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2009年1月

2009年1月28日 (水)

小谷さんの倉敷ガラス〜続編〜

倉敷ガラスの第一人者、小谷真三さんの作品に京都で出会った、という記事を先日書きましたが、それで思い出したのが我が家の小谷作品。

といっても実家のコレクションの一部をどうしてもほしいとくすねてもらってきたものです。


ガラスはやはり、どんなに気をつけていても、割れるときはありますから、実はしまいこんでいました。

もっと使ってあげた方がガラス器もよろこぶかな、とこれを機に、どんどん使おうと思います。


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小谷さんの作品は、透明なものもすてきなのですが、実はこのブルーのシリーズがとてもきれいなのです。

一つ一つ手作りなので、ブルーの色調も時に氷のようだったり、暖かみのある黄味をふくんだものだったり、とちがうのです。


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これは倉敷ガラスの価値をよく知らなかった頃手に入れて、唯一日々使い倒しているうつわです。

主に水を張ってそうめんをいれてます。

合うんですよ、青に白いそうめん。

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長年使ってるので、けっこうよごれてますが、ガラスに閉じこめられた気泡がきれいで見ていると飽きませんね。

そうめん食べてるときは、そんなこと忘れてますが、、、coldsweats01


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こちらは少しめずらしい赤のゴブレット(形的にはゴブレットというのは少し苦しいかな、、。)

ベネチアングラスの赤いゴブレット、を思い出します。こういって「旅情」という映画を思い出した方はよほどの映画好きか、それなりの年齢の方ですねcoldsweats01

小谷さんはけっこう御高齢なので、最近はあまりつくっておられないとか。

息子さんの小谷栄次さんが今脂ののった時期なので、よい後継者に恵まれたようです。

私の父に言わせると、まだまだ息子さんの方の作品は端正すぎて、味がない、、そうですが、年を重ね円熟されればお父上を越えるような作品をつくられるかもしれません。


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最後に透明な小さいグラス。

これは5客そろっています。梅酒など色のついたお酒をいれるととてもきれいなんです。

まさに実物以上においしくなります。


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どことなくゆがんでて、ぬくもりのある透明感。

この表面の波文様は小谷さん発明の、空き缶の中にワイヤーを何本かたてて、溶けたガラスを入れ、それをひねってつけたもの。

きっちりした幾何学的曲線ではなく、なんとも人間的なふぞろい曲線が魅力です。

食事の時に少しずつ使っていきます。なんだか楽しい食卓になりそう。

でも洗うときは細心の注意をして。なにせイラチで粗忽で一番食器を割るタイプなもので、、、、coldsweats01

2009年1月26日 (月)

手作りもん・2種

<その1>


京都は白川べり、知恩院近くのアンティーク着物、古布のお店、やゝさんで買った古布です。

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やゝさんでは着物もさることながら、古布の端布の豊富なことといったら!

特に昔の子供が着ていたであろう、べべの柄や色がポップで。

これもおそらく子供の晴れ着だったのではないかしら。

この一枚の布で、いろんな柄の部分を使えるので手芸用にはお得な模様。


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古布で細工物を作るのに、あると雰囲気出るだろうと買っておいた紅絹(もみ)が役立ちます。

こんな感じで縫って、、、、

wobblyでも絹はふにゃふにゃ柔らかくて縫いにくいったら、、、。

まっすぐ線を引いたと思ってもゆがんでるし、、、

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こんな感じにつないで、、、


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なんとなく球体にして、、


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綴じて鈴をつけて、、、はい、七宝薬玉のできあがり!

縫い目が粗くてとじ目がはちきれていますが、そこはご愛敬で、、coldsweats01

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あと5〜6個作って、ひな祭りのさげもんにしようかと思ってます。


<その2>

これも先日、京都の山梨製餡さんで手に入れた白餡。

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これを使ってこなしのお菓子にまたまた挑戦。(前回のはこちら

小麦粉、餅粉を混ぜて蒸して、こなしを作ります。


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今回は色は淡めで、なかの黒いこし餡も山梨さんのもの。

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中の餡が少し少なかったので、相対的にこなしの部分が多くなって、分厚くなってしまいました。


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なので、中の餡はとてもおいしかったのですが、こなしはちょっと粉っぽいというか、味はう〜〜〜ん、いまいちでした。

和菓子作りのむつかしさを思い知ったのであります。

お茶事に自作のお菓子、、、というのもまだまだ夢やな〜。

2009年1月24日 (土)

「秘密の花園」

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寒いです。

寒いので、つい庭の作業がとどこおります。外出たくない〜bearing

でもこの時期、忘れてはならない作業が寒肥。

園芸店のHPによると、、、

木々が寝ている(=活動をストップしている)冬期に与えるのが寒肥。気温の低い時期に施しておけば、土中でゆっくりと分解され、新芽が動き始める春先には、ちょうど植物が吸収しやすいように分解されます。また、休眠期なので、根を傷めてしまう心配もありません。寒肥は12月から2月までの間に1回与えるのが一般的です。

