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2009年7月

2009年7月29日 (水)

洛中レトロ建物探訪〜文月編

さて、せっかくの京都ですので、もちや様とご一緒する前に少し早めに着いて、駆け足で洛中散歩をいたしました。


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この日は雨も時にぱらつくあいにくの天気でしたので、ポリの着物で。足元はカバー一体型のポリウレタンのすぐれものの草履。

ちと地味でしたので、ずいぶん以前にもとめた根付けなどをポイントにしてみました。


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実はこれ、小さな鏡になっていまして、なかなか重宝なのです。

まあ、そういうコスチュームでまずは地下鉄烏丸駅におりたち、こちらの店へ。


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京唐紙の唐長さん、四条烏丸店(COCON烏丸1F)。

こちらの唐紙文様のはがきやカード、大好き。

今回手に入れたのはこちら。

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実はmaki様のブログで拝見してから、ほしいなあと思っていた物。

名刺なんです、これ。もちろんこれから活版印刷にまわさないといけないんですけれどもね。

プライベートな名刺として肩書きのないものを作ろうかと。

地色がペパーミントグリーンで、唐長のパターンの中でも特にお気に入りの瓢箪唐草です。

ちなみに襖1枚、唐長の唐紙を使うと最低4〜5万だそうです(4枚だと、、、ひゃあ〜coldsweats02

唐長をでまして、次の目標をめざして北東方向へ。

京都は碁盤の目ですから、各通りをジグザグに。

最近ちょっと覚えた南北の通りの名前(東洞院、高倉、堺町、、、)を数えながら、、、


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堺町四条上ルの京湯葉の千丸屋さん。

建物拝見をしていると、、、あれ?後ろになんだかレトロな煙突が、、、


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お隣がなんと銭湯の錦湯さんでした。

こちら昭和2年にたてられた木造建築物。まだまだ京都には残っているんですねえ、こんな銭湯が。

この場所を借りて落語会などもされているようです。

学生時代、ずいぶんお世話になった銭湯が京都でも、次々と姿を消していく中、是非ともがんばって続けて欲しいものです。


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柳馬場蛸薬師上ルの京うちわの有名店、阿以波さん。

透かしうちわが有名です。ただ実用ではなくてこちらは観賞用。とても美しいうちわです。、、で、お値段もそれなりにします。

さて、つぎなる目的地はこちらでした。


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富小路六角の宮脇賣扇庵さん。


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先日こちらのとてもきれいな扇子をいただいたのですが、帯にきりっと差す舞扇が欲しくてやってきました。

2階の売り場にお値段も手頃なきれいな舞扇をたくさん手にとって拝見できました。

そして結論。あのサイズの舞扇は裾を長く引いた舞妓さん、芸妓さんが帯に差すからかっこうよい、ということ。

普通の着物のしろうとさんでは、釣り合いが全然とれまへん。(今頃気づくなよ〜)

ということがわかったので、形だけ似ているサイズは約半分の小謡扇子を一本もとめました。

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これ、むちゃくちゃ安いのに、こちらが恥ずかしくなるくらい、店員さんはとても丁寧にきちんとした箱におさめて包んで下さいました。(スミマセン)

宮脇賣扇庵をでてすぐのところ、これまた古い建物が。

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大正初期からの画材屋さん、金翠堂さんです。100年からの歴史ある建物、風格がちがいます。

このまま六角通りを西に移動した高倉通角、昨年秋冷え込む中、何でこんな寒いとき食べるかな〜?と自分でも思った琥珀流しの太極殿栖園さん。


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名物の朝顔の暖簾にかわっていました。

すいていましたので、窓際の席にすわれました。

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ここの坪庭です。いいですね、坪庭の風情はやはり。

なんといっても苔がすばらしく美しい。少し雨模様なのがよけいに綺麗にみせてくれるのかもしれません。

こんな坪庭を眺めながら、一日中ぼ〜っとすることができたらねぇ、、、、

(でも苔のお手入れってたいへんそう、、、、)


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今回は蒸し暑い時でしたので、琥珀流しがぴったり。

月替わりの蜜も今月はさわやかペパーミントでしたわ。見た目も涼やか。

さて、地下鉄にのるべく、烏丸御池をめざして北上していますとこんなお店を発見。


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現役の自転車屋さんなんですが、建物も結構歴史がありそうです。

何より、この自転車、ごっつい箔がついています。一体何年前からこのひさしに乗っているのでしょうか?

たまには地面を走りたいだろうに、、、、と少し同情してしまいました。


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東洞院三条に、こんなレトロな洋館が目につきました。

よく見ると京都市有形文化財のプレートが。

平楽寺書店の文字がみえます。

仏教関係の本を出版されているとか。

こういう文化財級の建物がまだ現役、というところがすごいです。

いや、まだまだ知らない、かくれた名建築がいっぱいの洛中です。探訪の楽しみはつきませんね。

あ〜、早く京都へ移住したいっ!

