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2007年5月

2007年5月31日 (木)

喫茶六花

先月京都へ行った時、気になっていた、地下鉄東山三条駅わきの古川町商店街
なんでも東の錦といわれてるらしい(自称?)。懐かしい昭和のにおいがするので、もう一度行ってよくチェックしようと、先週日曜上洛?したときたずねてみると、、、
  
  な、なんと!日曜休み!!

軒並みシャッターがおりてました。
残念!
そのかわりこの商店街を南にぬける手前、商店街の花屋さんのあるところを東に折れるとすぐ、の喫茶六花さんへ。


Hmjxooqs 幸い、日曜でもここはやってました。



なんでもない路地にこっそりあるので、知る人ぞ知る、地元の人ばかり?と思っていたけれど、みなさん、するどい嗅覚してますね。
日曜だったこともあってか、知恩院が近いこともあってか、観光客とおぼしき人たちで、やや狭い店内はいっぱい。(で、店内の写真撮りにくかったのでのせられません。)

Reqll9cu 窓辺の席にすわったので、窓から外の看板を写してみました。



ここはアーティストの小山田徹さんという方が、お仲間の建築家たちと作ったお店で、美人の奥様がしきっておられます。


Xsbromwu お見せできなくて残念ですが、椅子やテーブル、かけてある額、オーナメントもさすがアーティスティックです。



コーヒーも美山のオオヤコーヒーという、熱烈なファンがいるというコーヒー豆を使ったこだわりのコーヒーとか。
注文をきいてからドリップしてくれます。
確かにおいしかった!smile


Wtngxrz8 カレーがおいしいらしいけれど、すでに売り切れとか。旦那はランチセット(この日は豚としその春巻き)、私はこの卵サンドを。なかでもこの真っ赤なトマト。フルーツトマト?と思うくらい甘くて、おいしかった!自家栽培してるという話も聞いたし、、。トマトだけのメニューがあっても注文したいおいしさでした。



将来、岡崎に引っ越したら、古川町商店街でお買い物してここでおいしいコーヒーで一休み、という未来図を描いてご満悦でした。



喫茶六花:京都市東山区白川筋三条下ル3丁目唐戸鼻町562-1        TEL 075‐541‐3631

五月の薔薇その3/5月も最後!

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5月も今日で終わりなので、いそいでアップ。
我が家の今年最後をかざる薔薇。ランブラー系?かな?
ようするに、小花が桜のように群れて咲くタイプ。
なんとかアーチに這わそうと努力すること10年。
あんまり、うまくいってません、、、。shock



2007年5月29日 (火)

うるわし屋/アンティーク漆器

陶器の器も好きですが、漆器も大好きです。蒔絵なんかきれいだと使うのがもったいなくなりますが、、、。

実家の父は漆塗りのささやかな工房?を持っています。(もちろん、本職ではありません。)
実家のある岡山で、一時すたれた郷原漆器の復興に携わり、今年はそれで、地方紙ですが新聞社の文化賞をいただきました。
というので、うちには父の塗った漆のお椀やら、皿やらいっぱいゴロゴロしています。もちろん木地は自分で作れないし、郷原漆器は庶民の普段使いの食器なので、実用優先。形や塗りは優雅さにはやや欠けます。

でも漆というのは思うほどデリケートではなく、どんどん使っても案外丈夫、という実感はありました。(うちでは廃油石けんで洗って、食器乾燥機に入れますが、全く問題ありません。)

普段使いでちょっとおしゃれなものを、と前から行きたいと思っていた御所の前のアンティーク漆器のお店、うるわし屋さんへ。



76zkpept 御所の南側、裁判所の東にある小さな静かなお店です。 



B6mpoabv 店内は江戸〜昭和初期までのアンティークな漆器のほか、銀器、ガラス器もたくさんおいています。ディスプレーもグリーンを上手に使ってすてきです。



Bjmug4bd 将来お茶事が自分でできるようになったとき、蓋付き椀揃えなど、是非ここでそろえたい、と思いました。(まだまだ未熟者、当分先です)お値段も十分手が届く範囲なのがうれしい。もちろん高価なものの、展示されていますが。



Syvgbrwt 窓から外は、丸太町通、御所の石垣が見えて、静かなところです。ここの漆器は外人さんにも人気で、よくみなさん訪ねてこられるそうです。
なんといっても漆器は英語で"japan"ですからsmile



Ogjsvoz9 さて、おてごろ価格で買ったもの、その1。高杯ふうの、お皿。カラフルなゼリービーンズをいれてみました。卵焼きなんかのせると似合うかな?と、ふと思いました。



