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2009年2月

2009年2月27日 (金)

(しつこく)こなしの和菓子〜寒梅粉編〜

このまえからしつこく、こなしの和菓子作りを試しています。→こちら

なかなか会心の出来、ということがない、発展途上にありますが、今回は、ひいらぎ様におしえていただいた寒梅粉を使った方法をお試し。


こなしの作り方としては、もち粉を白餡にまぜて蒸す、というのが一般的です。

そのもち粉は餅米をそのまま粉にしたもので、いわゆるβ型デンプン。つまりそのままでは食べられない。→だから蒸す必要が。

ところが寒梅粉はすでにα化(糊化)されたデンプン、つまり餅米をお餅にして、焼いて粉にしたわけで、蒸さなくてもいいのです。

ということを勉強して、なるほど〜〜〜flair

こりゃ、理屈にかなってるわ、簡単だし、、、と早速実践。


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これは300g300円で錦市場の雑穀屋さんで手に入れた寒梅粉。

寒梅とは梅が咲く、今頃の季節に新米を使って作るからだそうです。

ちなみに落雁の材料も、この寒梅粉です。

で、白餡に混ぜただけ、、、の超簡単なこなしのできあがり!

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ただ、分量がわからず、そこは適当にしたので、なんだかこなしというより餅っぽい、、、

少し寒梅粉の量が多すぎたかもしれません。

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ええ〜っと、一応桃の節句にあわせて、桃、、、にしてみたんですけどcoldsweats01

うまいこと桃の割れ目が全く表現できておりません。

でも葉っぱは上出来。(←自画自賛)

千日前の道具屋筋で買った抜き型使用。

抜き型は先日行った有次さんにもあったのですが、お値段が、、、、道具屋筋の約3倍で〜〜〜びっくりcoldsweats01

まあ、私の和菓子にはこちらで十分です。

味の方は、もち粉で作った物より、粉っぽさが少なくて、なかなかいけます。

あと課題は見てくれでしょうか。この餅っぽさもなんとかしないと、、、

それと余った寒梅粉で、今度落雁にも挑戦しよう。(期待しなくていいです)

お口直しに、たねやさんの季節の和菓子を。


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かわいくて小さいお雛様バージョンの上生菓子です。

ちなみに左から、左近の桜、(多分)三人官女がもっている酒器、お内裏様、五人囃子の鼓、右近の橘。

お箸は昔、お雛様を出すときにお箸をお供えしたことにちなむそうです。

お箸の使い方を習わせて、お箸が上手に使えたらお裁縫もお料理もお習字もじょうずにできるようになる、、、ということらしい。

ゆかしい風習ですね。(聞いたことなかったけど、、)

せめてお箸くらい上手に使える日本人でありたいです。

2009年2月24日 (火)

今回の京都でのお買いもん

このたびは、この梅の季節ですから、実は北野天満宮・梅林にもいきました。

こちらは有名ですので、他の方のブログでもたくさんとりあげられていますので、梅林の中で休憩所を設けている和菓子のお店、上七軒老松さんの半生菓子、「御所車」だけご披露しておきます。


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粒あんを白雪糕(はくせっこう・落雁のようなもの)でつつんだ上品なお菓子で、ちゃんとお抹茶をたてていただきましたよ。

こういうお菓子は、お茶をいただいてはじめて完結するよう、甘さを調整されているのだとききます。

時雨れる右京区をあとにして、次にまず向かったのは錦市場。

実はず〜っと手に入れたいと思っている銅製品があるのですが、ネットなどで見る物はデザインがいまいちなものが多くて。

きっと有次にならあるんでは、、、と思ってたずねました。

あった!あったんです。なんとも理想的なデザイン!

ちょっと重くて大きいけど、持って帰るぞ〜と思ったのですが、、、、カードが使えず、現金の持ち合わせがなくて、断念!残念!

でも、ここにあるとわかっただけでも収穫か。

次回は是非。一体何なのかはまた本当にゲットしたらアップしますねwink

寺町を北上、京都に来ると必ずぶらぶらする寺町なのですが、ず〜っとお茶をいただきたい、と思っている一保堂の喫茶嘉木には、いつも行列ができていて、いまだ行けてないのです。


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中国茶、日本茶の町家カフェ好日居さんも、京都の中の日本茶カフェではここが一番と、いちおしでしたものね。

ところがこの日はなんと行列がない!チャ〜ンス!と、いさんで入ったら、、、、

午後5時5分前、、、

5時までの営業なので、煎れるのに時間のかかる煎茶、玉露はオーダーストップですってweep

どうりで行列がないわけだわ、、、

でも、点てていただいた薄茶はこまかく泡立っていておいしかったですよ。


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次回は少々並んででも、玉露・煎茶に挑戦したいです。


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そして食べ出したらとまらない「福だるま」を寺町にある舩はしや総本店さんで。

福だるまは三条大橋のところの本家舩はしやもあります。

八つ橋があちこちに、本家、元祖、本舗、、、といろいろあるのといっしょでしょうか。

違いがわからない。

でも、どちらにしても、ひとつひとつ、ほのぼのしたお顔をされているだるまさんです。

見かけがキュートなだけじゃありません。

気がつくと一袋あっというまに食べてしまう、飽きのこないおいしさなんですよ〜。

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さらに北上して、ここは河原町丸太町をちょっと北に行ったところ。


