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2009年12月

2009年12月30日 (水)

半襟・帯揚げの整理

今年もいよいよあと1日と少し。

怒濤の2009年を見送って、2010年もまた、怒濤の1年になりそうな予感。

まあ、いいこと、楽しいことが多いから(京都移住も含む)どんなに忙しくてもOK。

年の瀬にごそごそと家の中を整理。

お値段が、着物に比べるとお手軽でついつい手当たり次第手に入れてきた半襟と帯揚げを整理しようと思い立つ。

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プラケースにごちゃごちゃに入れていました。

これきれい、とか模様がおしゃれ〜とかいいつつ、なんの計画性もなく衝動買いしていることが多いので、いざ差し色にあの色がほしい、と思ってもその色がなかったり、同じ系統の色ばかりたくさんあったり、、、、そんなことありませんか?

同じ着物と帯でも、帯揚げ、半襟、あと帯締めは、がらっと印象をかえられる大切なスパイスアイテム。

着物好きの皆様には常識ですよね。

というわけで、どの色が足りないか、あまっているかチェックも兼ねて整理を。

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整理してみると、あらこんなのがあったっけ、と思うような全然使っていないものもあります。

もったいな〜。

この3枚のポリの半襟は着物にはまりだした40代の頃に買った物です。いまではちょっと派手。


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桔梗の半襟は絽で夏用。よく使うので、刺繍糸が少しほつれてきています。

京都・寺町のゑり正さんで買った物で、ゑり正の刺繍がはしっこに。

手前のは京都・岡崎のきねやさんで買ったスワロフスキーのビーズ付きの半襟。

夏にすがすがしい感じなのですが、縮緬地で絽ではないので、真夏にはむかない、という問題があり、いまだ使用していません。


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私がもっている中で多分値段では1,2位の絞りの半襟。(帯揚げじゃないんですよ)

冬はもこもこしていて暖かい感じなのですが、ゆえに着物の下で納まりがわるい。

真夏にはこの他、京のてんてんさんの手ぬぐいを半襟にしたりします。
汗をかいても、じゃぶじゃぶ洗えますし。

はぎれや縮緬風呂敷なども半襟予備軍。

(帯揚げには無理ですけれど。)


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で、整理したあとがこちら。

左が帯揚げで右が半襟。

こうしてみると帯揚げはだいたいの色がそろっているようですね。

半襟はちょっと明るめの色が足りないかな。

これで着物の差し色選びはバッチリ!、、、のはず。

やみくもに買うのだけはやめよう、計画的に買おう、と誓ったのでありました。(あははは、、、いつまで守れるかしら〜coldsweats01


ともあれ、みなさま、どうかよいお年をお迎え下さいませ。

2009年12月27日 (日)

今年の稽古納め

いよいよ年もおしつまってきました。

今年は仕事に関しては大きな変革がありました。

それもこれも京都で暮らすため。来年はいよいよ晴れて京都市民さっ!!(多分来年の後半だと思う。sadまだ先は長い)

お茶のお稽古も今年最後。


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寒い日でしたので、昨年あまね様に教えていただいて、早速購入した別珍の着物コートを。

(写真では黒くて質感が全然わかりませんね。)

これぬくいです、ほんま。

あと襟に毛糸のマフラー(と、かっこわるいけれど毛糸のレッグウォーマーね)があればどんな寒い日でも完璧!


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お花は黒文字と白玉椿。

この日は冬至の前後でしたので、床におちる影が長い。

座敷にこんな日だまり、風情があります。

それもこれも畳の部屋+縁側がないとできません。(今の家では不可!)


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稽古納めは特別稽古の行台子。

一番理論的にもすっきりしたお点前だと私は思います。

ただし炉の季節は中仕舞もあるし、台子正面に向いたり、居前に向いたり、客付きに向いたり、着物の裾がばらけますねえ。

打ち合わせを少し深く着るとよいかもしれませんね。

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お菓子は本来5種ですが、主菓子はこちら「聖樹」。(アップがおくれまして、時期はずれになってしまいました〜xmas


今年はそんなこんなで、ちょっとお茶の修行が手薄になったきらいがあります。

来年はまた気を引き締めて修行いたします。

読みかけの茶の湯関係の本も読破しませんとねcoldsweats01

山上宗二曰く、「一物も持たず。胸の覚悟一、作分一、手柄一、此の三箇条の調いたるを侘び数寄と云う」。

「胸の覚悟」まずはこれですね。


2009年12月24日 (木)

Deutscher Weihnachtsmarkt

メリークリスマス!

みなさま、クリスマスイブをいかがおすごしでしょうか?

わたくし、Weihnachtsmarkt(クリスマスマーケット)の様子をはるかドイツからお届けします。


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こちらこの季節に登場する100年以上のアンティークメリーゴーランドでございます。

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巨大クリスマスツリーのイルミネーションも美しい。


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ヒュッテとよばれる屋台もたくさん出て、クリスマスオーナメントや、ドイツソーセージ、お菓子など売られています。

この季節、こういうクリスマスマーケットはヨーロッパの各国で見られる景色です。


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これは射的のようなゲームですね。景品はぶら下がっているお人形らしい。

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わたくしはまずこのハーブ入りのウインナーと白パンで腹ごしらえしたあと、


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はい、なんといってもクリスマスマーケットならではのグリューワイン(赤ワインに香辛料などいれて温めた飲み物)を!