2009年7月26日 (日)

淡交社・逸品茶道具展〜小川寺之内界隈

ここ一月ほど、家と仕事場の往復で、気分的に鬱々としていましたが、もちや様からありがたいお誘いが。

え〜え、よろこんで出かけましたとも、一月ぶりの京都!


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京都ではめずらしいゆるやかな曲線をえがく紫明通り、ここにくるのは15,6年ぶりくらいかしら、、、。

そこに建っているのがこちら。

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いつも雑誌とか書籍とか、お世話になっているわりには、どこにあるのかすら知らなかったcoldsweats01淡交社のビルです。

こちらでひらかれている逸品・茶道具展へ、もちや様とごいっしょに。


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もちや様のお茶の先生の先生が、道具展の添釜としてのお茶席をもたれるのでお誘い下さったのです。

それがまあ、ビルの中にこんなりっぱな四畳半のお茶室があるなんて、、、とびっくりするような数寄屋のお茶室で、出てくるお道具も淡交社がもっているというだけはある、玄々斎ゆかりのすごいお道具でして、、、(さすがに写真は撮れませんでした)

きっと立礼の簡単なお茶席かな、なんて思っていた私は扇子を忘れるという大失態を。

もちや様は「初心者のわたくしは後ろからつき従う所存で参りましたの」と、お書きですがcoldsweats01、とんだ先輩で失礼いたしました!

お席のあとにも、展示してある古〜い時代の物から、現代の作家さんのものまで、すばらしいお道具をなんと手にとって(!)見せていただけるのです。

印象に残った物をいくつか。

写しではなくほんまものとおぼしき安南茶碗、かせた青の染め付けが渋いわ。遺跡から出土した茶碗に見える、とはさすが日本史専門家のもちや様。

お茶席で出た古伊羅保の茶碗も、伊賀の無骨な香合も好みやわ〜heart01

良く使いこなされて底の釉薬がはげ、貫入が目立つ隅田焼のお茶碗、銘が都鳥。なるほど。隅田焼ってしらんけれど、、、
ぽってりとして、持った感じがとても手になじみます。

どう見ても骨壺にしか見えなかったcoldsweats01楽の舟曳水指。(舟をひく人夫の姿をかたどった物で、蓋が笠の形を表しているそうです)

最後に「夜桜棗」を。

名前を良く聞くわりに、実物を見たことがなかったのです。

これがまた、「こうやって光に透かしたら見えます。」と言われてすらなかなか桜が見えない。

そこが手にとってもOKのありがたさで、こねくりまわしてやっと、ああっ!桜や!見えた!(ちょっと感激)

なんともほんとに微かな微かな桜で、昔の薄暗い茶室でこれが見えた人はほんまにいたんでしょうか???

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まさしく逸品ぞろいの品々を堪能いたしましたあとに、もちや様おすすめの俵屋吉富さんの茶ろんたわらやへ。

表・裏千家にほどちかい小川寺之内にある明るくてきれいなお茶サロンです。いただいたのはこちら、さわやかな色のきんとん、銘が「露の光」。


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この界隈、こんなお店もあります。

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京和傘の日吉屋さん。(ガラス戸に姿が写り込んでますね。お目汚しでスミマセン)

伝統的な和傘を作っているのは京都ではここだけとか。

紙貼りたての傘を、お隣の宝鏡寺さんの境内で干している、、というのでも有名です。

野点席などでよくみる赤い野点傘もこちらのものなんでしょうね。


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表千家の表門。紀州徳川家拝領の武家屋敷門。


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裏千家の兜門。門の中ほどが刳ってあって、兜をかぶったまま通れるように、ということで兜門というらしいです。

檜皮葺、竹の樋と侘びた雰囲気が茶家らしいです。

かつて大学心茶会の稽古は1週間に一度、この中で行われていました。

だから当時はこの門をくぐって中に入っていたのですが、そのありがたみが全然わかっていませんでしたね。

今はもう入ることもかないませんので、あの時もっとよく観察しておくべきだったなあ、、と。

なにしろ表千家の前をとおって通っていたにも関わらず、なんだかでっかいお屋敷があるなあ、、、、というくらいの認識で、バカというか物知らずでした。


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振り返ってみる、寺之内のたたずまい。

ほんまに京都はええな〜、とまた思うのでありました。

くりかえし、お誘い下さったもちや様、ありがとうございました。confident

すっかり気持ちのリフレッシュが出来、明日からまた仕事にせいをだせそうです。

2009年7月25日 (土)

大阪天神祭

京都が祇園祭なら、大阪は天神祭です。


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昨日は宵宮、今日が本宮。

神御霊を御鳳輦(ごほうれん)に移して、御旅所までの陸渡御、船渡御。

大阪天満宮や大川ではたいそうな人出だったことでしょう。

残念ながらそのメインイベントに参加することはできませんでしたが、天神橋筋商店街のくりだす神輿やにわか作りの出店など、雰囲気を楽しむことはできました。(うわさのギャル御輿はパス!)