ほぼ日刊イトイ新聞などで取り上げられているシャツのお店モリカゲシャツさん。

ここはオーダーメイドもお願いできるらしいですが、人気過ぎて長期間の待ちになるとか。

いくつか定番のサンプルシャツを拝見しましたが、私がほしいカラーのしっかり堅いシャツはなくて、どちらかというとくしゃくしゃカジュアル系のものがメインのようです。

というわけで、シャツを買うのも断念。

今回も「残念」が多いですね〜coldsweats01

モリカゲシャツを出て、さらに北へ。

お気に入りの器のお店草星さんへ。

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日常使いのちょっと上等な器としてよいものがたくさんあります。

私の好きな、焼き締め、粉引きの器がとても豊富。ディスプレーもとてもすてきなんですよ。

ディスプレー以上にすてきな草星さんに、買った器の扱いのとてもていねいな説明を聞きました。

買った焼き締めのボウルは焼き締めにしては素焼きに近いので、一晩水につけておくこと。できればしばらくは使う前に水にちょっとつけておく。

粉引きの片口は、米のとぎ汁で10分ほど弱火で煮て、釉薬のすきまをつぶしておくこと。

そうしないと油物が釉の割れ目から土の中にはいって着色してしまう、、、、

おうちに持って帰った器を、草星さんのブログをまねて、写真に撮ってみました。

どおして、彼女みたいにいい雰囲気に撮れないのかしら〜???

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渋い焼き締めのボウル。

この器、じ〜っとみてたら、炭点前の時の灰器に使えるかも、、、、なんて思いました。

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これはお漬け物いれるのにぴったりね。

夏からはじめたぬか漬けのぬか床、いまも乳酸菌が健在で、おいしくキュウリなんか漬かるし、これをいれましょう。


2009年2月22日 (日)

妙心寺〜特別公開・衡梅院

右京区花園・妙心寺は臨済宗妙心寺派大本山、


日本最大の禅宗のお寺です。

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ここは一条通に面する北門からの眺め。

長い石畳の道が続いていますが、これはまだまだほんの一部なのです。

この北門を過ぎて、もうすこし西にいったところのお家に、大学の頃、家庭教師のバイトにいっていました。

かわいらしい女子高生に数学を教えていたのですが、ちゃんと自分で勉強して、どこがわからないかを理解していて、そこだけ聞いてくる、というまことに家庭教師にとっては手のかからない賢い生徒でした。

当時はお姉さん風をふかせていましたが、よく考えると、2つかせいぜい3つしか年がちがわなかったんですよね。

その後志望する大学学科に合格されましたが、もういいおばさんになってるはず。なつかしいなあ。

脱線しました。

というか、そのころから妙心寺はなんとなくなじみが深い場所だったのです。

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はてしなく広い敷地に石畳の道が数多い塔頭の間を縫うように、迷路のごとくはりめぐらされて、ここをタクシーも軽トラも走ります。

もうひとつの町、小都市といってもいいでしょう。

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でも、大きなお寺でありながら、観光客にはあまりポピュラーではありませんよね。

ここは他の観光的寺院とちがって、宗教の場であるお寺としてちゃんと機能しているからでしょうか。

この広大な境内の内外に48もの塔頭がありながら、公開しているのは3つか4つしかない、という事実が物語っています。


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この石畳が雨に濡れて、しっとりと良い雰囲気をかもしています。

あ、まさか市電の石畳の再利用?、、、じゃないですよね?

しりませんけど、、、coldsweats01

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もう一つ、妙心寺になじみがあるのは、ここ、普段は非公開の塔頭・春光院です。

「堀尾家菩提所」とありますが、堀尾家とは松江藩初代藩主の家だそうです。

ここに禅の思想家であり、心茶会を創設された久松真一先生が京都大学の学生〜教授であったころお住まいになっていたのです。

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そのゆかりで大学心茶会ではこちらで錬成茶会を何度かさせてもらっています。

茶室の掃除をしていると、先生がここにおられたときに集められた茶道具が古い新聞紙にくるまれて、床下からいくつか出てきてびっくりしたこともあります。

お寺さんにかえしましたが、ちょっともたいなかったな〜。

遠い左京区にある大学から重い茶道具や掃除道具をもって、電車と徒歩で(当時自家用車に乗ってる学生なんて数えるほどしか居なかった!)えっちらおっちら、早朝、夕刻通った道はいまでも懐かしい。

そのころあったお店がまだあったりして感激!もするのです。(力餅食堂や象嵌のお店やら、喫茶店やら、、よく生き残ってるな〜)

また、脱線しました。coldsweats01

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さて、冬期特別公開の衡梅院も妙心寺塔頭のひとつ。

いや、ここも団体さんがど〜っとおしよせててびっくりしました。wobbly


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残念ながら写真撮影はできませんでしたので、画像はありません。

15世紀に建てられた、枯山水庭園、方丈、古い襖絵などをもつ、禅宗のお寺にある典型的な建物です。

なかでも4畳半+2畳の「長法庵」はなかなかおもしろいお茶室です。

天井は掛け込み天井、網代、、、、ときて、ん??これは?

天井の一部に正方形にぴっちり木の皮を貼ってあるのです。なんでもクスノキの皮をかつらむきに1枚にむいてはりつけたものとか。

う〜ん、意図はわかるけれど、ちょっとどぎつい感じが、、、。

そして柱の木がほんとに自然木そのまま、節はごつごつあり〜の、ゆがみはそのまま、枝も少し出てるし、ささくれてるし、、、

自然そのままをとりいれた茶室、と説明されていましたが、かえって作為を感じてしまうのは私だけでしょうか?

