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2010年2月

2010年2月27日 (土)

梅見月フィナーレ〜夢見月(=弥生)へ

25日は北野天満宮の梅花祭でしたね。

まだまだ見頃の梅ですが、そろそろフィナーレでしょうか。

今年もあちこちの梅をたくさん楽しむことができました。

去りゆく梅見月のために梅花シリーズです。


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こちらは大阪の天神さん、大阪天満宮です。

街のどまんなかにありますので、京都の天神さんのような潤沢な土地はありませんが、それなりに梅はりっぱなんですよ。


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この時期は盆梅展も毎年おこなわれます。


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展示のおこなわれる梅花殿に一歩はいると、ほのかな梅の香り。

花を弄する、、、ことはできませんが、香衣に満つ、、、ていった感じです。

屋内の温度が高いためか、梅はほとんどが散りかけです。


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こちらは紅白の咲き分け。

どの盆梅も樹齢80年前後とか。


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こうなるともう盆栽、、、という感じではありません。


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江戸時代に描かれた天満宮縁起の屏風が展示されていましたが、その中の幼菅公。

5才の時、庭に咲く紅梅を見てその花びらで自分の頬を飾りたいと、『美しや紅の色なる梅の花あこが顔にもつけたくぞある』と歌ったほど、梅がお好きだったのですね。

  梅花似照星  (梅の花は照れる星に似たり)とも。

死して後、雷公となって自分を陥れた人たちを焼き殺している、、、というえぐい場面もありましたが。

京都は納得できますが、なんで天神さんが大阪にあるのかな?と思っていましたが、太宰府に左遷される途中にこの境内にあるお社に参詣されたのが始まりとか。

死後この社に霊兆あり、村上天皇が菅公に縁の奇端として、勅命を以て天満宮としたそうです。

村上天皇といえば鶯宿梅の天皇ですから、つくづく梅にゆかりがありますね。


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さて、2月最後のお茶のお稽古は逆勝手。

(デジカメを忘れてしまって携帯の画像なので画質いまいちです。)

上手な方がされると、するするすすむので、どこがややこしいのかわからないまま終わっちゃいます。

で、自分がするだんになって、あれ????へんだな???


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こちらも梅づくし。

お干菓子はわたしがお持ちしたもの。鶯でかぶっちゃいましたが、ここまで梅づくしだと、とことん梅づくしで。

梅のフィナーレのあとには桃の季節が近づいているようですよ。

(旧暦だと4月初めになるんですけどね。)


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たねやさんでもとめたミニサイズ(普通のお菓子の半分くらい)のお雛様の生菓子詰め合わせです。

なんと、一箱一箱にほんものの桃の枝つきですよ。


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昨年いただいた虎屋さんの雛井籠を思い出しますねえ。


一口サイズなので、もう一つ、、、もう一つ、、、といいながらあっというまに一箱食べてしまったのは反省ですわ。


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この桃の一枝、買ったときは確かにつぼみだったのですが、水に入れておくと、、、まあ、かわいい花が開いていましたheart01

2010年2月24日 (水)

ある先輩の思い出〜今は亡きある女流日本画家を悼む

実は子供の時からお絵かきが好きでした。

中学にはいったときに迷わず美術クラブに入部しました。

といっても、ちんたら出席したり、さぼったりで決してまじめな新入部員でなかったので、先輩方の覚えはあまりよくなかったと思うし、こちらも同級生とは話すけれど、先輩方とはあまり話をしたり交流したりしませんでした。

ただ1年に一度、文化系クラブがその力を結集するお祭り=文化祭では美術クラブ員としてがんばりました。

作品を見に来てくれたひとに配る栞一枚一枚にそれぞれがイラストを描く。

私も夜遅くまで何枚も描きました。

展示はそれまでに描いた各自の作品の他に、学年別の共同制作の大作作成。テーマはおとぎ話。

といっても受験で忙しい3年生は参加しないので、我が1年生グループと、2年生グループの2つだけでしたが。

1年生グループはああだこおだと意見がぶつかって、けんかして、なかなか進まず、ときに拗ねてでてこない部員もいたり、前途多難。

やっと完成したのは「鉢かつぎ姫」。姫の鉢が頭からとれて中から宝物が出てくる場面。

制作の時のごたごたで、色もにごっているし、どうみても快心の作とはいえなかった妥協の産物。

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そして一方2年生は、、、というと。

ええ〜っ??これ中学生の作品?!

1年違うだけでどうしてこんなに違うの?と眼をまるくしたのです。

はっきりした記憶ではないのですが、多分テーマは「中将姫」。

蓮からとった糸を五色に染め、曼荼羅を織り上げた姫が現世に見ることができた観音様のおわす世界。

かなたに観音様、そしてあたりを埋め尽くす蓮の花と葉。

見事な遠近法で描かれた宗教画のような美しい絵。

「もう少し蓮の葉がいるわね。」といってひとりの先輩が筆をとってさらさらと蓮の葉を描きたしはじめました。

簡単に描いているようなのに、あっというまに本物の蓮の葉が紙の上にあらわれるではありませんか。

目をまるくして、その魔法にみとれました。

その時、初めてその先輩の名前を覚えました。とてもかわった読み方をする名前で、よけいに印象に残り、しかもその先輩を表すのにぴったりの名前だったのです。

彼女がこのすばらしい絵を指揮していたのです。

色白で上品で知的で、、、、あっというまに彼女は私の憧れの人になったのです。

どちらかといえば、言葉数が少なく、物静かな印象の人なのに、そういえば、なぜか美術クラブでは上級生の輪の中心にいつも彼女がいたのです。

遅れること1年、彼女と同じ高校に進学した私は、さっさと自分の画才のなさに見切りを付け、運動部に所属しておりました。

けれども時折、学校の中で彼女を見かけると、「せんぱ〜いheart01」と心の中で叫んでいました。

きっと彼女は出来の悪い後輩のことなど覚えていなかったでしょうけれど。

学校が発行する校内雑誌に、彼女の詩を見たときは、またびっくり。

当時の普通の高校生を遙かに超えるレベルの語彙、言葉の使い方、彼女の絵とおなじく﨟長けて。

なんて天才なんだろう!