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商店街を歩いていて出会った御神輿です。

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法被の背中のそろいの「ご」の文字は天五、すなわち天神橋筋5丁目の御輿のしるしです。

天神橋筋商店街は全長2.6kmの日本一長い商店街ですが、5丁目だけなぜか道幅がとても狭いのです。

一説では他の丁目の商店街が道幅を拡張したのに、5丁目だけ狭い方が購買意欲が増すはず、と拡張しなかったとか。

だから5丁目だけ、自転車やら人やら一杯の時はまっすぐ歩きにくく、かえってそれが大阪の下町らしい猥雑さをかもして、たしかにこの道幅の方が、にぎわってていいな、と思ったりします。

というわけで、天五の御輿がとおると、もうその前後は通行不能になってしまうのです。、、、で仕方ないから御輿の写真を撮っていたわけで、、、、、coldsweats01

さて、くだんの天満宮は天神橋筋2丁目あたりにあります。(行こうと思えば行ける距離なんですが、なにせ人が、、、、)


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商店街のなかの店の前、あちこちに御輿をとめて何をするかというと、、、


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ご祝儀をもらったお店のために、店の前で御輿を差し上げ、いわゆる「大阪締め」を。

チョンチョンという拍子木のあと、最後に全員で「商売繁盛!」というところが、さすが商都・大阪ですね。

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他にも子供の御輿やら、他の町内の御輿やら、商店街を歩いているとたくさんの御輿に会うことができます。

これはお隣の天神橋4丁目の天四会獅子舞の方たち。

暑い中、白い晒しの腹巻きがきりっとかっこいいです。

町全体がお祭りの熱気にもりあがり、夜店の準備も進む中、これは????という方にもお目にかかりました。


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これは、、なにかの花魁道中をまねたものでしょうか?

残念ながら、高下駄の八の字歩きはされていませんでしたがcoldsweats01

なんでもあり、の大阪のお祭り、祇園祭とは雰囲気は全く違いますが、これはこれでなかなか楽しいものです。

2009年7月23日 (木)

お茶のお稽古〜行台子

この週は、お茶三昧、1日おいて、お茶の特別稽古、行台子です。


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ここぞとばかり、夏着物を、虫干しがわりに着ていきます。

これは私が「蝉の羽根の着物」とよんでいる(あは、ちょっと良く言いすぎですかね)ゼンマイ織りの着物。

透け感があるので、見た目涼しげですが、着ている方は涼しい、、、とはいきません。wobbly


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帯は絽綴れの一種、、、でしょうか?帯芯が薄いので、柔らかく、締めやすいです。(ふつう絽綴れはスルスルすべって締めにくいのですが)

行台子です。

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先生はあわてて出されたと見えて、この写真に一カ所間違いがあります。


どこでしょー?happy01答えは最後に。


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お花は先日のお稽古の時とほぼ同じですが、花入れが変わると又雰囲気がかわります。

これは胡銅の花入れなんですが、中ほど、わかりますでしょうか?

この季節ぴったりな、、、、

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蝸牛が!

行台子は始めてからもう長年たちますが、点前の所作がとても合理的にできていて、意味を考えながらやるととてもすっきり、覚えやすいのです。

これまた、反対に、小習い、四ヵ伝がベースにあって初めて理解できるのですが。


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前日の夜は梅雨の終わりを告げる、激しい雷雨でしたが、茶室の葦戸の向こうにはもう本格的な夏の気配です。

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こちら、この季節に使わなくちゃ、のあんのちゃんにいただいた、大原三千院の梶の葉の懐紙。

梶の葉は、七夕や葉蓋に使われる、夏の風物詩なので、今まさに使い時、なんですが、実はこちら、三千院がかつて梶井門跡とよばれていたところから来ているので、季節とはあまり関係がないのです。coldsweats01

さて、さきほどの間違い探しの答え。

台子の竹の柱の位置が違います。

三節のが右手前、左奥。二節のが右奥、左手前になるのが正しいのです。

易学で客は陰、亭主は陽、奇数は陽、偶数は陰、その考え方で、三節、二節の位置が決められているのだそうです。

茶道の道具や所作は、陰陽五行ととても密接に結びついていて、その意味を知っていると、なるほど、と納得できることが多いのですが、特に台子はその考え方が顕著に現れていると言います。

行台子では八卦盆を使いますし。


さらに陰陽五行の考えがちりばめられているのが、10月の中置きに使われる、その名も五行棚。

陰陽、五行・木火土金水(もっかどこんすい)、すべてを含む作りになっているとか。

さらに、なんと華道にも陰陽五行の考え方が活かされているらしいです。

うう〜む、、勉強することは尽きませんねえ。


2009年7月20日 (月)

お茶のお稽古〜文月・小習

忙しい日々にちょっと心のうるおい →→→ お茶のお稽古。

着物をしゃっと着れば、なんだか背筋がのびて、しゃんとします。そして、気持ちも切換え完了!