もっともこの茶室は大正年間に移築された物で新しい物なのですが。

でも洞床のあら壁は侘びた感じがでていて、そこに活けられていた水仙、椿が映えていました。

この茶室にいたる茶庭は近年の作庭らしいですが、いい雰囲気でした。

なかでも灯籠の笠石をそのままひっくりかえした蹲居が印象的です。ちょっと使ってみたい、、、

今、東京国立博物館では、妙心寺開山無相大師650年遠諱記念展覧会妙心寺展を開催中です。

3月には京都に帰って、京都国立博物館にやってきます。

たしかに妙心寺内に秘蔵されている美術品、工芸品はみたいですが、本当はこうして各塔頭がひそかに隠し持っているお庭や茶室のほうを、私は見たいなあ。

でも、この5月にはこのなかの非公開・某塔頭で某お楽しみhappy01がある予定!

今は内緒ですが、その節にはまたブログにアップしますわ〜。

(→和菓子の会の事務長からお許しが出たので、公開しますね。大雄院で5月17日京都・和菓子の会があります!)

2009年2月21日 (土)

御室仁和寺ノスタルジー

        かのときは 雪の華さける 仁和寺に

                  御室桜よ 花をふりしけ

 
   cherryblossom     cherryblossom      cherryblossom


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今回はめずらしく観光コースの王道をいってみました。

京の冬の旅! happy02 

非公開寺院の特別公開で、選んだのはまず仁和寺(金堂・経蔵)です。

この日は気温はそれほど低くはなかったのですが、春の雨がふったりやんだりで、、、、。

30ウン年前の話ですが、受験生だった私は、当時有名だった(今も?)K予備校の冬期講習会にでるために、等持院の近くのお寺に下宿しているいとこのところに2週間ばかり居候したことがあります。

等持院は竜安寺や妙心寺も近く、勉強の合間、徒歩圏内でお寺巡りをしたものでした。

中でも仁和寺はどうしてもいきたかったのです。

なぜなら古文を勉強しているともれなくついてくる「徒然草」には繰り返し「仁和寺にある法師」が出てくるので。


このあたりは衣笠山のふもと、やや標高も高く、冬には時雨れやすいのでしょうか。

仁和寺に向かっていると、いきなり吹雪のような雪がふってきて、衣笠山がきゅうにかすんで見えなくなるほどでした。


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”わたしゃおたふく御室の桜、鼻(花)は低いがひとは好く” の低木、御室桜もまだ当然かたいかたい蕾でした。

大学に合格できるかどうか、確たる自信もないまま自分の将来もまだはっきり見えず、とても不安な気持ちをかかえたまま

人気のない境内を歩きまわったものです。


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金堂から御影堂に続くこの潜り戸のような門を通ったことも、通って見上げた御影堂のひさしをバックにみた雪のひとひらひとひらを、まるで映画のように、不思議とはっきりと覚えています。


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この閼伽棚も記憶があります。

それだけ心に残る心象風景だったのです。

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その年、無事に首尾良く大学に入ることができました。

その春だったのか、その次の年の春だったのか、ここはさだかでないのですが、遅咲きの御室桜を見に、ふたたび仁和寺へでかけたのです。

冬にはひとけのなかった境内が、うってかわって花見の人でにぎわっていました。

朝鮮の楽器をもちこんで民族衣装を着て歌い踊っている方々も見ました。

そして、少し濃い色の御室の桜、満開でちらほら散り始めていたのです。

そして詠んだのが、冒頭の歌。

はい、これはまだ十代のわたくしが詠んだ未熟な歌でございます。coldsweats01

清少納言や紫式部にあこがれて和歌などをひねっていた文学少女でした。(笑わないでね、ほんとなんだから)

清少納言と藤原公任のかけあいで有名な

      「空寒み花にまがへてふる雪に  少し春あるここちこそすれ」 を少しふまえた歌です。

あらあら、すっかりノスタルジーにひたって、肝心の仁和寺の報告ができてませんね。


     


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桃山時代の紫宸殿の建物をそのまま移築したという金堂。

宮廷建築の特徴があちこちにみてとれますが、雨模様のため中は薄暗い、というか暗い!、、ので阿弥陀三尊像、それをとりまく四天王がよく見えない。

お寺のガイドのかたは懐中電灯を使って説明をしておられました。

冬だし、そんなに観光客いないだろ〜と思っていたら、3組ほどの団体さんが通り過ぎていきました。びっくり!

そのとなりの経蔵のなかには、教典をおさめる、たくさんの引き出しのついた回転式の八角形の輪蔵がおかれています。

似た形式の物が四天王寺にあったようです。これはなかなか迫力あります。


輪蔵の回転する下の方を取り囲む道教的な神様の像のポーズが歌舞伎の見栄をきっているようで、どこか漫画チックです。

一見の価値有り。


なんだかとってつけたような案内になりましたわねえ。coldsweats01

最後に、もうひとつ。


        かのときは 雪の華咲けり さるときは 桜花散りき

                  時をへて 今 仁和寺に 雨やはらかにふる


おそまつ。いくらか推敲は必要です。

結論=あまり成長してませんわね、私。清少納言にはなれませんでした。


2009年2月20日 (金)

「茶道を深める」〜心理学者と茶道との出会い〜

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少し前に購入した本ですが、何回読み返してもお茶を学ぶ者として、納得させられること、なるほどなあと思わせるところ考えさせられるところ満載な本です。

しかも文章が平明なので(久松真一先生・比
coldsweats01)どこからでも読めます。

茶道雑誌の「淡交」に「茶道心講」として連載されていたものをまとめた本なので、一度は読んだことがあるはずですが、まとまって読むとまた理解しやすい。

一体どんな作者なのかしら、きっと白髪の上品な高齢のお茶人さんだわ、、と想像していたら、あにはからんや、なんとほぼ同い年のかたではありませんか!

