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お出かけ・旅 Feed

2010年7月21日 (水)

北の国から

関西が最高気温を記録した日、私は別世界、気温20℃のこ〜んな所にいました。

(涼しいをとおりこして寒かったですが〜sad

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所用あって北海道へ。
せっかくだから今人気の旭山動物園まで足をのばしたのです。

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さすが北海道の景色は広々ですねえ。
あいにくの雨模様。

せっかく関西で梅雨明けしたというのに、雨においかけられるなんてcatface

まあ、この動物園はいろいろなメディアで取り上げられていますから、あえて説明はいたしません。

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動物園に行くなんて、子どもが小さいとき以来なので、ひさしぶり〜!!

まずはここで一番人気のしろくま館へ。

たしかに!
これは迫力ありました。

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目の前をごぉ〜っと(本当に音が聞こえるような気がします)巨体がとおりすぎるよ〜〜coldsweats02

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おりかえし〜!!

水の中でシロクマが目をしょぼしょぼさせているのまで見えました。

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水の中でポリタンクと遊ぶシロクマの図なんて、まあ初めて見ますわ、この歳になって!

たしかに陸上にいるだけのシロクマはそれほどの人気者ではないのですが、こうして水中で生き生きしている姿を見ると、また全然シロクマへの認識がかわりますね。

これだけでもお見事!

あと、これだけは見て欲しいの。

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シロクマの後足の肉球〜〜happy02lovelyらぶり〜!

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ついでペンギン館。名物、水のトンネルです。


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空飛ぶペンギン〜〜!!

(なんて「!」の多い記事なんだ。それだけ感動しているの)

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こちらも人気、水の柱の中を自由自在に行き来するアザラシ。

水中だとえらいかっこいい!
(陸上で、のたっとしているところは、ものぐさものに見えるのに、、、)

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「もぐもぐタイム」というのがあって、いろんな動物の餌付けと同時に動物に関する説明を聞くことができます。
もちろん、対象はお子様なのですが、大人でも勉強になりますわ〜。


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  カバ「にいさん、にいさん、説明はもおええから、はよエサちょうだい」

(なぜ関西弁なのかはワカリマセンcoldsweats01

スタッフさんがとてもたくさんいるのにびっくり。
入園料も大人800円とお安いのに。
中にはボランティアの方もおられるのかも。

あと、旭山独自のとりくみがあちこちで垣間見えて、おもしろかったです。
動物のネームプレートなど手作り感いっぱいで、ほほえましい。

手作り看板をいくつか。

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「着任のご挨拶?!」

(キョン、、、って「こまわりくん」で初めて知ったっけ。←わかる人にはわかる)

あと、動物園の永遠のテーマ、動物は檻に閉じ込められてかわいそうか?
それに対する、旭山の答えがこれ。(クリックで拡大すれば読めると思います)


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でもって、一番のお気に入りは、この方〜!


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デッサンの狂った巨大なネズミ、、、といったふうのカピバラ。
まさに世界最大のネズミの仲間なんですが。

このぬぼ〜っとした顔と、もっさりした動きは見ていて癒されるんです〜。

関西への帰路は空路で。
北海道のたれこめた雨雲を突き抜けて、関西圏に入ると雲ひとつなく、はるか琵琶湖がきれいに見えました。

久々に窓側の席にすわったので、(いつもはトイレにいきやすい通路側)こんなきれいな天空の入り日を写真に撮ってみました。

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2010年5月 7日 (金)

倉敷逍遙

岡山から倉敷までは電車で約15分。

20年ぶりくらいかなあ、、、。思い立ってでかけてみた。

JRの車窓から見える緑の田園風景にふと口をついて出てきたのは、なつかしいGLAYのMayfair

 Mayfair 風は薫る 色づく季節見守るように、、、、、、
    、、、、、記憶をたどる岐路にあの日の空、、、、、、、、
 、、、、、、それでも 心なぞる 五月の風 涙流れても 優しくて、、、、、

倉敷といえば、もう説明不要でしょう。

今回はスライドショーと思って、町並みをぼ〜っとながめてね。

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連休最後の日ゆえ、観光客もそれほど多くなく、裏道にちょっとはいると、こんな景色も独り占め。


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旧・倉敷銀行、大正11年建築。

大原美術館で有名な大原一族が設立した銀行。


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ステンドグラスも当時のもの。


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つきあたりが大原美術館

子供の頃から何度となく行って、どこにどんな絵がかかっているかまで覚えていたものです。

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これでもか、これでもか、のなまこ壁。

、、、、と思っていたら、真打ち登場!!


