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2008年8月27日 (水)

真之行台子の初稽古

真之行台子の免状をいただいてから初めての特別稽古です。

月1回特別稽古はあるのですが、真のは年3〜4回、あとは行之行台子や円草なので、貴重です。

ずっと不思議に思っているのですが、どうして真之行台子があるのに真之真台子ってお稽古がないのでしょうか?

聞くところによると、あるらしいのですが、それは家元宗家周辺だけに相伝されるものとか。

正確なところはわかりません。

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とりあえず、もう夏物も終わりで単衣の季節がくるので、早めに着てしまおう、と今回もゼンマイ織りの着物と、紗のひょうたんの帯。

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はじめてお目にかかる真塗りの真台子です。

上段が行より少し高く、行の乱れ飾りに対して、唐金の皆具。

はじめてお手前を見せていただく前に、真の炭点前をさせていただきました。

炭点前の真は、行台子を使ってなんどかやったので、なんとかこなせます。

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行とちがうところ。

茶筅、茶巾は楽などの筅台におき、唐物茶入れは堆朱などの唐物盆にのせ、茶碗は仕覆をかけ紐を真の結びに。

一応奥秘伝になっているので、書物などはいっさいありません。

見て覚えるだけです。(先生が間違って覚えていたら間違ったまま覚える、、というリスクはありますね^ ^;)


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まずはお菓子、お菓子。

本式には7種の菓子が出ますが、今日は5種で。

主菓子は青瓢箪、あら帯の柄といっしょだったわねcoldsweats01

銘は「千成」。なるほど。


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床の花はヤマユリ、フウチソウ、シモツケ。小さ過ぎてわかりませんが、、、

ヤマユリうちの庭でも、風に乗ってきた種から芽を出し、今ではあちこちに生えてきて、この季節1輪、また1輪と白い清楚な花を咲かせ楽しませてくれています。

お点前は(年下の)先輩弟子がお二人、してみせてくれました。

基本的には濃茶点前そのものです。

見ていて感心したのが、いままで習ってきた点前のばらばらだった所作の要素が、この点前一つにたくさん含まれている事。

例えば茶碗を出した後の仕覆の整え方は、茶箱のときと同じ。

盆に載っている茶入れの扱いは四カ伝の盆点とほぼ同じ。

本当は逆に台子点前から派生して下のお点前ができたんでしょうけれど。

先輩方の言われる通り、真は使う道具こそ多いものの、点前自体は行之行台子よりやさしいような気がしました。

真だから、ようするに省略なしでやればいいわけで、行みたいにあっちは省略して、こっちはきちんとして、という乱れ飾りそのものというややこしさがありませんから。

仕覆を最後に茶碗に着せるために手にするとき、両手の親指と人差し指をくりくり(どう表現していいのかわからん!口ごもってものをいうときの仕草とでもいうか、、、)させるのに、どんな意味があるのか聞きそびれました。

茶入れをとるときの塗香は、仏様を拝むのに、清めのために手に香を塗る時の仕草、というのは聞きましたが。

こういう一見何の意味があるのか分からないような所作の、由来や意味がわかれば、きっともっとスムーズに頭に入ると思います。

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先生が骨董市で見つけはった堆朱の盆です。

なかなか手が込んでいて、持つとけっこうずっしりきます。

堆朱も少し時代がかって古くなったものは落ち着きのある色になって、すばらしいですね。

堆朱の香合とか、帯留めなんか、ほしいな〜。(今度骨董市でさがしてみよう)

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骨董収集家から無理をいって買い取ったという象牙の茶杓(真の茶杓)。

竹かとおもったでしょ?この飴色の象牙。象牙がここまでの色になるにはかなりの長い年月と、かなりの数の手に触れられてた歴史が必要です。

いったいいつの時代のものなのでしょう?どんなお茶人さんの手をわたってきたのでしょう?

そういう事を考える楽しみもありますね。

で、お点前おぼえたかって?

