正14年にできた当時のままのビルのファサードです。

丸福さん自体も昭和4年創業とかで、いくつか支店をもってはりますが、やっぱりほんまもんのレトロビルのここがいいですねぇ。


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コーヒーをいただく。

香りがすごくいい。さすが珈琲専門店だけあるわ。

でも、やっぱり、例の小瓶の珈琲と同じくやや苦い!コーヒー好きの私でも、苦いと感じる。

慣れるとクセになりそうなところがみそですな。


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店内は天井やステンドグラスなど当時のままの意匠がみられるのですが、お客さんたくさんいてたので、残念ながら写真はなし。

唯一とれたのがこの飾り棚。これも当時のものらしい。

今、われわれがレトロ趣味でええわ〜と思う物は、当時はモダンでならしてたことを考えるとおもしろい。

モダンとレトロが入れ替わった時点はどこだったのだろう。多分戦後タケノコみたいに建てられたチープな建物がたくさんできてしまったあたりかしら?


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このビルの入り口にはこんなプレートが。

おお、京都の古い町家と同等の価値があるんですな。

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こんな装飾もありました。あんまりパシャパシャ写真をとってはいけないようです。

〒541-0044
大阪市中央区伏見町2-22 青山ビル
丸福珈琲 北浜店

一歩外に出ると高層ビルを背景にした町ながら、こんな町家や

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こりゃなんじゃ〜というようなごつい和風レトロな建物が。


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まるで巨大な蔵のようでもあり、昔の銀行みたいでもあり、、、、


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表にまわってみると、『コニシ株式会社』

現役の会社のようですが、いったい何を商っているのかはどこにもかいていませんねぇ。

なんとなくケミカル系の会社っぽいけど。

なんせこのあたり、町名が道修町(どしょうまち)、知る人ぞ知る、メジャーな製薬会社本社が集まってるところ。


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周辺は、歩いていると、すぐにレトロビル(『ビルヂング』という表記が似合う)にあたる。

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北浜周辺に集まるこのレトロビルを訪ねて歩くツアーもあるらしい。

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どれもカフェやレストランに活用されているが、いつのまにか壊されて新しい高層ビルになったところも多いらしい。

あれ、どっかで良く聞く話、、、。京町家と同じやねえ、、、。


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さて、レトロビルのきわめつけはこれ、大阪市公会堂でしょう!

ここに入っているレストランでコースを食べたことあり。

でも前回のNHK朝ドラ『ちりとてちん』で、ここのオムライスが絶品、というシーンを見て、あ、オムライス食べそこなった、と。


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最後になんの脈絡もないが、たまたま近くに行ったので、大阪市立東洋陶磁美術館へ。(ここはいい茶道具がよく展示される)

鼻煙壺(びえんこ:中国清朝ではやったかぎ煙草入れ)1000展の特別展開催中。

素材も玉から石から、象牙、ガラス、陶器さまざまな手のひらサイズの芸術品ばかり。こういう日用品に芸術の粋を適用する人間のエネルギーとは、洋の東西、時代にかかわらずすごいものがあるな、とうなる。

そういえば、お気に入りの中崎町の中国雑貨・家具のお店シノワズリーモダンさんに、この鼻煙壺、売ってたわ。

熱心なコレクターがいるらしい。

この展示会そのものが沖正一郎という人の個人のコレクションなんだから。

日本の根付けコレクターみたいなもんでしょうか。

ずいぶん、当初の目的からはずれたこと。

でもまあ、半日楽しんで、お家に帰って、、、、、ちゃんとコーヒーで締めましたよ。


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空き瓶の有効利用!