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2009年11月

2009年11月28日 (土)

京都余録〜雪待月あるいは霜月

昨今のTV番組は猫も杓子も「秋の紅葉京都特集」。

京都の紅葉はええですね。観光客のおしよせるところも、地元の人しか知らない穴場も。

植物学的な紅葉の美しさではなく、歴史のある有名無名の古刹や、しっとりした町家、数寄屋造りの家、などとのコンビネーションが京都の紅葉の美しさだと思うのですが、、、。

本日は記事にするほどでもなくこぼれ落ちた画像をよせあつめて、普段使い(?)の京都の点描を。


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このりっぱな門構えのお家は、子供が小さかった頃よく連れて行っていた某小児科。

代々続いてこの地でやっておられるのでしょうね。

門をはいるとお寺の前庭顔負けの和庭があって、待合室が畳敷、というレトロさに最初は驚きました。

診察室もなにやら大正時代のカフェのような雰囲気で、ステンドグラスの灯り取りの窓あり。ほうろうのベースン(洗面器)が似合いそうな診察室でした。

代替わりされたかもしれませんが、今でも診察はされています。京都ならでは、の小児科かしら。


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岡崎の町家カフェ、京都生ショコラさんで。

いつ見ても玄関脇のベンチでねそべって、お愛想をしてくれない(相手をみとるな)アイリッシュセッターのジャッキー君がなんと今日はちゃんと営業してはります。

なんだか犬好きのお客さんがいて相手をしてもらっていた模様。

こちらで溶けるようなおいしい生チョコ、いただけますし、お持ち帰りもできます。ただし保冷剤が必要なので、遠距離のお持ち帰りはちょっと厳しいかも。


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岡崎あたりの疏水縁から見た東山。

今はもう少し賑やかな色に染まっていることでしょう。


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ご存じ三条烏丸西入ルの韓国茶カフェ素夢子古茶屋さん。

インテリアが前世紀の李朝時代の民家へ迷い込んだような感じ。こちらもお気に入りスポット。

いただいたのは松の実粥。


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松の実をすりつぶして入れてあるのか、こくのあるお粥。韓国海苔のブロック、韓国小菓子など付き。


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ユニークなオリジナル手ぬぐいで有名な室町三条上ル永楽屋細辻伊兵衛商店

390年前、江戸初期の創業。

それにしても日本人がほとんど使わなくなった手ぬぐいを、斬新なデザイン、工夫、アピールで復権させたのはすごい。

同じ室町を少し北上した姉小路には永楽屋の若者をターゲットにした新しいデザインラインのRAAK さんが。こちらの手ぬぐい、先日いただいて重宝しております。


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お干菓子で有名な室町二条亀廣保さん。

OMOのお向かいです。日曜、休日は休み、という京都にありがちな観光客にはちょっとつらい営業日、で、この日はお休み。


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表のウインドウに飾られた吹き寄せのお干菓子ににっこり。

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ちょっとレトロな雰囲気の三条通商店街の中にある、サラサ・カフェグループのひとつ、サラサ3。「3」は三条通りの3なんだそうな。


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(写真ボケボケですみません)

こちらも元煙草店だったという町家です。

天井をぶちぬいて、吹き抜けの高い空間に心地よさそうなブロカント的なソファが。

左手のカウンターでは自家製パンも売られています。


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ご自慢のランチがいただきたかったのですが、ランチタイムは終了後。

かわりにいただいたアメリカン・パウンドケーキ。

どっしりとしたケーキで、しっかりとお腹におさまりました。


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本来の坪庭は、なんだか不思議な無国籍風空間になっています。

でも居心地良さそう。

ここに面して、町家によくある屋外トイレがあり、つきあたりの離れは個室になっているようでしたよ。

観光客だけでなく、地元のリピーターも多いのでは?

三条通商店街にしっかり根付いたカフェですね、きっと。

2009年11月26日 (木)

洛中・お着物まわりのお買い物

お茶会の後はちょっと着物まわりのお買い物へ。

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新町六角は川崎家住宅紫織庵

こちら大正時代の大きな町家で京都市有形文化財。現在はレトロモダンな柄の襦袢と浴衣をあつかう呉服屋さん。

町家としてもとてもりっぱな建物で、以前拝見したことがあります。

ただし、今回は呉服屋さんとしての訪問です。


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屏風の下に敷かれた赤穂緞通にすっごくlovely惹きつけられながらも、目的はこの奥のお蔵です。

以前に来たときもこのお蔵に入って展示販売されている襦袢の反物を拝見しました。

その時は、襦袢といえばあたりさわりのない無地の襦袢しか知りませんでしたので、大正時代にはやったモダーンな柄の華やかな襦袢にはびっくり感激したものです。(こちらで見られます→

ただ!お値段がへたな着物が買えてしまうくらいでしたので、ほんのちょっとしか見えない襦袢にそんなお金かけるなんて、、、、と思ったものでした。

あれから数年、着物道にどっぷりはまってしまうと、ちょっと欲しくなるんですよね〜。見えないところにおしゃれをしたくなるんですよね〜。

隠れたところ、たとえば地味な羽織の裏地に思いっきり大胆な柄を持ってきて、さらりと脱いだときにちらっと見えて、はっとさせる、というのが日本人の美意識ですしね。

襦袢も袖口からちらっと見える模様に「あら?heart01」と人様を思わせることができたら大成功です。


とはいえ、大柄な真っ赤なバラの柄やテニスや楽器、トランプなどのレトロモダンな柄などはちょっと派手すぎ。

かといって古典柄ではおもしろくない。

紫織庵の担当の方にあれこれ相談しつつ、悩みに悩んだ末、、、、

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買った!