岡本浩一さん、東大卒の「リスク心理学」のエキスパートで、文科省関連団体でリーダーシップをとられ今なお様々な国の委員会のメンバーかつ大学教授とか。

裏千家淡交会終身師範であるだけでなく、なんと将棋連盟免許4段、英語は母国語並みにしゃべれてフランス語の文献は読むのに支障なし、、、とは、どこまでも神様に愛され、きらびやかな才能にめぐまれたお方なんです。はあ〜〜〜happy02ただただ感心するしかない。

この本にはいままで参席した、あるいはご自分が主催した茶会や茶事などで感動を味わったこと、心に残る数々のことなど多岐にわたって書かれていて、なるほど、こういう茶事もありなんだ、こういうところは取り入れたい、茶人の心構えとはこうなのか、、、などなど具体的な話がなかなかおもしろいのです。

茶席で亭主が出ると、水屋の半東は、襖越しに柄杓が蓋置きにのるかすかな音に耳を澄ませ、点前が始まったことを知り、ほかの間合いを考える。

その間、水屋は絶対の沈黙となる。

茶事の連帯を感じるときである、、、、、、学生時代、心茶会の錬成茶会で水屋総指揮をやったときのことなど懐かしく思い出させてくれる一節もあります。

さて、この本の中に、とくに繰り返し、繰り返し、装いをかえてでてくるテーマがあります。

、、、くつろぎとゆとりというものが、実は鍛錬のあとにもたらされるものであること、、、(中略)、、、、

草の点前を見ているだけでも、亭主に行台子や真台子の鍛錬があるかどうかの見当がつくのは、そういう人の草点前にはどことなく飄々とした空気がそなわっているからである。

草の点前しか知らない人の草点前にくつろぎのあるはずがない。

また別のところで

、、、茶道でも、台子以上の古格の点前は「奥秘」であり、人前で行うことはほとんどない。

ところが、通常の草の点前に茶の湯らしい品や雰囲気が出てくるのは、この奥伝の点前がきちんとできるようになるころからである。

陰に隠れてる奥伝の点前が、外から見える草の点前の間合いや呼吸を形作っている。

奥伝の点前を正しく学んだ人は、奥伝未習の人と点前の質が異なるのである。

え?そんなに違いがありますか?

奥伝は習ってはいるけれど、そ、、、そんなにまじめに(筆者いわく、奥伝の稽古の前には3日前から酒を断ち、おさらいし、問題点を整理してのぞむ、、、らしい)やっているわけではないので、coldsweats01、やっぱりだめですかね、私。

草の点前は草の点前で、風格があるとは思ってもらえないかも、、、。

でも、なぜそういう差が出るのか、を考察した章では、うなづけるところもあります。

、、、、台子点前の手続きは、丸暗記で覚えられる限界を越えている。そのために茶道の中にあるロジックセンスを深く考え、それが自分の情動と軌を一になるほどに内面化しなければ覚えられないのである。

、、、、、、、(中略)、、、、なにかの拍子に少しずつそのロジックの断片が見えるようになり、台子点前というものの奥に伏在する論理の相が少しずつ心に染み入るようになってきた。

言語では表明しにくいが、包括的で確固としたロジックである。、、、、、(中略)、、、、

その課程で「たくさん点前がある」とたんに多彩なだけだった小習いの点前の印象が、ゆるやかな連携をもったひとつの総体に見えてくるようになる。

煩雑に見える点前の所作も一つ一つの意味がわかると、なるほど、とぴたっと腑に落ちることは、不肖このわたくしでも何度かあります。

これ以外にはないやろう、という所作もあります。

一度台子のお稽古で、理屈からいけばどうにも納得できかねる点があって、先生にしつこく聞いていたら、やはり
わたしの考えの方が正しい、といわれ、やっぱり、、と思ったことも。

それをこの本では「ロジックセンス」と書かれていて、そうか、この言葉なんだ、私が言い表したかったのは、、、と膝をうったものでした。

偉そうに書いてますが、己の未熟さは十分わかっていますので、発展途上ということでお許しを。

いつの日か、かろかろと草の点前をして、品格と雰囲気をかもせるようになりたい、という目標ができました。

まあ、一生たどりつけない可能性もあるけどね。
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この本は茶道の初心者にも、練達の方にもおすすめです。たんなる花嫁修業とかでなく、茶道を学ぶ意味をきちっと考えてお稽古する人が増えればいいな、と思いつつ。


最後に前書きからの言葉を、、、


、、、、、茶道の稽古や知識や経験が、個人のなかで他の経験から遊離した存在でなく、その人の「生」そのものに深く結びついていて、それが、席主、客、水屋などそれぞれの立場の奥にふと垣間見えたとき、茶道の深さが心を打つという小さな奇跡が起こるもののようである。

「茶道が深まる」という現象は、点前の技能や知識が、その人の職業生活や人生観や価値観と心の奥底で結びついていくときに蓄えられるのである。

古来、茶湯を心の友、心の支えとして、自分の持ち場で「生」を生き抜いた人は多い。

それが私たち、市井の茶湯者につながる系譜であろう。

  *    *    *


「茶道を深める」   岡本浩一・著  淡交社・刊

2009年2月16日 (月)

地方小都市に住むということ

仕事で中国地方の小都市へ行っておりました。

観光するヒマもなかったけれど、まあ観光地では全然ないので、それはそれでいいのですが、ちょっとだけ行き帰りに町の中を歩いてみました。

歩いてみて思ったこと、、、まず、人がいない!