Ipikkvgc その2。大きめのお椀2つ。これは普段使いに煮物椀として選びましたが、お店の人にこれは本来”杯洗”ですよ、と言われました。はじめその杯洗なるものが何か知らなかったので、”へっ?”と、間抜けな返事を、、。shock



むかし宴席で杯を回し飲みするとき、1回1回これで洗った、いうなれば西洋のフィンガーボールのようなものらしい。知らんかったな〜。
ま、どのみち食器として使うんだけど、、、。


Y8dq9b7i まわりは羊歯が朱と銀漆で描いてあり、中はご覧のように、金銀砂子です。ふつうの汁碗よりやや大ぶりのサイズが気に入ってます。(何せ杯洗だし、、、)





アンティーク漆器 うるわし屋
■住所:京都市中京区丸太町通麩屋町東入ル
■電話:075-212-0043
■営業時間:11:00〜18:00
■定休日:火曜  ■駐車場:なし
■交通:地下鉄烏丸線丸太町駅から約7分。1番か3番出口を出て、京都御所を左手に見ながら、丸太町通を直進。京都地方裁判所を通りすぎてすぐ、向かって右側。

2007年5月28日 (月)

庭がジャングル化??

岡崎の古家は放りっぱなしなので、崩れてないか、(^ ^;)時々チェックにいっています。ご近所に迷惑をかけるので。
前回行ったときは冬で雑草も枯れていたけれど、今は気候もいいし、きっと雑草がすごいことになってるだろうな〜と、思いつつ。


Rsk5u8zt 入り口から中を見ると路地庭に
黒猫がねそべっている。鍵を開けるのに手間取っていると(なにしろ鍵も古いので、一筋縄では開かない。)射程距離を測りながらこちらを観察している様子。”ここまでおいで。べ〜っだ。wink”と、言われているようだ。



ここの庭はきっと近所の猫の集会所になっていてもおかしくないなあ、と苦笑しながら中へ。



Ref5rpjr 座敷越しに庭を見て、うわ〜、やっぱり!coldsweats02



97aoir_m すでにジャングルと化している。手の付けようがない。去年の夏は、それでも刈鋏で雑草を刈ってみたりしましたが、これはちょっと、庭に立ち入る気もしないわ〜。


雑草の種は飛びまくるし、ご近所には迷惑になっているのかしら??業者に頼んで刈ることも考えています。shock

庭の手入れはあきらめて、家の中の探検。古い(多分築70年以上)家なので、そこここにめずらしいスポットが、、。

Rozakn2l たとえば電線の碍子。昔の家は壁内に配線できないので、碍子を使って電線をはわせているのを見たことがあります。今まで気づかなかったけれど、この家にも碍子がありました。



Jhbttw5i それと、井戸。人造石研ぎ出し(ジントギ)の流し。何が出てくるかわからないので、井戸のふたはあけたことなかったのですが、今回おそるおそるちょっとだけあけてみると、ポッチャ〜ンと水の音が、、。涸れてはいないようだけれど、使えるのか??



ポンプがついてるところをみると、前住んでた人(何年前住んでたかは不明)は使っていたようです。


Mulxqu30 釣瓶の一部も残っています。


Qjjyrx3g 竿縁天井です。これは凝ってる意匠なのかどうかわかりませんが、天井板の間に煤竹と白竹がはさみこまれています。



Pfzec6os 改造を重ねたとおぼしき家で、ステンレスの古い流しも残ってますが、こういう立派な2槽のジントギも残ってました。しかし、高さが低い。昔の人は小柄だったんですね。でもここでの台所仕事は冬はつらかったでしょうね。



で、ジャングル化した庭に問題を残しつつ、この家を後にしました。やれやれ。3年後ほんとに住めるのか???



2007年5月27日 (日)

京町家/吉田家 無名舎

今日は京都の岡崎の古家を見に行ったついでに、京町屋としては杉本家とならんで最大級の吉田家へ。(事前に予約が要ります。)


Gw2hbqug 表屋づくりの築100年の京町家です。白縮緬の卸しのご商売を昭和26年ころまでされてたお家です。



現在も今の御当主(先代の5人の子供のうちの末っ子さんだそうです。)が実際に住んではります。
でも、希望者には公開してくれるし、いろいろな催しの場所としても使わせてくれるそうです。(参考:あまねさんのブログ:http://blog.kansai.com/amaneroom/1402