選んだのはこんな柄。


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黒字に蝙蝠。

蝙蝠は中国では慶事、幸運の印です。(蝙蝠の「蝠」の字は「福」と同様に「フウ」と発音するので)


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仕立てるときっと袖から見えるのはこんな感じになるのでしょう。

お仕立ては、また例によっておかかえの(←いつもいってるウソ)和裁士さん、雛(ちゃな)さんにお願いする予定です。

それにしても紫織庵の大正友禅シリーズ、襦袢だけにしておくのはもったいないなあ、と思っていましたら、この柄を使ったバッグなどの小物をはじめ、希望すれば布地をかえて着物の反物にもできるそうです。

大胆な柄で振り袖を作ったお嬢さんもいたそうですよ。

私ならまあ、帯かバッグですね。

さて、紫織庵さんを出て、近くの一度は通りたかった了頓図子へ。


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新町と室町通りの間、三条通と六角通をつなぐ通りです。


まあ、、、どうということのない通りですね。名前にひかれて来ましたが、、、。


(図子というのは碁盤の目のような京都の大路小路の間をつなぐ短い裏道のようなもので、秦家の横の、竹笹堂さんのある通りも膏薬図子ですし、、、)


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安土桃山のころの茶人、広野了頓の邸地であったところを、邸内を南北にとおりぬけるのを一般の人たちに許した、というところからついた名前のようです。

何の変哲のない路地でもこういう名前が残っているとなんだかロマンを感じてしまいますよね。こういう地名は絶対のこしておいてほしい!!

(先日読んだ雑誌によると、金沢の市長が住所表記を江戸の頃の町名にもどす努力をはじめてから、観光客がどっと増えたそうです)

次に行きましたのはこちら。

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室町押小路上ルのOMO morita motoko shop

紬や木綿の着物に、ヨーロッパのファブリックやハワイアンプリントなどの帯、というユニークでポップな着物のお店です。

笑うとすごくかわいらしい(失礼!ほぼ同年代ですのにね)もりたもとこさんもおられて、ちょっとポップな帯を見せていただきました。

若いイラストレーターさんの描いた不思議な絵からデザインをおこした帯や、グレーの地に銀箔の円がさいころの目よろしく並んでいる渋くてアバンギャルド(なんじゃそら?)な帯やら、いろいろ広げてもらって目の正月でしたわ。


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お財布とも相談しながら、もとめたのはこれ。

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藍色の紬にぴったり、と思いまして。


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なんとこの帯、ソファ生地のような裂地です。

デザインはもとこさんがお持ちだった古い着物からおこしたもので、OMOオリジナル。

お値段もとてもかしこくてhappy01

これも雛さんで仕立ててもらう予定。重宝な帯になりそうです。


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買い物客への特典として、オリジナル手ぬぐいを選ばせてもらったのですが、迷うことなくこちらの猫の手ぬぐいを選びました。

なんと、もとこさん宅には8匹も猫ちゃんが同居しているそうです。、、、負けました!

薄桜鼠のすてきな紬をお召しで、魅力的な方でしたわ、ほんま。

そしてそして、すてきな方といえば、OMOさんを知るきっかけをつくってくれたぽん様宅を急襲してしまいました!


上梓された洛中いぬ道楽の主人公、わんこのぱる君にもまたお目にかかれましたわ。

ぽん様、その節はすっごいとりこみ中dogcoldsweats02に重ねてすみませんでした〜!

おまけに本業(?)副業(?)の玉葱工房オリジナル、歌川国芳風Tシャツをかしこいお値段でありがとうございました〜!

(ちなみにハンガーはそらいろつばめ様ご提供、こちらもありがとうございました〜!)


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来年のお花見ウェアはこれで決まり、です。

2009年11月24日 (火)

心茶会錬成茶会・黒谷西翁院〜真如堂

今月はなんやかやで毎週末京都にでかけております。

行くたびに道行く人の数が増えています。紅葉の方がいよいよ盛りを迎えようとするのに比例する京都ですね。

今回は年に一度の京大心茶会錬成茶会。毎年行くのを楽しみにしているのです。

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カレー色金茶色の一つ紋無地の着物に、焦げ茶の袋帯。

この着物は錬成茶会にぴったり。なぜなら、これは学生の時、心茶会の茶会でデビューさせた着物ですから。


当時はクリーム色の着物でしたが、年齢と共に合わなくなってきたので、染め変えしたものです。

ついでにおろしたてで、水屋のバケツに袖を突っこんで濡らしてしまう、、、という思い出付きdespair

その後何回か錬成茶会で着ましたよ。


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金戒光明寺通称・黒谷さん。


この季節のドウダンツツジの紅葉は毎年見事です。


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西の北の門から入って、さらに北へ。茶会のある西翁院はこのつきあたりにあります。

ちょっと良い感じでしょ?この石畳の道。

多分地元の人しか通らない道です。

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ふりかえるとこんな感じ。


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西翁院は、千宗旦の弟子、かつ庸軒流の祖、藤村庸軒の養祖父の創立。

錬成茶会はここで過去良く行われています。

2年前もここでしたし、卒業前の最後の学生としての錬成茶会もこちらでした。

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このあたりは少し高台になっていて、町を見下ろす形になります。

待合いになっている本堂からは見事に色づいた楓の大木を見ることができます。

今年はまだ少し青いようです。

待合いを出て、胸の位置まで腕を伸ばす紅葉した楓の枝に少し腰をかがめながら山を下るような感じで坂を下ると、東屋ふうの腰掛け待合いが。

まさしく市中の山居。


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きれいに掃き清められた庭の風情、真っ赤な薮コウジ、打ち水された飛び石、、、などを楽しみながら今度は坂を登って再び高台へ。

そこに公開されていないため見たことのない、庸軒の作った茶室、「淀看席」があります。

三畳向切り、道安囲い(点前座と客座が壁で仕切られている)の茶室。

話やものの本では道安囲いというのは知っているのですが、いまだかつて見たことがありません。

一度見てみたいものです。

実は淡交社の雑誌「なごみ」の11月号の特集が「茶庭の石」で、これに淀看席の庭(=今回拝見した庭)がでているのです!

