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2011年9月17日 (土)

弘道館〜茶席菓子展「京菓子から歴史を考える〜若冲〜」

いちどお邪魔してすっかり魅了された洛中のお屋敷があります。

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KBS京都の北を西に入ったところ、上菓子の老舗、老松さんが保存・維持してはる大きなお屋敷、弘道館です。

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長い玄関先のろうじを振り返ったところ。

その建物だけでなく、こちらでは、ギャラリーの他、和菓子のみならず日本の伝統文化に関連したイベントや、講演会をたくさんやってはって、なかなか楽しいのです。
そうそう、月釜や、茶事などもあるんですよ。

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19日までのイベントは、「京菓子から歴史を考える〜若冲〜」。


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お、玄関脇のこのなんとも不思議でとぼけたオブジェは、、、夢風庵様の陶芸のお師匠さん、脇山さとみさんの作品では。
昨年5月こちらで作品展があり、その時見たような、、、)


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入り口をもひとつはいるとこちらが有斐閣・弘道館です。
建物は大正年間に建てられた物。


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全室庭に面するという贅沢な造りで、障子を開けはなつと、すばらしく開放的な空間になります。


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さて、この開放的なお座敷に展示してあるのは老松の若い菓子職人のみなさんが、若冲の絵によってインスパイアされた創作菓子の数々。

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お菓子をみて、ああ、あの絵だな、とニヤリとする物や、一緒に展示されている若冲の絵と比べてなるほど、と思う物まで様々な力作がならびます。

そのうちのいくつかをご紹介しましょう。(小さく添えられているのが若冲のオリジナルの写真です)

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「菖蒲と蜥蜴」。和三盆と生砂糖製。これはこのままお茶菓子に使えそう。


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「南天雄鶏図」。寒天製。3Dです。


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左下は「百犬図」。こなし、またはねりきり製でしょうか。

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「菊花図」。
若冲の墨絵を生砂糖(?)で。
一見、あら器も飾ってるわ、と思いましたがよく見ると、このお皿、お菓子です。びっくり!


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これが一番よくできているかな、と思った作品。
若冲と言えば、すぐに出てくる「群鶏図」、それをこういうメタファーできたか!

☆参考


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さらにサプライズはこちら。


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そう、あの若冲の「鳥獣花木図屏風」の有名な白象!
あれは方眼の目の中に彩色してありましたが、こちらは、、、、


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一つ一つが老松さんの看板菓子、「御所車」ではありませんか!
いやあ、これには感服いたしました。


そしてさらなるお楽しみは、日替わりのミニお茶会なんです。

薄茶席だけでなく、薔薇の茶会なんて魅力的な名前の茶会から、こども茶会、珈琲茶会など。
この日は中国茶会でした。

しかも私とあとお一方だけ、という贅沢な。

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七畳のお茶室にて。

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薫り高い台湾の烏龍茶。
(けっしてサ○トリーの烏龍茶といっしょにしてはいけませんよ。本物の烏龍茶とは全くの別物です!)

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聞香杯で香りを楽しみながら。


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お菓子はお亭主手作り。(なんたって本職ですから)

もう一種のお茶は浙江省の西湖龍井茶(しーふーろんじんちゃ)。西湖の周辺でとれるお茶だけがこの名前を使えるのだそうです。

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こちらは微発酵の緑茶ですので、なじみのある日本の上等な煎茶のような味です。

ちなみにこのお茶は四絶、つまり色、香り、茶葉の形、味が絶品なんだそうですよ。


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おわりに烏龍茶の茶葉を少しわけていただきました。
おうちで、透明なポットに入れて、その丸まった葉が開く様もあわせて楽しもうと思います。

もうひとつのお土産。


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老松さんの季節の上生菓子のカタログ代わりに、和菓子トランプ〜!

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コメント

行ってまいりました。
本日の弘道館は普通のお抹茶でした。
道具がとてもおもしろかったです。
水指 棗 茶杓 茶わん ありえへん!と思うものがずら~とありました。
丁度ひどい雨でしたので庭のこけも美しく しばしゆっくりとした時間の流れを楽しみました。
また面白そうな情報があればお知らせくださいね。

「南天雄鶏図」。寒天製。何だか怖いくらいですね。shine

 バク顔のジュゴン風オーラのあるオブジェは、…ありえないくらいツボです。heart04
 充分なのに拡大して眺めてしまいました。

最後の和菓子トランプに食いついておりますぅ~・・・笑

先日この手の中国茶(4年前に上海から買ってきていた)を
かなり残っていましたが処分しました。
しぇるさんにもらっていただければよかったかな~と
ふと想いがよぎりました。


しぇる様、こんにちは

若冲 X 和菓子

ですか

なんとも、雅ですねぇ

若冲からインスパイアされるものは沢山ありますが

和菓子に向かうとこが、また、素敵ですよね


中学生の頃から

若冲ファンの私ですが

なぜ、こんな面白い人物を映画に誰もしないのか?

