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京都めぐり2012 Feed

2012年8月16日 (木)

大文字送り火〜2012

今年も大文字の送り火をご近所のビュースポットから。

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初めて見た13歳のあの夏から、いったい何年たったのでしょうね。
今年も無事見届けることができたことに感謝。

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あの世におかえりになるおしょらい(精霊)さんに手をあわす。


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消えてゆく。

今年の夏ももうおわり。
また来年。

2012年8月 7日 (火)

六道めぐり〜陶器祭〜宮川町

8月初めの恒例行事になりそうな、六道珍皇寺・西福寺・六波羅蜜寺の3点セットと五条通・陶器祭とあわせて4点セット。

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まずは昨年西福寺さんでいただいた祈願銭をひっぱりだしまして。

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東大路から松原通りへ。
まずは六道珍皇寺さんへ。

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盂蘭盆会でおしょらい(精霊)さんがあの世から帰ってくるときの依り代になる高野槙。

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蓮の花や、ホオズキも売られています。
そういえばホオズキは鬼灯と書くのね。なんだかお盆に似合ってる。


地獄へ毎夕出勤したという小野篁さん像と閻魔さん像がこの期間のみ拝見できます。


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お参りされた方は水塔婆にご先祖様の戒名を書いていただきます。

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水塔婆をお線香の煙で清めて


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高野槙の枝で水回向をしておさめます。


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地中にあるお迎え鐘をついて、あの世からたがわずご先祖様がかえってくるように。

こんなふうに蓮の花や鬼灯、高野槙、お線香の香りに包まれて、鐘の音を聞いていると生と死の境がなんだかあいまいになって、死ぬことは自然なことで、そんなにこわいことではないんだなあ、、、と思ってしまう。


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さてこのあたりは轆轤町(ろくろちょう)と言います。
もともと鳥辺野と呼ばれる葬送の地、といっても野に死骸を投げ捨てるだけなので骸骨が散乱していたそうな。
だから髑髏町(どくろちょう)、それがあまりに縁起が悪いので轆轤町にしたという説が有力。

仏事に関わるお店もたくさんありますが、この時期がいちばんにぎわうでしょうね。


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幽霊にちなむみなとやさん。
幽霊の子育て飴は一度はご賞味あれ。


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数年前に行ったきり、レストランのコンセプトは次々かわったけれど、この堂々たる町家は必見の貴匠桜さん。


さらに西へ行くと、、、

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死後に行く、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の六道の分かれ道、六道の辻。
冥土への入口。


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その角にある西福寺。

空海に帰依した嵯峨天皇皇后・檀林皇后(橘嘉智子)の「九想図絵」(風葬された死体の経時変化を描いた法医学の教科書みたいな、、、うげげshock)を今年も拝見。

六道絵があり、昨年は夕方にお参りしたのでちょうど絵解きをされているところにあたりましたね。

今年はじっくり自分で見てみます。
よくみるといろんな教えが詰め込まれているようです。

地獄に落ちた悪人はどんな責めをうけてもほっときゃいいのよ。

でも、賽の河原で石を積む子供の魂を救うためにあらわれた地蔵尊の姿、その衣にすがる幼子の姿には泣ける。

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そして冒頭の祈願銭をお返しして、新しいのをいただいて帰る。


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西福寺の少し南、平清盛ゆかりの六波羅蜜寺。

この大の字の灯りは盂蘭盆萬灯会でともされます。
こちらの迎え鐘はならばないでもつけますよ。

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そのまま南下して五条通まで。
このあたりまだまだ風情のある町家がたくさん残っています。


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五条通は陶器祭の真っ最中。
道の両側にたくさんの露店がならびます。


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もともと五条通にあるお店も陶器祭仕様。

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普段使いによさげなものが、手頃なお値段で。
でも、どちらかというとショッピングより雰囲気を楽しみに来ているかな。


そのまま川端通りに出て、宮川町のお茶屋さんがならぶ疏水縁を歩きます。


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ここは創作和菓子のお店、蒼穹さん。
左手に見えるのは宮川町歌舞練場です。

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もとめたのは左から波照間産黒糖羊羹「南風(はえ)」、アーモンドドラジェ、翁飴。
見た目もユニーク、おいしいですよ。


ここから、三味線のすががきなんぞ粋に聞こえる宮川筋を歩いていて、こんな看板を見つけました。


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町家カフェ、、、、?
これは行ってみなければ。

実はこの場所、なんとお気に入りの裏具さんのろうじをぬけたところでしたの。

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「ろじうさぎ」さん。
先月オープンしたばかりですって。
(現時点ではHPはまだ工事中だとか)


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卯年のオーナーさんがであったとき、この町家はぼろぼろの廃墟だったそうですが、それが想像できないくらい居心地のよい、風情のあるカフェになっています。


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お話しを聞けば、ユニークな京都の旅をプロデュースしているらくたびのガイドさんだったんですって。


だからなんですね、このように京都関係の本が(いつもお世話になっているらくたび文庫はもちろんのこと)ぎっしり。
ちょっとしたブックカフェですね。


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ラインナップも結構ディープです。

歴史をたどる旅をしたら、京都ほどたくさんのポイントがある町はないですものね。
このカフェから、そういう京都の歩き方、楽しみ方を発信してゆきたい、とのことです。

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草ボウボウだった庭も、草むしりしてみると偶然にも灯籠の足元にウサギさんがいたそうです。
まさに「ろじうさぎ」にぴったり誂えたようではありませんか。


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お庭を眺めるカウンター席も居心地良さそう。
次回はランチをいただいてみようhappy02

これにて今年の六道めぐりも無事終了です。


*  *  *


ろじうさぎ:東山区下柳町176(宮川町歌舞練場上ル一筋目東入ル)075-551-0463

2012年8月 5日 (日)

法金剛院〜幼くして逝ける友を悼む

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それ夭くして親に先立つは大罪ぞ


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見よ
母の嘆きを
父の憔悴を

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賽の河原で石を積むがさだめぞ

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されど父母の汝れを思ふ心の深ければ

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その思ひ黄泉路を照らす灯りとならん

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河をわたる舟とならん

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やがて極楽浄土の


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はちすの上に生まれかわりて

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金、銀、瑠璃、玻璃の池


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昼といい
夜といい


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ひがな遊び暮らすべし

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蓮の葉の上
花の影

楽しく遊び暮らすべし

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法金剛院:待賢門院ゆかりの寺、別名蓮の寺


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2012年8月 2日 (木)

祇園祭月雑記2012

<その1> 河原町〜柳小路

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祇園祭神幸祭〜還幸祭の1週間、八坂神社の神輿が鎮座しておられた御旅所、今ではもとどおり四条センター(京土産センター)に。なんだか不思議。

実はSOUSOU・しつらいさんで、今月の創作和菓子とテキスタイル絵はがきをチェックしにいったのですがね、満席で入れず。
(やはり週末いくもんでないdespair

SOUSOUのある花遊小路からぶらぶらしていると、こんな京情緒(陳腐な言葉?)あふれる小路を発見。

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狭い小路の両側に町家がずらっとならんで、おしゃれな小店が、、、

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石積み、ナグリっぽい木、アートな漆喰、、、、
これってオリジナル?新しいもの?

