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2008年3月

2008年3月30日 (日)

うつわの店・草星

骨董市のあと、岡崎の美術館前の疎水べりへ、桜はどうかしら?とよってきました。

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この日は桜はまだで、ただ枝の色がほんのりあかく色づいているようで、正面に東山。
緑がいつのまにかすっかり明るくなっています。


この東山の景色は四季を通じて、ほんとに美しい。
京都へ引っ越した暁には朝な夕なに、晴れの日も雨の日も眺められる、と思うことが今の生活の励み。

さて、このあと、前からおじゃましたかった河原町丸太町上ルのうつわの店、草星さんへようやく行くことができました。


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間口より奥行きがせまい小さなお店ですが、センスのいい、ちょっと高級な普段使いのうつわを置いておられます。


私が普段に使いたいなと思う器は粉引きと焼き締め。
ここ、草星さんにはそんなうつわがメインでうれしくなりました。

あともう一つ、草星のオーナーさんのブログ時々おじゃましているのですが、そのやわらかい優しげな語り口にどんなすてきな方だろう、、と想像をふくらませていたので、実際お目にかかりりたかったのです。

どんなでしたかって?
それはもう、想像通りの方でしたよ。
とても感じが良くて、お若いのに、うつわのこと、作家さんのことよくご存じで。
ほんとにうつわを扱うお仕事が好きなんだなあ、と思いました。

粉引きの茶碗は、多孔質なので、色が染みつきやすく、最初から色の濃い煮物や油っぽい料理をのせない方がいいことや、使うたびにその前に水につけておくと予防できることなど、あれこれ教えていただきました。

私の好きな粉引きが得意な作家さんのブログから、草星で6月、個展をやるとの情報を得ていたので、それについてもしっかり日程などうかがいました。また、6月ここにこないとね!

さて、草星さんのブログの写真をまねて、買った焼き締めのお皿の撮影を試みました。
そのブログでは、商品のお皿になにげなくお菓子や、果物をのせて写真をとっているだけなのですが、とても感じいいのですよ。

でも、、、、う〜ん、本家ほどうまくはいきませんね。


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のせるもの、のせるもの、、と冷蔵庫を探して、、、う〜ん、トマトでどお?

結構複雑な一言では言い表せない色のお皿です。


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灰かぶりのお皿。一直線の平べったいフォルムに惚れました。




草星 : 京都市上京区河原町丸太町上る出水町266-9
       〒602-0862 ■tel.fax/075-213-5152

2008年3月29日 (土)

京都大骨董祭デヴュー

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京都は竹田、城南宮の近くのパルスプラザ。
ここで年に4回開かれる大骨董祭に初めて行きました。


私のお茶の先生がこの祭の常連さんで、結構いいお茶道具(見立てもふくむ)を掘り出してきはります。
で、今回私もちょっと骨董買いデヴューを、してみようと思ったのです。

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この会場は広いこと、広いこと!
この中にどれだけの店舗があるのか、、、


まあ、これだけで既に圧倒されてしまいました。

品物は洋の東西をとわず、ジャンルも着物から、茶道具、家具、民具、アンティークのレース、人形など多岐にわたっています。

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このあたりは焼き物が中心ですね。


これだけあると、膨大すぎて、もう何か選ぼう、なんて気がなくなって、ただ見て歩くだけ、、でした。
会場はいくつかの列にわかれているので、列をひとつづつ端から端まで歩くことに。

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各ブースはこんな感じ。


みなさん、慣れていらっしゃるようで、歩きやすい靴、身軽な格好、で値段交渉もお手の物って感じ。

買う物をさがすのはあきらめても、一つ一つの品物を見るのは目の保養になります。
古伊万里の小皿など焼き物はもうひとつ物の善し悪しが、よくわからないのですが、漆器、とくに蒔絵の美しいものは眺めても、手にとっても楽しい。
ひとつ気に入った棗がありました。
作者はわかりませんが、海松と巻き貝の美しい金銀蒔絵がほどこされて、値段的にも許せるかな?という範囲だったのですが、カードが使えないとのこと。現金の持ち合わせがなかったので断念。

聞いてみると、よっぽど高価な物でないとカードを扱う店は少ないとのこと。つまりみなさん、現金を、、、ぶあつ〜い札束をもって参戦されてるのね。やっぱり骨董ビギナーのわたくしはまだまだだめですね。(×_×)


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そうそう、李朝家具もいくつか見つけました。
中央の白い小物がのっているのがそう。名前は不明です。その他バンダジ、トンケなども見つけましたが、いくぶん相場より高い、と思いました。


それにしても、こんなに古い物がよく残ってきたなと、感心します。
もちろん、時を越えてふるいに掛けられた良い物は大切にあつかわれてきただろうと思うので、納得ですが。
なんじゃこりゃ?と首をかしげるような物まで(たとえば、明治時代の警察帽やら、薬の瓶やら、なんかの勲章やら、、、)よく生き延びてきたこと!
片付けるとは捨てることなり、がモットーの我が家では時々必要な物までうっかり捨ててしまうこともあります。こんな家では決して骨董になりそうなものはでませんね。
(^_^;)

古い物を大切に使う、、というのはリサイクルにもかなっているし、なによりそれを大切に使ってきた昔の人たちの心を引き継ぐことにもなるのかな、と思ったりしました。
使い捨て文化の中で育ってきたからこそ、今反省も込めて骨董にひかれるのかもしれません。
ただ、古くて良い物でも、すごい蒔絵の大きな櫃など、飾っておく以外に現代生活では使いようのない物もありますが。

さて、小心者の骨董ビギナーとして、買ったささやかな品物が2つ。

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花籠。
柱につるせるような紐もついています。
2000円也。



もっと値切れたのかもしれませんが、ネイティブ関西人でない私は、ど〜も値切り交渉が苦手で、、、(^_^;)

もうひとつ、ちょっと小さな花瓶をのせるのにいい紫檀の花台をみつけたのですが、手に取ってみると、、

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ぽろっと足がもげて、ひえ〜っ!