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梅雨時とて、ポリの着物ですが、麻混なので、肌触りがひんやりしてとても気持ち良いのです。

帯は羅(風?)。


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この日は祇園祭の山鉾巡行の翌日でしたので、お軸も長刀鉾。

お花はミソハギと女郎花、それに桔梗なのですが、桔梗は1日花、既にすこしくたびれて、うなだれていました。


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お菓子は「朝の露」。

昨年はこれは朝顔のつぼみだ、いや木槿だ、芙蓉だ、と物議を醸したのですが、やはり木槿が一番いいですね。

本当は茶箱をしたくて、雪点前、月点前を予習していったのですが、瓶かけがすぐでてこない、ということで、貴人清次を。

いやあ、小習いはとうに卒業、と思っていましたが、なかなかどうして、細かいところが抜け落ちているのが判明。


結局のところ、真台子まで一応ひととおりやってきて、一番むつかしいのは実は小習いではないかと、思うのです。

高校で難しい数学をやっても、日常生活では全然役に立たないから、勉強しても無駄、という人がおられます。

高校時代、数学は好きで、数学的なものの考え方、考え方の道筋、解答をえるためのデータの整理の仕方、などをきっちりたたきこまれました。

日常生活で微分・積分などはほぼ無用ですが、日々の問題の整理の仕方、解決までの考え方の道筋、というのは数学的な考え方がおおいに参考になっていると思います。

それと同じで(同じかどうか、、まあ、比較が変かもしれませんが)、普通のお茶会で行台子、真台子を使うことはまずありません。

しかし、そこで身につけた点前のロジックというものは、小習いをする上でとても大切なベースになっていると思います。

というわけで、小習い卒業、、ではなくて、さらに精進せねば、と思った次第であります。

ちなみにこの日の茶杓の銘は「白南風(しらはえ)」、梅雨の終わりを告げ、夏の到来を告げる風です。


さて、うむ、今日は大事なことを教わってきたぞ、と勢い込んで家に帰りますと、、、、

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なんとものどかな、シェルプリのお出迎えに、思わず脱力、、、、、でございます。

2009年7月17日 (金)

灰形を作る

茶人をめざすなら、クリアしなければならない関門、それが風炉の灰形。

名人になると茶事の始まる直前に20分くらいでちゃちゃっと作れるという話です。

しかし、私の先生でも灰形は時間がかかるので、前日に作っておかないと、当日あわただしい中ではとてもとても作れない、とのことでした。

お茶歴は、途中ブランクがあったとはいえ長いのに、実は私、灰形未経験。

茶室を作ろうとしているのに、それではイケナイ!と一念発起、自己学習をまず始めようと。

ほんとは灰形教室などにまず行って、基本的なことをおさえたほうがよいのですが、なにせ通う時間がありません。


まず最初に揃えましたのがこちら、灰匙6本セット。

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一般的には灰匙は3本セットの事が多いのですが、ある先達の方に勧められまして、この灰匙セットを揃えました。

未使用ですので、きらきらと赤銅の色がきれいです。lovely


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しかし、このアイロンのような、鏝のような匙はどう使うのか???

先達様がおっしゃるには、灰の底をならすのに、これが一番使える、、、、とのことでした。


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本来、灰は自分であく抜きして丹精しないといけないものですが、少々荒くてもOKな炉の灰に比べると、風炉の灰はさらに細かくないといけないし、ちょっと手に負えそうもないので、手抜きですがcoldsweats01市販のあく抜き風炉灰を購入。


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とりあえず6袋(約3kg)でこのくらいになります。


ネットで超安値でゲットした、五徳と前土器付きの伊賀焼の紅鉢型風炉は小振りなので、このくらいで十分です。


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テキストに従いまして、底に奉書(ならぬ和紙便箋)を敷いて、底土器(ならぬ小皿)を置きます。

まあ、ここらへんは練習ですので、、、、


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だいたいの形に灰をいれたところ。

この風炉灰は本当に細かいパウダー状です。


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なので五徳を置いたら、自分の重さでずぶずぶっと沈んでくれました。

前土器も簡単に差し込めました。


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まずはおおよそどの風炉でも使える「二文字押切」に挑戦。

テキストと首っ引きです。

しかし、本で見るのと自分でやるのとでは大違い。

なかなか思うように灰は表面なめらかになってくれません。やっと綺麗な平面ができた、と気を抜いたとたん、灰匙のあとがついてしまったり、五徳の爪のまわりを綺麗にしようとすれば、平面ががたがたになったり、、、


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この柳の葉のような匙は細かいところに便利そうですが、うまく使いこなすのはむつかしい。

しかし、6本あると、ここはこれ!と自然に必要な匙を手に取っている、、というか選択肢があって使いよいです。

一番大きい匙はその重みを利用して引いていくと綺麗な表面ができることもわかりました。

、、、、、、しかし!まだまだです。むつかしいbearing


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えっと、、、シェルさん、あなたのお手伝いはいりません!!

