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2010年3月

2010年3月29日 (月)

桜三分咲きの京さんぽ

大学卒業以来、大学付属のとある施設(京都)で職種こそ違え、いくばくかの期間を共に仕事をした友人ふたりと、10年くらいのご無沙汰の後、再会することができました。

そのうちのお一人が、ずっとその施設で勤め終えて、昨年定年退職されたお祝いに京都で会食を。
その再会の前にちょっと京の桜見物を。

薄曇りの京都はそろそろ桜目当ての観光客が増えてきたようですが、やや見頃には早いようですね。


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地下鉄の蹴上駅を出たところ、インクラインの桜です。

このあたり南禅寺も近くです。


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満開の頃はきれいでしょうが、多分そのころは人も満開でしょうねえ。

京都には桜の名所は数々あれど、全部廻るのは時間的にも体力的にも不可能。

ならば将来のご近所、未来の散歩道の桜を、、、、


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南禅寺草川町の御屋敷通、野村碧雲荘のお向かいの見事な桜。学生の頃から大好きな花見スポット。

(向こうに見えているのは救急車coldsweats02たいしたことではなければよいのですが)


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ここの名物枝垂れ桜は完全に早すぎ!

まだ色づいたつぼみのみです。


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咲いている木もあって、その下を、あまりの美しさに阿呆みたいに口をあけて上を見ながらとおりすぎ、、、、

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振り返ってみる。

満開の頃も、この程度の人出だったらいいな。


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疏水支流沿いの小径。

きっとお気に入りの散歩道になる。


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蹴上にもどって、明治時代に建てられた旧・蹴上発電所(現在は関西電力蹴上変電所)の芽吹いた柳と桜のコラボ。

、、、、見渡せば 柳桜を こきまぜて 都ぞ春の 錦なりける、、、、(素性法師)

さて、蹴上から便利な地下鉄で(京都市民には不便だと、評判わりいですがcoldsweats01)二条までは15分かからない。

友人のひとりの最寄り駅がJR二条駅なので、このあたりでおちあうことに。

セッティングをまかされたもので、思いっきり自分の趣味のコースを。むふふ♪

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まずはJR二条駅の前の町家菓子工房 凡蔵さんへ。

本店は仁和寺街道のほうにあるのですが、こちらにあったアンティーク着物の凡蔵さんを改装、新規オープンされたのです。(着物のお店は2Fに)

お店では凡蔵母さん様はじめ、皆様ご家族で対応におおわらわのご様子。評判の凡蔵ロールは朝から焼いても焼いてもなくなってしまうそうで、出遅れた私はゲットできず、残念!

大盛況なのはおめでたいですが、お疲れだされませんように〜。


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かわりにもとめたドーナツ、特にきなこドーナツ、おいしかったです〜。


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凡蔵さんのとこの南側の細い道を西にはいると、そこは町家ショップがたち並ぶ一画があります。


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この中の一軒、雨林舎さんを待ち合わせの場所に。

本がたくさんおいてあって、おひとり様でも長居ができるコーナーがあって、いごこちよい町家カフェです。

長いこと会うことのなかった友なのに、出会うとまるで昨日までいっしょに仕事をしていたかの如く、おしゃべりに花が咲き、話題もつきるということがありません。

これが同じ時代を共有し、苦労を共有した戦友ともいうべき関係でしょうか。

初めてであった頃から約30年、いいことばかりではなく、いやなこともつらいこともありました。近況は年賀状だけ、という時期もありました。それでも思い出を共有している、ということはとても貴重な絆なんですね。

お互いに老けましたが、いっしょにふけていっているので、「お互いかわらんなあ〜」と錯覚もするのです。

さて、ここまで読んで、気付いた方は気付かれたでしょうcoldsweats01

町家ショップらりぃに参加しているお店ばっかりやん!」、、、、って。(参加ショップでスタンプあつめて景品と交換できるラリーなんです)

おほほ、、、実益をかねまして、しっかりスタンプゲットしましたのよ。

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最後は雨林舎さんだったので、こちらのコーヒー無料クーポンをゲット。

二条駅をよく利用する友に進呈して、喜ばれました。(雨林舎さんをおしえてあげたのも喜んでくれました。)

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このあとの会食は、今出川智恵光院上がるに移動しまして、かのミシュラン一つ星のにこらさんへ。(実はここもらりぃ参加店で、すでに2周目いってます!)

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こちらも町家をスタイリッシュに改修されたお店です。

席はしっかり予約したのに、おまかせ蕎麦コースの予約を忘れ、いただけなかったのが残念。

かわりに旬菜セレクト(お料理3品盛合せと季節の天ぷら)+お蕎麦を。


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鴨肉、鯛、蕗と菜の花。

鯛の味付けがとってもおいしかったlovely

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筍やスナップエンドウの季節感たっぷりのてんぷらをいただいたあとの締めは、こちら。

九条葱と辛み大根のおろし蕎麦。

お蕎麦は十割で細め、また葱がおいしいんだな、これが。

友人たちも満足してくれたようです。

こちらでも3時間近くおしゃべり、つきぬ話は多々ありましたが、私は翌日仕事のある身。

京都に転入したら、今よりもっと会う機会もあるから、、、と手をふってお開きといたしました。

2010年3月26日 (金)

神戸・北野坂〜フレンチレストラン”ル・フェドラ”

1年会っていなかった友人をまじえて、お互い住む場所の中間地点、神戸でランチを。


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この季節に着たかった、桜鼠の小紋、小さな桜の模様。
半襟はペパーミントグリーンに桜の意匠。

落ち合う前に立ち寄った三宮のとあるビルから。


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はるかかなたに神戸の海が見えています。この景色を見ると、ああ、神戸ってやっぱり港町だったんだなあと思います。

午前中は雹までがふる荒れ模様の天気で、微妙な色の空がターナーの絵みたいです。


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お昼をいただいたのは北野坂〜異人館通りのフレンチレストラン、ル・フェドラ。

たどりつくとさっとドアをあけてくださる。


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お店の中はこんな感じで、こぢんまりしていて清潔、いごこちが良い空間です。

友人とご無沙汰の長いおしゃべりをしながらも、お料理を楽しみました。


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イカ、タコを使った前菜。

こちら惜しまれつつ閉店した異人館通りのレストラン、ジャン・ムーランのオーナーシェフのお弟子さんだった方がシェフをされています。

フレンチの蘊蓄を語れるほど知識があるわけではありませんが、お料理は正統派で、特にソースがとても凝っていてすばらしかった。

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メインディッシュにいただいた鶉です。このカリフラワーが何の下味なのか、とてもおいしくいただきました。

お皿はエルメスで、盛りつけも美しい。

メインディッシュのとき出てきたナイフとフォークに目が釘付け。

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背中がジッパーのよう、、、、と思ったら、なんと虫?!

