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2008年10月

2008年10月31日 (金)

金沢・あまいもん、きれいなもん

金沢編これで最後ですhappy01

金沢で出会った、あまいもんときれいなもん。


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これは金沢では有名なお菓子司森八さんの、ひがし茶屋街の町家を改装したカフェ兼お店です。

森八といえば小堀遠州命名の和三盆の打ち菓子「長生殿」が有名ですね。

いつもなら年に2回、梅田阪急デパートに加賀百万石金沢展として、森八さんも出張っていたので、その時はいつも6つ8つと、実演できたて上生菓子を買いに走ったものですが、残念ながら阪急さんが改装工事にはいってからは開かれていないようです。

そこで大阪の敵を金沢で討つ!、、、、というか、ここで食べ貯めです。


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きんとん  銘「菊襲(きくがさね)」

十二単の襲の色目でしょうか。


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ねりきり  銘「紅葉」

中は黄身あんです。こちらでは「こなし(白餡+餅粉+小麦粉を蒸した物)」とよばれるものはないそうです。

あれはやはり京都だけのものなのでしょうかねえ。

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ねりきり  銘「色づく」

どうです?この微妙な色!柿のなかはこしあん。

いや、目と舌で楽しませてもらいました。


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そしておみやげに買ったのは、こちらは金沢では新しい和菓子のお店茶菓工房たろうの寒琥珀、「もりの音」

それぞれ色によって味が違います。抹茶や葡萄、一番好きなのが小豆です。

これもなんとなくおしゃれできれいでしょ?

次はきれいなもんシリーズ

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これもひがし茶屋街にある町家ショップ、加賀繍のぎゃらりい繭鳥さんで買った刺繍の帯留めです。季節ぴったりでしょ?

実は帯留め用の帯締め持っていません。これを機に京都の寺町の伊藤組紐店で一本誂えましょかねえ。

もちろん、ブローチ、ネックレスとしても使えます。

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同じく繭鳥さんの古帛紗。刺繍付き。

お茶席ではちょっと使えませんが、ものの下に敷くのにいいかと。

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これが有名な加賀指貫ですよ。

加賀友禅を縫うお針子さんたちが、布を傷めないようにと指貫にあまった色糸を巻き付けて作ったのがはじまりだそうです。

以前何かの展示会でこの加賀指貫100点を見たことがあります。

一つとして同じ文様はなく、100個集合すると圧倒的な美しさでした。

もちろん、使いません!使えません!眺めて楽しみますわ。

それから金沢の骨董ストリート、新竪町へ。


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こちらは雑誌にもよく載ってるギャルリ・ノワイヨさん。

町家を改装したお店でアンティークだけでなく現代作家物の展示も。

他にもおしゃれなお店が並ぶ中、お目当ての骨董店は日曜休み、ということで(なんちゅう商売っけのなさ!)ということでがっかりしていたところ、こんなお店発見。


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ご覧の通り、表はなんだかうさんくさい骨董ばかりですが、中に入ってびっくり!

ウナギの寝床のお店の奥にはそれはそれは焼き物から漆器、とんでもない古い人形までいや〜骨董の宝庫でありました。

ここの店主さんです。一つ一つ手に取るたびにいろいろ由来やら蘊蓄やらお話ししてくれました。

金沢も古いお屋敷がたくさんあるので、何かの折りにお蔵からごっつい立派な骨董品が出てくるそうです。

実は、ぱっと見で気に入った、それはそれは美しい古伊万里の金襴手の小鉢が5つセットであったのですよ。

底には染め付けでヨーロッパのエンブレムとおぼしき模様があって、、、、

値段を聞いて、、、、、涙をのんで、、、あきらめました。crying

代わりといっちゃなんですが、、、

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明治初期くらいの笹蔓緞子文様の蒔絵の小皿。1枚1000円happy01

普段使いに買いました。

包んでくれた習字の反故紙がまた粋です。

目の保養、お口の保養、心の洗濯、金沢でいたしましたmaple

2008年10月28日 (火)

これは、、、、?

これはなんでしょ?

おお〜っ!プールの中に人が〜〜〜〜

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って、知ってる人は知ってるよね。


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続きはこちら

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2008年10月27日 (月)

金沢・ひがし茶屋街〜志摩

週末、ちょいと加賀百万石は金沢へ行って参りました。

晴れた、と思ったらすぐしぐれる、やはりここは北陸なんだな、と思いつついろいろ回りましたが、

なんといってもわたくしのツボをヒットしたのが、旧郭街のひがし茶屋街でした。


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江戸時代にこのあたりに点在していたお茶屋を集めて町割りしたもので、この石畳は有名です。

よく雑誌にもでています。

京都祇園に比べると、建物の仕様が北国バージョンになっているような気がします。特に2階部分は京都では見られない造りになっています。

しかし、金沢に来るのは3回目ですが、前に来たのが10数年前になるせいか、このスポットは知りませんでした。(当時はどのガイドブックにも載っていなかった)

京都祇園とまったく同じシステムで、場所だけを提供し、芸妓をよんで、食事も出前をとり、一見さんお断り、信用だけで現金のやりとりはしません。

とくにこのひがしは格式が高いそうです。

だからかつては一般の観光客などお呼びでない場所だったようです。

それが時代の流れ、あちこちのお茶屋さんが廃業し、芸妓さんもひがしには7人だけだそうで、ついに観光客に門戸を開いた、ということでしょうか。

廃業したお茶屋さんの建物を利用し、金箔細工や加賀友禅小物、カフェ、レストランがたくさんでき、観光バスもくるスポットになっています。(京都といっしょだ〜)

ただ現役の芸妓さんも住んでいるので、朝早くやお稽古に行く時間に観光客がワヤワヤいるのは嫌がる向きもあるようでむつかしいですね。


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こちらは当時のお茶屋の雰囲気をそのまま伝える国の重要文化財・志摩


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中に入ることができます。


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こちらは玄関をあがったところ。

この階段を上った2階が客間でお客が遊ぶ座敷になります。


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床の間です。壁の朱ぬりがなんとなく艶めかしいですね。

押し入れや物入れを造らずあくまで遊興を目的としたどこか粋な座敷です。


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床の間と相対する控えの間。

そう、こちらで芸妓さんが踊りや音曲をお見せするのです。

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坪庭をのぞむ窓の手すりですが、つぼつぼ模様のこれも女性的な意匠です。


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2階から、少し雨に濡れた瓦屋根が美しい。


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芸妓さんは、琴や三味線から琵琶まで、そして茶の湯や和歌、俳諧、碁までありとあらゆる芸事に精通していなければならず
一種の江戸時代一流の教養人でなければならなかったそうです。


