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2010年7月27日 (火)

油照りの京都町歩き

「京都の朝はイノダコーヒから」

って、いつごろから言われているのでしょう。

昔はイノダコーヒの名前すら私は知らんかった。
単に無知なだけだったのか?

というわけで、その言葉にのせられて堺町のイノダ本店に、有名なモーニングをいただきに。

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なにせ昨夜は遅くまで還幸祭を見ていましたので、最初からお泊まりの予定で。

住むようになったら、まあわざわざモーニング食べには行かんよなあ、、、今のうちに、、、ということで。


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メニューは、「京の朝食」1200円がスタンダードらしいが、ちょっと昨夜の中華がお腹に残っていたので、夏の限定メニュー、京夏野菜モーニングを。

(ホテルでもらった)京都新聞なぞ隅から隅まで読みながらいただく。
(う〜〜ん、通っぽい?)


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席は2階でしたの〜。はじめて。

ゆっくり目の朝ご飯のあとは今出川まで北上してこちらへ。


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烏丸今出川上ルの俵屋吉富さんプロデュースの京菓子資料館

実はおつかい物の干菓子をもとめに俵屋さんの烏丸店に行ったのですが、ばら売りの干菓子がなくて(小川店にはあるのです)、でもせっかくここまで来たし、、ということで。

「婚礼菓子」という企画展中。

見事な糖芸菓子の数々をみせていただきました。
そういえば、最近では結婚式の引き出物、といえば洋菓子が多いですね。
かつては紅白饅頭をはじめ、鶴亀の打ち菓子などよくみたものですが。

京都ですら、ご多分にもれず、和菓子の引き出物率は低いそうです。
私なんか、洋菓子より饅頭の方がもらってうれしいですけどねえ。


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付属の坪庭のこの蹲居は水琴窟になっています。
ただ、びっくりしたのはこの苔!

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普通は杉苔かなんかだろ〜?と思うのですが、どう見ても、扁平なゼニゴケにしかみえない。
ゼニゴケは普通「悪い苔」といわれるやっかいものなんですが、ここまでびっしり生えてると、それなりにきれい。
わざわざこの苔にしたのでしょうか?謎です。


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そこから少し北上して西にいったところに「和室deお稽古」を主催されているbe-京都さんへ。

ここもすごく大きな町家なんですよ。
その座敷などを利用して、日舞や鼓、活け花などの講座がひらかれているようです。


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夢風庵様が「Postcard Collection X 涼を感じる小物展」に出品してはるので、それを拝見に。

なんといっても町家の造りがいいなあ、、、と思いつつ広い座敷の方をちらっと見ると、、、
あら〜makiちゃんが!

整理収納アドバイザーの講師で講義されてる真っ最中でした。

やっぱり京都はどこぞで知人に出会いますね。coldsweats01

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夢風庵様コーナーでこちらをもとめました。
ガラスのペンダント。

涼しげでしょ?
金属アレルギーの私にはこういうタイプのネックレスが、直に肌につける夏にはありがたいのです。


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そのまま西に進んで、表・裏千家のある小川通りの俵屋吉富さん小川店へ。

懸案の干菓子をもとめに。

こちらはこの春先にいちど来て、その干菓子の美しさに感激したものです。
(↓その時の写真を流用・ただし春バージョンです)


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この宝石みたいなひとつひとつを選んで、きれいな箱にいれてもらって、これはお使い物にします。

ここまでくればお隣の茶ろんたわらやを素通りするわけには、、、


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はい、いただきました。
抹茶と涼しさを演出したこのお菓子。銘は「玉すだれ」。


そのまま北上して茶道資料館もついでに。

「千家茶道の継承 裏千家十三代 圓能斎鉄中宗室」の企画展中。

なにせ圓能斎といえば、宮尾登美子さんの「松風の家」の中心登場人物のモデルですから、とても興味深く拝見しました。
明治になって廃れた裏千家を必死で盛り返した、近代中興の祖、とでもいうべき方です。

新島八重子(新島襄の妻)へ与えた許状もありました。
その波乱の人生の最晩年に、それまでの華々しい経歴すべてを捨てて、彼女は茶道の師範として生きたそうです。

そこから裏千家は学校茶道への足がかりを見いだしたそうですから、人の縁というものは不思議です。


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岡崎にとって返して、お気に入りの好日居さんへ。


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この日は冷たい岩茶を所望したのですが、こんなすてきな茶器がでてきました。

好日居さんのご友人作、金属の片口にたっぷりの氷。
器のまわりの水滴がまた涼しげ。


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ここに熱いお茶を注いでいただく。
さわやかで、おいし〜。
油照りの中をここまできて、癒されました。

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なんとずっと一度食べたくて果たせずにいた、亀廣永さん(高倉通蛸薬師上る)の「したたり」がついてきて感激!