その中に庸軒遺愛の袈裟形の手水鉢(僧侶の袈裟に似た文様のある宝塔の塔身でつくったもの)の写真があったのですが、まさしくその手水鉢を使わせてもらっていたのですね。

ここで手を洗って立ち上がったとき、かつてははるか淀のあたりまでみえたのでしょうね。

そんな昔の、いわれのあるものを知らずになにげに今まで使っていたなんて、、、、、。

知らないって怖い、そして、こんなものがあちこちにごろごろしてるなんて、京都ってすごい!

席は松旭軒という六畳+八畳の広間。

お軸は久松真一先生の「處々全真」(碧巌録)

私が持っている久松先生の軸、「随所作主’(ずいしょにしゅとなれば)」に続く「立処皆真(たつところみなしんなり)」(臨済録)に通じるような言葉だと思いました。

お点前をされる心茶会の学生さんももう自分の子供たちよりも若い方たちばかりになってしまいました。

ここにくる理由のひとつに、平点前の確認があります。

裏千家で毎週厳しい薫陶をうけておられる学生さんの美しい点前をみて、いいかげんな型に流れている自分の点前の修正を。

帛紗さばき、棗、茶杓の清め方、柄杓の扱い、ひとつひとつを確認。

今回の主茶碗、次茶碗はこれまたなつかしい清水卯一の刷毛目茶碗、銘「白牛(びゃくご from 法華経)」、年月と共にすっかりざらざらがが取れてつるんとしてきた黄伊羅保。

私が懐かしがるように、その私が学生の時にさらにそれを懐かしがっていた大先輩もきっとおられたことでしょうね。

今回も待合いで大先輩方から、心茶会にまつわるいろんな逸話を聞くことができました。

自分が在籍した間というのは、心茶会の歴史の中ではほんとに短い間にすぎません。でもその歴史の一部であることも確かで、それがうれしくもあります。


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お茶会を終えて、せっかくですから少し紅葉を楽しむことに。

真っ赤にみごとに紅葉している木もあれば、まだ青々としているものもあり、今年は少しピークが遅いようです。


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去年の逆の順で知る人ぞ知る裏道をいきます。

黒谷さんの文殊塔のある墓地をぬけて、新撰組と深く関わりのあった会津藩殉難者墓地の前を通り過ぎ、真如堂へ。


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この道は静かで時々道に迷った観光客に出会うくらい。おすすめの散歩道ですよ。(お墓が気持ち悪くなければね)

真如堂の境内にはいると打ってかわって人がいっぱいです。


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でも本堂前の大楓の紅葉は見事!


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どさくさにまぎれて自分の写真をセルフで撮ってみたりして、、、、


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黒谷さんの正門横のこれまた知る人ぞ知る、の丸太町どおりにぬける道。

仕舞屋が続くこの風情も好きです。

ここを抜けながら、ここをぬけたら新しい京都の家まですごく近いことに気付く。

そして、来年からの錬成茶会は京都から行けるんだ、、、、と思うとなんだかうれしくてうれしくてしょうがないのでありました。happy01

2009年11月21日 (土)

お茶のお稽古〜台天目+玄関のお花

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今年、あちこちのブログでこの花の名前を良く目にする。

「フランネルフラワー」。

最近のはやりなのかしら、、、、と思いつつ、しっかり自分の玄関先の花鉢に植えてます。

白い花がフランネルのようにふかふか感があるので、名前には納得。

最初、エーデルワイスに似ているように思ったのだけれど、セリ科の植物だという。

確かに葉っぱがセリ、、、、かも。

なんでも岐阜の農業試験場でつくられ、平成17年に品種登録だそうだから、やはり新しい花なんですね。

宿根草なので、鉢が終わったら地植えしても良いかも。(あ、その前に私はここをでていくんだったっけ、、、)


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こちらも玄関先の寄せ植え。

シルバーリーフとグリーンリーフに千日小坊と黄色い花(名前忘れた、、、、)でアクセントを。

さて、本日のお稽古着はしじらの木綿の着物。


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ちょっと帯の角だし結びにトライしてみたんですが、、、、coldsweats01

角がでかすぎ、、、ですね。

ゼンマイ織りで、芯がはいっていないふにゃふにゃの帯、しかもすべりがむちゃくちゃ悪いので、苦労しました。

次回もう少し締めやすい帯で試してみます。時間があるときにね。(あせると絶対うかくいかない)


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本日のお稽古は四ヵ伝の台天目。

茶碗が唐物、茶入れが和物のあつかいになります。

炉になってこの季節最初の濃茶のうえ、四ヵ伝なんてすっかり忘却のかなた、、、、だったのでぼろぼろでした。

行台子をバラバラに分解した物が四ヵ伝、という認識なのですが、かえって行台子の方が覚えやすいわ。

初歩から始まって、最初につまづくのが四ヵ伝かもしれない。同時に茶の湯のおもしろさに開眼して深みにはまっていくのもここからかもしれない。

今日。先生からお茶名申請のお話がはじめてありました。

やっとここまできたか、という感じです。

まあ、茶名をとってからが新たなスタートでもありますので。これもけじめかと。


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本日のお菓子は「イチョウ」。

この前の和菓子の会から、上生の断面も気になります。


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黄色の表面の下に朱色がひそんでいますね。

そういえば、上等の留め袖は黒に染める前に緋色に染めると聞いたことが。

そんなことを思い出しつつ、いただきました。

2009年11月17日 (火)

パティスリーモンプリュの超人気のお菓子とは?

