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2011年5月 5日 (木)

東大寺華厳茶会〜2011

先日はこんなところに。

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写真だけでは十分にお伝えできませんが、鮮やかな緑に遅咲きの桜の薄紅、、、それはもう胸のすく景色でした。

    若草の上を歩いているとき
           私は五月の貴公子である    (朔太郎)

そんな気分で。


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お約束の奈良公園の鹿。

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公園の藤棚はもう花房がたれています。
ああ、春日大社の砂ずりの藤はいかばかりかと、、、

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緑陰にこんな施設もみつけました。


めざしたのはこちらです。


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天下の東大寺でございます。

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この大仏様に毎年この季節、大和茶の新茶を奉納する献茶式がおこなわれます。
昨年初めて行かせていただきましたが、大好きな奈良の、東大寺のちょっと奥深くまではいりこめるのがうれしくて。

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相変わらず大きな盧舎那仏様。
観光客にもどえらい人気です。

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献茶式の準備もされています。
後方の茶臼にも注目!
これで裏千家大宗匠が実際新茶を挽かれます。

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水次の準備なども。
献茶式の実際の様子は昨年のせていますので、どうぞそちらを。

今年は献茶式はスルーして、茶壺道中をしっかりみることに。


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大仏殿の入り口で待つことしばし、いよいよ柵の竹がはずされ献茶式はまもなくです。


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さあ、いよいよ東大寺の管長さんはじめエライさんの行列、そのあとに大宗匠、さらに茶壺、大和茶業者が続いてやってきます。

実は待っている間ずっと気になっていたことが、、
大仏殿前のでっかい灯籠、行列はこれの右をとおるのか?左をとおるのか?

さあ、いよいよ灯籠の前、、、どきどきわくわく。

おお〜っ!!

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行列は交互に右と左にわかれたではないか!

そうか!
その手があったか!

、、、、、としょうもないことに感心しておりました。

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天平の昔を彷彿とさせる光景です。

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そのあとに大宗匠、業躰さん。

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大和茶の幟、先触れの鉄杖、そしていよいよ御駕籠にのった茶壺です。


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階段はやっぱり横にして登るのね。
後ろに続く方の手の新茶葉のお皿にも注目を。
美しい若々しい緑です。

お茶壺をお見送りしてから、4席ついているお茶席巡りに出発。


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まずはこちら、今日庵の濃茶席。

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寺務所の中のお席です。


本席の床がなんと古渓宗陳の軸。まあ、16世紀のものなんですね。

「白雲深処金龍躍(白雲深きところ金龍《太陽》躍る)」

これは碧巌録出典で「碧波心裏玉兎《=月》驚」と対句だそうです。
調べてみましたが禅語としての意味はよくわかりません。
でも太陽と月を金龍、玉兎にたとえるところ、なんとなく壮大なイメージをいだかせるではありませんか。

さすがに今日庵さん、よい物をいろいろお持ちです。
古天命の釜もやつれた感じがよかったです。

それと迫力あったのが伊賀の花入。
テッセンと白のショウマがいけてあったのですが、その銘「破衣」のとおり、口のところでぱっくりと裂けています。
これがいい、と思うのは日本人独特の感性でしょうか。


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濃茶を一服いただいたあと、同じ建物の中で辻留のお弁当をいただきました。
昨年はどの席も,点心席もはいるのに1時間くらい待たされたのですが、今年は待時間は短く、全然待たずにはいれるところも。
これも震災の影響でしょうか。


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ちなみに中味はこちら。
京風の上品なお味で。(田舎物の私にはちょっと薄味過ぎ)

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次は副席。
大仏殿の裏側、ふだんは入れない場所です。

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ちょっとつぶしてしまいましたが、お菓子は菊屋さんの「落とし文」。

お床の花が八角で,昨年も同じだったので、ここではこれをいつも使うのかな?と思っていたらなんと、この席のご亭主が今年80才になったことに掛けてあるそうです。
栃木からこの八角、お持ちになったそうです。
いいですね。こんな80才に私もなりたい、、、

宗旦筒書の東本願寺伝来、利休茶杓なんてすごいものもでていました。
なんというか、細身で華奢な感じの茶杓でした。
よいものを見せていただきましたわ。

あと長次郎の黒楽、「老僧」(銘の通りすごくかせている)
替茶碗の黄伊羅保、「黄袍」(天皇のみに許される禁色の御袍ですよ)
ノンコウの楽水指、「晩鐘」(釣り鐘形)

すごい、、、、としか言いようがない。


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青年部席の立礼は時間の関係で行けず、最後にいきましたのが東大寺席、勧学院にて。

勧学院は9世紀に空海が建てた学問所みたいなところですが、そもそも東大寺は華厳宗、そのなかに真言宗の施設を作ったわけで、空海の影響力のすごさを物語っているようです。

現在でもこちらでいろいろな仏教系講座がひらかれています。

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お菓子は薯蕷、「えくぼ」(製菓は失念)

こちらご本尊の前でお点前をされるという、東大寺ならではのお席です。

正客さんの菓子器が、お水取りの期間、練行衆が使う朱塗りの桶でした。
茶杓もお水取りのお松明の竹から。

花台が升形東大寺古材(天井を支えている柱の先の部分)。

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見物は皆具のなかの火箸。
大仏殿の瓦をとめてある古釘なんです。

ああ、これも東大寺ならでは。


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遅手の桜が散る院内もすてきでした。

華厳茶会では記念品もけっこうなものがでます。
昨年は東大寺の装飾画を描かれた方の鸚鵡の絵の香合でした。

今年は、、、


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田原陶兵衛の萩茶碗。

現在の東大寺管長・北河原猊下の手になる日輪の絵のついたお茶碗です。
これはお茶会にも使えそうですね。

満ち足りた気持ちで東大寺を後にしたのですが、実はそのあとこんな場所に行きましたの。


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西の京の駅をおりると出迎えてくれた今を盛りの花の女王、牡丹。


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ご覧の通り、手のひらより大きい。

こちら「凍れる音楽」で有名な、ご存じ薬師寺。

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何しに?って、実はこれだけを買うために。


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ならまちの和菓子屋、樫舎さん。
けれどそこでは買えない葛菓子、「白鳳の飛天」。

薬師寺の催しの時のためだけに作られるお菓子で、薬師寺さんでしか手に入りません。
好きなんです、これ。happy01

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コメント

ぎゃー!(謎の叫び)
ずーっと漠然と「奈良に行きたいなあ~」と思ってたんですが、もう行っちゃいます!!(笑)
五月のプリンセスと化し、新緑&鹿ちゃんと戯れてきま~す♪

おかだあんのちゃん

coldsweats02
な、、、なな何があんのちゃんの琴線にふれたのでしょう?
実は坊主頭フェチとか。
いえいえ、やっぱり若草山を背景にした緑の奈良公園ですよねえ。
思いっきり貴公女しちゃってくださいhappy02

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