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2009年9月24日 (木)

ベトナム紀行・1〜ハノイ点描〜

ベトナムと聞いて、我々の世代がまず思い出すのは長い長いベトナム戦争のことではないだろうか。

「北爆」「テト攻勢」「ソンミ村虐殺事件」「サイゴン陥落」という文字が新聞に踊った日々をリアルタイムにすごした。

もちろんその背景などはよくわからなかったけれど、当時戦争といえばベトナム戦争だったのだ。

南の親米政権グェン・バン・チュー、グェン・カオ・キ、記憶にある名前だなあ。

戦場に散ったカメラマン、沢田教一のピュリツァー賞を受賞した、あまりにも有名であまりにもベトナム戦争の象徴となった一枚の写真、「安全への逃避」

そんなイメージをもって訪れると軽く裏切られることになる。

町を行く人はもう戦争を歴史でしか知らない若い人が多く、日本からの観光客は若い女の子が多く、彼女らは戦争のことはきっと名前しか知らない。


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どこか西欧の匂いがする町並み。

夜など汚れが目立たなければ、ここはヨーロッパのどこかの国、といわれても、ふ〜んそうか、、、と思ってしまいそう。

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<カソリックの大教会、今でもミサがおこなわれている>

それもそのはず、アメリカとの長い戦争の前は、ベトナムはフランス統治下にあって、大勢のフランス人が住んで、彼らの文化をもちこんでいたから。(このあたりカトリーヌ・ドヌーブの「インドシナ」や「愛人・ラマン」の映画に良く雰囲気がでている)


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<典型的フレンチコロニアルの大劇場>

ベトナムは社会主義国でありながら、ドイモイ政策によって経済発展をめざしたが、中国ほどあからさまでなく、なんとなく発展して、なんとなく中途半端に経済成長をした、という感じだ。


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ここはハノイの旧市街のシンボル、ホアンキエム湖。

市民の憩いと、アスレチック(?)の場。まあ朝もはよからジョギング、太極拳、ストレッチ、老いも若きも。


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公共のポールを使って懸垂運動をするお方も。

このあたりは観光客も多く、どことなくおしゃれなのだが、一本裏にはいるとそこはやはり猥雑なアジア〜なんです。


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ただ、インドほどとびきりの富裕層もいなければ、とびきりの最貧層もいない。(少なくとも子供のものもらいにはであわなかった。一応社会主義国なので、あたりまえといえばあたりまえか?)

バンコクに比べると町中はなんとなくドライで(む〜んとくるような蒸し暑いかんじがない)、あきらかに町並みは美しい。(ここらへんフランスの統治に負う)

そして、賑やかだが上海のような大喧噪はない。

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<手前の赤いのは柿。とろけるように甘い>

ベトナム人は日本人と区別がつかないほど似ている人が多く、どちらかというとシャイでおとなしい印象をうける。(物売りは別!)

若い女性はほんとにスリムでみなきれいだ。(おばさんになるとやはり体型は、、、ええ〜っと、、、)

戦争後、伝統文化が軽んじられ、廃れた時期もあったらしいが、ふたたび伝統文化は見直され、伝統衣装のアオザイも復活した。

このアオザイ、スリムな人が着るとほんとにすてきなのだ。
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アオザイで思い出すのが高校の時の運動会の仮装行列。

うちのクラスはオリンピックの入場行進をテーマにしたのだが、私はベトナム代表ということで手作りで見よう見まねで水色のきれいなアオザイを作った。


白いトレパンにこれを着て、どこかから調達してきたベトコン帽(すげの笠を当時そう呼んでいた)をかぶって行進。

まあ、当時はまだ細かったしぃ、、、、、、coldsweats01今となってはなつかしい。


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暑ささえものともしなければ、旧市街は歩いて回るに限る。

ここはヨーロッパからの観光客がとても多い。有名な例のシクロも客引きに忙しい。


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ここは歴史的いきさつで同じ種類の物を扱う店が通りごとにかたまっている。

ネジやら工具などを扱う店がずらっと並ぶ通り、おもちゃ通り、靴屋通り、衣料品通り、、、、

やはり私の一番の興味は手芸品通り!

このお店はボタンやら、ファスナーやらなんだかよくわからない手芸品がいっぱい!

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こちらは全部ボタンと鐶だあ〜!

どうやって選んで良いかもう立ちつくすしかない。

ソウルの東大門市場もこんなのがあったなあ、、、

そしてこんな素通りできないお店を発見。

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ベトナムキルトのお店。NPOかなにかなのか?


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お店の方にことわって写真をとらせてもらう。

テクニックはおなじみの物だが、色づかいがやはり東南アジアテイスト。


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これはデザインがベトナミーズ。
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色づかいもデザインもかわいい。
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公開されている、ベトナムの伝統的民家。

ベトナム版町家とでもいうか、涼をとるために坪庭ならぬ中庭があったり、走り庭のような構造だったり。


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旧市街にあるハノイ最大の市場、ドンスアン市場。

ありとあらゆる日常品が狭い狭い通路に迷路のごとく。

生もの、干物の匂いがごったまじって、東南アジアの市場のご多分にもれず、***い!!


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安全基準なんぞくそくらえ!のバイク用ヘルメットの山!

なんてキッチュ!