1wky57ev お向かいの超立派な町家はなんと、あの松坂屋の発祥の地。現在は無人ですが、メインテナンスはしっかりされてるとか。




0sa4qp7z 陰翳に富んだ奥座敷をのぞむ。ここに座ってみると、い〜い風が通り過ぎて行きます。町家は夏過ごしやすいのを旨として造られているそうで、この風が宝物ですね。




Ef9i7of7 この風を起こしているのが、町家のシンボル(と、私は思っているけれど)坪庭。このお家はとても大きいので、この坪庭と、奥の座敷庭と2つお庭があります。




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御当主にうかがうと、夏はクーラーなしでなんとか過ごせるが、冬はさすがにつらいとのこと。畳が氷のように冷たくて、暖房してもどこからかすきま風が、、。だからこそ、春を待つ気持ちがより強くなるのだと。

だからこういう町家に住んできた、あるいは今住んでいる人は暑さ、寒さに対する気構えが違います、と。
町家のたたずまいには憧れても、気密性のある家に住み、利便性を追求して来た軟弱な現代人では(私も含め)暮らせないかもなあ、、、。



__aeiptk 2階は日当たりのいい陽の世界。板ばりの座敷の隅に、このお家の猫ちゃんが、、。



Z15u6fo9 ちょっかいだすと、喉をゴロゴロいわせながらも縁側に場所移動。この家の障子は猫が少々引っ掻いてもいいように、強めの紙を業者さんにたのんで貼ってもらってるとか。襖や障子、貴重な建具があるから、、、と思っていたけれど、ちゃんと猫ちゃんとも共存できるんですね。



Ywocwfvz この家は大工さんの腕の見せ所が満載で、その一つが、この直角に曲がる雨戸の溝。御当主に実演していただきました。曲がりました!本当に!雨戸がここでするりと向きを変えるのです。びっくりする大工さんの知恵です。




Bf1xtm3e そして、床の間の明かり取りの障子の裏側に位置するこの雨戸の収納戸袋。



Wi_0ujwo な〜んと!直角に移動できるんです!こういうふうに移動すると、明かり取りからよりたくさんの光が入って、床の間の掛け軸なんかがよく見えるという寸法。すごいっ!



さて、このあと、一番見たかった通り庭、火袋を見せていただきました。


0ex7as8s 写真は手ぶれしまくって最悪ですが、間口の広い、高い火袋の天井!感激の一語です。今まで見た中で一番すばらしい準棟簒ぺき(装飾的な梁)!



Rpxvuoax 井戸や人造石の流しがあり、立派な水屋箪笥があり、この中には今も箱膳がたくさん収納されてました。
ここにまだたくさんの使用人が働いて、ご飯を食べた名残です。



Eedirndl 左下の戸は嫁隠し、といわれた外来者と奥の者の結界ともいうべき戸板です。陰にいるのは、胆石の術後で病み上がりの(^ ^;)旦那です。



Bb4t3u_v そして、もちろんおくどさんも残っています。



こんな構造の木造建築なら、火事になるとあっという間に燃えてしまいそう、と思ったのですが、土壁や漆喰の壁は意外と火に強いのだそうです。
なにより御当主のいうように、小さい頃から火の始末だけはとても厳しく躾けられた、という京都暮らしの知恵というか、規範というか、それが守られていることが貴い、と思いました。

京町家の迫力と美しさに圧倒され、吉田家を辞しました。
御当主様、ありがとうございました。

自分たちの後は、甥ごさん、姪ごさんたちが、この家を引き継いでくれるだろうとのこと、ずっと残してくださいね。
一度壊したらもう同じ物はできないのですから、、、。



吉田家(無名舎):中京区新町通六角下ル六角町363
        電話予約:075−221−1317





2007年5月26日 (土)

シノワズリーモダン/ハイセンスな中国趣味

またまた、大阪はレトロな町家ショップの並ぶ、中崎町散歩。
今日は中国から直輸入したセンスのいい家具や雑貨を扱うシノワズリーモダンさん。細い路地の中にあります。
すぐそばがSalon de AManTO天人。http://blog.kansai.com/cheruprifre/74


5wre4fd2 外からのぞいたところ。このあたりも結構そぞろ歩きの人が増えました。


この店は前をよく通っていて気にはなっていたのですが、なんとなく高そう、、とちょっと入る勇気がなかったのです。

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中は、明,清朝時代のアンティーク家具、古材を使ったリプロダクト家具、全く新しい中国家具、、、。右手の赤い家具は売れ筋の薬箪笥。これはアンティークですが、びっくりするほど、この手の物としては安い。
なんでもオーナー自ら中国まで買い付けに行ってるので安いのだとか、、。京都の骨董屋ではこの4〜5倍はするぞ〜。