週末だったこともあるけれど、けっこう大きな通りでも前後左右周囲にだれもいない。たま〜に車が通るだけ、、、。

いつも人が一杯で、まっすぐ歩こうと思うと人と肩をぶつけてしまう大阪に慣れていると、この人気のなさは異様に感じられるのですが、日本の地方の小都市はこんなものなのでしょうか。

ここでいう小都市とは人口10〜20万以下の都市で、いわゆる地方中核都市でもなく、町・村というほど田舎でもない都市のことです。

(宝塚も小都市で、人がそれほどいるわけではありませんが、大阪・神戸の衛星都市なので、地方都市とはいえません。
ふるさと岡山市はこんど政令都市になっちゃいましたからね、これも小都市ではありませんよ。)


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こんな感じの家がまばらに残っています。これはきっと戦前からの家だと思います。

なんと立派なしゃちほこ(?)までついているではありませんか。

戦争で焼けなかった都市で、昔からの人がおそらく何代もず〜っとかわらず住んでいて、毎日が同窓会みたいなコミュニティ。

そんな印象をうけました。

京都も何代もず〜っと住んでいる人の率はよそに比べて高いとは思いますが、一応大都市なので、人の流入流出は結構あると思います。


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こんな感じの家、そうそう、地方小都市によく残ってるタイプ。

そのまま現役で残ってるんだ〜。

京都でも現役で使われている築100年の町家はたくさんあるのだけれど、それはいわば京都の財産であって、日本人みんなが残して欲しいと思う対象です。

でも地方小都市では、よほど由緒ある建物でなければ、だれもそうは思わないでしょう。

なのに、こうして残って住んでる人がいる、、、というのはなにかここだけ時計が止まっているような気がします。

大阪では50mもいけばコンビニはあるし、店はいつでもあいてるし、、なのに、ここいらはほんまに店がない!

駅前にやっとコンビニを一つ発見。


人があふれ、店があふれ、夜も眠らない大都市にどっぷり慣れてしまって、忘れてしまっていたけれど、もともと日本の都市はこういう小都市が実はほとんどなんじゃないかな。

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ちょっとこういうところへ住んでいる自分を想像してみました。

、、、、、、買い物はちょっと不便だけれど、物欲を刺激する物もないので、別に気にならない。

それほど物やお金がなくてもなんとなく生活できる。

隣近所はみんな自分の小さい頃を知っていて、自分も彼らを昔からよく知っているし、人情は大都市ほどせちがらくない。

都市の機能はあるので、職住すべて都市の中だけで完結できる。

少し行けば自然はいっぱい。

地方にも豊かな文化があるので、それを楽しめる。(ただ、それを土地特有の文化として認識できるかどうかは不明)

、、、、、、、ただ、刺激はないわな〜、、、

それなりに楽しく暮らせていたかもしれない、という気はします。

(でも、京都に住む、という魅力の前には完敗ですけど。)

じつはここ、30数年前にほんのちょっとだけ、縁があった土地でして、また訪れるとは夢にも思わなかったので、こんなことを考えてしまいました。

こちらの人の話すやわらかいのどかな感じの方言は岡山弁にもよく似て、とても懐かしかったです。

最後に町で見つけた戦前の家の、おもしろい意匠を。

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見えますか?

鬼瓦の真ん中が、大黒さんです。しかも、、、


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他の部分の鬼瓦には大黒さんに付きものの、小槌が〜〜。happy02

遊び心を持った人は都だけでなく、鄙にもおられるのですね。


2009年2月13日 (金)

如月・雑記

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  cat「今週末はあたしたちお留守番なの〜。
      仕事で遠方にいくらしいので、更新できないからって、
      こんな手抜きの記事を書いちゃってぇ。」

coldsweats01ということで、、、週末ちょい家をあけます。遊びならいいんだけどね〜。残念ながらお仕事、観光する余裕なんかないんです、たぶん、、、。

で、いままでのブログからこぼれたささやかネタを少しだけですが残しておきます。
(なのですみませんが、コメントのお返事、少し遅れると思います。)

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宝塚のシンボル蓬莱橋に群れていたユリカモメ。

欄干に数羽がとまった瞬間をねらいました。

鴨川のユリカモメはすっかり冬の風物詩になっていますが、このあたりにも飛来するんですね。

群れて飛ぶ白い姿はすがすがしいです。

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半分ずつ立て替え中の梅田の阪急デパート。

ちらっと完成した半分の姿が見られます。円い窓はかつての古い阪急の建物にあった意匠の復元です。

左半分の背の低いのが現在残っている古い建物。グランドビルとの間のコンコース(映画「ブラックレイン(松田優作、マイケル・ダグラス)」の1シーンにも使われた)とともに、戦前に建てられた、雰囲気のある建物でした。

全くなくなるのはちょっと淋しいです。大阪からもレトロなビルが次々となくなっていきます。


ちなみにデパートのグランドオープンは再来年(2011年)春だそうです。(そのころは京都に住んでいるはず!)