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これはまたべつの小部屋の手すりです。

凝った意匠にこれもさぞ金に糸目つけてないな、と思われる、おそらく天然に穴のあいた一枚板。

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当時の芸妓さんの使った簪や笄(こうがい)櫛などが展示されています。

凝った作りのものもあります。日本髪にしか似合わない物ですね。

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これは他の店やらカフェでもそうだったのですが、天井がほとんど艶のある拭き漆で仕上げられています。

これも一般の住宅ではあまり見られないのではないでしょうか。花街ならでの造作でしょう。

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さて、一番美しいと思ったのはこの庭です。

雨上がりで特にモミジ、苔がしっとりした緑です。

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この庭に面した縁側の隅のカエル。いや、これはどうということはないのですが、こういう隅に活けられた花に心惹かれました。

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よく見ると、各部屋の壁や柱、なにげない廊下の隅にお花が活けられています。


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これはお茶屋の時代というより、今管理されている人の心映えでしょう。

そういう粋とも風流ともいえる精神がいまも生きているのですね、この金沢には。


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裏玄関を入ったところになにげに置いてある花を入れた手桶、水やりの柄杓。

人に見られるのも計算しつつ、各部屋に活けられた花の舞台裏がゆかしい。

なんだか一幅の絵のような感じ、しませんか?


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裏玄関の玄関庭です。

この景色を愛でつつ、こちらでお抹茶を一幅いただきました。


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お菓子はこちら。金沢の菓子司・髙砂屋のきんとん、銘を紅葉。

加賀には裏千家4代仙叟のゆかりがあり、茶碗は大樋が有名ですし(大樋美術館で十代大樋長左衛門さんのお姿を見ました〜)、和菓子も大いに発展しています。

というわけで(?)結局最後はスイーツでしめくくらせていただきました。


ああ、上品な甘さでおいしかった〜。happy02

2008年10月24日 (金)

西陣・町家ショップ〜三上長屋夜景

大黒町を通り抜け、雨宝院の前の小路を東に出ると、智恵光院通りにでます。

少し北へ上がるとこれも洛中洛外風散歩・町家ショップらりぃに参加してはる京のてんてん・西陣本店があります。


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こちらも実はすごく大きな町家なんです。

お店は「店の間」だけを使ってはりますが、残りは一般への貸し間として使われています。

以前おじゃましたときは、ちょっとだけ走り庭をみせてもらいました。昔の流しなども残っていて、広めの一間半あると思われます。

火袋もなかなかりっぱです。

こちらでかわいい手ぬぐいを半襟用に買って、らりぃ1巡目終了!

景品としてプチ手ぬぐいをゲット!ハンカチにもなるし、着物でお食事の時、膝に広げてもおされだわheart04

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智恵光院通りを南下して今出川を横断して、こちらもらりぃ参加店、アクエリエル京都cafe bebeでハーブティーをいただく。

こちらは家調合のオーガニックハーブティーがいただけるほか、ベビーマッサージ教室やアロマテラピーサロンとしても利用されています。


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ここがすてきなのは、一部屋に一組の席しか置かないことです。

私がすわったのは店の間に続く3畳間。

座り心地の良い椅子にゆったりすわってみると、目の前につやつやに磨き込まれた丸桟戸が。

もとからこの町家で使われていたものでしょうか。


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これは店の間の席です。ひろびろ。

ほんとうは奥の間の6畳の畳のお部屋を独り占めしたかったんですけどね。

坪庭を見ながら畳の上にすわって、お茶を、、、って、先客がおられたんです。

居心地のいいところをよくご存じです。私が店を出るときもまだゆっくりされていましたよ。


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たくさんの種類のハーブティーがあるので、こちらの見本から選びます。

それぞれの瓶をあけて、香りを確かめながら、「オアシス」というレモングラス、ミント系のお茶を選びました。

風邪と歩き疲れがすっかり癒されました。

もちろん、らりぃのスタンプ、2巡目いただきました。

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ここからまた智恵光院を北にもどって、おそばの有名店、にこらさんへ。

こちらのお店もらりぃ参加店ですが、いまでは雑誌にもよくとりあげられ、すっかり有名になりましたね。

京鴨もも肉のつけ汁でいただくざるそばをいただきました。

ここのは十割そばです。なんといってもつけ汁がおいしかった!薄口のうどんダシとは違って、しっかり黒くて味のはっきりしたお出汁です。

薄口好きの京都でもこれだけはやるんですからね。さすがです。

さて、外に出てみるともうすっかり暗くなっています。

ここまでぐずぐずここらにとどまったのにはわけがあります。

見たい物があったのです。

それはこちら。

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かの有名な西陣紋屋町、三上長屋(三上家路地)の夜景です。(大宮通五辻上ル西入ル北側)

以前昼間に来たことはあります。京都を舞台とするTVドラマではよくロケに使われています。

主要な登場人物がここに住んでる設定になってたりもします。coldsweats01

130年の歴史ある建物で、その昔、三上家で働いていた織物職人さんたちの住む長屋だったそうです。

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写真ではうまく再現できませんが、ぼんやりとした門灯に格子の窓、つきあたりになっている石畳のろうじ。

住人さん丹精の植木鉢など、古き良き時代の日本がここに残っています。

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特に火灯し頃は、なんとなく郷愁にかられるというか、遊び疲れて日が暮れて、早くお家に帰ろうと急ぎ足、家のあかりが見えるとほっとした、子供の頃の原風景。

いまでは陶芸家、画家などのアーティストさんがアトリエにしてはるところも。

ここで年配の長屋の住人さんと、すれ違いましたが「こんばんわ」の挨拶が自然と口をついてでてきます。

ミニ観光スポットでありながら、普段の生活もしっかりここにあるのです。


こちらには蜂蜜専門店ドラートさんが小さなお店を構えておられます。


ドラートさん(これまたらりぃのショップです)では迷ってしまいそうなほどのたくさんの蜂蜜のなかから、数種類をテイスティング。

国産クロガネモチ、レモン(あんまりレモンという感じではない)、ラベンダー(ごくかすかにあの香り)

などなど、、、。で、いちばん華やかな感じがしたラズベリーの蜜をもとめました。(ここでもスタンプを稼ぐwink


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ついでにドラートさんに写真のモデル(?)もお願い。(あつかましい〜)

