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2009年9月27日 (日)

ベトナム紀行・3〜古都フエ〜

ベトナム語は中国語以上に声調(発音の上がり下がり)があるので、「フエ」と単調に発音したら通じなかった。

独特の空気が抜けるような感じで「フエ〜」(文字では言い表せません!)と言わないと。

現代のベトナムを描いた映画の中では一番好きなのが「季節の中で」

もっともこの舞台はホーチミン(旧サイゴン)なのだが、オムニバス形式の作品のなかで、蓮の花を売る少女と不治の病を得ている富豪の詩人のエピソードがあって、それにこのベトナムの古都、フエのイメージがあうような気がする。

多分映画の最後、少女が流す川一杯の蓮の花と、フエの廃墟的王宮跡、帝廟の大きな蓮池のイメージが重なるからかな。


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<トゥドゥク帝廟の蓮池、、、残念ながら蓮の季節は終わり、代わりに睡蓮がきれいでした。>


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ベトナム最初の世界遺産となった町、フエ。

古都とよばれるので、すごく古い都だと思っていた。


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<トゥドゥク帝廟>

だから遺跡がみんなうち捨てられてこわれていても時代のせいだな〜と思っていた。


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<グェン王宮内の廃墟>


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<同じくグェン王宮内の廃墟>

ところがところが、フエを王都としたグェン(阮)王朝ってできたのが19世紀初頭だったのだ!

各代の皇帝の写真まで残っている時代の話だったとは。(いかに東南アジアの歴史にうといか自覚しました。)

グェン朝、皇帝は13代続いたが、建国当時フランス志願兵、宣教師の協力をあおいだためフランスの進出、統治をゆるしてしまい、最後は完全な傀儡の皇帝であったらしい。

そんな新しい時代の遺跡が何故こうまで破壊されうち捨てられているのか、、、。


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これが破壊の限りをつくしたベトナム戦争の残したもの、、、、ということに気づかなかったなんて。

戦争の悲惨さ、、、言葉で言うのはたやすいが、今の日本でそれを実感として感じることはむつかしい。

ベトナム戦争と同時代を生きてきたはずなのになあ。


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<王宮にて。髪を梳く女性>


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<王宮の中のどこまでも続く道>


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それでも王宮内では建物の修復作業がすすめられている。

王宮内は、綺麗に整備された建物もあれば、遺跡になってしまっているもの、修復工事中のもの、、などが広い広い敷地に散在しているのをそぞろ歩いて訪ねるは楽しい。


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観光客はそれほど多くないので、廃屋寸前の王宮内の寺院などは雰囲気を独り占めできる。


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王宮は2日続けて、晴れて暑い日と、しっとり雨の日を両方歩き回って堪能できた。

王宮の中で閲是堂というかつて皇族だけが楽しめた劇場があったという。

それを復元して毎日4回、民族舞踊をみせてくれるという。

2日目の早くに1回目公演を見ようと雨の中訪れるが、客の入りがわるいので1回目はキャンセルだといわれた。

でも中に入っていいといわれたので中で休んでいるとベトナム人観光客の一団が、、、、。

彼らは民族舞踊には興味ないようで、つぎつぎと皇帝の衣装のコスプレで、舞踊家のみなさんと一緒に写真を撮る、というイベントを選んだ模様。


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この人たち、交代で皇帝の衣装を着て王座につくのだが、皇帝のように振る舞う所作が、本物の皇帝のように見え、なかなか上手。舞踊ショー以上におもしろい見物だった。

そうこうするうちに2回目公演でヨーロッパ系の団体さんが来てくれたため、私も無事に民族舞踊をみることができた。

一番最後の蓮の花のランタン(中の灯りは電気じゃありません。ほんもののロウソクの灯りです)の踊り。


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幻想的で美しく、またベトナム=蓮の花のイメージ復活。

そういえばベトナムエアラインのマークも蓮の花だったわ。

*フエに行かれるかたへの参考に*

フエは王宮以外にもフォン川にそって各皇帝の廟が散在していて、ボートツアーでの参加が一般的です。ただボートからおりてバイクタクシーなどに乗らないと行けないところもあり、値段交渉が煩わしい人(日本人はたいがいぼられる)、バイクタクシーの運転が怖い人(確かにかなり危険そうにみえる)にはおすすめしません。自転車もちこみのツアーもあるようですがこれは体力に自信のある人向き。われわれはここでもまた半日TAXIチャーターでお手軽にすませちゃいましたが、楽です。一カ所どうしても渡し船に乗らないと行けないところ(ホンチェン殿)があって、ちょっとぼられたと思う。

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<トゥドゥク帝廟>


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<カイディン帝廟>


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<ティエンムー寺>

フエはまた古い物ばかりの町ではありません。

ハノイほどの賑やかさはないが、バイクで疾走する町の人たちはとてもパワフル。


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白いアオザイは学校の制服のようです。

バイクのマスクは最初新型インフルエンザのせいかと思ったが、どうやらほこりよけらしい。

いろんなデザインの物があって、キッチュな感じがみていると楽しかった!

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小学校の下校時間。

こちらでは登下校送り迎えを親がするらしい。制服の赤いスカーフが、やっぱりここは社会主義の国だった、と思い出させる。

ここフエにはホーチミンを初め、近代ベトナムの要人たちが通ったという名門高校もあるという。

フランス式の教育をうけた彼らが、やがてベトナムをフランス統治から脱却させる闘士になっていった、というのはなんとも皮肉な歴史。


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ジモティ御用達のブン・ボー・フエというこの地方のちょっとスパイシーなフォーを食べさせてくれるお店でジモティにまじっていただく。

店はきれいとは言えないが、フォーはやっぱりおいしかった!


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おこぼれをねらうワンちゃん。(顔に落書きされていたhappy01

夕食はちょっと(フエでは)高級なGarden Clubというレストランでベトナム料理を堪能。

そこの猫ちゃんです。(ああ、シェルに似てる、、、、)

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やはり犬猫でしめくくってベトナムレポート終了です。

長々とおつきあい、ありがとうございました。

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コメント

こんにちは、しぇる様

ベトナムへご訪問だったのですね!!
ま~、フエ、素敵ですね~。
カイディン帝廟へ行ってみたくて!!
ほかにもフエやニャチャン、バッチャンやハロン湾クルーズなど行ってみたいところばかりです。
まだしっかり暑かったですか?

いけこ様

それはそれは涼しそうな(寒そうな?)スイスからおかえりやす!
私の方は暑い暑いベトナムでしたが、雨が降ると一転、肌寒かったです。ハノイも一応秋があるようです。
ほんとうはランタン祭の最中のホイアンやハロン湾にも行きたかったのですが、短い休みではどうも無理でした。残念!

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