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2009年10月20日 (火)

両親とまわる懐かしい京都

私にとって京都が青春の思い出の場所であるように、両親にとっても京都は思い出の土地であります。

娘を一人暮らしに送り出した地であり、娘の結婚式に参席した地であり、また働く娘を助けて、孫の世話をみるため通った場所でもあるので。

母は車椅子なので、そんなにたくさんの場所は回れませんでしたが、両親にも懐かしい場所をいくつか一緒に回りました。


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まずはやっと着工した京都の家の現場へ。

基礎をうっています。ただし茶室部分だけですけれど。

実は私、新婚時代ここの目と鼻の先に住んでいたのです。両親もなんどか訪ねてきてくれた界隈です。
(まさかまた、この近くに住むことになろうとは想像できませんでしたが、、)

竣工はまだだいぶん先ですが、早く親にも見せたいものです。


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徒歩圏内の南禅寺草川町のお屋敷通りへ。

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野村碧雲荘の赤松。見事です。

夕日に映えて名前に恥じないきれいな赤の幹肌。


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ここは野村美術館にぬける、私が「けもの道」とよんでいる疏水の分流沿いの道。

ここを歩くのはとても好きです。ただし石ころだらけなので、車椅子を通すのはかなり苦労しました。

紅葉には少し早いのですが、尾花が秋の風情で。

野村美術館から南禅寺の中をとおってインクラインの方へ。

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こちらは桜が少し色づき始めています。

そのほとりにあるうつわやあ花音さん。

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小さいスペースですが心惹かれる作家物の器が集まっています。

お値段もお手頃価格からややお高い物まで。(新門前の梶古美術の奥様のお店なんですってね!)

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心惹かれた粉引きのお皿をもとめました。

これも菊割でしょ?今この形がマイブームなんです。

あと象彦の漆の菊割銘々皿をねらっているんです。


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あと母のご飯茶碗にと。

サイズといい、素朴な形、手触りがとてもよい、と気に入ってくれました。

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炭屋さんに帰る前に、姉小路麩屋町東入るの遊形サロン・ド・テさんへ。

こちら俵屋さん経営の町家カフェです。

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すてきな銀のティーポット、シュガーポット、カップ、グラスにかこまれていただくお茶はアールグレイ、美味です。
(ただしお値段もハイクラスcoldsweats02


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翌朝は早くから母のたっての希望で青蓮院へ。

青蓮院での御開帳は、描かれた平安時代以来初めて、という青不動さんを拝みに。

薄暗いお堂で灯明に照らされ荘厳された青不動はなにやらありがた〜い感じです。ただ、美術品としてみるにはちょっと暗くて距離がありすぎ。

不動さんがしょった火焔の中の火の鳥(迦楼羅・かるら)などはよく見えませんでした。TVの方がきれいだったかも、、、


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樹齢800年の青蓮院のシンボル、楠の大樹です。

青蓮院はなんといってもお庭がええですね。


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この日は庭園内の茶室、好文亭で月釜が開かれていたもよう。

障子が開いていましたので、中のお亭主の後ろ姿や、替え茶碗まで見え、参加させていただいているような気分に。


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朝早かったせいか観光客もそれほどではなく、静かな秋を楽しめました。

さて、ここからまあまあ近い哲学の道へとびます。


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ここもすこしだけ紅葉が。

このほとりのアパートに私は2年ばかり住んでいまして、そこから嫁にいきました。

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いまだに健在なそのアパートをながめながら、当時はなかった疏水の向かいのカフェで、あたたかいコーヒーをいただきながら、結婚式のあと、その部屋の後片付けをしたときの思い出を両親は語ってくれました。

お昼はここからまた先斗町にとびます。

先斗町四条上ル5軒目、イタリアンのクワトロ・セゾンさんへ。

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ここも町家を改修したお店なのですが、入ったとたん、おおっ!!

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なんと、南座と鴨川が見える絶好のロケーション!

夏には床もでるそうです。

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このお店、実は両親とゆかりのある方のお店なのです。

初めて連れて行ってもらいました。(先斗町なんて久しぶり!)