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八兵衛明神?


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ふりかえってみる。
う〜ん、良い感じ。
若干観光客向けという感じだが。

通り抜けてみると、、、

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おお、ここが最近うわさの柳小路だったのか。

この小路は昔からあって、かつては飲み屋さんがたくさんあったらしいのですが、一時荒廃無人化したのを再生、若い人たちがお店をはじめてまた名所になったとか。
大阪・中崎町にも通じるようなはなしです。

ちなみに八兵衛明神、明治はじめにできた由緒正しい(!)神さんで、祀られているのは実は狸さんなんですって。

<その2> 亀仙工房

(亀仙人ちがうよcoldsweats01

ご愛用の東山三条・古川町商店街。
ここでお買い物の後脇道にはずれたところにこんな看板発見。


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これは?


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「亀仙工房」と書かれた町家をのぞくと、玄関の間になんだかユニークな焼き物(主に磁器)に手ぬぐいが並べられています。

奥からでてきはったおぢさん、(あ、亀仙人、、、というのは冗談)この器を焼いている方でした。

いつもこのあたりは通るのになぜ気づかなかったのかというと、土日しかオープンしてないんです。
ふだんは高雄あたりの窯で仕事してはるんですって。(亀仙工房のHP

青染め付けの絵付けが多いのですが、題材は古典が多いのに、どこかユニークでなんだかあたたかい。

手ぬぐいの方は息子さんの臈纈染めとか。
どれもこれぞ手ぬぐい!ってかんじで、お値段も実用にバシバシ使えそうな設定。

お店の芳名録をみてみると、なんと遠方の方ばかり。
もしかしてかくれた有名店?

普段使いのカップと手ぬぐいをもとめて三条通にでてみると、、、


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あ、ここにも看板出てた。


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カップの裏には亀仙(人、、ではない←しつこい)


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いいでしょ〜?このカップ。
網にかかった双魚の図。(裏にもう1匹)


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ハンカチは使わず、手ぬぐいを愛用している私としては、こういう手ぬぐいがありがたいの。


<その3> 岡崎・ヒペリカムで氷


岡崎通りのカフェヒペリカムさん、カフェだけれど和菓子がでるのでお気に入り。


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ここはもともと普通のお家だったと思うが、あまり記憶にない。
中は居心地の良い大きなテーブルもあって、くつろげます。

あんまりあついので、注文はとりあえず抹茶氷!

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抹茶氷だからお抹茶茶碗ででてくるあたり、エスプリがきいてるわ。
それに追加の蜜もついてくるのがうれしい。

すっかり暑いのも忘れました。


<その4> 家ねこになりまし展

神宮道を通っていて、この文字を見て素通りできなかった私。

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ぎゃらりーあーとぺーじ唯心さんにて。


大阪でアート系のお仕事をしている笹岡MEATさんが、ひょんなことで別々に保護した子猫を家猫にした顛末とその子猫の写真の展示。


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子猫ちゃんはイザヤちゃんとこてっちゃん(いずれも♀よ)。

方や公園でひろわれ、方や動物病院で「この柄このみやないから、ひろったけれど公園にかえしにいくわ」とのたまわった(地獄に落ちろ!クソ)ばばあ(あら、暴言失礼あそばせ)に結果としておしつけられた、決してシアワセな出自でない子猫たち。


猫風邪で片目を失明しながらも、生きようという力を失わなかったけなげなかわゆい子猫たち。
今がしあわせなのは、写真をみただけでよくわかるよ。
どうか、世界中のけなげな猫たちがみんなしあわせな猫生をおくれますように。


<その5> 灰型と花と

今年こそは湿し灰を作ろうと、、、、したけれど、意気込みだけで挫折。coldsweats01
お日さまの力は十分なんだけれど、日程的にやや困難。(と、いいわけしておこう)


でも灰型のお稽古はちゃんとしてるの。

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二文字押し切り。
まあ、粗いけれど、かなり作るスピードはアップしたかな。


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遠山。
山の形に個性がでますね。
私の場合、吉田山がモデル(ウソ)


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ちょっと遊んでみた。happy02

さて、玄関にいままでずっと備前の壺をおいていたのだが。

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(写真は冬のもの)
ちょっと暑苦しいような気がしたので、鵜籠をもとめて置いてみた。


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小菊をいれてみる。
うん、まあまあだな。

あと矢筈薄などあればいいのだが。

2012年7月22日 (日)

なつかしの楽友会館にてお茶談義

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朝顔があちこちのお宅で楽しめる季節になりました。
お子たちはもう夏休みなんですね。

さて、こちらは京都大学楽友会館

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学生の頃からこのクラシックな建物がとても好きで、なんといってもこの屋根のカーブとそれを支えるフォークのような柱が泣かせるなあと思っていました。


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この楽友会館は、大正14年に京都大学創立25周年を記念して、当時京都大学工学部建築科助教授だった森田慶一氏(武田五一に招聘された)が設計して建てられた施設。

スパニッシュミッション(伝道院)形式というらしく、赤銅色の瓦屋根とクリーム色の壁が特徴とか。
かのヴォーリズ設計の関西学院大、神戸女学院大もこの形式。

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エントランス手前の壁。


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同じく。

ここは昔から、学生でも利用できる値段設定のレトロなレストランがあって、よく利用しました。
(なにしろ子供が小さかったときは徒歩2〜3分のところに住んでいたので)

二階の会議室もミーティングで利用したこともあります。

ところが数年前、前面改築、ということで一時閉館になっていたのです。

2年前リニューアルオープンして、どんなにかわったのだろうと思いつつなかなか行けなかったのですが、今回水無月茶事でご亭主をされた暁庵様はじめ御連客の方々とランチでお茶談義、という設定でこちらをアレンジさせていただきました。


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エントランスの雰囲気、掲示板の感じ、う〜ん、昔とそっくりそのままだわ。


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2階への階段。
この色つきガラス、ずいぶんきれになったわね。
昔は煤けて何色かわからんかったような、、、


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階段からエントランスを見下ろしたところ。


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さて、そのなつかしいレストラン!
まあ!
この看板、かわってないわ〜!lovelyこれこれ。
(鉄板に穴をあけて、喫茶食堂の文字を形作っている)

おそらくは看板自体は新しくなったのだと思いますが、昔の復刻版にされたのでしょう。

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中の雰囲気もかつてとほぼ同じです。
私の記憶では昔は各テーブルに白い布のクロスがかけてあったんですが。

学生の頃ここでいただいたなじみのメニューは、Aランチ、ちょっと贅沢なBランチ、それにそれだけで一食分になるくらいボリューム満点のミックスサラダ。

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日替わりランチがまさしくBランチだわ!

