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2008年2月25日 (月)

京都和菓子の会〜吉田家(無名舎)〜椿のお菓子

雪の日曜、京都へ。
大阪はからっとしていたので、安心していたら京都に着くなりまた、雪・雪・雪。
京都に来るたびに降られてコンビニでビニール傘買ってるといったら、タクシードライバーは"京都かて、いつもふっとるわけやないし、よっぽど運悪いんやね。”と、言われた。
(-_-#)

さてお目当ては、2回目参加になる「京都・和菓子の会」。(ちなみに事務局長さんはNPO京町家・風の会のあまね様)
NPO法人 美しい京都さんとの共同開催)

今回の開催場所は中京に残る大きな町家・吉田家(無名舎)です。
ここは昨年、5月におじゃましまして、あまりの立派な走り庭、火袋に感激した町家です。→http://blog.kansai.com/cheruprifre/87

その時は、あつ〜い京都の夏の町家での暮らし方を、無名舎の吉田先生からお伺いしました。
今回は、さぶ〜い冬の町家暮らしのお話を伺えました。

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なにせ参加者がすわっている座敷は、サッシや雨戸もなく障子1枚で雪の降る外界とへだてられているのです。

朝から吉田先生が滅多に使わないストーブで座敷をぬくめてくださっていたので、さぶい、というほどではなかったのですが、障子を開けたとたん、吐く息が真っ白に!
実感を持って、京町家の冬の生活がわかったような気がします。


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それでも、滅多に来ない京都で、こんなすばらしい町家で雪にあえるなんて、ありがたいことだ、と思いました。
みなさんもおっしゃってましたが、京都の魅力は冬にあり。と、私も同感です。



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冬は畳が氷のように冷たいので、お正月などにつかうおめでたい五色の毛氈が敷かれた座敷です。

それでも寒さがじわっとおしりから響いてくるのに、吉田先生はセーターを脱がれてシャツ1枚、それでも暑いくらい、との言葉に、このお家で育って、鍛えられてるんだな〜と。空調ばっちりの家で育った現代っ子がひ弱なわけだわ。
ちなみに、畳が冷たいので、足の裏全体を下につけず外側だけをつけてがに股に歩いたそうで、これを「冷泉走り」といったとか(爆笑でした!)


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お床はモノトーンの破れ蓮の絵。
すざまじきもの、冬枯れの庭、乾いて音を立てる蓮の実、、、といったイメージ


さてさて、主役の登場です。
今回のお菓子のテーマは「椿」
菓子司は千本玉寿軒さん。多くが今回のための創作だと思います。

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素材も餡も様々で、ういろう、薯蕷、椿餅、きんとん、こなし、そしてお水取りの時のみ奈良の萬萬堂で作られる"糊こぼし”の写し(これだけ、デモンストレーション用)

吉田家ではかつてこの季節、100種の椿が届き、みんなで2階でめでたそうです。その思い出もこめた椿、、、なんでしょうかね。

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残念ながら、1つしか選べません。
私が選んだのは椿餅。きらきら光るのは道明寺粉で、まるで椿の葉の上に盛った雪兎を思わせます。それにしてもこの椿の葉のつやつやと美しいこと!

中はこしあんだったと思います。すっとおなかに入ってしまい、幸せな名残を味わいました。


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こちらはもちや様が選ばれたきんとん。

赤い椿にかかる雪のイメージだそうで、この日の雰囲気にぴったりでした。
同じ千本玉寿軒さんの雪餅を思わせる繊細な白い雪のきんとんに、やや荒い紅のきんとんが椿の花弁を表しているそうで、思わずどきっとするほど美しい。この抽象的表現が京菓子の真骨頂ですねえ。heart

講師の中川様もお話がとってもお上手で、お菓子の歴史や京菓子が日本に占める大きな地位のことなど、楽しく伺いました。

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会が終わった後、吉田家の中をみんなで見せていただきましたが、ついつい寒くてみんな寄ってくるんですよね〜、この火鉢。

この町家ではまだ現役です。炭の火の赤はほんとにこんな寒い日、なによりのご馳走です。


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座敷に一輪さされた侘助の白い花は、座敷から見える庭に唯一残った椿(侘助)の木からいただいたもの。吉田先生が手づから生けられた物でしょうね。


楽しい会の後、まだ雪が降りしきる中、みなさんとお別れして、近くの釜師、大西清右衛門美術館へ。

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ただ、美術館は冬季休館中、、、、でした。(>_<)ゞ


Maapnk4n おみやげに、もちや様からいただいた紅茶と御所ブランドの懐紙です。heart
うれし(^。^)


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講師の中川様が
10年前、編集にたずさわった淡交社の京菓子の本。
源氏物語の各帖にちなんだお菓子など、ほんと感激ものです。


洋菓子のケーキなど最近パティシエが腕をふるって、美しいのが作られるようになりましたが、食べるとそれっきりなのに、和菓子はなんだかいつまでも心に残っているような気がします。
中川様はそれを心に入ってくる、とおっしゃっていましたが、その通りですね。この本を読みながら、和菓子の深さを再認識しました。
中川様の「菓子の出会いと人の縁」のサイン入り。
本日の締めです。

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コメント

この日の二日前までは、春の陽気でしたが・・・。まだまだ寒い京都です。ご一緒させていただきまして、ありがとうございました。椿でも、様々な意匠があって、たのしかったです。それとのう、はんなりと、品よう、というのが京の和菓子ですね。おみやげ、ごちそうさまでした。壺、何につかいましょう(笑)。わたくしのほうの紅茶は、セイロンのウバはロックウッド茶園のもので、漫画の「おいしんぼ」にも取り上げられたことがあるらしい、チャイナ種なのでウバながらも渋みが少なく、むしろ茶葉のミルキーさがたまらなくおいしい、オーガニック茶です。ゆっくり時間をかけて蒸らしてくださいませ。また、次回も・・・。

という名称は存じませんでしたが、確かに、そういう歩き方はします。。。というより、そうなってしまいます(笑)よろしければ、お引越しの暁にはレクチャーいたします。。。sign01それはそうと、ほんまに楽しんでいただけて、よかったですわ。どうぞ、今後ともよろしゅうに!      moon3

これも、すばらしいお菓子ですね。みんな食べてみたいです。京都の冬に町家に椿のお菓子。京都を満喫、うらやましいなぁ。こういう企画は、誰でも参加できるのですか?冬の京都でタクシーに乗ったところ、運転手さんからホッカイロをいただきました。心遣いに嬉しくて…京都は冬もえぇなぁlovely

さすがに雪の中歩き回ったので、ちょっと鼻風邪気味です。いただいた紅茶へのたくさんの蘊蓄ありがとうございます。かみしめながら心していただきます。ただし鼻風邪がよくなってから。せっかくの香りが味わえませんものね。壺、こういうの将来、岡崎の家で調味料入れ(砂糖、塩)にしたいなと、わたくし的には思っております。smile肋間神経痛その後いかがでしょう。お大切に。

なかなかこんな会に巡り会えないので、話をするとみんなにうらやましがられました。次回も楽しみにしております。畳、やっぱり冷たいのですね。あまね様のぶあつ〜い足袋型のソックス、見てしまいました。京都暮らし、冬の必需品ですね!

京都はやっぱり冬がええですよ〜。京都の方々もみなさんそうおっしゃることが多いです。寒さへの覚悟は必要ですがsmile和菓子の会、是非ご参加ください。本文の「京都和菓子の会」のリンクをクリックしていただくと、詳細が見られます。どなたでも参加OKですよ。次回は5月、同じく大きな町家の秦家で開催されるそうです。是非是非!

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