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2008年11月24日 (月)

京大心茶会錬成茶会・真如堂覚円院〜黒谷金戒光明寺

3連休(私は2連休だけどdespair)の最後の1日はあいにくの雨でしたね。

それでも紅葉めあての観光客いっぱいの、人気な京都です。

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毎年この大学祭の季節、心茶会の錬成茶会がおこなわれます。

OBとして毎年参席を楽しみにしています。(昨年の記事はこちら


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今年は真如堂覚円院。こちらは非公開の塔頭なのですが、こういう機会に拝見できるのはありがたいです。

江戸時代の俳人、向井去来が檀家さんだったそうで、去来寺とも。


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入り口で迎えてくれる、遠い遠い後輩。

そう、30年近く前、私もこうやって緊張してお客さんを迎えたなあ。今から思えば絶句ものの着物の着方をして、、、coldsweats01

二席目に入らせていただきましたが、心茶会創立当時をご存じの80歳をゆうにこえる大先輩、先日茶道文化賞を受賞された
倉澤先生、今年卒業したばかりの後輩、とほぼ身内ばかり、の席になりました。

お点前はスキンヘッド(?)いやいや、僧形の新入会員とお見受け。男子のお点前は袴姿がりりしくていいですね。

彼らは裏千家で週一回、厳しい業躰さんの指導をうけているはずなので、一挙一動、しっかり復習させていただきました。
いつみてもきれいなだけでなく、なんかこう、、、迫力のあるお点前です。

昨今の大寄せの茶会は大人数で、なにかとざわついて落ち着かないことが多いのですが、こういうふうに少人数で、聞こえるのは釜の松籟と、外の野鳥の鳴き声だけ、、という席は気持ちもなにかぴんと張りつめて、この気持ちを味わうために、毎年ここに来ているんだ、と思えるのです。

床の軸は久松真一先生の「喫茶去」

お若い頃の書らしく、すばらしく勢いがありました。

花入れは備前、花は白玉椿に蝋梅、 香合は織部のはじき

正客のお茶碗はまだ人間国宝になっていなかった清水卯一のもので、銘を白牛(びゃくご:出典は法華経)  


私がいただいたお茶碗は銘を音羽山。

いずれも学生時代によく使わせてもらったもので、再会がとても懐かしい。

初めて亭主をした新入生の時、少し上級生になって半東をしたこと、さらに上級生になって水屋総指揮をしたことなどあれこれ思い出すことはあとからあとから、、、


茶杓は淡々斉みずから削ったもので、銘を清閑

心茶会の道具はいわゆる名物ではなく、久松先生が選ばれた物の他に、毎年の卒会生が記念に残していく物です。
学生だから、そんなに大金は払えません。だから世間一般の「よいお道具」はないと思います。

心茶会の精神は、茶道は人間形成の修行の場ということなので、道具がなんであれよいのです。

現代の茶会が、時にお道具自慢の場になっていることがあります。
残念なことで、いつからか茶道は利休の茶の精神から遠く離れてきたような感じがします。

これは自分への戒めともしなければ。

さて、茶会の余韻を残しながらせっかくの真如堂なので、紅葉を拝見。

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雨がけっこう降っているのも関わらず、紅葉をもとめてたくさんの人がおいででした。

それでも南禅寺などのメジャーな処に比べると、ここはまだ穴場でしょうか。

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やはり一眼レフで撮りたかったですね〜。

私のカメラでは、紅葉のしっとりした美しさは半分もお伝えできません。


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さて、ここから、知る人ぞ知る黒谷さんへの抜け道を。


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途中こんな場所もあります。

幕末の動乱の時、会津藩主松平容保が京都守護職に任ぜられ、本陣をここ黒谷さん(金戒光明院:新撰組で有名ですね)においたため、会津藩ゆかりの場所なのです。

ここに幕末の動乱で命を落とした会津藩士352名が眠っているのです。

さらに進むと黒谷墓地の中をつっきるかたちになります。

ここがなかなかのサンクチュアリなんですよ。

墓所のあちこちに植えられた紅葉は美しいし、野鳥のさえずりはきこえるし、観光客はまずほとんど来ません。

まあ、お墓が苦手な方には向きませんが、、、coldsweats01


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しかも少し小高い場所になるので、このように見晴らしもすばらしい。

平安神宮の大鳥居の朱色がちょっとだけ見えていますが、わかりますか?