実はこれ、フランスの有名なソムリエナイフの老舗、ラギオール(Laguiole)のもので、この虫はそのシンボルマーク、ミツバチなんだそうな。(ハエにも見えるが、、)


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取っ手はずっしりとした水牛の角。

こういうカトラリーにもこだわりがあるのね。


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パイナップルキャラメリゼ。アイスクリームがふわふわ軽くて絶品。

最後に接客がとてもすばらしかったことを言い添えておきます。

お店を出るときには、シェフも外に出てお見送りをしてくださいました。


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外に出ると、いつのまにか突き抜けるような青空に。

ここから北には異人館がたくさんあるエリアになります。

最後に北野坂のおしゃれな景色などを。

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たくさんのお店がならんでいますが、異国情緒たっぷりなお店が多いです。

特にインド系のレストランが多いのも神戸らしい。

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おしゃれな雑貨屋さん。


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神戸でコーヒーといえば、にしむら。(あちこちに支店があります)


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北野坂は三宮から山手へのびる坂です。

NHKの朝ドラ「風見鶏」以来、観光客が必ず通る坂であり、また、ジャズを聴かせるライブハウスが6店も軒を並べているというJazz Streetでもあるのです。

神戸においでの節は是非、北野坂、歩いてみて下さい。

   *     *     *


ル・フェドラ

兵庫県神戸市中央区山本通2-14-18 神戸マンション1F [地図]
078-252-8337
定休日 水曜日

2010年3月24日 (水)

黄砂のち晴れの京都散歩

さて、骨董市での戦利品をかかえて、えっちらおっちらやってきたのはこちら。


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烏丸御池下ルの新風館
ご存じ旧京都中央電話局(京都市登録文化財第1号)の建物を利用した複合施設です。


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この日は中庭のオープンスペースで新風館手作り市がひらかれていました。
手作りの作品をあつかう多彩なお店がたくさん。

こちらにブログ友の夢風庵様が出店されているのです。


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あ、ありました、ありました。夢風庵様のお店。

ガラスのアクセサリーや陶器、紙粘土の雑貨までちっちゃくてかわいい、、、??coldsweats01ものがいっぱい。

というのは、アクセサリーなどはともかく、粘度のチビ人形がなんとも、いわゆる「キモカワ」な雰囲気があって、これが夢風庵様の個性であり、売りなんだと思うわ。(どうかこの路線でがんばってください!happy01

とくに、、、、

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この葉っぱをかじる芋虫クンにすご〜く惹かれているのです。
、、、というわけで、これの少し大きめの帯留めを作って〜、、、とぽん様といっしょにプレッシャーかけてお願いしています。
ひとつヨロシク!


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で、おもとめはこちら。
ガラス細工のペンダント。
銀箔がきれいでとてもスタイリッシュ。

夢風庵様にさよならをして、おすすめの近くの京都文化博物館別館でひらかれている京都アートフリーマーケットへ。


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この別館は明治に建てられた旧日本銀行京都支店の文化財の建物です。
ここでよくアートフリマなどがよくひらかれている、という情報は以前とあるブロガーさんから得ていたのですが、入ったのは初めてなんですね〜。


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中はいかにも旧銀行、の雰囲気です。

実は出展作品よりもこの建物の方に興奮しておりました。

こういう建物を開放してみんなで利用できるというのは、とても良いアイデアですね。

おなかもすいてきたので、お気に入りの烏丸三条の韓国カフェ素夢子古茶さんへ。

こちらの室礼は重厚なアンティークかつ、韓国の昔の民家にちょっとお邪魔した、、という感じもあって、とてもすてきな空間なのですが、なかでもいつか利用したい、と思っていた座敷があるのです。

それがこちら。


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煤竹で編まれた籠のような座敷。

荒い土壁の素朴な感じ。

なかなか空いていなくて入れなかったのですが、この日は独り占め!

低い舟板を使ったテーブルを前に、足を投げ出して座れば、ちょっと寝ころびたくなるような、、、。

癒されるわ〜。

こちらで松の実粥をいただきました。

外にでると目の前は伊右衛門カフェ。その同じ建物内に以前から気になっていた場所が。


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京友禅の老舗、千總さんプロデュースの總屋

千總の重厚華やかな友禅は垂涎ものですが、ちとお高い。

そこでもっと気軽に現代的な着物を、お手頃価格でしかも千總品質で、というのがコンセプトかしら。

中は現代的な空間で従来の呉服屋の雰囲気はまったくありませんでした。

ここでは主に小紋(どちらかといえばお若い方向きかな)と色無地を扱っておられます。

お値打ちは色無地。

15種類の地紋が選べて、色は100の色見本のなかから好きな色を選んで、八掛をつけて仕立ててなんと14万くらいだそうですよ。ぶらぼ〜!ですわね。

紋を入れたり、八卦を小紋にするとか、こだわりにも対応してくれるそうです。

茶会ではやはり色無地だと思うので、京都に越してからここで誂えようかしら。(伊と幸さんにもちょっとひかれるんだけれど)


