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2011年7月 1日 (金)

夏越(なごし)の祓

6月30日は夏越の祓、京都市内の神社あちこちでおこなわれたもよう。

やっぱり氏子だし、東天王町近くの岡崎神社へいかなくてわ。

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おお、茅輪(ちのわ)だわ。

夏越の祓にはこの茅輪くぐりがお約束。

夏越の祓の起源は古く8世紀頃にはもう宮中行事のひとつに定められていたとか。

犯した罪や穢れを祓う、、、のがもとの意味らしいですが、蘇民将来の神話がベースになった茅輪くぐりには疫病退散、無病患災の意味もあるそうです。
(蘇民将来のおはなしはこちら

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蘇民将来の伝説は各地にあるらしく、夏越の祓、茅輪くぐりも各地でおこなわれている、、、らしいのですが、実は私は京都で大学生活おくるまで、そんな行事の存在をしりませんでした。
なので京都だけのお祭りかと誤解しておりました。
でも、市内のこんなにあちこちのたくさんの神社でおこなわれている町は、やはり京都だけだと思うのですが。

さて、茅輪くぐりにもルールがあるのです。(これもしらんかったなあ、、、)


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左に1回、右に1回、また左に1回まわってくぐりぬけ。
いやあ、タイムトンネルみたいに(古っ!)ずど〜んとくぐりぬけたらええのかと思ってたわ。

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茅輪は文字通り茅(ちがや:イネ科)を束ねて作られています。
そばによると、新しい草のよいにおいがしました。

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岡崎神社の神様のお使いは兎なので、狛犬ならぬ狛兎や、こんな兎の置物をあちこちに見ることができます。
今年は卯年なのでお正月の初詣はそらもうえらい人出でしたねえ。


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氏子の家に配られる、お祓いの人形(ひとがた)に名前を書いて、穢れを移して神社へおさめます。
そしたらこんなミニ茅輪をいただきました。


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茅輪のシルエット。

さて、時間も少しあったので、チャリをとばして吉田神社にも足をのばしました。
ここは学生の時、茅輪くぐりしそこねた記憶が、、、、


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あら、ちょうどお祓をしている最中ではありませんか。


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    水無月の 夏越の祓するひとは  
           ちとせの命 延ぶといふなり
 (拾遺和歌集:詠み人知らず)


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ぐるぐる輪になって、この歌をうたいながら、みなさんぞろぞろと茅輪をくぐります。
大勢が低い声でうたうので、なんだか地の底からわいてくる歌のようにも聞こえ、そしてあやしい宗教団体のようにもみえたりして、、、coldsweats01


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ここでは3回くぐって終わり。
ちょっと作法がちがうようですね。


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くぐり終えた人から茅をもらって帰られます。
これは家でくるくる輪にして玄関にかざり、厄除けにするもの。
蘇民将来の子孫のあかしに、腰にこの茅の輪をつけて疫病をのがれたという神話から。

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社務所では親切にもこんな見本もありました。

「蘇民将来之子孫也」そんな護符を見た記憶のある方もおられるでしょう。
そう、祇園祭の粽についている護符です。
あの粽は茅輪が形をかえたものなのでしょう。

今年は宵山であれをゲットしなければ。

その祇園祭もいよいよ1日、吉符入りで幕をあけます。
その祇園祭の最後の日、一月遅れて7月31日に八坂神社では夏越の祓、茅輪くぐりをするようです。

お家に帰って、やはりこれをいただかないとね。

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ういろうと小豆のお菓子、水無月。

夏越の祓の日にこれを食べる習慣があったのは、これこそ京都だけだったそうです。
今では、少なくとも関西圏ではどこでも見るようになりましたが。

このお菓子も大学の時に初めて出会いました。
実はういろうがあまり好きではない私は、なんで京都人はこんなけったいな地味〜なお菓子、喜んで食べるんだろう、、、と思っていましたが。

水無月もおまんやさんのから上菓子屋さんのまで、ピンキリです。
これは千本玉寿軒さんの水無月。
今ではちょっと好きになりました。

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夏越(なごし)の祓を参照しているブログ:

コメント

「祓え」のハシゴをされる方も、珍しいのでは ?

私も生まれ育った高知から京都に来るまでは「夏越の祓」ってあんまり聞いたことがないような気がします。でも、小さい時に近くの神社で茅輪はくぐった記憶があるので、もしかしたら大晦日だったかもしれません。

六月に「水無月」を食べるっていうのも京都に来てから初めて知りました。なんで食べるのかわけはわからないながら、いつのまにか私も毎年食べるようになりましたねえ。

人形を神社に納めるのを忘れていました~。
お茶会の日に上賀茂神社で茅輪くぐりをしたので、まぁいいか・・・と。

水無月は昔は大阪でもそれほど見ませんでしたし、いただくこともなかったです。
今年初めて30日にいただきました。会社帰りに買ったので、売り切れているお店も。写真はしっかり撮り忘れcoldsweats01

しぇるさん、お久ー、
茶会も暑い中お疲れさんどした!、

こういう伝統行事いつまでも続いて欲しいと願っています。
ウサギさん(親子かな~)がなんともかいらしいわ・・・

メール送りましたのでよろしく!