それから二文字になっている灰のエッジがなかなかうまくたちません。

本では鋭く、ぴしっと直線の稜になっているんですがね〜、、、、なんでかな〜、うまくいかない。


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さて、謎の(?)アイロン鏝の使い道はこう、、のようです。

真ん中の谷をならしていきます。

底に水の卦である、坎(かん)の卦を書いて、(火の陽に対して陰の水で火を鎮める、という陰陽五行に基づいた意味だそうです。)一応、、、完成。

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まあ、笑わば笑え、、、でございますよ。初めなんかそんなもんです。(←言い訳)

ちょっとゆがんでるし、エッジは鈍いし、匙のあとが残りまくりだし、、、、。

まあ、これから毎日こつこつと練習いたしますわ。当分どこにも行けそうもないし、、、。

しかし、、、これ、炭点前できるんかなあ?

よほど小さい胴炭でないと入りそうもありませんなあ、、、、(←いいのか?それで)

2009年7月15日 (水)

「宵山万華鏡」森見登美彦

やっとでました!

久々の森見登美彦さんの京都ファンタジーです。

森見さんと言えばきつねのはなしなど、京都パラレルワールドの話を書かせたらピカいちです。

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宵山といえば、私には、大學にはいった年の最初の宵山が思い出されます。それだけ初めて見たときのインパクトが強かったのです。

子供の頃、夜店の出るお祭りは、故郷の町でもなぜか不思議な空間で、きらきらする照明やら、焼きイカのにおいや、綿菓子、金魚すくい、、、いつもの町とまったくかわってしまうことにわくわくしたものでした。

ただそこにはやはり闇のような空間も確かにあって、「あんまりうろうろすると、子捕りにつれていかれるよ。」という大人の言葉が妙にリアルに聞こえたものでした。

それが祇園祭宵山では都市レベルであるのですから、それはもう田舎からでてきた女学生をびっくりさせるに十分でした。

さて、この本ですが、なにしろこのタイミングで出すか〜!、という宵山の話なのです。

読んでいると、鉾の名前と鉾町あたりの地名がいっぱいでてくるのです。

室町通を上ル、六角通りを西へ、蛸薬師下ル、御池を東へ、衣棚町(京都のひとは、ころもんたな、、と読むらしい)、地図に載っていない通り抜けの小径のひとつ了頓図子(りょうとんずし)まででてきちゃう。

(こうして書くと、京都の地名って雅びです。絶対に地名整理なんかしてほしくないです。)

そぞろ歩くのが好きな室町界隈なので、本の中に出てくる町や通りの名前をみては、頭の中の地図をたどるのもまた楽し。

キーになっている場所、室町三条といえば、素夢子古茶屋さんのあるあたりですねえ。

読んでいるだけであの駒形提灯やら、屏風祭の旧家やら、夜店にむらがる人々の姿が目に浮かび、雑踏のざわめき、祇園囃子、ちまきを売る子供たちの歌が聞こえてくるようです。


地名は実際京都に住んでいたら(あら、私はまだ住んでいなかったわcoldsweats01)ああ、あそこ、とすぐわかる慣れ親しんだ場所の名前がてんこもりなんですが、そこは森見ワールド、すでに別世界の京都になっております。

ところがそのつくりはさらに多層的で、パラレル京都の、さらにもうひとつ別のパラレルワールドが宵山の夜、出現するのです。


ひとつはあくまで楽しく、賑やかなおもちゃ箱をひっくりかえしたような世界。

もうひとつは「死」の匂いのする、ちょっとダークな異界。

これが象徴的にあらわれているのが実は表紙なんです。

これは私も読み終わるまで気づかなかったのですが、あくまで楽しくおとぎ話のような表紙の後ろに、もう一枚の表紙があって、それは、、、、

あとは実際に手にとってごらんくださいね。bleah

狂言回しのとても怪しい骨董屋、杵塚商会というのもでてくるんですが、これは「きつねのはなし」に出てきた同じく怪しい、かくりょ(幽界)と通ずる一乗寺の骨董屋と実はおなじ骨董屋なのかもしれません。


それにしても、こんな不思議な時空がほんとうに宵山のにぎわいのなかに、ひそかにしのびこむ、、ということがあってもおかしくない、と思えるのが京都特有の町の構造なんでしょうね。