「そうなんです。これ足がとれるんです。」と、お店の人の言葉にホッ。
釘や接着剤を使わない組細工なので、時代とともにゆるんできた模様。
ボンドで修理すればいいし、ちょっと感じいいな、と思いつつも、他を見て回っているうちに、このたくさんの店の中、もうどこだったかわからなくなって、あきらめかけたその時、再会!
これはもう買うしかないでしょう。
2万円がいい値でしたが、ちょっとだけがんばって「まけて」
の一声で1万5千円に。
もっとねばればもっと安くなっただろうけれど、わたしにはこれが限界ですわ。

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庭の椿をのせてみました。
もちろん、木工ボンドで自前で修理しましたよ。


3時間、歩きっぱなし、、、で足はもう棒のよう。
帰りの電車で爆睡しましたが、いい目の保養ができました。
やみつきになりそう。
次回は6月の月末。
また。いかなくちゃ!

2008年3月27日 (木)

娘の振り袖姿

ちょっと前になりましたが、娘がめでたく大学卒業しました。
卒業式、仕事もあるし、遠隔地(北海道)なので、出席できず、遠くから見守るだけ。
ただ、どうしても振り袖を着て欲しくて、着物一式送りつけ、着付けのお金も送って、お膳立て。
あんまり着物に興味のない娘で、さらに最近の卒業式はレンタルの袴姿が多いので、そっちを着たいといわないかしら、、、と心配していましたが、わりと素直に着てくれて嬉しかったです。

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左端の振り袖姿が娘です。
お友達はやっぱり袴姿ですね。


私は卒業式の袴姿がいまいち好きではない。
たいがいが一回しか着ないので、レンタルものなので、柄がいまいち地味、というか時に安っぽいというか、、、
せっかく若いのだから、若いときしか着られない派手な振り袖はいいと思うのだけれど。

私の卒業式の時の振り袖は、手描き友禅で物はいいと思いますが、なにせ地味な柄で、、、。卒業の時作ったので、結構、歳はいってたから、母が地味目なものにしたのかも。それでも着るのは嬉しかったな。


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もう少し、帯を胸高に締めてくれてるともっとよかったんだけれど。
なにせ遠隔地。文句をいいにも行けないわ。



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この複雑な帯結びはなんというのかしら?
新作かも?
帯もおもいっきり派手な、振り袖にしか使えないような物にしました。


なんとか、振り袖をよごさずに帰ってきたようです。

振り袖は一生に3回袖をとおせばいいそうです。
1〜2回だともったいない。4回以上着ると、嫁き遅れ、とか。(^◇^;)
3回だけなんて、もったいない!と思うけれど、これが似合う歳ごろはそう長くはない。
わずかな期間であっても、振り袖を着せられるのは、娘を授かった醍醐味かも。、、、、と、そう私の母も思っていたのかなあ、、、

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振り袖の柄。
貝桶(貝会わせの貝をいれる。二枚貝の貝殻のように、夫婦が離れず添い遂げる、という意味があるそうです)
地のブルーと胡粉で描かれた梅の花が気に入って作った1枚です。


あと、姪っ子の成人式に着せて、娘が嫁に行くときは持たせて、孫娘ができたらまた着せて、、、、とあれこれ夢を見ています。女親の特権です。smile

2008年3月26日 (水)

シェルのゆううつ

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このごろ、ちょっと憂鬱なの。


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な〜んか変なのよね。


おかあちゃんは、私の頭をなでながら
「も〜すぐ、フレさん、来るで〜」
と、にまにましながら言う。

誰っ?
フレさんて何っ?

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おまけに、こ〜んな変な物がマイルームに突然あらわれるし、、、
(そこ、いつから”マイルーム”やねんannoy



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プリ「そお、確かに変、、、ね」


   ***************************


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こいつかぁ〜〜!
フレ「えへっ。ぼくフレディ、ぴちぴちの、もおすぐ3歳」



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このうざいやつ、また帰ってきたんか〜〜!!
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(はい、帰ってきました。子猫の頃、お隣に迷いこんで、行きがかり上保護したフレディです。保護した後、すぐに娘が北海道に連れて行って、娘の猫になっていましたが、卒業と同時にしばらく、うちで預かることになりました。里帰り、、、ね。)

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ちょっと、あいさつせんかいっ!
フレ「ドキドキ」



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あ〜、やっぱり
1m以内に近づかないで!!


フレ「ひ〜〜っ、、、こわい〜」

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フレ「あ〜、怖かった」


(-_-#)(いきなりキャットタワーに避難かいっ!)
(あのねえ、あんたの方が図体でかいでしょ!
  シェル4.5キロ  プリ4キロ  フレ5.5キロ!!
 顔もプリの倍はきっちりある!2ショットがとれないから、比べてもらえないけれど)

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ふんっ!annoy
(でも、シェル、上からねらわれてるよ、、、)


(このあと大おっかけっこに、、、家の中、毛がふわふわ舞っています。
しばらくはこんな調子でおおさわぎになりそうです、、、(-。-;)

2008年3月22日 (土)

大阪千日前・道具屋筋

大阪は、日本橋となんばの間に調理器具、厨房設備など専門に扱う店が集まるアーケード街、道具屋筋があります。


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吉本興業のなんばグランド花月が目印!



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150mほどの商店街ですが、おもしろいものがいっぱい!