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まだまだ交通の手段は車よりもバイク、ですからヘルメットもカスタマイズしたい気持ちはわかるわ。

信号が数えるほどしかないので、道を横断するのは命がけだが、地元の人はゆっくりしたお年寄りまで上手に渡る。

私もだんだん慣れて最後には「ジモティ渡り」を身につけた。これを日本でやると命がいくつあっても足りない。

多分バイクの運転もうまいのだろう。なにしろ割れると大変危険な大きなガラス板やら、どうみても体積がバイクの倍はありそうな荷物や、あちこちつきささりそうなくらい長い木の棒や、籠に入った3匹の子豚まで、バイク輸送なんだから。


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週末の夜は歩行者天国のナイトマーケットに早変わり。

まあ、あまり買いたい物はないが、地元の人の商売の駆け引きをみているとおもしろい。

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ナイトマーケットの日は子供も遅くまでおきていることが許されるのか、家族連れも多く熱気にあふれる喧噪。


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いずこの国の親も女の子にはこういうの着せたがるよね。

それにしても、すべてにおいて物価が安い!(今だけかもしれないが)

そして、食べ物がうまい!


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観光客ならだれでもまず食べる、フォー(ベトナムの米粉麺+牛肉+できれば香草てんこもりで!)。

むかしからベトナム料理は日本人の舌にあっておいしいと思っていたが、本場でもフォーのみならずなんでもおいしい。しかも野菜たっぷりなので、お腹はふくれても、もたれると言うことがないのがいい。

時差も2時間だし、関空からなら4時間ちょっとでいけるし、、、、やはり若い女性に人気なのがよくわかった気がした。

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<急にふってきた雨に雨宿りする猫。情けなさそうな目の表情が心をわしづかみheart01

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コメント

ベトナム行かれたのですね〜。おかえりなさい。
私、まだ行ったことありません。。。
無国籍な建物、生活感あふれる路地裏の風景に、キッチュな雑貨たち!
いいなぁ〜。そそられます!
おっしゃる通り近いし、ベトナム行きたくなってきました〜。
でもシャンツァイ苦手なんやった。。

わぁ楽しい。解説お上手ですねえ。一緒に旅しているような気分で読みました。フォーのお味見ができないのは残念ですが。
最後の猫さん、ママとしてはお留守番のお嬢様たちを思い出しちゃいますね。cat

おかえりなさい&グッドモーニングベトナム!(笑)

今度はどこに行かれるのかと思ってたら、ベトナムだったんですね。
東南アジアはあまり行きたいと思わなかったんですが、しぇるさんの旅行記を読むと行きたくなりましたhappy01ごはんおいしそうだし、街も綺麗そうだし。あ、ベトナムってパンがおいしいって本当ですか?

>「愛人・ラマン」
偶然にも、今作っているワンピースのイメージが、パターン作者さんのコメントによると「『愛人・ラマン』の主人公の女の子が着てる服」らしいです(笑)。

kasparek様

南のホーチミンあたりに比べると、北のハノイでは料理にもシャンツァイは少なめだそうです。事実私には少し物足りなかった!(←シャンツァイ大好き)
ベトナムは文化的に中国にも近いので、ナイトマーケットで剪り紙細工のカードとか売られていました。kasparek様が作られるものほどレベル高くはないのですが、喜ばれるかも〜と思いました。
あとお見せしてませんが、バイクの必需品のほこりよけマスクもヘルメットと同じくキッチュな柄がいっぱいでしたのよ〜。happy01

yuchi様

家に帰ったら、猫が1匹増えていましたcoldsweats01(←娘の猫フレディをしばらくお預かり)
自分が面白かったことしか書いていないので、全然観光案内にはなっていませんね。でも案内はガイドブックにおまかせして、雰囲気がお伝えできればうれしいです。
どこへ行っても、「もう二度と来るものか!」と思うようなことがないのがありがたいです。

おかだあんのちゃん

ただいま、フルメタルジャケット!(なんじゃそら)
ご飯はまちがいなくおいしかった!シャンツァイ嫌いでも大丈夫だし。
野菜がたっぷりなのが、あのベトナム女性のスリムさの源かしら。
「ラマン」の女の子、きれいだったよね〜。まだ女性として成熟する前の一瞬のきらめき、、というか。(遠い目)次回お目にかかれるときはイメージ・ラマンのあんのちゃんを期待してます。happy01
裏通りのこんな(きちゃない)お店で?というような店でも小型フランスパンにいろいろはさんでくれるバインミーというフランス風サンド、んまいです。

しぇるさん!香草てんこもり!OKなのですね!
パクチもOKですか?
って・・・とんちんかんな質問です!笑

今回の旅は「ベトナム」だったのですか~~!
しぇるさんの街歩き!まるで自分もそこに居てしまっているかのような錯覚♪ありがとうございます!匂いだけは想像できないのですが!笑 行きたいところばかりです!(紀行1!2!3!堪能!)

ベトナムが、共産圏と、いくら聞いてもそう思えないのが、私の中での不思議だったのですが、今回の、しぇるさんのお写真から、なんとなくわかったような(私が感じるだけなんですが)気分に治まりました!笑

スーちゃんとビリー・・・ばっちり♪ベトナム人スタイル!笑ってしまいます。いいなあ!ベトナム♪
フロッグで我慢我慢・・・情けない~~!(心斎橋にあるお店です)

nnya様

サンボンスーもベトナムではやっぱりベトコン帽!happy02笑えます。
実はこの柄のエプロン買っちゃいました!
心斎橋にもベトナム料理の店あるんですね。西梅田のブリーゼブリーゼにはいっているベトナム料理もいけましたよ。また行きたくなりました。食べたい!あのフォーをふたたびlovelyシャンツァイ大好きlovely(我が家では私しか食べないので、これを使った料理はできません。しょんぼり)
ソウルにしろベトナムにしろ、いやしいので、食べ物に執着してまた行きたいと思ってしまいます。ヨーロッパに行くとご飯が食べたい!と思うのと反対です。アジアの一員の自分を強く意識してしまいますわ。

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