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先日のお茶のお稽古で、Hさんのすてきな帯に、ついパチリ!

木綿地なんですよ、これ。

気に入った布地があったので、帯に縫ってもらったそうです。音符模様がかわいいし、彼女の雰囲気に良く合っています。

木綿生地は高い物ではありませんので、柄を選べば普段使いの帯として何本も持てそうですね。

若干シワがどうなるか気になりますが。

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締めはやはり和菓子coldsweats01

銘は『福寿草』

(この日は真台子のお稽古だったので、お菓子は果物(イチゴ)もいれて5種でましたので、ほかにもお菓子が写っています。)

春を思い切り感じながら完食。甘い物ばかりなのでさすがに口があまあま、、、早くお茶がいただきたくなる、という効果をねらってるのでしょうか??

も一つおまけ。

JRの車掌さんが発車時大きな声で指さし呼称している時、

「元気よく!10時15分20秒!」と。

「元気よく!」とはまたなんとJR西日本も乗客を元気づけるなんて、粋なサービスじゃない?と思いましたが、、、

よくよく聞くと、、「現時刻!」、、、、、デシタcoldsweats01


ええ〜っと、、すべったところでcoldsweats01さてさて、正直、忙しい、、、、、、です。

でも、がんばるのですup


皆様はすてきな週末をおすごしくださいね〜。

バレンタインデーでもあることですしheart04


2009年2月11日 (水)

心斎橋大丸・キルトフェスティバル

ちょっと遠方に住むキルト友にこんなチケットをいただいたので、、

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久々に会いたいと思ったこともあって、心斎橋の大丸へおでかけ。


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ほんまにめったにこない心斎橋。

道行く人はやはりキタに比べると平均年齢若いです。

若者の街やね〜。

大丸はそごうとほんとにお隣。まもなく経営統合されて、「そごう」は消えるらしい。

けっこうあそこの「心斎橋筋商店街」好きだったのに、、、


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キルトフェスティバルですが、某有名キルトスクールのスクール展のようでした。

中の作品はもちろん写真に撮れないのですが、今回の目玉はスクールの作品の他にいくつか展示された英国のアンティークキルトです。

解説によると、なじみ深いアメリカンキルト(中綿をはさんでキルトトップと裏布をキルティングする)とちがって、英国のキルトは中綿がないそうです。

開拓時代、アメリカでは物資が乏しいので端布で寝具をつくる必要があったわけですが、英国のは主に貴族階級が使っていたそうで、寝具や布は潤沢にあったため、キルトは装飾としての意味がつよかったとか。

制作もプロの職人にまかせたものも多くて、アメリカンキルトとは少し雰囲気がちがいます。

それでも各作品の細かい手仕事は、気が遠くなるような根気の積み重ねだと、尊い思いがします。

19世紀のものが多かったのですが、当時これを一針一針ぬったであろう女性の姿を想像して、時代やファッションは変われど、きっと私たちとかわらない悩みが喜びがあったんだろうな、、、と思ってみたり。

スクール展の作品はバラエティ豊か。

でもはやりの派手派手な色の作品はちょっと苦手。

ほっと落ち着ける淡い色の作品にひかれます。今回着物の端布が使われた作品が多いのが印象的。

なかでも着物地と、加賀紋のような古典的意匠の刺繍の組み合わせの作品が印象に残りました。

そして、ふと我に返って会場をみてみると、、、

う〜〜ん。ほとんど、おばさま〜おばあさまばかり。

そういう年代が一番いまキルトに夢中、ということですね。

そして、、、自分も、まだ若い、と思っていたけれど、客観的にいうとその年齢分布グループにどっぷりはいっているのを自覚coldsweats01あ〜あ、、、

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会場を出るとそこはありとあらゆるキルト・手芸用のグッズや布の山!

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ほしい布がたくさんあったのです。

けれど、今忙しくてちょっとキルトから遠ざかってるのに、使わない布ばかり増えるのも、、、、とぐっとがまん。


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そんな私をしりめにあれこれ布を物色する友です。

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で、かろうじて、これは必要だろう、と買った物はこちら。

濃い色の布に印をつけられる黄色のシャープペン。

今まで色鉛筆の白を使っていましたが、すぐ先が丸まってちゃんと印がつけられなかったので、これはお役立ちのはずです。

え?こんなん、ずいぶん前からあったって?