ここがあるのはTVなどで知っていましたが、来たのは初めてです。
いかにも、料理屋で働いてそうなプロっぽい方から、ごく普通の主婦まで、それに目についたのはたくさんの外国人さん。
外国人にはここがコテコテ(?!)の大阪、、、というイメージでしょうか?

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ここは食器屋さん。
割烹店などでよく使われる、漆器風のプラ食器や、陶磁器の皿、ちょっと凝った箸置きまで、え?こんなものまで?
というものまでそろいます。


買わないけれど、見て歩くのは楽しいですよ〜。


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そして、さすがそこは大阪!
業務用たこ焼き機。



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こちらはでっかいテコ。
お好み焼き機ですね。

粉もんの調理器具がやはり圧倒的に多かったです。

あと焼き肉屋の鉄板やら、バーナー、食堂用テーブル椅子、看板、のれん、ネオンサインまで、ここを一回りしたら屋台ぐらいの店を開く物品はそろってしまいそうです。


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こんなものまでありました。
蝋細工の食品見本!
これは寿司の見本です。



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プロ仕様の調理器具
家庭にひとつあればちょっと料理の腕があがったような気がするかも。



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そして、私がめざしたのはこれ!
野菜などの型抜きです。


懐石料理などできれいに花びらや銀杏、葉の形などに型抜きされた食材がでてきますよね。とくに小さいやつ。
これが欲しかったんです。


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かわいい型がいろいろな種類でたくさんあって、あれもこれもほしかったのだけれど、一つ300〜400円と、大きさの割にやや高めなので、絞ってこれだけにしました。


今の季節、桜ははずせないしな〜。

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わかりやすいように、大根、人参で抜いてみました。
雪輪がちょっとお気に入りです。


で、何をしたかったか?
実は干琥珀(外側がかりかりの固まった砂糖で、中がやわらかい寒天のお菓子・京都では永楽屋のが有名みたいです)を作ってみようと思ったので。

ただ、いろんな和菓子の本を立ち読みしましたが、なかなか材料の分量を書いたものがなく、試行錯誤中。
今日、作ってみましたが、まだ砂糖の量がたりないか、煮詰め方が足りないか、外側の砂糖が固まらず、錦玉かんどまりになってしまいました。

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どなたか、作り方、材料の分量、ご存じでしたらお教えくださいね。
m(_ _)m

2008年3月21日 (金)

李朝家具・集

今回の旅の目的
  娘→喰う!ひたすらうまいものを喰う!
  私→喰う!、、、いやちがうっ!
    美しい李朝家具を本場で見る!、、、、、、、だ。



で、今回のソウルのあちこちで見かけた李朝家具(朝鮮王朝時代、官僚階級である両班たちが使っていた家具)を集めてみました。


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私も求めた →こちら ポピュラーなバンダジ。上に乗っているのはアンティークの薬研。


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トンケ(銭函)
上に乗っているのは鍋?古民具でしょうか。



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名称は知りませんが、かなり頑丈で木の材質もいい物だと思いますが、これと同じ物があーとさろん宮崎にあった、あった!→http://blog.kansai.com/cheruprifre/229


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朱の小盤(ソバン)

ソバンは上の台が12角形で、木地が見えている物が多いけれど、こういう朱塗りで花びら型のもあるんですね。きれい!


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これは仁寺洞の伝統茶院においてあったものだけれど、町家の水屋箪笥にどことなく似てますね。



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これもトンケ

ローキャビネットとして重宝しそうです。

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二層の箪笥

中に比べて間口が狭いので、使い勝手悪そうだけれど、どういう風に使っていたんだろうかしら?


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これは仁寺洞の骨董家具屋さん。

仁寺洞は観光地なので、多分値段もやや高めと思われるので、外から見るだけにしましたが、どっちみち鍵がかかって中には入れませんでした。


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ただこのお店の入っているビルの中庭がいい感じに造られていたので、ちょっと写真を。
この右はしに見える井戸は本物か、偽物かわかりませんでしたが、いい景色です。



さて、ソウルの東、やや郊外にアンティーク家具をあつかう店があると聞いたので、足を伸ばしてみました。

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地下鉄の踏十里(ダッシムリ)駅で下車、徒歩5分くらい。
ここまでくると、観光客はほとんど見かけません。

(地下鉄駅の表示も漢字はひっそり小さく書かれていて、ハングルが読めないと地下鉄乗るのもちとツライ。)


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このあたりは、骨董屋さんが軒を連ねているらしく、日本で言うなら石灯籠や臼、つくばいみたいな物がたくさん道に面して並べられています。



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目指したのは李朝家具アンティーク専門の長安堂



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店の中はこんな感じで、所狭しと、バンダジあり、トンケ、モリジャンあり。


店主さんが一人、英語も日本語もちょっとしかしゃべらないので、筆談と身振り手振り、、、でもようこんなんで話通じたな、、(^_^; とあとでしみじみ感心してしまった。

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値段をきくと、だいたい日本で買う半分から3分の1!
確かに安いです。


でもいくつもあっても置き場所がないし、そんなにあってもしょうがないので、日本までの送料や税関での手続きを考えても、どうしてもほしい、と思う物があれば買おう。と、思っていたのです。

あーとさろん宮崎で見た、すてきなモリジャンの写真も持っていきました。
似たようなちょっといいな、と思う物があり、値段も3分の1以下だったのですが、、、、。
オリジナルな物でありながら、金具がぴかぴかだったのがもう一つひっかかりました。
日本ではあまりぴかぴかなのは好まれないし、「手ずれ」といってむしろ使い込まれた黒ずみが珍重されるのです。
韓国ではむしろ黒ずんだ金具を磨いて輝かせる方が好まれるのかも、、、