『したたり』はもともと祇園祭の菊水鉾のお茶会に出されていた献上菓子。
今でも菊水鉾のお茶席でオリジナルのお皿とともに供されています。

はい、想像した以上においしいお菓子でした!

好日居さんと共通の話題・小谷真三さんの倉敷ガラスでもりあがったあと、なんと、ここでも「京都は狭い!!」という出会いがありまして、悪いことはできへん、悪口はいえへん、と再確認catface

でも、あちこちで出会いがある、ということは来るべき京都生活の彩りとなって、楽しみでもあります。

さて、お家に帰ろう。
秋にはこの周辺がお家になるのだよ、むふふ。

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油照りの京都町歩きを参照しているブログ:

コメント

ものすごく充実した1泊2日。
お隣の街からでも、泊まりがけやとちょっと趣が変わりますよね。

ところで夢風庵さんのペンダント!
これ、新風館の時に、私が買ったブルーのんとだいぶ迷うた作品です。どっちもエエし、どっちにしようかなぁと。しぇる様の所へお嫁に行ったんですね。これまた不思議なご縁。

しぇるさん、先日は講座中でお話できず残念でした。。
私も夢風庵さんの作品、拝見しましたよ!
私、次はガラスの器が欲しいんですが…。

今回は受講生さんも毛筆でポストカードを出されていて、一段と身近になったカード展でした〜。

先日「美の壺」でも夏の和菓子を取り上げていましたが、和菓子はその土地の文化度を示しているようで、千葉はきびしいな。
相変わらずのフットワークの軽さで北海道までいらっしゃいましたか。PCが夏ばて?で絶不調。今日はそれでも元気なのでコメントできました。でも写真拡大とリンクは駄目。旭山動物園の方針は後日読んでみますね。

わざわざ足を運んでいただいて、おまけにお買い上げいただいて感謝感激ですhappy02

ガラスに巻きつけたワイヤーの金属は大丈夫でしょうか。

makiさんと接近遭遇だったのですね。

「茶ろんたわらや」さん、搬出の日に行こうと思っていて、今日行ってきました。

「好日居」さんは行きたい行きたいと思いながら、まだ行くことができていないお店のひとつです。

ぽん様

両親といっしょ以外では初めてなんではないかな、京都一泊。
おかげでイノダのモーニングも体験できましたhappy02

3人そろって国芳・踊る猫Tシャツで町を歩く、、、、に新たなアイテムが加わりましたね、むふふ。Tシャツ+ガラスのアクセby夢風庵。(こわ〜)

maki様

お仕事中なのに、ついうれしくて手なんかふっちゃって、スミマセンでした〜!
でも相変わらずすてきなお着物姿、これできりっと講義されているところはとてもすてきです。受講生さんたちは幸せだなあ。
be京都さん、初めてだったんですが、周りの環境も良い感じで、これからもギャラリーをのぞいてみたいと思っています。

yuchi様

あ、その「美の壺」私も見ました。
やはり上生菓子は京都がええなあ、、、と思います。
基本、お茶席、お茶事のお菓子なので、出過ぎないところがまたゆかしい。
でも、いわゆるお饅頭系では関東はけっこう充実してますよね。
地方にも特産のすてきなお菓子はたくさんあって、けっこうお取り寄せしたりして楽しんでいます。
文化度というよりは文化の多様性、、なのではないかと思います。

夢風庵様

ペンダントトップは密着しないので大丈夫なんですよ。ご心配、ありがとうございます。ぽん様と色違いのようなので、いつか是非おそろのTシャツとペンダントで!
好日居さん、ええですよ。他にもこちらがお気に入りで入り浸っておられる方もおられます。(夢風庵様もご存じの方のゆかりのかた、、ほほほ)
オーナーさんとのゆるりとしたお話がまた癒されますのよ。

お久しぶりです。
涼しげな内容に心癒されます。
ガラスのペンダントも素敵です。
ちょっと凄く取り込んでいて、ブログやお邪魔にあがることが難しかったです。
しぇるさんのとこには、現状が回復してから澄ました顔でお邪魔したかったので。
けど全然厳しいままなので、ちょっと久々に伺いました。
ひょんなことなら今、猫と同居しています。
まだ余裕なくて日々の日常をアップできていませんが。
犬派の私が猫とか不思議なものです

