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2008年9月14日 (日)

御所南・夷川通り〜赤穂緞通

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夷川通りです。

寺町通から烏丸通の間、御所の南にあたるところは特に家具屋街として有名です。

道の左右に大きいのから小さいのまで、扱う家具もさまざまなジャンルのお店が並んでいます。

やっぱり京都の人はここで家具をお求めなんでしょうか?

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古い建具で有名な井川家具さん。

あちこちで壊された古い町家などから、建具を収集。

新品ならすごく高い建具も、ここなら、えっ?うそ!というくらいお安く手にはいるそうです。

床の間の脇の書院障子など、凝った細工の桟があるものがほしいので、あれば是非ここでもとめたいものです。

以前お茶の先生にここを紹介したら、いい建具があって、サイズが足りない分は継ぎ足しもしてくれる、とのことで喜んでおられました。


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この夷川通りに面して、大きな間口の骨董屋さん、万市さん

創業は明治8年の老舗です。(京都では新しい方かしら??)


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店内は、町家の夏のしつらいに欠かせない網代の床敷きから、でかい火鉢、お茶道具まで、すごいです。

小さなスペースの骨董屋さんが多い中、この厖大さはなんとも、、、、


ここで幻の赤穂緞通のアンティークを扱っていると聞いたので、見に来ました。

かつては日本三大緞通といわれ、料亭、お茶屋さん、大きな町家のお屋敷には必ずといっていいほど、使われていたとか。

町家の玄関にさりげなく敷かれているのを見たことがあります。ほの暗い玄関にそれはそれはよくマッチしていました。

いつか衰退して、幻となっていたこの技術を平成になってから、復興しようと、赤穂市が「赤穂緞通織方技法講習会」を開始し、そこの修了生がまたふたたび赤穂緞通を流通ルートにのせようと、努力しているところだそうです。

ここ、万市のご主人もそれに深く関わっていて、赤穂市の赤穂緞通のHPを書いているのは、実はこのご主人だとか。

一枚(だいたい畳一畳のサイズがほとんど)織り上げるのに細かい手作業ですので、数ヶ月はかかるらしいです。

そうして織り上がった新しい緞通は一枚100万円はくだらないとのこと。

手間を考えればわかりますが、流通あってのものですよね、というと、全部売れます!とのこと。いやはやびっくり。

そんな高いものは買えまへん、ということでお手頃値段のアンティークのものを見せてもらうことに。


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印象的には藍の色がかったもののイメージがあったのですが、状態も良くて、赤穂緞通らしいこの「嵯峨」というデザインのものを選んでみました。

四隅の藍色の部分の、格子柄をきれいに織るのには、かなり高度な技術がいるそうです。

新品に比べると、これもうそっ!というくらいのお値段で、しかもちょっとまけてもらいました。


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この緞通、右が織りはじめ、左が織り留まり、で織りはじめを内側に巻き込んで巻いていくと、、、立つんです。これが。

立てておくと、手を放してもそのまま立っているんです。それほどしっかりした織りなんですねえ。happy02

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他にも何種類かの緞通を拝見させてもらいました。

それぞれ名前がついています。ここを参照なさってくださいませ。

主に藍色、ベージュ、黄土色の三色がベースで、色数の多い中国緞通などとはかなり違って、渋いです。(←好みheart01

最近麻生圭子さんがお住まいの、古い超立派な町家の写真が雑誌に掲載され、そこここに敷かれたりっぱな赤穂緞通をみて、よく電話がかかってくるそうです。(coldsweats01私もそのクチですが)

あれと同じ物が欲しいなんて、そんなものありまっかいな。とご主人。あれはそうとう立派なしろもので、アンティークとしてもなかなか流通していないものだそうですよ。

でも、良いものを拝見させていただき、満ち足りた気分で、夷川通りに別れをつげたのでした。眼福、眼福lovely

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御所南・夷川通り〜赤穂緞通を参照しているブログ:

» 幻の「赤穂緞通」展 (ビバさんのさんぽ道)
富山ホタルイカ散歩から帰ってきて、かなり昔の話に戻りますが、3月29日に京都御苑の糸桜を見た後、行ったのは文椿ビルヂングで3月26日〜31日に開かれていた「幻の赤穂緞通展」です。 赤穂緞通は江戸末期に生まれ、明治後期から昭和初期にかけて全国に流通した手織りの敷物で、鍋島、堺と共に日本三大緞通と言われています。他の所のものより、中国や中央アジアのデザインがより強く出ているそうです。 戦後になって衰退して姿を消していましたが、赤穂市が織方技法講習会を開いて伝統工芸の技法を継承してきています。 ... [続きを読む]

コメント

あれ~、きのうその「ご主人」と一緒に飲んでましたのお(笑)。

もちや様

ええ〜っ?!
名月オフ会でですか〜?fullmoonなんてもちや様、人脈お広いのかしら。そして、京都ってなんて狭いこと!うかつにわるさはできませんわね〜coldsweats02
いや、びっくり。

はじめまして。時々見させていただいていましたが、初めてコメントさせていただきます。以後よろしくお願いします。

緞通、私も惹かれるものがあって、3月に文椿ビルディングで開かれた「幻の緞通」展見にいきました。とっても素敵だったけど、お値段もすごくて、目の保養だけになりましたが。曲線をきれいに織るのも技術がいるそうでうね。

ここのご主人、そう言えばお会いしていたんだと気がついて、ほんとに京都は狭い!このお店にもそのうち目の保養に行かしてもらわなくちゃ、です。

vivasan 様

初コメントありがとうございます。私も、もちや様つながりで、時々のぞかせてもらっていましたよ〜。
文椿ビルディングの緞通展、あったのを知ったのがつい最近のことなので、惜しいチャンスをのがしました。
vivasan様の緞通展の記事、拝見しました。おめにかかれなかったような文様もたくさんあったようで、かえすがえすも残念。
また、こういう機会があればいいのですけれど。それにしても新品は高いみたいですね〜sad
京都に引っ越しましたら(だいぶん先ですが)、狭い洛中、またお目にかかれる機会もあるやもしれません。その節はよろしく、ですhappy01

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