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2011年2月25日 (金)

二月大歌舞伎〜大阪松竹座

歌舞伎にさそわれまして。

実は歌舞伎には詳しくない。
まあ、年末の南座の顔見世には、風物詩として一度は行きたいと思ってはいますが。

でも片岡仁左衛門と聞いて、う〜ん、仁左衛門なら見たいかな、と。
孝夫のころからけっこうTVなんかにもでてはりましたからね。
(ちなみにお嬢さんは宝塚歌劇におられて、何回か見たことがありますの)

(というわけで歌舞伎に関して間違ったこと書いてたらゴメンナサイ)

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でかけましたのは大阪道頓堀にある、大阪松竹座
このレトロな建物がまたいいですね〜。

大正12年、大林組の木村得三郎設計。

ちなみにパリの凱旋門をイメージして作られたとか。
そういわれてみれば似てるわね。

みなみの繁華街道頓堀にど〜んと建つこの風格ある建物は、劇場、映画館とさまざまに用途を変えて使われてきたらしいです。
現在は劇場、それにしてもよく昔のまま、このファサードが残ったものです。


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出し物は右が午前の部、左が夜の部で後者の「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」(←読めるか!こんなん)
を見に。

いずれも仁左衛門さん、一日とおして出突っ張り、役者さんも大変だなあ。

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中はこんなんです。

南座の顔見世なんかではお客さん、和服率が高くて、なんとなくハイソな感じがする方が多い印象ですが、こちらは大阪のおぢさん、おばちゃんが普段着で気軽に来ている、という感じ。
もちろん、気合いの入った和服姿のかたもおられますが、その筋(ってどの筋?)のお方でしょうか。
ヨーロッパではオペラやコンサートを、普段着で、しかも手頃な値段で楽しめると聞きましたが、そんな感じかな。


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緞帳があがると、わあ〜、歌舞伎といえばこれよね、の黒・柿・萌黄の定式幕(じょうしきまく)。

江戸時代以来の格式のある幕で、黒・茶・緑が森田座の流れをくむ、松竹座や現在建て替え中の東京の歌舞伎座。
緑・茶・黒が市村座の流れをくむ国立劇場や上本町の新歌舞伎座なんだそうです。
(このあたり、完全に受け売りです)

芝居の「盟三五大切」は、お岩さんの「東海道四谷怪談」で有名な鶴屋南北の作。

赤穂浪士の討ち入りにからめた世話物なんですが、なにしろ主人公=仁左衛門が人を斬るわ斬るわ、、、
もう普通のドラマなんかだったらスプラッタで、どうしようもなくえぐいものになるところ、そこは歌舞伎の様式美、すくわれています。

細面のすらりとした陰のある男を演じる仁左衛門の決めポーズは、やはり絵になります。

なんというか気品があるんですなあ。
長男の継承が多い歌舞伎界の中で、三男ながら長男次男をさしおいて、しかしその兄も文句をいわず仁左衛門を襲名しただけの実力と華があるのです。
なんだか納得。

一番の見せ場は、かわいさ余って憎さ百倍の女を討ち取り、その首を女の帯にくるんで懐に入れ、そぼ降る雨の中、傘をさしてやさぐれて一人歩く場面かな。(表のポスターになっている場面)

あともう一人、副主人公を演じた片岡愛之助、これがまたうまかった。
なんというか仁左衛門と対照的な「色悪」というの?を、実に艶っぽく演じてましたなあ。
こんな江戸っ子なら惚れてみたい(あ、いえ、コホン)

主人公につかえる若党の板東薪車という役者さんのコミカルな役どころも忘れがたい。


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幕間でいただくお弁当はこんな感じ。
これが文字通りの「幕の内」。

さて、芝居も終わり外に出てみると、、、

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ここはほんまに道頓堀なんやなあ。
あれが有名な、かに道楽道頓堀本店どっせ。


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二月大歌舞伎〜大阪松竹座を参照しているブログ:

コメント

松竹座、何年か前にいったん閉館というか、改装されてもう洋画封切り館ではなくなったんですね。
株主招待券で毎月1本無料で見ることができた映画館でした。

孝夫さんは上品な色気ありますよね。
文楽と歌舞伎は1度は行ってみたいのですが、なかなか気楽にほいっとは行けない世界ですcoldsweats01

歌舞伎大好き。
子供の頃から祖父母や父と良く出掛けました。
最近はすっかりご無沙汰ですが。
仁左衛門さんは金毘羅歌舞伎で見せて貰いました。
いつもお手伝いしている宝塚の方が仁左衛門さんのお嬢さんと同期で良くお話聞かせて貰っています。
映画は一人で行ったこと有りませんが南座は一人でもで出掛けます。
3階でイヤホンガイドを使って気楽に見るのが歌舞伎通の見方です。

片岡仁左衛門さん、孝夫時代から好きな役者さんでした。
お年を重ねるたびに、ヤツレの魅力もよりいっそう出てきましたよね。昔に見た玉三郎さんとの競演「二人椀久」は、それはそれは美しくて・・・・ため息ばかりでした。

行動力に脱帽です
今度は歌舞伎ですか
最近は劇場に行くにも気軽に行く気になれません
この春は元気出して、松本幸四郎、染五郎、中村梅玉
と魅力があるのでこんぴら歌舞伎に繰り出します
二百年近くになる雰囲気のある芝居小屋です
江戸の芝居見物が垣間見れます
明り窓の調節、廻り舞台、せり等人力です
四月の中旬2週間ほど、お好きな役者が出演の年に
是非お出かけ下さい楽しめますよ