最近では安いのを知ってか、遠くから買いにくる人も多いとか。

Tbnw6qhs 右手の黒いのも薬箪笥。ただしこれはちょっと個性的すぎて、和室ではちょっとうくかな。
左の棚にずらっと並んだ小瓶はかつて刻みたばこを入れた嗅ぎタバコ入れ。いまでは美術品として、コレクターが買いにくるそうです。



Z9ouo5hr 家具の他、布製品、アクセサリー、古民具などの中国雑貨もいろいろ。普通中国雑貨と言うとセンスいまいち、という印象がありますが、ここはとてもセンスのいいものばかりです。



Cw1aqnzw 窓の外は狭い路地をへだてて、すぐお隣の家。窓際、左に見える透かし棚、ちょっと欲しいな、、と思いました。和室に合いそうです。



L6iuvrc5 店内から見た、外の景色。ここも中崎町のゆったりした風と時間が流れて行きます。



さて、あれこれ財布と相談しながら、最終的に気に入って手に入れた物。

紫檀の鳥籠。もちろん、鳥を飼うためではなく、オブジェとして。見かけから想像したより思ったより、はるかに安く、お手頃価格。


Bmrn5zyy 家で、中にツタの葉を器に入れて飾ってみました。すると物見高い猫のプリさんが、さっそくチェック入れに寄ってきました。
う〜ん。あんたも置物みたいで絵になってるよheart



Omq8ilm6 籠の取手はやはり紫檀で、小鳥の細工がしてあり、なかなか凝ってます。



京都の家の和室に薬箪笥を一つ、置きたいと思っていました。ここはしょっちゅう品物が売れては入れ替わる、とのこと、ちょくちょくチェックしにきて、納得のいく物が出るまで待とう、と思いました。smilesmileまた、いいところを見つけたな〜。





地図あり→:http://www.c-modern.com/shop.html








京都ブランド石鹸2題

久々のまとまった雨で庭の水やりもちょっとさぼれて、一休み。

今日はもう既に有名で色んな本や、ガイドブックにも取り上げられているけれど、実際買って、使ってみたのでそのレポート。smile


Tjgycfl5 まずはちどりやのあずき、黒蜜石鹸。



馬町にあるちどりやさんは小さな和雑貨、衣料のお店だけれど、この石鹸は実はアメリカからの逆輸入。

かつては舞妓さんや芸妓さんさんが使う化粧紙や手鏡などの雑貨を扱う店でしたが、お嬢さんがニューヨークでメイクアップアーティストとして活動するうちに、日本の女性の肌がきれいなことから、かつて舞妓さんたちが洗顔に使っていた小豆の粉から思いついて基礎化粧品を開発、販売。
これがアメリカで受けて逆輸入になり、いまでは京都でも人気商品です。(だからHPも英語です。)
くわしいいきさつはここで。

で、この商品、パッケージも和風でおしゃれ、ちどりのマークがかわいいheart


Cuvkiejt 中身もなんだかお菓子みたいです。琥珀糖の色の濃いやつ、というか、、、。なにせあずきと黒蜜といったら和スイーツですものね。


ちょっと食べたくなりますが、無香料なので、においはいわゆる油脂(椿油など)のにおいで、よくはありません。
でも使い心地はいいですよ。お肌がきれいになるかの証明は、後日にならないとわからないですねsmile
モデル(私)が悪すぎるかも、、、。
でも、天然成分のみで、合成保存料、着色料無添加なので、お肌が敏感なひとにはいいかもしれません。
ただし、1個1800円!ちょっとお高い。sad


さて、もう一つは俵屋旅館ブランドの石鹸。
俵屋さんで使っているアメニティグッズや寝具など売っている俵屋さん直営のギャラリー遊形で、手にいれました。


9zppe6ye 化粧箱に入って6個入り、1300円ほど。プチケーキみたいな包装で、このまま飾ってもおしゃれです。


石鹸は5cm四方くらいで、旅館で使うにはちょっともったいないくらい大きく、家で使うにはちょっと小さい、というサイズ。大きさからするとこれも1個約200円と、やや高め。
でも、人気の香りはたしかに上品で、懐かしいような、”しゃぼん”というのが合うようないい香りです。