彼女の絵をささえるものはこのすばらしい知性にちがいない、と思ったものです。

もちろん、彼女は高校でも美術部でしたので、文化祭では彼女の作品を見ることができました。

中学時代からさらに進化した彼女の絵を。

私はひそかに、「すごい、すてき。」と思うだけで、

面と向かってそういうには思春期のただなかのことゆえ、恥ずかしくてとてもとても言えなかったのです。

その後、彼女は京都の美大へ。

私も遅れて京都の大学へ。

別に追っかけたわけではありませんが、同じ京都の空の下に、先輩もいるんだな、と思ったこともあります。

ただ、記憶はそこまで。

以後の私は生活の中で先輩のことも、絵を描くこともすっかり忘れて、この歳まできてしまいました。


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ところがつい最近、ひょんなきっかけで彼女のその後を知ることになりました。

やはり彼女はその道をつらぬいて、プロの日本画家になっていたのです。

20代にして日展の特別賞をとるなど、もともとの才能をさらに開花させていたのです。

なんて、懐かしい、あの変わった読み方をする名前。

ところが、彼女は数年前、50になるかならないかで、病でこの世を去っていたことも、同時に知ることになりました。

衝撃でした。

日本画家としては夭折に近い死です。これからもっともっと円熟した境地を示すべき歳を前にしての死です。

知ったときはあまりのことに声が出ませんでした。

うそでしょう?

彼女はあまりに才能にあふれていたために、神に愛されすぎたのかもしれない。

40年近くも会っていなくて、、、、その後の彼女が想像つかない。でも、きっと上品で穏やかで知性にあふれたすてきな中年の女性になっていたにちがいない。

もう遠くからでも、写真でも姿を見ることはできない。こんなことなら、もう一度、お目にかかりたかった。画家として活躍されていることをもう少し早く知ることができていたら!

いつか遺作展があると聞いたら、本物の彼女の絵を見に行きたい。

ずっと長い間、封印されてきた思い出が一挙に流れ出してとまりません。

ご冥福をお祈りします。


2010年2月22日 (月)

花月のお稽古〜梅見月

月に一度の花月のお稽古。


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お軸は利休の「早梅の文」。あ、もちろんレプリカ。

(真筆は堂本印象さんの弟、堂本四郎氏所有とか)

この季節にぴったり、ということですが、はっきり言って頭の「早梅、、、」しか読メマセンwobbly

調べてみましたが細川幽斎にあてたものか?というくらいしかわからなくて、利休の書簡についての成書をあたらないとわからないようです。

最後の日付が「霜月廿八日」と読めるのですが(ちがっていたらごめんあそばせ)さっそく旧暦日々好日をあたってみますと、新暦で1月2日。
たしかに早咲きの梅があってもおかしくない季節ですね。

最後に利休の花押。

虫の螻蛄(けら)に似ていることから「ケラ判」とよばれるもの。


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久々に仙遊をしました。廻り花のために準備されたお花です。

花をみると本当に春がそこまで来ている、とうれしくなります。


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半東さんが入れられた花が最後まで席中に残りますので、記録に一枚撮らせてもらいました。

マンサクに、椿は「四海波(しかいなみ)」。完全に開花するとゴージャスでしょうね。

三客にあたりましたので、お炭を。

且座とちがって、炭をつぐだけなので楽勝〜♪、、、、と甘く見てしっかり後掃きを忘れてしまいましたわ。(汗)

久々にお香も2種聞けましたし。(違いがわかるような、わからないような、、、、組香を判別する素質はありませんなあ、、)

矢継ぎ早に濃茶付き花月、投げ込み花月を。

投げ込みは、スピーディーに進んで、しかもお茶を点てた人に、月(=お茶を飲む人)や次の花(=お茶を点てる人)があたる場合もあるので、おもしろいですね。

お茶ばっかり飲む人と、何にもしない人、なんかもでてきてこまる場合もありますけれど。


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大事な物を忘れておりました。

お菓子は草餅。季節感たっぷりにいただきました。

いったんいそいで帰宅して、TVのスイッチオン!!

織田信成選手のアクシデント後の演技を見、高橋選手の銅メダルを見、よもや日本人選手がフィギュアで男女ともにメダルを取る日がこようとは思わなんだ〜と感動。
フィギュアはかつてスタイル、手足の長さにおいて、アジア人には圧倒的に不利な競技でしたもの。

夕方からまたいつものお稽古場で花月の復習。

ぽろぽろぬけてた濃茶付きを復習。


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アオモジの花のつぼみなんですって。

なんだかおいしそう、、、、(トンブリを思い出しまして、、)


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お菓子は「春水仙」。

ほんとうの春まで、もう一息です。


2010年2月19日 (金)