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うわぁ〜〜〜coldsweats02

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この車庫のおさまりがステキ!


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時代劇のセットのようだ。

でも、倉敷行きの一番の目的はこちらだったりする。


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倉敷民芸館

先日でかけた東京駒場の日本民芸館に刺激を受けて。

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ここは記憶にはないのだが、小学校に入る前くらいのころ、ここの前で叔母さんたちと撮った写真がある。

まあ、そのくらいの子供には全く興味がわかない場所だったに違いない。

こちらはなんと江戸時代の米倉を改修した建物。

この倉敷美観地区での伝統的建築群の利用改修第1号らしい。

しかも駒場の民芸館に次ぐ第2号の民芸館なんですと。(昭和11年)

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駒場の以上にあちこちにちりばめられた李朝家具が、もうなかせますhappy02
バンダジも、以前手に入れたのと同じようなモリジャンも、ソバンも一級品ばかりがなにげにおいてあって、このままこちらに住まわせてくださいませ、、、といいたくなるような。

以前、倉敷ガラスの第一人者小谷真三さんの記事を書きましたが、小谷さんもまた柳宗悦の教えにであい、民藝の担い手となったわけで、なんだか、私の好きな美しいもの、、、はそこにいつのまにか集約するなあ、、、と思ったのでした。

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美観地区のシンボル、今橋。

このほとりに普段は非公開、年に2回だけ、イベントにあわせて短期公開される、大原孫三郎(大原美術館をつくった財閥ね)の別邸、有隣荘があります。


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と、思ったら、その有隣荘の二回の窓から、なんじゃこりゃ〜〜〜!!??

どうも、そのイベント(ヤノベケンジの幻燈夜会)
のものらしいです。びっくり。


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気をとりなおして、中を拝見。

なんと庭園は、京都のあの有名な(平安神宮、無鄰庵、並河靖之邸などなど)七代目植治がてがけたそうですよ。

縁側に立って、庭を見ると、目の前にば〜ん!と大原美術館のイオニア式円柱の門、足元には、これまた今頃はまあないだろう、、と思われるような自然の巨石がふんだんに。

こちらもみごとな邸宅でございました。内部の写真がないのが残念ですが。

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美術館へ行ったら、必ず行く、というお約束のカフェ、エル・グレコ

もちろん名前は、大原美術館のシンボル的名画、「受胎告知」の作者名から。

こちらも、もとは美術館付属の事務所だった建物で、味があるんですよ。

かつては小谷真三さんのガラスコップでお冷やがでたんですけれどね。
有名になりすぎて、使えなくなったみたい。


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青楓の美しさ、、、、天下は麗しの皐月でございますな〜。

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最初の写真の民藝の店で買った小谷栄次さん(真三さんの息子さん)のガラスコップ(無色)と実家からパクってきた もらってきた真三さんのガラス器(ブルー)。
あたたかいガラスです。

2010年5月 5日 (水)

実家へ〜キルトと猫のご縁

連休を利用して、実家の岡山へ帰ってきました。

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緑陰ゆたかな西川。

子供の頃の遊び場でした。

流れてくるいろんなものをすくい上げては遊んでいました。

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幼稚園〜中学までの通学路にあった、某銀行は今ではマンションになっていますが、当時のファサードの飾りと柱の一部がこんなかたちで保存されています。


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この「禁酒会館」と書かれた、ちょっと特異な建物も通学路で、目にしているはずなんだが記憶にない。

調べてみると大正12年に建てられ、空襲を奇跡的に免れた歴史ある建物で(→)国の重要文化財になっているらしい。

たぶん、私が岡山に住んでいた頃は閉鎖されていたのだと思う。今は店舗や事務所がはいっているようですが、子供の頃なんで気付かなかったかなあ、、、、、。(当時は建物なんかに興味はなかったってことね。)