モリジャンの写真をみせたら、これは金具を取って改造した物ではないか?(多分、そう言ってたんだと思う^_^; 不確かだけど。 )と。

でもせっかくここまで来た記念に、日本で買った3分の1の値段のソバンを買うことに。これは小さいし、場所をとらないから2〜3個あってもいいしね。

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身振り手振りで飛行機に積めるようパックしてくれ、と頼んで、がっちり梱包してもらいました。

今回の収穫、大物ねらいで結局竜頭蛇尾的なお買い物になっちゃいましたわ(^◇^;)

この箱をぶら下げてふたたび町中へ帰って仁寺洞を歩いていると、

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古銭やアンティークの食器、怪しげな石像なんか売っている骨董屋さんの店先に、バンダジが、、、。

もう値段はチェックしませんでしたけれどね。


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私とともに無事帰国したソバン。

奥のが以前買った物、手前のが新しいソバンです。木の材質は違って、前もとめた物よりは明るい色です。こんどはなにを飾ろうかな〜heart


2008年3月19日 (水)

三清洞(サムチョンドン)part2

昨日に続いて、今日は閑静な伝統的お屋敷街、三清洞散策中、出会ったすてきな場所のご紹介。

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伝統茶店、チャマシヌントゥルの入り口。
普通の韓屋をすてきなお店にされています。


ここでは、韓国伝統茶の他に中国茶、紅茶などたくさんの種類のお茶が飲めるのです。


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入り口をはいると、いきなり李朝家具、バンダジがおでむかえ。
なんてすてきなアレンジなんだ〜!lovely

これは参考になる!


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奥の方には小型の家具、銭函(トンケ)?
これもすてきheart



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ここは中庭を囲むようにいろんなテーブルがしつらえてあって、朝が早かったせいか、他にお客さんいなかったので、お好みの場所に座れました。



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伝統的な陶器(いわゆる高麗物?三島や青磁、刷毛目など)も展示してあります。
お茶人さんなら1つはほしいと思うもの。




高い天井が開放感ありますが、もともとの韓屋がこういう吹き抜けになっているのか、改修してこうなっているのかは、知識がないので知るよしもありませんが、、、


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こういう小部屋もあります。
窓の装飾が美しい。



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中庭。
京町家でいえば、坪庭にあたりますね。


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いただいたのは私は伝統茶の五味子茶(オミジャ茶)
娘は中国茶のジャスミンティー
器もかわいい。

カボチャの種のおつまみと、韓国の干菓子(おこし系)付き。
五味子茶は甘、酸、苦、塩、辛の5種の味がする、という意味らしいですが、甘くて酸っぱい、、くらいしかわからなかったです。でも後味さっぱり、でおいしかった。

ここをあとにして、さらに散策していると、小さい博物館が。

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中には入りませんでしたが、典型的な造りで、韓屋の中はだいたいこうなっているのか、とわかります。

半開きの戸から眺めると美しいたたずまいです。

ある石段の前に来ると、現地のおばちゃんが日本語で
「ここは”冬のソナタ”でヒロインのお家の撮影に使われたところですよ。」
と教えてくれました。(見てないから知らんけれど、、、)
「韓国スターで誰が好き?」
と聞かれましたが、ペ・ヨンジュンしか知らないので、そう答えておきました。(^_^;
おばちゃん、ごめん。もっと知ってればよかったんだけれど、、、

そのヒロインのお宅のすぐ近く、

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ここも韓屋を利用した韓尚洙(ハンサンス)刺繍博物館
人物は娘でございます。


日本で言えば韓国伝統刺繍の人間国宝のハンサンスさんの作品や、刺繍のアンティークのコレクションが展示されています。

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コレクションを見ていると、係の人がコーヒーと餅菓子を持ってきてくださったので、床に座って韓屋の中でちょっと休憩。

ほの暗い室内から春の日差しに輝く庭を、美しい意匠の扉越しに見るのは、至福のひとときでした。



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この展示コーナーに入ったとたん、うるわしい色の洪水に圧倒されました。
すべて緻密な手刺繍で装飾された家具の数々。



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この薬箪笥の小さな引き出しひとつひとつにも刺繍が施されています。
日本刺繍と技術的にはそう変わらないと思いますが、デザイン、色彩が大陸風です。



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韓国の風土によく似合い、そして大陸の文化を根底に持つ、日本人の心にもなぜか懐かしくなじむものだな、、、と思いました。

  →まだまだ続く韓国編。しばらくおつきあいください。(^^ゞ

三清洞(サムチョンドン)はソウルの小京都?

まずは、帰国のあいさつがわりに、

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衆目を驚かせた焼失した国宝南大門。
今はご覧の通り、囲いに覆われて見ることは出来ません。
修復に時間がかかると思われます。残念なことです。



パスポートを見てみると、前回ソウルに行ったのが4年前。その前がこれまたその4年前。閏年になるとソウルに行ってる勘定に(まあ、偶然だけど)
4年前と較べると、狭くて舗装がなってなかった道がきれいに広くなり、所狭しと町の目抜き通りにも林立していた屋台の数が減って、地下鉄の駅もクリーン。猥雑さがなくなり、きれいな町になったなあ、、という印象。

かつての町と変わっていないところもいっぱいあって、懐かしかったけれど、お気にいりだった骨董街、仁寺洞(インサドン)。
昔は露地にはいると古いお家がたくさんあって、閑静な雰囲気でしたが、今はもう露地の裏々までびっしりレストランや雑貨店やらいっぱい。
観光客(主に日本人)もびっしり。(×_×)