ええ〜とcoldsweats01私は知りませんでした。

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最後にキルト友にいただいた和布と綿棒の先(手足です)で作ったブローチです。

ありがと〜。かわいいですheart01

2009年2月 9日 (月)

節分に豆まきしない保育園

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うちの梅は遅くて、やっと蕾がほどけてきた感じです。まもなく開花するでしょう。

忙しいです。

ここ数年で一番。

でも、これは京都へ移住するための第一歩なので、がんばらないといけません。


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   cat「手、かそうか?」

いいです。遠慮しときます。

あんたの手、借りてもね〜、、、、、


話は変わるのですが、先日のお茶のお稽古の時、時節柄節分、豆まき、という話題に。

ところが、大阪府下の某市の市立保育園で働いておられる若いお弟子さんが、自分とこの保育園では園児たちは豆まきをしない、とのこと。

ええ〜?なんで〜?とみんなびっくり。

幼稚園、小学校低学年では定番の行事でしょう。鬼のお面、作りましたよ〜。

なんと、「鬼は外」は差別・いじめを助長する言葉だから、、、市立の保育園、幼稚園ではしないように指導されるそうなのです。

(ちなみに私立はこの限りにあらず)


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橋本大阪府知事のセリフではありませんが、

    「バカですね〜!!」

ところが、話は節分だけでなく、五月の鯉のぼりもだめなんだそうです。

上から真鯉・緋鯉・子供の鯉の順番が男尊女卑をあらわすものだとして。

ふたたび

    「バカですね〜!!」

さらにクリスマスも特定の宗教に偏ってる、という理由でツリーはだめ、とか。

いったい何なら許されるの?とききたくなります。

お雛様はかろうじて飾ってもOKらしいですが、この論理で行くと男雛が位の高い左側(向かって右)なのも、お内裏様より下に家来たちがいるのも、衣装に差があるのも、男尊女卑、身分差別、、、ということまでいいだしかねません。

子供たちが小学校の時、等級をつけてはいけない、ということで運動会では一等賞はつくらせず、親が居ない家庭の子がかわいそうだからと、お弁当は親と一緒でなく、教室で食べる、、、などおかしな「平等教育」に頭をかしげたものでしたが、
保育園、幼稚園までこうだとは!

学校で平等、平等、劣等感をもたないように、もたないように、と現実から目をそらして守られても、実際の社会に出たらいっぺんに、そういう確実にある、いろんな意味での差別や遠慮ない他人の指摘にさらされるのはまちがいないのに。

そういう社会へ抵抗力のないままほうりだすほうが罪だと、思うのだけれど。

掲げた理想はわかります。

でもそれが波風たたせないで無事通過させるためだけに機能するように変質してるのではないかと疑ってしまいます。

ここで教育論をぶつ資格なんぞ、私にはありませんが、むしろ一筋縄ではいかない人生というものの手ざわりを、幼い頃から体感して、そういうときに自分はどう対処したらいいのか、どういう大人や友達が頼って良い相手なのか、学ぶべきだと思うのですが。

豆まきもクリスマスツリーも鯉のぼりも知らないで、季節の微妙な気配にも鈍感な子供たちが増えないことを祈るばかりですわ。


お口直しに我が家の庭の微妙な季節の気配をお届け、、、


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昨年の花のこぼれ種から芽が出たネモフィラ

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こっそりうつむいて葉の陰に蕾をつけていたクリスマスローズ

そして、この季節にこんな大輪のバラにであうとは!
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2009年2月 7日 (土)

即全の茶碗?!

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今日のお稽古は、隅炉のお点前。茣蓙と風炉先を工夫してアレンジした、仮想隅炉です。

今月は隅炉、向切、台目、最後がややこしい逆勝手、、、と頭の体操シリーズ。

しかも1年に1回だから覚えられないんですよ。


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そろそろお稽古用の紬も種切れで、コーディネートもマンネリ化してきましたcoldsweats01

反省しつつ、この縮緬の帯(カジュアル帯なのに、袋帯なんです)、好きなんです。


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まあ、半襟をちょっと凝った物にしてみました。

洗える半襟ですけど、、、。


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お菓子は銘を「玉椿」

菓子器も古い物ですが、この季節やはり梅の柄です。

茶杓の銘を、付け焼き刃で覚えた「好文木(こうぶんぼく=梅)」にしてみました。

ほんとに梅にはたくさんの異名があって、それほど日本人に愛されてきた証拠ですね。

さて、この日一番興奮(!)したのは先生が某市でみつけたお茶碗。

なんだか無造作に紙に包まれておいてあったのを、一度はスルーしたけれど、どうしても篦目が気になってじっくり見せてもらったんですって。


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裏を見たら「永楽」。

その字体から永楽善五郎16代(先代)即全では?(永楽家は千家十職のひとつです)

でもこんなに無造作に紙にくるまれてるようではね〜、、でも3万円だし、失敗しても良いか、と買われることに。

すると「箱もあります。」と。

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箱の文字、ピンクの真田紐、「永楽」の焼き印、箱書きこそないものの、「本物だ!」と確信されたそうです。

箱の文字は「黄葉樫」??ですか?(自信ありません。)

即全の茶碗はウン十万しますからね、それが3万円、本物ならすごい!!


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永楽といえば華やかな仁清写しのイメージがありますが、こんな渋いのも作ったんですね。

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本物かどうか、みわける鑑識眼は私にはありませんが、確かにこの篦目は芸術的です。

手に持った感覚もころっとおさまりがよく、良い感じです。

少しゆがんでいるのも心地よい。

上釉のにゅう(細かいひび割れ)や細かい石の粒なども入っていて、素人ながら、良い物だと思いました。


近いうち先生の先生のところへ見てもらいにいかれるそうです。

本物ならまたお茶事などで、このお茶碗で一服いただける栄に浴せますね〜。

あ〜、この茶碗に緑のお茶が入ったところを早く見たいわheart01


2009年2月 3日 (火)