ここの窓は広くオープンなので、夜は特にこのお店のおしつけがましくない灯がろうじの魅力に一つになっています。

京都を後にする頃にはすっかり風邪のことなども忘れ、満足して帰宅しました。


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本日の戦利品。

鉾参通りのお茶、たんきり飴、表具屋さんで買った表装裂の文庫本カバー、てんてんの手ぬぐい2点と、らりぃ5店目景品のプチてぬぐい(赤いの)、ラズベーリーの蜂蜜

ああ、しあわせhappy01

2008年10月22日 (水)

西陣・大黒町石畳の町

前回に引き続き写真ピントあってません。ごめんなさいませcoldsweats01


さて、鉾参通りを後にして、ほんのちょっと南下したところに、石畳がきれいな通りがあるときいたので、そちらまで足をのばしました。

寺之内通りから南下する浄福寺通りです。このあたりは町名で言うと大黒町になります。

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美しい石畳です。こんなのは祇園だけかと思っていました。

平成元年に、大黒町「まちづくり協議会」が設立され、「西陣らしいの町並みの保存と整備」が住民を中心に始まり、普通の道路がこんな石畳にされたそうです。


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石畳の道を歩こうと、踏み出したとき、おおっ!こんなところにあられの宗禅さんが!

ここは京町家・風の会主催の町家ショップらりぃのお店ではないか!(すでにスタンプ5個中3個ゲット)


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ここでスタンプをかせごう、、、と思ったわけではありませんが、ちょうどのども乾いたので石畳に面するお店付設の茶房へ。

ちゃんとらりぃのポスターも見えますね。

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ここも町家ですが、中は天井をとっぱらった吹き抜けになっています。

着物姿のお客さんも多く、さすが西陣です。

気持ちのよいお天気だったので、坪庭にある外の席で、お茶をいただくことにしました。

坪庭は狭いのですが、主木の紅葉の青が楽しめます。(もう紅葉してもいいころですがね〜)


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お抹茶と、おかきのセット。めずらしいコンビネーションです。

両端のおかきは、あつあつに焼きたてのところを、お汁粉にひたした、という新食感です。

もともとお餅大好きですから、ほんのり甘い、熱いおかきはとてもおいしかった!

お抹茶に意外にあうのです、これが!

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お腹も一息ついたところで、早速石畳の道をウォッチングです。

まず目につくのが、これは新しく建てられた町家風の近代建築ですが、井筒織工房 大根屋さん。

なんでもお坊さんの袈裟や神官の装束、雅楽士の装束、祭りの衣装などを手がけている織物屋さんらしい。

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あ、こんなところに、いつか行きたいと思っていた京繍の長艸敏明、純恵さんのギャラリー貴了館があるではありませんか!

ここだったのか〜、、、。残念ながら休館してますけど。

長艸さんの京繍の作品を2年ほど前、思文閣で見ましたが、能装束を中心にそれはそれはため息の出るような美しい芸術品でした。

それに、着物関係の雑誌には必ずお名前が出ている有名な方々です。

また、機会を作って行ってみましょう。

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この通りにはあちこちにこんな風に原種のフジバカマの鉢植えが置かれています。

もともとはKBS京都さん提唱の、藤袴プロジェクトキャンペーンのようですが、よく見る園芸種とは違って花も大振りです。色もはんなり淡めなところが京都に似合うのかもしれません。

あまね様のブログで、香りも強いと教えていただいたので、鼻を近づけてみると、う〜ん、華やかな中にも野生の香りですね。(なんじゃそりゃ?)


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こちらでは着物の展示会をされていたようです。

昔の小学校のような建物ですが、屋根にちょこんと鍾馗様が。

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この辺りは西陣の織の会社としては最大級の渡文さん関連の建物、施設がめだちます。

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このフジバカマがやはりきれいに飾られた織成館も渡文さんの織物ミュージアムです。

ここは本物の古い大きな町家なので、次回是非入ってみたい場所です。

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通りに面した空き地にさいていたオオベニタデ。

普通のイヌタデにくらべてはでですね〜。こちらの方が「あかまんま」、という名前にぴったりですが、、、


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こちらは眼科の診療所です。

れんが造りですが、木製枠のドアが、歴史のある建物なのかな?と思わせます。

このあたりで石畳はおしまい。

ふりかえって見ると、、、


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ヨーロッパの町に石造りの道が似合うように、

京都の町にはこんな石畳がなんといっても似合います。


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石畳の終わりの突き当たりにみごとな土壁が続きます。

ここは本隆寺さんという大きなお寺の壁になります。


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その壁を小さな小路ひとつ隔ててひっそり立つ、西陣聖天こと雨宝院です。

この前の道はほんとに狭く、地元の人しか往来しないのでは、、と思わせるくらい。

なんでも遅咲きの御衣黄(ぎょいこう)という八重桜が有名なんだそうです。

雨宝という字面も「うほういん」という音も、とても美しい。

今も昔も、機織りの音が聞こえた頃も、絶えた今も、ずっとここにあって西陣に生きる人たちの信仰を集めてきたんですねえ。

京都市民になった暁には、ここの桜も是非、観に行かなくてはcherryblossom

2008年10月20日 (月)

西陣・鉾参通り工芸展

風邪の回復期にもかかわらず、18,19日開催の鉾参通り工芸展があるため、やっぱりがんばって出かけてしまう私って何?

という言い訳をして、、、、というのは何故か写真が全部ピントがぼけてるんです。

やっぱり頭の中も少し霞がかかってたような、、、coldsweats01


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スタートは妙蓮寺さん。

場所は堀川寺之内を少し上がって西入る。


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途中こんな看板を見つけ

おお、風邪引きにはぴったり!  と


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たんきり飴本舗さん。天然素材だけをつかった素朴な飴やお菓子がたくさん。

のど飴とはいうけれど、「たんきり」というのは京都だけ?というより登録商標なんでしょうか。


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300円の定番、生姜味のたんきり飴を買いました。

「からいですよ。」と、お店の人に言われましたが、いえいえ、ひりひりのどには心地よい、マイルドな、生姜のよくきいた飴湯の味ですな〜。

なんてグッドタイミングhappy01


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大宮通寺之内の一筋上がるところから始まり。

ここから西に通る路が鉾参通です。


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こんな感じです。

350mしかないそうです。

毎年5月5日~に地元氏神様の今宮神社の祭礼にお供する鉾が三つあり、鉾が参つということで鉾参通と名付けたそうですよ。

このあたりに軒を連ねている伝統工芸作家の工房が年に2回公開されるのがこの伝統工芸展です。

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西陣織帯地・金襴、着物、京畳、京表具、盆栽、和工芸、なんとオルゴール館まであります。