先日気をもたせてしまった神戸のお菓子の話です。(こちら

神戸海岸通りのフランス菓子のお店、パティスリーモンプリュ、ここの超人気で生産が追いつかないお菓子はこちら。


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(写真はお店のHPからいただきました)

パートドゥフリュイ、というコンフィズリー。

コンフィズリーはフランスの砂糖菓子のことで他にもムラング(メレンゲ)、ギモーヴ(マシュマロ)、キャラメルなど。

パートドゥフリュイはゼリーのようでゼリーでない。ゼラチンを使わずフルーツピューレをペクチンと砂糖の力だけでかためたもの。

この5種類(フランボワーズ、キウイ、アプリコット、洋梨、ピーチ)がひとつずつはいったセットを実はお使い物に考えて買いに行ったのですが、、、。

「もうここにあるだけしかないんですよ。」といわれ、種類もそろわない。shock

5種セットはあきらめて、そこにあるだけを全部(といってもたくさんはなかったんですが)買い占め!

あとムラングやギモーヴと組み合わせました。

でもどれもちょっと感動もののおいしさなので、受け取った皆様、お許し下さい。

(あんのちゃん、おいしいといってくださって、ありがと〜happy01

最後にひとつだけのこった半端なフランボワーズのパートドゥフリュイ、自分でいただきました。


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別天地のおいしさでございました。lovely


   *   *   *

パティスリーモンプリュ Mont Plus

〒650-0024 兵庫県神戸市中央区海岸通3丁目1番17号 TEL/FAX:078-321-1048 Open10:00~19:00 Close火曜日

2009年11月15日 (日)

錦秋和菓子の会〜下京船鉾町・長江家住宅

半年ぶりの楽しみにしていた京都・和菓子の会。今回は下京区の表家造りの京都最大級の町家、長江家住宅で。

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気楽に着られるお召しの着物に、ちょっと遅いかな、と思ったけれど、この季節しか結べないのよね、この菊の帯。

長江家のほん近くにやはり有名な杉本家があります。

時間があったのでちょっと杉本家の横の膏薬図子へ。


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前回きたときは日曜でお休みでした。今日はやってますね、木版画のお店竹笹堂さん。


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実はこちらもすごく古いりっぱな町家なんですよ。木版のブックカバーをお買い上げ。

さて、長江家です。


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丹波亀山(現・亀岡市)出身のご初代が上洛されたのが元文元年(1736)とのこと。

なによりここのお家がすごいのは、今も現役で白生地卸しのお仕事(屋号大阪屋)をされていて、職住一致の町家の基本の暮らしをされているということ。

京都市の指定有形文化財ですが、いまでも昔からのお商売をされているところは数えるほどしかないそうです。


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店の間。もちろん現役のお商売の場。

格子戸越しの外の光がきれいです。


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玄関の間。長年磨き込まれてつやのある建具がすてき!


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玄関の間の奥は天井に灯りとりがあります。

あつかう生地がよく見えるようにとの工夫ですね。これがあるだけでずいぶん玄関の明るさが違います。


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数寄屋の奥の間。

ここから眺めるお庭がまたすばらしい。

こちらの母屋は慶応4年(1868)の建築。

当代のご当主にこの家の来歴をいろいろ伺いました。亀山からでてきた初代が、初めてこの鉾町に入町できたときの感激は大きかったと思う、とおっしゃいます。
(ちなみにここ長江家は船鉾を出す町で、ご当主は祇園祭船鉾保存会理事長も務めておられます。お向かいには船鉾の会所もあります。)


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そして町家で一番美しいと私が思う、走り庭の上の火袋、準棟纂冪(じゅんとうさんぺき)。

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風格のあるおくどさん。

消防法などいろいろむつかしくこちらは今は使えないそうです。

じんとぎ(人造石研ぎ出し)の流しがなつかしい。(←年がわかります)


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井戸。こちらもやはり地下鉄ができてから水脈がとぎれたそうです。


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庭から離れの眺め。

この離れのある場所はもともと蔵があったそうですが、曳家で後ろに下げて、明治40年(1907)離れ座敷を建築したそうです。


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これがそのバックしたお蔵です。


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渡り廊下から離れを眺める。手前は立ち蹲居。

離れに行く途中にちらっと見えた、、、
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もしやこれはお風呂では?


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まあ〜これはマジョルカタイルの粋なお風呂じゃありませんか!lovely

純和風の町家の中になんてハイカラな。さらさ西陣を思い出しますわ。


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離れのお座敷に面する廊下は二方向すべて、なみなみガラスの建具です。

一枚でもわれたらもう代わりがないので大変。大切に扱われてきたのですねえ。


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離れのお座敷。このつやつやの床柱にご注目を!

鉄刀木(たがやさん) という硬い唐木(紫檀、黒檀、鉄刀木が有名)が使われていて、こんなに長い鉄刀木の床柱は他に類をみないのだとか。


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アップです。つるっつるです。100年以上代々磨き込まれきたのです。これからもずっとここのお家を守って残っていてほしいです。

長江家の話が長くなりました。お待たせしました、和菓子の会です。


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いつもの名調子の中川さんと、今回久々のご参加の東京虎屋文庫の中山さん。

今回のお菓子担当は聚洸さん。

西陣の塩芳軒さんの息子さんで、京都和菓子界の若手のホープなんだそう。


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これはモンブランみたいなおだまきのお菓子。写真では色がうまくでていませんが、この季節の紅葉をうつした微妙な色です。

こちらの白生地卸商=糸偏のお仕事にちなむもの。


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こちらまた繊細なきんとん。色は長江家のお庭の紅葉(あまり紅葉しない種類)をあらわしているそうです。


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もちや様とはんぶんこして、両方を堪能です。

きんとんの方、割面もまた微妙な色で、日に日にうつろいゆく紅葉のイメージでしょうか。

<注意!!聚洸さんは予約注文のお菓子しかありません。いきなりお店に行っても売るお菓子がありませんので、必ず注文して下さいね。少量から注文可だそうです。>

今日のお茶に合わせて甘さを調節された、という細かい心遣いのお菓子です。

お菓子の銘はわざとつけなかったそうです。それぞれが心にうかぶ銘をつけてくださいね、と中川さん。

ちなみにご当主がつけられた銘が(きんとんの方だったかな?)「町家」。

う〜ん、100年以上のお商売の歴史、町家のこれから、いろんな思いがこめられているような。

特にここ、長江家のような町家でいただくからこそ感動するお菓子なのかもしれません。(近代的ビルの明るい電灯の下でいただくと、またちがうものになりそうです)