ちなみに遊形さんでは、俵屋での接客教育が行き届いているのでしょう、店員さんのマナーは気持ちよくて最高。手際もよかった。さすが世界の俵屋!と感激。
外国のお客さんにも、きれいな英語ですらすらと対応してはりましたよ。

まあ、どちらもちょっと高いけれど、たまにはこういうささやかな贅沢も、心の潤い、、、ということで。






2007年5月22日 (火)

イノセントボイス/12歳の戦場

見てて非常につらい映画です。(昨年公開)
でもこれは実話をもとに作られた映画です。


Tlflhzd0 エルサルバドルの80年代の内戦を時代背景として、政府軍とゲリラとの戦いの最前線の村で母親と姉、小さい弟と生きるチャバの数ヶ月を描いた映画。


日本人でエルサルバドルの内戦について知ってる人はほんの少数だと思います。南米のどこかだ、と思うけど、どこにあるのか正確にはしらない人がほとんどでしょう。私もそうでした。

1980年代、この国がキューバの影響で共産化することをおそれたアメリカは、政府軍に軍事支援をします。このアメリカ式訓練を受け、軍事情報を提供された政府軍は<死の部隊>とよばれ、ゲリラと銃撃戦をするだけでなく、村を襲い、多くは老人、女、子供であった村人を虐殺、家を焼き討ちし、この内戦で人口500万の国で、7万人が死亡、10万人が難民になったといいます。
(アメリカはベトナムやイラクばかりがクローズアップされますが、南米でも結構悪逆です。)

1980年におこったリオスンプルの虐殺とよばれる事件では、政府軍は子供を体を切り刻んで殺し、女たちは強姦されて殺され、川に打ち捨てられた死体は数えられるだけで600人をこえたそうです。
(日本でどっぷりと平和につかっていた私は、こんな虐殺と過酷な弾圧のことを知ろうともしなかった。うなだれるばかりです。)


政府軍は男の子が12歳になると有無を言わせず、兵士にするため、学校から村から文字通り狩って行きます。

主人公のチャバは11歳。ある日学校に銃を持った軍人がやってきて、何人かの友達の名前を読み上げ、前に並ばせ、そのままトラックに乗せて連れ去ります。親への別れのあいさつもなしに、、、。

連れ去られる恐怖で小便をもらした、友達は、後日、軍に洗脳、教育され、ためらいもなく機関銃をぶっぱなす、いっぱしの少年兵となってチャバたちの前に現れます。(この子もいずれ銃撃戦の中で、2度と親兄弟に再会することもなく殺される運命でしょう。)

夜は夜でいきなりの銃撃戦で家の中にも銃弾がとびかい、ベッドの下で身をちぢめる日々。
民族音楽は禁止され、街角をぶらつく兵士の前では息をころしてあるかなければなりません。

それでも、子供たちのエネルギーは輝いて、友達とのたわいない遊び、初恋の女の子とのキス、大好きなバスの仕事の手伝い、母親との親子の絆、小さい弟の父親がわりなど、チャバの子供らしい日々がつづられていきます。
それが最後によけいに悲しいんだけれど、、、。

12歳の誕生日に、ケーキの12本のろうそくから1本抜く母親の気持ち。口ではうるさいけれど、本当に子供たちを愛し、守ろうとする、若い母親。

明日政府軍が男の子を狩りにくる、との情報を得た子供たちは、軍が来たとき、一斉に家の屋根の上にぺったり横になって隠れます。あっちの家でもこっちの家でも、男の子たちが屋根に横たわっています。軍は子供たちを見つけられず、悪態をつきながらひきあげます。
一見屋根にねころぶ男の子たちはのどかで、ユーモラスな感じさえするところがまた、哀しい。

ゲリラ軍に参加しようとしたチャバたち4人の男の子は、とらえられ、雨の中を川まで、殺されるために頭に手を組んで歩かされます。(上の写真の場面。胸が痛むシーンです。)

あとは、ネタバレになるので言いませんが、ラストは、ハリウッド的というか、希望が少しもてます。

エルサルバドルとは、スペイン語で<救世主>という意味です。なんて皮肉でしょうか、、、。現在は内戦状態はなくなりましたが、南米ではいまでも内戦一触即発の国はまだまだあります。

では、平和にまもられ、貧困もなく、豊かな日本の子供たちは、チャバたちと比べて、幸せでしょうか?
即、Yes、と答えられないのが寂しいです。

生きる目的が見いだせず、自分勝手な理由で人を傷つけたり、はては殺したり。
外で友達と遊ばず、ゲームに没頭したり、黙々と時間刻みで塾通いをしたり、親は親で子供を虐待したり、逆に子供に殺されたり、、。

戦火の中にあっても、目を輝かせることを失わず、親子は固い絆で結ばれている。
たとえ死と隣り合わせでも、チャバたちは、生きている!という実感をより強く感じている点において、精神的により幸せでは、、、?

