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2009年9月

2009年9月29日 (火)

「洛中いぬ道楽」〜京都で犬と暮らす〜玉葱ぽん・著

ベトナムから帰ると、、、猫が一匹、ふえてたcoldsweats02

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娘がおいていったフレディさん、また帰ってきました。

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ひと月、宝塚へ里帰り滞在のご予定だが、シェルにとっては迷惑この上ないお客のようで、、、。

それにしてもぶどう対岡山の桃対決(?)


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さて、京都ブロガーさんで、時々一緒に遊んでもらっているぽん様がついに本をださはった!

といっても、もともとライターさんで、全国誌にも登場されたことのある方なので、いつかは本ださはるやろな、とは思うておりました。

これ1冊をベトナム旅行で読もうと、、、、思っていたのに、関空で飛行機に搭乗するまでに読破しちゃって、、、coldsweats01

つまりそれほど読み始めるとひきこまれてとまらなくなるおもしろさ、であります。

これは、ぽん様ご夫婦が、引き取り手がなければ死を待つだけの子犬を引き取られ悪戦苦闘(?)した実際の記録なのです。

生き物ゆえに、こちらの思うようにはいってくれず、手間ひまかけさせられ、さらには京都という狭い世間の中でご近所さんに迷惑をかけたりかけられたり、それでも「京の人づきあいの智恵」をもって折り合いを付けながら犬たち(ぱる君とぷんて君)にそそぐ限りない愛情がなかせます。

本の中でもいっておられますが、一番腹が立つのは、いったん飼った動物を飽きたから、とかめんどうだから、大きくなって食費がかかるから、、、などの身勝手な理由で捨てたりネグレクトしたりする飼い主!

一度引き受けたらよれよれになって介護が必要になっても、惚けて粗相をしても、責任を持って最後まで愛しぬけ!
その覚悟がないなら初めから飼うな!

これは私も声を大にして言いたい。

さて、この本で私が一番夢中で読んだのは実はややこしいご近所さんとの大小さまざまなトラブルの一節。

近所づきあいの間の取り方のむつかしい京都でなくても、おるおる、どこにでもおるよ、こういうご近所さん。

うちも今の家に引っ越してきたときに、初め親切そうだったご近所さんがえらいトラブルメーカーで、いろんないやな思いをした経験があります。(今でもその一家とは口きかないpout

この本にでてくるご近所さんと共通だな、と思うのはまわりの状況のよくわからない新参者に

「あんたとこには、みんなが迷惑しとる。」

という論法を使うことだな。

まわりみんなが敵なんだ、と被害妄想におちいらせてびびらす。

本当は文句をいっている当のご本人だけの意見なんだが。

私も若い頃はそれがわからんで、外にでるのも憂鬱だった時期がある。状況がわかってみればみんなに迷惑扱いされてるのはそっちやん、、、ってわかるのに。

いや〜、今度の引っ越し先も同じようなややこしいご近所さんがいっぱいいそうだな〜、、、でも「京都人のご挨拶」を学習して、ちと距離をおいた冷静な見方をしないとね。

でも、ぽん様には

「元気にしてるか。はじめだけ親切であれこれかもうて、気に入らんことがあったら手のひら返すような人もいるけど、気にしたらアカンえ。もっと伸び伸び暮らしなさいや。」

と声をかけてくれるご近所さんもいて、これもひとえにぽん様ご夫婦の人徳でしょうが、ほっとしますね。

さて、要介護犬になったぱる君には一度お目にかかったことがあります。

大型犬の介護がいかに大変かは、ぽん様のブログでよくわかります。

足腰がたたなくなっても外にお散歩に行きたい!という切なる願いをかなえるため、犬用車椅子(?のようなもの)をこしらえたりして、その愛情がどれだけのものなのか、ちょっと書いてて涙ぐんでしまうほどです。

犬好きのかたも、猫派のかたも、京都の人づきあいのむつかしさを実感されておられる方も、ご一読おすすめしますよ。

さて、続編として、老犬介護編を是非、読ませてほしいです〜。


2009年9月27日 (日)