ちなみに私は、おだまきは「絹の糸」きんとんは「坪庭の秋」、、、、おそまつcatface

お茶は和束の煎茶「おくみどり」。

日本茶インストラクターの松石三重子さん指導でいれていただきました。


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松石さんのおたくで育てられている茶椿。(ピンクの方です。白いちいさいのが本来の茶の花)

茶の木に椿を接ぎ木したもの。茶はもともとツバキ科の植物ですからうまく接ぎ木できるんですね。

今回ははずれなしのくじ引きがあり、皆様いろんな老舗のお干菓子や風呂敷などの和小物、あんのちゃんはかわいいガラスのころんとした一輪挿し、などを景品としてもらえました。私は大好きな御池煎餅happy02やった〜!

最後に、ぽん様の本の上梓祝いの例の帯、(→
)締めてこられたのを拝見しました〜!


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まあ、町家の風情にもぴったりなすてきなお姿です〜happy02

京都・和菓子の会の皆様、共催の京町家・風の会の皆様、ごいっしょさせていただいたすてきな皆様、すばらしい秋の1日をありがとうございました。

2009年11月13日 (金)

神戸・元町〜レトロビルウォッチング

阪急三宮から、この高架下の猥雑な商店街をとおりぬけて元町へ。


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いろんな種類のお店があるので歩くのが楽しいのだが、、、、、ありゃ〜、、、朝早すぎてまだどこもシャッターしまってるわcoldsweats02

元町駅から南下して南京町をとおりぬける。


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こちら有名な南京町広場。

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すでに老祥記でゲットしたとおぼしき肉まんにかじりついているカップルあり。

さてさて、目的はここ。

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海岸通りのパティスリーモンプリュ


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お菓子だけでなく、お菓子作りの道具も種々販売されています。

実はおつかいもののお菓子を買いにきたのですが、なんとそのお菓子、超人気過ぎてたくさんないのだとか、、、shock

予約もおいついていないそうで。仕方ないので、あるだけのものを買い込んだので、ちょっと見栄えの悪いお使い物になってしまった、、、、。

でも味は保証しますわ!

何かって?happy01えへへ、、それはまた後日。

店を出て、せっかくここまで出かけてきたのだし、旧居留地のレトロビルハンティングを敢行することに。

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まずは神戸銀泉ビル。

昭和9年建設。旧・神戸住友銀行。


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高いアーチ窓が印象的。


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神戸郵船ビル。大正7年建設。旧・日本郵便神戸支店。

ヨーロッパ的でもなく、日本的でもなく、、、こういうのアメリカ的?というのかしら。


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バックに新しく追加で建てられた近代ビルを背負う海岸ビル。(NOF神戸海岸ビル)
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装飾的な窓がおしゃれ。大正7年建設。旧・三井物産神戸支店。


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こちら「近代化産業遺産」のプレートが。

→(ウィキからの引用)
幕末・明治維新から戦前にかけての工場跡や炭鉱跡等の建造物、画期的製造品、製造品の製造に用いられた機器や教育マニュアル等は、日本の産業近代化に貢献した産業遺産としての価値を持っている。しかしこれらの産業遺産は、よほどのもの以外はその価値が理解されにくく、単なる一昔前の産業設備として破却されてしまうことも多かった。

、、、、で、歴史的価値のある物を保全、活用するために授与されるもの、、、らしい。

ちょっと中にはいってみると、、

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だいぶん補強はされているようだけれど、高い天井は往事をしのばせます。


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外に見える赤いおしゃれな日よけは?


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商船三井ビル。

大正11年。旧・大阪商船神戸支店。


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正面から見上げると、商船の名前からか、大きな船の舳先を見上げているような錯覚を。


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このごつごつした壁がユニーク。


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上のごつごつしてない部分との対比が美しいと思いました。


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チャータードビル。昭和13年。

旧・英国チャータード銀行神戸支店。

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横からみたところ。

ほんとうにレトロビルと一口に言っても、こんなにバリエーションがあるとは、、、。


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ここの入り口はこんなレトロな回転ドア。

「PUSH RIGHT 右側を押す」と書かれているのは昔からのものなんでしょうか。


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こちらのドアも回転ドアです。

コーヒーでもいただこうと中に入ってみましたが、まだ開店していないとのこと。早すぎました。

でも写真は撮らせていただきました。


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高い天井が銀行らしいでしょ。


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左奥の金庫だったとおぼしき分厚いドアに注目!


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このアメリカンコロニアル的な建物は旧居留地十五番館。

旧・アメリカ領事館。これは重要文化財で居留地内で一番古い建物だそうです。

ここはカフェレストランになっていて、以前ここでクリスマスディナーをいただきました。

クリスマスにこんなすてきな洋館でなんてロマンチックだったでしょうねlovelyと思うでしょ?

、、、、相手が弟じゃなかったらね〜、、sad

さて、そろそろ時間もきたので駅に戻ろうとしたら、、、、


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おや〜、えらいおおぎょうな工事が?