というので、油かすや米ぬか主体の寒肥を庭の木の回りを掘って、入れてやります。

ついでにバラの肥料も。


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雪柳の芽はもうこんなにふくらんでいます。

来年にはもうこの庭とはお別れなので、できるあいだはちゃんと世話してやらないと、いけません。


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ドウダンツツジの芽はきれいな紅色です。

私たちが去ったあとは、しばらく放りっぱなしになるので、木々が生き残れるかどうかはわかりません。

植木屋さんには1年に1回は来てもらって枝の整理や雑草の処理はしてもらうつもりですが、、、


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ヤマボウシの芽。

この中にあの緑色のきれいな葉の素がつまっているのです。この不思議。

強い木は生き残ってくれるでしょうが、突然枯れてしまう木もあるでしょうね。


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ハナミズキ。

3〜4年前に小さい苗木で植えたのが、少しずつ背が伸びてきました。

小学生の頃、大好きで何度も読み直した、バーネットの「秘密の花園」。

あれは庭の花をこよなく愛した奥さんを失って、その庭を封印した男の物語でもありました。

あの庭は荒れ果てて、生きている物はなにもないような灰色の世界になったのです。

そんなかっこいいものではありませんが、この庭もそんなイメージになるのかなあ、、、

(と、いうより、雑草だらけのジャングルになりそうな気がするが、、、、、)

あの話の庭はその後、メアリーというかんしゃくもちのインド帰りの女の子の手によってみごとによみがえり、同時に男の家族も再生するのです。

よみがえった庭の描写がすばらしくて、ガーデニング好きの原点はこの本にあったのかもしれません。

そして、発見!


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なんと!この寒空にバラのピエール・ドゥ・ロンサール、重たい蕾をつけているのです!

なんてけなげな、、、おもわず涙がでそうでした。

私たちが去っても、こうやって、このバラは咲くのかな、、、

人のためではなく、ただ花として、無心に、、、、

         百花、春至って誰がためにか開く  (碧巌録)

2009年1月21日 (水)

岡崎・好日居〜倉敷ガラスのコップ

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岡崎の美術館脇の疎水の景色。

好きな景色の一つです。春には両岸の桜が見事になるはずです。ここの四季を朝夕眺められるようになるまであと少し、、、。

浄法寺漆のワークショップのあと、せっかく京都で落ち合ったのだから、と父を連れて行きたい場所がありました。

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岡崎は円勝寺町の好日居さん。

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30年間空き家だった仕舞屋をもと建築士だった好日居さんが、ご自分の手で改修されたお店で、中国茶、日本茶がいただけます。

この立派な通り道の石もご自身で敷かれたそうですよ。(楚々とされていて、そんな力持ちにはみえないですけどね)


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ほの暗い町家独特の雰囲気と、好日居さんのセンスの良さとお人柄にひかれて、何回かおたずねしています。

未来の御近所さん、ということで顔も覚えてもらったし。

もともと昨年、こちらがオープンして間もないときにおじゃまして、ひさのちゃんのQPの魅力にノックアウトされたのですが、

父を連れてきたかったのには別の理由も。それはのちほど、として、、、


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すっかりQPさんが片付けられていないので、さびしいねえ、と言ったら、出してきていただけました。

段ボール箱にきちんとならんでこっそり隠れていたQPさんたち!


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ちなみにこのQPさんたちのお洋服をデザインして編んだのは、もうすぐ98歳になる好日居さんのおばあちゃんのひさのちゃん。

ちゃん付けしたくなるほどキュートでかわいいおばあちゃんです。


最近、お体の具合が少し悪いとかで、QPさん作りはお休み。ちょっと心配です。早くお元気になられますよう。

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さて、父を連れてきたかったのは、このガラスコップに会って欲しかったから。

これは好日居さんが盛岡の宮沢賢治ゆかりの光原社で出会って、ほれこんだ、倉敷ガラスの第一人者、小谷真三さんのコップです。(小谷さんはガラス作りの指導に盛岡まで行かれているそうなので、、、)

その後、倉敷の工房まで行かれて、いまはもうこのサイズは作っていない、といわれたのをどうしても、と頼み込んで作ってもらって、最近届いたグラスなのです。

好日居さん曰く、何を入れても美味しくなる魔法のガラスのコップだそうです。


倉敷ガラスと言えばぽってりとした暖かい軟質ガラスで、気泡がはいっていたりするのですが、このコップは繊細な感じ。
波の文様がかすかな光もきらきら反射して、きれいです。