ベトナム紀行・3〜古都フエ〜

ベトナム語は中国語以上に声調(発音の上がり下がり)があるので、「フエ」と単調に発音したら通じなかった。

独特の空気が抜けるような感じで「フエ〜」(文字では言い表せません!)と言わないと。

現代のベトナムを描いた映画の中では一番好きなのが「季節の中で」

もっともこの舞台はホーチミン(旧サイゴン)なのだが、オムニバス形式の作品のなかで、蓮の花を売る少女と不治の病を得ている富豪の詩人のエピソードがあって、それにこのベトナムの古都、フエのイメージがあうような気がする。

多分映画の最後、少女が流す川一杯の蓮の花と、フエの廃墟的王宮跡、帝廟の大きな蓮池のイメージが重なるからかな。


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<トゥドゥク帝廟の蓮池、、、残念ながら蓮の季節は終わり、代わりに睡蓮がきれいでした。>


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2009年9月25日 (金)

ベトナム紀行・2〜バッチャン迷路

茶人が愛するお茶碗に安南手というのがある。

文字通り安南=ベトナムで焼かれた陶磁器で、典型的なのはトンボの染め付けで蜻蛉手とよばれることも。

デザイン化されたトンボが描かれているのだが、これは茶道がもっとも盛んだった16世紀に日本の茶人が注文して焼かせた物だという。

今では安南焼といえばトンボ柄というくらい、どこの店を見てもトンボのデザインの陶磁器が幅をきかせている。

ハノイの少し郊外に行くとトンボがたくさん飛んでいたのも確か。

このトンボを見て、安南人がもともと伝統的トンボ柄をもっていたのでは?と思ってみたが、日本以外の輸出国ではトンボ柄のものはみつかっていないらしい。

身の回りのありふれた生き物に美を見いだしたのはやはり日本人の美意識だったのかな。

鎖国するまで、安南には日本人町がたくさんあったので、文化の交流もさぞさかんだったのだろう。

前置きが長くなったが、ハノイから車で約30分。バッチャン村は500家族ほどの住人のほとんどが陶磁器生産にたずさわるという、安南焼の歴史を受け継ぐ小さな村。

(バッチャンへはツアーもありますが、個人でゆっくり回ろうと思ったら、TAXIチャーターがいいです。料金も半日2000円いかないという涙が出る安さ!)


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2009年9月24日 (木)

ベトナム紀行・1〜ハノイ点描〜

ベトナムと聞いて、我々の世代がまず思い出すのは長い長いベトナム戦争のことではないだろうか。

「北爆」「テト攻勢」「ソンミ村虐殺事件」「サイゴン陥落」という文字が新聞に踊った日々をリアルタイムにすごした。

もちろんその背景などはよくわからなかったけれど、当時戦争といえばベトナム戦争だったのだ。

南の親米政権グェン・バン・チュー、グェン・カオ・キ、記憶にある名前だなあ。

戦場に散ったカメラマン、沢田教一のピュリツァー賞を受賞した、あまりにも有名であまりにもベトナム戦争の象徴となった一枚の写真、「安全への逃避」

そんなイメージをもって訪れると軽く裏切られることになる。

町を行く人はもう戦争を歴史でしか知らない若い人が多く、日本からの観光客は若い女の子が多く、彼女らは戦争のことはきっと名前しか知らない。


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どこか西欧の匂いがする町並み。

夜など汚れが目立たなければ、ここはヨーロッパのどこかの国、といわれても、ふ〜んそうか、、、と思ってしまいそう。

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2009年9月18日 (金)

花月のお稽古〜且座・茶通箱付花月

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気がついたらいつのまにか庭の萩がもっさもっさ。

これは何かを連想させるぞ、、、、おおそうじゃ!これじゃ!