さて、表町まででかけたのは、、、、

キルトと猫つながりでいつもブログにおじゃましている、ふーテトママさん(猫日和。キルト日和。)がこちらにいらっしゃると聞いたので。

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岡山の丸善。

私が中・高校生のころ、ここはまだ古い店舗で、1Fは本、2Fは文具をあつかっていて、定期試験の終わった日には必ず立ち寄る楽しい場所だったんです。

こちらで、ふーテトママさん、先日から展示とカットクロスやキットの販売コーナーをされているそうです。


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あ、ありますあります。作品が。

いつもブログで拝見していて、色づかいがとてもきれいなのにうっとりしていたんです。

我がかつてのホームグランドにおいでとあれば、おめにかからねば!

で、そのコーナーにいらした女性、お孫さんがおられると聞いたし、それにしてはお若い方だから違うかな〜、、と逡巡していたのですが、、、、

この方がふーテトママさんでした!

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若々しくて、すごくおしゃれな方なのでした〜。

初対面ですのに、やはり地元出身、話題が次から次へと、、、おまけに同じ中学の同窓であることも判明し!
もう、すっかり岡山で中学生、高校生をやっていた時代にかえってしまいました。
(県立高校の制服談義は最高でした!)

ママさんのHNのもとになった、ふーくん、テトちゃんという猫ちゃんも、いつもブログで写真をみるのを楽しみにしているんです。(お気に入りは、ちょっととぼけたふーくん。)
ママさんのつけられたキャプションがまた、じわっと笑えて、笑えて、、、

関西の方にこられることもあるそうですので、今度は是非大阪でもお目にかかりたいですね。
同じ猫とキルト仲間の(勝手に仲間にしちゃってますが)nnya様もごいっしょできるといいですね。

ちなみに上のキルト、すごい手がかかっているんですよ。
布の方向まで計算して縫ってあって、、、、これで2ヶ月弱とか。
とてもマネできません。

ママさんのブログで拝見した畳のへり(!)で作ったバッグも実物をみて、「私も作りたいっ!」と。
これが手芸材料になるとは!すばらしい。しかもかなりおしゃれ。


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キットとカットクロスまでおみやげにいただいて、感謝です。

いずれもママさんお気に入りのかわいい〜柄なので、切って使うのがもったいなくて、、、、coldsweats01

また、ブログでもすてきな作品、拝見するのを楽しみにしていますね〜。

2010年4月27日 (火)

旧・前田侯爵邸〜三井記念美術館〜出光美術館

さて、その他のお江戸紀行(かなり偏向)をまとめまして、ご紹介。

日本民藝館をでたあと、すぐ近くにあるという旧・前田侯爵邸へ。


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こちらはいまでは目黒区立駒場公園となっています。
もちろん、入園は無料。

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旧・加賀百万石前田家16代当主の本邸として、昭和4年に建築され、当時東洋一の屋敷と言われた建物。
延床面積2930㎡を誇ります。
なんとここも入館無料!
入り放題、写真取り放題、なんて太っ腹なんだあ、目黒区(東京都?)!

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だからといって、荒れ放題、ではなくて、広大な庭園も、屋敷もちゃんと手入れされている職員さんもおられます。
さすが、目黒区(?)。この周囲、ごっついお屋敷ばかりのハイソなエリアみたいなんですものね。


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なんでも、英国のチューダー様式らしいですが、とにかく当時の優雅な貴族の生活をしのんでくださいませ。


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戦後はアメリカ軍司令官官邸として接収されたこともあるそうです。


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現在では東京都有形文化財。

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柱の装飾。あちこち、手が込んでます。


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豪華な部屋の他に、どうみても召使いたちのお部屋、らしき部屋もたくさんあって、時代的にも宮部みゆきの「蒲生邸事件」の舞台となったお屋敷みたいだな、と思ったのでした。

さて、場所は変わってこちらは、、、、

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日銀〜♪(こうなると、たんなるおのぼりさん)

でも建物はすてきですわ。(設計:辰野金吾)

この近く、これまたすんばらしい、堂々たる建物。


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右の三越も、、、ですが左の三井記念美術館ですよ。

昭和初期の建築、国の重要文化財。設計はどうも外人さんらしい。(←?)