スペイン語の勉強のため、と軽い気持ちで見た映画にちょっと圧倒されました。
多くの日本人に見てもらいたいと思います。
よく知られていない南米の国々、また、人権が守られていない国も多い南米について、そこの子供たちについて、思いをいたしてほしい、と思いました。






2007年5月21日 (月)

梅ジュース

異常気象のせいか、今年の庭はいろいろ不思議なことがおこる。いつも雪みたいにたくさんの小さなうつむき加減の白い花を咲かせるエゴの木が今年はほとんど咲かず。
代わりにいつもはあまり咲かない薔薇が花盛り、、、もあるが、不思議といえば

なんといっても、梅の実!


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例年がんばって実がなっても10〜15個。なのに今年は大小とりまぜて50個以上も!


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一体どうしたことだ?と、いぶかしがりながらも、こんなに収穫できるとうれしい。


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それでも梅干しや梅酒にするには数も足りないし、さすがにスーパーで売ってるような大きくて立派でもないので、我が家ではいつも梅ジュースを作っています。
いつもは10個くらいしかないので、小さい瓶で事足りていたけれど、今年は大きい瓶でsmile


きれいに洗った後、へたをとって、乾かしてあまりに小さいのや、痛んだ物はよけて瓶に入れ、かぶるくらいの蜂蜜を。


Hyjr5l3h 上からみたところ



今は梅の実がぷかぷか浮いていますが、2〜3週間もすると実はしわしわになって沈んできます。そのころには粘度の高い蜂蜜もさらっとしたジュース状に。
こうなったら梅を引き上げて、出来たジュースは氷割りでも、炭酸割りでもいけます。お酒じゃないから、お子達にもいけますよ。ほんのり梅の香りがして上品。
特に我が家で生った梅だと思うから、よけいおいしいのかも。heart






2007年5月20日 (日)

薔薇の5月〜その2〜

先週の一重の赤い薔薇、サラバンドに続いてまた別の薔薇が盛りをむかえました。


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白薔薇のアイスバーグ。これは例年せいぜい2〜3輪くらいしか咲かなかったのに、どういう訳か、これも異常気象のせいか今年はこんなにたくさん花をつけました。


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アイスバーグとは氷山という意味ですが、最初咲き始めは花芯がほぐれず、氷山みたいに三角形してるからかな〜?と勝手に想像しています。咲くと真っ白ですが、つぼみの時は花弁の先がほんのりピンク色でこれもきれいです。

おつぎはオールドローズ系つる薔薇の名花、ピエールドゥロンサール。フランスの詩人の名前を冠したこの花は1輪でも豪華!です。

Maixxpv5 花芯はやや濃いピンクで、まわりにいくほど淡い色になるロマンチックな薔薇です。

どおです?まるでお菓子みたいでしょ?

34vlgr7j これはつぼみの状態。


薔薇の本を見ていて、一目で惹かれて近所の花屋さんに注文しました。ただし、ガーデナーとしてはあまり優秀と言えない私が育てているためか、園芸店では、枝もたわわにたくさん咲いているのに、うちのはチョボチョボ。5〜6輪がせいぜいですが、、。だからこそ1輪1輪がいとおしいんです。smile

ただ黒星病(薔薇の葉っぱにできる細菌による病気。これができると葉っぱはいずれ落ちて全滅。)との戦いで、いつも惨敗。これのおかげで夏には葉っぱがなくなってツンツルテンになって、なくなく株を切ったこともありました。芽が出る前の消毒や、若芽のうちの消毒、化学薬品から木酢液まで、ありとあらゆる努力をしましたが、必ず葉っぱに黒い点々が、、、。よそで立派な薔薇を咲かせているお家を見るとうらやましくなりますね〜sad



2007年5月19日 (土)

お稽古着/5月18日

一般的には単衣は6月からですが、最近では今頃から単衣もOKなようです。
で、袷もそろそろ終わりなので、しばらく着てなかった袷の大島を引っ張り出して着てみました。
(ここであまねさんからご指摘!単衣、袷の区別はやわらかもんだけだそうです。紬などにはないそうです。知りませんでした。まだまだ修行が足りません。)