これで体もポッカポカ、ほろ酔いのよいかげんです。


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ちょっと物足りないのでグーラッシュスープなども。

グーラッシュはオリジナルのハンガリーでいただいてから一時やみつきになっていた時期もありました。

パプリカの薫り高いおいしくヘルシーなスープです。

もとめたのはこちらのヒュッテ。


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え?coldsweats02

なんで日本語がこんなところに?

おほほほほ、、、、coldsweats01ばれましたわね。

ここはドイツではありませんでした〜。

大阪でゴザイマス。梅田スカイビル毎年恒例のクリスマスマーケットでした。

例年11月から12月26日までけっこう長くおこなわれるもので、なんでスカイビルなんだろう?と思っていたら、このビルにドイツの総領事館がはいっているのですね。


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総領事館バックアップで、飾り付けのイルミネーションなどすべてドイツから運び込み、ヒュッテも在日ドイツ人の手になるものだそうです。


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昨年はこちらのお店でツリーの飾りをもとめました。

あの時はまだ11月だったので、閑散としていましたが、今日はイブ、おすなおすなの大盛況、すごい人混みです。


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クリスマスソングのライブ有り、


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セント・ニコラウス(サンタさん)の登場有り、(中味日本人っぽい)

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これはおいしそうで、かわいい、ハート形のアイシングクッキー。

見ているだけで幸せな気分になります。


ヒュッテで食事をとって、お店を冷やかして、クリスマスソングをグリューワインを飲みながら聞く。

ずいぶん安上がりなイブの楽しみ方です。

でも、バブルの頃はやった高級レストランでディナー、高価なブランド品のプレゼント、というようなクリスマスより、よほどその意にかなったすごしかただと思いませんか?


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ドイツのお母さんがつくる、まるいドーナツ。

昨年、これはシュマルツゲベックというお菓子だとヘルブラウ様におしえていただきました。


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(たこやきとちがいまっせ!)

さっぱりともっちりと、、、、とてもおいしいデザートになりました。


Frohe Weihnachten!

みなさま、よいクリスマスを!

2009年12月22日 (火)

中崎町・ごはんやcafe kitchen

あいかわらず週1くらいは中崎町をぶらぶら。

新しい町家ショップも次々できている中、前から入ってみたい、と思うお店がありました。

でも、なかなかランチ時に来られないため入らないでいたのだけれど、先日ついにこちらでランチ、いただきました。


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ごはんやcafe kitchen、町家を改装したかわいいお店です。

その時はカメラを忘れてしまって、今度こそ画像を!と本日再びいってまいりました。

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つきあたりが坪庭になった、中崎町で良くあるタイプの町家です。


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テーブルから表の通りを眺めたところ。

ここらへん、私の中崎町巡りの原点となった「うてな喫茶」に感じがとても似ています。

でもこちらの方が、デコレーションが乙女好みheart01(あ、私は往年の乙女、、、ね)


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飾り棚もクラシックロマンを愛する乙女のコレクション、、、といった風情です。

オーナーさんのご趣味でしょうか。

赤い毛糸のベレー帽におそろいの赤いマフラーのオーナーさんは不思議ちゃんといった感じで(失礼!ほんとうはとてもかわいい方なんですよ)このお家の雰囲気にぴったり。


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あら、この塩入れのねこちゃんとコーディネート?

らぶり〜heart02


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前回はナン付きのカレーをいただきましたが、今回はこれ、水菜しゃっきり豚マヨ丼。

あったか〜い焙じ茶付き。このお茶が意外においしくて、ひそかに感激。

寒い日だったので、よけいにあたたかさがありがたい。

このあたりカフェは多いのですが、ご飯を食べさせてくれるところは案外少なく、ここは貴重な存在ですね。

ただ量はちょっと少ないかも。がっつり行きたい方はもう一軒、ハシゴしてくださいませ。

私と言えば、、、、やっぱりちょっとお腹が満足しないので、中崎町から少し足をのばして茶屋町の週1カフェsugar toothさんへ。


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キャラメル洋梨のチーズケーキでお腹にとどめをさしてやりましたわ!

しあわせheart01


*      *      *



2009年12月20日 (日)

La Fiesta de Navidad 2009

大阪福島はこんな不思議なお店のある界隈。


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しかもこんな高架下にどんなお店があるのか??


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この「墨」とかいてあるのが目指すお店です。

墨国回転鶏料理Que Rico!福島店。

そう、墨国=墨西哥(メキシコ)、本日のフィエスタの会場はメキシコ料理店。


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壁がなくてビニールカーテンだけで外界と仕切られているところが一昨年行ったメキシコの田舎町を思い出させるなあ、、、。、、、つうか超カジュアル!