この伝統的で、重厚な、かつて銀行として使われていた建物の内装そのままに、三井財閥の底知れぬ力を示すお宝の数々。


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今回の展示は徳川家康の遺愛品、特に彼が所持していた茶の湯の大名物がお目当て。

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そう!信長、秀吉、家康の時代を通して、楢柴、新田とならぶ天下三肩衝の一つ、「初花肩衝」!(徳川美術館蔵)
秀吉の前に三つ並んだところを「へうげもの」で、織部がよだれをたらさんばかりに眺めていたあれ、ですよ、あれ。(スミマセン。漫画の話です。coldsweats01

これをガラス越しとはいえ、この目で見られるとは。
しかも、三井所蔵の同じく大名物「遅桜」肩衝とならんだところを、正確な如庵の写しのお茶室で!(感涙もの)

思ったより大きく、とても何百年も前に作られたとは思えない美しい土肌です。

遅桜はもともと、初花とならんで足利義政が所持し、「金葉集」の「夏山の青葉まじりのおそ桜初花よりもめづらしきかな」の歌意に因んで、初花にも負けないくらいすばらしい、との意で命名したもの。

数百年の時を経て、またこの二つの茶入れは出会ったことになります。
でも、やはり初花の方が完成した唐物らしい美しさを感じますが。


できるなら、さわって、持って、その器の壁の薄さ、軽さを実感してみたいなあ、、、
(なんで唐物のあつかいが、ああも丁寧なのかが、わかるそうです。)

あと、茶会記にもっともよく登場するといわれる大名物、唐物茶壺「松花」もでていましたわよ。heart01

最後に行きましたのは、丸の内の出光美術館


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皇居に面した帝劇ビルの9階にあります。(ここからはお濠や桜田門がきれいに眺められます。)

展示のテーマはずばり「茶〜Tea」。


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煎茶道のお道具などもあったのですが、なんといっても茶道道具コーナーが、これまたすごかった!

長谷川等伯も一生懸命模写して学んだという南宋の画家、牧谿の平沙落雁図(重要文化財)がでてましたわ。
名前は良く聞く、ただし、、、ちょっと薄すぎてなにが描いてあるのかよくわからん絵なんですがcoldsweats01

佐竹本三十六歌仙(近代数寄者がみんなで分け分けした)も、こちらのは僧正遍照、と人麿。

利休や少庵の茶杓もあれば、唐物茶碗、茶入、高麗茶碗、漢作唐物茶壺などなど、お稽古の時に名前だけ拝借している名品の数々が目の前に〜〜!

、、、、、すみません。つい興奮してしまいました。
いや、東京はすごいわ、と思ったことでした。


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最後に、とても心惹かれた水指があって、その絵はがきを手に入れましたので、アップします。

明代末期、景徳鎮窯、古染付葡萄棚文水指。

素朴な、描き手の息づかいまでわかるような絵付けに、大好きな葡萄文。
かせているところもよい景色です。
こんな水指が小間の茶室にそっと置いてあったなら、、、、もう感動してひっくりかえりそうですhappy02
美しい道具って、、、すばらしいわ。
(柳 宗悦の審美眼に比べたらお話しになりませんが)

時間の制約がありましたので、「茶の湯」に偏向した美術館巡りでしたが、とても実り多かったです。
(あ、ちゃんと仕事の部分もこなしましてよ)

そしてこのたびの東京行きで、尊敬する茶人さんのおひとりに、お目にかかることができました。
いろいろお話を伺って、茶道について、お茶事について、目からウロコがどばどば落ちました。
ありがとうございました。お目にかかれたご縁を感謝いたします。

2009年2月16日 (月)

地方小都市に住むということ

仕事で中国地方の小都市へ行っておりました。

観光するヒマもなかったけれど、まあ観光地では全然ないので、それはそれでいいのですが、ちょっとだけ行き帰りに町の中を歩いてみました。

歩いてみて思ったこと、、、まず、人がいない!

