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2010年9月20日 (月)

雅俗山荘〜小林一三(逸翁)記念館でディナー

昨年、池田にある逸翁美術館が、以前の場所から少し離れた場所に新しい建物でオープンしました。

それに伴って以前の美術館、小林逸翁の旧邸「雅俗山荘」は閉鎖され、あのクラシカルな建物はもうおがめないのかなあ、、、と残念に思っていたのですが、なんと、今年から小林一三記念館、および邸宅レストランとしてオープンしていたんですねえ。

京都に移住すると、このあたりにはなかなか行く機会もないと思い、食事がてらでかけることにいたしました。

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正門の長屋門は、江戸時代の庄屋の門を移築したものとか。
このたたずまいは美術館であった頃の以前とかわりません。

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小林一三記念館としては、彼がその産みの親であった宝塚歌劇の特別展をやっているようです。
夕食時なので、もう展示は終了していましたが。

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そうそう、この大正時代に建てられた風情のある建物、これぞ阪神間ハイソクラスの邸宅の典型、阪神間モダニズム。
和風でもなく、洋風でもない、クラシカルであり、かつモダン。


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エントランスには逸翁さんの肖像画。
(以前、美術館だったときは邸内撮影禁止だったのですが、レストランになったため撮影OKなのがうれしい)

さて、レストランになってどんなに変わったのだろう、、、と心配だったのですが、大丈夫でした。
むしろかつて邸宅だった頃の雰囲気にもどったのではないでしょうか。


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エントランス脇の大ホール。


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かつてこの部屋で関西財界人たちと逸翁さんは、食事をこんな雰囲気でされながら、いろいろな事業アイデアを出していたのかなあ、、、なんて。


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ディナーをいただいたのは、その隣のサンルーム。
ここはかつて資料室だったような記憶があります。
それにしてもすてきなインテリアheart01


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もう少し早い時間なら、お庭の方も以前と同じく歩くことができたようですが、照明がないので残念ながら今回はガラス越しでお庭拝見。

逸翁さんは茶人としても有名でしたから、この庭園内に茶室を二つ擁しています。
和洋折衷の「即庵」と本格的二畳の「費隠」(国登録の有形文化財)。

即庵の方は新しい美術館内に、そのまま写したものがあります。


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さて、ディナーセットも邸宅風。
カトラリーからお皿まですべてフランスのChristofle製でそろえています。
テーブルの上には銀の燭台、一輪差しなどもおかれ、なんだかゴージャス。lovely


メニューがコースしかないのは残念なんですが、どのお皿も見た目も美しく、味はやや薄味系で私好みでした。

いくつかのお皿を紹介。

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前菜もいきなりエスカルゴ。


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魚料理は鱧です。(おいしかった!)

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邸宅の雰囲気から浮きまくって、ひたすら食す、帰省中のセガレ。

デザートはスイーツの前にチーズを。
私はどうもチーズは苦手なので、小さいやつを選びました。


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小泉元首相ですっかり有名になったチーズ、ミモレット。

うん、これは酒のあてになる!
ちょっぴりしょっぱくて、ハモン・イベリコ(イベリコ産生ハム)みたいなお味。

ここまでくるともうお腹の方もいっぱいだったので、甘いもんはもう一種類しかたべられません。
5〜6種類をたのんで完食したセガレの、若い胃袋がうらやましいのでしたsad


食事を終えて、雅俗山荘を後にしたときはもうとっぷり日は暮れていました。
この阪神間の独特の雰囲気もとても好きです。

京都移住後は、自分で決めたこととはいえ、そうそうこちらまで来ることができないのが少しさびしいです。

  *    *    *

雅俗山荘: HPはこちら


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雅俗山荘〜小林一三(逸翁)記念館でディナーを参照しているブログ:

コメント

薬師寺会と言って、薬師寺の橋本凝胤さんを囲む
お茶事の会があったそうです。
白雪の小西新右衛門夫妻、新稲(地名)の和田徳之助夫妻、
茶道具商の坂田作治郎夫妻、錢高組の銭高久吉夫妻、
生形貴一宗匠、美術評論の加藤義一郎をメンバーとして
月に1度、出張も切り上げて楽しんだそうです
貧乏寺の薬師寺の財政を側面から援助されたのですね
小林さんは古典籍の収集でも知られ、雅俗山荘本という
ものもあります。
収集の特色は、狭く深くのようです

岡崎の茶室ではどのようなお仲間が参集されて
お茶事をされるのか、横目から眺めてみたいですね

素敵な山荘でナイスガイの御子息とお食事でいらしたのですね~~♪
お母様にお付き合い下さいましたね!!

次回息子さんが帰省される頃には・・・息子さんも、新しい「京都のお家」へとなるのですね・・・
でも!いつの日か!
また・・・こちらでのお食事会が?あるやも?!
もっともっと御家族が増えて・・・息子さんのご家族とご一緒に~~!!
なんてこと!
京都と宝塚・・・どちらもいいですね!