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京野菜をふんだんに使った美味なるイタリアンが、え?こんな値段でええの?というおりこうなお値段でいただけますので、四条河原町あたりに買い物にくりだされたとき、少し足を伸ばしてこちらでランチなどいかがでしょう。

なんといっても器のセンスがとってもよくておしゃれなのには感心しました。

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盛りつけもすてきです。

しかも最後にはご飯と味噌汁、香のものがいただけるのがうれしい。

この時出てきた焙じ茶の入った湯飲みの模様がとてもすてきだな〜と思っていたのです。

それぞれ違った模様で、私のは菊、母のは青海波、父のは梅+蘭。

あ、四君子(梅、蘭、竹、菊)だ。

裏を見ると「深川製磁」。

歴史のある有田焼の製品です。

ランチのあと、京都駅まで両親を送り、わかれた後、駅ビルの伊勢丹へついふらふらと。

そこで引き寄せられた器売り場でなんと出会ってしまったのです!同じ湯飲みに!


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ここで買わずに帰れましょうか〜coldsweats02

というわけで、今我が家にあります。

これでお茶をいただきながら、両親とまわった京都をしみじみ思い出しております。

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両親とまわる懐かしい京都を参照しているブログ:

コメント

しぇる様
南禅寺の八千代の横の器やさん ここも私はとてもよく知っている方なのです。大学の後輩です。私は梶古美術で骨董の勉強会に伺っています。
毎回 京都の有名な店のお菓子とお茶を名椀にていただきます。それはそれは私のようなものには縁がないような茶碗なのです。菓子鉢のすばらしいものを使われます。
月に一度です。〇日カルチャーセンターの講座です。
いつかどうぞ!
器やさんって センスのよいものがたくさんでしょう。

青蓮院はうちも好きなお寺です。今回のように特別展がないときには静かで お人も少なかったです。

私は青蓮院で売っています線香の香が好きで 夫の実家に買って帰ることがあります。

ひいらぎ様

○日カルチャーですね。happy01今度機会がありましたらアプライしてみますわ。なにせ日頃手の周りにあるのはがらくたチックなものが多いので、たまには良い物を手にとって見てみたいです。でも競争率高そうですわね。
青蓮院の夜のライトアップに以前いこうと駆けつけたのですが、目の前で閉門になった残念な思い出があります。京都に移住したら今度こそ夜間拝観にいかなくてわ!
うつわやあ花音さん、来年はわりと近くになる予定ですので、ちょこちょこたずねてみたいなあ。

ご両親とご一緒の京都!それも!極上のご家族のお時間でしたね!
お泊りの宿の「炭屋」さんも・・・お恥ずかしながら存じ上げませんでした。すばらしいなあと・・お宿を拝見させていただきました。おそらく今後の私にはないと・・(苦笑)

お母様には、しぇるさんのお子様のために!ピンチヒッターとして、お元気に、そして、頼もしくお手伝いに来て頂けた日まで、お気持ちだけでも、戻って頂けましたね!きっと!

来年には、ご新居にて、のんびりと京都を味わっていただける日も近いですし・・・ご両親様のお楽しみが増えましたね~~!
しぇるさんの京都・・・
炭屋さん以外は・・私にも叶いそうです~~!

伊勢丹では!すごい偶然でしたね~~!
お父様とのご縁が・・・再び、しぇるさんとお湯のみを!
嬉しい引き合わせです!
文様がとても美しいです!

野村別邸の前の桜も美しいですので 春にもどうぞ!
どちらの親も孫のことで呼ばれますね。
うちも時々助けてもらいました。
うちは京都では平安神宮の北 桃山 松ヶ崎に住んでいました。転勤族でしたので あちこち参りました。
今は大阪ですが なぜか週に二回位京都に出かけたりします。散歩はもっぱら京都です。
ぶらぶらいたします。

nnya 様

ありがとうございます。
80過ぎてなお、精力的にあちこち出かけている父とちがって、母は一人では出かけられませんので、なかなか旅行の機会がありません。1年に一度くらいは車椅子をおして親子でお出かけするくらいしか、離れて暮らす今の私にはできませんので。よろこんでくれるのがなによりうれしいです。
あのころ子供のめんどうをまだ元気だった母がよくみてくれましたが、今となっては自分がその歳になっているのですねぇ、、、。お互い歳とったね、と両親と苦笑いですcoldsweats01

物には出会いがある、といいますが、ちょっと出会いすぎるのも考え物ですわcoldsweats01お財布がいたみます、、、、、

ひいらぎ様

野村碧雲荘のあたり、私が学生のころはほとんど人通りがありませんでしたが、最近は垂れ桜の見事な頃は、けっこう花見の方がでるようです。
早朝がねらい目かな、と思っています。(早起きできるかどうかが問題ですが、、、)
ひいらぎ様も京都市内あちこち住まれたのですねえ。市内でも、洛中、北の方、南の方で、ずいぶん雰囲気がちがいますよね。。私は吉田、浄土寺、岡崎、、、と左京区から出たことがない井の中の蛙でしたわ。
お互いに、京都から離れた今の方が京都がよく見える、というか愛していますよね〜。