海老フライとハンバーグ、こういう若向きの食事はほんとに久しぶり。


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ミックスサラダも復刻版。
よくローストビーフのきれっぱしが入っていてうれしかったっけ。
これで580円はやはりお値打ち。

お昼時でしたので、レストランはあっというまに一杯。
主に大学関係者、教職員、研究員のかたたちでしょう。
なんとなく漏れ聞く話題もアカデミック。

かくいうわれわれは茶の湯のアカデミズムについて、、、、???coldsweats01

食後のコーヒーがおわって、他のお客さんがいなくなってしまったのでやっとレストランは退散したのですが、、、
外はすごい雨、ひとけのないレストランお向かいの会議室にちょっと雨宿りのつもりが、なんと!
結局解散したときには都合5時間もそこでしゃべりつづけていた計算に。


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この会議室にはいままで入ったことがありませんでした。
ここの一画を閉館になるまで占領していたんですねえ。


茶歴も社中もそれぞれ違って、先日の茶事がほとんど初対面だったのに、こと茶の湯を話題にするとそれぞれの思いがあふれ出してとまらない、そんな感じです。

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ここまでお茶に対して深い思いを抱いておられる方々には、普段の日常生活ではなかなかお目にかかることはできません。
まだ生活の主軸が仕事にある私は(←いいわけですが)、お茶への思いが浅いなあ、、と思い知らされます。

日ごろのお茶のお稽古で、いまさら聞けない、と思うようなこまかいことや、普通こう教えられるけれどこうした方がきれい、ということなど、目からウロコのこともたくさん聞くことができ、勉強もさせていただきました。

いままではお点前の手順をおぼえるのにせいいっぱいでしたが、これからは美しいなと思われるような所作を探求しようと思った次第。

そして京都にきてから、有り難い茶の湯人脈が少しずつ広がって行っているのがうれしい。
おつきあいくだる方々に感謝です。


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帰り道で、こんな大きな葉っぱを発見。
芙蓉?

葉蓋用の葉っぱにはいつも苦労するのですが、これは少し大きすぎますね。
でもここまで大きいとお見事。


   意は剛く 情は深く 知は密に 厳しく鍛え 人はおおらか  (久松真一) 


人はおおらか、というところが好きです。
このおおらかな?葉っぱを見てこの言葉を思い出しました。

2012年7月 9日 (月)

歴史とお茶と源氏物語の町〜宇治散歩

  さむしろに 衣かたしき 今宵もや

          我を待つらむ 宇治の橋姫 (古今集)

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宇治川にかかる宇治橋の中央、でっぱっている場所は観光客用のビューポイント、、、ではありませんよ。

三ノ間とよばれるこのでっぱりはかつて橋の守護神、橋姫をお祀りしていたとか。

(さらに三ノ間から汲む宇治川の水は、山城の名水のひとつで、琵琶湖・瀬田唐橋の下にある竜宮より湧き出たものという伝説も。
秀吉も伏見城での茶の湯の水を汲ませたところともいわれており、10月の宇治茶まつりで「名水汲上の儀」が行われる場所でもあります。)


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橋姫といえばさまざまな伝説があるようです。

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主に女性の嫉妬の象徴、というのが有名ですが、「源氏物語」の宇治十帖の最初の巻名でもありますね。

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前日からの豪雨で増水した宇治川のうねりは、洛中を流れる鴨川とうってかわって荒々しい。

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池月と摺墨の名馬の先陣争い(「平家物語」の世界wink)の時は、まさかこんな激流ではなかったのでしょうね。


、、、、というわけで宇治にきております。
宇治市内に所用があったのですが、おもいがけずさっさと片付いたので、にわか宇治さんぽ。

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まずは蓮の花をもとめて。

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雨にしなだれる風情もまた麗人のおもむき。
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華やぎへの道を登りはじめた乙女。

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仏様の合掌のお姿。
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散華。

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この極楽浄土はどこかといいますと、、、、


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かの世界遺産・宇治平等院鳳凰堂。

藤原頼通が死後、行きたいとねがってやまなかった極楽浄土をこの世に具現化したもの。

学生時代に10円玉(裏が鳳凰堂)をにぎりしめて来たときには、庭園もこんなにきれいに整備されていなかったし、「世界遺産」の称号はやはりすごいなあ。

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浄土庭園の小石が敷き詰められた「洲浜」は平安時代の代表的な庭園様式。
そういえば王朝文化フェチ・八条宮の桂離宮にもありましたわ。


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鳳凰堂内の長押の白壁に、52体(うち何体かはミュージアム内でまぢかにみることができます)の雲中供養菩薩像。
現世にあらわれた極楽浄土のさま。

ただし、今は色は剥落し、渋い古木の味わいで、今の日本人好み。
かつては極彩色にいろどられ、極楽とはかくも色彩の洪水、にぎやかなところなのかと。(ミュージアムで一部再現したコーナーあり)

思うに禅宗が入ってきてから、枯山水など、日本人は渋いのが好きになったが、かつて平安時代には十二単に代表されるような豊かな色彩を愛していたのだろうなあ。

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平等院の裏手に、鳳凰堂に対する、という名の宇治市営のお茶室対鳳庵があります。

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広間、小間、立礼席までそなえたこの茶室では、きちんとしたお点前でほぼ1年中、お茶がいただけますの。


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宇治市内のお社中の先生方が(諸流派、煎茶道もあり)交代でお当番されておられるとか。
(わがブロ友、花咲おばさん様もこちらでかつてご奉仕されていたよしhappy01

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お道具も宇治市所有のものとかで、さすが茶所、宇治!
と感心しました。
(宇治市、城陽市では小学校の水道から宇治茶がでるんですよ〜)

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お花は半夏生とヒメヒオウギ。

この日のお当番は遠州流の先生でした。
(最近、遠州流のお点前は一目見てわかるようになった)

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宇治川をわたる鮎。
お客さんの中にははるか海を渡ってこられた方も。

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宇治橋をわたって、ちょいとこちらへ。
伊藤久右衛門本店


天保年間、宇治田原で茶業をはじめたお茶の老舗ですが、現在ではこちらの、、、

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抹茶パフェが有名かも。
(こんなでっかいパフェ、、といいつつも完食)


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伊藤久右衛門さんからほどちかい、宇治市立源氏物語ミュージアムの池の蓮。
(伊藤さんで割引券、もらえます)

それにしても、宇治市は観光にずいぶん力をいれてがんばってはるなあと思う。

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宇治の観光名所をつなぐ石畳の道にはこんなマークが。
扇で顔をかくした平安美人の図、、、でしょうか。

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ミュージアムから宇治上神社(こちらも世界遺産)へつづく道も整備されて「早蕨の道」と命名されているし。
(ちなみに早蕨も源氏物語の巻名ね)
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宇治上神社。
なんと創建時期とか由来とかも不明、、、なくらい古い神社。

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国宝、拝殿。
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寝殿造りを写したといわれる建築(鎌倉前期らしい)ですが、この屋根のアクセント的曲線部分がなんともいえず美しい。