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ビニールの真っ赤なテーブルクロスがいかにも〜、、、、VIVA MEXICO!ですわ。

今日はスペイン語教室のクリスマスパーティーなのです。

実は今年は、京都移住のため仕事の大変換をして忙しく、半年教室をやすんでおりました。

休みの間、レベルを落とさないように、スペイン語の物語本を何冊か買い込んで読もう、と思っていたのですが、これがなかなかむつかしくて、、、、。


12月、今月になってやっとレッスン再開ができました。

いやあ〜言語は生ものですねえ。

使ってないとすぐくさっちゃう。あはは、、、のレベルまでおちてますわcoldsweats01

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これが回転鶏料理です。メキシコ屋台料理の定番だとか。


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今回も常連さん、クラスが違えば全然お目にかかることのない生徒さん、スペイン語が母国語の皆さん、入り乱れていろいろなお話が聞けました。

JICAでドミニカに行く予定のシニアの方、外国人に日本語を教えておられる方、スペインのみならず南米の各国へ旅行された方からの情報も貴重です。

再来年くらい、できれば体力のあるうちにマチュピチュに行きたい、と思っているので治安とかお勧めの旅程とか、数年前行かれた方のお話をしっかりチェック。最近はすごく観光化されて、特に日本人は多いのだそう。

それまでにもう少しスペイン語をなんとかしとかないとね〜。


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バルサのユニフォームかとおもいきや、なんか違う。


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生徒さんのお一人が属しているフラメンコ教室の方々がコラボで踊りを披露してくれたり、ビンゴをしたり、飲んで食べて情報交換をして、、、


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みなさんのお顔がとっても楽しそうでした!

2009年12月17日 (木)

神戸三宮〜ブランジェリー コム・シノワ&オネストカフェ


大阪からは神戸三宮までJR新快速で20分かかりません。

この日は大阪から元町までJRで。

目的は先日のリベンジ(→こちら

超人気でなかなか手に入れにくい海岸通りパティスリーモンプリュのコンフィズリー、パートドゥフリュイ。

果汁をフルーツのペクチンだけで固めたそれはそれは宝石のようなお菓子なんです。

うふふふ、、、ありました、ありました。

2パックだけ残ってました!ふたつともゲット〜〜〜smile

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先日はバラでしか買えずに、お使い物にさしあげた方々、申し訳ありませんでした。

申し訳ないついでに一つは自分用に買っちゃいました。ごめんなさ〜い。(もう一つはまたまたお使い物に)


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もう一つの目的のために元町から三宮に歩いて戻って、やってきたのはこのあたり。

遙か向こうに市章山が見え、そごう、神戸国際会館の裏側になります。

実は過日来たときにここでわからなくなって、たどりつけなかったところが、、、、。

なんと目指すところはこの無機質なビルの地下にあったんです〜。


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パンがとてもおいしいと評判のブランジェリー コム・シノワの工房とお店。そしてそのパンのイートインができるオネストカフェ。


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地下にあるとは思えないグリーンにかこまれたかわいいお店です。

パンも種類がすごく豊富で見た目もすてきなのにびっくりです。

フルーツが乗っているデニッシュ系は新鮮なフルーツがもう、たあ〜っぷり!

シンプルなパンはこれまた香ばしそう。

クリスマスのアドベントシーズンなので、ドイツのケーキ、シュトレンも売られていました。

シュトレンは日持ちがするので、ドイツではクリスマスの4週間前から準備して、少しずつ削りながら食べるそうです。(あってます?ヘルブラウ様)

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スープなども付くランチもいただけるのですが、残念ながら時間がはずれてましたので、サンドイッチとコーヒーを単品で。

このサンドイッチの中味が半端じゃないのです。

左はサーモンとポテトサラダ、右はリンゴに生野菜サラダなんですが、味付けが、これはレストランのメニュー?と思うくらい、しっかり調理してあります。

パンもサクッと軽くて、サンドイッチにぴったり。

これはスープも期待できますね、いただきたかったわ。

帰りに持ち帰りを買って帰ろう、と思ったのですが、どのパンもきれいで、おいしそうで目移りして困ってしまいます。

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迷ったあげく、ダイエット、、、なんて言葉を忘れてこれだけお買い上げ。

特に感激モノはこのクロワッサン!

このエッジの立ち様!

うす〜い生地をくるくる巻いてあって、さっくり、ぱりぱり。

今まで食べた中で最高のテクスチャーでした!

   *    *    *


ブランジェリー コム・シノワ&オネストカフェ
兵庫県神戸市中央区御幸通7-1-16 三宮ビル南館 B1F  
078-242-1506
8:00~18:00 定休日 水曜日


2009年12月16日 (水)

漢詩の世界

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私のお茶セット。

いろいろな種類のお茶をたしなみますので、すべてに対応できるお茶セットが欠かせません。

ちなみに内容は、抹茶と茶杓(あ、茶杓の汚れは気のせいですよcoldsweats01)、茶漉し、宝瓶(取っ手のない急須)、湯冷まし(ミルクピッチャーを流用)、茶葉を測るティースプーン。

抹茶、紅茶、煎茶、中国茶、ハーブティー、なんでもおいしくいただけます。

さてさて、半年ほど前から出勤前にTV見ながら化粧をするのですが(あまり変わり映えしない顔ですけどぉ、、、)、ちょうどこの時間、朝の7:25〜7:30にNHKハイビジョンで「新漢詩紀行」をやっているのです。

