フォトアルバム
Powered by Six Apart

« 室町錦・膳處漢 ぽっちり | メイン | 空堀みやげ »

2010年1月14日 (木)

初釜・2010 庚寅(かのえとら)

皆様のブログで初釜の記事を読みつつ、ちょっと出遅れた感がありますが、ようやくうちの先生のところの初釜です。

以前、京都・千両が辻の、柄からあつらえてくれる友禅作家、南進一郎さん(夷風(いふう))にお願いした笹の付下げ。


P1030862

届いたときには地の色が思ったより薄く、どうもなあ、、、と思っていたのですが、久々にひっぱりだしてみると、おお、なんだかしっとりしていい色だわ、と。
さすがもちはもちやだったんですねえ、

笹は好きな文様ですが、この日十日戎だったので、ぴったりでしょ?(これはあとでのこじつけ)


P1030902

先生のお宅の玄関に、、、、おや、数日前の上棟式の時の記事のデジャヴ?

同じおかめの御幣のミニチュアみたいですが、これは伏見稲荷の「しるしの杉」という商売繁盛の縁起ものらしいです。
でもなぜおかめがついているのだろう???


P1030870

席入りの前に主菓子・葩餅(はなびらもち)を今年もいただきます。

なかのゴボウがかたいので、切って食べるか、手づかみでいくか、皆様のブログでも話題になっていましたね。

私はなんのためらいもなく手づかみで。

学生の頃、心茶会ではみんな菓子切りなんか使わず(きんとんなんかでも)、手づかみで豪快にいただくのが正しい、と思いこんでいたのですが、これってどうなん?


P1030873

本席の床。

花入れは古銅、真の花入れですので床の中央に。

軸は東大寺別当であった清水公照師が自ら描いた梅の樹に

「昨夜埋雪 今朝帯花」

師は北海道のお菓子屋さんの代名詞、六花亭の名付け親でもあるそうです。

左手になにものっていない鶴の刺繍の帛紗がおかれています。

これが今回の趣向。


P1030874

初炭。釜は鶴雲釜。炉縁は高台寺蒔絵。

炭斗のむこうに、ちらっと鶴さんが見えます。


P1030875

鶴の香合。

さきほどの帛紗からぬけだして、ここまで飛んできた、という趣向です。

楽しいですねhappy01

この鶴、底の裏にこうしてちゃんと足までついているのですよ。おもわず笑っちゃいました。きゅ〜と!


P1030880

嶋台の楽茶碗で濃茶をいただいたあと、続き薄でお干菓子は大阪・天王寺の干菓子屋、河藤さんの虎と、羽子板と羽根。


P1030882

主茶碗は初代真葛(幕末)の満月(?)に梅。

びっしりついた梅の花が、満月の光にてらされて白く浮かんでいる様子でしょうか。

すごくモダンな意匠。


P1030884

水次は東南アジアの国でお土産として買った物だそうです。

一見七宝のようでなかなかきれいです。


P1030892

棚は三友棚。

三千家の融和をはかり、表千家は天板と地板、裏千家は竹の二本柱、武者小路千家は天板の面にこぼれ梅の蒔絵を(松竹梅もまた三友)それぞれ好みに応じて合作とした、、、、ものだそうです。

水指は踊り桐に、桐にとまるといわれる鳳凰。

替え茶器のかわりに独楽を。

茶器なら、茶杓がのりませんね。coldsweats01


P1030885

大海の茶入れに見立てた墨流しのような模様の陶器。

ルーマニアのおみやげ。


P1030886

雪月花蒔絵の輪島塗茶杓。

点心もいただき皆様となごやかにすごしました。

引き出物にいただいたのはこちら。


P1030907

寅香合なのですが、いや〜ん、どうやってもトラ猫にみえるlovely


P1030908

さて、今年も精進しましょう、と気持ちも新たに帛紗を新調しました。

大好きな雪花紋。

真冬は(今日みたいな寒い日には)ぴったり。真夏でも涼しそうだから使っていいよね?catface


トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.eonet.jp/t/trackback/349039/22915485

初釜・2010 庚寅(かのえとら)を参照しているブログ:

コメント

しぇる様

新春らしい華やかな取り合わせで見事ですね
さぞや楽しんでこられたことでしょう
うらやましい

うちでは今年は初釜をしませんでした
昨日叔母さんが来られたので二人でお茶を点てっこして
半日遊んでいました
道具がないのでいつも同じものをつかっています
新春なので、茶筅と柄杓は新しいものを使いました
蓋置きと煙草盆の灰吹きと菓子器に使うお箸は
はおばさんが自分の家の裏山から
切り出したもので作って持ってきてくれました
床には天祐さんの四つ喝の言葉のある墨蹟を掛けました
これはこれで本当に楽しかったです

上品な着物でお初釜にふさわしいですね、素敵です。
笹の柄がお好きなんてお人柄が解ります。
それと ブログを拝見して思うのですが、お茶会の写真を撮るのが
上手で雰囲気が伝わってくるので感心してます。
ふと 思ったのですがしぇる様はこの先お茶を教えるつもりはないのですか?
悩んでいる私にお茶を教えて頂けないでしょうか?