これでお水をいただくと、冷たくて、おいしくて、、、
まさしく「何を入れても美味しくなる魔法のガラスのコップ」です。

少しゆがんでいるのも手作りのあたたかさです。このサイズは確かになかなかお目にかかれない大きさで、手の中にすっぽり入って、心地よい。

実はその小谷さんと父は数年来の友人で、うちの実家には小谷さんのガラスコレクションがたくさんあるのです。

そこで、この京都で、父に小谷さんの倉敷ガラスに出会う偶然をあじわって欲しかったのです。

「若いお嬢さんのものだと思うと、小谷さん、ずいぶん力をいれてつくっとるな〜。」

が、父の感想でしたcoldsweats01


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さわやかな岩茶、鳳凰水仙茶をいただいて、


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なつかしい、だるまストーブが静かに部屋をあたためる、そんなほっと一息つくひとときを父といっしょにすごしました。

この年で父と京都でひとときをすごせる幸せを思いながら。

(あ〜、なんて親孝行な娘!、、、、、ってだれもいってくれないので、自分で言っておこう)


2009年1月18日 (日)

京都のまんなかめぐり〜睦月

もちろん、今年初めての上洛ですから、漆の勉強だけで終わったわけではありません。

とはいえ、時間があまりなかったのも事実で、駆け足で、今回は京都の中心部を逍遙したのであります。


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まずはカフェ火裏蓮花さん。

こちらは昨年の京町家・風の会主催の町家ショップらりぃ参加のお店で、一度は行きたかったのですが、行けなくて。

こちら御池柳馬場をちょっと入ったろうじです。最初はしっかり気づかず通り過ぎました!

一発でみつけられたら偉い!


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ところが、、、、お休み!、、でした。残念。

でも細いろうじを入って行った先に、ぽっかりあいた不思議な空間、という京都らしさを楽しめました。


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しかもこの空間の横にまたろうじが奥に伸びていて、洛中の不思議空間がまだ続くのです。

次回はおいしいと評判のスイーツを是非楽しみたいものです。


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文化博物館前の骨董屋さんに用事があったのですが、12時オープンとのことで、時間つぶしにかの有名な堺町三条のイノダコーヒさん本店へ。

こちらはS&Y様ご愛用のカフェですね。


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禁煙席は別棟の旧館で、この庭に面した隅っこの席、とてもおちつくんです。空いていてラッキー。

しばらく本を読んでいましたが、用事がなければこのままず〜っとここで一日すごしてもいいかなと思える居心地の良さ。

それに加えて、聞くともなしに聞いていたお隣のシルバー世代の4人のグループさん、どうもイタリア語の輪読会をされているようです。

長居をしていやな顔をするでもなく、静かに気配をころしてサービスするボーイさんウェイトレスさん、そういう中、こういうアカデミックなイベントがまた似合います。


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帰りに本館の中を通りましたが、どこぞの旦那衆か学者さんか、というオーラを放つお客さんのグループもあって、さすがイノダ、と思ったのでありました。


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さて文博横の骨董屋さん、アンティークCOMさん。

こちらはもともと骨董家具の修理工房でしたので、家具類が充実しているのです。

和室に置く、床すれすれの高さの低い長テーブルはないかと、思ったのですが、残念ながらそういうのは特注しないとないですよ、とのこと。


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でも、和室にお似合いの引き出し、物入れを見つけたので、こちらを手に入れることに。

幕末から明治はじめのころの小箪笥で、漆(中国産?coldsweats01)塗りは補修してあります。木地は桐のようです。

お値段も賢かったので。


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お次は姉小路の上菓子屋さん、亀末廣
さんへ。

創業は200年前というりっぱな表屋造りの老舗です。

ちょっと戸を開けるのに勇気がいりますが。中の店の間は広くて、声をかけてやっと奥からお店の方が出てこられました。

いかにも京都の大店の番頭さん、といった腰の低い方が対応してくれました。

ここでこちらの代表商品「京のよすが」を。

季節感あふれる半生菓子、お干菓子、有平糖の詰め合わせです。母へのおみやげとして、父にことづけました。

中味が見たかったので、後に母に写真送って、と頼んだところ、「全部食べてしまってもうない。」とcoldsweats02

やはり私の母ですね、、、、、。coldsweats01でも上品な甘さで、そこらへんの干菓子と全然違う、とのことでした。


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こちらは洛中からは少しはずれますが、東山三条近くの山梨製餡
さん。

看板に「生阿ん(生あん)」と見えます。

ここは拙ブログに、くわしい京都実用案内のコメントをよく下さる、ひいらぎ様のご紹介。

以前こなしのお菓子を自宅で作ったのですが、いかんせん、使用した市販の餡があまりおいしくなくて、こちらならおいしい餡が手にはいるとのことで早速いってみたのです。

ここは主に営業用の餡を製造されているようですが、玄関を入った小さなスペースで家庭用の小売りもされています。


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こちらでこしあんと白あんをゲット。

味見はまだですが、近いうちにまたこなしのお菓子を作ろうと思っているので、どんな餡なのか楽しみですわheart01


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錦市場の有次さんで手に入れたい銅製品があったのですが、なんとお休み。