Fgygswfb これは雑誌なんかでおなじみ、東京は銀座のもとじ、和織さんでもとめた物です。


ここはもとじさんの紬部門の店ですが、産地から直接買い付けておられるそうで、一般の呉服屋さんより少しお買い得な感じがしました。


Ik4cjnuu もっともこれは大島でも機械織りで、単純な格子模様なので、とても安かったです。smile


雑誌でよくおみかけする店主のもとじさん自らが応対してくれて、ご自分のライフワークの銀座の柳を使った草木染めの一種、柳染めについても説明してくださいました。

紬好きにはうれしいお店ですが、残念ながらそのためだけに、しょっちゅう上京する訳にはいきませんものね。

今日のお茶のお稽古は花月の中でもわりと上級者むけの仙遊之式。廻り花に、炭点前、2種の聞香、濃茶に,薄茶の花月という、お茶のエッセンスをぎゅうぎゅうにつめこんだような花月です。いや〜、むつかしいわ。記憶力が最近とみにトホホなもんで。 shock
お茶人さんがわりと長生きでボケも少ないのは、こういうのを繰り返し、脳のトレーニングをしてきたからなのでしょうか?あやかりたいものです。



2007年5月16日 (水)

西梅田ニヤリ♪スポット


東梅田はわが庭みたいなもんだが、西梅田にはとんと縁がなかったけれど、ここにあるスペイン語教室に通うようになってからぐっと身近に。
昔はこのあたり、さびれて場末のパチンコ屋があっただけだったが、数年前、ここにヒルトンプラザ、ハービス大阪ができてから、びっくりするほど全く様変わり。
高級ブランド店がならぶおしゃれで若者達も集まるホットスポットに。

で、JR大阪駅桜橋口から西梅田へむかう地下街におもしろい壁画?があります。
通勤サラリーマン達が足早に通り過ぎて行く通路の壁に、だれが考えたのかユーモアのある絵が壁いっぱいに描かれています。思わずニヤリとしてしまいます。

残念ながら、忙しい日本のサラリーマン達はこの絵をゆっくり鑑賞するまもなく、うつむき加減の早足で通り過ぎていきますが、、、。

まあ、ラッシュアワーにこんな写真ゆっくり撮ってる、私がよほどヒマジンなんでしょうか、、、。



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壁の中にもう一つの通りが出現。



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絵の中の看板運搬人がもってる看板がほんまもんのお知らせ(奈良国立美術館のもの)の看板になってます。このユーモア!



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絵の中の絵。この性格悪そうな女の人の絵は誰の絵か忘れましたが、確か有名な絵の一部です。
その絵から手が出て絵の中の人にちょっかい出してます。
みてるとスルメのようにじわじわ笑いがこみあげてくるんですが、、、。どうでしょう?


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これは最初本当にお店がこんなところに、、と見間違えました。このドアは迫真です。私のランキングでは一番傑作です。



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さて、確かにJR大阪駅はこの矢印の方向です。ここでもバーチャル世界と現実世界の融合が、、。

これ以外にもまだまだ笑える壁画がたくさんあります。
作者、企画者は誰なんでしょうね。
忙しい都会にいても、ユーモアを解する心のゆとりは大切です。


さて、西梅田、地上に出るとここらはハービス大阪のおされなビルが。

_bqwlber その裏になにげにいる(ある?)猫のオブジェ。意味は不明だが、、、。


そのすぐ近くにもっと意味不明な物が、、、


0edwahv7 ビルの壁を貫通する黒猫。


う〜ん。おもしろいといえばおもしろいが、なぜ黒猫で、なぜ壁からはみ出しているのか??
誰でも、しばしたちどまってその意味をちょっと考えてしまうスポットです。


Tnjhxf0v でも、憎たらしい顔してますね、この猫。


忙しくて顔を引きつらせている時に、こんな遊び心のある、なにげないスポットが町にあると、ほっと顔の筋肉がゆるみますね。そうじゃありませんか?