待ってました、晴れ姿!
上品な色めはもちやさまのお勧めなのですか?さすがですねえ。
それにしても華やかなお道具がずらりで、楽しいお席だったのでしょうね。雪の但馬からは羨ましい限りです。
明日は、我家の仲間のための初釜をするんですよ。去年春からの、月1回のワンコインレッスンなので、みんながまだまだ超初心者。さあ、どうなることか心配ですが、献立は決めたので、とにかく今晩、下拵えだけはしておきましょう。季節が良くなったら、しぇる様をお招きできるように、練習のつもりで。

野中の清水様

若い女性が多いお稽古場ですので、けっこう華やかです。私なぞは少し異端かも?
叔母様との静かな初点ては、おくゆかしい感じがします。
自分で竹を切り出して、茶杓はまあ、むつかしそうなので、もっと簡単な結界や蓋置きなんか作れればいいなあと思っています。学生の頃は高山寺さんの竹林までいって竹を切らせてもらい、蓋置きをつくったものでした。

調べてみました。「臨済四喝」のことですね。ちょっとむつかしそうです。


さざんか様

こうした稽古茶事ですので、写真はバカスカ撮っていますが、本格的な茶事ではNGなので、このときとばかりと思いまして。決して撮るのが上手なわけではなく、最近のデジカメの性能のよさ、でしょうcoldsweats01

文章では偉そうなことを書いていますが、実際の人間は煩悩だらけの未熟者ですので、ひとさまにお教えするなんてとてもとてもcoldsweats02まだまだ(多分一生)教えていただくことのほうが多いと思います。
学ぼう、という気持ちさえあればなんとかなるものではないかと、思っております。

そらいろつばめ様

お正月のご自宅のごちそうからして、そらいろつばめ様の懐石はさぞやすばらしいのでは、と思います。とはいえ、茶事の水屋のコントロールはとても大変でしょう?それをさらっとされるのは、さすがです。ほんまに私もよせていただきたいです。
スミマセン、誤解させてしまいました。「もちはもちや」は文字通りのことわざでして、もっと地の色を濃い緑に、と私は指定したのですが、友禅作家の南さんが、もっと薄い色の方が上品です、といわれたことをさします。
もちや様のセンスもすてきですが、ここでは関係されていませんでしたcoldsweats01

しぇる様
素敵なお着物ですねえ。はんなりして いかにも冬の着物ですねえ。
さて 初釜だったのですね。しぇる様の先生はちゃんと炭点前もされるのですね。うらやましいです。
私の習っていた先生宅ではほとんどなかったです。
父の介護もあり一旦やめていますので 今年は初釜はありません。
私は花びら餅を今年は何度も作っています。
手土産にしています。
中の餡も白みその量をいろいろと変えてみています。
花びら餅はそのまま手で持っていただきますよね。

寒中お見舞い申し上げます
今年も宜しくお願いします

素敵なお着物ですね
色がとってもきれいでお顔写りもよさそうです

お初釜の凛とした雰囲気が伝わってきて
背筋が伸びました

ひいらぎ様

味噌あんにつかう味噌はどちらのものでしょうか?味噌あんはむつかしいです。へたな味噌をいれると下品な味になってしまいそうです。(それより前にぎゅうひがちゃんとつくれるかどうか、、、coldsweats01
炭の火はやはりよいです。パチパチと火が付く音もご馳走だと思います。特に冬は。私には今は灰の方が難問なんですが、、、。

みゅう様

お久しぶりです。またこれからもブログ続けて下さいね。
また着物で遊ぶ京都、、、つう企画、しませうね!
京都に移住したら、ますます着物を着る機会がふえそうでたのしみheart01

素敵なお着物じゃないですか。

お顔が拝見出来ないのが残念ですね。sign02
お茶碗も本当に素晴らしいですね。
綺麗な着物で初釜されている様子が目に見えて来ます。
こちらまでゆったりとさせてい叩けました。

凡蔵母さん様

まあ、お顔は例の?顔ですので、頭の中でつけたしといてください。coldsweats01
お出かけの時はやはり紬にばかり手が出るので、お茶会の時くらい、やわらかもんを着たいです。紬のしゃきっと感も好きですが、たまに着るとやわらかもんはしっとり体になじんでええですね。

コメントを投稿