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で、今回はこんなものを購入。

草履がばらばらになったり、たくさんの草履の中でわからなくなったりしないように留めておく草履どめ。

自分のイニシャルがなかったので、あんまり文字らしく見えない「N」のを選んでみました。

最後にコーヒーでしめようと夷川通へ北上しまして、たどりついたのが御幸町通のがこちら。


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王田珈琲専門店

できたばかりの、ほんまにコーヒーしかない(コーヒーゼリーとアイスクリームはあるけど、、)町家を改装したお店です。

毎年楽しみにまわっている町家ショップらりぃの参加店で、コーヒーがとてもおいしい、というお話でしたので。

まだ若いマスターがこだわりのネルドリップで真剣な顔で煎れてくれます。

あまりにも真剣なので、その顔がこわい、、と「ミ、、、ミルクいれてもいいでしょうか?」と近所のじいちゃん、ばあちゃんに遠慮がちにびびりながら聞かれるそうですよ。coldsweats01

お話をうかがっていると、コーヒーにたいするこだわりと、強いポリシーを感じます。
コーヒーを味あわないでさわぐだけのお客さんもおことわり、お一人様大歓迎、だそうです。
こういう個性的なマスターとお話できるのが楽しみでリピーターになる人も多いことでしょう。

コーヒーはストレートでいただきましたが(ミルク入れるとおこられそうな気がしてcoldsweats01本当は全然そんなことはないそうでけど)どしっとして、コーヒー好きにはたまらん濃厚さでした。ごちそうさま。

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こちらのコーヒーカップはすべて陶芸家のマスターのお父上の作品。

この扉のアイデアが実はとても気に入って。

用のない時は閉めて、店を開けているときは上に跳ね上げて。
なによりこの扉、どの角度にでもとめられるんです。ナイスアイデア。
京都の新居のキッチンにも応用できないかしら?

   *     *     *


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NPO京町屋・風の会 洛中洛外風散歩

2010年3月22日 (月)

弥生の京都大骨董市

京都駅におりたつと、なんだかいつもより人出が多い。

この日は寒くて黄砂まじりの小雨だったのに、それにもまけない京都で花見の方々がいっぱい!

そうそう、桜もみたいけれど、この日の私は花より物欲!でしたの。happy01

毎度、竹田のパルスプラザで開催される京都大骨董市へ。

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相変わらずけっこうな人出。花より物欲?のお仲間たちがたくさん。

観光バスでのりこむツアー客までも。

会場は広いので、スニーカーばき、ポッシェットがおすすめ。

(リュックは後ろで何に当たるかわからないのでおすすめしません。)

あとは体力勝負!

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いつも思うのですが、私にとってはどんな価値があるのかさっぱりわからない品々にも熱心なファンがいるのです。

例えば日本刀の鍔のコレクターや、仏教関係の古文書など。

お好きな方には宝の山なんですねえ。


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私はもっぱら、お茶事で使えそうな物を物色。

気になった物は会場地図にチェックをいれてあとで吟味。

どこのお店も品物をなかだちに店主とお客さん、お客さん同士、の会話がはずんでいます。

もちろん、値引交渉も。

外国からの方々もおられて各国の言語もとびかいます。

不思議な熱気につつまれる会場です。

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会場でまたまた見つけた赤穂緞通!

非売品のようですが、人がみんな土足で踏みつけていくのです。

あかんでしょ〜!!pout

そんなもったいないことするくらいなら、私にくれ〜!!(、、あ、いや、、、coldsweats01

奥まった、特別感漂うお店のコーナーに、北大路魯山人と河井寛次郎の茶碗を発見。

いや、これをまぢかで見ることができただけでもここに来た甲斐がありました。

特に寛次郎のおおぶりの井戸風の茶碗の迫力のあること。

一目で寛次郎とわかる赤、緑の刷毛目が入っていて、これだけで茶会の主人公になれるような、、、。

「これは寛次郎の脂ののった時代の茶碗で価値があるでえ。」と、聞きもしないのにあつく語ってくれたお客のおっちゃん。

だけど値段がすごいことになっています。

この値段を見た後じゃ、なんでもお安く見えてしまうわ。(といってなんでも買える訳じゃないんですがcoldsweats01

今回の私の獲物ですが、メインは以前からほしいなあ、とネットで探していた、あるお茶で使える道具。
でも、これはナイショにしておきます。うちにお茶を飲みに来られた方なら目にされるかもしれません。

あと、これはとてもお安くゲット。


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奈良・元興寺の瓦のレプリカ花器。(ちなみに背景にプリさんがちょっと写ってます)

私の中ではもう着々と、うまし・うるわし・大和茶会(JRの宣伝みたい、、)の構想がすすんでいるので、これはよい買い物でした。

そしてこちらの銀のスプーン。


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約100年前のフランス製。

このように、金平糖などのお菓子をお出ししたときに、これですくっていただくように。

(実はこのアイデアは炭屋旅館の先代さんの剽窃なんですけどcoldsweats01


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このスプーンはシフタースプーンといって、このように透かしが入っています。

文字通りお砂糖などを篩うのに使われた物。

すかしてみてもきれいだな。

さてさて、物欲に支配されたこの週末でしたが、来週からモードを切り替えて、桜をおいかけなくちゃ。(と、言いつつ、今度は食い気に走る予感が、、、、)

2010年3月20日 (土)

神戸・元町〜kasparekさんの中国剪紙・緒指美影

先日三宮まで出かけ、用事をすませてからこの長い長い高架下商店街を西へ西へ。

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主に若者向けのちっちゃいけれど、個性的なお店が並びます。

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いくたロードを越えてさらに西へ。

この写真のつきあたりにかすかに赤い鳥居がみえているのですが、あれがノリカ様挙式ですっかり全国区になった生田神社ですのよ。

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トアロードも越えて元町の手前、鯉川筋の一本東、ここらは若者主導の個性的な小さなショップがたくさん。

めざしたのはその中のひとつ、「ザックバランな古本屋 トンカ書店」さん。

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まずはええ〜っと、、、、入り口どこ?!