鴨東そぞろ歩き

京都の茶室は8割方完成。

この日は茶室内、外壁の土壁の色を検討。


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風炉先の下地窓。

貴人口を遮光して、この下地窓と連子窓からのみ光をいれると、下塗りの土壁の色が変わって、(自分で言うのも何ですが)幽玄の世界がほのかにうかんでくるよう。

クロスの壁紙ではこうはいきますまい。下塗りながら、土壁のもつ深い味わいを実感。


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お隣のりっぱな梅の古木。

梅雨の頃、うちの敷地に青梅をいっぱい落としてくれるので、下でザルをもって待っていようかな。


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裏のおうちの桃の木にはもうふくらんだつぼみがたくさんついています。

これまた借景にして、雛の茶会ができそうだわ。

現場をあとにして、限られた時間で歩けるエリアをそぞろ歩き。


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まずは腹ごしらえに、美術館の南、疏水べりのオ・タン・ペルデュへ。

ここ、以前から前だけ通っているのになかなか入るチャンスがなかったんですよね。

美術館で芸術鑑賞後にちょっとランチ、、、に最適な、どこかパリの街角にあるみたいなカフェですね。

暖かくなると疏水に面したテラスにオープンエアの席もでるので、そちらも試さなくては。


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いただいたランチセット。これに紅茶がつきます。(コーヒーはありません。念のため)

黄色いのは評判のキルシュロレーヌ。おいしかったわ。難をいえば(私にとっては)量が少ない!

きっと上品なマダムには適正量なんでしょうけれど、、、、


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お店を出て、疏水を少し南下したところ。

ふりかえれば平安神宮のバカでかい(!)鳥居。


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疏水に沿って三条通よりさらに南へ。(疏水はどこから白川になるの?)

この写真、実は柳の新芽を撮りたかったのだけれど、、、、、wobbly


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東大路にでると、この店はいったいなんなのかなあ、、と実は学生時代(30年以上前ですよ)から謎な店が。

一応骨董屋なのだろうか。

あのころからこういう車輪、のっかってたし。鉄人28号らしきものもみえるし、、、、。???


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以前は古川町市場の近くにあった喫茶 六花さん、前を通ると、別のカフェになっていました。

六花さんは、新しく近くの東大路通りに面した場所に移転されていました。前の場所の方が隠れ家的でよかったんだけれどなあ。

白川に沿って西へ。


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ここはTVドラマなどでもおなじみ、もっとも京都らしいイメージの辰巳稲荷さんの前。

舞妓はんが写真撮影にこたえていましたが、あれは本物なのか?ニセ舞妓なのか?背がたかすぎるのでニセではないかと、私はにらんだが、、、、???


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この辰巳稲荷の北側の道がなんとも艶っぽい新橋通り。


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こちらの石畳も、宮川町や西陣・大黒町の石畳と同じく、市電の線路につかわれていた石を使用。


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見越しの松があだっぽい。

祇園がすぐそこだものね。


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京都のフレンチの老舗、萬養軒はこんなところに移転していたのか。

四条通りにあった萬養軒は、もうなくなったのかなあ。

何回かいったけれど、けっこうずっしりした骨太フレンチの店だったな。


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格子窓の前に植えられた木賊(トクサ)。

格子、駒寄とシンクロした縦線がすてきにマッチしているお家。


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新橋通りと大和大路の交差する角には、祇園の舞妓さん、芸妓さんの帯揚げで有名な、ゑり萬さん。

ちょっとお高いのですが、こちらの帯揚げ、すてきなので一枚欲しいな〜と思いつつ通り過ぎる。

大和大路を北上して東に少しもどると、ここは新門前、古門前の骨董・古美術街。

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こちらの詳しいマップは鴨東古美術會のHPを参考になさってね。

京都に移住してからしたいことの一つにお茶に使える道具を掘り出しに骨董屋めぐり、というのがあるのですが、このエリアは、一応徒歩圏内だしチェックしておかないと。(ただ観光客値段でやや高めという話もききましたが)

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この美しい染め上がりの布のディスプレーは新門前の染司よしおか

自然の素材だけをつかった染色。

ここのご主人吉岡幸雄さんは有名ですね。

ディスプレーのなかの紙の椿は東大寺・二月堂のお水取りの時にお堂に飾られるもの。
この紙を染色されて東大寺におさめられているのが吉岡さんなのです。

そうそう、今年もお水取りに行く計画進行中です。


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最後に行ったのが古門前のてっさい堂

古伊万里やアンティークの帯留め、簪などで有名ですよね。

中に入ってみるとほんとぎっしり、みっしり古伊万里のお皿や器がつまっていて圧巻でしたが、実は茶道具もけっこうおいてあるんですねえ。

将来ここを覗きながら、奥の方の掘り出し物を見つける、、、というのも楽しいかもしれない。

残念ながら、豆皿や帯留めの本をだしておられる有名な女将さん(貴道裕子さん)はおられませんでした。

こちらでしばしお皿をあれこれ手にとって夢の世界にいっとき遊んでしまいました。

やはり、これは!という蛸唐草のお皿は高いですねえ、、、、。

まあ、唐草っぽい、、、し普段に使えそう、ということでこの六寸皿を購入。


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お予算的に1枚だけcoldsweats01

せめてペアでほしかったけれど、けっこうよいお値段なのであきらめて、、、、

まあ、来るたびに1枚1枚集めていってもよいかな。

柄はちがっても、古伊万里は大きさは6寸なら6寸でほぼそろっているのであわせやすいし。

というわけで、また京都移住後の楽しみの妄想にとりつかれつつ、そぞろ歩きはここらでおしまいです。wink


2010年2月15日 (月)

「旧暦のしくみと楽しみ方」〜LUNAWORKS高月美樹さん @好日居

昨日は何の日かご存じ?