週末だったこともあるけれど、けっこう大きな通りでも前後左右周囲にだれもいない。たま〜に車が通るだけ、、、。

いつも人が一杯で、まっすぐ歩こうと思うと人と肩をぶつけてしまう大阪に慣れていると、この人気のなさは異様に感じられるのですが、日本の地方の小都市はこんなものなのでしょうか。

ここでいう小都市とは人口10〜20万以下の都市で、いわゆる地方中核都市でもなく、町・村というほど田舎でもない都市のことです。

(宝塚も小都市で、人がそれほどいるわけではありませんが、大阪・神戸の衛星都市なので、地方都市とはいえません。
ふるさと岡山市はこんど政令都市になっちゃいましたからね、これも小都市ではありませんよ。)


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こんな感じの家がまばらに残っています。これはきっと戦前からの家だと思います。

なんと立派なしゃちほこ(?)までついているではありませんか。

戦争で焼けなかった都市で、昔からの人がおそらく何代もず〜っとかわらず住んでいて、毎日が同窓会みたいなコミュニティ。

そんな印象をうけました。

京都も何代もず〜っと住んでいる人の率はよそに比べて高いとは思いますが、一応大都市なので、人の流入流出は結構あると思います。


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こんな感じの家、そうそう、地方小都市によく残ってるタイプ。

そのまま現役で残ってるんだ〜。

京都でも現役で使われている築100年の町家はたくさんあるのだけれど、それはいわば京都の財産であって、日本人みんなが残して欲しいと思う対象です。

でも地方小都市では、よほど由緒ある建物でなければ、だれもそうは思わないでしょう。

なのに、こうして残って住んでる人がいる、、、というのはなにかここだけ時計が止まっているような気がします。

大阪では50mもいけばコンビニはあるし、店はいつでもあいてるし、、なのに、ここいらはほんまに店がない!

駅前にやっとコンビニを一つ発見。


人があふれ、店があふれ、夜も眠らない大都市にどっぷり慣れてしまって、忘れてしまっていたけれど、もともと日本の都市はこういう小都市が実はほとんどなんじゃないかな。

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ちょっとこういうところへ住んでいる自分を想像してみました。

、、、、、、買い物はちょっと不便だけれど、物欲を刺激する物もないので、別に気にならない。

それほど物やお金がなくてもなんとなく生活できる。

隣近所はみんな自分の小さい頃を知っていて、自分も彼らを昔からよく知っているし、人情は大都市ほどせちがらくない。

都市の機能はあるので、職住すべて都市の中だけで完結できる。

少し行けば自然はいっぱい。

地方にも豊かな文化があるので、それを楽しめる。(ただ、それを土地特有の文化として認識できるかどうかは不明)

、、、、、、、ただ、刺激はないわな〜、、、

それなりに楽しく暮らせていたかもしれない、という気はします。

(でも、京都に住む、という魅力の前には完敗ですけど。)

じつはここ、30数年前にほんのちょっとだけ、縁があった土地でして、また訪れるとは夢にも思わなかったので、こんなことを考えてしまいました。

こちらの人の話すやわらかいのどかな感じの方言は岡山弁にもよく似て、とても懐かしかったです。

最後に町で見つけた戦前の家の、おもしろい意匠を。

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見えますか?

鬼瓦の真ん中が、大黒さんです。しかも、、、


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他の部分の鬼瓦には大黒さんに付きものの、小槌が〜〜。happy02

遊び心を持った人は都だけでなく、鄙にもおられるのですね。


2008年10月31日 (金)

金沢・あまいもん、きれいなもん

金沢編これで最後ですhappy01

金沢で出会った、あまいもんときれいなもん。


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これは金沢では有名なお菓子司森八さんの、ひがし茶屋街の町家を改装したカフェ兼お店です。

森八といえば小堀遠州命名の和三盆の打ち菓子「長生殿」が有名ですね。

いつもなら年に2回、梅田阪急デパートに加賀百万石金沢展として、森八さんも出張っていたので、その時はいつも6つ8つと、実演できたて上生菓子を買いに走ったものですが、残念ながら阪急さんが改装工事にはいってからは開かれていないようです。