こちらは金襴裂地を作ってはるお店。


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こちらは帯の工房です。

帯の意匠はなんと入札で手に入れるのだそうです。そんなシステムがあるとは、、、

こちらでは2〜3倍に拡大彩色した帯の下絵を見せていただきました。それをジャガードの紋紙におこしていくのです。

精錬する前の生糸も拝見しました。人の手をたくさん経て練られ、染色されこんなきれいな光沢を放つ絹糸になるのですね。

色数は多ければ多いほど繊細な柄の表現ができるのは道理です。

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通りには夜のライトアップに備えて、紋紙を利用した提灯がすえられていました。

きっと優しい光なんでしょうね。

こんな感じであちこちの工房を拝見しましたが、工房といっても、どちらも普通のお家ですので、玄関で靴を脱いで、

こんにちわ、とよそのお宅を訪ねているわけで、なんだか変な感じでした。


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こちらは富坂綜絖店さん、この工芸展の音頭をとってはるお店です。

和工芸のお店ですが、ミニ糸枠のアクセサリーを見て、あ、これ京都屋さんで以前このペンダント買ったわ、あらここのお店のだったのね、とびっくり。

着物を扱っているところでは「お仕立てはお隣さんがやってるので、、」と、着物に関する事はこの通りだけで片がついてしまいそうです。

表具屋さんで、表装に使う裂地を使った文庫本カバーを買いました。

ここでは名物裂を使った屏風や風炉先などもあり、将来お茶室ができた暁にはひとつもとめたい、、、などと夢想しつつ、、、

帯地の端布をパッチワーク用にあさっていると、ドイツから来た、という女の子が「アッチノホウガ、安イヨ」と、教えてくれたり、道ばたでお茶のサービスやらたこやきまであって、なんだか楽しい。

オルゴール館ではコカリナ(木製オカリナのことらしい)のミニコンサートをしていて、通りに流れるキタロウのシルクロードのテーマ曲がとても場所に似つかわしく感じました。


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こちらは綴れ織りの西村さんの工房。

前栽が、秋明菊や小紫、七変化など秋の花で一杯のみごとなお宅です。

綴れ織りは爪綴といって、手の爪にギザギザをつけて糸を掻いて模様を織り込むので「日に寸、五日に寸、十日に寸」といわれるそうです。模様によっては1日に1cmしか進まないときもあるとか。


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綴れ織りは、昔は祝儀袋を包む帛紗によく使われましたが、最近ではあまり見かけませんね。(私は一つ持っています)

綴れはまた、織りの帯とは違って、金糸を使っても、キラキラせず、色がやさしく、穏やかな感じです。


こちらの西村さんはご年配の穏やかそうな方です。デザインも自分で描いておられます。

同じくここに居合わせた同年配とおぼしき奥様と盛り上がってしまい、巻いてある帯までみんな見せていただきました。

中には留め袖から、紬のお出かけ着にまでこれ一本でいけるのでは、と思うような帯もあって、ひとえにこの上品な綴れならでは、の美徳でしょうか。

なかなか、巻いてある帯をひろげるたびに、ほ〜、とかひゃ〜とかcoldsweats01感嘆しておりました。

こちらで織った物はほとんどがデパートへ行くそうです。手の込んだ物は高○屋では350万円の値がつくとか!

ところが!ところが、こちらでもとめるとその10分の1だそうです。

一体その中間マージンはなんなのだろうかと思います。

蚕が糸を吐き、その絹糸を使って職人さんが気の遠くなるほどの手間をかけた仕事です。それに対して敬意をはらいますし、

職人さんが受け取る、その代価は納得です。

でも、、、末端でそんなべらぼうにふくれあがった値段がつくと、ますます消費者をとおざけてしまう結果になるのではないかしら。

斜陽といわれて久しい和装業界も、流通システムを見直さないと、ますます傾くのでは、、、。

あんまりへんなコーディネートの古着の着物姿ばかり町でみかけるのはさびしいですものねえ。


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さて、終点は称念寺、通称「猫寺」

残念ながら猫はいませんsad

廃れかけていたお寺を恩返しにと再興させた猫がいた、という由緒らしいです。

半分はガレージになっていて殺風景ですが、本堂前の階段に座って、近所の子供達が遊ぶのをぼけ〜と見るのにいい、地元密着のお寺かもしれません。

あまり縁のなかった西陣の懐深い一面を拝見した、鉾参通りでした。

あ、風邪もいくぶんましです。

2008年10月19日 (日)

秋明菊の庭

風邪ひきました。

いえ、それなりに元気なんですが、今日はライトな更新です。

それに、いそいでアップしないと旬の季節が過ぎてしまいますから。


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いまの我が庭は、秋明菊、秋明菊、秋明菊、、、、です。

始まりは1株か2株だったと思うんですが、すばらしい繁殖力で、いまこそ盛りと咲き誇っています。

華やかな花ではありませんが、群生するとやはり圧倒されます。

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3年目、あんまり大きくならずひょろひょろしているので、今年はもう無理かな?

と思っていましたが、がんばってちゃんと実をつけてくれました。

小紫です。


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白ばかりだった水引草ですが、茂っていた萩の枝をはらうと、

おお、咲いていました!赤の水引!

これ好きだな。


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そしていいものを見つけました。

紅葉も落葉もまだなのに、ハナミズキ、来年の蕾をもう準備しています。


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そして、以前のせました、どこからか飛んできた種から育った溝の中のコスモス

咲きました!

2008年10月15日 (水)

ならまち逍遙

今ならまちが結構人気らしい。

この日は連休で、お天気も良くて、雑誌にも取り上げられたらしく、今まで見た、どのならまちよりも観光客の数が多くてびっくり!

この4月、雨の平日(しかもお店はほとんどお休み)に来たときには(こちら)中国人のツアーグループ1組に会っただけで、まったく無人といっていいならまちを堪能できたのですが、この違いは何?