ところが、以前はまったくスポットのあたっていなかったエリアが今人気だそうです。場所は仁寺洞の北、景福宮(昔の王宮)の東に広がる三清洞(サムチョンドン)エリア。
ここは表通りにはすごい勢いでいろんなショップが出来ていてにぎわっているが、面白いのはここから一歩路地にはいったエリア。


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ここは朝鮮王朝時代からのお屋敷街だったところで、伝統的な家(=韓屋:ハンオク)並みが残っている場所。


北村(プッチョン)エリアともいうらしい。


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(お屋敷の門がとても古くていい感じなので集めてみました。)


表通りの喧噪がうそみたいで、観光客もほとんどみなかったし、しかもこの日は日曜だったせいか、住人の方にもあまり会わなかった。
(もちろん、この韓屋はほとんど現役の住居なんですが。)
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迷路みたいないりくんだ人通りのない小路を歩くと、し〜んとして、時折甲高くなく鳥の声だけが聞こえて、まさに朝鮮王朝時代の世界にタイムスリップ!


韓国時代劇の世界です。(”チャングムの誓い”くらい見とけば良かったな。)

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<門の意匠2>
電気のメーターかなんかが生活感あります。
(^_^;


けれど、この町並みはかつて破壊される寸前だったそうな。
それを韓国政府の町並み保存プロジェクトが救って、整備され、今のような伝統家屋エリアが残ったそう。
う〜ん、どっかで聞いたような話だな〜。
そうそう、ちょっとゆるい規制の”景観保護条例”、、、、
壊されたら二度と戻らない町並みの価値に気づく人は気づくのね。
韓国のは自治体ではなくて、国を挙げてのプロジェクトだからかなり積極的に町並み保存に介入してるよね。ごく一部のエリアだけれど。


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目に付く感じのいい韓屋や、通りを選んで気の赴くままに歩いてとてもいい気分でした。
迷子にならないかって?


それは大丈夫!
なぜならここらは坂に沿って家が建っているので、迷ったらとにかく坂を下る方向に行くとまちがいなく地下鉄安国駅にたどりつきます。

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<門の意匠3>


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ただこのエリア、やはり駐車場には苦労しているよう。



京都もろうじの中など、駐車はまず無理。
でもコンパクトな町、京都と違ってソウルは広いし、車は必需品、ってお家も多いでしょうね。当然、狭い道に路上駐車ですわ。
これがちょっと景観をそこねてましたが、、、。
でも大きいお屋敷の前にはやっぱりでかいベンツなんか停まってました(^_^;


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<門の意匠4>
差し押さえの札ではありません。
おめでたい文句(大吉とか)が書いてあるのです。



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ところどころで多分住人はもういないだろうと思われる廃屋もありましたが、なかにはひっそりと隠れ家的な伝統茶店などに再利用されている所もあるようです。


これも京都の町家事情に似ていますね。
ただここはお屋敷街なので、あまりはでな商売はできないよう、規制されているのかもしれません。
できれば閑静なままのエリアであってほしい。
(仁寺洞はもう、観光化されすぎ!)


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<門の意匠5>
金具の使い方が李朝家具のそれに似ています。



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<門の意匠6>



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そぞろ歩きを楽しんだ後、見晴らしのいいところに出ると、遠くに景福宮の屋根が見えました。
あ〜、気持ちよかった!

2008年3月14日 (金)

ちょっと留守を、、、

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週末ちょっと韓国はソウルに李朝家具の買い付けに、、、ってちがうっ!!

娘の卒業記念の母娘旅行で。
なんでソウルか?
この時期あまり仕事休めないので近場で。
そして、娘が以前バックパッカーでソウルに行ったとき、お金がなくて焼き肉屋の店の前で悔し涙を流したらしい。今度は財布(=私)といっしょに行ってリベンジしたいらしいので。
色気より食い気の25歳、いいのかそれで?

私は3回目だが、前2回はもっぱらB級グルメにはしってました。
ここんとこ韓流スターのおっかけおばちゃんに押しのけられてソウルはご無沙汰だったが、久々に行きます。
(そしてついでに李朝家具のアンティーク家具ショップにも行きます!)
なぁ〜んだ、やっぱり買い付けじゃん!
(^_^;
いいえ、ついでですって、ついで!

2008年3月12日 (水)

あーとさろん宮崎 奈良・高畑

奈良に行った時、やはり必ず訪れるところがここ、
高畑にあるギャラリーあーとさろん宮崎

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江戸時代に建てられた町家に最小限に手を入れたギャラリーです。
ガラスにわれわれ3人でこぼこトリオの姿が映ってますね。


この高畑エリアは文人エリアともよばれ、近くには志賀直哉の旧宅もあり(中、拝見できます)そのころには武者小路実篤、小林秀雄なども住んでいて、文人、画家などがつどったところです。
古い立派な、でもどこかひなびたお家がたくさん残っています。

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ここはたかばたけ茶論(さろん)。
洋画家の中村一雄氏の南欧風の家の庭を開放して、オープンカフェにしています。

春日大社からはささやきの小道を下ってくると、そこがもう高畑エリア。

さて、このあーとさろん宮崎、ここの雰囲気や、しつらいがとてもすてきで、私の趣味のつぼをヒットしてやまないのです。

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これはもともとあった町家の火袋。
そのまま利用されています。



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この日は茶道に使う茶碗の展示をしておられました。
もちろん、茶碗にも興味があるのですが、、、


ここに毎度毎度来る目的はこれ!
この走り庭を利用したカフェコーナーを見たいのです。

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走り庭に、壁に向かってI型か、または部屋側にカウンター式にI型キッチンシステムをおくことはよく見るのですが、こういうふうに走り庭を横断してL型においてあるのは珍しい。


それに、このカウンターがまた落ち着くのです。
オーナーのお嬢さんがお茶を入れてくれています。


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カウンターの上は高い火袋で開放感もあります。


天井からさがったアンティークな電灯やモビールが高さや空間を意識させます。
ちょっと狭そうだが、こんな台所ほしいな。(^・^)

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カウンターにすわっているのは奥がオーナーさんで、手前はどこかのお寺のご住職さんだとか。


去年来たときは李朝家具に興味がなかったので、気づかなかったけれど、今年、見る目で見ると。おおっ!
このサロンのあちこちになんてすてきな李朝家具がちりばめてあるの!
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やっぱりここのオーナーさんの趣味最高!