こんばんわ。
夏越大祓ですか。京都では沢山のお社で行われているのですね。
私の地元では、7つの神社が持ち回りで行っています。
今年は、当番年だったのでお参りしてきました。
人形に名前と年齢を書いて茅の輪をくぐり、大祓詞を奏上しました。
夏越の和歌があるとは知りませんでした。次の当番年には唱えてみます。
私も外郎があまり得意ではないので水無月は・・・。

S&Y様

吉田神社の方では氏子の方に遠慮して、観光客になりきって「見た」だけですのでcoldsweats01

vivasan様

やはり四国地方も非・水無月文化圏なんですねえ。

昔、京女の友人に「お雑煮は白味噌にきまってるでしょ?」といわれたことを思い出します。(うちの実家あたりではお雑煮はおすまし)
夏越の祓は水無月にきまってるでしょ?と、いわれそうです。
だから、あんた、それ京都だけなんだって、、、、coldsweats01

夢風庵様

やはり同じ関西でも、大阪はもともと非・水無月文化圏ですよね。
水無月の値段の差は上にのっている小豆の密度の差のようです。
せんだっては祇園○頭さんの水無月いただきました。こちらもおいしかったです。
小豆がぱらぱらとしかのってないやつは、ういろうういろうしても一つ好きではありません。

神社の人形は、納めないとそのまま捨てるのに抵抗がありますので、だしちゃいますね。
次回は是非どうぞ。

ヘルブラウ様

ありがとうございます。
メールたしかにいただきました!(早速閲覧いたしましたよ)

京都ほど、まちごとこういう伝統行事がのこっている都市もめずらしいです。
私くらいの中年老年のかたほど、きっちりしはりますね。
学生時代にいは不信心者も多かったのになあ、、、

証知様

御地元は関西外でしょうか?夏越の祓がある文化圏なんですね。
私も次回里帰りしたときに、そういう行事が残っているのかどうか調べてみよう。
人形を納める習慣にはかすかに記憶があるのですが、6月だったかどうかはさだかではありません。
吉田神社ではこの夏越の和歌が書かれた小さい紙片を配っておられました。
歌は見たことがありますが、実際に祓で歌われているのを見た(聞いた)のは初めてです。

最近ではういろうではなくて、葛の水無月も登場し、これはやはりおいしいですねえ。

半年の穢れを祓う夏越の祓い
やはり京都といえば、ならの小川の祓いを
思い出します。
そして銘菓「水無月」欠かせませんね~~

地元は関西、阪急宝塚線の沿線でございます。
葛の水無月もあるのですか。おいしそうですね。

nageire様

賀茂の社のはメジャーですね。
マイナーな地元民しかいかないような神社でも夏越の祓をするのが京都のおもしろさかもしれません。

証知様

わざわざ地域をおしらせくださり、ありがとうございます。
昔の私のテリトリー(?)にお住まいなんですね。
たしかに宝塚でも水無月売っていましたし、お茶のお稽古のお菓子にもでました。
阪急沿線はすべからく水無月文化圏にのみこまれているようですねえ。

久し振りです(でもないか?)
しぇるさんの実家よりは京都より遠いですが、白味噌雑煮、水無月です
町の中心部の神社では6月30夜~7月1日の朝にかけて
甘酒と(今は配ってませんが)水無月が振舞われていました
町の菓子組合の協賛で組合員の店がが毎年交代で提供してました
と言う事は数年前まではかなりの店で普通に売られていたようです
今でもペットボトルを手に手に沢山の方が甘酒を頂き、健康を願います
勿論、米麹です

夏越の祓は東京でもやってますよ。神田明神に行ったら茅乃輪があって、懐かしいと云うかうれしがりなのか、左に回って右に・・やってたら奇異な目で見られてしまいました。連れに「これが正式なんや」って云うてやりましたけど・・・。
小さいころは萱や薄の葉で人形(ひとがた)を作って「水無月の夏越の祓する人は・・・」と唱えながら川に流していました。
あとお菓子の水無月は今や東京でもあちらこちらで売ってます。ただ7月に入っても長い間売ってますんで「意味無いがな・・・」とは思いますが・・・。
東京生まれの嫁はんは「美味しいからいいでしょ」云うてますけど・・・。

kame様

あら、水無月・白味噌文化圏なんですね。
こういう生活文化が非連続的に残っているというのがおもしろいです。
江戸時代の大名の国替えなどが、こういう文化の分散をおこしたのかもしれません。
それにしても甘酒、というところは初めて聞きました。

へちかん様

あらそうなんですか?水無月は東京にまで進出しているのですか。
まあ、関西にいても舟和の芋ようかん、いただけるのと同じでしょうか。
京都でも、まだまだ水無月、売られていますよ。季節のモノというより、夏場のお菓子として定着してしまったようですよ。

明後日、初めて茶箱点前を教えてもらうので、検索して、たまたま見させていただきました。
 京都市内に住んでいますが、知らない場所もあり、興味深いです。
 夏越の祓い、水無月は知っています(笑)
 これからも写真で楽しませていただきます。
 茶道は1年半前から習っています。

NOHOHON様

コメント、ありがとうございます。
昔から京都に住んではる方は、あたりまえすぎてかえってしらないこと、場所が多いといいます。
(京都人の京都知らず?)
私はなんとか京都移住を果たしたものの、観光客に毛が生えたようなもの、よってさらにどん欲に京都観光に励む所存です。(?)
茶箱点前はたのしいですよ。特に裏千家はいろんな種類の茶箱点前があって、それぞれほんとうによく考えて作られているなあといつも感心します。
一つでも出順を間違えたら後が続かない。ゆえに理論づけて覚えていくといいんじゃあないかな。

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