梅田阪急で加賀百万石展

毎年恒例の阪急梅田本店の加賀百万石展。

阪急ビルの建て替えでしばらくないな〜と思っていたら、久しぶりにやってきました。

売り場はいつもここは骨董屋さん、ここは加賀友禅のお店、ここは和菓子の○○の店、、、と配置がもう頭の中にはいってます。

しかも昨年秋に金沢いったばかりだし、(→こちら)その時のことを思い出しながら、うろうろ会場を一周して、見覚えのある店名をチェック。

骨董屋さんはやはり加賀百万石、お茶の道具が多いので、ついついあれこれ見て時間を費やしてしまいます。

まあ、高い物は買えないんですけれどね。

手頃な値段の香合を見つけたので、手に入れました。お茶席にも使えるし、季節の飾りとしても使えそうなもの。


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これは骨董ではなく、現代の作家さんのものです。

菱餅ですので、お雛様のころに。

ただ、このお花、桃には見えないんですけど〜。

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もう一つは交趾の香合。唐花でしょうか。これも現代物。

交趾はいつみてもおいしそうだな。(キャンディみたいに見えません?)

これを買ったのはお茶道具をひろげていた「新古美術 御倉」さん。

「お店は金沢のどちらですか?」と聞くと、なんと新竪町だとか。

昨年の旅で行った所じゃありませんか!(しつこいですけどこちら

新竪町は骨董屋さんがあつまる通りで、そこの一軒で蒔絵のお皿を買ったんでした。

そのお店で、ではありませんが、HPを見るとなんだか見覚えのある店構え、、、、coldsweats01

たしか、ここ入ったよね、、、と、ふと懐かしかったりするのでした。

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そして和菓子も金沢はすてきです。

これは干菓子で有名な落雁 諸江屋さんの「花うさぎ」

いわゆる落雁と和三盆の二種類のかわいいまるまるとした梅です。

パッケージもまるまるうさぎがかわいい。

そして金沢の上生菓子といったらやっぱり森八さん。

金沢では、ひがし茶屋街の森八の茶寮で上生菓子いただきました。

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こちらは店頭で職人さんが和菓子をこしらえるのを見ることができます。

出かけた時間がおそかったので、少しの種類しか残っていませんでしたが、いつもは6〜8個は買います。

餡が上品な甘さでおいしいのです。

いや、京都ではそれ、普通かもしれませんが、大阪ではなかなかこれは、と思う上生菓子がなくって、、、。

それにしても私の自作のお菓子とはずいぶん違いますわねぇ、、、coldsweats01


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その中の一つ、黄身餡きんとんの「水仙」

例の新竪町の骨董屋さんで買った古い蒔絵のお皿にのせてみました。ぴったり!

こちらは黄色い花びらのラッパ水仙でしょうか。葉の部分がないですね、、、、と思っていたら!


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なんと中から緑の葉がでてきました!

うぐいす餡だったのですね〜。粋だわheart01

2009年2月 1日 (日)

お茶のお稽古〜初歩の花月

ああ、久しぶりの茶道ネタ。

ばったばた忙しくて、心のゆとりを失いがちな今こそ、一服のお茶を!

で、いきなりですが、、、、


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私が愛読する、淡交社の茶道系雑誌「なごみ」の2月号です。

前々からときどき取り上げては手放しで絶賛してきた、古田織部を主人公とする(かげの主人公は利休よheart01)漫画の
へうげもの、その作者がなんと、「なごみ」に!

私は決して講○社のまわしものではありませんが、ついにこの作品も茶道出版の頂点の淡交社にとりあげられた、つまり認められたか〜と思うと感無量であります。

さて、この日のお稽古は花月の初心者版。


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雨だったので、ポリの着物に紬の帯で。

やっぱりこうしてみるとポリはテラテラしてますねえ。(やっぱり着物は絹などの自然素材が一番のようです)

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帯がシンプルな分、帯締めと帯揚げはカジュアルだけどちょっと凝った物にしてみました。


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仕上げは雨コート。

こちら去年買ったけれど一度も活躍の場がなかったのです。やっと出番です。

紗布で着物が透けて見えて、しかも防水(ポリです)というすぐれもの。

あと足元さえ防水がきまれば、雨の日の着物のお出かけも楽しいというもの。


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花入れには水仙です。

春遠からじ、の気持ちを表す花です。

楚々としながらも、葉はきりきりまっすぐで、すがすがしさを感じます。

なぜ西洋ではナルシシズムの語源となったのでしょうね、連想できないわ。種類がちがうのかな?


そして、、、


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なんとまあ、お菓子まで水仙でした。

花月は初心者さんの多い日なので、簡単な平花月と濃茶付き花月を。

簡単、、、といいながら、ちょっと間が空いたので、まあよくぬけおちてること。

何事もおごらず謙虚に勉強しないといけませんね。ちと反省。

先生はいつも大阪と兵庫のあいだにある、とある名水をくみにいって、お稽古に使っているのですが、こういう地下水の賞味期限はどのくらいなのだろう、ということが話題に。

だいたい1ヶ月はもつんとちがうか?というとこに落ち着きましたが。

毎日くみに行ける距離にあったら一番良いのですけどね、皆様は何日くらい使われます?

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お稽古のあと、お弟子さんのひとりで、呉服屋さんのお嬢さんがおられるので、格安反物のご紹介。

市価の3分の1のお値段の付下げです。

私は今のところ用はありませんが、きれいな友禅なので、目を楽しませてもらいました。