しかも、知らないうちにひっそりしていた町家が次々となにやら店舗に変わっています。

あれ?こんなににぎやかなところだったっけ、、、と思いながらも、町家の並ぶ小路をぶらぶらはやはり楽しい。

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今回特に気に入った物件(?)はこちら。

手の込んだ建具が美しい。風船かづらとおぼしき蔓性の植木が、お住まいの人の心映えをしのばせます。

あとひとつ。


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ここは立派な厨子二階の町家です。玄関前には立派なつるバラの木が。

でも「売り家」の看板がかかっていました。

もし、このままで住みたい、という人が現れなければやはり壊されるのでしょうか。

できれば店舗やレストランなんかで活用されるといいのに、、、と思って、はっと気がつく。

ならまちに店舗が増えるのをあまり歓迎してなかった自分ですが、そうでもしなければこのあたりの古いお家は維持できないのでは、ということに。


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さて、お昼は故・河島英五さんファミリー経営のお気に入りのTEN TEN Cafeでてんてんのお昼ご飯を。1日15食しかでないのですが、最後の1つをゲット!(友人ははずれて別のメニューをcoldsweats01


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こちらもふるい町家でこの高い吹き抜けの天井が開放感あってお気に入りの場所です。

さて、食後はやはりスイーツがほしい。(食前にも樫舎さんでスイーツ食べてますけど、、、)


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ここも老舗の御菓子司なかにしさん。

ここの生菓子はとてもかわいくてきれいです。


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創作和菓子、「団栗(どんぐり)」

まあheart01、なんとケーキみたいです。

季節に合わせていろいろかわいい生菓子ができるそうですよ。

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定番の生菓子はならまちのシンボル、「身代わり猿」

以前、京都・和菓子の会で、京都では赤を生菓子には使わないそうです。はんなりした薄紅くらいでしょうか。

かえって奈良の御菓子はお水取りの時の萬々堂さんの「糊こぼし」の椿の花弁みたいに真っ赤を使いますね。

この身代わり猿も真っ赤です。そこらへんが奈良と京都の美の基準、それぞれの個性が分かるような気がします。

あてもなくぶらぶらまさしく逍遙して、ちょっと疲れた頃に、こちらのお店へ。


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こちらも町家の中国茶・大和茶のカフェ心樹庵

ここのところ、中国茶とみると、すぐ反応してしまいます。

日曜はお休みと聞いていたので、たぶんだめかな?と思いながら行きましたが、

「今日は急遽、おばあちゃんがきてくれて子供のめんどうをみてくれるので。」

とオーナーご夫婦。(いずこも共働きの家庭は大変です。)


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座敷から坪庭を眺めながら、私は岩茶(中国の武夷山産のお茶)の「白韻」というのをいただきました。

ついてくる小菓子が干し柿と黒砂糖をまぶしたクルミ。

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友人が頼んだのは「八宝茶」

お湯の中でいろいろな成分が花開いてきれいです。

なんでもシルクロードを旅する回教徒が愛飲したお茶だそうで、緑茶、陳皮、ナツメ、クコ、白菊などいろいろはいっています。

なかでもびっくりは氷砂糖がはいること。

2煎目、3煎目と飲むうちにだんだんほのかな甘みが濃くなってきます。

見た目もお口の中も華やかな気分にさせるお茶なので、ついつい、、、、買ってしまいました!


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1缶に8回分はいっています。家で楽しめそうです。あ、ガラスのポットは必須ですね!

夕刻、ならまちを後にして、近鉄奈良駅に向かいつつも、もちいどの商店街にある、お気に入りの和裂の洋服やお細工物のお店、

ギャラリー朱生(あきお)(奈良市餅飯殿町9 0742-24-7898)さんで目の保養をして、細工物の和の端布を、ただ!でいただいてwink、(→パッチワーク用)

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お菓子屋さんの店頭の美しい干菓子を愛でて、、、

帰途についたのでありました。

(住めるか?といわれるとどうも、、だけれど)奈良はやっぱりええな〜。

ならまち・樫舎(かしや)

奈良は元興寺近く、ならまちの中に今年7月からオープンした和菓子のお店+カフェ樫舎(かしや)さんを訪ねました。


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ならまちは町家が連なる町です。

この樫舎さんも大正年間に作られたとおぼしき古い町家です。

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玄関をはいってまず目を奪うのがこの立派な階段箪笥!

しかも現役です。

この樫舎さんはもともと大和郡山で注文の和菓子だけを作ってきた老舗だそうです。

その注文主の中には奈良の名だたる古刹もあったそうで、その縁でしょうか。

この箪笥、薬師寺の管長だった故・高田好胤師が愛用されたものだそうです。

「皆様の後押しもあって」と言っておられましたが、このたび奈良にお店を構える事になったそうです。

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この階段箪笥を(畏れ多くも)上りまして、2階はお茶をいただけるスペースになっています。

まずでてきたのがこれ。

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これは抹茶茶碗ですが、なかには氷と番茶がはいっています。

IYEMON カフェでも、まずでてきたのは水ではなく、よく冷えた緑茶でした。

この絵はおそらく飛鳥あたりの古墳の壁画のものでしょうか。


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私はお煎茶と和菓子をいただきました。

お茶のセットは奈良の赤膚焼に素朴な奈良絵です。

(*奈良絵..........室町〜江戸にかけて奈良絵本、絵巻物の挿絵になったもので、東大寺大仏殿の銅座の蓮弁図が原本らしい。
         素朴で明るい色彩。奈良ではこの奈良絵のモチーフの食器多数あり)

砂時計で煎れる時間を計りながら、4煎目までいただきました。

う〜ん、おいしかったです。

このごろコーヒーよりも外で日本茶や中国茶をいただくことが多くなりました。

ある程度、年をとって、その味がわかるようになったのと、日本人の多くがその味を再発見している時代になったからですかね。

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お菓子はもちろん、樫舎さんのお菓子です。

いっしょに行った友人と半分こ。

わらび餅と葛焼

どちらも上品な甘さで、幸せ〜〜なひとときをすごしました。

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こちらは表のガラスケースの中のお菓子の見本です。

見た目、地味なお菓子が多いのも奈良風でしょうか。

麩の焼きにオリジナル焼印をおしてくれる「樫舎の会」のサービスなどもあるようですよ。

ならまちにおでかけの際は、おたちよりください。おすすめです。


樫舎(かしや)
電話/FAX. 0742-22-8899
〒630-8392
奈良市中院町 22-3
営業時間 午前9時〜午後6時
定休日 毎水曜日

2008年10月13日 (月)

奈良・鹿の角きり

秋晴れの10月らしい、空の元、奈良の鹿の角きりを見におでかけ。

正倉院展には少し早かったですね。


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奈良の町に、例の物議を醸した「せんとくん(右)」「まんとくん」がなかよく並んでいました。

不気味さでも、話題性でも、一度みたら忘れられない度でも「せんとくん」の勝ち、、かなcoldsweats01


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奈良公園は空が広くすがすがしい。

ススキが秋の風情をそえます。


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さて、鹿苑の前には長蛇の列ができています。

観光バスで来た団体さんもいるようです。

この時期、鹿は発情期に入り、雄鹿は気が荒くなるので、角でつきあって死傷することもあり、人への危害もあったそうです。

江戸時代に鹿を管理していた興福寺が、奈良奉行の立ち会いの下、鹿の角を切ったのがはじまりとか。

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広い幔幕でかこまれた場所に鹿を3〜4頭追い込みます。

これは次に切られる順番を待つ鹿。

と、いってもおとなしく待ってるわけはなく、恐ろしいのと怒りとで、口の周りに泡をふきながら、狭い場所を走り回っています。


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いよいよ順番がくると、はちまき法被すがたの勢子さんたちに追われます。

もちろん鹿は必死で逃げ回ります。


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見ていて迫力のあるシーンです。

どっちもがんばれ!