近代的大通りを一本中に入ると、迷路みたいな小路やろうじがかくれていて、普段の時でさえ、あら、別の時空にまぎれこんでしまったのかしら?と軽い眩暈をおぼえることがありますもの。

考えてみれば、一ヶ月もかけて、町一番の大通りを占拠するお祭をするなんて、京都以外では考えられないのではないかしら。

夜は短し歩けよ乙女ファンの「あほうな大学生」が好きな方も堪能いただけますよ。ちょっとかぶって登場する人物もいますしね。

2009年7月12日 (日)

文月雑記

しばらく仕事から帰ると風呂入ってねるだけ、、、の生活が続きます。

京都はいまごろ祇園祭の熱気が盛り上がっているだろうなあ、、、と思うと京都にいけない我が身がくちおしい、、、

というので、慰みにこんな本を買ってみました。

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あはは、、よけい行きたくなったweep

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でも、京都に住んでいた頃は、そんなに熱心な祇園祭ウォッチャーではなかったんですけれどね。

いつでも行ける、、と思うとそんなものかもしれません。行けないとよけいに思いがつのるのねぇ。

で、あちこち出歩けないので、こぼれ話でちょっとお茶を濁してみました。(あはは、、、)

<その1>JRのポスター

通勤中なにげにみている駅や電車のなかのポスター、時々ツボをヒットするものがあります。


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いつのまにかすっかりメジャーになったせんと君。

イラストより、3Dせんと君の方がなんだかキュートに作られているような気がします。


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ICOCAのイメージキャラはカモノハシ。(鳥類とほ乳類の間のmissinng ringといわれるありがた〜い?動物なんですよ)

いろんなバージョンがでてきますが、このふてくされたような脱力感がけっこう好き。

そして、感激したのがこのキャラ!

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この超キュートな情けない顔の、コアラのような、モンチッチのような、彼のお名前しってます?

私、初めて見たとき思わず叫びましたよ。「チェブラーシカ!!

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ロシアの国民的キャラクターなんですって。実はnnya 様に以前教えていただきましたの。いつもいっしょのワニさんはお友達でゲーナさんといいます。


チェブラーシカというのはロシア語で「ばったりたおれやさん」、オレンジの好きな正体不明な動物らしいです。

いや〜JRの駅でおめにかかれるなんて、うれしいわlovely


<その2>my garden

暑くなって、いろいろな花が色とりどりで咲き誇っています。

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こちら宿根バーベナ。

千日紅も、桔梗も、朝顔も、ミソハギも、白蝶草も、、、


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そして今では雑草扱いのミントもはびこっています。

炎天下での草抜きはシェルさんの応援(?)にもかかわらず、過酷な作業ですわねぇ、、、。bearing

<その3>平茶碗

普段にお抹茶をいただくときのために、持っていなかった平茶碗を手に入れました。

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京焼きです。

この季節、涼感を感じさせる青楓と水の意匠です。


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気の張らない友人とのお茶会に使えそうです。

ここのところ1日、最低でも2服は抹茶を点てていただいています。冷水点てもなかなかおいしいですよ。

<その4>扇子

友人からお礼にと、旦那と私にそれぞれ扇子をいただきました。

京扇子の宮脇賣扇庵さんのものです。

私のは撫子柄だったのですが、旦那用にともらったこちらの瓢箪がいたく気に入ってしまって、両方いただいてしまいました。

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これ裏にも柄があるんですよ。

茶道では扇子は自分と他者との結界になる大切な物ですが、表千家と裏千家では長さがちがいます。
(表さんの方が長い)

帯に差したとき、長い方がなんとなくかっこよくて、扇子だけ表さんにしようかな〜と思ったり。

あと帯にきりきり差した舞扇もかっこいいですね。

宮脇賣扇庵さんでいつか舞扇を手に入れたいなあ、、、。

2009年7月 8日 (水)

磨く!その2

なぜ<その2>なのか、、、、

それはその1があったから、、。(→ 後出)

それはさておき、皆様は「裁ち板」というものをご存じでしょうか?

私も聞いたことなかったのですが、ある日なにかのHPですてきなローテーブルをみつけたのです。

それはテーブルというにはあまりに高さが低い。文机なんかよりもはるかに低い。

せいぜい15cmくらいでしょうか。そして幅はせまく長さが長い細長いシェイプ。

座敷におくとそれはそれは相性ばっちりのインテリア!