い〜え!wobblyまだまだこれからでございます。

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真之行台子の初稽古を参照しているブログ:

コメント

茶道の奥行きの深さを感じます。
この着物と帯の色合い、少し青みがかったグレー、といえば私の色ですがな。。。
和菓子の瓢箪の色の帯止めな~んてあいそうですね。
茶道は足がしびれそうでご遠慮ということになりますが、お茶菓子、小道具類には眼が輝いております。

お盆も茶杓も時代を経ていい色合いですね。
「くりくり」のことをうちの社中では「つゆきり」と呼んでいます。意味合いは文字通り茶巾を触った後の手のつゆきり、と聞いたような。(このくらいのことは書いてもOKですよね。)
奥のお点前のアップはタブー、と言われても間違って覚えていることもありそうで、よそのお社中のことも知りたい!誰もが思う本音ですよね。

うちは「つぼつぼ」でしたよン!
確かに、真台子は行台子よりもずいぶん整理されていて、非常に
明快な気がします。うちの先生は、行が一番難解!と常々言うたはりました。

そうそう、真之真台子はお家元とその継承者、補佐をする方のみ…と伺っておりますが。あんまりネットではかけないので(笑)


先日来の旅行記、まるで絵本をめくっているようで
楽しんでおりましたら、コメントする機会を逃してしまいましたcoldsweats01
またいずれお目にかかりまして、ゆっくり聞かせてほしーわぁ。
お写真もぜひ!!    moon3

ヘルブラウ様

この帯、一年に1回しかでないある意味贅沢品です。見た目涼しそうでいいのですが、するするすべって締めにくいのです。やはり夏場着物きるのは気合いがいります。
お茶も椅子でする立礼もありますし、家元では外国からのお客人には椅子で呈茶されています。椅子席で是非お菓子をお楽しみ下さい。

yuchi様

なるほどっ!そうですね、言われてみれば茶巾で濡れた手をかわかしてから仕覆にさわる、、、ですね。でも客観的にみるとあの所作はなんとなく滑稽(失礼!)なんですけど。catface
奥秘伝は伝言ゲームみたいなものなので、少しずつ内容が変わって行ってるのでは?とつい心配してしまいます。でも外で真台子で点茶することはまずありえないので、間違えたままでもなんの問題もないかもしれません。(いいのか?それで)

あまね様

こちらこそ、一番お忙しい時にコメントありがとうございます。
らりぃもあっというまに近づいてきましたね。和菓子の会もありますし〜heart04
真台子がんばって習得したいのですが、次のお稽古はもう炉の季節になるので、また別物にみえるお点前をみることになるやも。
年々パ〜プ〜になる記憶力が少しでもましなうちに早いこと円真もやっつけてしまいたいものです。そしてまた一から小習をやりなおしたいです。

口伝、というのが中世的で面白いです。
近世(江戸時代)になると、いろんな分野でハウツー本がでますが、それまで(中世まで)はなんでも口伝えでしたから。文化だけではなく、技術もなんでも。
現代人は、どうしても正解を求めますが、正解というのも所詮は人間がつくりだしたものです。だからそのときどきにかわることとてある頼りないもんなんですよ(笑)。
内容が違っても結構かと。文化の伝承とはそういうもんではないでしょうか。
下っぱが生意気書いてすみません。

もちや様

行の点前でどうしてもこれでいいのかな、と疑問に思う箇所があります。流れ的に、また所作の意味からいってこっちの方が正しいのでは?と。
先生に「ちがってませんか?」とは聞けないし、他の社中さんを知っているわけではないので、そのままです。
茶道の所作は無駄がなく、所作の意味を考えながらすると、実に理にかなっている、と思えます。だからこそ、一つでも理屈にあわないとどうしてもつっかえてしまって。
文化の伝承は寛容な物だと思うし、変わっていくことで発展もあるでしょう。今までの茶の様式を根本から力づくで変えていったのは千利休です。
でも、私はまだまだ未熟者ゆえ、「守破離」の「守」に固執したいと思う次第で。

ノートの作り方で、上達が決まると言っても過言ではありません。

見開きで、風炉を左に炉を右に書くと比較して覚えられるので便利です。
真・行だけでなく、四ケ伝も同様で、記録は完璧にして、後は精進あるのみです。

ただ、先生も学びながら教えているので、重ねての修正が必要になりますね。

完璧に教えたら月謝が取れないという不遜な方もあるみたいで、複雑な事情が見え隠れするのが芸の道です。

ほぼ、完成されたノート(絵入り)を保有していますが、公開したら、先生方はお困りになるのでしょうね。

空蝉様

旧ブログなのでほりっぱなしにしており、お返事おくれて申し訳ありあせん。

この記事を書いたのはもう6年前ですので、あれからいろいろありました。社中もかわり、奥伝の自主稽古につきあってくれるいろんな社中の茶友もできて、なんとかノートも完成形に近づいてきたと思っています。でも100%完璧、、、というのは自信がありません。業躰先生でも先生によっておっしゃることがちがうようなので。身についた!と思ってもしばらく休むと消えて行ってしまうので、これはもう頻回にやるしかないと思いつつも、真の茶事をやる機会もないと思うので、どこで役に立つのかな〜と思わないでもありませんがcoldsweats01

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