皆さん迷われるそうです。

入り口、このビルの左側にはいったところにあります。(シャッターしまっているのでお休み、、と思わないように)

やってきた目的はこれこれ。

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ブログでおつきあいのあるkasparek様が趣味で(いや、趣味の範囲をはるかにこえてますが)つくられる中国剪紙の作品が展示されているのです。

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トンカさん、この奥。

狭い空間に種々雑多な古本がぎっしり。名のとおりザックバランな品ぞろえです。

図書室向きに特別にハードカバー装丁になってる古い岩波文庫にちょっと惹かれました。

kasparek様は私とは面識はないのですが、ぽん様とはリアルお友達。

いたちフェレット2本2匹様とご同居中。

お名前から判断しますと、アニメ大国チェコのアニメ、キッチュな雑貨などお好きだと推測いたします。(”kasparek”はチェコの人形劇にでてくるポピュラーな道化者)

剪紙とは中国の代表的な民間工芸品である切り紙細工で、主にハサミを使って、作られ、今でも中国の人の生活の中で、飾りとして、あるいは幸せを祈るおまじない(?)として使われているそうです。

そういえば中華レストランでも見た記憶があるなあ。
kasparek様のブログを拝見しだしてから、気付くようになりました。

作品は著作権のこともあり、写真にはとらなかったのですが、あとからご本人に写真OKといわれまして、ここに紹介できないのが残念です〜。

でも、やはり実物にはかないません。

ブログ上で拝見するよりはるかに緻密なもので感動です。

額にいれるのに、ちょっとでもミスったら折れ曲がってしまいそうな細い細い部分など、いったいどうやってハサミで切るのか、想像できませんわ。

文様も美しいものからかわいらしくユーモラスなものまで、いずれも吉祥文。

ハガキを購入しましたので、ちょっと小さいですが雰囲気だけでも。

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どちらも子供がすくすく大きくなりますように、、、、っていう感じだったのが気に入りまして。

すごいでしょ?

すてきなものを見た後は、おなかがすきましたので三宮にもどって行くのはやはりこちら。

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ブランジェリー コム・シノワ

こちらのエッジのたったクロワッサンは、少しトーストするとめちゃくちゃおいしくって、やみつきになりますよ。

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2010年3月19日 (金)

花月のお稽古〜夢見月

月一の花月の日でございます。

この頃必ず最初にやる慣例になった仙遊。

お花、初炭、香ができますので、最初にお稽古するのにぴったりなんです。


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準備されたお花もだんだん華やかに春のものになってきました。

花の名前をいろいろお聞きして、、、、聞きすぎて忘れましたcoldsweats01

左の藤のように垂れ下がっているのが木五倍子(キブシ)というのだけは知っていたので。

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「桃花千年春(とうかせんねんのはる)」

桃もとうに散り始めていますので、ぎりぎりのお軸です。

禅語なのですが、出典がわかりません。

意味は「百花為誰開(ひゃっかたがためにひらく)」や「柳緑花紅 真面目(しんめんもく)」に通じるものがあります。

季節が来て、自然はそれぞれの持ち場で、誰のためというわけでもなく作為のない美しさをみせる。

すべてはあるがままにある。それを悟らないから人生は苦しいと思う、、、と、そんな感じでしょうか。

ともあれ、むつかしい講釈をたれなくても、季節感を感じるだけで十分。


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お菓子の方は一足早い「桜」。

中の餡もピンク色で、いただく気持ちもほんのりさくら色です。(いくつになっても女性は桜色、好きなんです)

お稽古場、一番乗りでしたので半東をやらせていただきました。

茶室と水屋をいったりきたり。しかも釣釜の炭点前、炭をつぐ以外はすべて半東の仕事ですので、この前の復習もできてラッキー。

仙遊の方もこれだけ何回もやると、さすがにさらさらできるようになりますが、前半の緊張がとける後半になると、ちょっと皆様、集中力がなくなってきてよれよれ一歩手前でした。


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東(とう)さんの活けられた花があまりに見事だったので、廻り花の最後を飾る半東としては、白玉椿のみぬいて、胡蝶侘助に代えるだけにいたしました。


問題は次の茶通箱付き花月。

昨年の秋くらいにして、もうこんがらがってこんがらがって、、、

茶通自体のややこしさに加え、この花月だけなんでも正客、お詰めが出会いで返す、とか、薄茶の花月に入ったとき、初花、次花がそれぞれ茶器を置き換える、とか、道具拝見の時の独特の並べ方、折据を返すタイミング、、、、などなど覚えきれません。

ましてや半年に1回ではね〜。

20代のころの記憶力があれば、、、、と最近とみにわるくなった物覚えと、とみによくなった物忘れがうらめしいsad


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(拝見終了で帰ったときの茶通箱の姿)

お稽古を終えて帰る道すがら、あちこちでもう桜のつぼみがちらほら開いているのをたくさん見ました。

絢爛豪華な季節はもうすぐそこなんですね〜。

2010年3月18日 (木)

桃の夭夭たる、、、、

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桃の夭夭たる

灼灼たる其の華

之の子 于(ここ)に帰(とつ)ぐ

其の室家に宜しからん
 
(詩経)

<若々しい桃 赤々としたその花 この娘はここに嫁ぐ その家で幸せになるだろう>

紀元前の中国の祝婚歌。


でも、実際娘が嫁ぐのは少し先ですcoldsweats01

この歌をこの季節にどうしてもくちづさみたくて。


桃の夭夭たる 蕡(ふん)たる其の實あり
之の子 于に帰ぐ 其の家室に宜しからん


桃の夭夭たる 其の葉蓁蓁(しんしん)たり
之の子 于に帰ぐ 其の家人に宜しからん


(冒頭の桃の花は家の近所で咲いているのを見つけて、車をおりてわざわざ撮りました。後続車にクラクションならされました。おほほ、、、coldsweats01

2010年3月13日 (土)

お茶のお稽古〜釣り釜2010

今年も釣り釜の季節です。

お点前は炉の流し点て。

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お床の花は、姫水仙、バイモ、アオモジ。


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お軸は「且座喫茶」。

臨済録より。まあ、すわってお茶でものもうよ、という意味でしょうか。

喫茶去ににていますね。


この日は絶対炭点前をするぞ!といの一番にお稽古場に到着。

炭点前をせずして、釣り釜の季節をやりすごせましょうかangry

勢い込んで炭斗を用意しましたが、勢い余って鐶まで準備してしまいましたbearingあちゃ〜。
(釣り釜では大きな鐶で釜をつり下げているので、普通の鐶はいらないのです)

炉の中に五徳がないので、炭がのびのび入れらます。

(といっても、あんまり間延びをした入れ方だと、火のおこりは悪くなりますが)


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どうでしょう?