拝殿の後方にこれまた国宝の本殿があり、現存最古の平安時代の建築(覆屋に覆われている)だとか。


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かつて宇治には宇治七水といって7カ所の名水があったそうですが、現在残っているのはここの境内の桐原水のみ。

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冷たくて澄んだ湧き水です。
(そのまま飲むのはちょっと危険かも)

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宇治橋のたもとにもどったところにお茶の通圓さん。

初代は源三位頼政の家臣だった、というからには平安時代の創業ということになります。

以仁王の乱で頼政に従い、ともに平等院で平氏の軍勢にうたれて討ち死。
そういえば、平等院にお墓がありましたわ。
(思えば宇治の地は歴史の地でもあるんですねえ)

その後代々茶業をいとなみ、秀吉に三ノ間からくみ上げた水をおさめるのも通圓さんの役目だったとか。
現在のこの建物も、寛文年間ですから17世紀のものだそうですよ、びっくりcoldsweats02


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古いといえば、こちらも永禄年間(16世紀後半)創業の茶師、上林春松。
上林記念館の長屋門。
なんと元禄年間の建物。

お茶をやっている人なら、一度は「お詰めはかんばやしでございます。」と言ったことがあるはず。

桃山時代以後、上林一族は永らく宇治茶の総支配でしたから。
現在でも毎年千家へのお茶壺道中は上林だけ。(たぶん)


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江戸時代、将軍家御用の茶を運ぶ茶壺道中に実際つかわれたルソンの壺など、こちらの記念館で見ることができます。

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上林のある街道にはこのほかにも、古い茶師の家がまだまだ残っています。


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最後に訪れたのはこちら。


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中村藤吉本店
こちら創業は安政年間(19世紀)。


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茶商屋敷のこの建物は明治時代のもの。
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どこまでも深い座敷が印象深いです。


さて、今日もおさんぽご苦労様。
で、こちらのカフェで、ごほうびの、、、、


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茶そば。
あくまでお茶の宇治なのでありました。

2012年7月 4日 (水)

北寺町あたり・廬山寺〜梨木神社

寺町通りも丸太町から北は御所の東になるので、雰囲気が南よりかなりかわります。

北寺町、、、というのは私が勝手に名付けただけですがcoldsweats01

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丸太町から北上していくと、このりっぱな門が。
旧九条殿河原町邸から移築したこの門をいただくのは京都府立鴨沂(おうき)高校。

日本最初の女紅場(女子教育の場)からの伝統をうけつぐ高校ですが、私にはジュリーheart01がいた高校、というので大学時代憧れていって見たことがあるんですよ。(まあ、今の若い人にジュリーといってもわからんか、、、、沢田研二さんのことね)


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先日の廬山の茶会に刺激されて、、、というわけではありませんが廬山寺へ。
もっともこの廬山寺(廬山天台講寺)という名前は中国の廬山からとったものだそうですので、あながち無関係ではありません。

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入ってすぐの開基・元三大師堂から寺町通りをふりかえる。

元三大師とは10世紀に活躍した比叡山の高僧・良源のこと。
おみくじの発明者としても有名ですが、もっと有名なのはこのお姿。

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角大師とよばれるお姿で、元三大師が厄神を払うための姿といわれ、いまでは厄除けの御札として京の家々でよく見ることができます。


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こちらは桔梗の庭としても有名なのです。

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ちょうど見頃をむかえています。
雨の中、どの花もあっち向いているのが少々残念。

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廬山寺と言えば、節分の鬼法楽をおもいおこされる方も多いでしょうが、残念ながらこれはまだ見に行ったことがありません。

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紫の桔梗、美しいです。

英語ではbaloon flowerと即物的な名前。たしかにつぼみは風船みたいですが。
西洋人はどうも理が勝っていけない。
オシロイバナも夕方4時頃咲くからfour-o'clockだって。


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もうひとつ、ここで有名なのはこの辺り一帯が紫式部の邸宅跡だったということ。

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彼女の曾祖父、藤原兼輔が鴨川の西堤のこのあたりに邸宅をかまえていたことから堤中納言の名で知られていたそうで、式部もここで結婚生活をおくり(当時は通い婚)、娘の賢子を育て、源氏物語を執筆したといいます。

(「堤中納言物語」はここからきたのか!ただし、どうしてそういうタイトルになったか全く不明、、、とのこと)

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境内にある、紫式部と大弐三位(娘の賢子)の歌碑。
ここを式部邸と断定した考古・歴史学者・角田文衛の手になるもの。

(めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に雲がくれにし夜半の月かな/有馬山ゐなの笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする)
 
                            

さて、見所の多い廬山寺、もうひとつあるんです。

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墓所に通じる細い道をゆけば、、、、

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お墓の向こうにこんもりと、、、、
(墓場ちょっとこわい〜、、、shock


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そう、秀吉の御土居あとがこんなところにも残っていたんですねえ。

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足元にはどんぐりの実がいっぱい。


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さて、廬山寺のほんとにお向かい、こちらは梨木神社。

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秋の萩祭で有名ですが、まだつぼみが少々、、、といったところです。

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なんといってもお茶人さんには名水・染井が有名。

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こちらはほんとうに水の量が豊かで、無料でいただけるため、いつもは多くの人がポリタンクをもって並んでおられますが、さすがに大雨の日にはどなたもおられません。
(雨中をくる私は酔狂な人、、、でしょうかねえ)

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お水を一口いただいて振り返ると、桂の木の葉がリズミカルで美しい影を作っていました。


さて、最後に、、、、

このブログを立ち上げてからもう5年以上になりますが、その間いろんなところへいっしょにでかけた相棒がついにご臨終ですweep

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画像のほとんどはこの相棒が撮りました。
使い方が荒っぽいので表面傷だらけですが、どれも思い出のしるしです。

長い間、ほんとうにありがとう。


2012年6月22日 (金)

両足院・半夏生〜GION-NITI

昨年、半夏生(雑節・7月2日ごろ)のころおとずれた建仁寺・両足院へ少し早めに。

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禅宗のお寺らしいこの塔頭、普段は公開されていないのですが、なにかとイベントがあって何回も寄せてもらっているので、今ではすっかりおなじみのお寺になりました。

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今年も半夏生(こんどは植物の方)がきれいに白くなりました。

池の向こう岸は如庵写しの水月亭、梅軒好みの臨池亭。

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梅雨のうっとうしいこの時期に、すがすがしい白化粧です。
昨年はこの葉っぱをひっくり返して裏は白くないことを確認。
片白草の異名もなるほどと。

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それにしても不思議な植物ですね。

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それでは池の向こうのお茶室で、お茶を一服よばれましょう。


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こちらは入れない、二畳台目・如庵写しの水月亭。

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臨池亭で一服。

昨年もそうでしたが、今年も扶桑織部流担当でしたので、道具は直接畳におかず、天目台のような台にのってでてきます。
織部は徳川家の怒りを買って切腹していますから、その茶の湯はとだえていたのを、明治になって復活させたのが4代前の流祖だったとか。


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今年はお点前は拝見できませんでしたが、桑小卓の下にセットされているのが扶桑盆。