たった5分の番組ですが、高校時代大好きだった漢詩の世界を、映像とともに見ることができるので、朝の楽しみの一つになっております。

高校時代、もちろん、やまと言葉の和歌は大好きだったのですが、もっと好きなのは漢詩だったのです。

愛読書の中には、もれなく吉川幸次郎、三好達治、共著の岩波新書「新唐詩選」がはいっておりました。

声に出して読むと、その言い切り、体言止め、のりりしい語感が大好きで、今でも全部は無理でも一節だけは覚えている、という漢詩がたくさんあります。

世間のいそがしさに飲まれてすっかり忘れていたその世界を思い出させてくれ、おもいっきりツボをヒットしてくれる番組なのです。

ああ、きいたことあるある、という詩から、よ〜く知っていて愛唱していた詩、いままで知らなかった詩、朗読は加藤剛さんのしぶいお声で、またこれがよろしいのです。

とくに西域の辺境の地へ送られた兵士たちをうたったものは、その映像にいにしえのシルクロードもかくや、という映像がついていて、心かきたてられます。

あのころ(高校生)井上靖の西域小説にはまって、古代シルクロードへの強い憧れと共に、よけいに漢詩の世界にはまったような気がします。

また、お茶室で拝見する軸の文句は禅語が多いのですが、漢詩もよく使われていますよね。

特に宋代最高の詩人、蘇軾(蘇東坡)は詩人であったと同時に禅の大悟を得た人でもあったそうです。

だから納得したのですが、「無一物中無尽蔵」など、禅語だと思っていたものが実は蘇軾の詩の一節だったのです。

「柳緑花紅 真面目」も、春ののどかな景色を歌ったものだとばかり思っていましたが、ここにも禅の悟りの境地がしめされているのだそうです。

これはやはりまた漢詩も勉強しなくては。

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書道のコーナーでたまたまこんな本を見つけて、つい買ってしまいました。

新漢詩紀行で紹介されていた漢詩が多く収録されているので。

五言絶句、七言絶句といわれる短い(4行)漢詩ばかりを集めたものですが、読んで懐かしい物が多い。

毎日一句音読してみようかな。

ちなみにNHKの番組は副音声で本場中国語の読みが聞けます。

ただし、高校の漢文教師もそれを聞かせてくれたけれど、漢詩は日本語読み下しのほうがぜえったい良い!と独断で思います。

かつて西域ロマンをかきたててくれた一句。是非声にだして読んでみてください。

     渭城朝雨潤軽塵
     客舎青青柳色新
     勧君更尽一杯酒
     西出陽関無故人      王維

渭城の朝雨、軽塵を潤し
客舎青青柳色新たなり
君勧む 更に尽くせ一杯の酒
西のかた陽関をいづれば故人なからん


渭城:西安市の北に位置し、渭水に望む渭城は都を離れる旅人を見送る地として著名。
陽関:敦煌市の南西70余㎞、古代シルクロードのひとつ『西域南道』の東の関門であった。ここを越えるともう西域、知った人(故人)ももういない。

2009年12月13日 (日)

神戸ルミナリエ〜2009

小雨模様の中、今年も神戸ルミナリエへ。


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神戸の街の夜景はきれいだな。


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ケーニヒスクローネの三宮店。


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神戸大丸のおしゃれなオープンエアのカフェ。

こんなに神戸がまた元通りになるとは、15年前には思わなかった。

でも世間では震災の記憶は風化していき、ルミナリエの始まった意味もいつしか忘れ去られて、震災後に産まれた子供たちもたくさんいて、自分の中でもあの震災とその後の非日常的な月日は、時とともに風化していきそう、、、、。


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なのに、この景色が目に飛び込んでくると、一足飛びにあの当時の気持ちがあざやかによみがえる。

なんだか胸の奥からこみ上げる物がある。

不思議だな。


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ルミナリエと同期して、もうひとつこの時期に思い出すことがある。

震災のその年の11〜12月に放送されていた深夜のドラマのこと。つまり14年前のドラマ。

震災に傷ついた神戸の街、人、の再生への祈りをこめた心に残るドラマだった。

もうタイトルすら正確にはおぼえていないけれど、サブタイトルはたしか「震災後神戸の街にはじめてたったクリスマスツリー」だったような。

なんと主人公がデビューまもない吉本の石田靖君だったのだ。(当時はほぼ無名。その他の出演者も有名な俳優さんではなかったと思う)

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ヒロインの女の子は異人館・うろこの家で働いていて、そこでであった名も知らぬ男性に一目惚れ、どこに住んでいるとかも知らずに恋心をいだきます。

そこへ平成7年1月17日、阪神淡路大震災が、、、。

思う相手が生きているのか亡くなっているのか、たずねるすべもなく、ひたすら嘆く彼女。うろこの家も閉館され、職を失い、変わり果てた神戸の街で鬱々と悲しみの日々をおくっています。

そこへ大阪からきたというカメラマン志望の男性が(石田靖ね)神戸へやってきます。

大阪人のノリで気軽に彼女に話しかけ、悲しみの影をやどす彼女に次第に惹かれていくのですが、彼女の心を別の男性が占める、と知ります。

彼女への恋をあきらめ、その悲しみを理解した彼は、それを癒そうと、まぼろしの相手をさがしはじめます。

この間、震災を受けた神戸の街や人の様子も描かれています。

カメラマンは次第に撮影対象として、再び立ち上がろうとする人々の力強い明るさをとりあげるようになります。

その写真を見、カメラマンのまごころの暖かさに触れた彼女は少しずつ彼に心を開いていきます。

しかしなかなか幻の君はみつかりません。

代わりに彼女をなんとか元気づけよう、とカメラマンは神戸の街に大きなクリスマスツリーをたてよう、という計画を思いつきます。

震災から約1年、それでも復興まではまだ遠く、避難所から出られない人たちも、仕事を失った人たちもたくさんいました。

クリスマス気分なんてだれも浮かれることはできなかったのです。

だからこそ!震災後神戸の街に初めてクリスマスツリーをたてるんだ!

