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2012年8月20日 (月)

リスボン紀行・その4〜シントラからユーラシア最西端の岬

リスボン中心のロシオ駅。
ここから列車で約40分、かのバイロンが「この世のエデン」とよんだ美しい町、シントラへエクスカーション。

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ヨーッロッパの駅はいずれも美しくていいね。


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シントラはかつて王宮を中心に貴族達が別荘を建てたロイヤル・リゾート。
世界遺産にも指定されています。
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たしかに美しい緑豊かな町並み。

ぐるぐる市内を回る乗り降り自由のバスでまずは異形のペーナ宮へ。


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このなんともいえない不協和音的な建築物は19世紀のフェルディナンド2世が建てた城。

何を隠そう、かの狂気の王、ルードヴィヒ2世のいとこにあたるというのもうなずける。
彼のノイシュバンシュタイン城も妄想の塊、、、でしたものね。
(まだノイシュバンシュタイン城のほうが美しいが、、、)


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あちこちにからみつく西洋朝顔は、日本の朝顔とちがってはかなさ、というものがなく昼になっても咲いている(秋になっても咲く)どう猛さがこの城にお似合い。


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まさに異形。


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美しいのははるか大西洋をのぞむ眺望と、、、、


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タイルの装飾。

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ここらへんはマヌエル様式だな。

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しかし、ここまでくるとなんともはや、、、


お次は町の中心にある王宮へ。

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え?王宮?

と思うほどのシンプルさはもともとこれがイスラム教徒の残した建物だったから。
14世紀に王様が改築して城としたものだそう。


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27羽の白鳥が描かれた白鳥の間。

なんと、天井、木製です!


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カササギの間。

この板張りの天井、それに階段も木製。
ヨーロッパの城としてはめずらしいと思うのだが、日本人にはなんだかなじみ深くていい。


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人魚の間は意外とポップだよね。

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ここの装飾タイルはとても手が込んでいて美しい。

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このブドウの葉は好み。
こんな帯あったらなあ、、、

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アズレージョが美しい紋章の間は威風堂々、いかにも王宮らしい。


でもこの城で一番お気に入りはここだったりする。

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厨房。

遠景で見た大きな2本の煙突はこの厨房の煙抜きだったんだ。
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ここでどんな料理がどれだけたくさん供されたのだろう。

城内に展示されていた銀の食器類はまことにゴージャス、かつ繊細だったものなあ。
あんな食器でディナー、一度はしてみたいようbearing


さて、このシントラから、90分に1本の、
まがりくねった道をいくバスでさらに40分。
完璧に車酔いしてポルトガルの地にゲ○を残しながらもたどりついたのは、、、、


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ヨーロッパの、、、いやユーラシア大陸の最西端、ロカ岬。

北緯38度47分、西経9度30分。


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目の前は大西洋、さえぎるものなき水平線。


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この石碑にはポルトガル史上最高の詩人といわれたルイス・デ・カモンイス(16世紀)の言葉がしるされています。

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AQUI....ONDE A TERRA SE ACABA E O MAR COMECA


スペイン語が読めるので、これも似ていてなんとなくわかる。


「ここに地終わり、海始まる」


地球が丸いことすら知られていなかった時代に、この水平線の向こうへ、向こうへ、、、と航海をすすめたのがポルトガル人であったことに納得の最西端でありました。

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コメント

ロカ岬、いつの日か、絶対に!(笑)行ってみたいです!
ポルトガル、やっぱり全体的に素朴ですね~。栄枯盛衰、かつての栄光は残念ながらかなり過去のことになってしまっていますが、その心?は確かに生き続けている!としかと見届けました(笑)。

幕末の長州・薩摩・土佐の活躍を見ていると、海に面した端っこ(すみません…)の土地って、内より外を目指して、志が高いというか、見ているものの次元が高かったなぁと思ったりするんですよ。かつてのポルトガルも、そういう感じだったのかなぁ。。。

ちゃみ様

ごっつう交通の便が悪いですが、それだけに行く価値あり、です。
行かれるときは乗り物酔いのお薬をお忘れなくcoldsweats01(すごい道です)
行くまではそれほど、ポルトガルへの思い入れはなかったんですが、今回の旅ですっかりファンになってしまいました。
本当は行く前に読むべきであった司馬遼太郎・街道を行く〜南蛮のみち、読もう。

なににおいても、困難さに打ち勝つ智恵が前に進む原動力になるんですなあ。
どっぷりぬるま湯につかっていてはいけないな。

アラ、懐かしい!ポルトガル、最高ですよね。
久しぶりに訪ねてみましたら、
ポルトガル旅行とのこと、楽しんで下さい。
チアドの古い教会の中も古代のアズレホフが満載。
サーモン色の街並が見渡せる小さな公園がありますが、
此処からの景色は絶景でした。
ポルトガルと云えばいつもアルガーブへの道すがら季節労働者である本物のジプシーに出逢ったことを思い出します。
天井の人魚の図、シシリーの古い宮殿の水浴所にも
全く同じ人魚のモザイクが施されていましたよ。
楽しんで下さいネ。

今年はポルトガルだったんですねぇ~、
随分前にリサボン界隈を旅しましたが
佇まいがあまり変わってないようで懐かしいです。

ポルト市(ポートワインの産地)の方へ行く途中で
壇一雄が住んでいた漁師町の海を散歩して
そこで紙で作られた漁師のおかみさん人形が
家にはまだあります。

あのフランシスコ・ザビエルが先祖いる家系の
領主の館に泊まって天蓋ベット、大きな暖炉にかっての栄華が
偲ばれましたが、なんともいえない古い臭いが鼻につきました

ポルトガルはどこかこんがりと鄙びたところがいいですよねぇ~


銀の笛様

寄る年波で旅先での移動がしんどくなりました。
なのでリスボン以外はほとんどいっていません。
他にもみどころはたくさんあるのでしょうねえ。
私がヨーロッパへ行き始めたずっと昔、ロマの人たちは都市部でもよくみかけましたが、最近では生活水準があがってきたのか、もうわからなくなりました。

ヘルブラウ様

そうなんです、今年はフランクフルトからベルリンを通り越してcoldsweats01リスボンへ。
ポサーダかなにかに泊まられたんですか?
交通の便さえ良ければ泊まりたかったんですが、、、catface
まあ、あの電車を見ていたら、町のたたずまいはこれから先もそう変わらないだろうし、そうあってほしいと、勝手ながら思ってしまいます。

イタリア、ドイツの次はどこかな、と思っていたらポルトガルでしたか! お天気にも恵まれて素晴らしい旅の様子が伝わります。ロカ岬、ユーラシア大陸最西端ですか。こういう所に立ったら、もっと先へ、となりますねえ。
突然 近所の話で申し訳ありませんが、丹後半島には日本海に向けて北西の矢印で「ウラジオストク」という標識があるんですよ。
ああそれにしても、私はまだポルトガルもスペインも行ったことがないんです。いつ行けるかしら。。。
とりあえず、この週末にはユーラシア大陸の東の端の国に行ってきますね。

そらいろつばめ様

お天気はよすぎて(イベリア半島熱波襲来のニュースやってました)暑かった、、、、
日本に帰ってら、これまた暑い。
ばてそうです。
で、もしかして、おろしや国へいかれるんですか?coldsweats02
それは是非お話しをうかがわなくてわ!
暑いのに参ったダンナが今度は寒い国へと申しておりますので。coldsweats01

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