なんとか火はおこってきました。

釜の蓋を開け閉めするたびに、ゆらゆら、、、、

フーコーの振り子を思い出す。

あれは地球の自転を証明するものだったけ。

じっとみていたら催眠術みたいに眠くなってくる、、、、そんな浅い春にお似合いの風情です。


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季節ですので、香合は大蛤。

これも炭斗のなかでゆらゆら、、、、安定が悪い。


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これはおまんやさんのお饅頭ですが、野原に芽吹く緑とタンポポか何かの花を連想させて、「野遊び」とでも銘をつけたくなります。

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お干菓子は私のさしいれ。

梅に鶯の寒天のお菓子。

そういえば、3月3日がすぎると、あっという間にお花屋さんから桃の花がなくなりました。

旧暦のお雛様はまだまだこれからですのにねえ、、、、

2010年3月10日 (水)

京の冬の旅〜金戒光明寺〜岡崎・京都生ショコラ

先日は冷たい雨が降りましたが、用事があって娘と京都へ。

用事をすませたあと、おおそうだ、黒谷さんで特別公開をしていたはず、と思い出しました。


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岡崎神社の北、黒谷町の黒谷さん、こと金戒光明寺です。

子供たちが小さかった頃、ここの境内でよく遊ばせたものです。

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この階段を登ったりおりたり、、、。

これは桜の古木で、春にはすばらしい眺めになるのです。

この先には心茶会の錬成茶会がよくひらかれる藤村庸軒ゆかりの西翁院があります。

とてもなじみのあるお寺なのに、御影堂の中に入ったことがない、、、、ということに気付きませんでした。

初めて中に入って、拝見したのがこのお方。


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どこかでお見かけした方、と思えば、このポスターのお方ではありませんか。

獅子に騎乗した文殊菩薩さま。この方は実はずっと文殊塔(黒谷の墓地にたつあの三重の塔、真如堂へぬける道の途中にあります。学生時代からよくこのそばを通っていました)の中にいらしたのですね。知らなかった、、、、

落剥がひどくなったため、平成20年にこちらへ遷座されたそうです。

このポスターには写っていませんが、四人の眷属(優填王・仏陀波利三蔵・最勝老人・善財童子)を従えて、獅子に騎乗する姿(渡海文殊形式というのだそうな)はカッコイイ!です。

伝・運慶作。

御影堂をとおりぬけ、京都守護職・会津藩主・松平容保公の本陣であった方丈へ。(焼失により、昭和9年に復元されたものですが)

「謁見の間」は、近藤勇、芹沢鴨らが容保に拝謁した部屋で、ここで新選組が誕生したのですねえ。


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方丈を通り抜けるとみごとなお庭(紫雲の庭)が。

こちらは来年の法然上人800年大遠忌記念として最近新たに整備されたようです。


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こちらに少し心惹かれるお茶室が2軒ありました。


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ひとつは六畳、もう一つはこの四畳半です。

洞庫をそなえたわびたお茶室です。


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う〜ん、、、いいですねえ。(下地窓の意匠はいまいちだけど、)実際に使われているのでしょうか?


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茶室の前には白梅が盛りでした。

なにげによく行っていた黒谷さんがこんなりっぱなお寺だったとは、、、、。いや、特別公開で行くことができて再認識、ヨカッタ!

黒谷さんから丸太町を横断して南下、岡崎京都生ショコラさんへ。

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こちらは生ショコラを買いに時々おじゃましますが、町家の中でゆっくりオーガニックティーなどいただくことができます。

お土産に生ショコラを買って、箱に詰めてもらっている間、縁側に腰掛けて待たせてもらいました。

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春先の雨の表庭。よい風情です。

振り返って、お家の中(カフェになっている)をのぞくと、、、、

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いつもは玄関の縁台にねそべっているアイリッシュセッターのでっかいジャッキー君が座敷の中に!

猫のミャオミャオも猫らしくストーブの前で爆睡してました〜coldsweats01


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戸をあけて、ジャッキーとたわむれる動物好きの娘dog


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奥様のシェリーさんが、なんとお茶と生ショコラをサービスしてくださいました。

ありがとうございま〜す。

ほんと、すっととろけて絶品の生チョコでございますわlovely

ここで買った生ショコラは娘のものに。

で、私の自分へのお土産は高島屋で買った、こちら。


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和菓子の千本玉壽軒さんと、宮川町の和文具の裏具さんのコラボ、「日月菓」。

和三盆のとても上品なお菓子で、以前、京都和菓子の会のお土産にも使われたものです。

上に乗っているハトロン紙にご注目を。

このパッケージデザインが裏具さんで、私のは白虎=黄色ですが、他に色もデザインも3種あって、、、、

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なんと四神がそろっているのです。

(青龍=緑、朱雀=赤、玄武=青)

なんだか全種類集めたくなりますよね。

最後にお知らせ。

今年も京町家・風の会の洛中洛外 風散歩町家ショップらりぃが始まります。

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いつもは秋に開催されていましたが、今年は春です。

いろんなタイプの町家ショップ、カフェ、レストランを知ることができて、しかもスタンプ4つで希望のお店の景品をゲットできます。

私など、一昨年は2サイクルもまわっちゃいました〜。

今年も、もちろん!行きますよ。めざすはあのお店の○○!