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角に綱を掛けようと何度も綱がうたれますが、なかなかうまくいきません。

でもここがいちばんの迫力のあるところ。


場内のアナウンスがまたユーモアたっぷりで、

「う〜ん、鹿の方が少し上やね〜」とか、

「観客の皆さんが、まっとってやで〜」とか。


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おお〜っ!

やっと角に綱がかかりました!

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ここからがへたをすればけがをするので、見ていてもひやひやものです。


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鹿も必死に抵抗します。

鹿もプライドをかけています。(なにせ角は雄鹿のシンボルですから)


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綱の距離をじわじわ短くし、よってたかって取り押さえられましたが、ちょっと反対側の切り場だったので、望遠ではどうしても、ぶれてしまってこんな画像です。

青い装束、烏帽子の人が神官で、鹿の気を鎮めるために、水差しで口に水を含ませ、のこぎりで角を切り落とします。


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切った角を見せているところ。(遠くてすみません。)

切った角は神前に供えられ、その後、細工物にしたりするそうです。


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はい、角を切られてさっぱりとして、放たれた鹿君です。

でも、ちょっと情けない感じですね。本人もきっと「かっこわる〜」と思っているように見えます。

野生の鹿でありながら、人間と共生してこそ、サバイバルできるのだから、我慢してね〜coldsweats01


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私には角ないし、関係ないわ、、、という顔の春日大社の牝鹿。

でも繁殖期らしくちょっとやせています。


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おまけショットです。

奈良公園の荒池で、池に入ってなぜか水に落ちた葉っぱを食べていた鹿と、たまたまその時飛んできた白鷺(見えますか?右の方にいます)

なんだかこのコンビネーションがおもしろくて撮ってみました。

奈良は都会でありながら、こんな森の中みたいな景色があちこちにあるので、京都と同じくらい好きですheart02


     maple     maple     maple

    小夜更けて 開けば高根に 小男鹿(さおしか)の 声の限りを 振り立てて鳴く        良寛


(鹿の恋の季節の秋には、雄鹿が妻となる牝鹿をよんで、一晩中なきあかす。 小男鹿の声は秋の季語)

2008年10月11日 (土)

神無月こぼれ話

その1:これはなんでしょう?

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えらいコンパクトにまとめてますな〜。

このしっぽの回り具合がなんとも、、、

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   cat「何か?」

いや、人間にはしっぽという器官がないのでね。しっぽを動かすとはどういう感じかと考えてね。

   cat「人間にはわからんよ」

いいけど、あんたお腹、ダブってまっせ。


その2:西梅田の新しいランドマーク

長らく立て替え工事中だった大阪サンケイビル。先日グランドオープンしました。

ここはスペイン語教室の近くなので、毎週工事中の前を通っていましたが、ついに完成

商業ゾー ン、ホール、オフィスからなる、地上34階、地下3階、高さ約175メートルの複合高層ビル に生まれ変わって、その

ショッピング、グルメゾーンがBREEZE BREEZE

1Fの高い吹き抜けに立つ巨大マリオネットがこれ!

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BREEZE BREEZEのシンボル、ブリch(ブリちゃん)

いや、巨大です。動くんですかね?これ。

どこら辺の年代がターゲットなのか、1Fのファッションのお店をチェック。

30代後半から40代、と見た!ただし、50代でもいける!(たぶん、、、)


その3: がんばれコスモス
夏の終わりから、家の前の溝にいろいろ雑草が生えるので、引っこ抜いていましたが、あれ?これの葉っぱはコスモスでは?

どこからか飛んできた種で発芽したようです。


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これだけは抜かずに花が咲くかな〜と見守っていました。

夏場はしおれたり、ひょろひょろしてるので、花は無理かも、、、と思っていましたが、ついについたんです、蕾!

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ピンクのコスモスでしょうか?

咲く日が楽しみです。がんばれ〜!逆境でもきれいな花をさかせてね〜!


その4:我が家の金木犀

家に7〜8本の金木犀の木があります。

毎年この季節、良い匂いの花をつけてくれます。


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少しだけお花をとって皿にいれて台所におきました。

1日だけでしたが、良い香りを放ってくれました。この花をたくさん使って桂花シロップができるそうですが、どなたか作り方ご存じかしら?


その5:お茶のお稽古にて

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風炉の季節もいよいよおしまいです。

床にはわびたふくべ(瓢箪)の花入れが。秋海棠の花はこの季節、よいですね。

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御菓子は「雁」

先週は「初雁」で、季節は確実にすすんでいます。

最近ここでお稽古を始めたばかりのぴちぴちの10代、大学生のAさん。

なんとお母上が、お稽古するなら、と作ってくれた「茶道の友(ふところに懐紙をはさめて、腰に帛紗がつれる)」!

帯の部分も縫いつけてあって、着脱はワンタッチ。帯締めみたいな紐まであって、すごいすごい!

お母上のデザインだそうです。おまけに布地が、、、、、かわいいカエルさんです!happy01

すばらしい!heart04


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2008年10月 9日 (木)

10月の月釜・水屋でお手伝い

先日、お茶の先生の先生(ややこし、、つまり私は孫弟子になります)が月釜を担当されたので、水屋のお手伝いにいきました。

いつもはお茶屋さんが入るのですが、今回は日程があわなかったらしくお茶屋さんぬきで、我々だけで水屋をとりしきならければなりません。

もちろん優雅に着物なんか着ておられないので、洋服にエプロンの力仕事です。

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朝もはよから、お床、釜、火の準備。

お花に吹く霧吹きも忘れずに。

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10月は名残の月なので、道具立ても枯れた感じが好まれます。

お花も、惹かれたのはこの茶色いひょろっとのびているもの。なんだかわかりますか?

コオニユリの実なんだそうです。始めてみました。

すでに照り葉(紅葉している葉)も生けられています。まだ外は暑いですが、ここはもう秋の風情たっぷりです。

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ここが水屋、われらの戦場です!