ちょきた様

お久しぶりです。
しばらくご無沙汰している間にえらいことになっていたのですね。

やせてガリガリ+重篤な外傷の猫を責任をもって引き受ける、と決心されたその姿勢、すごいことだと思います。あれこれ試行錯誤しながら世話されているご様子、なんだか涙がでてきました。
猫飼いではありますが、今そんな猫を目にしたら、私なら見て見ぬ振りをしてしまいそうな気がします。
それを思うと猫を飼ったことがない、どのようにあつかっていいかわからない、ということはさして問題ではないように思います。少しでも楽にさせてやろうと手厚い世話をされている、猫への気持ちがあればそれで十分ではないでしょうか。
どんなに優秀な獣医さんでも予測ができない病態や、救えぬ命もあると思います。その仔の持っている生命力を信じるしかありません。
症状を拝見すると、一進一退のようで、ほんとうに大変だと思います。
オルカちゃん(でしたね)の生きたい、と思う気持ちにかけましょう。ちょきた様にであえたこと、ちびちょきさんに保護されたこと、それだけでも十分幸運の持ち主なのですから。
気の利いたアドバイス一つできずにすみません。
なんだか自分が恥ずかしいです。

「滴り」の大きな文字から始まる茶事のご案内状を頂き、7月半ばに、バカラの水指や、素焼き?の琉球風炉、燻し銀になった純銀の釜で、「暑気払い、疫病払いの茶事」に伺ってきました。そこでの主菓子が同じ、したたりでした。祇園祭の菊水鉾のこともお菓子の銘から、ご亭主に伺ったばかりでした。同じような時期に同じ御菓子をいただけたなんて、光栄です。口に入れるとす~っと解けて、暑気を払っていただけました。京都は美味しいお菓子があってうらやましいです。

しぇるさんも、そうですか。私も学生時代、イノダの名を認識していた、という記憶がありません。木屋町周辺の老舗喫茶についての記憶はあるのですが。
ところで、新居の建設の方は、どうですか。
施主さんが、ノンビリ京都散歩を決め込んでいる間、大工さんが、炎天下、悪戦苦闘とか???

koto様

私も「したたり」は毎年祇園祭の頃になると一度食べたい!と思いつつ機会がなかったんです。夏だけの限定商品かと思ったら、意外や意外、通年販売なんですねえ。だから手に入れようと思えばいつでも買えるのですが、なんだか祇園祭の時期にこそ食べたい、、、気がするんですの。
そのお菓子がでたお茶事、想像するだけでたのしそうです。涼しげな道具組が目に浮かぶようですね。

S&Y様

おっしゃるとおり、大工さんは炎天下でがんばってくれています。
せかされるのが一番ツライ、と最初に釘をさされまして、いそげ、とも言えないのですが、よんどころない事情でちょっとピッチをあげてほしい、と婉曲にお願いしましたが。数寄屋建築のよい職人仕事をされているので、それ以外はまったく文句はないのですが。
イノダの本家はまったく別業で、こういうことになったのもひょんな事情で、、、と裏の情報は聞いたのですがねえ。ここまで有名になるとは本家も思っていなかったでしょうなあ。

イノダコーヒーというところには
平成に入るころに始めていきました
初老のおじさんが砂糖、ミルクについて聞いてくれて
そのように配合したコーヒーを出してくれました
自分ですきなようには入れられませんでした
今はどうなっているのでしょうね

神戸元町の南京町の西口辺りにあった
パスカルという喫茶店もわがままな店主でした
それこそ、トルココーヒーのようなドロッとした濃さで
あれは食事した後でないと私の胃には無理でした

でも、そんなdeepな喫茶店は減っているのでしょうね
好きでしたが


野中の清水様

強いこだわりで新しいお店を開いておられる若い店主の珈琲屋さんも知っていますし、新陳代謝を繰り返しながら、酔狂な(?)顧客もそれぞれついているので、なんとか生き延びていくのではないでしょうか。
私なんかやはり砂糖入りの珈琲は苦手ですので、きっぱりといらない!とことわりますが、好きな分量でいれたいかたにはちょっとつらいですね。なんでそういうこだわりになったのか、聞いてみたいです。

初めまして、あまりにも美味しそうな写真に思わずコメントしてしまいました。イノダコーヒーのモーニング良いですねぇ。次ぎの休みは是非行ってみたいものです。又、これからも京都通なグルメ情報を楽しみにしております。

トラッキー様

はじめまして。
HNからしますとコアな阪神ファンでいらっしゃるようで。
住んでしまうと、わざわざモーニングを食べにはいかないですよね。というので今のうちに観光気分を堪能しております。
京都通というほどではありませんが、移住後にぼちぼちおいしいものもさらに深く探索を始める予定です。乞うご期待!

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