  *    *    *

<京都生ショコラ>

京都市左京区岡崎天王町76-15
営業時間 12:00〜17:00(月・火定休)
地図

2010年3月 7日 (日)

早春の東大寺めぐり

お水取りから一夜明けて、霞のかかる奈良公園の朝です。


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浮雲園地で草をはむ鹿の群れ。


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二月堂ももやの中。

早くからの参拝は修学旅行生。


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歴史の勉強、しっかりしてね。

そういえば子供たちがそれぞれ小学5年生になって、日本の歴史を学校で習い始める頃、奈良巡りにつれてきたものです。

本で読むだけでなく、こういう歴史の現場に実際ふれるとふれないとでは、心に残るものがちがいますからね。(自分がそうであったように)

二月堂お隣の三月堂こと法華堂。

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お堂の前のこの柳の下で、子供たちの写真を撮ったのが、ついこの間のことのようです。


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柳はかわることなく、春になり芽吹いています。

その向こうは、菅原道真公の「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」でゆうめいな手向山八幡宮。

お寺の中に神社がある、この寛容さが仏教のいいところですねえ。

三月堂にいったのは、林立する国宝級仏像がいまのままのお姿で拝見できるのが5月まで、、、だからなんです。

不空羂索観音、あまりにも有名なクールビューティー日光・月光菩薩、梵天・帝釈天、四天王、、、、

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(月光菩薩  パンフレットより)


しばらくお堂の改修にはいり、いずれは日光・月光様は東大寺総合文化センターのガラスの向こうにおはいりになります。

同じ空気の中で、薄暗いお堂で神々しい美しさに触れられるのはラストチャンスですよ。

5月17日まで!

お見逃しなく!


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さて四月堂(千手堂)のそばで、おとなりの開山堂(非公開)からのぞく椿を(背景は二月堂)

「これ糊こぼし(良弁椿)だよね。」

「そのわりには斑がはいってないよね。」

と大声でしゃべっていると、四月堂の障子がすっと開いて、なかの東大寺の職員さんが

「それ、糊こぼしじゃありませんよ。」

ひゃあ〜、はずかし〜、聞かれてる。coldsweats02

というので四月堂の縁側にのぼらせてもらい、開山堂中の糊こぼしを遠景で見させていただきました。

こちら!


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小さすぎてわかりませんねcoldsweats01

ではこちら、サービスショット(?)、縁側においてあった、正真正銘の糊こぼしでございます。


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ありがとうございました。


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はるかに大仏殿です。

東大寺もまた宏大なお寺で、ひとつの町のようです。


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そのなかのひとつ、西のはしにある戒壇院、戒壇堂への道。

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わらすさの入った土壁に、、、


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白椿。

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この枯山水的な砂庭、花頭窓、は禅宗的だな、と思っていると、ここは仏教の研究所でもあったので、禅宗の勉強をしていた僧との交流が深かった、と聞いて納得。

聖武上皇が、唐から艱難辛苦の末渡来した鑑真から戒を授かり、翌年、日本初の正式な授戒の場として建立した戒壇堂。

ここには私の大好きな四天王像があります。


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(パンフレットより)


ぐっと怒りをおさえて剣を手でおさえる持国天が私のお気に入り。

はるか天平の時代の塑像に、ルネサンスの人間的な力強さを感じる。

その後の平安仏像がのぺっとしてくることを考えると、おおらかでプリミティブな生命感にあふれる時代だったのだなあ、、と思いをはせるのです。

ただ、久しぶりに拝見して初めて気付いたのは、、、四天王の手がお雛様の手のようで、あまりにきれいなこと。

剣を押さえる手は、もう少し力がこもっていてもいいのでは?と思ったら、やはり腕だけは江戸時代の復元だとか。

オリジナルはどれだけ力強い手だったのか、見たかったなあ、、、、

おまけの画像は佐保路の法華寺(国分総尼寺、光明皇后の発願)


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尼門跡らしくたおやかな枝垂れ梅。

こちらには光明皇后が、病人の体を洗い救済した、と伝えられる浴室(からふろ)があり、皇后様のお姿を写したといわれる十一面観音(秘仏)がおられます。

今年は光明皇后1250年大遠忌にあたり、3月20日からなんと公開されますよ。


   ふじわらの おおききさき(光明皇后)を うつしみに

          あいみるごとく あかきくちびる (秋艸道人・会津八一)

2010年3月 5日 (金)

東大寺修二会〜お水取り2010

近鉄電車をおりると、そこは、、、、、


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せんとくんがブランコをするシュールな世界だった遷都1300年祭にわく(?)奈良だった。

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近鉄奈良駅ちかくのもちいどのセンター街は萬々堂通則さん。

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素通りできません。この季節だけにつくられる「糊こぼし」(修二会で御堂に飾られる紙の椿:あるいは糊をこぼしたような白い斑がはいる東大寺内にある椿)

このブログにお水取りの話を書くのはもう4回目になりました。

毎年同じ事を書いているかも、、、coldsweats01

それでも毎年毎年新しい発見もあり、新しいお水取りの知識を仕入れることもあるのです。

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少し早めに宿を出て、ほのかに清香ただよう奈良公園内の片岡梅林をとおって、こちらへ。


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奈良国立博物館。

お水取りの期間中は毎年、この展示です。

ここでまた新しい修二会の知識などを仕入れます。

知れば知るほど奥の深い行なんです。

某外国人にお水取りはお祭りか?と聞かれ、いや祭ではなく、一種の行だ、と答えたのですが、ではなんのためにするのか?と聞かれて、ええ〜っと、、、、、、、coldsweats02あれ???

でも、ここで学習したから、今度から「興隆仏法、天下泰安、万民豊楽、五穀豊穣などを祈る法要行事」とちゃんと答えられるぞ。(かな?)


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くれなづむ浮雲園地をつっきって二月堂へ。

ちなみに右手に見えている建設中の建物は東大寺の国宝級仏像をおさめることになる東大寺総合文化センター。

いよいよ仏像は信仰の対象ではなく、美術品になってしまうようです。

でも現状のままではいずれ損傷がひどくなるということもあり、保護、という意味で苦渋の選択でしょうか。
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二月堂の前にある、12日深夜、お水取りの由来となった香水(こうずい)をくみあげる閼伽井屋(あかいや)。

つまり1年に1度しか開かない扉です。

前の年の香水は香水授与といって、いただける日と時間があります。

外陣外の局の格子から、手をさしだして、練行衆に一滴、それぞれ香水をいただくのだそうです。(これは未体験)