みんなが元気になるように、みんなが明日を信じてがんばれるように、このツリーが希望に光になるように。、、、、と。

もう彼女だけではなく、まわりの人々をまきこんで、カメラマンはツリー計画実現にむけて走り出します。


彼女も手伝い始めます。


そこへ、あの例の幻の君が彼女の目の前に。

震災後しばらく外国へ行っていて、やっと帰国したとのこと。

夢にまで見た幻の君、、、なのに、彼女の心は思ったほど舞い上がらなかったのです。

いつのまにか彼女の心を占めていたのはあのカメラマンだったのです。


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クリスマスイブの夜、ついに神戸の街に震災後はじめてのツリーが点灯されました。

その木の下でカメラマンと彼女は、、、、、あとはもうおわかりですね。

深夜の時間帯の放送だったので、ずいぶんマイナーなドラマでしたが、あの年の雰囲気を良く表していて、なんだか今でも心に残っているのです。

この時期、ルミナリエとともに思い出します。

年々薄れていっても、なにかのひょうしに心の奥深いところからひょっこり顔をだす震災の記憶の一つであります。

2009年12月10日 (木)

オペラあれこれ〜兵庫県立芸術文化センター

震災から10年たった2005年、かつて阪急西宮スタジアムがあった広大な敷地に兵庫県立芸術文化センターが建てられました。

<HPからの引用:>
兵庫県立芸術文化センターはこの節目の年に文化復興のシンボルとしてオープンしました。各ホールでは、コンサート、オペラ、バレエ、演劇など芸術文化の新しい発信拠点として、様々な舞台芸術を展開していきます。芸術監督は世界で活躍する指揮者佐渡裕が務めます。

いつか行きたい、電車で15分もかからないし、と思いつつ4年、行く機会がなくて。

京都移住がいよいよ1年を切ってしまったので、近くにいるうちに、とせっかくだからオペラを聞きに出かけることに。


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大きな建物で、ホールも3つあります。

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ここはオーケストラもオペラもかしこまらないで、気軽に聞きに来て欲しい、というコンセプトなので、ドレスコードもとくにありません。みなさん、カジュアルな格好の方が多いです。もちろんきっちりドレスアップされたご婦人もおられますよ。


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一般にオペラは、日本ではチケットがいいお値段なのですが、ヨーロッパなどでは普通の人が週末に気軽に大衆的な値段で楽しんでいるとか。

その線をねらっているのがいいですね。

実はオペラといえばつらい(?)思い出が、、、

大のクラシックファンの旦那の趣味で行ったザルツブルグ音楽祭。

オペラの演目はモーツアルトの「後宮からの逃走」。

これはクラシックなコスチュームも楽しめるわ、と期待していったのですが、、、。

この音楽祭はけっこう前衛的な演出がこころみられるようで(賛否両論あるようです)、衣装も舞台装置もなんじゃこりゃ?宇宙服??と思うような前衛的解釈のオペラになってました。

とてもモーツアルトとは思えない、、、、見ていて聞いていて疲れる、、、プラス時差ぼけでねむい、、、、でもとなりのヨーロッパ系のおじさんはノリノリなので、ここでこっくりしたらまずいかなあ、、、

自分で自分の太ももをつねったりして睡魔と暑さと(あの夏はヨーロッパは異常気象で暑かった+空調がない←例年は真夏でもクーラーいらない気候らしい)闘ったあの3時間!、、、、地獄だったshock

もう二度とオペラなんかいくもんかweepと本気で思いましたね、あの時は。


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(ホワイエ。 幕間の軽食はわりと充実してます。)

この日の演目はプッチーニの「トスカ」。
出演者はまあ一流、、、というわけではありませんがロシアの歌劇団、管弦楽団です。


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衣装もちゃんとクラシックなドレスだったし、舞台装置もなかなかよくて、ストーリーは有名だし、この歌劇のシンボル的アリア、「星は輝きぬ」はポピュラーなので聞いていてメロディがたどれたし、、、、で、すっかり楽しむことができました。

「トスカ」のヒロインは今はなきマリア・カラスの当たり役で、実は彼女主演の映画版「トスカ」を見たことがあります。

情熱的で歌に生き、愛に生きたトスカその人=マリア・カラスというくらいはまり役でした。

しかし、、、いつもオペラを見て思うことが一つ。

オペラ歌手は声量が必要なのである程度体格がよくないと、自分が楽器になれない、というのはわかります。

しかし、、、今回はトスカはまあまあ許容範囲だったのですが、恋人のカラヴァドッシが、、、どうしても西郷どんに見えてcoldsweats01(眉毛太かったし、、)

以前「さまよえるオランダ人」を見たときも、ちょっと太めの女性が舞台上にいるな〜と思ったら、それが16歳の可憐なヒロインの役の歌手で、うっそ〜!!coldsweats02と思ったことも。

その点、一時は太ったらしいけれど、きっちりシェイプアップして美しかったマリア・カラスは本当に貴重なオペラ歌手でしたね。

オペラ歌手の皆様、言いたい放題、失礼いたしました。

でもお願いだから必要以上なお肉はつけないでくださいませ。夢をこわさないためにも、、、、。


2009年12月 6日 (日)

