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2008年6月28日 (土)

李青さんで〜伽倻琴(カヤグム)

前回李青さんに行ったのは2月の雪の降る寒い日でした。
  → こちら 北村美術館には入れませんでしたが、ここは開いていて、よかった。

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さりげない李朝の調度と、野趣あふれる投げ込みの花、おちつく空間です。



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そして李朝の工芸や歴史に関する本がたくさんおいてあり、閲覧自由です。
北村美術館へ行けなかったぶん、ここでお勉強することに。(って、おいてある本を見ただけですが、、、)

もちろん、テーマは李朝工芸。
白磁、青磁、鉄絵、扁壺、螺鈿細工、書画、民具など多岐にわたりのっている本を熟読。
李朝家具についてももちろん、その本物のアンティークとリプロダクトの見分け方なども。

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ここのシンボルの李朝家具。
米櫃だったそうです。上の白磁がまたぴったり。思わずはっとして襟を正したくなる空間です。


本に書いてあったことですが、李朝家具の魅力は日本や中国の家具と違ってかっちり角まで整えられた姿をしてないこと、それがやわらかで人を包むような寛容さになっていると。
たしかに手に入れたバンダジは単に板を無造作に6枚組み立てただけ、、、というおもむきです。日本の指物師のつくる精密な家具とは違いますね。
こういう無造作な家具を貴族階級が使っていた、というのが李朝の精神を表しているような気がします。

そしてもう一つ。
前回来たとき気になっていたBGM。韓国の伝統音楽らしいのですが、どこか懐かしい、日本の古代音楽に似た楽曲。(オリジナルは韓国の方だと思うけれど)
その時はCDが売り切れで手に入らなかったのですが、この日は1枚手に入れました。
なんとあの琵琶のような不思議な旋律を奏でる楽器は「伽倻琴(カヤグム)」という韓国の琴だったのですね。
唐の国の箏が5〜6世紀、朝鮮と日本に伝わりそれぞれ伽倻琴と琴になったそうです。

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これもこのCD聞きながら書いています。
異国の旋律で、日本の音階とは全く違います。伽倻琴だけで演奏しているのですが、単調な音なのにとても懐かしい。大げさに言うなら太古の記憶を保存しているDNAが共鳴する、というか。


正倉院にもこの伽倻琴は新羅琴として保存されているらしいです。

伽倻琴についてはおもしろい伝説があるそうです。

昔中国の王が瑟(25弦の楽器)を二人の娘に与えたが、二人はそれの所有を巡って争い、ついに楽器を二つに割ってしまった。二人は国を追われたが12弦を持った娘は朝鮮へ、13弦を持った娘は日本へたどり着き、それぞれ伽倻琴と琴になった。

政治的にはしっくりいかない日・韓・中ですが、同じ起源の文化を持っているんだなあ、と実感。
朝鮮半島の歴史的要素をいうなら、このCDの解説の一文が心に残りました。


『中国の箏や日本の琴が多文化国家のミュージックシーンの一部となった今日でも、沈黙し続ける伽倻琴の声なき叫びは伽倻琴の来歴を韓国という国自体の歴史に反響させているかのようだ。』

そうそう、いただいたものものせておかねば。

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つめた〜い水正果(スジョンカ)
この味はまさに子供の頃駄菓子屋さんで飲んだ、ニッキ水!
ほんのり甘い干し柿入り。んまい!



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そして韓国蓬餅
あんこというより小豆そのもので和えた、といった感じ。
あっさりしています。


そう言えば春にいったソウルの韓尚洙(ハンサンス)刺繍博物館 でこれ似たものを出していただきました。


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コメント

あっ、李青にはいかれたんですね、そしてスジョンガとお餅。あのさわやかな味を味わいたくて、我が家では最近、スジョンガを冷蔵庫に常備しています。 (^_^)

ああよかった。最後は、ちゃんと行き着くべきところにおいでになっていて。いままでのことは、李青さんへ至る序章ということで(笑)。

スジョンカ・・・食にも同様の懐かしさを見ることが出来るのですね!冷やし飴にニッキ・・・シナモン入りのような飲み物でしょうか?楽器の歴史も実に興味深いです!うんと昔・・・といっても30年ほど昔。まだ・・難波アメリカ村に数軒のお店しかない頃。アフリカの楽器を扱うお店があったんです。ブリキに数本のそれもブリキ弦を張っただけの楽器のその音色からあの大地の・・・見たこともない大地の叫びが聞こえたんです!沈黙し続ける「カヤグム」の声なき叫び・・・という一文が気になります。

コメントを拝見して、え?スジョンカって家で作れるの?とびっくり(@_@;)早速ネットで調べたら、ありました。割と簡単そうで、これなら私にもできそうです。作ってみます。貴重な(意図せぬ)アドバイス(?)ありがとうございます!

はい、この日唯一の収穫でございました。(^_^;おなかがそれほどすいていなかったので、評判のビビンバはまた試せませんでした。でも、ここに来る口実がまたできましたわ。次は絶対北村美術館のあとで!

スジョンカはシナモンスティックと生姜を煮だして砂糖、干し柿スライスを加えた(偉い簡単な紹介ですが)ほんのりあま〜い飲み物です。いちどお試しあれ。アフリカの楽器でアフリカの大地の叫び! nnya 様のすばらしい感性ですね。アフリカンにも独特のリズムがあって、音楽というのは民族の特徴をホントに良く表していると思います。『君が代』は国際スポーツ試合の時演奏されると脱力するけどね、、、このCDの奏者Byungki Hwang(漢字難しすぎて表記できず)はまた学者でもあり、一時は古くさいといわれた韓国伝統音楽をグローバルに紹介すべく活躍している方だそうで、伽琴が世界進出するのも、もう時間の問題かもしれませんよ。

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