仕方ないのでどんつきの錦天神さんへお参り。学問成就はあんまり関係ないけど、まあ商売繁盛?でもお願いしようかな。


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今年は丑年だし。

それにしても昔はそばを通ってなんにも思わなかったけれど、よくよく見ると、この錦天神って変わった場所になにげにありますよね。

鳥居なんかビルの壁にめりこんでるし。


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この日、最後にたどりついたのは四条富小路の福寿園京都本店

ここのB1Fの「京の茶蔵」、茶葉を好みにブレンドしてくれる、という斬新なお茶どころなのですが、こちらのヘビーな常連さんのもちや様のご紹介。


私はお茶葉に関してはほんまにしろうとですので、お茶のブレンドはまたの機会、ということでとっとと食い気に走りました。


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2Fの「京の茶寮」で晩飯替わりの軽食を。

丹波地鶏なんですが、お茶葉屋さんで出される所以は?というと、このご飯!玄米茶で炊いたものなのですよ。

いただくとしっかりお茶の味がしました。

鶏肉にもお茶の葉がたっぷりふりかけてあります。


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デザートがこれまた泣かせるフルーツ寒天。

蜜が月替わりの甘味処栖園さんの琥珀流しが、1月はお休みなので、残念、と思っていたら、こちらでいただけるとは!

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最後に5Fの「京の茶具」でずっとさがしていた一〜二人用の宝瓶(ほうひん:取手のない急須)を入手しました。

家でお茶を煎れるとき、いつもすごくでかい急須(焙じ茶にはぴったり)で煎れているので、上等な煎茶や玉露をいれるのに適当な急須をさがしていたのです。

いろんな瀬戸物屋さんをまわったのですが、お値段、材質、手触り、となかなか気に入る物がなくて。

こちら茶器はピンからキリピンまでそろっています。(要するにちょっと高級)

私が買ったのは、ちょうどよい値段、作家さん(深見陵泉氏)の手作りで掌にしっくりなじんで、ちょっと上品。、、、でしょ?


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持った感じがいいです。最後の一滴(golden drop)までいれられますよ。

え?後ろのミルクピッチャーは何だって?

今回湯冷ましまで買うゆとりがありませんでしたので、こちらで代用していますcoldsweats01

湯冷まし、湯飲みはまたの機会に、ゲットしますわ。

2009年1月17日 (土)

漆 〜樹のしずくをあつめて〜浄法寺漆

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今年初の上洛です。

なんだかいつ見ても吹き出しそうなくらい無意味にでかくて、はではでしい平安神宮の鳥居ですが、初上洛のめでたい雰囲気をいやがうえにももりたててくれますな〜。

先日このブログで浄法寺塗りの片口の話をとりあげましたが、ちょうどタイムリーといいますか、浄法寺漆のワークショップが岡崎のみやこめっせであるという貴重な情報をもちや様からいただきました。

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父にこのことを知らせると、父の方にも案内が来ていたそうで、なんと初上洛は久々の父とのデートになりました。

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現地集合だったのですが、会場に着くと、もうカメラを構えて情報収集に余念のない父(←カメラ好き)です。

前にも書きましたが、現在日本の漆器の90%が中国産の漆を使っています。

残りの国産漆はほぼ岩手県二戸市の浄法寺(じょうぼうじ)で作られるそうで、国産漆の最大級の産地です。


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(漆の実)

現在国宝級の文化財の修復に使われる漆のほとんどが浄法寺漆だそうです。

にもかかわらず、現地での漆器生産はとだえていました。

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(精製前の生漆)

これを現代に生きる漆器として復興し、さらに流通にのせるために岩手県の工芸技術センター主導の元、約30年前からたくさんの人たちが努力されてきたのです。


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その主立った方々が、本日のワークショップのパネリストでした。

京都で有名な漆器のアソベさんの社長さんもおられますよ。京漆器も良い物は浄法寺の漆を使っているはず、ですからね。


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京都市産業技術研究所が調査した中国産と国産の漆の科学的分析のデータの比較が提示されましたが、それほど組成には大きな違いはないようです。

けれど、科学的解析にはのらない、実際使っている塗り師の経験によれば、国産の方が粘度が低い、きめが細かい、透明度が高い、など良い点がいくつもあるそうです。

しかし、問題はお値段で、国産漆は中国産の5〜10倍するそうです。

そこまでして国産を使う事の意義を消費者がわかるかどうか、というのは大きな問題ですね。

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(全国の伝統的漆器マップ)

