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2009年10月 2日 (金)

工芸(康藝)茶〜CROESUS(クロイソス)〜

大阪は四天王寺ちかく、正確には夕陽ヶ丘ですが、谷町筋に面した、こちらのお店でとてもすてきなお茶をいただきました。


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中国工芸茶、日本唯一の多種を揃えたお店、クロイソスさん。

とても間口がせまいので、うっかりお見落としのなきよう。私も一度は通り過ぎてしまいました。

工芸茶というと、よく中国土産にもらう東方美人茶(お湯をそそぐと千日紅に似た赤い花が咲く)しか思い浮かばなかったのですが、どんでもなくたくさんの種類があるのですね〜!

お店のディスプレーをまずご覧下さい。


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ポットの中に咲くカーネーション。


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後ろのポスターの写真にも注目!


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こちら水中花を楽しむ専用ポット。

こちら喫茶ではありませんが、こうしてお茶を買いに来たお客さんに入れ方、楽しみ方を丁寧にレクチャーしてくださいます。


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「まずは冷たい紅茶をお楽しみ下さい。」

右の入れ物に入っているのが、中国のキーマン紅茶で仕立てた紅牡丹。これで煎れた物だそうです。

うん、お味はふつうのおいしいアイスティーなんですが、、、、、


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熱湯でいれていただいた紅茶はなんと、とても同じ茶葉から煎れたもの、とは思えない味、香りのちがいです。

いつもいただいている紅茶とちがって、ちょっと初体験の味。(上品な椎茸のだし汁が一番似てる?)

同じポットにいれておくと普通の紅茶はにがく、えぐみがでてきますが、これは杯を重ねるに従って味、香りがかすかに変化していき、全然苦みはでてきません。

ちなみに茶菓子の右側、器の中が白いのでよく見えませんが、天王寺といえば有名な100年以上の歴史のある干菓子の老舗、河藤(かわとう)さんの看板菓子、「割氷」(干琥珀です)が入っています。

これがまた、このお茶にあうんですね〜。

(河藤さん、ちかくなので干菓子買おうと思ったのですが、この日は残念ながらお休み!)

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もうひとつ、緑茶の連環茶(手前のポット)をいただく。

こちらはお湯を注ぐ前は、茶葉がくるくるコイル状になっていました。

上品でほのかな香りを楽しむお茶です。

これらすべては中国安徽省の代々続く茶園主、汪芳生氏によって発案されたものとかで、まだ歴史は浅いのですが中国外交の献上品にもなっているそうです。日本で入手できるのは、こちらのお店とそのネット販売だけとか。

福建省の武夷岩茶は有名で、こちらも美味しく、薫り高い、どちらかといえば烏龍茶系のお茶ですが、この安徽省はキーマン紅茶で有名らしい。発酵させないその緑茶もまた、違う系統の味です。

どうも中国に行くと観光客が必ずつれていかれるお土産物屋のお茶とは違う世界があるようです。知らなかっただけでこれも奥が深そうですね。


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しかも飲んで楽しむだけでなく、見て楽しいのがこのお茶のすてきなところ。

あれこれ迷って、味重視・普段使い系の白パックと、見た目重視・工芸系の赤パックをとりどり選んでみました。


(お値段も250円くらいのから工芸性の高い2000円のものまであります。)


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子供さんにうけそうなウサギちゃんのお茶。

お湯をかけるとウサギの首の所からキンレンカとジャスミンの花が咲くそうです。

かわいい〜lovely

ではおうちでまずひとつ、試してみましょう。


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牡丹茶、初めはこんな形です。


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熱湯を注ぐとじわ〜っとゆっくりゆっくり開いていきます。

これをじっとみているのもお茶をいただくと同じくらい癒しの時間ですわ。


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さあ、大輪の牡丹が咲いてきました。

あ、もちろんガラスのポットは必須ですわよ!


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お茶の味はお店でいただいた、あの緑茶の不思議な味です。

お菓子は蜻蛉の薯蕷。(安南薯蕷←ウソ)

お茶用のポットはあまり大きくないので、飲むのを楽しんだあとは少し茶気を洗って、ガラスの花瓶に入れてみました。

このまま、水をかえれば約1週間は水中花として楽しめるそうです。

まあ、、、、きれい、、、、、

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この麗しい牡丹のエキスをいただいたので、ちょっとは麗しくなった、、、、かも〜coldsweats01


    *      *      *

CROESUS(クロイソス)

大阪市天王寺区六万体町4-18 カセタニビル1F
TEL : (06)6771-0088
FAX : (06)6771-6600
地下鉄谷町線『四天王寺前夕陽ケ丘』駅  1番出口下車徒歩2分
OPEN 10:00~19:00

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コメント

しぇる様、何と素敵なお花でしょう。
牡丹の花は大好きで、しばしうっとりさせていただきました。
これ手元で見たらもっときれいなんでしょうね。
私もぜひお店に伺いたいと思います。

とてもきれいで素敵なお茶で飲んでみたいのですが、この工芸茶だけを扱うお店があって、ご商売として成り立つのにもちょっと驚きました。
安南薯蕷には思わず笑っちゃいましたよ!