野中の清水様

私も薬師会のことを少し調べてみました。
あとでもう少しいろいろ知ってから雅俗山荘に行けばよかったな、と残念に思いました。いろいろなお茶の会に属しながら、自分の雅俗山荘を舞台とした薬師会は逸翁さんにとって、一番大事な会だったようですね。
いろいろ斬新でユニークな茶会もされたようです。
それにしてもあの時代、財界政界の大物はみんなお茶をたしなんだようです。昨今の大物たちは皆、ゴルフとか。
日本人の劣化、、、、なんてことも感じます。

岡崎の茶会はどうなるでしょうねえ。まあ、私と同じくらいのレベルの方々と楽しむのが一番肩がこらなくていいと思います。
横目とおっしゃらずに、お招きいたしますのでおいでください。(ただしいつごろになったら、ちゃんと恥ずかしくない茶会ができるようになるのか、まだ未定ですの〜coldsweats01

nnya様

先日京都の建築現場に息子をつれていったのですが、「もう一度一人で行け、といわれたら絶対迷う。」と言っておりました。
家に帰ろうにも家がわから〜〜ん!
息子には迷惑な親の暴走(?)だったかもしれませんわ。coldsweats01
私が息子だったら、「ぐれてやる〜!」、、、、
まあ、つきあってくれるだけありがたいとしましょう。

そうなのですね!
遠いのでなかなか訪れる事ができないのですごく残念です。
でも手入れをされ使われて、時を経た美しさですよね。
ここを愛した人のささやきや、気配までも感じように思えます。
しかし、鱧おいしそうですね~~~~~

nageire様

こちらは観光地でもなく、少し交通的に辺鄙な場所ですので、なかなかご存じでも行きにくい場所だと思います。まあ、それでも行く、という方しか行かれないので、そこが気に入っております。近くの逸翁美術館もゆっくり見て回れますし。そういえば大阪の湯木美術館に雰囲気は似ていますかねえ。
鱧はフレンチにしてもおいしい、、、ということですね!

しぇる様

しぇる様のブログはなんとまあ誘惑的なんでしょうか。
あの美術館一度行ったことがあります。
とても素敵な建物で新しい美術館になると聞いて
あの建物はどうなるのだろうと思っていましたが
こんな素敵なレストランになっていたのですね。
建物とお料理がとてもマッチしてて・・・。
私も行ってみようと思います。
但しディナーは予算的にきついので、ランチにしますが・・・。
しぇる様が京都へ行かれたらきっと京都の情報も
今まで以上にたくさん教えてくださると
とても期待しております。

みなみ様

お久しぶりです。
やっぱりそうですよね。あの建物どうなるの、、、、?って思いましたよね。
レストランとしては最高に雰囲気がよいです。
ただしこの日、客は私たちだけで、それはそれで独り占めしてとても良い気分だったのですが、経営的にはどうなんだろう?とちょっと心配でした。

京都に住んじゃうと、意外とどこにも行かないかも、、、coldsweats01
京都人の京都知らずっていいますし。
でも、住まなければわからない京都について、また書いてみたいと思います。
京都では、聞香の会にも参加できそうですし〜scissors

しぇる様のこのブログを拝見してからの願いがようやくかない、
今日ここで夕食をいただきました。
なるほどうまい。
最初に出されたコンソメはもう今までに味わったことがないもの。
その後お出しいただく料理は期待にたがうことがない。
それにもまして驚いたのは、総料理長さんが席まで挨拶の来られ、
帰るときに玄関までお見送りまでしてくださったこと。
「心に五寸釘を打つ」おもてなしをするというのは、
こういうことかと感心いました。

なるほど、しぇる様が選ばれるお店はすごいです。

野中の清水様

逸翁美術館のお帰りによられたのでしょうか。
私などは、あの建物の中で食事をしたい、という思いだけで行きましたが、お料理が(食器も!)予想以上で幸せでした。lovely
料理長さんが挨拶に来られたかどうかは記憶にないのですが(スミマセン)、サービスなどはまるで自分が逸翁さんになったような気分にさせてくれるものだったと思います。
あれでこそ、旧逸翁邸でディナーする価値だと思います。
よい時間をすごされて、なによりでした。

例の恐ろしい古筆の会の例会会場が逸翁美術館の会議室です。
(お時間が許せましたら是非一度おいで下さい。)
古筆の会の後、東京からお招きした講師さん(もちろん無報酬です)が
御馳走してくださいましたが、襤褸でしたので気が引けました。
会食の中で話題となったのが逸翁美術館で展示されていた蕪村の
「嫁入り手」といわれる作品。
講師の奥様(江戸文学者)がその解説をしてくださり、なんかしんみり
しました。
場所、食事、話題、
本当になんともぜいたくな時間が過ごせました。

野中の清水様

いそいで「嫁入り手」を検索、、、
、、、そんな逸話が。coldsweats02
茶道をやっていると、興味をもつ対象が安土桃山時代にかたよってしまいます。
江戸時代というとむしろ煎茶文化ですものね。
でも基本的に物語やドラマは圧倒的に江戸時代が好きなので、江戸文学者さんのお話しがきけるなんていいなあ、、と思います。
こちらの場所と、食事と、そんなハイレベルな文化的な会話、、、逸翁さんのサロンの再現ですねえ、、、、lovely

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