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2008年10月27日 (月)

金沢・ひがし茶屋街〜志摩

週末、ちょいと加賀百万石は金沢へ行って参りました。

晴れた、と思ったらすぐしぐれる、やはりここは北陸なんだな、と思いつついろいろ回りましたが、

なんといってもわたくしのツボをヒットしたのが、旧郭街のひがし茶屋街でした。


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江戸時代にこのあたりに点在していたお茶屋を集めて町割りしたもので、この石畳は有名です。

よく雑誌にもでています。

京都祇園に比べると、建物の仕様が北国バージョンになっているような気がします。特に2階部分は京都では見られない造りになっています。

しかし、金沢に来るのは3回目ですが、前に来たのが10数年前になるせいか、このスポットは知りませんでした。(当時はどのガイドブックにも載っていなかった)

京都祇園とまったく同じシステムで、場所だけを提供し、芸妓をよんで、食事も出前をとり、一見さんお断り、信用だけで現金のやりとりはしません。

とくにこのひがしは格式が高いそうです。

だからかつては一般の観光客などお呼びでない場所だったようです。

それが時代の流れ、あちこちのお茶屋さんが廃業し、芸妓さんもひがしには7人だけだそうで、ついに観光客に門戸を開いた、ということでしょうか。

廃業したお茶屋さんの建物を利用し、金箔細工や加賀友禅小物、カフェ、レストランがたくさんでき、観光バスもくるスポットになっています。(京都といっしょだ〜)

ただ現役の芸妓さんも住んでいるので、朝早くやお稽古に行く時間に観光客がワヤワヤいるのは嫌がる向きもあるようでむつかしいですね。


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こちらは当時のお茶屋の雰囲気をそのまま伝える国の重要文化財・志摩


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中に入ることができます。


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こちらは玄関をあがったところ。

この階段を上った2階が客間でお客が遊ぶ座敷になります。


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床の間です。壁の朱ぬりがなんとなく艶めかしいですね。

押し入れや物入れを造らずあくまで遊興を目的としたどこか粋な座敷です。


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床の間と相対する控えの間。

そう、こちらで芸妓さんが踊りや音曲をお見せするのです。

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坪庭をのぞむ窓の手すりですが、つぼつぼ模様のこれも女性的な意匠です。


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2階から、少し雨に濡れた瓦屋根が美しい。


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芸妓さんは、琴や三味線から琵琶まで、そして茶の湯や和歌、俳諧、碁までありとあらゆる芸事に精通していなければならず
一種の江戸時代一流の教養人でなければならなかったそうです。


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これはまたべつの小部屋の手すりです。

凝った意匠にこれもさぞ金に糸目つけてないな、と思われる、おそらく天然に穴のあいた一枚板。

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当時の芸妓さんの使った簪や笄(こうがい)櫛などが展示されています。

凝った作りのものもあります。日本髪にしか似合わない物ですね。

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これは他の店やらカフェでもそうだったのですが、天井がほとんど艶のある拭き漆で仕上げられています。

これも一般の住宅ではあまり見られないのではないでしょうか。花街ならでの造作でしょう。

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さて、一番美しいと思ったのはこの庭です。

雨上がりで特にモミジ、苔がしっとりした緑です。

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この庭に面した縁側の隅のカエル。いや、これはどうということはないのですが、こういう隅に活けられた花に心惹かれました。

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よく見ると、各部屋の壁や柱、なにげない廊下の隅にお花が活けられています。


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これはお茶屋の時代というより、今管理されている人の心映えでしょう。

そういう粋とも風流ともいえる精神がいまも生きているのですね、この金沢には。


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裏玄関を入ったところになにげに置いてある花を入れた手桶、水やりの柄杓。

人に見られるのも計算しつつ、各部屋に活けられた花の舞台裏がゆかしい。

なんだか一幅の絵のような感じ、しませんか?


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裏玄関の玄関庭です。

この景色を愛でつつ、こちらでお抹茶を一幅いただきました。


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お菓子はこちら。金沢の菓子司・髙砂屋のきんとん、銘を紅葉。

加賀には裏千家4代仙叟のゆかりがあり、茶碗は大樋が有名ですし(大樋美術館で十代大樋長左衛門さんのお姿を見ました〜)、和菓子も大いに発展しています。

というわけで(?)結局最後はスイーツでしめくくらせていただきました。


ああ、上品な甘さでおいしかった〜。happy02

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コメント

「ちょいと加賀百万石は金沢へ」と言う部分に「えっ!」と驚き、路線情報を見てしまいました。しぇるさまのお宅から金沢はちょいと範囲なのですね。我が家からは6時半の一番電車に乗って飛行機を使って10時半頃着くようです。遠いですcrying
小さなお庭を視線の高さを意識して上手に作ってありますね。私自身は造園は素人ですが、このお庭は頻繁に庭師さんが入っているのだなあと思いました。
しぇるさまの小旅行が素敵なので、そのうち我が家からだと2時間弱の距離の川越(小江戸と呼ばれています)にでも行ってみようかな・・と思いました。maple

yuchi 様

大阪からだと、特急で3時間かかりません。湖西線といって琵琶湖の西岸を迂回する線経由で行きます。琵琶がよく見えていいのですよ、この路線。
はい、このお庭はすごく手がかかっていると思います。2階から見たときもすてきに見えるので、デザインもいいのでしょう。(手がかからなければ!)欲しいです、こんな庭。
加賀は小京都ですね。川越は小江戸なんですね。どうぞ紅葉をお楽しみにあたたかくしておでかけください。

ちょいと・・・ちょいとなのですね~~♪
流石のしぇるさんのフットワークです~~~♪
先日の京都からワープされたのかと・・・笑
もたもたと京都の地図を書いて、しぇるさんのご案内、お勧めを書き込んでいる間に・・・しぇるさんは金沢でした~~!
美しい日本・・・です。
素敵ですね・・・金沢。しぇるさんの金沢紀行・・・美術館は・・・知ってました!もちろん!テレビで知ったのですぅ・・・
訪れた事のない町です・・・

nnya様

いやあ、この10月、日曜日に家にいたことがありませんでした。さすがにちょっとお疲れ、、、といいながらまた出かけるのです(あは!)
以前nnya様、半日で京都をすごいスピードで回られましたね。今度はどうぞごゆっくりと。メジャーでない京都の穴場も是非いってみてください。
金沢もまた時代の流れに変わりつつあるようです。有名な歴史のある近江町市場も来年にはよくあるビルの中のマーケットみたいになるようです。風情がな〜。いまいちになりそう。

週末ブログを更新されていなかったので、スタンプラリー疲れで、さすがのしぇるさんもダウンしたのか、と思ってましたが、金沢に行かれていたのですね。nnyaさんもおっしゃってますが、しぇるさんのフットワークには感服、感服。

S&Y様

いや、お恥ずかしい。10月はほんとによくあちこち行きました。じゃあ、11月はおとなしく過ごすのか、と言われると、これがまたいそがしいんだなぁ〜coldsweats01
京都の紅葉も見にいかなくちゃね!

ここ、すごくステキですね!
金沢ってステキな場所が多いと紹介されているのをよく見ますがまだ行った事ありません。。。
行ってみたくなりました。

kasparek様

金沢も京都と同じくあちこちにふる〜い家が残っているので、それをさがしながらそぞろあるきは楽しいですよ〜。
花街が観光化するのはご時世ですね。でもおかげで金沢らしい情緒が楽しめるし、観光資源としてはすばらしいと思います。

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