フォトアルバム
Powered by Six Apart

« 祗園で用事をすませたあとは | メイン | 料理「秦家」〜好日居・フェルメールによせる »

2011年9月 5日 (月)

柳馬場通り〜京うちわ・阿以波〜菜根譚でランチ

「寺御幸麩屋富柳堺(てらごこふやとみやなぎさかい)、、、」で、やっと京都の南北の通りの名を(半分)覚えました。
(寺町、御幸町、麩屋町、富小路、柳馬場、堺町、、、)

この日は柳馬場(やなぎのばんば)通六角下ル、京うちわの老舗阿以波さんへ。


P1120900

今でこそ、きれいな透かし団扇で有名ですが、創業は元禄2年(!)、もともとは絵師による手描きや、木版による絵団扇を作っておられた老舗なんです。

先日お茶のお稽古に行きまして、床飾りが阿以波さんの木版の団扇だったので、「こんなのも作ってるんだ。」と思ったら、こっちの方が歴史が長い、、、と知ってびっくり。

団扇が実用としては使われなくなっていった時代に、透かし団扇を主力商品にしていったのは、先代〜当代なので、歴史は浅いにもかかわらず、いまでは立派な阿以波の代名詞になっているんですから、これは「ルソンの壺」もの、ですよ。
それもこれも、長い歴史と伝統の技を守ってこられた確かな技術あってこそですね。

お客さんが他におられなかったのをいいことに、あれこれ色々手にとってみせていただきました。
例の木版の団扇もありました。
大和絵のきれいな物で、それ1枚で70もの版木を使っているとか。
お値段も、、、10万円前後coldsweats01

透かしの団扇も、作家さんが作った胡粉の置き上げの菊だとか、螺鈿を使った秋の虫とか、紙に漆を塗って仕上げた物とか、兎を日本刺繍で刺したものとか、、、、、買う買わないに関わらず、女将さんの対応もとても感じが良くて、ついついあれこれと、、、、もうめいっぱい目の保養をさせていただきました。

ただの透かしだけではなかったんですねえ。
もう伝統工芸の粋を凝縮した美術工芸品、というべきでしょう。
手の込んだ物は10万以上しますし安くはないですが、美術品と思えば納得です。

本来のあおぐ目的の3000円くらいのかわいい団扇もありますよ。
(え〜、、、私は実用の団扇としてはビールの宣伝用のタダのものを使っとりますが、、、coldsweats01


P1120934

包装紙がまた良い感じ。
うちわ双六になっていて、上がりが「名代京うちわ江月堂」。

江月堂は七代目(現在は十代目)さんが大徳寺のお坊さんから賜った店名だったそうです。

さて、阿以波さんを出て、2〜3件北に行くとこんなお店が。


P1120901

菜根譚
この堂々たる町家にひかれてランチをここですることに決定。

P1120915

店を入ったところに立派な、しかも現役のおくどさんが!

もともとこれは通り庭にあったものを、実用にするために玄関の間へ移動したんだとか。
いまでも湯気を上げているところがうれしい。

何でもこの町家は築100年以上、なるべくよけいな手をいれないように改修したとのこと。

P1120914

階段の奥にはバンダジ(李朝家具が!)

古い町家の作りと、なんと李朝家具まで楽しめる(どちらもわたくしプチ・フリークなんですの)空間になっているではありませんか!
心の中でブラヴォーをさけびました。

P1120913

火袋もそのまんまlovely(前からいっていますが、火袋フェチです)

P1120912

ちらりと見えた坪庭!


P1120904

おお〜!
ええ感じや〜!

P1120911

さすが鰻の寝床で、通された部屋は奥の奥の奥。
これはお隣との間の通り道かな。

P1120902

位置的には蔵だった部屋でしょうか。

この窓の格子がね、これ多分李朝時代の扉。

P1120909

こういうふうに、周りに板をつけたして、ドアにしてしまっているのもありですね。

P1120908

P1120903

バンダジに鎮座する白磁。


P1120906

李朝の棚。

確信して李朝趣味を貫いているわね。
こういう手法はもしかして、、、と、思ったら、やはりこちら際(きわ)コーポレーションのプロデュースだったんだわ。

室町の膳處漢ぽっちりになんとなく雰囲気にているもの。

、、、、で、いつも肝心のお料理が最後になりますcoldsweats01


P1120905

菜根譚の日替わりランチ1200円。
右上の東坡肉がやわらかくておいしかった!まんなかのは茄子の田楽。
さすが菜根というだけあって、お野菜がふんだんにいただけるのがうれしい。

目もお腹も満足して家路につきました。
ほ〜smile

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.eonet.jp/t/trackback/349039/27030253

柳馬場通り〜京うちわ・阿以波〜菜根譚でランチを参照しているブログ:

コメント

おおっ、菜根譚 !
拙宅が近く(歩いて1~2分)なので、
よく行きますよ。
あの坪庭の石組み、相当なものでしょう?

阿以波さんのお隣のフレンチ、贔屓ですwine

S&Y様

どこかのブログで菜根譚のことを読んだなあ、、、と思っていたらそちらのブログだったのですね。読み返しましたらけっこうよく記事に書かれておられましたね。happy01京町家の坪庭はあれこれたくさん見ていますが、ここのはランク高いです。奥行きもすごくて、大きなお家だったんでしょうね。どんな形であれ、壊されなくてよかったです。

ぴお様

阿以波さんと菜根譚にはさまれてつい見落としていました。
フレンチのお店だったんですね。こちらにぴお様は出没されておられるのですか?
調べましたが地図にはお店の名前がでていません。また教えて下さいね〜。

コメントを投稿