お湯はちょっと離れた給湯室まで大きなヤカンをさげて何往復もしなければなりません。

数茶碗の管理も。一席でそれぞれ二服飲んでいただくので、正客〜三客までは替え茶碗も決まっており、点て出しの方への指示だしもいります。

点て出しの方は私より高齢の方が多かったのに、えらそうにあれこれ指示出してすみません。お茶も点てにゃならんし、心のゆとりがなかったので、お許し下さいませ。この場をお借りしてお詫びを、、、coldsweats01

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左から正客への主茶碗(三輪休雪 萩 銘”時雨”)、次客茶碗(大樋 黒 銘”松のみどり”)、三客茶碗(桐山 菊絵)

いやあ、この萩でお茶いただきたいわぁ。heart01

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奥の曲げ物は煙草盆です。棗と同じ瓢箪が六つ。

六瓢(むひょう)が「むびょう=無病」につながる、ということでよろこばれる柄だそうです。

炉開きの11月には「おりべ(織部)いんべ(伊部)ふくべ(瓢箪)」の取り合わせ、といわれますが、ふくべだけ一足お先にお披露目。

雀に稲穂の香合もかわいらしいし、それをのせている紙釜敷もええ秋のお色どすな〜(なぜか京言葉coldsweats02

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茶杓は淡々斉が高野杉で削った茶杓の10本のうちの一つだそうで、裏に蒔絵が。

その銘も「紫雲」

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菓子器も主菓子、干菓子用とたくさん出ており、一つだけでも家にあったらええな〜、、、と。

そうそう、菓子盛りも大切な水屋の仕事。

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これはお干菓子のすはまの松葉とトンボの焼き印のある煎餅です。

季節感がたのしめますねぇ。

全部で九席くらいありました。

もう最後は茶筅を振る手はだるいし、腰痛はでるし、でへろへろでしたが、

お客さんにとってこれは一期一会のお茶です。気を抜かないようにがんばって点てました。

以前某所の大寄せ茶会で、出てきた点て出しのお茶が全然泡だってなくて、ダマまであってがっかりしたことがあったので。

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最後の方のお席でお客さんとして入席させていただけました。

お点前は中置きです。お茶席を裏から見て、表からまた見るとなかなかおもしろいです。

表から見てまた裏方のありかたの勉強もできますしね。

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道具もさることながら、一番のお楽しみはこれ!お菓子でしょう。

主菓子は銘を「小さな秋」といいます。

なんで小さな秋?栗のイガと実に似てるから?と思いつつ割ってみると、

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まあ。きれいな黄身あん!少しだけ紅葉をはじめた山の色になってたんですね〜、と納得。

もちろん、味も労働の後ゆえなおさらおいしゅうございました〜!happy02

2008年10月 6日 (月)

高麗美術館・ポジャギとチョガッポ〜女性たちの糸と針の造形

高麗美術館は洛北の紫竹、静かな住宅街にひっそりとあります。

実はここを知ったのは以前何回か訪れた河原町今出川の李朝風カフェ李青さんのオーナーさんがこの美術館の娘さんだと知ってから。

かねて李朝の調度や白磁、青磁のコレクションを見に行きたいと思いつつ、洛北のちょっと離れたところにあるので行きそびれていたのですが、9月からの特別展がポジャギだったので、これは是非!とでかけました。

ポジャギとは布の四隅に結び紐がついた風呂敷のようなもので、チョガッポはパッチワークのように小さな端布をつなぎあわせたポジャギのことです。

普通ポジャギというと韓国のパッチワークのことと思っていましたが、本来は「包む布」の意なので、本当はチョガッポとよばないといけないのですね。

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パッチワークとの大きな違いは裏表がない、というか縫い代も内側に折って縫い止めていることでしょうか。


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高麗美術館はあまりはでな宣伝もしていないし、ちょっと町中から離れているので、人が少ないと思いきや、この日、平日にもかかわらず結構お客さんが来られていました。

チョガッポはほんとに捨てても良いくらいの小さな小さな端布を縫いつないだもの、

カラフルな韓国カラーの絹のもの、西洋のパッチワークのカテドラルウインドウという技法と全く同じ物、細かい刺繍を施したものなど、

おそらく当時の日本女性より社会的に抑圧されていたであろう時代の韓国女性が内に秘めた情熱を「縫うこと」にこめた結晶ではないかしら。

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なかでも美しいなあ、と思ったのは苧麻(ちょま:麻)を使ったチョガッポ。

縫い代を縫い込んでいるので、光を透過させると縫い代が美しい模様になってうきでるのです。

階段の踊り場の窓に掛けられたこれを見たときは息をのむほどの美しさでした。

三条の素夢子古茶屋さんでも、この苧麻のチョガッポがカーテンのように使われていましたっけ。


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これは数年前ソウルへ行ったときもとめた、我が家にある麻のチョガッポ、現代の物です。

もうだいぶん陽に焼けて色が変わっていますが、このころから惹かれていたんですね。

さて、もうひとつのお楽しみは李朝家具heart01

サランバン(朝鮮王朝時代の両班の男性の生活空間)の再現などもあって堪能しましたが、なかでも眼を引いたのがこれ。


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大型の櫃です。

何に使ったのかわかりませんが、大きさといい、がっちりつけられた爪金具といい、迫力あります。

まあ、普通の家におけるようなしろものではありませんけどね。

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意外と行きやすい場所、ということがわかったので、工芸品、青磁白磁などみられる特別展のおりにはまた行ってみようと思います。

2008年10月 5日 (日)

京都大骨董祭〜2回目参戦〜

京都のパルスプラザで行われる恒例骨董祭に、今年3月行きましたが、カードがほとんど使えないため、気に入った棗を買えず、あえなく敗退。

で、この10月、リベンジをはたそうと、2回目参戦の骨董ビギナーのわたくしでございます。

こんどは札束もって、、、coldsweats01、、ってたいした額じゃあございません。所詮、小心者ですから。


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気合いをいれて行ったものの、やはりこの厖大さにはやっぱりたじたじです。

全部見て回るとすごく時間がかかるし、いいかげんイヤになってくるので、茶道具にしぼって、時代着物や洋物アンティークのお店はスルーする戦略でいくことに。


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ちょっと暇そうにしている古伊万里のお店。

品物を見ながらゆっくり歩く人、物の説明を聞く人、お店の人と値段交渉に入る人ばかりなのでせまいブースの間を進むのは至難の業。

ついついこちらもあちこち気がいって楽しんでしまうので、さらに全然進まない。

最初の戦略はどおなったんだ?

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こちらは茶道具専門のお店。

ただ残念ながら、今回、手頃な値段で私のツボにヒットする棗はありませんでした。

かえすがえすも前回のがした海松貝の棗、残念だったなあ〜。

でも今回悟ったこと。

こういうごった煮的なバザールでは、よほどの目利きでないと、いい物は掘り出せない!