え?チョコレートの日?
coldsweats01まあ、それも正解ですが、、、

今年の2月14日は旧暦の1月1日、お正月だったんです。

(中国では旧正月=春慶節のほうがポピュラーで、みなさんバカンスをとられるのか、京都のまちのあちこちで中国語がとびかうのを聞きました。)

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そんなめでたい旧暦元旦に旧暦にまつわる話を聞きにいきましたのは、岡崎のお気に入り、好日居さん。

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相変わらずすてきなしつらいです。


お話をしてくださるのはLUNAWAORKSの高月美樹さん。

彼女が数年前に作った旧暦ダイアリー、「旧暦日々是好日」。

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実は私、初めてこちらで手にとらせてもらいました。

旧暦に月暦はもちろん、二十四節気、七十二候、月名の異名、などなど書かれている和物好きにはたまらない1冊です。

ちょっとだけお見せしますね。

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大々的な宣伝も何もなしで、使った人の口コミで伝わり、毎年着実に販売冊数をふやしているそうです。

そういえば、私の周りにもお使いの方がいたような、、、、

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高月さんはほんとすてきな方で、私はそれほど旧暦に興味があったわけではないのですが、お話を伺っているとなるほど、と思うことがたくさん。

たとえば、、、、

桃の花がまだ咲かない3月3日になぜお雛様をするのか?

梅雨のまっただ中の7月7日になぜ七夕なのか?

水浸しの梅雨の6月がなぜ水月なのか?

西行の歌「願わくば花の元にて春死なん その如月の望月の頃」、なぜ桜の咲かない2月にこんな歌を?

明治6年、日本がそれまで使っていた旧暦を捨てて、太陽暦を採用、五節句などをそのまま当てはめたため変なことになったのです。

旧暦は太陰太陽歴であり、月の満ち欠けで日付を、太陽から季節を計算する暦とは必ずしも一致しない二重の時間軸からなっているそうです。

かつては農耕、収穫の大切な目安であったわけですが、今改めて二十四節気、七十二候を読むと、これこそ日本人が長く大切にしてきた季節を感じるこころそのものではありませんか。これは茶道の世界にも通じますね。

ちょうど今なら、2月19日=旧暦1月6日 二十四節気で「雨水(うすい):土中がうるおいはじめる」。七十二候で「土脉潤起:雨が降って土が湿り気を含む」

この自然のなかのリズムにあわせて、花を見る、空気の匂いをかぐ、鳥の声を聞く、、そうした気=季を感じて、自分の中の原始的な直感を信じて生きれば、もっと生きやすくなるのではないか、というお話でしめくくられました。

参加された方は圧倒的に女性が多く、皆様、すでにこの手帳を使っておられるご様子。

月のバイオリズムなどに共感される、とおっしゃる方が多く、女性=月の性ということを考えるとなるほどな、と思った次第。

(女性の月の物の平均的周期は、月の満ち欠けの周期とほぼ同じで、妊娠期間とされる280日もその周期の倍数、、、というのもなにか意味ありげです。)

理屈はともかく、とにかく美しい本のような手帳ですのでご興味おありの方、是非手にとってみてくださいませ。

私もこの旧暦1月1日(=2月14日)から始まる手帳に、その日にであったのですから、日々今日は何の日?なんの節気?と季節へのアンテナをたてて生活してみよう、と思いました。(あくまで努力目標coldsweats01毎日やっぱりドタバタしてるもの、、、)

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さて、お話が一段落したところで好日居さんが、みなさんにだしてくださった茶菓です。

金柑茶と、金沢のお干菓子で有名な落雁諸江屋さんの辻占福寿草と長岡京 小倉山荘さんのチョコおかき。

コップは倉敷ガラスの小谷真三さんのものですね!

この福寿草、なかに紙の小片がはいっていて、謎かけのような文字が。


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わたしのは「はやくる」。

(上記、辻占福寿草の文字の所に意味がリンクしてあるので、ご興味のある方はご覧になって下さい。)

高月さんと、好日居さんのおつきあいはまさにこの「旧暦日々是好日」がご縁だとか。

この手帳、京都でおいてあるのはハイアットリージェンシーのセレクトショップ京と、一乗寺の恵文社、それに好日居だけなんだそうですよ。


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お話会が終わって、これから高月さんをかこんだお鍋会が始まるようですが、残念ながら私はいまだ京都に遠距離(?)通い、お先においとましました。

ふりかえると、ほのかに明るい町家の障子がとても暖かく良い感じでした。


(付記)この手帳はLUNAWORKSさんのHPからも購入できますよ。


2010年2月13日 (土)

稽古茶事〜正午の茶事 by 瓢亭の懐石

(本日は写真が撮れないところへ行ってきましたので、ほんまに写真ありません。あしからず)


社中さんでお茶事をすることは年に何回かあるのですが、そこは普段いっしょにお稽古する仲間。良くも悪くも若干なれあいになって、適当にスルーしてしまっていることも多々あります。

先日お稽古で「千鳥の盃」の話をしたら、お若い方が、「千鳥の模様の盃なんですか?」coldsweats02

千鳥の盃は茶事の中で、亭主と連客が一つの盃でたがいにお酒をくみかわす所作で、杯がいったりきたりするために千鳥足のよう、ということで名付けられたようです。

これをまともにすると、亭主はかなりの杯をかさねないといけませんので、たいていのお茶事ではほとんどされず、簡略化されていることが多いです。うちの社中もしかりで、お若い方がご存じでなくても仕方ないのですが、私も実際やったことも見たこともないのです。

本を読んでもその知識だけではいまいちわからないことが多く、一度実際にやりたいなあ、稽古茶事でも参加してビシッとおしえてもらいたいなあ、と思っていました。(将来自分が茶事をするためにもね)

京都の○○社主催のカルチャー茶事教室のパンフレットに目をとおしたりしていたのですが、京都の一流どころの懐石がでたりするので、お値段がけっこうキヨブタ物(清水の舞台云々)、二の足をふんでおりました。

ところが昨年秋に届いたパンフで「瓢亭・高橋英一の正午の茶事」のタイトルをみて、私、迷わず飛び降りました!