写真では見えてませんが、実は京都タワーも見えます。


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文殊塔です。

ここまでくればもう勝手知ったる(?)黒谷さんの境内、階段を下りれば特別公開中の山門楼上です。

さらに知る人ぞ知る(こればっかり、、)抜け道をとおって、京都遊びはつづく、、、、


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京大心茶会錬成茶会・真如堂覚円院〜黒谷金戒光明寺を参照しているブログ:

コメント

しぇるさん、やっぱり連れ合いと同窓だったんですね、おそらくそうじゃないか、と思っていました。
 雨になった今日、わたしたちは堀川の茶道資料館でお茶をいただいてきました。

細川護煕さんのつくったお茶碗にあたりました。
ちょっとうれしかったりして (^。^)

私も家内と23日ですが、真如堂と金戒光明寺に行き、山門楼上に昇ってきましたが、しぇるさん、まさか、着物であの楼上に昇ったのではないですよね?

知ってますよ、その道。(笑)
眺めいいですよね。

紫様

大学での在籍時期はまったく異なるのに、同門というだけで、すごい大先輩も、在学中の若い学生さんにも、なんだか親近感を感じます。
学生気質というもんは、時代に連れてかわるものだけれど、変わらないものもあって、そんなところがうれしかったりもします。
茶道資料館、たしか鎌倉の喫茶文化やってたんですね。ちょっと行けそうもないな〜、残念ながら。

S&Y様

はい、ブログで拝見させていただきました。
1日違いでしたが、ここにこられたんだな、と思いながら山門見上げましたよ。
雨の予報だったので、洋服で行きましたが、山門楼上はパスしました。雨も降ってたし、さぶそうでしたからcoldsweats01
黒谷さんは子供が小さかった頃、よく遊びに連れてきた場所なので、自分の庭のような気がしてしまいます。

もちや様

やはり「知る人ぞ知る」です。happy01
小高い所からの京都の町の眺めがお好きですものね。こちらにもよくおいでですか?
心茶会の接心(練習)のお寺が白川通を少し入ったところにあったので、ここから白川通りに抜けたりもよくしていました。

今年の紅葉狩りは近場ですませました。京都にも行きたかったのですが、いろいろ忙しくて・・・しぇるさんおblogで京都の紅葉を堪能しました。やっぱ京都はえぇどすなぁ・・・
お茶席、やっぱお道具自慢になっていますね。利休さんもあの世から泣いてはるわ~

フェアレディ様

やっぱり京都はええどすえ〜(あやしい京ことば)。私は特に紅葉だけは、京都が一番美しいと思っています。木の美しさだけでなく、そのまわりのしっとりした環境がもう他では類を見ないほどすばらしいんです。
フェアレディ様、今年はなにかとお忙しかったのですね。舞妓は〜〜〜ん姿が拝見できないのが残念ですぅ。また近いうち京都へおでかけできるようなゆとりをお持ちになれるといいですね。
私も何かとばたばたしてますが、きっちり!京都通いだけはやめられまへんな。smile

それにしても、三十年前の、あの政治と思想の時代(といっても、ピークはとっくに過ぎ、宴の後の感が強かったですが)、同じ大学で、茶道の修業に邁進されていたグループがいたというのは驚きです。私は、当時の大学の風潮には、距離を置いていましたが、かといって、日本の伝統芸道というのは発想の外でした。

S&Y様

他の会員の方々はいざ知らず、私にとっては一種の反動だったかもしれません。
大学に入ったばかりの頃はご多分に漏れず、左翼系思想の洗礼をうけて、受け売りしてましたが、しょせんは借り物、一種のファッション、長続きしませんでした。ちょっと疲れた心に心茶会の世界は新鮮で、本来の「自分」をとりもどすのにぴったりと、はまった場所、時間でした。

はじめまして、そらいろつばめと申します。時々、拝見して京都探訪の参考にさせて戴いてます。
野村美術館は今年開館25周年で、5月には記念茶会が碧雲荘でありました。新入会員の私は喜び勇んで、でもコワゴワ出掛けましたが、収蔵品を使いながらも雰囲気は和やかで楽しんできました。
お茶を習って着物好き、スペインを習って旅行好き、子育て完了、仕事継続の50代というしぇる様と、私もそっくりな環境なので、勝手に親しみを感じておりました。これからもお邪魔しますので、よろしくお願いします。

しぇるさま、
南禅寺、野村美術館のブログにコメントするつもりが、あちこち拝見しているうちに間違って、こちらに投稿してしまいました。失礼しました。

そらいろつばめ様

はじめまして。コメントありがとうございます。すてきなHNですね。
野村美術館の会員になられておられるとは、そうとうの茶道好き(もしくは数寄?)と、お見受けいたします。碧雲荘であのお道具を使って、お茶会ですか〜?うらやまし〜。happy02
茶道もまだまだひよっこの未熟者ですので、試行錯誤しながらあれこれ勉強したいと思っています。
スペイン語は習っている方が少ないので、貴重な存在です。またコメントなどいただけると嬉しいです。
これからもよろしくお願いします。

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