お茶をたてるのに、この上で点てるのです。

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両足院の院印、「星月印」の薯蕷。


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紫陽花だけでなく、半夏生もまた雨が似合う花ですねえ。
晴れた日は晴れた日で、青天に白が映えるのでしょうが。

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書院では、雨の半夏生をすわりこんで楽しむひとたちが。
こういう雨の日のすごしかたって最高ですね。


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建仁寺のよさは、そのあとすぐ祗園にくりだせるところでしょうか。

でも私は祗園で大人の遊びは(普段は)しないのでcoldsweats01、こんなところでランチです。

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祗園歌舞練場の少し北、気をつけないと見落としそうな細いろうじの奥。

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GION-NITI 祗園 日さん。

こちらは昼はカフェ、よるは食事も充実したバーになるんです。

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もと置屋さんかなにかだったのかな。
坪庭も美しく、照明もインテリアもとてもおちつけます。
低めのテーブルセットもすわり心地良好。

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生おかき+涼炉 5種ディップ添え(手火鉢で自分で生おかきを炙る)というのにいたくひかれたのですが、空腹感が強かったので、こちら、焼きおこわの茶碗蒸しを。

茶碗蒸しのトッピングは生湯葉を焼いた物。(かりかりでおいしい)
中をほりおこすと焼きおこわのボールのほか、里芋、えび、キノコなどざくざくでてきてとってもおいしい。wink
それなりにボリュームもあって、けっこう満腹。

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ついてくるデザートは蜜豆に洋酒系シロップがこれまたいけました。


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NITIさんをあとにして、雨の祇園町を少しぶらぶら。

ほそいろうじには会員制の隠れ家クラブなどがかくれています。

臨済禅の寺のすぐ隣にこんな夜遊びの町があるのも京都だなあ。

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いかにも祗園らしい景色。

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あ、芸妓・舞妓さん御用達のキヌ美粧院さん。

八朔とか、事始めなど、花街の行事の時、あらためて髪を結いなおした舞妓さんがここからでてくる映像をTVで見たわ。
着物用の洋髪もやってくださるそうなので、いつかチャレンジ。

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おもしろい側板の出格子だなあ、、と思いつつ前にまわると、、、

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あら、しゃぶしゃぶで有名な十二段家の本店だったのね。

河井寛次郎、浜田庄司、棟方志功等の作品を拝みにいつか行きたいですわね。

2012年6月20日 (水)

紫陽花Days〜三室戸寺〜sou・sou

若い頃は季節の花をしみじみ愛でる、なんてことはしませんでしたねえ。

人生の先の時間はまだまだ長いから、うつろう季節の花なんて、いつでも何回でも見ることができる、、、とでも思っていたのでしょうか。

今は花の盛りをおいかけるのに忙しい。
あと何回この季節を迎えられるのか、という焦りにも似た気持ちがどこかにあるような気がするお年頃coldsweats01なんです。


この季節はやはり紫陽花です。

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紫陽花で有名な、宇治の三室戸寺

ブログのお友達、こまちさんが、関東からわざわざこの紫陽花をご覧になりに日帰りでお越しになったとのこと。coldsweats02すごい!

こ、、これは、京都に住んでいるのに遅れをとってはイカン!coldsweats02
と、時間をやりくりしまして。


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参道の両脇にはライトアップ(19時〜)用の灯りがセットアップされています。
ひとつひとつに源氏物語の各巻の絵が描かれていて、さすが、「宇治十帖」のお土地柄。
(来年はライトアップねらおうかな)

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おお〜!
紫陽花の群生!


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ご覧のようにほどほどの雨で、紫陽花を愛でるのにはベストコンディション。
紫陽花ほど雨が似合う花はないですものね。


この庭園は5000坪、紫陽花は50種、一万株もあるそうです。


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私はこのブルーがやはり好き。

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紫陽花の色を司るのは土壌のPHだと一般にはいわれているけれど、それだけではない複雑な要因があるらしい。

だって同じエリアにこれだけの色のヴァリエーションがあるのですもの。


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一輪だけでもゴージャスな紫陽花がこんなに群生しても牡丹のようにうるさくないのは、葉っぱの緑の分量が多いからでしょうか。


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茶室にあいそうなガクアジサイ、、、多分。
なにしろ紫陽花の種類を調べていたら、あまりにもたくさんで、なかには違いがよくわからない分類もあって、自信がありません。


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これなんかは、特徴的なのでわかりやすいカシワバアジサイですが、、、


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これって、甘茶?ヤマアジサイ?

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この種類は画面の下右寄りに一群れ咲いていて、回りのアジサイと葉の色がちがうし、咲き方も違うのでめだっていました。

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これはコアジサイ。

独特ですね。

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白いのはお茶室なんかでも似合いそうですが、、、

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乙女のようなこんな色が人気でしたよ。


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三室戸寺は蓮の花もきれいなので、花が咲く季節にまた。


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雨の日は、はちすの上に小宇宙、、、もしくは宝珠。

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ふたたび紫陽花園にもどって細い小径を行こうとしたら、雨でしだれた枝に道をふさがれる。

         紫陽花に  行く手はばまれ  雨に濡る

紫陽花は花びら(実はガク)が一般的に4枚なので、雅名を四葩(よひら)という、と最近知りました。


さて、紫陽花つながりで、こちら。

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ようく見てくださいね。
紫陽花の花の上にカタツムリがいるでしょ?


実はこれ、和菓子なんです。
求肥の殻に中味はメロンピューレの餡がはいった雪餅。

日本の伝統デザインをベースにしたオリジナルテキスタイルのsou・souさんと、和菓子の老舗、亀屋良長さんのコラボ。

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お菓子も月替わり、下に敷いてある絵はがきも季節によってかわるし、お持ち帰りできるんです。
これも1年12種類、集めたくなりますね。
なにより、毎月の創作和菓子が楽しみ!


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お抹茶をいっしょに頼むと、sou・souのテキスタイルでつくった浴衣風作務衣のお兄さんが、背筋をぴっとのばして、きれいなお点前で点ててくれました。

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お釜もテキスタイルしてるわねcoldsweats01

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お軸だってあります。
「一語一絵(一期一会のもじり)」ですもの〜happy02

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申し遅れました。
場所は四条新京極近く、花遊小路の「sou・sou着衣」の2F、「しつらい」です。


(sou・souは多種の店舗があるので要注意)


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さて、最後の紫陽花をお見せします。

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ちょうど1年前、御所の拾翠亭チャリティ茶会でデビューした紫陽花蒔絵の大雪吹茶器。

1年ぶりにお社中内の茶会で使いました。
幕末くらいの時代です。

植木職の方が、江戸時代はガクアジサイしかなかったのでは?
といぶかっておられましたが、調べますと葛飾北斎なども、この西洋紫陽花みたいな紫陽花の花を描いています。
すでに江戸時代から日本にあったんですね。

2012年6月 9日 (土)

七十二候〜腐草為蛍のころ

七十二候では6月11日からの数日は、腐草為蛍(腐草螢と為る)。

腐った草が螢になる?
気持ち的には、腐った草のあたりから螢が生まれるってことでわからなくもないが、、、
まあ、中国版オリジナル七十二候には「雉が海に入って大蛤に」なったり、「熊鼠が鶉に」なったりするしなあ。

それはさておき、今年も柵内まで入らせてくれる太っ腹な、野村碧雲荘さん。

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時期がよかったのか、今年は昨年よりもっともっと美しい!