浄法寺塗りが流通ルートにのって伝統産業としてどう維持発展させられるか、それも課題です。

まず知名度が圧倒的に低い。輪島塗なら誰でも知っていますが。

伝統産業といえばなんといっても京都ですから、ここに持ってきて、PR,働きかけをして一気に知名度を上げたい、販売ルートを大消費地である関西圏に確保したい、というのが今回みやこめっせでワークショップをひらいた理由だそうです。

その情熱と切望を、わざわざ岩手からお越しの二戸市副市長さんのお話からひしひしと感じました。


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(漆掻き=漆の採取、後の漆の木)


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(漆掻きの道具)

さらに伝統産業のご多分に漏れず、年々高齢化がすすむ漆掻き職人の後継者の育成も課題だそうです。

実際漆掻きは6月〜11月までの半年だけの作業で、これだけでは食べていけないのです。


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(浄法寺塗りの食器〜ビジネスモデルの核滴生舎の商品)

取り扱いが手軽なプラスティックの器と比べて、漆器のよいところは?

手触り、口触りがとても暖かい。木なので熱が伝わりにくい。プラスティックは使っていると汚くなるが、漆器は使いこむほどに艶が増し、傷つけば塗り直しができる。

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浄法寺漆器は艶消しの漆なのですが、これは何年も使い込まれた椀です。(しっかり傷もついています)

つやつやになっていますね。

さらに100%植物性なので石油系塗料にとってかわるエコ、な塗料になりうる。さらに殺菌効果まで最近の実験でわかったそうです。

では、欠点は?

専門的には耐光性、だそうですが消費者にとっての問題は手入れ(に対する偏見)なのです。

実際、漆器は非常に堅牢で耐久性があるにもかかわらず、つい手入れが大変なんじゃないかと敬遠してしまう人が多いのは残念です。

濡らすことすらタブーだとか、使用後は絹などのやわらかい布で拭かなければいけないとか、、、、などなど。
まあ、食洗機はさすがにだめですが。

漆器は日常使用にちゃんと耐えるし、良い点がいっぱいあるんだよ、という啓蒙も必要です。

輪島のある小学校では、給食の食器がすべて輪島塗で、小さい頃から生活の器として漆器に子供たちが親しんでいるそうで、これはいいアイデアだと思いました。
入学したときに真新しかった器が6年間の間にいかに変化していくか、それを見て体験できる訳ですから、これにまさる次の世代への啓蒙はないでしょう。


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ワークショップ中、二戸の産のどぶろくを、浄法寺の片口に入れ、浄法寺の盃へサービスがありました。

昼間からとはいえ、いただきました。おいしかったんです、これが。lovely

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(滴生舎の中心の塗師、岩館 隆さんと話をする父)


漆器は好きですし、漆そのものの話も興味があって、おもしろかったのですが、私は伝統的地場産業を興し、いかに商業ベースにのせるか、というビジネスモデルとしてたいそう興味深くお話をききました。

そしてそれに携わる方々の淡々とした、しかし地道な努力や情熱にも静かに感動したのでありました。さらにこういう仕事はひとりでは成し遂げられない、たくさんの方々の連携、連帯があってはじめて成就するのだ、ということにも。

人とのつながりは大事です。本当に。

最後にもちや様、貴重な情報をありがとうございました。happy01

2009年1月14日 (水)

腰痛のはなし

墓場に持って行きたいものはなんにもありませんが、持って行かざるを得ないだろうな〜と思うものは

「肩こり」

なんと小学生のときからの筋金入りの慢性肩こりですし、手、腕を使うな、といわれても一生使わないわけにはいきませんものね。

マッサージに行くといつも「肩ひどくこってますね〜、あははは!」と、マッサージ師が陽気に笑いたくなるほどの肩こりらしい。

(いつもこっとるんじゃ〜、悪いか〜?こっとるからマッサージにきとんじゃ〜)と心でつい悪態を、、、(あら、はしたないcatface


なんでこんなことを考えたかというと、昨年末から痛めていた腰のせいで年末からマッサージに通いつめたからであります。


さて、腰痛です。


腰は昔から弱点で、一時入院した事もありました。

椎間板ヘルニアではないのですが、靭帯か筋肉か奥深〜いところでしくしく痛いのです。

最近ずっと調子良かったのですが、寄る年波と年末の仕事と大掃除と、、、で久々に痛くて。

お正月にゆっくりすればよくなるだろうと、放っておいたのですが、やっぱり、というか重いバッグを肩にかけたとたん、ズシッとくる痛みが、、、。

いつもお願いしている治療院でマッサージを頼みましたが、

「こんなに筋肉がかちかちになっていると、マッサージくらいではよくなりませんよ〜。」と、言われました。

「鍼うちませんか〜?」ええ〜〜〜っ?!