そこで大阪の敵を金沢で討つ!、、、、というか、ここで食べ貯めです。


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きんとん  銘「菊襲(きくがさね)」

十二単の襲の色目でしょうか。


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ねりきり  銘「紅葉」

中は黄身あんです。こちらでは「こなし(白餡+餅粉+小麦粉を蒸した物)」とよばれるものはないそうです。

あれはやはり京都だけのものなのでしょうかねえ。

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ねりきり  銘「色づく」

どうです?この微妙な色!柿のなかはこしあん。

いや、目と舌で楽しませてもらいました。


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そしておみやげに買ったのは、こちらは金沢では新しい和菓子のお店茶菓工房たろうの寒琥珀、「もりの音」

それぞれ色によって味が違います。抹茶や葡萄、一番好きなのが小豆です。

これもなんとなくおしゃれできれいでしょ?

次はきれいなもんシリーズ

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これもひがし茶屋街にある町家ショップ、加賀繍のぎゃらりい繭鳥さんで買った刺繍の帯留めです。季節ぴったりでしょ?

実は帯留め用の帯締め持っていません。これを機に京都の寺町の伊藤組紐店で一本誂えましょかねえ。

もちろん、ブローチ、ネックレスとしても使えます。

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同じく繭鳥さんの古帛紗。刺繍付き。

お茶席ではちょっと使えませんが、ものの下に敷くのにいいかと。

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これが有名な加賀指貫ですよ。

加賀友禅を縫うお針子さんたちが、布を傷めないようにと指貫にあまった色糸を巻き付けて作ったのがはじまりだそうです。

以前何かの展示会でこの加賀指貫100点を見たことがあります。

一つとして同じ文様はなく、100個集合すると圧倒的な美しさでした。

もちろん、使いません!使えません!眺めて楽しみますわ。

それから金沢の骨董ストリート、新竪町へ。


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こちらは雑誌にもよく載ってるギャルリ・ノワイヨさん。

町家を改装したお店でアンティークだけでなく現代作家物の展示も。

他にもおしゃれなお店が並ぶ中、お目当ての骨董店は日曜休み、ということで(なんちゅう商売っけのなさ!)ということでがっかりしていたところ、こんなお店発見。


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ご覧の通り、表はなんだかうさんくさい骨董ばかりですが、中に入ってびっくり!

ウナギの寝床のお店の奥にはそれはそれは焼き物から漆器、とんでもない古い人形までいや〜骨董の宝庫でありました。

ここの店主さんです。一つ一つ手に取るたびにいろいろ由来やら蘊蓄やらお話ししてくれました。

金沢も古いお屋敷がたくさんあるので、何かの折りにお蔵からごっつい立派な骨董品が出てくるそうです。

実は、ぱっと見で気に入った、それはそれは美しい古伊万里の金襴手の小鉢が5つセットであったのですよ。

底には染め付けでヨーロッパのエンブレムとおぼしき模様があって、、、、

値段を聞いて、、、、、涙をのんで、、、あきらめました。crying

代わりといっちゃなんですが、、、

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明治初期くらいの笹蔓緞子文様の蒔絵の小皿。1枚1000円happy01

普段使いに買いました。

包んでくれた習字の反故紙がまた粋です。

目の保養、お口の保養、心の洗濯、金沢でいたしましたmaple

2008年10月28日 (火)

これは、、、、?

これはなんでしょ?

おお〜っ!プールの中に人が〜〜〜〜

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って、知ってる人は知ってるよね。


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2008年10月27日 (月)

金沢・ひがし茶屋街〜志摩

週末、ちょいと加賀百万石は金沢へ行って参りました。

晴れた、と思ったらすぐしぐれる、やはりここは北陸なんだな、と思いつついろいろ回りましたが、

なんといってもわたくしのツボをヒットしたのが、旧郭街のひがし茶屋街でした。


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江戸時代にこのあたりに点在していたお茶屋を集めて町割りしたもので、この石畳は有名です。

よく雑誌にもでています。

京都祇園に比べると、建物の仕様が北国バージョンになっているような気がします。特に2階部分は京都では見られない造りになっています。

しかし、金沢に来るのは3回目ですが、前に来たのが10数年前になるせいか、このスポットは知りませんでした。(当時はどのガイドブックにも載っていなかった)