それからというもの、それにとりつかれたように、骨董市などでさがし、古美術店に問い合わせ、、、、。

でも、見つからないweep

ある日なにげにネットナビゲーションをしていて、その特殊なテーブルの名前が「裁ち板」ということを知ったのです。

裁ち板とは、和裁をするときに、布の長さを測って裁断したり、印を付けたりするときに使う板だったのです。

着物の反物は長いので、裁ち板も細長く、布がすべらないといけないので、その天板はなめらか。

昔はどこのご家庭にもあったそうです、、、ので、骨董や古美術のお店にはないはずですよね。

そこで、「裁ち板」で検索してみるとあるわあるわ、、、。

ついにネットオークションで格安でゲットしました。


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表面なめらか、高さばっちり15cm、幅約40cm、長さ約180cm!

天板の細かいヘラのあとも味があります。

ただ、もう少し艶がほしいなあ。

最初、(初心者にも関わらず)拭き漆をしようかな、と考えましたが、漆のセミプロの父に「素人がやるとムラになって、かえってきたなくなるからやめろ。」とたしなめられ断念。

次に考えたのがこれ。


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米屋で米ぬかを調達。

さらしを袋に縫って、ぬか袋を作成。

これで磨く!


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う〜〜ん。いまいち。

ぬか袋から油がにじんでくるのには時間がかかることが判明。

で、思い出したのがこれ

磨く!のその1。

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京都は上京区、山中油店さんの椿油。

これで骨董家具をみがくとつやつやしっとりしたんです。

(お風呂に入る前のがさがさお肌に、風呂上がり、化粧水をたっぷり付けたあとのようlovely


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で、これで磨いてみました。

どおでしょう?艶がかなり出て良い感じになりました。(写真でははっきり違いがわからないのがはがゆいですが)

あとさらにぬか袋で磨けば、きっと拭き漆をしたようになるにちがいない!

この裁ち板を京都の家の座敷に置いたところをイメージしながら、しこしこ磨くのもまた楽しい作業でございます〜。


2009年7月 5日 (日)

七夕のお茶のお稽古〜しじらの着物

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我が家のネジ花。

この花は大好きで、茶花にも使えますが、タネがどこからともなく飛んできて、あちこちに顔をだすのがおもしろいのです。

いつも感心するのは他の花の鉢にちゃっかり根をおろすことです。

ちなみにこの子は、タイムの鉢植えにいつのまにかはえておりました。


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さて、これは、お土産にもらったしじら織りの小ぎれをつないでカバリング用の布にしたもの。


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しじら織りは阿波の国、今の徳島県の伝統織物です。

独特のしぼがあって、サッカー地によく似ている木綿生地で、夏場これが涼しいので普段着の着物や浴衣によく使われたそうです。

で、なんでこんな話をするかというと、、、、

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じゃ〜ん!

しじらの着物を入手いたしましたのでゴザイマス。

ちょっとカツオ縞に似た涼しそうな伝統柄を選んでみました。

しかもこれ、木綿ですし、しぼがあるので、お家で洗ってもしわしわになりにくいのです。

この小ぎれをもらったときから、いいなあこれ、と思っていたのです。

普段着用に気を使わずに着られそうだし、さらっとして気持ちよさそうだし、、、と。

で、早速今日のお稽古に着ていきました。


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半襟は”京のてんてん”さんで買ったトンボの手ぬぐいを使ってみました。

木綿なので、おはしょりのあたりがちょっともこもこしますが、肌触りがしゃきっとして涼しくて軽い!

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今日のお稽古場はテーマが七夕のようです。

短冊にそれぞれが願いを書いていきます。

なかには織姫、彦星に託して恋の歌を書かれた方も。

まあ、お若い方はいいわねえ。(←すっかり枯れているおばさんのセリフ)


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お菓子は華やかな色の餡が入った葛餅、梶の葉にのせて。

銘を「氷室の花」。

梶の葉は、墨がのるので、かつて七夕の願い事を書くのに使われたとか。

葉蓋にも使えるし、料理やお菓子をのせても涼しげだし、お庭にほしい木です。


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お床の花も、涼しげな半夏生、檜扇水仙。


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お点前は、つるべの水指にしめ縄を張って、名水点てを。

実際先生が山からくんでこられた名水なんですが、「どちらのご名水でしょうか?」と聞かれると、「梨木神社の染井の井戸のものでございます。」と、言いたい放題。happy01(←昔友人の家が近くだったので、よくここのをもらってきていた)

で、お茶杓の銘は、昨年の楽しかった七夕茶会 in 京町屋でいただいた亀末廣さんのお菓子を思い出しながら、同名の、七夕の中国でのルーツ、「乞巧奠(きっこうでん/きこうでん)」にいたしました。

今年は七夕の夜、晴れると良いですね。

2009年7月 3日 (金)

夏越のお茶事

2年ほど前の厳寒のころ、夜咄の茶事にお招きに預かりました。初めての夜咄、幽玄な雰囲気にすっかり魅了され、感動いたしました。

久々にそのご夫婦の正午の茶事におよばれ、五名で参加させていただきました。

資産家さんですので、お屋敷は別の場所あるのですが、お茶事や、ミニコンサートなどの、うちわの催しだけのために建てられた別邸でのお茶事です。(われわれ庶民には、遠い世界〜coldsweats01


