拾翠亭チャリティ茶会
朝も早いというのに、御所の緑陰は涼しげに見えますが、、、、
梅雨はいったいどこへいったのせうねえ、、、
事のはじめは、やはり御所のお花見酒宴。
義援金を集めるためにチャリティ茶会をしよう!
そうだ!しようしよう!
と、、、すっかりお酒で気持ちが大きくなっていた私たちは、その場のノリだけで賛同したのです。
数日もしないうちに拾翠亭の場所をおさえたから、というもちや様の言葉に「え?マジ?」
そこから2ヶ月、メンバーかき集めから始まり、参席者募集、お菓子の選定、器の選定、手順の確認、役割分担の確認、などなど、これをほとんどメール、電話だけのやりとりでやりとげた、というのはある意味スゴイ。
おそるべし、もちや人脈
、計10名。
丸太町の喧噪がウソのような御苑内南西の緑にたたずむ拾翠亭。
旧九条家別邸です。
当日朝からしか使えないので、お掃除組、荷物搬入組とわかれて第1席がはじまるまで文字通り大汗をかきつつおおわらわ。
水屋の設営、床の準備、釜の準備、着付け、、、、適材適所とはこのことか、と思うくらい手際よくできたのです。
みなさん、それぞれ違う本職をお持ちの異年齢、異職業集団で、しかも中には初顔合わせ、というメンバーもたくさんおられたというのに、このツーカーぶりは、いったいなんなんでしょう。
(またしてもおそるべし、もちや人脈)
こちらスタッフ控え室にした拾翠亭の二階です。
九条池に面して涼しいかと思いきや、風がそよとも吹かない蒸し暑さ。
一階の十畳の茶席も準備OK。
水屋もスタンバイOK。
なんとお抹茶は超高級なものを二カ所(福寿園I様、かねまた茶園谷口様)から寄付たまわりました。
これがまたどちらも、やわらかくてまろやか、とてもすばらしいお茶だったんです。
お客様はこの会費でこんなお茶がのめるなんて、、、と思われたのでは、とひそかに思っております。
床前の延長コードが若干めざわりですねえ![]()
でも拾翠亭は火気厳禁なので電熱風炉。
(ある意味助かりました。灰型できへんし、炭のめんどうまで見る余裕も経験もないし、ラッキー!)
軸は東大寺管長であらせられた清水公照さんの書。
「坐(すること)久(しければ)烟雨収(まる)」
まあ、読める人はほとんどおられんでしょう、、、、の書。
どんな困難も、悲しみも、終わりは必ずある、というふうに解釈し、この茶会のタイトルとさせていただきました。
花器は、岩手の南部鉄瓶の見立て。
花はテッセン、利休草、青楓。たっぷり露を打って。
また、これが生けるセンスのあるメンバーがいるんだなあ。
すばらしい!
主菓子は千本玉寿軒さんの葛焼き、銘を「願ふ」とつけました。(銘は好きに付けて良い、とお許しをいただきましたので)
青楓はわが家のもの。
(御所にはいっぱい楓の木はあるんですが、勝手に切ってしまうと器物損壊を問われそうで、、、)
お干菓子はとりよせた仙台駄菓子。
菓子器は右のが岩手の秀衡塗り。
(ちなみに蟹のはベトナムのものです)
ほかにも避難対象区域となり、窯がすべて稼働しなくなった福島の相馬焼の茶碗など、東北にゆかりのある道具をみなでもちよりました。
計5席、時間に遅れなく、亭主・半東・お運びチーム(交代で)、水屋チーム、それぞれ八面六臂の大活躍で、こんな大寄せ茶会を開いたことなど一度もない面々でここまでできるとは、身内のことながら感動しましたわ。
お客様は、スタッフとつながり、ゆかりをたよりに声をかけさせていただき、ご賛同下さった方々です。
この暑い中をおいでくださったたくさんの方々計65名様、遠方からの方もおられ、ほんとうにありがたいことでした。
各席ともとてもなごやかで、席が終わったあともみなさま交流され、楽しんで頂けたのでは、とわれわれは自負しております。
なにより「秋にもまた開いて下さいね。」
という複数のお客様の言葉に、とても報われました。
義援金も当初の予定の倍集めることが出来、さっそく京都新聞社へぽん様がご持参くださいました。