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店の奥の土間になっているところですが、以前からあった井戸を上手にインテリアとしてとりいれています。
そして、そのまんなかの、、、、




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きゃ〜!!
\(◎o◎)/!
すてき!すてきすぎるわ!
李朝家具のモリジャンとよばれるもので、中でも上物だと思います。

圧倒的存在感。
もし、リビングにおいたら、まちがいなく中心的存在になるでしょう。

値段がついてないので、オーナーさんにお聞きすると、なにか大切な物と交換されたとのことで、このくらいで、、とは言われましたが、本音はあまり売りたくないご様子。
そうでしょうねえ〜。手放したくないわよね〜。残念だけど、、、、
でも、惚れちゃいましたわ。

この土間の横は景色として小さな水田がつくられています。今は土を掘り返してあるだけですが、以前5月に来たときは田植えが終わって、緑の苗が水の中で風にゆれていました。
これを眺めながら、お茶をいただくのは最高の気分です。

奈良へお越しの節は、是非足をのばしてみてください。
近くに白毫寺、新薬師寺もありますよ、



あーとさろん宮崎:  奈良県奈良市高畑町812
          0742−23−2588

2008年3月10日 (月)

奈良東大寺修二会

高校生時代、万葉集のおおらかでダイナミックな歌に心をノックアウトされて以来、奈良は京都とともにとても好きな場所です。
二人の子供の名前も万葉集からいただいたしね。

十数年前から、このお水取りの季節は必ず奈良へ。
夜、お松明を見て、翌日奈良のあちこちをめぐるのが毎年の習慣で、今年も無事にまたこれたことを感謝。(これこそ奈良にいます諸仏のおかげ??)

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ここも毎年恒例。奈良に着いたらまず訪れる、近鉄駅前もちいどの通りの萬々堂通則さん。



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ここだけでお水取りの期間だけ手に入る生菓子”糊こぼし”


修二会の期間中、二月堂の須彌壇を飾る椿の造花をかたどったお菓子です。
先日、京都・和菓子の会で、椿のお菓子がテーマでしたが、その時にデモンストレーションでだされたものです。→http://blog.kansai.com/cheruprifre/221
確かに京菓子に比べると、彩りはビビッドでよりプリミティブ(原始的)な感じですね。これが奈良の色。

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お店に飾られた椿の造花です。


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ここのお店はもう一つ名物があって、ぶと饅頭といいます。
春日大社の唐から伝わった神饌をもとに作られたお菓子で、上品な餡ドーナツといった感じ。
包装紙の下がり藤は春日大社の印です。


さて、昼間はぬくくても夜になると冷えるので、しっかり防寒対策をして二月堂へ。
今年でかけたのは日曜で人出が予想されたので、お松明が始まる19時の2時間も前に到着。

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人混みを巧みにすり抜け、今年もまた最前列の場所をゲット!
そこから見た、奈良の街の暮色です。



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これはまだ17時頃のもの。
このあと人出はますます増えて下の方は立錐の余地もない感じに。

昔はこんなに多くなかったのになあ。
それに電灯がすべて消されても、カメラのフラッシュが蛍みたいで、雰囲気をこわしてしまってるし、、、。
中にはお水取り=松明ショーと勘違いしてる人もいるだろうなあ。

毎年修二会(3月1日〜14日)の本や資料は眼をとおすのだけれど、これだけ神秘的、かつ原始的というか生命的というか、こんな法要が一度も絶えず(戦時下でも)千年以上継承されてきたことに毎回驚きを禁じ得ません。

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さあ、いよいよ練行衆付きの童子がかかえる松明が登廊からのぼってきます。



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毎年のことながらこのお松明の火の粉が乱舞する様は、気持ちが高揚し、時には涙がにじむこともあるくらい感動物です。



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そして、また今年も無事見ることができたと、何者かに感謝したくなるのです。
かぶると無病息災といわれる火の粉や舞い上がる灰をたっぷり浴びて、頭も服もまっしろ。
友人などは、コートに火の粉で穴をあけておりました。
(^_^;



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お松明の後は二月堂の中の局とよばれる外陣の外まで入って、かすかなお灯明の明かりのみの堂内の内陣の様子を遠くから見せてもらいます。

お声明の声、差懸(さしかけ)とよばれる木靴を高らかにならしながら練行衆が内陣をぐるぐるまわるのが、蝋燭の明かりの逆光の中で影だけ見えるのがまた、幻想的で美しい。

3月12日の一番大きい最後の籠松明の日は、ものすごい人なので、いつもは遠慮しているのですが、この日の深夜に行われる”達陀(だったん)”と呼ばれる行を一度は見てみたいと思っているのですが。
水天、火天に扮した練行衆が内陣正面で松明を手に飛び跳ねるというダイナミックな炎と水の一大ページェント!
ただし、日程など考えるに、やはりこれはリタイア後でないと無理かしらね。

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12日を待つ、籠松明。



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そして、13日未明、行われる若狭井からの水取がおこなわれる閼伽井屋(あかいや)


お松明の後、あれだけいた人々はいつのまにかいなくなって、ぽつんぽつんとともる街灯以外は真の闇の、閑散とした東大寺の境内を通り抜けるのはけっこう怖いけれど、日常的にはありえない暗さを体験できるいいチャンスです。

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今年も松明の燃えさし、たくさんゲット。
あちこちに配ります。少し焦げた、けれどなんともすがすがしい杉の葉のにおいがしばらくしていると思います。
だいどこに飾ると火事にならないそうですよ。


やっと春、、、、

2008年3月 8日 (土)

扶養家族?