漆器は好き嫌いで判断しているけれど、焼物たとえば茶入れや茶碗は私には善し悪しがよくわからない。

お遊びで使う道具ならこういうところで、お手頃価格で入手すればいい。けれど本当に茶会などで使いたい道具はしかるべき骨董屋さんを数軒、作っておいて、たびたびのぞいて本当に気に入って納得した物があればひとつずつそろえていくのが正解だろうな。

というわけで、もってきた現金の半分も使わず(やっぱり小心者です)、もとめたものはこれ。

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幕末くらいの物で、ぎりぎりの古伊万里と言っていたけれど。

高脚付鉢。ちょっと花を盛ったり、お菓子、フルーツを盛るのにいい大きさ。

ただしもう少し染め付けの青が濃いほうが好みなんですが。


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でもなんとなく青がにじんで枯れてるようなところが、上品だと思いまして。

confident

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そして明治の頃の唐籠の炭斗(すみとり:炭点前の時、炭をいれる)。

これも炭斗としてだけでなく、花を生けるのに使えそうです。

まあ、結局、骨董祭は2連敗ですね〜。

3回目参戦はあるのか否か、微妙なところです。sad

2008年10月 3日 (金)

観光地でない京都〜町家ショップらりぃ・洛北編

今年もNPO京町家・風の会主催の洛中洛外風散歩町家ショップらりぃが始まりました。

(らりぃについては一番下にポスターとお店情報、入れました)

今年で参加3回目です。

京都のラリー参加の町家ショップをいろいろ回って、スタンプを集め、5つめのお店で記念品ゲットできます。

(ちなみに一昨年は雨林舎さんのスイーツ、昨年は竹笹堂さんの木版和紙の文庫本カバーでした。今年はどこを5件目にしようかな〜)

このラリーでは、お店を回るだけでなく、そこに至る普段はめったにというか多分行くことはないだろうと思われる(観光地でない)京都の町中の風情を楽しむことができるのもポイントです。

中には有名になって観光客もたくさん来られるお店もありますが、ガイドブックには載っていない地元の人だけの「褻(け)」(普段、日常。ハレの反対)のお店も多く、でも私は知ってる、という優越感(?)も得られますよ(なんのこっちゃ??)

この日は長らく行きたかった高麗美術館(北区紫竹)にやっと行けましたので、そのあと、そこから数十mで行ける洛北エリアのお店を訪ねました。

まずは焼き菓子と野菜惣菜のお店、ズーセス ヴェゲトゥス(Süßes Vegetusドイツ語でsweet vegetableの意、、だと思う)さん。

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ここのバームクーヘンは逸品ということで、看板の丸いわっかはバームクーヘンの形です。

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町家ショップですから、当然ここも古い町家だったわけで、ちゃんと火袋があります。通り庭に面して厨房があり、ここを通り抜けると、
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奥に坪庭。ここにドイツ焼き菓子、野菜を使ったお惣菜がならんでいます。

お野菜のキッシュなど、とてもおいしそうです。ここのオーナーさんは薬剤師とドイツ菓子マイスターのかわった肩書きをもっておられるそうです。コンセプトは「医食同源」とか。なるほど!

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バームクーヘンは好きな大きさに切り売りしてくれて、切り落としなどはとてもお買い得です。

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プレーンと抹茶のをそれぞれ2山、もとめました。

(帰宅してからいただきましたが、しっとり甘さ控えめ。抹茶がとくにおいしゅうございました。)

さて、お次はここから1軒はさんだまた隣のたこよしさん。

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なんだか昔なつかし、かつて町内どこにでもあった、駄菓子屋さん、町の食堂屋さんという感じです。

開店はそんなに前のことではないはずですが、もう何十年もここにず〜っとあった、というたたずまい。

ちょうどお昼の時間だったので、ここで昼食をとることにしました。


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お店の中は大懐かしい(私が子供だった頃からあったもの)から中懐かしい(私が中高生のころあったもの)、小懐かしい(我が子が小さかったときみたもの)駄菓子がたくさん。

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近くに小学校があり、またちょっと離れた学区の小学生も自転車でやってくるそうです。

ここは大人も食事するので、お客さんがいるときは静かに、椅子に座らない、いないときは座っても良い、というルールが守られているのだそうですよ。

ソフトクリームは200円と小学生には高いので、夏場は50円で子供だけにかき氷を作っているとか。

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メニューもなんでもありのまさしく町の食堂屋さん。

この値段表も手作り感いっぱい。きれいな包装紙をここのおかみさん自ら貼って飾ったそうです。

おもしろいおかみさんで、楽しくおしゃべりしながらいただいたのはこれ。

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なんと!たこやきのタレバージョン。

明石焼きはやはりタレにつけていただきますが、ここのはあつあつのタレの中に浮いている!初めての食感です。

鮹も大きいのが入っていておいしかったです〜heart04


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おかみさん一押しの駄菓子がこれ。

なんとチロルチョコの最初のモデルの復刻版。

チロルチョコといえば正方形の小さいチョコというイメージですが、もともとは長くて少し大きかったのですね。

仕入れても人気ですぐになくなるとかで、あわてて買いましたcoldsweats01

中にミルクヌガーがはいっていておいしかったですよ、さすが。

たこよしさんで腹ごしらえ終了後、ここから一本だけ南の風情のある町家が並ぶ小路へ。

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このあたり、町家がたくさん残ってはいるのですが、「売り家」の看板のかかったお家も多いです。町中とおなじでここ洛北でも古いお家は次々と姿を消しつつあるようです。

ここに並ぶ2軒のお店は実は昨年おじゃましました。

今日はこのあと行く予定のメインイベントのため、中には入らず、外から写真だけ撮らせてもらいました。

どちらのお店のオーナーさんも、とても魅力的でお話上手なので、伺うときはもっと時間の余裕のある時に、と思いまして。

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町家ギャラリーricoさん。

ギャラリーの他、雑貨も扱っていて、食器など私好みheart01


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2軒先のちりめんや麻那右さん。

ちりめん細工の小物やお人形をこしらえながら販売もしておられます。

人形制作の教室もしてはります。

(ちなみに昨年、 ricoさん、麻那右さんへ行ったときの記事は→ こちら

これでスタンプ3つ(1つは風の会の会員としていただきました)ゲット。

期間は十分長いし、ゆっくり楽しみながら、最後のお店をどこにするか考えながら残りは集めます。

でもきっと2ラウンドくらいは行けそうだな〜。


     ♪    ♪    ♪


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