2007年5月15日 (火)

いえみせKocoro/中崎町

先日ブログで紹介した中崎町の狭い路地の中にあるお店の一つ、いえみせKocoroさんです。
http://blog.kansai.com/cheruprifre/75

Thffsemo ここはうまく見つけられたら拍手!といいたいくらい見つけにくい場所です。




Uiki40ok 古いハイツを改装してお店にしています。主に作家さんのガラスのアクセサリー、陶器が主な商品です。



玄関で靴を脱いで、スリッパに履き替えて中に入ると、まるでだれかのお家に遊びにきたようで、なるほど、それで”いえみせ”なのか、と納得。


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ちょっと小さくて写真ではよくお伝えできないのが残念ですが、ずらっとぶら下がってならんでいるのが、売れ筋のガラスのチョーカー。いろんな色や形の組み合わせで、ほんとにきれい。1個1000円から、というお手頃感もいいですね。


5jjkajjx この店のオーナーさんで、とても気さくで楽しくおしゃべりさせていただきました。ここをオープンした当初は、ドアはいつも開けっ放しなので、やってくるのは近所の野良猫ばかりだったとか。


最近では若い女の子たちが、自分用に、プレゼント用に買って行くそうで、売れ筋にあわせて、作家さんに”こんなん作って”とリクエストできるようになったとか。

第一日曜はここの2階で中国茶会も開かれるそうですよ。
秘密のお気に入りの場所として、とっておきたい小さな小さなお店です。



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この日買い求めたもの。左からガラスのペーパーウエイト:色ガラスが混じってて、これからの季節にかざるのにぴったり。真ん中が売れ筋1番の涙型ガラスのチョーカー:一番涼しげな色を選びました。光を透してとてもきれいです。右は吹きガラスのネックレス:ちょっと首にかけると重いので、オブジェとして、、。

今度は目を付けておいた、陶器のお皿を買いにいこう!
(ああ、また散財や、、、)


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2007年5月14日 (月)

森見登美彦「きつねのはなし」/京都が舞台の奇譚集

この作家は知りませんでした。
「京の骨董店を舞台に現代の百物語の幕が開く。」
というコピーにひかれて手に取ってみました。


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ぱらぱらとページをめくると、吉田神社の節分祭、とか、一乗寺の古道具屋、とか、北白川の下宿とか、鷺の森神社、叡山電鉄、etc.etc...私の昔の生活圏で、よ〜く知ってる地名がいっぱい!
というのに感激して買ってみました。

作者は京大農学部在学中に日本ファンタジーノベル大賞を受賞して作家活動に入ったらしい。
どうりで、京大周辺、京大生の下宿が集中してるあたりの地理にくわしいはずだ。
年表からみるとまだ20代の若もんですね。

で、この作品だけれど、いうなれば京都の(いや、左京区限定だけれど)パラレルワールドにおこるあやかし奇譚とでもいうべきかな。
この周辺をよく知ってる人にはたまらない。
例えば、荒神口(近衛通と川端通りの交差点)にかかる荒神橋はよく通った橋で、なんの変哲もない橋だけれど、この話の中ではいうならば、この世とあやかしが跋扈するかくりょ(幽界)との結界になってる。名前も実際の荒神橋を知らなかったら、なんとなく”荒神”って、怪しい感じがしますものね〜。

薄暗いほこりくさい骨董屋が狂言回しの舞台となって、琵琶湖疎水掘削の歴史のなかで知らぬ間に封じ込めてしまっていた水神の話や、いつもは人気のない吉田神社が1年に1度だけ節分のときに、夜店連なる幻想的な別世界になるなかでおこる不思議な話など。

京都はほんとに小さな通りや場所に特別な名前がついているので、京都を知らない人でも、地図を頼りに読んでいくと面白いと思う。

この作者はこういう話が得意なのかなと、思っていたけれど、最近は”夜は短し歩けよ乙女”という恋愛小説もお書きだとか、、。ロマンスものはあまり好きではないけれど、これも京都が舞台らしいから、頭の中の地図をひろげて読んでみようかな。



2007年5月13日 (日)

薔薇の5月

いよいよ薔薇のシーズン。
我が家のつる薔薇としては先陣を切ってほぼ満開になったのが、この薔薇、サラバンド。


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赤い一重の花びらをもつ、薔薇の原種にちかいものです。
サラバンドとはバロック時代のスペイン風舞曲のこと。
だれが命名したか、優雅な名前です。


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ちょっとクーラーの室外機が無粋ですが、、。

今年は薔薇の当たり年なのか、いつもはあまりつぼみをつけなかった薔薇がたくさんのつぼみをつけ、暖冬の影響もあるのかと、、、?ほんとのところはわかりません。


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05jbiac3 これはおまけ。数年前になくなったウサギのたかこ(享年9歳)のお墓です。屋外のケージのそばに埋めてやった時、近くの生け垣に咲いていた、かわいらしい小さな白い花を1〜2株採ってきて、移植しました。年々、株が増えてこの季節、白い可憐な花を咲かせ、お墓を縁取ってくれます。きっとたかこも喜んでるでしょう。ちなみにこの稚拙な墓標は私の手作り。