このもさもさ具合があの縁切り縁結びの怨念のようなあれ、、、、

さて、7月、8月、といそがしくておやすみしていた先生の先生のところでの、花月のお稽古。3ヶ月ぶり。
秋になって再開です。

、、、、で。頭がすっかり空っぽになってますので、いきなり且座(しゃざ・表さんでは”さざ”といわれるようです)といわれても〜〜〜coldsweats02しかも月=東(とう)が当たるし、、

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お軸は、北宋の詩人、蘇東坡の「無一物中無尽蔵(むいちもつちゅうむじんぞう」。
「花有り月有り楼台有り」と続きます。

臨済録か碧巌録くらいの禅語かとおもっていましたら、実は漢詩だったんですねえ。

無一物=なにものにも執着しない心をもてば、無尽蔵=つきることのない魂の自由を得ることができる、、、というくらいの意味でしょうか。まさしくこれは禅の悟りの境地ですね。

でも、煩悩まみれ、執着いっぱい背負ってるわたくしはひたすら頭の中で且座の手順を必死で思い出そうとあがくのでありました。


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キキョウ、水引、秋明菊、、、とお花はすっかり残花の風情。


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お菓子は栗蒸し羊羹。

栗がちょうどお月様みたいで季節にぴったり。

且座は次客の花からスタート。


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すばらしい。lovely

秋明菊と底紅ムクゲ。

三客の炭、正客の香、東の濃茶(ゆえに私は濃茶が飲めません、残念)、半東の薄茶。

半東が一番動き回って、1回席に入るごとに2つの仕事をしていくのが特徴でしょうか。

仙遊と微妙にちがうのでけっこうごちゃごちゃに覚えてしまっています。

ああっ!それにしても足運びが、、、忘れとるなあ、、、。

次なる課題は茶通箱付。わああ〜〜coldsweats02

また月(最初の濃茶)あたるし、、、、

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茶通箱、このなかに、茶入れと大津袋にはいった棗、2種の濃茶が入っています。

2服、濃茶がたつのですが、まあ、あとの濃茶(いろいろめんどうな所作があるのです)でなくてヨカッタ。

茶通箱の扱いすらおぼろげだったし、、、、。

みんなどこかまちがえ、つっかえしましたが、なんとか最後までいきました。

そのあと軽く濃茶付き花月、久々の頭にはけっこうヘビーなお稽古でございました。はあ〜、、、勉強しなくちゃ。


***

で、夏の間いそがしくていけなかった恒例の旅行に、やっとこの連休でいけます。
短いのでまあ近場です。(留守中猫は娘がめんどうみてくれます。娘の猫付きで)
ですので、コメントいただいてもご返事がおくれますこと、どうぞお許し下さいませ。
ではではhappy01

2009年9月16日 (水)

北浜〜レトロなカフェ2軒をはしごするワザ(?)

お昼にちょっと動けるようになったので、地下鉄を駆使して大阪散歩をはじめました。

大阪で仕事をはじめて、通算すると10年近いのに、梅田周辺しかしらへんって寂しいし、もったいない!

で、まずは近場で、4、5年前にできてあっというまに評判になったパティスリー五感さんの北浜本店、カフェやランチもできる2Fのカフェを。

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こちら大正年間に建てられた、奈良ホテルで有名な河合浩蔵設計の旧報徳銀行大阪支店。

有形文化財です。現在はオーナーの名前をとって”新井ビル”になっています。

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ご存知の方はご存知、こちらカフェもなかなか人気で最低30分待ち、という事が多いのです。

時間をつぶしてはもったいのうございます。

そこで、裏技を。(というほどたいそうなもんじゃありませんが、、、、)

とりあえず順番取りの名簿に名前をしっかり記入。

だいたい30分はかかりそう、と読んだらそのままお店の外へ。

そこから北へ、土佐堀川にむかって徒歩約500mほど。


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あのビルの谷間の(見えますか?)小さなお店へGo!

