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2008年12月13日 (土)

本日のお稽古〜「へうげもの」

お茶の普段のお稽古は今日が最後です。(真の特別稽古はまだありますが)

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床のお花は椿「乙女」と蝋梅の照り葉。

今日は初心者さん中心の花月だったので、まだ花月足(左右どちらの足で進んだり下がったりするか)がおぼつかない方が多いので、平花月を2回。

たまにやるとまたフレッシュな気分で、ありゃ?忘れてる、ってとこもあって、おもしろかった。


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お菓子の銘は『冬千鳥』

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アップで見ると、胡麻のお目々とふっくらふくれているところがキュートです。

クリスマスバージョン懐紙は先日あまね様からのいただきものheart01

さて、今日は今はまっている漫画をご紹介、、、といってももちろん、テーマは茶道です。


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「へうげもの(山田芳裕・作)」(おどけもの、ファンキーなやつ、、くらいの意味でしょうか)
(特別出演:シェルの手)

以前、ちらっとご紹介したのですが、先日ぽん様とお会いしたときに、この話で盛り上がってしまって、またまたここにアップしてしまいます。(水玉模様を見ると長谷川等伯を思い出す〜なんてたわいのないことで大笑いしましたね。わからない方は是非単行本の5巻を見て下さい。)


へうげもの、とは千利休の高弟、古田織部を語るときのキーワードで、彼がとっても魅力的な主人公なのですが、このストーリー、実は利休の物語といっても良いと思うのです。(少なくとも、単行本では、利休はまだ賜死してませんので)

利休にはいろいろな逸話があって、本当の話から、後世創作されたものなど様々ですが、いずれも茶道を学ぶものにとって、示唆に富み、侘茶の精神はかくあるものなのか、と感じ入らせることが多いのです。

この漫画の中には、有名な朝顔の話(垣根いっぱいの朝顔を見たいと所望した秀吉に、朝顔を全部摘んで茶室に1輪のみかざったという)から、この漫画で知って、あとで確かめて本当にこういう話があったんだ、と教えてもらったこともいっぱい。

たとえば、太宰府に流される利休の禅の師匠、大徳寺の古渓宗陳を送別する茶会で、秀吉から表装を修理するよう預かった虚堂智愚の墨跡を許可なく利休が床に飾ったことなど。これも秀吉との確執の一因になったとか。

ストーリーはすすむにつれ、すでに悟りをひらいたかにみえた利休もまた精神的に成長して、さらに一段高みの悟りにいたる課程も描いています。ここがいちばん、読ませるかな。


さらにでてくる人物が当時の(戦国〜安土・桃山)有名な茶人、茶人大名、茶道具など綺羅星のごとくで、茶道の歴史をかじったことのある人なら読んでて、うれしくなることうけあいです。

天下の名釜、「平蜘蛛」を体にまきつけ城とともに爆死した松永久秀、その生き様を潔いとは思わぬ、ぶざまでも生きてこそ名茶道具を愛せる、と城と家来を捨て、茶道具と共に逃げ落ちて出家した荒木村重、黒楽を利休の指導の下初めて焼いた楽家初代長十郎、秀吉にへつらうことをいとい、耳鼻をそがれて斬首された「山上宗二記」で有名な山上宗二、天下の三肩衝茶入れ、「楢柴」「新田」「初花」、利休をして天下一の侘び茶人といわしめた落とし穴、茶飯釜のノ貫(へちかん)、、、、、

ああ〜っ!!もう書ききれんわ!!


、、、ということで、あつくるしい推薦文ですが、お茶に興味のある方には是非、おすすめですhappy01


(おまけ)

これもお薦めです。利休にまつわるいろんな人から見た利休像を賜死の瞬間からさかのぼって描いています。


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本日のお稽古〜「へうげもの」を参照しているブログ:

コメント

今日のお菓子、メチャ可愛い~~
食べるのが気の毒なぐらい。けど、食べたい(笑)

へうげもの、私もだいぶ前にネタにしたけど、このひつこい絵のタッチで好き嫌いが分かれますよね。ぜひ、毎回フチについてるあらすじも読んでね。

ぽん様

あ、さっきぽん様ブログの「へうげもの」見てきました〜。こんなにはようから知ってはたんやね〜。(って、私が遅れてるんです。)最初は絵柄にむむむ、、でしたが、読んでるうちに、この話はこの絵でないとだめ!と思うようになりました。今度(また)立ち読みで、あらすじ、チェックしますわ。
それと、過去ブログを拝見しているうちに、大好きで保存版DVDももっている英映画「キンキーブーツ」の記事もみつけて嬉しかったです〜。happy02

無粋で茶道のことはなんもわかりませんが、
利休は時の権力者に抵抗した革命者として大好きなご先祖様です。

この漫画いつか全巻読んでみたいものです。
ナニナニ特に5巻は水玉模様でお薦めやんやね、了解!

ヘルブラウ様

はい!水玉模様、笑える、、いや織部や利休の美意識がおもしろいです。等伯にはわるいですが、、。(ほんまの話かどうかしりません、、、coldsweats01
あの時代、利休の美学はほんとにアバンギャルドだったと思います。現在の茶道はどちらかといえば古いものを珍重する傾向にあります。利休さんが今の時代に生きていたら、どんな斬新なお茶をされるのか見てみたいですわ〜。

私もこのくどい絵柄を見てちょっと購入をためらった一人です。(^o^'')でもシェル様のこの2度目のご紹介を読んだら是非欲しくなりました。(出版社は謝礼を出すべきですよ!)まず、先日「長い長いお医者さんの話」を見つけた近所のブックオフで探してみます。
家のお社中は、先生がご高齢になられて人数も減り、花月はもう2年以上お稽古していません。花月ばかりは自宅で一人でお稽古出来ないし・・・寂しいです。

yuchi様

yuchi様おひとりでも本をお買い上げになったら、ほんにささやかな、出版社への貢献ですかしらねcoldsweats01
あの絵柄、食わず嫌いの方もあるようですが、今ではすごい絵だと思っています。それぞれのキャラの性格がよく描けていて。明智光秀なんか清廉潔白な感じだし、石田三成にはわるいけど、融通の利かない、ときに讒言する性格の悪さがにじみでてます。
花月はいつも土曜で、土曜仕事の私はあきらめてましたが、先生の先生宅でべつの曜日に参加させてもらえることになり、こういう機会を与えていただいたことに感謝しています。
あ、それからリンクさせていただきました〜happy01

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