かの有名な南禅寺畔の瓢亭さんですが、意外と○○社さんでの茶事講習は初登場なのだそうです。

(瓢亭14代目高橋英一さんは茶花も手づから入れられますし、茶花講習会はされておられます。)


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開催場所は残念ながら瓢亭さんではないのですが、京都の北の方の○○社ビルの中に作られた茶室です。

ビルの入り口で自らバンを運転してきはった和菓子司・末富さんのご主人を発見!

エレベーターもご一緒で聞かれました。「お手伝いですか?」(いえ、客ですぅ〜coldsweats01

やった!これはお菓子は末富だぞ、といやが上にも期待がもりあがります。

茶事の前に約1時間、簡単なお料理の講習を。

ビルの中のデモンストレーション用の厨房で、高橋さんご自身によって、本日の献立の中からいくつかを実際に作って見せていただきました。

いずれ15代目になる息子さんが黒子の如く手際よくサポートしておられて、ときに小声で段取りを確認されているところ、親子ならではの息のあった作業です。

腕のよい料理人というのは、その段取りも所作もどこか茶の湯に似て、無駄がなく美しいものですね。

まあ、家庭で瓢亭の味、、というのは無理でも、たとえば向付にかける加減酢など、参考になるものもあります。

加減酢にはこれでもか、というくらい多種類の柑橘類を使うのですね。それで深みのある酸味ができると、あとの懐石で実際に体験いたしました。


さて、席入り。

なんと連客の皆様は、はるばる関東や、九州など遠方からおいでになった方々ばかり。

京都の方は約2名。まあ、京都の方にとっては瓢亭は身内のようなものですし(?)茶会、茶事もあちこちでしょっちゅうおこなわれているので、めずらしくもなんともないのかも。

なかには表さんをやっておられる方もいらっしゃいました。


茶事のご指導くださったのは、私とほぼ同年代とおみうけします方。

歳は似通っていても、茶の湯に専心されてきた方ですので、そのたちふるまい、心配りがどだい違いますわ。すばらしい先生でした。

お正客はこの先生が特にお願いして、お出ましいただいた大徳寺の某塔頭の和尚様。

年に200回をこえる茶事茶会に参席されるという方。

まあ、この和尚さんがまた型破りで「料理はおいしくたべたらええんじゃ。」と普通の作法もなにもすっとばされるもので、先生が「お稽古茶事ですからきちんと。」とたしなめられる掛けあいもまた面白く、楽しいお席になりました。

和尚様まさに「守・破・離」の離の境地に遊んでおられて、なにをしても理にかなうというのは、さすが禅の修行を重ねられてきたお方。

私どもはまだまだ守あたりを必死でまもっていますものねえ。

お床の軸は近衛道嗣公筆 久我(こが)切 新古今和歌集第八断簡。

藤原公任の息子と紫式部の娘の、梅をめぐる掛け合いの歌。

古筆におくわしい野中の清水様の世界ですが、私には読み下しを見ても、さっぱり読めぬシロモノでありました。

釜は梅鉢、棚は佳辰棚、水指は小梅の古染め付け。香合も赤楽の梅。、、、と梅づくし。

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さて初炭を見せていただいて、お楽しみの瓢亭の懐石でございます。

もう、なにも言うことはございません。

白味噌の汁、蒸し碗の出汁、、、、ああ、これが世に聞く(おおげさか、、)瓢亭の出汁なんだわ、、、、lovely

器もすべて高橋さんが吟味して購入された物、ということでまたすばらしかったです。

瓢亭は京都の家のほど近くで、前だけ通るけれど一度も行ったことはありません。これほど幸せな気持ちにさせていただけるなら移住した暁には是非でかけませんと。(またキヨブタになりますが)

普通裏千家なら、○△、表さんなら◎□と、出入方の料理屋さんはわりと決まっているらしいのですが、瓢亭さんは三千家、藪内、すべての流派をこなされるようで、各流儀にあわせていくのがたいへんなのだそうです。

たとえば裏ではご飯は一文字に切りますが、表さんでは丸くちょっとてっぺんだけをくずす、、とか。

茶事飯の最初のご飯はお粥かと思うくらい水分の多いものが本来で、(和尚曰く、なにか禅思想と関係あるらしいですが聞き逃しました)最近のお客さんはそれをご存じない方が多く、炊き損じと思われることもあるそうです。

そしていよいよ千鳥の盃。(お酒解禁になっていてヨカッタ〜)