野村さんありがとう。
(碧雲荘も公開してくれたらもっとありがたいんだけど)

この勢いで、平安神宮の神苑の花菖蒲も見に行こう!
(えっと、、、、これはお花のブログだったっけ???coldsweats01


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こちらは花菖蒲と睡蓮が同時に楽しめます。

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ペーパークラフトみたいな睡蓮の花。

、、、泥より出でて、泥に染まらず、、、、

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どこかのアホな気の毒な修学旅行生が、池にはまるのを目撃!
腰の上までつかってた。
けっこう深いのね。


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この池では河骨(コウホネ)の花もらることができます。


朝、花菖蒲を堪能し、その足で四条へお買いもんへ。

例えば、、、

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唐長の名刺。
一昨年つくった唐長さんの名刺はペパーミントグリーンに瓢箪の雲母刷り。

そろそろなくなりかけて、あせっていたのだけれど、なかなか好みのものが発売されていなくて、、、
やっと好みの色(うすいブルーに同じ瓢箪柄)が出ました。やった。
また十分屋さんへ、活版印刷お願いしに行かなくちゃ。


さて、お腹がすいたので四条あたりでランチを。

このあたりのランチカフェはたいていランチは2時終了のことが多いのですが、時間制限のない「おうちごはん」を食べられるここは貴重です。


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グリグラカフェ


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そう、あの絵本の野ネズミの「ぐりとぐら」からとった名前のカフェ。
右手の棚の上に「ぐりとぐらのおきゃくさま」の絵本がおいてあります。

子どもたちが小さいときよく読んでやった絵本で、懐かしいわ。

できればメニューに「ぐりとぐらのぱんけーき(かすてら)」があればいいのに。(←わかる人にはわかる)

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こちらが「きょうのおうちごはん」。
とてもヘルシーでおいしかったhappy02


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日にち変わって、久しぶりの灰型教室。

こちらは先生の芸術的ともいえる二文字押し切りのエッジ。
こんなにぴしっと決まるまで、あと10年くらいは修行しないとだめだろうなあ、、(えっと、その時は一体いくつになっているのやらshock

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ちょっとのブランクで、すっかり感覚が鈍ってる、、、(まあ、もともとそんなにうまいわけでもないけどね)coldsweats01
でも、1週間後に茶会の灰型つくらないといけないのに、、、、(汗)

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灰型の練習のあと、今年お初の水無月は、手作りのものをいただきました。


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夜は梅ジュースを仕込む。
今年はたった1個しか大きくならなかった(カイガラムシにやられた!)わが家の梅+購入した南高梅で。

完成まで2週間くらいかなあ。

、、、、そんな腐草為螢の候の日々。

2012年6月 7日 (木)

勧修寺〜氷室池の睡蓮

地下鉄東西線を小野駅でおりると、そこは小野小町で有名な小野一族が住んだあたり。

駅の東には小町ゆかりの随心院もあります。

駅の西に行くと、、、、

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勧修寺。
正式には「かじゅうじ」と読むそうです。

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このあたり、地名も「勧修寺」なんですが、地名になると「かんしゅうじ」と読ませるようです。
(ああ、ややこし)
人に話すとき、「かじゅうじに行った」と聞いて「勧修寺」という文字が頭に浮かぶ人はどれくらいいるのか不安ですわ。

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門跡寺院ですので、寺紋も裏八重菊。

書院周辺の庭園を回っていくと、ぱっと景色がひらけます。

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わ〜!咲いてる!
睡蓮。

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モネのヴィルジニーの庭にも負けませんわ。(行ったことないけどcoldsweats01


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花菖蒲も盛り。
蓮の花はまだですね。


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さまざまな色の花菖蒲。

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半夏生も白くなりかけています。
もうすぐ建仁寺・両足院の半夏生群生も公開されますね。

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のどかなカエルのこえも聞こえますが、姿は見えません。

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この池は氷室の池といって、かつて平安時代には、池に張った氷を1月2日に宮中に献上したそうです。
また、氷の張った厚さでその年の五穀豊凶を占ったとも。

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もともとこの寺は、山科の大領、宮道(みやじ)家の邸宅跡だったそうで、宮道の娘であった列子と名門藤原北家の高藤とのロマンスは今昔物語にも語られておるそうな。

二人の間にできた娘が藤原胤子、のちの宇多天皇女御、醍醐天皇生母。
その胤子追善のため、醍醐天皇が寺院にあらためたのが勧修寺のはじまり。

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右手奥にみえるのは観音堂。


この日は普通の観光客はほとんどいません。
この人達ぜ〜んぶカメラマン(多分9割以上は趣味の素人)。

いや、私のデジイチなんか、はずかしくなるようなすごいカメラばかり。coldsweats02
聞くともなく話を聞いていると、写真雑誌への投稿云々とか、、、
私なんかとはレベルが違いますわ。

中には小石を投げて、わざわざ絵になるような波紋を作ってらっしゃる方も。
そうか、芸術写真はこうやって撮るのね。

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境内には紫陽花の木もたくさん植わっていましたが、まだまだ色づくのは先のようです。
こちらも盛りのシーズンが楽しみです。

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書院の前はヒノキのような植物がびっしりと匍匐しているので、なんだろうと思いましたが、実はこれ、たった1本の木から出ているんですって!
この木は「這柏槇・ハイビャクシン」。

なんと樹齢750年とか。coldsweats02

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そのハイビャクシンのむこうにぽっこり頭をだしている灯籠は勧修寺型とよばれるものだそうで、あの水戸黄門様の寄進だそうな。なんとなくユーモラス。
灯籠の後方のハイビャクシンも同じ1本の木の続きなのにはおどろきです。

境内にはウルシの木もあるのですが、「ウルシ・さわるな」と注意をよびかけてくれている親切がなんだかうれしい勧修寺なのでした。


<おまけ>

小野の駅をおりてすぐ、関西人ならみんな知ってる(はず)あのオジカソースの本社が!
こんなとこにあったのね〜!


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2012年5月29日 (火)

菖蒲月雑記 2012

<その1> シェル様の憂鬱

この5月で御年15歳にならせられましたシェル様。

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 cat「口の調子がようない。」

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突如口をかきむしって、あががが、、、、coldsweats02

あわてて獣医さんへお連れすると、歯肉炎をおこしていなさる。

抜歯が根治治療だが、なにせご高齢のため(cat失礼な!)麻酔によるダメージがあるかも、とのこと。
でもこのままでは、お食事も満足におできにならないので、ここは下僕としては腹をくくって「抜いちゃってください!」。

幸い血液検査では、この御年にしてはどこも悪くない、とのことで全身麻酔下に抜歯。

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(気持ちワルイと思われる方もおられると思うので、ノイズフィルターかけときました)

上下2本。
どちらも歯根がほぼとけちゃってたので、簡単にぬけた、とのこと。


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点滴のため、毛を剃られた前足にいたくご立腹の様子で、なめなめ。

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まだ麻酔があとをひいて、こ〜んなお顔になっておられます。

え?
術後経過はって?