京都祇園とまったく同じシステムで、場所だけを提供し、芸妓をよんで、食事も出前をとり、一見さんお断り、信用だけで現金のやりとりはしません。

とくにこのひがしは格式が高いそうです。

だからかつては一般の観光客などお呼びでない場所だったようです。

それが時代の流れ、あちこちのお茶屋さんが廃業し、芸妓さんもひがしには7人だけだそうで、ついに観光客に門戸を開いた、ということでしょうか。

廃業したお茶屋さんの建物を利用し、金箔細工や加賀友禅小物、カフェ、レストランがたくさんでき、観光バスもくるスポットになっています。(京都といっしょだ〜)

ただ現役の芸妓さんも住んでいるので、朝早くやお稽古に行く時間に観光客がワヤワヤいるのは嫌がる向きもあるようでむつかしいですね。


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こちらは当時のお茶屋の雰囲気をそのまま伝える国の重要文化財・志摩


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中に入ることができます。


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こちらは玄関をあがったところ。

この階段を上った2階が客間でお客が遊ぶ座敷になります。


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床の間です。壁の朱ぬりがなんとなく艶めかしいですね。

押し入れや物入れを造らずあくまで遊興を目的としたどこか粋な座敷です。


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床の間と相対する控えの間。

そう、こちらで芸妓さんが踊りや音曲をお見せするのです。

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坪庭をのぞむ窓の手すりですが、つぼつぼ模様のこれも女性的な意匠です。


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2階から、少し雨に濡れた瓦屋根が美しい。


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芸妓さんは、琴や三味線から琵琶まで、そして茶の湯や和歌、俳諧、碁までありとあらゆる芸事に精通していなければならず
一種の江戸時代一流の教養人でなければならなかったそうです。


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これはまたべつの小部屋の手すりです。

凝った意匠にこれもさぞ金に糸目つけてないな、と思われる、おそらく天然に穴のあいた一枚板。

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当時の芸妓さんの使った簪や笄(こうがい)櫛などが展示されています。

凝った作りのものもあります。日本髪にしか似合わない物ですね。

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これは他の店やらカフェでもそうだったのですが、天井がほとんど艶のある拭き漆で仕上げられています。

これも一般の住宅ではあまり見られないのではないでしょうか。花街ならでの造作でしょう。

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さて、一番美しいと思ったのはこの庭です。

雨上がりで特にモミジ、苔がしっとりした緑です。

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この庭に面した縁側の隅のカエル。いや、これはどうということはないのですが、こういう隅に活けられた花に心惹かれました。

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よく見ると、各部屋の壁や柱、なにげない廊下の隅にお花が活けられています。


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これはお茶屋の時代というより、今管理されている人の心映えでしょう。

そういう粋とも風流ともいえる精神がいまも生きているのですね、この金沢には。


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裏玄関を入ったところになにげに置いてある花を入れた手桶、水やりの柄杓。

人に見られるのも計算しつつ、各部屋に活けられた花の舞台裏がゆかしい。

なんだか一幅の絵のような感じ、しませんか?


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裏玄関の玄関庭です。

この景色を愛でつつ、こちらでお抹茶を一幅いただきました。


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お菓子はこちら。金沢の菓子司・髙砂屋のきんとん、銘を紅葉。

加賀には裏千家4代仙叟のゆかりがあり、茶碗は大樋が有名ですし(大樋美術館で十代大樋長左衛門さんのお姿を見ました〜)、和菓子も大いに発展しています。

というわけで(?)結局最後はスイーツでしめくくらせていただきました。


ああ、上品な甘さでおいしかった〜。happy02

2008年8月18日 (月)

チェコから帰国しました。

あっちは雨もあって、11月のはじめぐらいの寒さ!

日本はまだまだあっついな〜。でも、もう一息かな、この暑さも。

世界遺産の町(ごっつい観光客の数!それも世界中から)から、湯治温泉の町、一番の冒険だった郊外の森のむこうのチェコの作家のお家まで、、、

みなさまに飽きられない程度にまた何回かアップしますね。

よろしく、おつきあいのほどを。


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