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2010年12月19日 (日)

春日若宮おん祭・2〜芸能絵巻・お渡り式

寒い深夜から一転して朝は良い天気で空も明るい。

P1080234(荒池から興福寺五重塔をのぞむ)


県庁前の奈良公園の一画ではこれから始まる時代絵巻、お渡り式にのぞみ集まる人たちで賑わう。


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お渡りとは、ここでは行宮に遷られた若宮様のもとへ芸能集団や祭礼に加わる人々が社参する行列のことをいう。


おん祭でもっとも華やかな行事。
(ちょっとしばらく携帯画像が続くので、画質はおちます。あしからず)

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一番見るのを楽しみにしている「細男(せいのお)」とよばれる舞踊を披露する細男座の幟。

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田楽座の持つ「田楽花笠」。
一刀彫りのルーツと言われる木彫り人形が並ぶ。


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田楽座は御幣も一番華やか。

12時に県庁前を出発したお渡り式に先回りして、一の鳥居へ。

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今から行われる競べ馬、流鏑馬のために参道には砂がしきつめられている。


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若宮様います行宮の朝の風景。


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行列にかかせぬ馬もすばらしくきれいでりっぱ。
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さあ、お渡り式の一行がやってきました。
これは御幣と五色の懸絹。

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かわいらしいお稚児さんもお母さん方に手をひかれて。

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南大門跡でおこなわれる「南大門交名の儀」。
祇園祭のくじ改めのようなもの。

僧兵姿はもちろん興福寺。
おん祭は春日大社のお祭でありながら、興福寺の全面バックアップでおこなわれてきた、という歴史的事実から。
このあたり、神仏混淆の多く見られる奈良らしい。

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拝殿八乙女のお一人。
藤の前簪もうるわしい、巫女さんです。


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私的に大注目の細男座。

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この白馬が実にみごと。

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「松の下式」。
ここはかつて春日明神が初めて姿を現した(=影向:ようごう)という場所で、今は切り株だけになっているがこれを「影向の松」という。
お渡りの各座はここで足を止め、芸のさわりを披露する。


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これはなんであるか?

競べ馬のスタートフラッグ。
お渡りの最中にも早速競技はスタートする。

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赤方と青方で3組競い、勝った方の色が後の舞楽の先行をつとめる。
つまり赤方=左舞(中国渡来の舞楽)、青方=右舞(朝鮮渡来の舞楽)。


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さて、御旅所にお渡りの一行が到着し、御旅所祭の始まりの前にまずするのが「埒切り」。
入り口に立てられた簡単な柵の真ん中の白い紙にご注目。

これを切って一行は中に入れるのだが、その切る役を仰せつかるのが猿楽座の長。
現在は金春座がこれをあいつとめる。

この柵をもともと「埒」と言ったそうで、「埒があかない」はここからきたそうな。納得。

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田楽座入場。

先ほどの田楽花笠と高下駄に注目。

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流鏑馬の稚児。


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お渡りのしんがりをつとめる大名行列。
かつては郡山藩、高取藩がつとめていたもの。
現在は大名行列保存会のメンバーにより、再興された。
「エーヤッコラセー」の独特のかけ声が耳に残る。


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腹にひびくような、左右の鼉太鼓(だだいこ)が打ち鳴らされる中、神官たちが若宮様にお供え=神饌を次々に献じる。


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小さくてわかりにくいが、このお供えが「染御供(そめごく)」。
お米を青黄赤白に染め分けたお供え物。

神官の祝詞の後、日使(ひのつかい:祭をはじめた関白藤原忠通の名代)が御幣を奉り祝詞をあげる。


ちなみに昨年の日使はシャープの代表取締役会長。
今年は関西電力会長が務められた由。

さあ、神遊(かみあそび)、御旅所祭のはじまりはじまり。

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