不思議でなりません^^;

ひいらぎ様

早速行ってこられましたか。
あそこはお菓子も茶会も、若い人の感性ですごく遊んで楽しいものを見ることができるので好きなんです。
またお茶のアンテナにひっかかったものがあればお伝えしますね。

ちょきた様

若冲の作品をなぞるのではなくて、いかに自分の中で昇華できるかがみそですね。この寒天も、群鶏図もそこらへんがエクセレントだわ。
脇山さとみさんの作品はなんともいえず不思議、、、です。
お茶碗にもおもしろいのがあったんですよ。いつか一つゲットしたいわ。

ヘルブラウ様

あら、その中国茶、おしいことをしました〜。
いいものはけっこうなお値段ですもの。
和菓子トランプでブリッジ、、、ってできるのかしら?
なんだか食欲が刺激されて集中力がなくなりそうです。
では次回の御帰国時、おみやげはこのトランプってことで、、、え?そんなもんいらん!、、って?

高兄様

>中学の頃から若冲ファン、、、

まあ、渋い中学生だったんですねえ。
それにしても若冲がしばらくは日本絵画史の影にうもれていたのが不思議です。(最近まで私を含め、若冲を知らない人の方が圧倒的に多かった!)

変人で絵ばかり描いていたというイメージだったので、映画の主人公にはもりあがりに欠けるのでは、と思っていましたが、調べてみると意外に面白い一面もあったのですね。
若冲を演じるとしたらどの俳優さんがいいと思われますか?

はじめまして、いつも楽しみにのぞいています。
ちょうど、6年生の娘が社会の授業で習ってきました。
行きたいと言うので、明日さっそく連れて行こうと思います。
私も、しぇる様のような生活がしたいです。
あこがれます。
これからも、のぞかせてくださいね。

くるみママ様

コメントありがとうございます。
お嬢さんは皆川淇園についてお勉強されたのでしょうか。
京都は教科書にのっていることをすぐ近所で実際に見ることができるのがすごいなあ、といつも思います。
楽しまれると良いですね。
ちなみにブログでは楽しいことしか書いていませんが、実生活では結構苦労しているんです、これでもcatface

しぇる様、こんにちは

すっかり、秋らしく涼しくなってまいりましたね^^

>若冲を演じるとしたらどの俳優さんがいいと思われますか?

若冲は

ホモセクシャルな人物であったのではないかとも

云われています

肉体的にではなく

精神的には、その様な人物であったと

わたしもイメージしています

禅の師匠である、相国寺の住職とも

そのような関係であったもしれません・・


そんなホモセクシャルな匂いが何処かする

わたしのイメージしている俳優さん

元アイドルで、今はすっかり俳優のあの人や

歌舞伎役者のあの人やら

語弊があるんで、実名はさけますね^^;

高兄様

>ホモセクシャルな人物であったのではないかとも云われています

いや、そんなことは調べてもでてきませんでした。そうだったんですかcoldsweats02さすが渋い中学生だっただけあって(?)よくご存じです。

>なぜ、こんな面白い人物を、、、

そうか、ほんとうに興味深い人だったんですね。

その元アイドル云々は全然想像がつきませんが、歌舞伎役者のほうは○○なんかどうかなあ、、、coldsweats01

しぇる様、こんにちは

まあ、そういうスキャンダラスな部分が

おもしろい・・と云うわけではないのですがね^^;

彼は、御存知の様に

錦市場の青物屋の主人であったのですが

画に没頭しすぎて(と、云うか商売に興味がなかった?)

その家業も実弟に譲ってしまいました

京都の町衆であった若冲

生涯独身であったと云われています・・・


京都の商家の頭領が

家業を譲ったといえ

独身を通すことは、かなり異例なことで

また、町衆の寄り合い(祗園での御茶屋遊び)などにも

ほとんど、顔を出さなかったようです・・・

きっと、女性には興味がなかったでしょう


しかし

彼の描いた画には

あでやかな艶気がムンムンです^^

特に白孔雀の画なんか、

彼の中性的な内面が現れているのではないでしょうか

高兄様

なるほど。
いろいろご教示ありがとうございます。
ほんとうにお好きなんですね、若冲が。
今度また若冲展がどこかであるようでしたら、また違った目でみてみたいと思います。成書をよむ根性がないので、そういうときいっしょに販売されている若冲についてのリーフレットなどあればいいなあ。

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