鍼の経験は今までありません。鍼ってやっぱり針だし、背中は見えないからよけい怖いし、と一瞬ひるんだのですが、腰の痛みに負けて初挑戦。

      shock      wobbly      catface


んん〜、意外と痛くない。

刺さってる、という感覚はありますが、、、

「2〜3cm入ってます。」えっ?そんなに深く?

痛くない代わりに、ぴりぴりするとかいった感覚も、効いてる〜って感じもないので、こんなものか、と思ったのですが、、、、

なんと、しばらくしてあの奥深いところの痛みがなくなってる!、、、んです。

動かすと多少は痛みますが、痛みの芯が消えた、という感じです。

いままで東洋医学とか鍼とか少し馬鹿にしていましたが、反省します。


どうして効くのか、そのメカニズムはさっぱりわからないのですが、とにかく効いた〜〜!happy02

ネットで調べたところによると
 *鍼刺激で末梢神経の痛みのインパルスを遮断する。
 *モルヒネ様鎮痛物質の遊離を促す。
 *末梢の血流を改善する。
           、、、、、、、云々。

(その痛みの消失が一時的でなく、現在も続いているって言うことは、一時の鎮痛が、負担をかけていたまわりの筋肉を弛緩させて、さらなる血流改善を促したからなんでしょうか。)

という(ようわからん)理屈はぬきにしてcoldsweats01、鍼で、もしかして肩こりも墓場まで持って行かなくていいのかもしれない、、とちらっと思ったのでした。

    
おまけはお口直しに、季節の花、水仙のきんとん、いただきました。heart01
腰痛も肩こりも忘れるひとときでした。


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2009年1月11日 (日)

初釜〜丑年2009

今年も華やかに、初釜です。


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お床はめでたい「寿」。

古銅の花入れに活けられた梅の枝振りがすごくいい。

三宝のうえには三番叟鈴。正月なのでおめでたづくし。


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お釜は鵬雲斎お好みの鶴雲釜、与斎作。胴に鶴、鐶付きが雲形なのでこの名前が。

この丈の高い釜の口に筋が入っていますが、家元の代を表すそうで、今のお家元は16代なので筋は16本あるらしい。(数えてないけど)

おもしろかったのは炉縁です。普通炉縁は四角い枠になっているのですが、これは4枚の板状のものを井桁のかたちにはめこんであるのです。で組み合わせは自由自在。初めて見ました。

蒔絵は老松。


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炭点前の後拝見した、独楽香合。

独楽文様といえば同心円だけで表すことが多いですが、これはほんとに独楽の形、軸までとおっています。


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先生の濃茶のお点前です。

棚は高麗棚。十日戎にちなんで福笹、しめ縄飾り。これまためでたい。「いや重(し)け良事(よごと)」ですなあ。


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続き薄で出てきた煙草盆の火入れにうっとり。

なんてすばらしい美しい灰形なんでしょう!!

お弟子さんのひとりがゆっくりゆっくり時間をかけて作らはったそうです。

う〜ん、イラチの私にはこんなにきれいにできそうもない、、、


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主菓子はやはり花びら餅でしたが、お楽しみのお干菓子はこちら。

干支の牛はもちろんのこと(しっぽがなんだかきゅ〜とheart01)、もう一つは???

実はこれ、よ〜くみると、オレンジの部分が十二単を着た女性になっているのです。

竹を切ったときに生まれたかぐや姫の趣向。今年のお題が「生」ですからね。


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気になった薄茶のお茶碗をいくつかご紹介。

これは高麗写し。ちゃんと牛がいますよ〜。

丸に牛、とくれば禅の悟りの経過を比喩表現した十牛図が連想されますね。


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三浦竹泉の染め付け、「翁」

正月を言祝ぐ三番叟はこの面をつけておこなわれます。床の三番叟鈴と響きあうものがあります。


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個人的にきれいで好きだったのはこちらの交趾とも京焼きともみえるこの六瓢(=無病)のお茶碗。

ブルーの色がきれいです。


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織部ですが、底のこの模様は???