お役目終了の「在釜」の張り紙。ご苦労様。
終了後、後片付けも手際が良いのなんのって、皆様本職もきっとこうなんでしょうねえ。
実はお客様が楽しんで頂けた以上に、われわれも楽しめたチャリティ茶会でした。
こうして楽しみながら援助をしていけたら、細く長く続けられるのではないかと思う次第。
神坂雪佳の金魚玉図なんです。(細見美術館蔵)
一目惚れの帯でしたの。
* * *
(おそるべし、もちや人脈)スタッフ:
発案者およびわれわれをひっぱっていってくださったもちや様、畳席での亭主デビューの、ぽん様、着付け・半東ご苦労様の花咲おばさん様、光悦会ものりきった菓子盛りのプロあんのちゃん、おいしいお茶をありがとの水屋のエースI様、白一点のお茶系男子A様、受付・接客業はプロだし、、ののんち様、日本茶インストラクターなるも今回茶席裏方デビューのけいちゃん様、唯一のかれんな(あとのかたゴメンね)お運び姿がかわいかったH様、そして不肖わたくし。
ほんに、ご苦労様でした。













お席の写真を見て、素敵な会だったと、改めてかみしめています。
思わず、もう一ぱい所望しようかと、声が出そうになりましたが、後の事もあるでしょうし、ぐっと飲み込みました。
帯の柄、気になってはいたのですが良く見えませんでした。雪佳さんの金魚だったのですね。かわいいですね。
投稿: 山名騒然 | 2011年6月28日 (火) 11時33分
当日はありがとうございました。
沢山の準備と後片付け、ほんまにお疲れ様でした。
改めて、しぇる様の茶歴と素晴らしいお道具の数々に驚嘆いたしました。
汗だくでしたが、このように音頭を取っていただかないことには、実現しなかったお茶会。皆様が楽しんでくださったようで、末席であたふたしてた私としてはたいへん感激しました。
しぇる様の帯、「あっ!」と思ったんですが写真撮るのを忘れてました。ああ無念。けど、ええわぁ。私は狗子のんがあったらほしい。
投稿: ぽん | 2011年6月28日 (火) 14時42分
しぇる様
本当に素晴らしいお茶会を実現下さってありがとうございました。
お酒の宴で受けられたお話と言えども。ここまで素晴らしいお茶会をされたもちや様はじめしぇる様ぽんさま、花咲おばさん様 きちんとご挨拶も出来ませんでしたが、ただただ感動の一日でした。受付で皆さんが『又次を・・』という声が多かったこと、そして素敵なお席でしたという声をうかがいながら、今回参加させていただいた意味を 皆さんの志から学ばせていただいた気がいたします。本当にセンス一杯のお茶会をありがとうございました。
感謝です。
投稿: のんち | 2011年6月28日 (火) 17時59分
本当に、始まるまではどうなることかと思いましたが・・・・済んでみると、その時の苦労を忘れ、「又」って思ってしまいました(まるで、出産の時みたいな・・?(笑))
( 帯、すぐ目につきましたよ!)
投稿: 花咲おばさん | 2011年6月28日 (火) 20時25分
一昨日は本当にいい茶会でした。
一席目でしぇる様もちょっと緊張されているように思いましたが こちらも家族のような気持ちでした。
それにしても美味しいまったりとしたお茶でしたね。お菓子も美味しかったです。
なんちゃって 食べることばかりですみません。
道具も東北を意識されたものでしたね。
私も是非 秋にもしていただきたいと思っている一人です。
初めてとは思えない位いい茶会でした。
もっとゆっくり部屋にいたかったのですが 時間通りにいかないといけないなあと思って失礼しました。
ありがとうございました。
投稿: ひいらぎ | 2011年6月28日 (火) 21時08分
ほほほんまに…。「始まるまではどうなることやら」でした(笑)。
初顔合わせの方もいらしたにもかかわらず、終始滞りなく終了できたのは、みなさまのお人柄のおかげなのでしょう!!