おくどさんでご飯〜苔香居・山口家住宅

実家では私が高校のころまで風呂は薪でわかす五右衛門風呂でした。

(というと、あんたいくつ?と聞かれそうですが。あ、夢風庵さんには、あんたどこの出身?と聞かれました。coldsweats01

なので、薪をくべる、火をおこす、燃えかすや灰の始末、などには懐かしい思い出があります。

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こちら上桂の400年続く庄屋もつとめた旧家、山口家住宅。

先々代がつけはった苔香居というほうが通りが良いかもしれません。

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古くて堂々とした茅葺きの家がまだまだ残るエリアでも別格の規模と風格です。

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玄関の軒下につるされているのは防火用水をためておくものとか。

いまだ江戸時代が息づいているようなお家です。

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こんな駕篭まで許されていた大家なのでしょう。

お家自体は有形文化財、現在のご当主はこの江戸時代(一部明治に増築)のこの家を、昔の暮らしの智恵、文化と共に残したいと考えておられ、いろいろな催しをこちらでさてれおられます。

たとえば「おくどさんでごはんの会」など。

京町家・風の会さんの例会、「町家で遊ぼ・京都西山・苔香居でぬくぬくおくどさんのごはん満喫day♪」、参加させていただきました。


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本日の主人公、五つ竈のおくどさん。


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明治に作られた耐火煉瓦製。

町中の町家にもおくどさんが残っているところはけっこうあるのですが、消防法などの問題で使えるところはあまりないのでは?

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ここは天井が高く通気も十分なので(その分寒いけど、、)大丈夫。

ゆらゆら湯気が立ちのぼっていきます。

長年おくどさんでくべた薪の油や、煙で燻された天井の竹の色がいいですね。

これが本物の煤竹で、市販で安く手にはいる着色された物とは違いますよ。

(1本ほしい!煤竹の茶杓や茶筅ができそうだし、、、)


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こちらは灰を掻き出す口。

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まずはお庭で薪割りから体験。

子供の頃、風呂の竈をくべるのに、ちょっとだけやった記憶があります。

なんとなく割るコツを体がおぼえている。(←なんかすごい!)

昔の子供はこういう仕事を手伝いながら、知らず知らず科学を学んだような気がします。

薪一つ割るのにも、割れやすい繊維の方向をさぐり(生物)割れやすい鉈の入れ方を学習し(力学)乾燥させたほうが火が付きやすい(化学?)ことを身を以て知る。

今の子供たちはほとんど薪割りなどしたことがないでしょうから、良い経験になったのではないかしら。

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ご当主による、おくどさんの使い方のノウハウ、智恵をお聞きして、いよいよごはんを炊きます。

今日は参加者約20名で、お米は一升五合、ずーっと強火で炊くのがいいそうです。

最初はまだ水分の残る薪の煙が煙いのですが、けっしていやな匂いではなく、懐かしい匂い。


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おおっ!ここで懐かしいツールが!

若い人はしってるかなあ、これ。

あ、ここでもまた空気(酸素)を送り込むと火が勢いよくなる、ということも学習できますね。


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町中と違って、こちらの井戸はまだ現役。

つるべはありますが、ポンプでくみ上げ蛇口から使えるようにしてあります。

飲用にも耐えるので、本日のご飯、及び豚汁はこちらのお水で。

あとで洗い物をこの井戸水でしましたが、ほんのりあたたかいのです。水量も豊かで、なにより水道代がいらない!

蛇口をひねればお湯が使える便利な世の中ですが、こういう暮らしの方が豊かに思えるのはなぜでしょう。

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こちら具だくさんの豚汁。(まぜているのはご当主です)

ごはんが炊けるまで、お庭や台所のあちこちを拝見。


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瀬戸もののブレーカーですよ、これ。

古い町家で一番苦労するのは電気系統だと聞きました。

電気の容量とか、コンセントの少なさ、とか。

それでも電気製品のスイッチをこまめに切って(ドライヤーとトースターを同時に使うとヒューズがとぶ、、coldsweats01ので)、快適に暮らしている、と現在町家にお住まいの方のお話も。

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そうこうするうちに、ずっしり重くてウンともスンともいわなかった釜の蓋から勢いよく白い湯気がしゅーしゅーたち始め、なんとまあ、ほのかなご飯の香りがただよってきます。

この音、煙の湿り具合、かすかなおこげの匂いなどで炊きあがりを判断するのだとか。

まさに五感を使って炊きあげたご飯ですね。


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わあ〜lovelyつやつやのぴっかぴかのご飯です!


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銀舎利とはまさにこのことか。


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根菜たっぷりの豚汁も完成。

ご飯をかけていたかまどの火を、汁のかまどに移動させて、なおかつ使用後の釜を乾かすだけの火を残しておく、、、など経験が物をいう火のコントロールの名人芸も見せていただきましたわ。


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こちらはおひつに入れたご飯を保温するためのもので畚(ふご)というのだそうです。


昔は保温機能の付いたジャーなどありませんからね。

これまた空気の層が温度を逃がさない、という科学ですね。


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いよいよぴっかぴかのご飯をいただく!

deliciousおいし〜い!