あたりをイタリア人とおぼしき現場の方が走り回ってるし、、、、とくればもうおわかりの方もおられるでしょう。


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そうです。来月の出番を静かに待つ、ルミナリエの設営がもうはじまっているのです。

実はこのあとぴゅ〜っと大阪へも用事でおでかけ、帰宅は夜になりました。

なので、お留守番のこの方々に思いっきり文句を言われましたわ。


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「帰るのがおそすぎるわよ!!」


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「もっと早く帰ってきてね。うるうる、、、」


2009年11月10日 (火)

(あまり役に立たない)京都紅葉情報その2〜洛西・光明寺

まずはJR東海のCMを。

関西ではあまり見る機会がありませんが、関東の方ではこれをみて京都観光のプランをたてる方が多いとか。

で、これに影響されて行ったわけではありませんが、縁あってやってまいりました、紅葉の名所、洛西光明寺


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ごらんのようにこちらも紅葉はまだ早いようです。

でもおかげさまで人はあまり多くありませんので、心ゆくまで三分くらいの紅葉を楽しみ、写真を撮ることができましたわ。

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とてもきれいです。

これが全部紅葉したときの美しさを想像すると、、、、lovely

きっとtake my breath awayでしょうねえ。


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奥に本堂が見えていますが、こちらにはよらず手前の急な坂をくだって大書院のほうへ。


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この大書院の一画に広谷軒というお茶室があり、そこで月釜がおこなわれるのですが、時々ご一緒させていただいている先生がこの日、釜をかけられたのです。

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広谷軒の外観です。


美しいお庭の紅葉を楽しみながら迎え付けを待ちます。


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この穴ぼこは茶庭に特有な「塵穴」というもので、茶会の折には青葉を入れ、青竹の塵箸をたてます。実際に塵をいれるわけではなく、精神的な清浄さを表すものでしょうか。

利休はこれを花入れに見立てて椿を投げ入れた、という逸話もあります。

ここのはあまりはっきりしませんが、塵穴にはまさしく穴をのぞいているような「覗き石」も据えられます。

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苔むした蹲居。作為のあまりない自然石の風情が好きです。

この広谷軒、昭和も戦後になって建てられた新しいお茶室で、しかも珍しい七畳台目。


一席はせいぜい15,6人くらいで、程よい亭主との距離です。


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主菓子は二条若狭屋さんのきんとん。

まさにちょうどこの日の紅葉のすすみ具合にぴったり!感動ものです。

だから和菓子って大好き!

干菓子のイチョウとぎんなんも、、、lovely


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山雲棚に浅黄交趾の水指。

お席をもたれた先生には、私は直接教えていただいたことはないのですが、とてもやさしい、思いやりのある先生で大好きなのです。


いわゆる名物級のお道具はありませんが、先生が長年大切にされてきたお道具ばかりで、どれも手になじみます。

お人柄そのもののあたたかいお席でした。感謝。ここまできたかいがありました。


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山門をでると、まあ、なんて私のツボをヒットするお家かしら!

虫籠窓、漆喰壁、うだつ、格子窓、、、、

このあたり、長岡天神周辺はまだまだこんな古いお家が健在です。

当日は、戦国時代にこのあたりを支配していた細川家に嫁いだガラシア夫人の輿入れ行列を再現した「ガラシア祭」がおこなわれたようです。

2009年11月 8日 (日)

ぽん様、本ご出版お祝いの会@天ぷら松〜松尾大社

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桂川です。鴨川とはまた趣がちがいますね。

時々いっしょに遊んでもらっているぽん様が本をださはったお話は以前書きました。

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不肖わたくしもレビューを書かせていただきました。

京都のコミュニティーラジオにもとりあげられて、ますますご活躍です。

その出版記念に、日頃ブログでおつきあいしている方々でお祝いしようと、あまね様
もちや様が労をとってくださりこの日の宴会となりました。


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会場は桂川沿い、松尾の天ぷら松さん。

こちら時々雑誌などでもとりあげられ、瀬戸内寂聴さんも常連さんなのだとか。

参加されたのは幹事のお二人の他、あんのちゃんmaki様凡蔵母さん様vivasan様花咲おばさん様夢風庵様

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こんな感じで。

これはお店の方が焼きたての鱧をあつあつで食べられるよう、目の前で焼いてはるとこです。

皆様写真をいっせいに。さすがブロガーですわ。

いつもお目にかかっている方も、ブログだけでお目にかかるのは初めて、という方も気持ちよく楽しくおしゃべり。

うわさだけあって天ぷら松さんのお料理もおいしいしhappy02


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お造りは菊の花にのせて。(食べる菊ちゃうよ)


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おそうめんは、それぞれに氷の器で。

そして、私たちからぽん様への記念品。(お見立てはあまね様。さすが〜)


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「いぬ道楽」ですものねえ。わんこちゃんの帯です。

(ようこんなぴったりの、見つけはったなあ)

今度はこれを締めたところを拝見したい。

着物といえば、アンティーク着物はじめ、着物まわりを広く扱ってはる凡蔵母さん様の帯にくぎづけ!


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シックなお着物で、いわれるまで全然気がつかなかった!

遠目にはこれまた渋いすてきな色目なのですが、近づいてみるとなんと「わ印」(意味わからない人は調べてね)模様。

さすが着物の超・達人級でございます。脱帽!

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お店には常連さんの寂聴さんの額が。

「すててこそ」

これには整理収納アドバイザーのmaki様が反応されていました(笑)

整理の極意は捨てること、ですものねえ。

お開きの後はせっかくここまできたのですから川向こうの松尾大社へお参り。


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お酒の神様ですし、いつもお世話になってますからcoldsweats01(←日本酒好き)

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ちょうど七五三参りの時期で、あちこちにかわいい着物姿の子供たちが。

なつかしいなあ。


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こちらには日本酒資料館があると聞いていたので楽しみにしていたのですが、お酒のにほひすらしないsad

しかもこの、、、、


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杜氏とおぼしき兄ちゃん、ちょっとバタくさすぎない??