なるほど。こういうことだったのか!と実際に体験してよ〜く理解できました。

これでうちのお社中さんとも模擬学習できそうです。

ここでは和尚様の即興の謡いのご披露もあり、こういう和やかさが千鳥の徳なのかもしれません。

縁高にはいった末富さんのお菓子はなんとまあ、、、、一瞬、これは嘯月さんの雪餅?と思いました。

真っ白な繊細なほそ〜いきんとん。まさしく雪をかぶった風情。

そして黒文字を入れてみると中は、、、、うぐいすいろの餡です。

これは雪の下の下萌えだわ、、、、と思っていると、そのとおり銘も「下萌え」とのこと。

作り手といただく側の感性が重なる、というのは幸せな出会いではないでしょうか。

つくね芋の味がしっかりしました。これも言うことなし。

中立ちの後、後座の席入り。

こののちたくさんのそれぞれが箱書きのあるすばらしいお茶碗でお茶をいただけたのですが、一番印象に残ったのが席入りしてまず目に飛び込んできた花入れ。

高橋さんの手によって活けられていた寒牡丹、それが入っている竹花入れがどきっとするほどの迫力。

目を釘付けにする力がある、といいましょうか。

一重切りで根本がねじれてゆがんで表面に割れ目のはいったもの。

竹花入を得意とした宗旦のものと聞いて納得。銘を「から(唐)人」。

ただただすばらしい、、、、。


お茶碗は濃茶は楽家歴代、◎入、△入、□入(それぞれ何代目か覚えられんわ)当代(当代にしてはわりとオーソドックス)、薄茶はすべて箱書きありの様々な産地の古いお茶碗で。

華やかな絵付けの物でなくて、「渋」だけれど、玄人を喜ばせるようなお茶碗ばかり。

お茶入れも茶杓も、お茶碗もほぼ全部、手にとって拝見させていただけたのです。(お茶事は本来そういうものなのですけれど)

とんでもない眼福でございました。ほ〜っlovely

普通、続き薄などで省略する事の多い後炭も拝見できました。で、結局茶事だけで5〜6時間かかりましたでしょうか。

正直足の方はもう限界でしたが、長い、と感じさせることなく、最初から最後まで(和尚のちゃちゃ入れにもめげず)気のぬきどころなくやりとおされるというのは、並々ならぬ力量とおみうけしました。

そして自分にはここまでやりとおせる力量はとてもないなあ、、、と思い知らされました。

まあ、なにごともこれからの訓練、修行です。気合いがはいりました!

(お道具の方はこんなにすばらしいものは一生かかってもコレクションできませんので、身の丈にあったもので)

終了時、そとは薄暗く雨も降っていて、遠方から来られた方々は急ぎ足で帰路につかれます。

私といえば、着物が濡れるのも気にならないくらい気持ちが満ち足りて、今後への決意も新たに(ちと、大げさか?)京都を後にしたのです。


2010年2月 9日 (火)

灘・西宮郷酒蔵めぐり

伏見の女酒にたいして灘のお酒は男酒というそうな。

前者が仕込みの水にミネラルの少ない中硬水を使っているのに対して、後者はミネラル豊富な硬水を使っているのがちがいだとか。

全国の酒の3割を出荷している灘五郷(今津郷、西宮郷、魚崎郷、御影郷、西郷)、江戸時代からの酒の生産地です。

西宮郷、今津郷は実は自宅から30分〜1時間くらいの圏内にあるのです。

日本酒をこよなく愛する私としては(誤解なきよう言っておきますが、私は決してヘビー・ドリンカーではありませんよ。ちびちびたしなむ程度。そりゃ、たまには痛飲しますが)一度は酒蔵めぐりをしてみたい。

ところが年末に突然肝機能が悪くなって、もしかしてヤバイ病気かも?と飲酒できない日々が、、、、。

結局いろいろ検査したけれど原因不明のまま、肝機能は正常にもどったので、お酒も自主解禁(いいのか?)。

やっと出かけることができました。

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まずは仕込みに使われる宮水発祥の地の碑をおがんで、


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宮水庭園へ。

宮水は西宮の水、の意で、六甲山地からの伏流水。よい酒を造る条件をすべて兼ね備えている水なのだそう。

ここには各メーカーがそれぞれのくみ上げ井戸をもっており、ステンレス製の覆いがちょっと未来的ですね。

みえるのは白鷹さんの井戸。


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こちらは白鹿さん。他にも大関さんとか。

灘の男酒は、硬水仕込みゆえ、夏の暑さにも劣化せず、秋になると一段と味が冴えるので「秋晴れ・秋上がり」のする酒といわれます。

味で言えば、さらっとのみやすい女酒にくらべて、しっかりボディというか、それぞれの銘柄の特徴が際だつ感じ。


では最初に白鹿酒ミュージアム・酒蔵館をご案内。


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清酒「白鹿」の醸造元、辰馬本家酒造(1662年創業)の酒蔵です。(辰馬家は海運業もしていた旧財閥の名家です)

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かつて酒造りの一つ一つの課程が手作業だったのですが、現在ではもちろん工場でほとんど機械化されています。

このミュージアムでは、いまではほとんどみられなくなった(地方の地酒製造ではまだみられる)かつての伝統的酒造りの工程をしることができます。

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実はこの酒蔵、かつては煉瓦造りの建物でした。
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パンフレットからですが、こんな感じ。

この建物は残念ながら、あの阪神淡路大震災で全壊してしまいました。


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精米、麹作り、酒母、もろみ作り、火入れなどのようすが再現されています。


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これは圧搾。左端の木の箱に酒袋に入ったもろみをいれて、てこの原理でこの木材の棒に重しをつけて一気に酒をしぼりだすのです。

そういえば地方の小さな醸造所でこれ、みたことあります。

しぼられてほとばしり出てくるしぼりたてのお酒!