ビルの谷間にがんばっている姿が泣けます。(ディズニーの「小さな家」というアニメを思い出すのですが、これがわかる人もまた古いですcoldsweats01


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こちらも有形文化財、さらに古い明治年間に建てられた英国風建築物。


株仲買商の商館だったそうです。(この北浜、大阪証券ビジネスの中心地、この向かいにはでっかい大阪証券取引所の建物があります。)

現在は大規模な保存改修工事を経て、『北浜レトロビルヂング』、通称「北浜レトロ」という紅茶館に。

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入り口からしてこのレトロなタイル張りが粋じゃありませんか。

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1Fは英国紅茶や紅茶関係の雑貨を扱うお店です。

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手すりがアートしている階段を登ると2Fはカフェになっています。

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う〜〜んlovely、すてきな大きな窓!

ビクトリアン時代の英国のお家にお邪魔しているような雰囲気。

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建物の裏はすぐ土佐堀川、向かいに中の島公園のバラ園、というすんばらしい眺めもごちそうですよ。

まずはお昼の腹ごしらえをこちらでします。

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ミックスサンド!

え?これ1人前?、、、、coldsweats02

どう考えてもこれを1人でいただくのは無理!

だいぶん頑張りましたが、いかんせん、20代の胃袋のようにはいきません。4分の1ブロック残しました。

店内にいらしたお若い方は、3段トレーのアフタヌーンティーセットを余裕でたいらげておられました。うらやましい、、、

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1Fの紅茶のお店でLawleysの缶入り紅茶を買って、ここで約30分。

で、五感にGo Back!

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大きな吹き抜けが元銀行の名残を感じさせます。

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順番は、いい具合にあと2番目になっています。

待つ事5分くらい。こちらでは昼食もとれますが、やはりデザートを。

1Fの店舗でお菓子を選んで、2Fのカフェスペースで待ちます。

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カフェはいくつかの部屋に分かれています。銀行の頭取さんの部屋とかだったのでしょう。


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こちらのお部屋でいただきました。

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なんと頼んだのはまんなかの豆腐花(豆乳のプリンのようなもの)だけなんですが、ケーキ1つのお値段で、左の桃のシャーベット、右のコーヒーロールがついてくるんですよ。なんだか得した気分。(500円以下!)

さすが大阪、商売上手!

完食!(サンドイッチ完食できなかったのに、甘いもん別腹とはよくいったもので、、、)

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2Fの吹き抜けから下のお店を見下ろしたところ。ひっきりなしにお客さんがこられます。

スタッフの方の接客もとてもよく教育されているな、と感じました。


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帰りに通用門のほうから中をのぞいてみましたが、こちらはきっと建った当時のままの階段でしょうね。

こういう形で息を吹き返して、このビルジングも喜んでいるかもしれません。

、、、、、というわけで、時間を節約して、余裕で2軒はしごできた顛末でございました。

大阪の町歩きも楽しゅうゴザイマスhappy01


    *    *    *




2009年9月14日 (月)

小谷さんの倉敷ガラス〜続々編〜

まだ実家ネタひきずってます。

でもここは岡山の伝統工芸、しっかり宣伝しておかなくちゃね。

倉敷ガラスの第一人者、小谷真三さんの作る作品は、なんと岡崎の好日居さんもファンです。

(関連の過去記事はこちらこちら。)


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このブルーがとても好きです。

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軟質ガラスのあたたかさと、小谷さんが工夫して編み出した、ねじり模様。

小谷さんは最近はもうあまり作品を作られないとかで、現在は息子さんの栄次さんが活躍されています。

若い頃から小谷さんと父はつきあいがあるそうで、実家には小谷作品がたくさん。


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同じ「ブルー」でも、いろんな色味があるんだ。

昔は何とも思わなかったけれど、今になってこのあたたかいガラスの美しさにとても惹かれるようになりました。

ガラスといえば夏に涼しげ、、、ばかりではないのですね。

あたたかいガラスもあるんだ。


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ブルーばかりでなく、こんな色の作品も。

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どれも日常におしげなく使えるところもいいですね。


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この茶碗は。父が小谷さんの工房に行ったとき、「それ、持って帰っていいよ。」といわれ、ただでいただいてきたものだそうです。

で、私がさらにいただいて帰りました。coldsweats01

あわせたお菓子は菊の雪平。


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透かしてみると、こまかい気泡がたくさん。

ゴミのようなものも混じっているのが実はおおらかな、あたたかさのみなもとかもしれません。

こんな倉敷ガラス、倉敷においでの節は、是非、おみやげにひとついかがでしょうか。

2009年9月10日 (木)