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はい、このとおり、今までの分を取りもどさんばかりの勢いで、お食事おめしあがりになっとられます。
(しかし、居候中のフレディ、でかいね)

ご高齢ゆえ、これからますます獣医さんのお世話にならないといけないとは思いますが、できるならどうかお元気でずっとおすごし下さいね。

<その2> みったんをみた

なんのこっちゃ?のタイトルですね。

正確に書けば「密庵を見た」。

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ところは大徳寺龍光院。
非公開寺院です。

こちらでさるお茶会のお手伝いに。
(実際はほとんどお役に立てませんでしたが〜〜coldsweats01


こちらには国宝の茶室・密庵席(みったんせき:四畳半台目)があるのです。
なんと、これを拝見できるとは!
(ちなみに国宝の茶室はこれに如庵・待庵をくわえた3つだけです)
伝・小堀遠州作。

中へは当然は入れないものの、竹の結界越しに頭だけつっこめば、それなりに雰囲気が十分味わえるというもの。

見所はなんといっても、宋代の禅僧・密庵咸傑(みったんかんけつ)の現存唯一とされる墨蹟一幅のみを飾るための床・密庵床であります。
この日はその墨蹟はかかっていませんでしたので、想像で補うしかないのですが、思ったより狭い、床も小さい、、という印象。
たった一本の軸のために床、、、いや茶室を作っちゃうなんて、当時の茶人さんが墨蹟を宝物と思う心情の深さを感じます。

こんなにまぢかに密庵を拝見できる日が来るとは!
しかもここのお寺の厨(くりや)がまたすごいんです。(おくどさんあり、現役の井戸あり、高い天井、煙抜きあり、、)
ここを使わせていただけるとは、、
京都でお茶をする醍醐味、御利益happy02をかみしめましたの。


<その3> たまにはイタリアン

祗園は四条縄手上ルのイタリアレストラン、Ristorante dei CACCIATORIさんへ行って参りました。


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このあたりで食事するのはずいぶん久しぶり。
同じビルに、かつて京都住まいだったころよく行っていたスペイン料理のフィゲラスがはいっていて、懐かしかった。
まだあるのね。昔は地下だったような気がするけど。


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イタリア北部ピエモンテ州(トリノのあるところ)の料理、ということですが、日本料理でいえば関西風と関東風くらいのちがいなんでしょうか。

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お料理はちょびっとずつ、何皿もでてきて、しかももりつけが美しい。
これはまさに京料理のイタリア版とでもいいましょうか。
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どちらかといえばあっさり系。


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目と舌で楽しませていただきました。
難をいえば、、、、量がたら〜〜〜んbearing


<その4> 久々のキルト

数ヶ月前からちびちび縫っていたのですが、実用本位なもので、せっぱつまってなんとかぎりぎりに完成。

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ほんとに最後は夜討ち朝駆けでキルトしたので、ちょっと粗造ですの、、、coldsweats01
デザインも凝った物を作る余裕がなくて。

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まあ、これはこれでよいか。
洗濯をよくしないといけないものなので、このくらいで。(←エクスキューズcoldsweats01


<その5> 金環日食

小学生の時、日食はまだガラス板に煤をつけて鼻を真っ黒にして見たものです。
(これがわかるアナタはりっぱな昭和の子です。あ、地域差もあるようですが)


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京都できれいなリングがみられる7:30AMごろ、私は通勤で家をでないといけないんです。

なのでかろうじてとらえた金環は映る影にて。

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減少した日光に照らされた通りは、いつもの通りではないような不思議な感じでしたね。
デ・キリコの絵を連想しました。


<その6> 真如堂〜真古館


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お気に入りでしょっちゅう通っている黒谷さんから真如堂へぬける「墓場コース」です。


紅葉の頃が美しいなら緑の季節も美しいはず、、、と真如堂まで。

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やっぱりね、とてもきれい。


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お堂を背景にするとなお美しい。

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紅葉の頃はすごい人で賑わうのですが、新緑の頃はちらほらとしか人をみかけません。
もったいないですね、この緑をご存じないなんて。


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表門から吉田山のほうへ向かう道でこんなお家を発見。

これはえびすさんでしょうか。
それに、花がまだ咲いていない時期だったので、同定できませんが定家葛?

とても風情があります。


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その足で旧・東伏見宮別邸吉田山荘敷地内のカフェ真古館へ。

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こちらのご馳走はなんといっても三方見通せる窓からの景色なんです。

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今日は比叡山にするかな〜、後一条天皇、陽成天皇の陵にするかな〜、、


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でもやっぱり大文字がいいわね。

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そして名物蝙蝠ビスケットのついたコーヒーを。

2012年5月15日 (火)

上賀茂社家〜西村家別邸

(2日ほど、アクセスがうまくできない状態になっておりましたが、復旧しました。)

大田の沢の杜若を見に行った帰りには、明神川ぞいのたちならぶ社家(かつての上賀茂神社神職のお家)の風情を楽しみます。

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明神川の水は上賀茂神社の「ならの小川」の続き。

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かかる橋には、橋なんだか、土手なんだかわからなくなっているようなものもあって、風情がありますね。

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藤木通りからそれるあたりの川のカーブ。
ここ、けっこうお気に入りのスポット。

白川も、琵琶湖疏水もそうだけれど、京都の水のある景色ってほんとうにいいなあ。

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この曲がり角の向いには、上賀茂神社の末社、藤木社。
この大きなクスノキがご神体。
そういえばなにやら神々しい威圧感が、、、

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唯一公開されている旧・社家の西村別邸、オープンしているようなので入ってみましょう。

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玄関を振り返ったところ。

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玄関をはいってすぐの、おそらく茶室だと思われる小間。

さて、現在は西村家別邸ですがもとは社家の錦部家の屋敷だったとか。

現存の建物は明治のころ、建てられたそうですが、庭はなんと1181年、上賀茂神社の神主だったその名も藤本重保が作庭したものなのです。


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奥座敷からみた庭。
ひときわ鮮やかな、若葉が赤い種類の楓(ノムラモミジ?)が目をひきます。
その足元に明神川から引いた水で曲水の宴ができる小川が流れていますが、ここを流れたあと、また水は明神川に帰ります。

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ここもまた、新緑が美しい。

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さきほどの茶室のおとなりにある水屋。


こんな庭を眺めながらのお茶会は、さぞや景色がごちそうだったろうと、、、


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かつて神主さんが出勤(?)する前に禊ぎをしたといわれる井戸のあと。

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数寄屋テイストいっぱいlovely

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こういうたたずまいは、たまりません。
ああ、住んでみたい!