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これは閼伽井屋の屋根の「鵜瓦」。

鳥の鵜(う)が湧き上がる水の上にいる姿。

これは二月堂縁起によるもの。

若狭の遠敷明神(おにゅうみょうじん)が二月堂でおこなわれる神々の参集に、漁をしていて遅れたお詫びとして、香水を湧かせて献じよう、と約束されたそうな。

すると黒と白の鵜が飛び立った後に甘泉がわき出したので、これを石で畳んで井戸とした、のが閼伽井屋の若狭井の伝説とか。

この鵜は遠敷明神のお使いだそうです。


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2時間ばかり前に行って、例によって一番前のかぶりつきの場所をゲットしましたが、この日は直前まで細かい雨が降っていましたので、いつもより人はまばらでした。(それでも直前にはけっこういっぱいになりましたけどね)

ちなみにこの斜めの回廊は、お松明に先導された上堂される練行衆たちが登ってくる通り道です。

さて、午後7時。境内の灯りがすっとすべて消え、お松明のはじまりです。


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今年は松明の杉の燃えさしをたくさんゲットしようと、たくさん落ちてくる南の端におりましたので、たっぷりたっぷり火の粉を浴びました。

これで無病息災まちがいなし!というくらい。

ただしかなりの火の粉なので、用心のためビニールカッパを着用していたのですが、ビニールはとけて穴があく、髪の毛は焦げる匂いがする、で周りの人と火の粉がついたらお互いに「あ〜、燃えとる、燃えとる!」とおおさわぎで払いあいっこです。

知らない方々と火の粉をめぐって大笑いできるのは楽しいことですね。

私の被害はこちら。


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たたんで足元においていた傘にしっかり穴があきました〜coldsweats02


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松明のあいまには練行衆の差懸け(さしかけ)という独特の下駄が床をふみならし入堂する音が聞こえます。

タ〜ンタ〜ンタ〜ンタタタタタ、、、というこれも独特の作法にのっとった踏み方。

修二会の行は帷の中でおこなわれるので、みることはかないません。だから修二会は音で感じる、ともいいます。

この差懸けの音、読経、過去帳、神名帳読み上げ、五体投地の音、どれも音楽的で聞き惚れますよ。

お堂正面の西の局に座って30分ほど、お灯明のだけの灯りの中、読経を聞きました。

時々薄布の戸帷(とちょう)に練行衆の影がお灯明に照らされてゆらゆらうつるのは、また幻想的な美しさです。

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まだまだ居残って深夜におよぶ行の作法につきあう、という少数の方もおられましたが、我々は宿にひきあげです。

あんなにたくさんの人で埋まっていた二月堂前ももう閑散として、おわるのを見計らったように細かい雨がふっていました。

なんらかの大なり小なり悩みをかかえながら(それが人生だ)も、毎年こうしてお水取りに来ることができる、というのはありがたいことだといつも思います。

今年も無事、行くことができました。

(宿への道すがら、東大寺境内にまだ残っていた鹿さん。)

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2010年3月 3日 (水)

京都・おいしいもの・きれいなもの

さて、表裏両千家の門を拝見した後は、宝鏡寺の前にまたもどりまして、俵屋吉富・小川店併設の茶ろんたわらやへ。


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こちらはもちや様に教えていただいたお店で、お抹茶やお煎茶を俵屋さんの和菓子でいただけるのです。

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こちらでも愛らしい梅のこなしの和菓子をお煎茶とともにいただきました。

テーブルのうえに金色の小さな呼び出しベルがのっていて(写真の上の方にちょっとだけ写っています)何につかうのかな〜?と思っていたら、お煎茶の二煎目をお出しできますので、一煎目を飲み終わったら、ベルをならしてしらせてください、ということだったようです。
うれしい心遣いですね。


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友人のきんとん、「下萌え」。

和菓子=小さな宇宙、と感じるきんとんです。

お茶とお菓子をいただいたあと、おとなりの店舗の方へお土産を物色しに。


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私はこの干菓子ケースの前で思わず立ち止まってしまいましたよ。lovely

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ちょうど今頃の季節のお干菓子がまるで宝石のように並んでいる様はブラボ〜!としか言いようがありません。

お茶席用にせいぜい2種、選べといわれたら、どれを選んでよいかわからず悶絶しそうですわ。

このあと、われわれは楽美術館へいったわけですが、すばらしい作品に興奮していて、お昼をいただいていないことにまったく気付きませんでした。

さすがに低血糖症状もでてきましたので、このエリアにあるブライトンホテルへ。

ホテルのロビー階にある、テラスレストランフェリエでお食事。

メニューを見て「京都地場野菜のカレー」というのに心惹かれましてたのみました。

まあ、京野菜入りのカレーだろうと思っていたのですが、、、、、、

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まあ〜heart01ゆでた京野菜がご飯に突きささっているではありませんか!

これにカレーをかけていただくのです。なんてユニーク!

かけるのがもったいないくらい、お野菜の色がきれいでしょ?お味もよかったですよ。

このブライトンがここにできたのは私がまだ京都に住んでいた頃で、時はバブルのまっただなか。

新しいゴージャスホテルが京都の街の真ん中にできた!ということで物見高く、バブルの恩恵などない身ながら、ぜいたくなお昼を食べに行ったことがあります。あれから20年以上、ちょっとおかしいな、、、と、ただ中にいながら思う時代でした。

でもホテルの方は堅実に経営され続けているようでなにより。

うれしいことにホテルのロビーでこんなものまで拝見できました。

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お雛様、、、それもただのお雛様じゃあありません。


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女雛様の唐衣(からぎぬ)は赤地格子連珠文様蜀紅錦。その下の衣は獅噛文長斑錦。


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三人官女の衣は鴛鴦唐草文錦。


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五人囃子の中衣は天平双華文錦。上衣は、、、、??これだけ私の「名物裂名鑑」に載っておりません。(どなたかおわかりになります?)