子供時代をともにすごした猫たち

このごろ帰宅がおそいので、暗くなってから家に帰ると、鍵を開ける前からもう気配を察して、猫達が玄関までお出迎え。ドアが開くのをいまかいまか、と待っている。

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その様子がいとしくてたまりません。

子供たちが家をでていって、より身近に猫を家族として感じるようになったのですが、そういえば実家ですごした子供時代にも気がつけばいつもそばに猫がいたなあ、、、。

通算4匹、実質的には2匹の猫といっしょに子供時代をすごしたっけ。

なのにどんな猫だったか、三毛とサビだった、という以外はなんだか記憶がぼんやりして、顔もあいまいにしか覚えていない。

実家に帰ったついでにアルバムを探してみたのですが、40年も前の事とて、当時は今みたいにペットの写真なんて撮る家は少なかった。

だからほとんど写真は残っていないのです。でもやっと見つけた数枚。

ああそうだ、こんな猫だった。

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これは最初にうちにきた三毛のミーコ。

なんと今見ると、シェルにそっくりの顔立ち!(まあ、猫はたいがい同じような顔してますが、そこは猫馬鹿ってことで、、)

あ、抱いているのは小学校3年生くらいの私。毛羽立ったセーターに時代がでてますね〜。昭和の普通の家庭です。

そして、涙が出るほどかわいい子猫のころのミーコ!

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一緒に寝ているのはこれまた幼少のみぎりはめちゃくちゃかわいかった弟。(今では見る影もない、おっさんになりました、、、)

このお手手がぁ〜〜〜かわいすぎ!

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そしてほっぺとほっぺをくっつけて寝ている様はもう、、、、lovelyheart01らぶり〜すぎ!

よく粗相をして、あまり賢いとはいえなかったミーコですが、とってもとっても美人さんでした。

そして私のお気に入り、ミーコの娘のフールです。

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シェルは賢い猫ですが、それ以上に賢かったフーちゃん、なのにfool(バカ)なんて名前がついたのはエイプリルフールに、我が家の段ボール箱の中で生まれたから。

同胎はいなくて、ただ1匹の子でした。

ご覧の通り、鼻の頭が黒いドロボウ顔のサビで、けっして器量はよくありませんでした。

ご用聞きの人が来たとき、目の前をフーちゃんが横切ると、

「奥さん、奥さん!家にいたちが入り込んでますよ!」、、、、

いたちと間違えられる始末crying

でもほんまに賢い猫でした。人の心を読むのに長けているだけでなく、障子開け、引き出し開け、なんでもござれ。

今でも賢かったなあ、と思うのは、抱っこされた時です。

一般的に猫は抱っこがきらいです(そうじゃない子もいるようですが)。賢いシェルでも抱っこされると露骨に嫌な顔をして逃げようとします。

ところがフーは抱かれると、抵抗せず、ぴたっと動きをとめます。反応がないので人間の方が飽きておろします。

するとスタコラ逃げてゆきます。非暴力、無抵抗、あんたはガンジーさんか?

今でも母がくりかえしする思い出話にこんなのがあります。

夕食の支度をしていて、ふと振り返ると、夕食の材料のちくわを1本くわえて遁走するフーと目があったのだと。

その様子が忍者が巻物を口にくわえている姿とそっくりで、しかも目があったとたん、確かに「しまった!」という顔をした、、、そうです。coldsweats01

その他にミーコの子で(フーの弟)黒猫のブー(♂)がいましたが、盛りがつくと家を出て行って半ノラの生活、たまに家に帰ってきては蚤の卵をまきちらし、母に悲鳴をあげさせていましたが、この子は若いうちに自動車にはねられて亡くなってしまいました。

あとフーが後にも先にもただ1匹産んだ子猫、黒猫のウーちゃん(♂)。

(ここで、あ、ブーフーウーだ!と気づいたあなたは、、、いいお年です。でもウーちゃんの本名は四月生まれなんで”卯月”なんですけどね。)