(でも庭掃除がたいへんね、きっとcoldsweats01


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このあたりにだけ生えるという小振りのカモシダ(賀茂羊歯)。

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こちらも茶室として使われていたのでしょうか。
壁床(釣り床)に楊枝柱。
数寄屋の教科書をみているようだなあ。


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裏の池庭はまさに「緑陰」というところですね。


目も心も癒されたあとは、、、、やはりお腹も癒さないと。


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定番の神馬堂でやきもちを食べ歩きしたのはいうまでもありません。
おほほほbleah

2012年5月12日 (土)

大田の沢の杜若〜未生流笹岡・家元のお話(野村美術館講演会)

   神山や大田の沢のかきつばた
       ふかきたのみは 色にみゆらむ
  藤原俊成

上賀茂神社から徒歩10分ほど、カキツバタの群生地で有名な大田神社へ。

学生の頃、一度この季節に来たことがありますので、ウン十年ぶりの訪問です。

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説明はいりませんね。
ただただ凜と美しい。

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冒頭の歌にみるように、はるか平安の昔から大田の沢に群生していた杜若(カキツバタ)。
国の天然記念物になっています。


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花びらのようにみえる、実は萼(がく)に細い眼のような筋がはいるのが特徴。
これは花菖蒲と同じで、アヤメとはちがうところ。(アヤメは網目模様)

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花の紫をひきたてているのが、このしたたる緑のいろと、直線的できっぱりした形の葉ですね。


さて、この美しい杜若を見て、その午後には野村美術館の恒例の講演会へ。


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初夏の碧雲荘脇のいつもの小路。(疏水分線)

東山も笑っています。(山笑フ)

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この季節土手を占めるのはこの黄色い小花。
名前は不明ですが、、、、

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本日の講師は昨年家元を襲名された、いけばな・未生流笹岡の笹岡隆甫さん。
以前からイケメンの次期家元として注目されていたお方ですが、なによりその経歴がユニーク。

3才から先代家元であった祖父の養子になられて、家元を継ぐべく育てられたそうですが、お父上が京大の数学の教授、御本人も京大の建築科で二足の草鞋をはくべく建築の勉強をされていたのです。

天は二物も三物も与えられる方には与えられるんですねえ、、、、coldsweats02

ほとんどかぶりつきで講演を拝聴しました。(ウシシlovely


タイトルこそ「いけばなと茶の湯」でしたが、ほとんどいけばなのお話coldsweats01

そこで流派の花、未生流笹岡の「流花」が杜若だと初めて知りました。

まあ!
朝見てきたばかり。


杜若の紫色は日月和合の色、最高位の花として大切にされてきたそうです。
杜若を生けるときはとくにあたりを清浄にして、、、をこころがけるのだそうで。

また、葉蘭・水仙とともに、いけるのに難しい葉物(はもの)で、葉組(葉をいけるのによい葉を選んで組んでいく)をするのに、必要な葉数の10倍は用意して、選別するのですって。

私は華道は習う機会がありませんでしたので、かげでそんな苦労をされているとはつゆしらず、お茶の花は「野にあるように」なので、適当にcoldsweats01投げ込んだだけですませていました。

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さて、先代も京大の経済学部(理系です)卒業、今の家元も建築科(理系)というだけあって、笹岡流の教え方は論理的に学ぶ、というもの。
たとえば枝と枝の比率は1:√2になるように、、、というような寸法表があって、これを使えば、だれでもきれいにいけられるとのこと。

そしていけばなというのは、いけた瞬間が完成ではなく、時間をかけてうつろっていく、その枯れた姿までみとり愛でるものなのだと。

対して西洋のフラワーアレンジメントは盛りの瞬間だけを愛でるもの。多くはシンメトリーで面として欠けることなく完成しているが、いけばなには余白があり、非対称の美がある。

この日本人が生まれながらにして持っている非対称の美への憧れは、造園、建築などでもいかんなく発揮されていて、例として法隆寺の伽藍をあげられました。(さすが建築家!)
なるほど、とてもよくわかる。

さらに枯れて落ちた花や落ち葉までめでるのは日本人だけかもしれません。

では、茶席の花は?

笹岡さんはこれをその一瞬で時間のうつろいを表現するもの、とおっしゃる。

これは椿を茶花としていけるのに、けっして咲いた花ではなく、開く前のほんのすこしほころびかけのつぼみを使うことなどに表されているかもしれません。

これから花開いて、ぽとっとおちるところまで思い描くことができるのですから。

そう思えば、茶花をいれるのにも、心していれなければなりません。
適当に投げ入れ、、、ではだめなのよ。
今度から、襟をただして心をしずめていれよう。


<付記>
野村美術館の「かなの美」、後期展示にかわっています。
今回もすごいです。
先日陽明文庫展で学習した近衛家熈(予楽院)さんの和漢朗詠集の軸などもありました。
あと、地下に展示されている釜、炉縁、風炉もすごいよ〜!
迫力満点、お見逃しなく!


2012年5月 7日 (月)

山笑フ〜蹴上浄水場のツツジ

緑麗しい、まさに風薫る5月。

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疏水のインクラインもすっかり緑です。

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明治の建物、蹴上発電所の煉瓦の建物にも緑はよく似合います。


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5月5日から、蹴上浄水場のツツジ山一般公開が始まりました。
無料です。太っ腹!

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このツツジ山はかつて京阪電車の浜大津線が地上を走っていたときに、車窓からよく眺めたものでした。
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ツツジは群生している姿をめでるけれど、一つ一つの花も、どうしてどうして、美しいではありませんか。


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この浄水場は日本最初の急速ろ過式浄水場として明治45年に建てられたもの。
水源はもちろん、琵琶湖です。

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華頂山の麓にたっているので、ちょっとした登山ハイキングみたいです。
山を越えれば知恩院のはず。

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手元の時計によると、標高180m。
南禅寺のでっかい山門がみえますね。
登るの、けっこうしんどかった、、、、

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お、ねじりまんぽも見えますね。


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ツツジはオオムラサキツツジが多いのですが、これはサツキかな。


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おや、蜂と目があっちゃいました。


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めずらしいキイロレンゲツツジも咲いています。

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名物、ツツジのトンネル!

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驟雨が上がったあとはより美しく。

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これぞほんとの

  山笑フ


  春山淡冶にして笑うが如く   (郭熙)


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明治45年の創業以来の建物。
しかもまだ現役!


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さて、クイズです。
この浄水場のゆるキャラは何を表しているのでしょう。

最初見た時は赤塚不二夫のウナギイヌ?と思いました。

ヒントは、、、、後ろをむくと下の方に黄色いぽんぽんがついています。

(答え)ホタル、、、、だそうです。coldsweats01(見えねえ、、、)

    確かに澄んだ水にしか、ホタルは生息できませんものね。
    ちなみに名前は澄都(すみと)くんとひかりちゃん、、、だそうです。