けん玉?という説もありましたが、、、、


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これは信楽の茶入。

清めるとき、帛紗がこの表面のごつごつにひっかかって、拭きにくそうでしたcoldsweats01

こういう無骨系の茶入れでは信楽よりも備前のほうが好きですが。


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棗は熨斗蒔絵。輪島塗。

中が朱なのは、はっとさせられるし、艶っぽい。


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本日の着物です。本当をいうと、この日寝過ごして、50分で化粧も着付けもしてかけつけて到着、、、という離れ業をやってのけたので、けっこう恥ずかしい着付けになってますが、目をつぶってくださいませ。

例の京都で染めを誂えた物です。(→こちら

ちょっとこの季節にはどうだかな涼しそうな色なんですが、雪輪だし、まあいいか。


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着物を着るときのためにアップにしようと伸ばしはじめた髪ですが、なかなかゴムなしで、髷ができるとこまでいきません。

で、すぐれものを発見したのです。くくったゴムを上手に隠して、キッチリ留まるダブルコーム。


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この櫛の部分をまとめ髪の両脇から差し込むのです。真ん中のビーズの部分はゴムになっていて伸びます。

問題はきらきら系ビーズがはで!なこと。

これでも一番地味なのを選んだんですがねえ。


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ラスト。

今年の引き出物、丑の干支香合(笠牛香合)です。

早速玄関に飾りました。

今年も1年、良き年でありますようにfuji

2009年1月 7日 (水)

漆の片口〜浄法寺塗り

父が漆のプチ工房をもっていて、すたれていた郷土の漆器工芸復興に関わった話はず〜っと以前にしました。(→こちら

その関係で、日本全国あちこちの漆工芸にたずさわる方々と面識があり、参考に、と購入した漆器がじつは実家には山ほど(ちと、おおげさか、、)あるんです。

漆器は取り扱いがめんどうとか思われていることが多いのですが、実際はそうではなく、もっと気楽に日常使いしていいものだと思っています。

うちでは普通に手で洗って、食器乾燥機にいれてます。

年末、曾根崎の工芸店ようびさんに行ったとき、これいいな〜と思う作家物の漆の片口を見たのです。

でも日常使いとしては、いい値段でしたのであきらめました。

ところが、この正月実家に帰った際、父のコレクションの中に見つけたんだな〜、これが(うひひ、、smile

渋い、つや消しの片口!


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朱と黒。

岩手の浄法寺(じょうぼうじ)塗りを復興させた岩館 隆さんの作品。

ちなみに右端の少しこぶりなのは、父が塗った物です。

をだまくらかして、と交渉して、ただでゲットして、持って帰ってきました。(やった!bleah


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艶をおさえた上品な朱。

お花を一輪活けてもいいし、もちろん、煮物をのせたり、おうどんをすするのにもいいかも。

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黒は少しあらたまった感じで、格があります。

こちら葛製のお菓子などのせてみたい。

見ているとあれこれと妄想がイマジネーションが広がります。

ところで、現在日本で作られている漆器の漆はなんと90%が中国産だということはご存じでしたか?

この浄法寺塗りを知るまでは私は全く知りませんでした。

少ない上質の国産漆はその6割が岩手県の浄法寺という地域で産生されているそうです。

プラスティック製品におわれて、廃れる寸前だった浄法寺の漆器を復興させたのが、数少なくなった漆掻き(ウルシの木から漆を採取すること)の職人を父にもつ岩館さんなのです。

こういう話を聞くと、ちょっと襟を正して使いたくなりますね。

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これは、岩館さんの片口をモデルに父が塗ったもので、つやつやしています。

これはこれで漆器らしくて好きです。

おとうさん、ありがと〜happy01heart04


      *     *     *

<参考>
   浄法寺漆器の工房  滴生舎

2009年1月 5日 (月)

お正月のあと

年末あれほどきれいに大掃除した家の中が、正月休みにいっきに二倍にふくれあがった(といっても2人→4人ですけど)人口と1匹増えた猫のおかげで、あっというまにちらかってしまいましたwobbly


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おかげさまでシェルプリも慣れたもので、フェレディが目の前を横切っても、もう知らん顔です。

ちなみにしっぽだけ見えてるのがフレさん。

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猫の水飲み用にあちこちにこんな瓶をおいているのですが、(猫という動物は腎臓系が弱点でしっかり水をのませておかないといけないのです)シェル、プリなら楽勝で頭が瓶の中にはいるので、水が少なくてもOKですが、顔のデカいフレディはちょっと水をのむのもつらそうcoldsweats01うぷぷ、、、


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  cat「あ〜あ、あの子ったら図体ばかりでかくて、てんで意気地がないんだから、、、」

おばさまの余裕のシェルさんです。

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  cat「毛玉であんなにながく遊べるなんて、まだ子供ね、ふっ!」

フレディが危険でないとわかると、急に偉そうになるプリさん。

でも、お正月も終わり、とうとうフレディは娘といっしょに帰って行きました。

またいつもの日常が静かにはじまります。

帰ったあとはまたきれいに掃除して、、、。家に人がいるとこんなによごれるんだなあ、これが生活というものなんだなあ、、とちょっぴりさびしく、ちょっぴりほっとして。


お正月、実家に家族を引き連れて行ったけれど、私たちが帰ったあとの両親の気持ち、きっといっしょだ。


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こころなしか、シェルプリも少ししんみりしているようです。

  cat「あの子、もうおうちに着いたかしら、、、、」

2009年1月 4日 (日)