なにやらゴキゲンなあみねこさんがひとり。
どうやら新入りのようです。

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フッフ〜〜ン♪
これは椿の香袋なんよ〜。
ええ匂いすんねんよ〜。
椿の芯のところにお香がはいってんよ〜。


(そう、それは私が京都のとある香舗でもとめたもの。自分で作れないもんで、、、、楽して買いました。)


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おやおや、新入り、桃のまわりに、わらわらと物見高い他のあみねこ連がよってきました。
ワイワイ、ガヤガヤ♪



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おや、黒はもうひとつうれしそうじゃありませんね。



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黒”う〜〜ん。扶養家族がまた増えたのか。養いきれるのだろ〜か?”

(そう、あんたは気苦労が多いわね。
  でも、青や緑みたいにのんきにかまえたら?
   悩みすぎると、しわふえるよ。はやくふけるよ。)

黒 ”げっ?!”


*あみねこはねこやまさんのオリジナルです。
”あみねこのいる生活”

2008年3月 5日 (水)

京都点描〜弥生編〜

その1

先日の京都行きは、中京の某・お屋敷の中を特別に見せていただける、ということでいそいそと出掛けたのでありました。
昭和8年上棟の立派なお屋敷で、かつては呉服屋さんの別邸だった模様。

現在も住んでおられる方がおられるので、写真はあまりお見せできませんが、中はかなり改造、改修されているようです。

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けれど、この廊下はたぶん昔のままで、あまり手がいれられてないと思うのですが。
狭い廊下ですがレトロな電灯も、竿縁天井も、右手に少しだけ見える格子の建具もいい感じ。


この廊下の手前の左手に写真では見えていませんが、網代張りのふすま、と見える部分があったのです。

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おうちの方が、この戸をするすると上にあげると!



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な〜んと、水屋がかくれていました!
こういう発想もあるのか!とただ感心。
使い勝手がよいかは別問題ですが。


このお屋敷で実は一番心ひかれたのが、この坪庭でした。

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蹲踞と前石、湯桶石(裏千家では多分向かって左)、手燭石(向かって右)と正式な茶室の露地の形式にのとったワンセット+灯籠。
適度な狭さも、植栽も落ち着きます。
沓脱石もみごとな鞍馬石(今はもう採れなくて、高価だそうです)。
ほし〜な〜、こんな坪庭!と、ついよだれをたらしたのでありました。



その2


そのあとぷらぷら歩いていつのまにか、荒神口界隈へ。
おお!ここは私のかつてのテリトリー。

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荒神橋から東を見たところ。この向こうにかつての研究室が。
さらにその向こうに大文字


この周辺、少し道幅が拡張されたようです。

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橋の幅もむりやり広くなってました。(^ ^;)


この近く、私が大学生だった頃、感銘をうけた、高野悦子さんの”二十歳の原点”にでてくる、彼女がいりびたっていたジャズ喫茶、”しぁん・くれーる” がかつてありました。

もう、今の若い方にはわからないでしょうね。
60年代末、当時立命館大の学生だった高野さんが、全共闘運動にまきこまれながら、自活を試み、結局疲れ、自分が未熟であること、に悩んだ末、自殺するまでの残された日記をそのまま本にしたものです。

しぁん・くれーるには一度だけいったことがあります。
本の写真をみると、高野さんは華奢なかわいいお嬢さんでした。
どうしてこんな人が悩んだあげく、二十歳でみずから命をたったのか、本を何度読んでもわかりませんでした。
いたましいことです。でも、それだけ生きることに真面目で誠実だったのでしょう。今の若者の目には、彼女の生き方、死に方はどううつるのでしょう?

荒神口にはもう一つ、思い出が。

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これは橋の西詰にある、喫茶リバーバンクです。
この日は閉まっていましたが、閑散としているので、もしかして廃業?と、ちょっと心配に。


ここは川辺りのほんとに眺めによいロケーションです。
そして1980年、当時京都府立医大の学生だった大森一樹監督の映画「ヒポクラテスたち」に使われた喫茶店でした。

ポリクリ(臨床実習)中の若き7人の医学生の悩みや失敗など描いた青春映画で、けっこう笑えたり、身につまされることもあったりで、今も印象に残っています。
今は亡き古尾谷雅人さんが主人公の医学生で、同じポリクリのグループに(私と同い年の!)伊藤 蘭ちゃんがでてました。その蘭ちゃん扮する女子医学生がここでお茶を飲むシーンが撮影されたのです。
ミーハーなので、やっぱり当時、ここに行ってお茶飲みましたわ(^ ^:)

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思い出話、若い人にはつまらないですね。
同年代には覚えておられる方も、、、、。

荒神橋から北を望むと、山は雪かぶってますね。



その3


去年の初夏、訪ねた御所南のアンティーク漆器のお店、うるわし屋さんにも足をはこびました。
  →http://blog.kansai.com/cheruprifre/89

ここはほんとにディスプレーがすてきです。
この日も大きな薄紫の木蓮の大枝が壺にさされて、ほんのり花びらを開いていました。
漆器も普段使いできそうな手頃な物から手に入ります。
漆器だけでなく、銀器もいくつかおいてあって、見るだけでもロマンチックな気分にひたれますよ。