想像しただけでのどが鳴ります。おいしそ〜。

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これはもろみが樽の中で発酵熟成する様子を樽の中から眺めたら、という様子です。

お酒になった気持ちで見上げてみましょう。泡泡がこれまた美味しそうな色で、、、、


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お酒を出荷するときの印判。

この白鹿酒造さんは実は毎年その生徒の半分以上を京大に送り込む○陽学院の経営母体でもあるのですよ。知ってました?

さて、阪神淡路大震災では灘五郷のたくさんの蔵が被害にあったとききます。


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そういえば何年も前のNHKの朝の連ドラ、震災前後の灘の造り酒屋が舞台のがありましたね。

「あまからしゃん」。

あれで ”しゃんとあがった秋晴れの味”、という灘の酒の最高級の誉め
言葉を知ったのでした。

あれだけの地殻変動がありながら、宮水がとだえなかったのは幸いでした。

今ではほとんどの蔵が復興をとげています。

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酒蔵館をでて、お隣にある蔵を利用したミュージアムショップ+レストラン。

こちらでお昼です。


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さすがに吟醸酒の酒粕煮込みのハンバーグなんてメニューが。

ほのかにお酒の香りがして、ぽかぽかと少し体がぬくもりました。

お次は白鷹禄水苑


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こちらは白鹿の辰馬家の分家、北辰馬とよばれた清酒白鷹の蔵元の住居をイメージした建物。


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お酒やおつまみなどの販売に、日本酒バーやレストラン(竹葉亭がはいっているようです)、多目的ホールなど。

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戦前までの灘の造り酒屋の多くは、蔵元の住居と酒蔵が地続きになっているまさに職住一致の住まいになっていたそうです。

こちらでは当時の住まいの様子も復元され見ることができます。


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辰馬家で結納の儀が行われる日、という設定です。

その座敷でまた見つけたんですなあ、、、これが!


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赤穂緞通!きゃ〜!!lovely


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おくどさんの左側は本格的に飲めるバー、で右でのテーブルではワンショット200円でお酒のテイスティングができるのです。


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吟醸酒、いただきました。

ほねぶとっ!という感じの味で、おいしかった〜。もう一杯いきたかったけれど、ここでできあがってはちょっとまずい。

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道の名前も「酒蔵通り」。

西宮郷の東はしになる日本盛の酒蔵通り煉瓦館


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ここではなんとお酒から造った基礎化粧品が買えます。

ガラス工房もあって、酒周りのグッズ充実。聞き酒もできるんですが、肝臓さんのことも考えてここはがまん。

時間がおしてきたのでちょっと急ぎ足でさらに東の今津郷へ。

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清酒大関さんの甘辛 関寿庵

その名の通り、甘いお酒を使ったお菓子(フィナンシェなど)と辛口のお酒が量り売りで買えます。

こちらで最後なので、お酒を1本求めて帰路につきました。

体調さえ万全ならば、完璧に楽しく酔っぱらえそうな酒蔵めぐりでした。

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右は蔵出しにごり酒、大関「しろささ」。韓国のマッコリみたいな軽い味わい。

左は白鹿酒ミュージアムでいただいた吟醸酒。小さいボトルですがしっかり灘の男酒。

ともあれ灘の酒は宮水、摂津・播州の米、六甲颪、丹波杜氏の技術、、、それらのたまもの、感謝していただきます。

2010年2月 6日 (土)

大阪城公園〜梅林

梅花      ( 王安石 )

牆の角なる数枝の梅  寒を凌ぎて独り自ずから開く

遥かに知る 是れ雪ならざるを   暗香の有りて来るが為なり

(土塀のすみの数枝の梅が寒さをものともしないで一人で咲いている。《白い花は雪のようにみえるが》遠くからでもそれが雪ではないのがわかる。ほのかに良い香りがするから。)

    雪の色を、奪ひて咲ける、梅の花、今盛りなり、見む人もがも

           ( 大伴旅人 )
わたくし、梅花を愛すること、いにしえの中国の文人にも万葉びとにも負けません。

2月になるとあちこちの梅便りが気になります。

なのでフライング気味ながら少し早い梅林をたずねてこちらへ。


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手前は大阪城ホール、背景はOBP(大阪ビジネスパーク)の超高層ビル。

こんな背景の梅林なんてなかなかシュールじゃありませんか。


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大阪城は復元されたものでも、石垣は秀吉の時代のものがたくさん残っています。

こうしてみるとどれが当時のもので、どれが復元したものかわかりません。

刻印石といって寄進した大名のマークが刻まれている石もあるそうで、探してみるのも一興。

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JR大阪城公園駅に一番近い青屋門から中へはいります。(ちなみに青屋門は復元されたもの)

大阪城公園はいろんな所から入れて、しかも無料!というのがいいですねえ。


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ごらんのように梅にはまだちょっと早すぎ。

でも満開の頃は人も満開ですし。

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枝がほんのり色づいているのが見えるでしょうか。

どの木もふくらんだつぼみをつけているのです。


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早咲きの梅はそれでも見頃です。

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ほのかに梅の芳香があたりにただよっています。

この香りあっての梅花です。


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しかも厳冬の寒さの中でも、雪の中でも凜として咲く姿が東アジアの人の心をひきつけてやまないのでしょう。


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万葉の時代に愛された梅ですが、時代が下って平安時代になると桜にその地位をとってかわられます。

日本人は桜を愛していますが、不思議と中国、韓国ではそれほど人気がないようです。


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梅の強いスピリット、というか精神性が大陸的な気風に合うのかもしれません。