良い季節にご両親様との穏やかな京都、羨ましいです。私は、百歳の祖母を始め、姑、母、伯母、etc.との関係を、未だに模索中なんですよ。
それにしても、しぇる様が野村美術館近辺のことを書いていらしたのを見つけて、こちらのブログにお邪魔するようになったのが、去年の秋、京都初心者の私には強力な案内役でした。お陰さまで、先日、東京の仲間の京都ツアーでは、いつの間にか、ガイド役をしておりました。

そらいろつばめ様

京都ガイドとしては、ちょっとお恥ずかしいです。私がとりあげる京都案内はだいぶん自分の趣味に偏向してますので、他のかたにとっておもしろいかなあ、、、?と。たまたまそらいろつばめ様の琴線にふれることができたなら光栄ですわ。
百歳のおばあ様、お元気なんですね。
私の父方の祖母は1900年生まれでもうとうに亡くなりましたが、同居しておりまして、子供の頃はうっとうしくてしょうがなかったのです。今、この歳になって思うのはもっといろんな話をすればよかったなあということ。でも子供だった当時ではどんな話もおもしろくなかったかも。
自分に孫ができたら、どのようなばあちゃんになりたいか、考えることがあります。まずは子供に失敗した(?!)茶の湯の精神を小さい頃からたたきこんで、、、、なんて言ってるとやっぱり孫にうっとうしがられるでしょうねえ。
あら、えらい話がとびました。スミマセン。coldsweats01

京都、良いですね~~~
やはり空気まで素敵です。新しいものと古いものが
絶妙のバランスで溶け合っていてなんとも、はんなりした気分に
なれました。
炭屋に泊まられたのですね。
建物も庭も室礼も洗練されていて羨ましいかぎりです。

こんにちは。

ご両親と素敵な京都での日々羨ましい限りです
ゆっくりと歩けば遠くに行かなくても素敵な処一杯の京都です。
いつ見させてもらってもお写真が素敵です。
楽しませてもらって有難うございます。

nageire 様

京都はいつの季節も絵になるスポットがたくさんで、カメラをもっていくと忙しくて、、、、。
はい、あれから遅まきながら堀部公允さんの「京・炭屋 もてなしの茶の湯」を読んでいます。炭屋の各部屋にいけられた花の写真も載っていて、とてもすてきです。もう一度行きたいな〜。

凡蔵母さん様

以前京都に住んでいた頃もちょっと歩けばすてきなスポットがたくさんありました。ただゆっくり味わう心理的余裕はなかったですね、忙しくて、、。今度こそ!ゆっくり味わって京都暮らしを楽しみたいです。

京都の新居の周辺はお散歩が楽しくなるようなところのようですね~、京都はまだまだ知らないところが多く、奥が深いところだと想うこのごろです。

完成のあかつきには一度ぜひ訪問させてくださいませ!楽しみにしております。

南座が見えていて思い出したのですが19日の18時にあそこの前に待ち合わせのためにいたのですよ~ひょっとするとどこかですれちがったかもしれませんねっ!

ヘルブラウ様

はい、新居は”老後に歩いて楽しめる”、、、というのがコンセプトです。(なんちゃって)観光客を案内して行く、という場所ではありませんが、日々眺めて暮らすには素敵なスポットがまだいくらでもあると思います。
家が完成してからの、ヘル様の帰国の日がまちどおしいですわ。
19日はもうお仕事してましたので、ニアミスはなかったです。残念ながら。でも京都は狭いですからね。あちこちできっとブログ友にすれちがっているはずですわ。happy01

あ花音さんは、私の陶芸の先生の作品を扱ってらっしゃるので、グループ展や企画展で時々お邪魔しています。
今開催中の「百趣百盃」にも参加されているので、また伺う予定です。
お店いっぱいに盃が並んでいる様子、徳利でも腰に下げていきたいところです。

夢風庵様

あ花音さんは狭いスペースにぎっしり魅力的な器がならんでいますよね。たくさんの作家さんの作品がならぶので、いつか夢風庵さんの作品も是非こちらに並べて下さいませ。
「百趣百盃」、ほんにお酒も添えられていればいいのですけれどcoldsweats01

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