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入ってすぐの寄り付きにあたる部屋は、飛騨高山の民家をおもわせる、太い梁がそのまま見える造り。

ところどころにステンドグラスの丸窓や天窓があって、囲炉裏もあって、さりげなく李朝家具がおかれて、、、ともうため息ため息、、、、でございました。

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八畳の待合(お茶室にもなっている)の煙草盆。

こちらから外露地へ。

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こちら、お庭もりっぱです。井戸もあれば藤棚もありますし、お掃除も行き届いています。

この露地の掃除が一番たいへんなのよね。

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腰掛け待合で迎えつけを待つみなさま。

わたくしは露芝の絽のお着物で。


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腰掛け待合から見た内露地。

迎え付けの前の、ご亭主の蹲居の点検。

青楓がとても美しく、今日の一席への期待が高まります。

ここのお茶室は三畳台目の小間、理想的な間取りです。

お床の軸は「河海不択細流」。

秦の「戦国策」が出典で、黄河や海は小川だからと言って選り好みせず、併せ入れるからこのように大きくなる、という意味で、それと同じく、人も心を広くもって色々な意見を受け入れることで初めて大成できる、という意味だそうです。

不肖、わたくし、お詰めをつとめさせていただきました。

懐石はご亭主の心づくしの手作りです。(プロ級です、ほんま)

写真を取るのも忘れて、おいしいのでいただいてしまった汁は、星形の冬瓜と、たばねたお素麺。

ああ、これは一足早く七夕の意匠ですね。

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向付は栄螺の形の陶器、現代作家さんのものです。

煮物椀がまた、私が理想とする、外は黒い真塗り、蓋をとるとはっとするような鮮やかな蒔絵のお椀!

松竹梅蒔絵、時代です。

煮物はこの季節ですものね、関西人はやはり鱧(祇園祭は鱧祭とも)です。

星形に抜いた柚子2片は織女、牽牛の見立てでしょう。

こういうのはいただく方も楽しければ、考える方はもっと楽しいに違いありません。

だから、気づかれなかったら悲しいし、客としてはそういう神経もアンテナもはっておかねばなりませんね。

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器は、旅された先の世界各国で入手されたものが多くてこれまた楽しい。

これなんか、お酒をいれる閒鍋のかわりに使われたイタリア製の気泡ガラスの瓶です。

かと思うと、先代から伝わった時代物の由緒あるお道具も、おしげなく出てきます。

小吸物の中身がなんだかさわやかで、ちょっと酸っぱい物が入っていました。

何なのかわからずお聞きしたところ、青梅の皮、なんだそうです。へええ〜〜っ、びっくりcoldsweats02

もっとびっくりしたのは、八寸の山の物、なんと食用サボテンの葉!

スターフルーツに似た酸っぱいお味でした。でもこれで口中さっぱり!

初炭は奥様がさらさらとされました。美しい。炭斗は蛍籠。

灰型もご自分で作られています。(ただ今私も勉強中、むつかしい!!)

さて、中立、というときにけっこうな雨が、、、、

そして、今日の茶事で一番うれしかったのはこれかもしれない。


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雨用の笠と雨下駄!

話には聞いていたけれど、使うの初めて〜。これはご連客みなさんそうだったらしく、うれしそうに記念写真におさまりました。

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ほんとうは片手でかざすのですが、ちょっと重かったので、こんなアジアの物売りスタイルになっております。


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後座です。

点前座だけにあかりがつくようになっています。


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後座では軸は片付けられ、お花になります。

さて、これは何かわかりますか?

薔薇の実に似ている、と思われた方は良い線いってます。

そう、バラ科のハマナスの実です。なんとまあ、心にくい。

花器は現代作家の金属細工。

濃茶の茶碗は19世紀に朝鮮半島でつくられた井戸茶碗(19世紀というと写しでしょうか)。

薄茶の茶碗はうってかわって、内側が鮮やかなトルコブルーのまるでガラスかと思わせる質感のイギリス製ボウル。


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薄器はこの季節にぴったりなアメンボウの棗です。

この蓋は裏返すと千筋の同心円になっていて、まさしくアメンボウのまわりに広がる水紋に。

見事なお道具組でしたlovely

いいなあ、、、、すばらしい!


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茶事が終わって、茶室を辞する前に、末席のため見ることができなかった水指の中を拝見。

これまた見事な鉄絵が中にすずしげに。四つ耳がついているのがめずらしい。

これも朝鮮半島のものだそうです。


ほんに目も心もお腹も満たされた、すばらしいお茶事でした。

参席できたご縁に感謝いたします。

いつか自分でお茶事の亭主をするときのため、とてもとても勉強になりました。

及ばずながら精進いたす所存です。