やっとみつけたスプーン

お正月休み、みなさん楽しく(あるいは苦労して?)おすごしのようです。

この休み、私は阪急電車で12分の楽しい所(?)へいって念願のものをみつけたのですよ。うふっheart01


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こちら昨年秋、阪急西宮スタジウム(懐かしいっ!)の跡地、阪急西宮北口にオープンした阪急西宮ガーデンズ

阪急デパート、イズミヤ、TOHOシネマを核にたくさんの種類のお店が約250店舗という西日本最大級のショッピングゾーンであります。

Loft やユニクロ、ジョーシン電気などの大きい店舗の他、小さい店舗、レストランなどなど、たぶん1日中いても飽きないだろうな〜の店揃え。

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親子連れ、カップル、つながりのよくわからないおぢさんの団体などなど、たくさんの人が。

これは年末の画像ですが、お正月はもっとすごい行列ができていたとか。

お店のメインはやはりファッション関係なんだけれど、残念ながらターゲットは20代〜30代の子育て世代、、といった感じですね。

そのかわりといっちゃあなんですが、雑貨のお店が結構充実してまして、マップをたよりにあちこちハシゴしました。

そして!うれしいことに15〜6年近く、さがしていたスプーンを発見!、、、したのです。


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なんじゃこりゃ?と思われるかもしれませんが、この右の方のスプーン、今を去ること15〜6年前に5本そろいで梅田のLoftで買った物です。

金属の部分が多いので、見た目よりずしっとした感じが好きで愛用していました。

ところが日々家族がてんでに使うので、1本また1本と行方不明になりまして、とうとう残ったのはこの1本のみでした。

Loftはもとより、あちこちの店で、時には海外の店でも、探したのですが、ないのです。

柄がこのように木になっているスプーンはけっこうあるんですよ。でも金属の部分がいかにも型抜きで簡単に作っちゃいました的なものばかりで、このスプーンのように、匙の下に金属の節があるつくりのはなかったんです。

まぼろしのスプーン、最後の1本をまもりつつ(?)あきらめていたのですが、ガーデンズ内のmomo naturalでついに発見!!

それが左側のものです。

あんまりうれしかったので、、、、

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小スプーン以外のカトラリーも家族の分だけ買っちゃいましたわcoldsweats01(ここにあるのはほんの一部なんです)

こちらはもともとナチュラルテイストの家具屋さん。

でもトータルなインテリアコーディネートを提唱されているので、こんなカトラリーも豊富です。

ガーデニングのオーナメントも素敵な物が一杯!

庭仕事に没頭していた数年前なら大はしゃぎしてた所ですが、まもなくお引っ越しなので、、、、

でも、こんなおもしろい花入れはゲットしましたよ。


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試験管が連なってるような花入れで、お掃除用に試験管ブラシ(?)付き。

これS字の金具でつながっているので、クニャクニャ好きなようにアレンジできます。

ただし、一直線にするとやっぱり安定悪いですけどwobbly

2009年1月 2日 (金)

本年もよろしゅう

         あけましておめでとうございます。

本年もよろしゅうお願いいたします。

庭でもう春をみつけました。

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あと一月もすれば、芳しい香りをはなつ我が家の梅のつぼみです。

お正月は4人+3匹で、それぞれ生活ペースがちがうので、家の中がえらいことになっています。

でも、これがお正月の幸せ、、なんですねえ。happy01

一息つくときはお茶を点てています。

その友のお干菓子。

年末に続きまして、神戸風月堂さんの季節限定の干菓子。


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お題の「生」のちなんで「母を思う」がテーマだそうです。

万葉集の大伴家持の母を思う歌から。


 ほととぎす 来鳴く五月に 咲きにほふ 花橘の かぐはしき 親の御言
 朝夕に 聞かぬ日まねく 天離る 鄙にし居れば あしひきの 山のたをりに
 立つ雲を よそのみ見つつ 嘆くそら 安けなくに 思ふそら 苦しきものを
 奈呉の海人の 潜き取るといふ 真玉の 見が欲し御面 直向ひ 見む時までは 松柏の 栄えいまさね 貴き我が君

 (反歌)白玉の 見が欲し君を 見ず久に 鄙にし居れば 生けるともなし


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丑年にちなんで、スペインの絵本「はなのすきなうし」から。


戦うことが嫌いで、花の香りをかぐのが好きな牛のフェルディナンドが闘牛場から牧場につれもどされ、コルクの木の下で花の匂いをかぎながら一生幸せに暮らしたお話。

よくみると、ムレタ(闘牛士がひらひらする赤い布;すみません、上下逆になってますねcoldsweats02)やカウベル、スペインの花、ヒマワリもあります。

木はコルクの木でしょうね。

楽しい和菓子の世界、今年も探求(!?)します!