こちら神社の縁起にはたびたび霊亀、神亀がでてきて、亀がシンボルのようです。


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で、名水「亀の井」。醸造の際にこの水を加えると酒が腐らないのだそう。

ポリタンクいっぱい持って帰る人もいます。

一口いただきました。酒飲みとしてはなんだかありがた〜い味がしました。

紅葉には少し早かったのですが、気持ちのよい秋の1日でございました。


2009年11月 6日 (金)

京都紅葉情報

京都紅葉情報、としましたが、京都にお住まいの方はスルーしちゃって下さい。

なにしろ日々刻々とかわる紅葉をもう十分楽しんでおられることでしょうから。

今年の京都の紅葉状況はどうなのかしら、、、とやきもきされているよそさんへ、少しですが参考になれば、、、と。


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例の野村美術館へぬける「けもの道」です。

楓の枝の先がほんのり紅葉しています。


ほんの2週間ほど前、両親と来たとき(→☆)と比べてなんだか変わってる、、、、。

おおっ!ススキなど疏水べりに繁っていた草がきれいに刈り取られているんだわ。

<参考画像>
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*    *    *


このけもの道を通って、南禅寺の西側の門をくぐる。

休日なので観光客がいっぱいかな〜とびくびくしていたのですが、さすがに紅葉にはまだ早いと見えて、(それに寒波到来で寒かったし)あまりいません。

紅葉の真っ盛りのすごい人混みをしっているだけに、少し季節を外していった方が楽しめるかもしれません。

まだ浅い紅葉も美しいものですし。


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行きましたのはこちら、天授庵。

南禅寺はかつてのホームグランドだったのに、去年までここ、知りませんでした。

前から公開してたかなあ、、、意外と(紅葉の季節以外は)地味だし、見落としてたかしら、、、。

昨年、nnya様がブログに書かれているのを見て、これは行かなくちゃ、、、と思っておりました。

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本堂の前庭です。

少し早いですが、それでも十分美しい紅葉が楽しめます。


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遠景はやや紅葉が浅い。

本堂前にすわってじっと紅葉と心静かに対峙、、、、、、、、だめ〜、もうさぶいっ!!

(この未熟者めが!)

この本堂には長谷川等伯の襖絵があるそうですが、残念ながら非公開。

本堂をぐるりとめぐって書院南庭へ。


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いたるところに秋明菊が群れており、こちらは珍しい八重のもの。

書院南庭はがらりとかわって池泉回遊式庭園です。


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八つ橋。こちらの楓はまだまだ青いままです。

天授庵を出まして、まあ南禅寺に来たらこれに挨拶しとかなきゃ。


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水路閣。

こちらの楓もほんのつま先だけ赤いです。

南禅寺をでまして、かの有名な、、、


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瓢亭さんの前を通って、、、、、

高台寺・和久傳さんでの食事の後は高台寺夜間ライトアップ!

しんしんと夜は冷えましたが、この景色をみたらね、寒さなんて忘れます。

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夜の写真がうまく撮れないのが残念です。

特に臥龍池にうつる絶景、逆さ紅葉は再生してみるとさっぱりきれいに写っていません。


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まあ、さやけき十五夜の映像はなんとか撮れましたので、見てやって下さい。

もっと紅葉がすすむとさらに美しい景色が見られるでしょうねえ。(でもきっと人もいっぱいよ〜)


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方丈前の美術的照明作品は毎年かわって楽しみですね。


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夜の傘亭、時雨亭、の脇を通って竹林へ。


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紅葉もさることながら、ライトアップって竹林が一番似合うような気がしませんか?


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上を見上げると、、、、さやさや竹の葉ずれが聞こえました。

あれ?紅葉情報でしたよねえ、、、coldsweats01

まあ、そういうわけで、京都の紅葉を楽しみになさっている皆様、3日の紅葉はこんな感じでしたので、あとは日を計算しておいで下さいね。

2009年11月 4日 (水)

高台寺・和久傳

とても冷え込んだ京都の宵です。

こんな所にいました。

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祇園は石塀小路の夜景です。

場所柄どことなく艶っぽい雰囲気です。


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ねねの道、楽茶碗の和楽さん(川嵜和楽)のお店。

ちょっと心惹かれるお茶碗が手頃な値段であり、ガラスにへばりついて中をのぞいておりました。


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八坂神社へもお参りを。

提灯のお店の名前をみるのも楽しみの一つです。誰もが知ってる有名な店もあれば、通だけが知ってるお店もあって、、、


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この提灯の中にこれから行くお店の名前もあります。


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打ち水された玄関先。


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玄関を入ると目も覚めるような真っ赤に紅葉した楓の枝、ほのかにかおる焚香。

高台寺・和久傳です。

こちらにくるのは5〜6年ぶりです。

以前来たときに、数寄屋造りの建物にも、お料理にも心遣いにも感動して、また行きたいなあ、、、と思いつつ時間がたってしまいました。

今回、京都移住にあたっていろいろ準備してきたことの最後の問題がクリアでき、あとは竣工をまつばかりになりましたので、ささやかな祝宴を、、、ということでこちらへ。


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以前は踊りのお師匠さんのお宅だったといいます。和久傳さんがここへうつられて27年だそうです。

こちらのお部屋は囲炉裏があります。以前は2階のお部屋で高台寺周辺の景色がながめられました。それぞれに数寄をつくした部屋になっているようです。

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照明が暗いのでわかりにくいですが、床柱は桜(多分)の皮付き、書院の天井は網代になっています。

以前来たときは友人と、そのちいさいお嬢ちゃんといっしょでした。

大人の食事をわければいいね、と言っていたのですがやはり大人とは味覚が違ってあまり食べずにご機嫌斜め。

すると当時の女将さん(今の若いべっぴんの女将さんの母上)は「では卵焼きを板場に言ってつくってもらいましょう。」

でてきた卵焼きがまた絶品で、こんな小さい子でも味はわかるんだなあ〜とびっくりするほど食べる食べる、、、

(まあ、請求書をみて目玉が飛び出るお値段の卵焼きでしたが、おいしかったのは確か)