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で、お買い上げはこの八角菓子盆。
古そ〜な木箱付きです。墨で八角菓子盆と書いてあります。



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やや緑がかった漆に、春でも秋でも使えるように、桜とか紅葉とかの蒔絵。
干菓子を盛るのにちょうどいいようです。



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そしてもうひとつ。
やはりお茶事の時に使えそうな、南鐐(銀)の�鍋(酒器)


これに付いてきた箱には「鐵(鉄)湯わかし」とかいてあるんですが、これはどうも箱だけ違うみたいです。
お茶事はできなくても、これを磨き磨き、冷や酒などいれて、いっぱいやると極楽〜かもしれません。smile


2008年3月 3日 (月)

フレンチomoya 錦小路

二週連続で日曜日は京都です。
雪の先週とうってかわって昨日はほんにうららかな弥生の陽気でした。
そろそろ観光客も増えそうな予感。

昨日ランチをしたフレンチomoya錦小路です。

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ここも古そうな明治くらいからの(ひょっとしたら江戸末期から?)町家です。



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味付き海苔やら福神漬けの看板がかかっていました。
もとは海苔を商うお店だったのでしょうか。


で、今は改装されてフレンチレストランになっています。
このお店系列の"フレンチomoya東洞院”は昨年いって食事をしました。あそこも、かつてはここより大きな町家だったのでしょう。

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坪庭はガラス張りになっていますが、風情はなんとなく残っています。
手前はここで使われている陶器(信楽系らしい)の食器で展示販売しているもの。


二階の席へとおされました。

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厨子二階(つしにかい)の造りで、低い天井、虫籠窓が特徴です。
ほの暗いのもおちつきますね。



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唯一の飾りはこれ。
赤い実は南天でしょうか。
うつわも私好みで○heart



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町家の雰囲気を壊さないように、という苦肉の配慮だと思いますが、これはちょっとかえって目立ちますね、このエアコン。
(^_^;



町家の壁をぶち抜いてエアコンつけるのもはばかれるし、ないと冬は耐えられないだろうし、風情を大切にしながら、快適性も求めることのむつかしさ。実際はどこかで妥協しないといけないかも、、、。

お料理は、どれもおいしかったです。
お昼のランチはお値段もリーズナブルでした。

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前菜のお肉のパテと金時人参のムース。
ムース、おいしかったです。



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サラダ。
ホタテ貝がのっているのは根菜のゼリー寄せ


最近胃が縮小したわたしはここらへんで早くもおなかがいっぱいに。

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太刀魚のお料理ですが、私はこの器に惚れました。
帰りに同じ物がないかとさがしたのですが、残念ながら発見できず。


あと10年若ければ、完食できたのですが、お肉料理あたりでギブアップ。
やっぱり、50すぎると和食がベターのようです。
残念!

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コーヒーも変わったカップで。
造形的にはおもしろいのですが、飲みやすさを考えるとちょっと
(^^ゞ


場所は麩屋町を錦市場からちょっと上がったところ。
錦へお出かけの際、ちょっとたちよってもいいかもしれません。


フレンチomoya錦小路:
     〒604-8057 京都市中京区錦小路通麩屋町上ル梅屋町499
          Tel/Fax 075-221-7500 

2008年3月 2日 (日)

クリスマスローズ

Wp6fexp0 先週とうってかわって暖かかった今日、庭のクリスマスローズは盛りをむかえています。
イギリスで咲く原種はほんとうにクリスマスの寒い頃咲くらしいですが、様々な品種改良の末、今頃咲くものが主流になっているとか。



クリスマスローズのコーナーです。
一昨年に3株、昨年に2株植えましたが、どれも強く、一回り大きくなって花を咲かせています。

一口にクリスマスローズといっても、本当に色々種類があり、花の色も様々です。ただし、赤、黄、青などという多彩色ではなく、茶色〜紫〜白〜緑の地味な色彩の範囲で、、、ですが。
そして、うつむきがちにつつましやかに咲くので、決して派手な花ではなく、どこに咲いているのかよく見ないとわからない、、という控えめなところが愛される所以でしょうか。


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どの花も手で支えてやらないと、中までのぞけないので、私の手付きです。
これは紫〜ピンク系




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清楚な白。きれいです。



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緑で、縁がほんのり紫〜ピンク



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これは黒にちかい紫



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白ですが、花弁がとがっています。


他にも斑入りや、もっとピンクっぽいのやらたくさんの種類がありますが、ずぼらなウィークエンドガーデナーの私でも、ちゃんと育てられます。
(^_^;)
しかもうれしいことに、こぼれ種で増えるんですよね。
今年新しい株が蕾をつけているのを発見!

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この小さい葉っぱの群れはクリスマスローズの子供です。


クリスマスローズは暑さに弱いのですが、このコーナーに萩を植えたのが成功でした。夏の間生い茂って、影を作りクリスマスローズを暑さから守り、冬には地上部分は枯れて、日当たりがよくなります。

さて、クリスマスローズだけでなく、他にも庭の春の息吹をご紹介。

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もう何年も決まってこの季節に咲く、水仙



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やっとほころび始めた白梅
芳しい香りです。



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そして、私の大好きな、青いネモフィラ
毎年。春の庭にこれは欠かせません。

私にとって早春の象徴、オオイヌフグリ(なんて名前なんだ!こんな可憐な花に)を大きくしたようで。
また独特の切れ目の入った葉っぱも好きheart

春の真っ盛りよりも、ああ、もうすぐそこまで春が来てる、、という春、未(いま)だし、の今頃の季節が好きですね。