この子も賢い子でしたが、1年たつかたたないうちに出て行ったきり、帰ってきませんでした。

ミーコとフーはそれぞれ10年生き、最後は牙も抜け落ちましたが、天寿をまっとうしました。

私が大学に入って家を出た数年後のことでした。

子供時代、意識するとしないとに関わらず、いつもそばにいてくれた猫たち。

思い出のあちこちにひょこっと顔を出す猫たち。


ペットフードなどもなく、毎日ねこまんま(御飯+鰹節)を食べ、病気になっても今みたいに獣医に連れて行くなんて発想すらなかった時代。

室内飼いという概念すらなく、猫たちは自由に家と外を行き来し、お腹をひっくりかえせば数匹のノミはみつかったし、耳ダニもついていたし、ウンチに寄生虫がとぐろを巻いているのも見たし、、、、

今なら衛生的にどうのこうのといわれそうだけれど、それでも同じふとんで顔をくっつけて寝ていた、ある意味しあわせなしあわせな時代でした。

時代こそ変われ、シェル、プリもいつか来る、最後の1日までずっと家族としてすごしていこうね。

2009年9月 8日 (火)

お宝(?)探訪

茶道具をゆずってくれるというので、さるお茶室を探訪。


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私の大好きな瓢箪の掛け軸が。このお軸もほしいわ。

さて、前回はお茶碗をいろいろ物色させてもらったので、今回は花入、お釜などを。


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うししし、、、、smile お宝、お宝、、、、

有名な作家物もあれば、そうでない物もありますが、すぐにでも茶事に使えそうなものがそろってること!

ツバをつけたものをいくつかご紹介します。


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竹一重切の花入。ちょっとかしいでいるのがいいです。


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「好日」の銘、大徳寺大亀和尚在判。


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青磁鶴首。この色が好きなんです。

夏にも涼しげ、冬には雪のイメージで。


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唐銅、曽呂利の花入。曽呂利は鶴首よりさらに首が細長く輪高台があるもの、、、と書いてありますが、ぱっとみて違いがよくわからん。

曽呂利にはこういう曽呂利盆を添わすものだそうです。

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ちょっと華やかな蒔絵の炉縁。

メインの茶室は小間なので、木地の炉縁になるので使えませんが、八畳の部屋で使うと映えそうです。

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無骨な感じの伊賀水指。

磁器の冷たく整った水指も好きですが、こういう土ものも大好きheart01


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溜塗りの折敷五客分。

これは茶事には必須ですね。


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つい最近なくなった人間国宝の方の五徳。

鬼爪といわれるごっつい爪です。こんな大きいのは初めてみました。

これは炭点前のとき、羽根で掃きごたえがありそうです。

茶人を目指しながら、実は釜ひとつもっていないという矛盾を解決するため(?)、これをいただかなくっちゃ!


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炉用の真形釜と、、、、、、


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唐銅鬼面風炉と切合せの風炉釜。

これで私もめでたく「釜持ち」。(なんじゃ、そりゃ?)

あと、こんなものも、、、


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露地行灯。

まあ、これを使える、夜咄や夕ざりの茶事ができるようになるのは、はるか先でしょうが、、、。


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この季節にぴったりの待合掛けになりそうな、お仕舞用の扇。

ちなみに裏は秋の花野の風景が描かれています。


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大正時代のものとおぼしき梅に鶯、の菓子碗五客そろい。

華やかでかわいいです。菓子の茶事に使えそう、、、、でも季節を選びますね。

こんなものまで、、、、


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訶梨勒(かりろく)。

”かりろく”とはもともと北インド産の薬用になる実だそうですが、その芳香が、邪気を払い悪疫を防ぐ、ということで、古く室町時代より書院飾りとして使われてきたそうです。


この春行った「千家十職展」で、友湖の訶梨勒がでていましたが、それはそれはりっぱな物でした。

さて、これらのいただき物(と、いうか略奪に近い、、)、いっぺんには持って帰れないのでツバだけつけて、あとは京都に家ができてから4トントラックで運ぶ予定に(ウソ!)