ひるがえって、桜には無心を感じるのですが、それは日本人特有の感覚かもしれませんね。

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絵画的な紅梅。


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梅林のかなたに大阪城天守閣。

この梅林が満開になったときにはそれはそれは見事で、芳香あたりに満つ、という感じになります。

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外濠からみる石垣。

大阪にもこんなたたずまいがあるのです。


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濠の鴨たち。

水は手が切れるほど冷たいはずですが、羽毛がぬくぬくして暖かそうに見えます。

もう少し梅林が花開いてから、もう一度ここに来なくては。

おまけに梅にちなんだ和菓子をいくつか。


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梅に鶯。(ちなみにもう一つは万両)


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この日見た咲き誇る八重の紅梅のようなきんとん。

梅花三昧の一日。


   梅の花夢に語らくみやびたる花と我れ思ふ酒に浮かべこそ
   (作者不詳)


<蛇足>高校生の頃、この歌をもじって駄歌をつくったものです。
「たこやきやそのままではまずしとおもふソースにうかべこそ」


2010年2月 4日 (木)

梅見月雑記

ちょっとお気に入りの写真を雑然とアップしてみました。

<その1>

見たときには思わずうお〜!とさけびました。


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糸のカラーコレクション。某手芸店にて。

ここまですごい品揃えを見たのははじめて。なんだか創作意欲がわくわ!

<その2>

こんなことをして遊んでみたりして、、、。


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人参のヘタ。

どこまで育つか観察していたのだけれど、陽に当ててやろうと窓際においたまま忘れて、気付いたときにはあわれ脱水死してました。とほほ。

(おひたしにできるくらいまで育てたかったのだが)

<その3>

和菓子シリーズ。


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1月最後のお茶のお稽古で出た主菓子。

皆様、赤い点を鶏冠にみて、「鶏」と思われたようですが、ちがいます。

巣ごもりの体勢に入った丹頂鶴なんです。いわれてみればそうですねえ。

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こちらは大阪駿河屋さんのミニサイズ上生。

手の大きさと較べてみると、普通の生菓子の3分の2ほどの大きさですね。

小さくてダイエットにもなるわね。(なりませんwobbly全部食べたので結局はいっしょ)

<その4>

今日のお猫様。

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(ほぼ)相似形。


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向きを変えても爆睡シェルと半ねぼけのプリさん。

猫団子はこの寒い季節のお楽しみです。癒される〜。


<その5>


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梅見月にぴったりのお茶碗を入手しました。

光琳の「白梅紅梅図屏風」風。

今月しか使えませんけれどね。

<その6>

昨年11月京都の紫織庵でもとめた長襦袢、OMOでもとめた帯地が仕立て上がりました。

(お仕立ては大阪・中崎町雛(ちゃな)さん)

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この蝙蝠柄、長襦袢なので少々派手でもいいか、、、と思っていましたが、着物として見ても意外とシック。

カジュアル系の紬にあわせる予定です。(お茶席には無理ねcoldsweats01

あとは着ていく場所さえあれば〜〜catface

2010年2月 1日 (月)

GRAND CUBE OSAKA〜大阪国際会議場

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先日はこちらへちょっとおでかけ。
大阪国際会議場、愛称GRAND CUBE OSAKA。


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おおきい建物なので、なかなか全体像を写すのはたいへん。

しかしでかい、、、、

田舎者なので、こういう巨大建築をみるとつい興奮してしまうのです。


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1Fのエントランス前の広場。

美しい曲線を描くエントランス。2Fはカフェ・キューブ。

今は亡き黒川紀章氏の設計。

2000年のG8サミット招致を目的に大阪府が作った物で、結果的には沖縄にさらわれて招致は失敗に終わったのですが。

おとなりのリーガロイヤルホテルは昔からちょくちょくいっていたので、「あ〜あ、招致に失敗して、また大きな箱物作って失敗したな、大阪府。」と思った記憶があります。

ところが、このグランキューブ、第3セクター運営なのですが、大阪にしてはめずらしく黒字経営なんだそうです。


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なるほど、2000人以上を収容できるメインホールはバレーなんかやってるんだ。

どおりでたくさん子供連れがきているわけだ。

国際会議場の名とは裏腹に様々な営業活動を行っていて、稼働率が高いらしい。

やればできるじゃん!


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10Fのホワイエ。

この無駄な(?)広さがゆとりをかんじさせるのね。


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部屋の表示もスクリーンでインテリジェントじゃありませんか。(←田舎者)


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参加した講演会場で、ここでもリーガロイヤルの提携が。

有意義なお話を聞き、外に出るともうすっかり暗くなっていました。


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こういう天井の高い広場は好きです。

真ん中を歩くのがとても気持ちよいので。


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GRAND CUBEの夜景。

振り返れば、水の都、大阪の面目躍如の堂島川の夜景。

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京都とも、神戸ともちがう大都市の魅力ですね。


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お隣ですので、愛用のリーガロイヤルホテル1Fのメインラウンジへ。

ここは昔からちょくちょく来ていました。

一番奥の、滝の見える居心地の良い席でいただいたのはこちら。


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上生菓子「古梅」+お抹茶。
bearingう〜ん、このお茶、私の方がもっとうまく点てられますけど、、、。

(表さんのお茶だとしても、ちょっと中途半端な泡のたちかたですよね)

気をとりなおして、、、、

こちらにはチョコの芸術、ショコラブティックL'eclat(レクラ)さんが入っていますので、バレンタインも近いことですし、お近くにおいでの節はのぞいてみてはいかがでしょう。

和の素材をつかった和ショコラ、私もいちど試してみたいし。