葛焼き、水屋ではグレーにしか見えなかったのですが、水色だったんですね。
金箔が星みたいで、「願ふ」の銘がぴったりだと思います(「星に願いを」で)。
ぜひぜひ、お疲れ様の打ち上げ会もよろしくお願いします。
投稿: おかだあんの | 2011年6月28日 (火) 21時19分
本当にお疲れ様でした。これだけの素晴らしいお茶会をなさる方々とお知り合いになれて、自分にはもったいなくも心から光栄だなぁと感じました。
お忙しいさなかでのお邪魔で本当に失礼いたしました。どうしてもなにかせずにはいられず、図々しくもお顔だけ見せる形をとってしまいました。
様々な方の文面から、終始素晴らしいお時間だったご様子が伺えます。
皆様のお心遣いが大きな力となって東北に届くことと思います…!
投稿: 二人静 | 2011年6月28日 (火) 21時27分
本当に暑い暑いなか、お疲れ様でした!
素敵なお茶会だったようで、参加できなくて残念だったなぁと思う反面、そういった皆さまと少なからずご縁があったことに、なんだか幸せな気持ちになりました。
また、あらためて細くとも長く、この震災を忘れないように、なんらか自分なりに続けていこうと思いました。
投稿: ちゃみ | 2011年6月28日 (火) 21時50分
山名騒然様
繰り返しおほめいただき恐縮です。
ほんとうは余裕があれば二碗おだししたかったくらいの良いお茶だったんです。お気づかいさせてしまって申し訳ありません。
雪佳さんの帯は、一目で巡り会った!という感じがして、でゲットしましたの。
投稿: しぇる | 2011年6月28日 (火) 23時50分
ぽん様
ご苦労様でした。
ほんまに体から塩が析出するかと思いましたね。ネットのつながりから始まってここまでできるなんて、私たちすごい!と思いました。
きていただいたネットつながりの方々にも感謝です。
この帯、実はomoさんでゲットしたんですよ〜。
投稿: しぇる | 2011年6月28日 (火) 23時54分
のんち様
ご苦労様でした。きちんとした人でないとつとまらない受付、会計にのんち様は適任でした。(私たちけっこう金銭にルーズかも〜なので
)
茶会も道具も一人ではあれだけできませんでしたし、茶会自身ももちや様がひっぱってくれなかったら頓挫していたでしょうし、誰が欠けてもああうまくは運ばなかったと思います。
なんだか、またしたくなりましたね!
投稿: しぇる | 2011年6月29日 (水) 00時00分
花咲おばさん様
えらいことに巻き込んでしまいましたが、花咲さんがご参加下さると聞いて小躍りしたんです。頼りにしてます〜という感じで。
忙しいさなかにも、やっぱ京おんなは雅やなあ、と思う場面もありました。
また是非なにかご一緒にやりたいですね。
投稿: しぇる | 2011年6月29日 (水) 00時02分
ひいらぎ様
身内がどじったらどうしよう、、、のお気持ちで御参席くださいましたのね。ありがとうございます。なんとか大役をこなせて(まあ、小ミスは多々あれど)ほっとしています。あれが今自分たちにできるMAXでしょうね。
お茶は水屋でもいただきましたが、ほんとうに掛け値なしにおいしかったです。こんなお茶をさしいれていただける人のご縁をありがたく思います。
投稿: しぇる | 2011年6月29日 (水) 00時06分
あんのちゃん
菓子盛りご苦労様でした。
席の人数にあわせて変幻自在の菓子盛り、こちらも勉強になりました。
あれだけ個性豊かな面々が、少なくとも当日はぶつかりもせず、よくやれたものだと思います。みんな大人なんですねえ。
投稿: しぇる | 2011年6月29日 (水) 00時09分
二人静様
いえいえ、お顔をみせて下さっただけでとてもうれしかったです。外からも応援して下さる人がいるのだと思えば元気もやる気もでてくるというものです。
ことお茶に関して、また何かイベントをするときは是非ご一緒に!