結局持ち帰ったのはこれだけ。↓


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火おこし4点セット!!

炭を上手におこすのってお茶の基本でしょ!wink

、、、、というわけで、炭の扱いに慣れようと思います。

え?

そんなに物をゆずってくれる気前のよい人って誰ですって?

ふふふふふ、、、、、smile

もちろん実家!

2009年9月 5日 (土)

本日のお稽古〜続き薄

忙しい夏をまだひきずっています。

そして奥歯がまたズキンズキンと、、、、、眠れないくらい痛い、というわけではありませんが拍動するような鈍痛。

ああ、また昨年治療したのが悪くなったのだわ、こんどこそ抜歯かしらweep

で、「ものすご〜く痛いんです!!」と、芝居してcoldsweats01、ごりおしで歯医者さんの予約をとって、覚悟を決めて行ったのですが、、、、、、

「どこも悪くありません。肩こりとストレスのせいとちがいますか?」、、、、え?  (○_○)

恥をかきました。

しかし、これが心身症ってやつでしょうか。確かにちょっとお疲れです。ストレスもありました。

心のストレスが身体症状となってあらわれる、、、そんなのは神経質な人の病気、自分には関係ない、と思っていましたが、いや、心身症をばかにしてはいけませんね。


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癒しの猫足。(友情出演?プリさんの足)

さて、そんな忙しい日々の心のオアシス。

着物を着て、気持ちをきりかえてお茶のお稽古です。


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本日は鰹縞のしじら織(木綿です)と麻のの荒磯模様の帯で。

そう、お魚つながりでまとめて(?)みました。


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参加はできませんでしたが、本日は花月で三友之式をされたもよう。

花寄せでそれぞれが花を入れ、香をたいて、薄茶は花月です。


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それぞれが活けられた花。個性がでますねえ。

左の風船かづら、かわいいですね。(種はもっとかわいい)


目を引いたのがこれ。


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始めてみましたが、唐胡麻(とうごま)というアフリカ、インド原産の植物だそうです。

別名、蓖麻(ヒマ)。そう、種はあのヒマシ油の原料。

漢方の材料でもあるそうですよ。

花だけ見ると千日紅みたいです。


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お菓子の銘は「水引草」。

そういえば、我が家の水引草ももう少ししたら花がつきそうです。うちのは白とピンクなんですが、茶花としては真っ赤なのが好きです。

お稽古は久々に続き薄を。

濃茶のあとに席を改めずに後炭を省略して、そのまま薄茶をさし上げる時の作法で、実際の茶事にはよく使われる実践的なお点前です。

朝茶や夜咄の茶事などは続き薄が基本ですし。

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あとから持ち出した薄茶茶碗の茶筅通しが一番手順を落とすことと、茶入れ拝見のときに棗の置き換えをするのがミソでしょうか。

実は近々先生のところであるお茶事があるのですが、残念ながら参加できません。

身代わりにといってはなんですが、この季節にぴったりの秋草鈴虫の十二角虫籠香合をお貸ししました。

そして本番で見ることができませんので、この場で茶事に使われる予定のお茶碗をいくつか見せていただきました。


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立杭焼、直作窯の平茶碗。ものすごく平べったいので、お茶をたてるのが大変そうです。(飲むのも大変かも、、)

直作窯は立杭でもっとも古い歴史を持つ由緒ある窯元。(立杭焼そのものも平安末期までさかのぼれるくらい長い歴史があるそうです。しらなんだが、、、、)

右上からななめに左下にはしる白い釉薬がきいています。


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こちら片手のなかにすっぽりおさまるかわいいサイズの茶碗。

茶箱用に作られたのかもしれません。古い物で、釉薬がこれも印象的。茶筅ずれなどあるのもまた良い雰囲気です。

これも少しお茶、点てにくそうだなあ、、、。

お茶事にはなにをさておいても参加するのがポリシーですが、今年は予定がたてこんで、断念。

残念です〜。