ご飯に香りがあることを思い出させてくれました。

お汁も、自家製梅干し(ちょっと塩分強め、昔の梅干しはみんなこうだった)もおいしかった。

でもご飯だけでも何杯かいけそうでしたの、私。

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お釜で炊いたごはんのなんといっても役得はおこげ。

懐かしい味なんですよ〜。今の炊飯器で、わざとおこげを作れる物があるらしいですが、こうはいきますまい。


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これに焙じ茶の熱々をかけ、塩をひとつまみ。

これはなにかを思い出させる、、、そうだ、お茶事で懐石の最後にでる湯斗の湯の子だわ!

(今の炊飯器ではおこげができないから、湯の子を作るために、わざわざご飯をオーブンでやいて作るご亭主もおられるとか)


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釜にのこった飯粒の始末にもノウハウがあることをお聞きしました。


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釜を空焚きしないよう、しかも乾くように火を残します。

寒い中、あたたかい火の熾きをじっと眺めているのはいいものですよ。

美しいですし。
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でも、相手は火ですから、始末もきっちりしなければなりません。

最近はマッチをすることすらできない子供も多いと聞きます。

たしかにやけどをさせたくない、という親の気持ちもわかりますが、身を以てその危険さを覚える、ということも大切なのではないかしら。

この火消し壺、実家の風呂竈の前にあったのによく似ていて、懐かしい。

ずうっと思い出すこともなかったのに、こんなところで記憶を呼び覚まされるとは!


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ご飯の後片付けが終わった後は、茶室を二つも擁するお庭を案内していただく。

まあ、家の中に森がある!

そしてこの紅葉の絨毯の見事さ。

(ただし、手入れは大変だろうな、、、とよけいなおせっかい)

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屋根にもふりつもった紅葉。

こちらはお茶室も催しに使われているそうです。

次回は是非、お茶をよばれたいものです。できれば二畳台目向切・中板の小間がいいなあ、、、。

などと考えつつ、楽しい気持ちの良い時間はおひらきです。

家に帰っても、着替えても、いまだに薪をくべた匂いが体に染みついています。

懐かしい感じがして好きです、この匂い。

山口家のご当主様、風の会の皆様、ボランティアの皆様、いっしょの時間をわかちあえた皆様、本当にありがとうございました。


   *   *   *

京 西山 苔香居
〒615-8174 京都市西京区山田上ノ町25 TEL:075-392-4533 FAX:075-384-2871


<おまけ>

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2009年12月 4日 (金)

堺筋〜湯木美術館〜御堂筋銀杏並木

北浜で地下鉄をおりると、そこはレトロビルのたくさんある大阪では好きなエリアです。


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この20間もある黒漆喰の堂々たる家を堺筋で初めて見たときはびっくりしたなあ。

「なんじゃ〜、この威圧感は〜?!」

以前ブログでも紹介しましたが、こちら、明治36年に建てられた重要文化財の旧・小西家住宅。
コニシボンドや薬用アルコールで有名なコニシ株式会社の前身だった薬種問屋の大店。

残念ながら非公開です。(動画で紹介されたものがこちらで見られます。→

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小西家住宅から少し南にある生駒ビルヂング。有形文化財。


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もともと昭和5年に建てられた生駒時計店の建物。(まだ時計店としても現役)

大阪のこのあたりが戦災で焼け野原になったにも関わらず、このビルはその頑丈さで焼け残った、、、といいます。


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こちらは一筋中に入った通りのビル。

文化財かどうかは不明ですが、これも戦災を生き延びたビルっぽい。

堺筋から西へ。お目当てはこちら。


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吉兆の湯木貞一氏のコレクションが拝見できる湯木美術館

秋期展の「棗と茶杓」が今月6日まで。

なんとか間に合いました。

どちらかといえば茶杓の方がメイン。

茶杓の作者は、千利休から宗旦、仙叟、細川三斎、小堀遠州、片桐石州、金森宗和などなど綺羅星のごとき、茶道界のスーパースターの名前がズラリ。

しかし、茶道具鑑賞で実は一番わかりにくいのが茶杓ではないかと思います。

茶碗や茶器などは好きとか、嫌いとか、好みで判断してみることができるのですが、茶杓はどれもそれほど大きくは違いませんからねえ。

使い心地は実際使ってみなければわからないし、銘もどうしてこういう銘になったのか想像しがたいものがほとんど。

中には初めから銘ありきであとで茶杓を作った、、、というのもありかも。

それでも男性的で豪快な作と、女性的で華奢できれいな作にはわかれるようで。

湯木コレクションでは、どちらかというと繊細で華奢、漆で一拭きされた、きれいな茶杓がお好みだったようです。

ここの美術館は展示物を間近に見て、ちょうど肘をつく位置にちょっと狭めのカウンターのような台がついているので、まさに肘をついてじっくり眺めることができました。(願わくば、一度手にとって見てみたい)

展示室の入り口には一畳台目の擬似茶室が設けられ、今日会・昭和六十年乙丑最後の会、の道具組が再現されていました。

黒く土くれのようにうずくまる高麗茶碗の一種、柿の蔕に惹かれました。(銘は「茨木」。茨木童子から)

ああ、こんなお茶碗にきれいな緑色の抹茶をいれたらどのようにうつるのか、見てみたいものです。

この擬似茶室の腰紙が茶会記のような、茶事の献立のような反故紙を使っているのがおもしろい。

献立!、、、そう湯木氏は一流の料理人でしたね。それにふさわしい腰紙です。

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湯木コレクションのカタログが販売されていたので、「中国・朝鮮編」(つまり唐物と高麗物ね)をもとめました。