みなみ様

はい、これ、小さなポットの時より、大きな花瓶に入れるとぐっときれいに見えます。作るのにテクニックがあるのでしょうが、どうやってこんなきれいな花を潜ませておけるのか不思議でしょうがありません。
植物の種のようなものですね。
お店に直接行かれるとお茶のすてきなお話が伺えますが、ネットでも手軽に入手できるようですよ。happy01

yuchi様

昨年秋に開店されたばかりのようですので、商売として成り立つのかどうかはこれから、、、といったところでしょうか。でもネット販売を上手に利用すれば需要はきっとあると思います。実物のきれいな工芸茶は衝撃でしたもの。ちょっとしたお使い物によさそうです。
持ち帰った超お買い得・安南焼の茶碗、よくみると貫入が良い感じにはいっていて、これは成長する茶碗ではないかと、、、、ま、自己満足ですけどねcatface

工芸茶は素敵ですよね~~よくぞ作ったと思います。
目にも美味しいのですよね。

ベトナム楽しまれてきたのですね。
お写真から伝わってきます。ベトナム、いまだ行ったことがないので
行きたいところでもあります。目的は・・やはり骨董と食ですね。

nageire 様

どうやって作っているのでしょうね。まさに芸術です。
同じ緑茶なのに日本のそれと見た目も味も違うのはやはり土のちがいなのかな、と思ったりします。

ベトナムは食の方は絶対がっかりさせませんよ。たとえ香草きらいでもねcoldsweats01骨董は空港にまで売店があってビックリしましたが、状態はもう一つ、という感じでした。町中のちゃんとしたところなら良い物がみつかるのでしょうね。

極めつけの牡丹の「水中花」素晴らしいですね。
中国茶の伝統の(種類)の多様さに驚きました。
こちら・・・喫茶でなくて・・これほどに教わったのでは・・・そのままお店を後には(笑)できませんねぇ・・・
東方美人茶・・・というのですね。飲まずにいたのを思い出しました・・
あのお茶もとても好きなんですが・・
椎茸・・が。どうにも紅茶とつながらず・・・頭を悩ませています・・・
しぇるさん・・・様々なところにアンテナありですね~~

nnya様

工芸茶は見た目重視だと思っていたのですが、味・香りを楽しめるものもあるのです。ちょっと目からウロコでした。100種類近くあるのでもう目移りしちゃって、、、、お値段もおてごろだし、あ、でも家中水中花にするわけにもいかんし、あ、そんなにガラスの入れ物ないし、、、とさんっざん悩んだあげくのセレクトでした。この牡丹がいよいよ寿命が来た頃に次のお茶をいれようと思っています。
nnya様もお近くにこられることもあると思いますので、一度のぞいてみてくださいね。たとえ1パックしか買わなくても、信念をもって工芸茶をひろめようとされていますので、きっちりお茶はいろいろ試飲できると思いますよ。
(ちなみにこの近く、和菓子の河藤さんのならびにうちのプリさんcatの実家がありますcoldsweats01

こんにちは、しぇる様

私も、台湾にてお茶の魅力にはまった一人でございます。
工芸茶は、茶葉一枚一枚を、たこ糸のような糸で芯を縫い止めたり、くくったりして、薫りと目に楽しむようにと作られたそうです。
↑台湾友人の伯父様の受け売りですが(笑)・・・。
「傾家蕩産」と言う言葉があるくらいですからねぇ。

大阪なんですね!
これは実家に帰ったとき、寄せて貰わないと!
素敵な情報有難うございます~。

いけこ様

そうでした。台湾も工芸茶の本場でしたね。日本人では考えつかないようなお茶の楽しみ方です。味や香り、そして楽しみ方は同じお茶の葉でありながら中国人と日本人はまったくちがう世界をそれぞれ作り上げているようです。どちらも楽しませていただける良い時代ですわね。
地下鉄夕陽ヶ丘駅すぐ、谷町筋沿いです。お見逃しなく!

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