そんな思い出があります。


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西山のほうでとれた若竹に入ったお酒。

これもするする飲めるお酒です。京都北部、和久傳さんのルーツ、峰山のお酒だそうです。

峰山のお酒といえば「麗峰」という峰山酒造さんのお酒が有名で、一升瓶を買って帰ったこともあります。

かつて峰山で高級料理旅館だった和久傳さんにむか〜し縁があっていったことがあります。

それはそれはりっぱな作りのお宿で当時私なぞは泊まれませんでしたが、お風呂だけいただきました。

どこまであるのかなあ、、、というくらい長い長い階段を登って、(途中に大きな暖簾が何カ所かにかけられていて、先が見えず、かえってワクワクする感じでした)山の上にあるお風呂は大きなガラス張りの窓があって、湯船につかりながら山の雰囲気を満喫できるすてきなお風呂でした。

今となっては、和久傳ではたらく若い仲居さんも板さんも「話には聞くんですが、、、」とご存じありません。

若い京都人に「市電によくのっていた。(おまえらしらんだろう〜)」と自慢するようなのと同じ得意感だったりして。(年寄りの自慢話てえやつです)


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茶事の懐石に準じて、次から次からでてくるお料理はもう文句のつけようがありません。

堪能させていただきました。

そのうちのいくつかをご紹介。

これはウニですよ、ウニlovely昔はきらいでしたが、新鮮なウニのおいしさに目覚めてからは大好物です。(ただし新鮮なものに限る)


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スッポン出汁に生麩と葱の刻み。


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メインはなんといっても板さんが目の前の囲炉裏で焼いてくれる焼き物。

赤く燃える備長炭の炭の色もまた美しく、この夜の寒さもまたご馳走だったのだなと。

焼き上がった松茸を鱧で巻いた物を切り分けていただいたのがこちら。


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鱧のなかから薄切りの松茸がこれでもか、とざくざくでてきて幸せな気分。

ちなみに鱧は祇園祭のころのものの印象が強いですが、実は今の季節が一番あぶらがのっておいしいのだとか。


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はい、これが本日最高の一品!

たまたま今日はいった、とのことで急遽メニューになった鰻の焼き物。

やっぱり炭で遠火で焼くと中までほっこり火が通るし、外側はぱりっとなるのですねえ。


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これに山椒をきかした醤油たれをつけます。

普段は、鰻って買ってまで食べようとは思わないのですが、もお、これはいわゆる鰻の蒲焼きとは完全に一線を画しています。

皮のぱりぱりがまたおいしくて!今日鰻がはいった偶然に感謝!です。

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最後のデザートは甘柿。

ちなみにお茶漬けは何種類かの中から選べて、私はオーソドックスに梅海苔にしましたが、旦那は鱧茶漬けにあともう1種類、なんか欲張っていました。

最初から最後まで気をぬかないお料理だと思いました。

最後にこれから高台寺のライトアップに行く、と申しましたら、べっぴんの女将さんに無料券までいただいてしまいましたわ。

ほろ酔い気分で、ねねの道の石畳を歩き、十五夜(たぶん)のさやけき月を眺めながら、これでささやかな祝宴はおひらきです。

京都はよいですねえ、、、、。こんな京都に住める幸せをおもわずかみしめるのでありました。

2009年11月 2日 (月)

月釜のお手伝い〜時雨・紅葉〜

朝はまだ晴れていました。

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すがすがしい朝の空気に見事な紅葉の北摂です。

私といえば、、、、


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朝から月釜の水屋のお手伝い。

茶室近くの先生のおうちから、熾した炭を運びます。

いきなりの開炉、炉に入れる下火ですが、火のついた方を下にして炉にいれて、おこられましたcoldsweats01あは。
(火のついた方を上にしないと消えてしまいます。まあ、当然といえば当然。理科系なんですけど、、、、あれ?)

炭を日常生活に使わなくなって久しく、いつも炭点前などしていてもこれです。

茶人への道はまだまだ険しく遠い、とがっくりしたひとこま。


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点て出しのお茶碗も順番が決まっているので、前日撮ったデジカメ画像をプリントして、水屋係だれでも順番が確認できるようにしたので、ここでは先生にほめられる。(挽回、挽回happy01

どの席も20名以内でしたので、数茶碗も十分足りて、点て始めるタイミングさえ気をつけていれば楽勝でした。


点て出しがあたったお客さんにとっては、一期一会の大切な一碗、という心構えでがんばって点てましたよ。


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主菓子は芋のきんとんです。

干菓子は紅葉と流水。「ながれもあえぬ もみぢなりけり」竜田川の風情で。

これを一つずつ懐紙の上にとると、色がなんとも、、、そこには秋ワールドが無限に広がるような気がしました。


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軸はお家元の「山屋見幽勝」。(山の住まいで美しい景色を見る、、、、という意味でしょうか)

ちなみに待合いは扇面で「時雨洗紅葉」。

竹の花入れは黒田正玄。眼福、眼福。


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棚は紅葉透かしの秋泉棚、淡々斎好。

真ん中の棚の替茶器はタイのおみやげだそう。

「タイの焼き物はなんてったっけ?」と聞かれて「タイヤキ!」と答えてまたおこられる。

(このタイプはベンジャロン焼だそうです)

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煙草盆は六瓢、棗も六瓢の蒔絵でした。

六瓢=無病(むびょう)で喜ばれますし、炉開きには「織部、ふくべ(瓢箪)、伊部」の三べのいずれかがよい、とされていますし。

この日は昼頃から時雨れてきて客足はやや悪かったのですが、かえってゆっくり秋の風情を楽しんでいただけたのではないでしょうか。

水屋の総指揮は無理ですが、点て出し部門だけは指揮をとってあれこれ指示をだしてコントロールするのが実はお点前をするより楽しかったりします。

将来、茶事をするときのための修行、修行。

後片付けもすべて終わってほっとして外に出るとけっこうな雨でしたが、この紅葉のバリエーションがかえって美しく見えました。


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まさしく「時雨洗紅葉(しぐれ紅葉を洗う)」ですねえ、、、、