モノクロ写真がちょっと残念ですが、湯木貞一の審美眼、そして財力に脱帽です。

美術館を出てさらに西へ。

御堂筋に出る前にちょっと寄るところが、、、、。


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ヘルブラウ様におしえていただいてから、コーヒーのおいしさと、それにマッチする自家製ドーナツですっかりとりこになった平岡珈琲さん。

ビジネス街の小さな隠れ(結構有名らしいけど)オアシスとでもいいましょうか。

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今回はコーヒーと共に2個もドーナツたいらげたあげく、お持ち帰りまでしてしまいましたcoldsweats01

シンプルでかりっとした食感、素朴さがいくつでもいけちゃう秘密かしら。


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こちらをでて、見上げると見事に紅葉した銀杏。


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そう、ここはもう御堂筋、御堂筋といえば銀杏並木、ですね!

どこまでも続くようなもえるような黄金色でした。

2009年12月 1日 (火)

花月のお稽古〜たくさんの和菓子と

もう師走になってしまいましたが、11月最後の先生の先生のところでの花月のお稽古です。


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先生のお庭の枝垂モミジの紅葉です。

美しい。

品種的には普通のイロハモミジが好きなのですが、たまにこういう葉の切り込みが深く複雑なモミジもよいな、、、と。

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まずいただいたお菓子は「柚子」。

柚子餡がまたおいしいです。炉開きは柚子の色づく頃、、、でしたっけ?

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この日はお昼ご飯もぬいて仙遊、濃茶付貴人清次花月、壺荘付花月。

もお〜〜〜、、、頭が飽和状態で、しまいにはなにをやってるのか皆様おかしな行動にでることもcoldsweats01


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仙遊で使ったお花。

この青い実がついているのは青文字だそうです。

菓子についてくる黒文字の親戚で、これも楊枝に使われる木だそうです。

仙遊はこのところ何が当たっても(炭点前、香焚きなど)なんとかこなせるようになりましたが、濃茶付貴人清次花月がまたむつかしい。

最初、折据に月の札をのせて貴人にお点前を乞います。

貴人の濃茶を途中からかわったお供が点てて、お供の濃茶を貴人が点てて、さらに薄茶は花月。

茶碗が2つまわるのでややこしいったら、、、、


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きわめつきは壺荘付でしょう。

お薄が一服立つまでに真・行・草の紐結びをちゃちゃっとやりおえるなんて、もはや神業の世界ですね〜。

大先輩が当たりましたが、久々ですので四苦八苦されて、結局4服点つまでになんとか。

私なら花月おわってもまだやってるような気がする、、、。


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真の結びは一見ややこしそうだけれど、結び方を覚えてしまえば一番楽だと思う。

難しいのは行・草。

結び方自体は簡単なのですが、それぞれ結び終わりの紐の端をぴしっと合わせる配分がむずかしく、何回もやりなおしてしまいます。

それにしても茶壺をこのように美しく飾る日本人の美意識ったら、、、すごいわ。

今回、壺にかけた網の扱いも教えていただき、新たな境地を開拓したような気分です。

一生のうち、いつかは口切りの茶事で、この茶壺をあつかえる機会がもてるでしょうか?

ちょっと自分の手にはあまりそうですが。


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おいしい和菓子をいただいたのが呼び水になって、自宅に帰るまでに和菓子屋さんによって、上生を買ってしまう。

大阪高麗橋、菊屋さんの「白玉椿」。

普通に見ると、なんの変哲もない、白い茶巾絞、、、、ですが銘がついたとたん、目の前にぱあっと炉開きの席、古銅の花器に、凜と活けられた白玉椿のつぼみが目に浮かぶのはなぜでしょう。

想像力を刺激する銘の力はすごい。

そして、かつ、刺激されるだけの見識、想像力が試される。


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この日はふだんのお稽古もありまして、これは桜の照り葉にこれこその白玉椿。

桜の紅葉って赤もあり、黄、橙もあり、実はすごく複雑できれいな紅葉の仕方をします。

紅葉が美しいのは、楓や公孫樹だけじゃないんです。


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で、やっぱりいただく上生菓子。うふっdelicious

こちら銘は「山の錦」。まさにそのとおり。

実はこの日、いただきもののお菓子もあったのです。


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京都の上生菓子界のシンボル、末富さんのお干菓子「白酔墨客」。

麩の焼きなんですが、片面に黒糖か、白砂糖をひいてあるもの。

白砂糖のものの画像はないのですが、手前のが黒糖ひきの面。

これが意外と硬い。黒糖の硬さと、麩のふわっとした柔らかさの噛んだときの違和感がおもしろいです。

わりと素朴な味だな、、、と思いつつ後を引きまして、あっというまに5〜6枚食べてしまった。

上品なお菓子なのにweepえらい下品な食べ方してすみません。

でもちゃんとお薄を点てて、フォローしましたよ。

ついでに末富さんの包み紙。この青色を末富ブルーといって、お使い物のステータスシンボルなんだそうな。


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なのでブックカバーにしてみました。

中味の本?そりゃ京都のガイドブックにきまってますよ。うふhappy01

cat「アホかいな。」

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(壁紙のバリバリはどうか見なかったことに〜)