投稿: しぇる | 2011年6月29日 (水) 00時12分
ちゃみ様
遠くからがんばれ〜の念を受けたような気がしました
ありがとうございます。茶会の成功をよろこぶだけでなく、本来の目的である被災者支援をわすれないようにしないといけませんね。またできることからやっていきます。ちゃみ様も是非次回は京都でご一緒に。
投稿: しぇる | 2011年6月29日 (水) 00時15分
たくさんの方のおそるべしのチームワークで開かれていたのですね。そんなこととは露知らず、のほほんと楽しませていただきました。いえ、楽しむ余裕よりも、お席にハンカチを持って入るのを忘れていて、この季節着たことのない着物に吹き出る汗がお茶碗に落ちるのではないかとアクセクしておりました。お茶人の心境には程遠く(苦笑)。
この青楓はしぇるさんのお庭のものだとすぐわかりました。
お席にお道具をお運びになる時に帯の金魚に目が点!
もしかしたらお棗もパルスプラザの骨董市でしぇるさんがお求めになられたのではございません?
紫陽花の細かな細工の素晴らしいもの、幕末の頃のものということでしたが。
お軸の真ん中のくちゃくちゃっとなった字、「烟雨」の烟と教えていただいてもとても読めませんでしたわ。
投稿: vivasan | 2011年6月29日 (水) 00時39分
あの暑いさなか、それもお着物で、本当にお疲れさまでした!!
素敵なお花に、菓子盛は本当に美しい!
そしてきっと皆様方の着物姿も。。。
二十歳から、もっときちんとした所でお茶を続けておけばと後悔していますわ。
投稿: 夢風庵 | 2011年6月29日 (水) 21時23分
vivasan様
くりかえし、御参席ありがとうございました。
緑の中、実は大汗をおかきになっているとはおもえない涼しげなお着物姿でしたよ。
棗はパルスプラザではなくて、拾翠亭下見の帰り、例のツキトカゲさんでランチした後たちよった○るわし屋さんで出会ったものなんです。なんだか運命を感じて、、、というとおおげさか
あの烟は誰にも読めません。
しかも雨も雲にしかみえない、というご指摘もありました。
まあ、こころで感じる書、ということで、、、
投稿: しぇる | 2011年6月29日 (水) 21時53分
夢風庵様
ほんとうに今回はごめんなさいっ!!
椅子席も夢風庵様を想定してのものでしたのに、、
お茶にしろなんにしろ、良き師との出会いは大切ですね。
でもちゃんと懐紙ばさみをいまだにお持ちですので、おみ足が良くなった暁にはもう一度チャレンジされませんか?
投稿: しぇる | 2011年6月29日 (水) 21時58分
こちらこそわざわざ椅子をご用意していただきながら、ごめんなさいっ!!
まずは足を治さないと・・ですね。
投稿: 夢風庵 | 2011年6月29日 (水) 22時19分
夢風庵様
そう、まずはおみ足を。
投稿: しぇる | 2011年6月30日 (木) 17時11分
チャリティ茶会を開いておられたのですね…、楽しそうですね…、お伺いしたかったです
写真からは涼やかな風が吹いて見えますよ~。
投稿: ぴお | 2011年6月30日 (木) 23時40分
ぴお様
ありがとうございます。
実際は汗だらだら、、、で体中塩のかたまりになっておりましたが。
ややクローズドな会でしたので、おさそいできず申し訳ありませんでした。
準備がたいへんでしたが、終わってみるとやってよかった、、、と思いました。
投稿: しぇる | 2011年7月 1日 (金) 00時31分
はじめまして!
先日のチャリティ茶会でお目にかかったやへと申します。
これまではぽんさんのところから来て読ませていただいておりましたが、しぇる様にお会いできてほんとうにうれしかったです。しかし、コメントより先にご本人様にご挨拶するなんて…スミマセン(滝汗)
何はともあれ、あの暑い中、ステキなお茶会に参加させていただきありがとうございました。しぇる様の「金魚玉図」の帯に釘付けでした。またぜひ機会があれば参加したいと思ってますので、次回を楽しみにしております。
投稿: やへ | 2011年7月 3日 (日) 17時55分
やへ様
当日はありがとうございました。
いきなりお目にかかれもしたので、うれしいびっくりでした。
帯の写真もいっぱいとっていただき、ウケ狙いの金魚帯の面目躍如でした。
たしかぽん様ブログのコメントでお名前をおみかけした、と思っていたのですが、なんというブログかわからず残念に思っていましたので、今日はさっそくおじゃまさせていただきましたよ!
投稿: しぇる | 2011年7月 3日 (日) 22時26分