いいですね~
仁左衛門さん
私も孝夫さんの時から大好きです

数年前、南座の顔見世で俊寬見てほれぼれしましたheart04

歌舞伎は20代の頃はまりまして、学生の時から、よく4等席の3階の大向こうで鑑賞しました。横の方で通の方が「〇〇屋」と掛け声を掛けられていて、余計に気分が盛り上がったものです。お弁当はちょっとはりこんで、それが楽しみでした。先代仁左衛門、先々代の贋次郎の時代です。猿之助の宙乗りも真近で見ました。
二年前、久しぶりで桟敷席の3階で観たら、年々ひどくなる高所恐怖症のせいか、怖くて怖くて半分位しか楽しめませんでした。
それにしても、チケットは高いし、席も取りにくくなっているし、もはや庶民が気楽に楽しめる娯楽ではありませんね。

夢風庵様

私も一人ならよう行かんかったでしょう。
道頓堀界隈はなんとウン十年ぶりで、松竹座が当時なにだったのか(映画館?劇場?)さっぱり記憶がないのです。

凡蔵母さん様

>3階でイヤホンガイドを使って気楽に見るのが歌舞伎通の見方です。

はは〜、勉強になりました。
そんな見方があるとは知りませんでしたわ。なんだか格式高そうで敷居が高かったのです。
それにしても凡蔵母さん様はじめ、このブログをのぞいて下さる方に歌舞伎ファンが意外に多くてびっくりしています。

nageire様

そうそう、「やつれ」というのですね。
言葉がでてこずに「やさぐれ」と書いちゃいましたが、そうか、やつれがぴったりです!
nageire様も歌舞伎ファンでしたか。
玉様は高校時代から憧れておりました。lovely
美男美女(?)の組み合わせ、最高ですよねっ!

kame様

歌舞伎はあくまでワンポイントです。これにまではまっちゃったら、時間がいくらあっても足りません。自分の首しめそう、、、
金比羅歌舞伎についてはどなたかのブログで読んだような気がします。TVでもやっていたかな。あの建物自体にとても興味があります。今年は無理ですがいつかは行ってみたいです。

kamesan様

は、以前から歌舞伎お好きですよね。
顔見世も行かれたんですね。私も今年は行きたいなあ(えらい先の話)
博多の方では玉様が、私の大好きな泉鏡花の「海神別荘」をやっているらしく、時間にゆとりがあれば飛んでいきたいものなんですがbearing

京鹿子様

あら、ここにも歌舞伎ファンがおられましたか!皆様よくご存じですごいです。私はほんとにメジャーな人もよく知らなくて。
たしかに良い席はチケット高いですが、凡蔵母さん様がおっしゃるように(高所恐怖症でなければ)二階三階の席はお手頃のようです。
それより着物を着て行かなくちゃならないのかと思っていましたが、意外とみなさん、普段着でほっとしました。

松竹座、素敵ですね~♪
愛之助さんは、ここで、隠し子会見をやったのか・・・。かわいそうに。。。
私は、3月に国立劇場へ仁左衛門さん見に行きます~。
正直、歌舞伎とかよくわからんのですが、生の舞台、お客さんとの掛け合いの中でアドリブもあったりして、面白いですよね~。

ちゃみ様

そうそう、隠し子の愛之助さんでした。
でもそれがさもありなん、と納得できるほど、艶っぽい江戸っ子を演じてはりました。
なんにしてもライブはいいです。
私も歌舞伎にくわしくはないのですが、江戸時代には庶民が楽しんでいたもの、見ていてかっこいい〜とか、きれい、とか素直に感じればいいんじゃないかと。
仁左衛門さん、いいですよ〜。

金比羅さんも素晴らしい芝居小屋ですが、但馬にも出石永楽館というのがありまして、修復してから愛之助一座が毎年来てくれます。本当に小さいので花道では役者と顔をつき合わせるほどで、楽日の挨拶で、扇雀が恥ずかしかったと言ったのにはビックリしました。
今年も11月の予定。全国からラブリンファンも押しかけて町も賑やかになります。大掛りな演出はありませんが、あの近さで舞台を見るのはとても贅沢な気分になりますよ。

そらいろつばめ様

HP拝見しました。出石にこんなりっぱな小屋があるなんて知りませんでした。
その気になれば、歌舞伎を楽しむための舞台はたくさんあるんですね。
ラブリン様もいろいろあるようですが、芸のこやしにしてくれればいいですねcoldsweats01

松竹座はいい劇場ですねえ。四年前愛之助を初めて見たのも松竹座でした。関東ではまだ知名度が低かったのに、すでにここでは後援会が大きく活動していて、以来とても気になる役者さんになりました。「先代の仁左衛門によう似て」と含みのある言葉はさておいても、次代の松島屋を背負って立つ人に違いありません。
松島屋の墓所は東山二条のお寺にあって、丸に二引きの紋の形が、塀の上に顔を出しているので、バスの中からよく見ていました。
今月の東京の国立劇場も、仁左衛門と愛之助です。

Mariko Ishii様

おや、ここにも愛之助のファンが!coldsweats02
歌舞伎には疎かったので、みなさまのコメントが新鮮です。
東山二条ですか、いつも通っているあの角っこのお寺さんですね。
(その向いのお好み焼き屋さんでこのまえランチしたばかり)
これは要チェック。
ラブリン様のこれからも要チェック、、、ですわ。

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