つまり、このお雛様たち、茶入れの仕覆や古帛紗に使われる名物裂(復元by龍村)をふんだんに使った衣装をお召しなんです。

(ちなみに龍村の古帛紗や仕覆はけっこうお高くて垂涎ものなんですよ〜)

もし、お茶を習っていなければ、「変わった衣装ね。」で終わってたところ。

ちょこっとだけど知っててよかった〜。

「豊かな知識は人生を豊かにしてくれます。」とは元NHKアナウンサー鈴木健二氏の言葉。

さて、うちに帰って、そっと箱をあけてとりだしたのは、、、、


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俵屋さんで悩んだあげく、選んだお干菓子です。

この季節にぴったりの「貝寄せ」。

2010年3月 1日 (月)

お茶にまつわる京都散歩

先日のお茶のお稽古の時、京都の茶道資料館でやっている「宝鏡寺の名宝展」のことが話題にのぼりました。

わいわいしゃべっているうちに、「じゃあ、行こう!」と話はすぐにまとまりまして、3人様で京都へお茶のお勉強に参りました。


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表千家、裏千家のある寺ノ内を少し上がったところにある茶道資料館です。

別名・百々(どど)の御所宝鏡寺は両千家のほん近くにある尼門跡で、人形の寺として有名ですね。

代々の御住持は皇女、しかも幼少にして寺にはいられるわけですから、それを不憫に思われた代々の父天皇がおもちゃや雛飾り、茶道具などを贈られたので、すばらしく雅で手の込んだ美しいお道具を有しているわけです。

貝あわせやら、羽子板、かるた、人形用の精巧な調度やお道具、どれも繊細でかわいらしくて、これで遊ぶ、ちいさい姫尼さまたちの姿が目にうかぶようです。

けれどなんと言っても圧巻は「夕顔台子」でした。


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このポスターの下にちらっと見えていますが、天保年間に千家十職のうちの四職がそれぞれの腕によりを掛けて作り上げた合作の皆具一式です。

うちわけは→【仙叟好夕顔唐犬釜・夕顔真鍮風炉(十代大西浄雪作)、夕顔水指・杓立・建水・火箸(七代中川浄益作)、黒・赤楽天目茶碗(十代樂旦入作)、真塗及台子・夕顔天目台・夕顔中棗・溜平棗(七代中村宗哲作)】

それぞれに夕顔の可憐な花、葉、蔓がからみつき、(蔓文様好きの)私にはため息もののそれはそれはすばらしい皆具一式でした。

ふ〜、、、どれも一つでもすばらしいのに、これだけそろうと、もうlovely言葉を失いますね。

三人で「来てよかったね〜、、、、」と興奮冷めやらぬまま、1Fの立礼のお茶席でお薄を一服。
(入館券を購入しますとお茶券がついてきますよ。ちなみに淡交会の会員証を提示すると入館券も少しお安くなりますhappy01


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お軸は大宗匠の「安分以養福」。

安分=利休の「茶の道は知足を本として足るを知り己の分に安ずること」

「自分が何であるかを知りこの世における自分の為すべきことをわきまえておれば決して道を踏み外すことはない。己を知り己の分を安じることから一人一人の幸せが生み出される…」という意味だそうです。

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点茶盤で点てていただきます。


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お菓子は二條若狭屋さんの「福梅」。

上品な梅ですこと。


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私がいただいたお茶碗は、志野のような、なんだかぬぽっとしたような、、、

なんと元首相の細川護煕さんのお作だそうです。

う〜む、これは素人を越えたというべきか、やっぱりプロでないというべきか、、、好みの問題ですね。

友人のはアメリカ人の陶芸家のお茶碗でした。おもしろいお茶碗がでますよ。

お茶をいただいたあとは、本家本元、すぐちかくの宝鏡寺さんへ。


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こちらはこの季節、毎年人形展がおこなわれているのです。

ずいぶん昔、大学生の頃一度いったことがあります。

その時は、薄暗い部屋にふる〜い雛人形が所狭しと並べられ、かれらの表情はどうみても妖しい、、というか、人形にこめられた情念みたいなものを感じられて、こわかったです。

ところが、最近ではちがうのですね。

部屋はどちらもあけはなって明るく、お人形はおおくはガラスケースの中、専任のガイドさんもあちこちに立って説明をしてくれるのです。

最近はどこもこういうスタイルですが、こわかったけれど、昔の展示の方が印象深いなあ、、、と。

(余談ですが、昔は暗い場所で、仄かな薄明かりの中、すっと立っておられた法隆寺の百済観音様。私の大好きな仏像ですが、数年前からきんきらのお堂に入られて、ガラスケースにはいっておしまいになりました。あの神秘性が失われたようでちょっとさびしかった。)

こちらでは応仁の乱のもとになったといわれる日野富子さんの(教科書によくのっている)木像も見られますよ。

意外に小さいことが判明。

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宝鏡寺境内の橘?でしょうか。

せっかくここまで来ましたので、表千家の表門、裏千家の兜門を拝見。

兜門はよく写真がどこにでも載っていますので、今日はちょっと違ったアングルの写真を。


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屋根の下の部分。

むこう側の楕円に刳ってあるところが、兜門の由来となった部分。


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檜皮葺、竹樋。こうしてみると、竹の樋はいつも新しいものにかけかえているのでしょうか。


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中を少しのぞきこんで、あられこぼしの敷石を。

この中に多くの侘びた茶室を内蔵しているのですねえ。

そういえば茶道資料館では又隠(ゆういん:宗旦ゆかりの四畳半の茶室)の写しをみることができました。


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お向かいの本法寺の門前の柳。

もうすっかり薄緑に芽吹いています。

こちらをあとにして、今度は油小路をひたすら南下。三人で歩く歩く。

たどり着いた先はこちら。


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このおうちはそのまま文化財ですが、楽茶碗の楽家です。で、その隣の、、、、、


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楽美術館

歴代の楽家の作品を展示する美術館。ずっと行きたいと思っていましたが、やっとくることができました。


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1Fは比較的新しい代の楽茶碗が多かったですが、なんといっても2Fの展示室、利休の指導の下、初めて楽茶碗をつくった初代・長次郎からはじまる楽家歴代の茶碗がずらっとならんでいるのは迫力あります。

特に初代〜四代くらいまでのは鳥肌が立ちますね。

それにしても一度は手にとって、その肌触り、重さを確かめて、お茶を一服点ててみたいもの。

第一土・日曜日は指導員の解説の元、実際に手にとって拝見できるそうですので、これはいずれ是非。

さて、このあと帰路についたのですが、女三人ですので、合間合間においしいものなどいただきましたので、その話はまた後日いたしますね。