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2012年1月28日 (土)

京都・京町家ステイ・アートプロジェクト vol.1

庵 Iori Co.が主催する京都・京町家ステイ・アートプロジェクトに参加してきました。
(本日が最終日のため、参考になりませんが、、、、ゴメンナサイ)

まずは富小路仏光寺にある庵さんのインフォメーションセンターをめざします。
四条より南はあまり行く機会がないので、よく知らないエリアなんですが、風情のある町家、仕舞屋がまだまだたくさん残っているんですねえ。

お?
これは、、、

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ライブハウスの草分け、磔磔ぢゃありませんか!
学生時代1回だけ来たことがありますが、どこにあったか全然記憶になく、こんなところにあったんだ〜と感慨深いわ。

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このつきあたりが庵さんのオフィス。

ちなみに庵のコンセプトは、、、

「美しい日本の文化と伝統を守り、次の世代に伝えるには、極めてたくさんの人たちの献身的な努力と、資金が必要です。
 そこには、持続可能なビジネスモデルが必要です。そのビジネスモデルをまずは京都で開発しようということになりました。」ということで、京都のモデル事業は、京町家ステイとオリジン・アートプログラム(伝統文化研修・体験事業)。

そして今回第一回目の「京都・京町家ステイ・アート〜アートと町家が出会う日」プロジェクトだそうです。

こちらで入場料(?)をお払いして、この近隣徒歩圏内にちらばる四軒の町家の地図をもらってスタート。
(四軒の町家はすべて現在は宿泊施設)


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まずはオフィスの入り口にある「藍の町家」(筋屋町町家x染織家・福本潮子)。


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こちらはもとは大きな木綿問屋さんだった町家。

表のミセの間。
テーブル代わりになっているのは、もとはといえば大きな蔵の戸でしょうか?

壁のタペストリー、おざぶが福本先生の藍染作品です。

こんなしつらえの中でお泊まりできるなんていいですねえ。


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内玄関。


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ここからミセの間を見ると、格子ごしの灯りが風情ありますね。
いや〜京都やわあheart01


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こちらは元だいどこの間でしょう。


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奥のお座敷。
おざぶがまた藍染。


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宿泊施設なので、通り庭の土間はふさがれて使いやすそうなキッチンになっています。
バス、トイレも快適に使えるように改修され、町家に住むのに改修する際のひとつのモデルになっていると思います。


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床は上がっていますが、上の火袋は健在でうれしい(←なんどもいいますが、火袋フェチ)

さて、次に向かいましたのは藍の町家より少し南にある「映像の町家」(石不動之町町家x映像作家・大西宏志)

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こんな細いろうじの奥にあります。

こちらはもとは普通の民家、というか仕舞屋だったそうです。


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座敷になにやら電気機器が、、、


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おお!

金魚が散らばるモニターのなかを自在に移動する、、、という映像アートになってました。
タイトルは「ビデオの池」。
なるほど〜。

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掛け軸の中にも泳ぐ金魚が。
これは楽しいかも。


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こちらもおだいどこは使い勝手よさそう。
井戸のつるべも残されています。

その井戸は、、、


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完全に蓋されてますね〜coldsweats01


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二階踊り場から見下ろしただいどこ。
ほんとうに火袋がある台所は美しいなあ。

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二階にあった作品、ビデオテーブル。

これは世界地図をあらわして、日本は動く金魚として表されているんですって。


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ねころんでミニモニター(上の世界地図と同じ映像)をみる涅槃仏さん。
これ、笑えます。

さて次はそこから東に向かって高瀬川をめざします。

途中こんなところが!


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「千と千尋の神隠し」のモチーフになったといわれる鮒鶴さん、いつもは鴨川の東岸から川向こうに眺めているだけなので、表側をみたのは初めて〜!!ひゃ〜!(←意味不明の感動)


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高瀬川沿い、木屋町に面した道を奥に入るこちらは「万象の町家」(美濃屋町町家x陶芸家・近藤高弘)。

近藤高弘さんと言えば、染付の人間国宝近藤悠三さんのお孫さんなんですよね。
お父さんの濶さん(超男前でしたのlovely)の工房には学生の自分一度お邪魔したことがあります。

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こちらは元医院だったそうで、表が医院、奥の坪庭を茶庭にしつらえて、奥を茶室にしていた、、、という雰囲気。

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細かいところはけっこうお金がかかってる造作で、さぞ分限者であったことがしのばれます。

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茶室(?)から表の建物を見る。


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床の花器は高弘さんの作品。
表面に水滴がにじみ出ているような材質感(銀滴)がすてき。

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庭造りも凝っています。

この右手の廊下に横たわる板のような物も作品で、アップすると、、、

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これも銀滴、思わず手でぬぐいそうになりました。

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こちらは医院だったころの名残。

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ここから木屋町を少し北上します。
四条以南の木屋町はほとんど来たことがないので、たくさん風情のある町家、仕舞屋のお店がたくさんあるのにおどろきました。

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最後四軒目はもと商人達が定宿にしていた明治の建物。

「品格の町家」(和泉屋町家x日本画家・畠中光亨)

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こちらも内装は完全にリノベーションされています。

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ここのごちそうはなんといってもこの鴨川の眺め!

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いやあ〜気持ちいい〜。

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大文字もちらっと見えます。
送り火の時にはここから楽しめるんですねえ。

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二階の窓は額縁付き。

ここには畠中先生のインドをテーマにした日本画の他、アンティークのコレクションもなかなか見事。

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バンダジの上の李朝白磁にいっぱいの水仙。
良い香り。

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こちらはデルフトの古い壺にデルフト(オランダ)だからチューリップを!


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四軒でスタンプをもらって、コンプリート!
とっても楽しかったわ。
想像した以上に、町家も室礼も改修の仕方もアートもすてきでした。

そしてなにより四条以南の情緒たっぷりの町家、家並み町並みをみるのが楽しゅうございました。


しっかり歩いてお腹が減ったので、やはり高瀬川沿いにみつけたこちらへ。

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中華の大傳月軒


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表は大正時代の洋館。
こちらももと宮大工さんの自分で建てたお屋敷だったとか。


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いかにも際コーポレーション的。(膳所漢ぽっちりによく似ています)

どうも元座敷に土足であがるのが抵抗あるんだけど、、、

しかし、「大傳月軒」って、どっかで聞いたような、、、
おお!そうだ!
内田康夫さんのミステリ「壺霊」に登場して、けっこう重要な鍵になるお店だったわ!
(舞台が京都なので、まさにこのお店)

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いただいたのは大傳月軒弁当と、、、、

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「ちょっと多いんとちがいますか?」
とお店の人に心配されながらもどうしても食べたかった小籠包。

おいしかったわ、おほほ。
ご飯を残して調整しましたので、大丈夫でしたhappy02

2012年1月26日 (木)

氷雨あとの吉田山〜茂庵

学生時代からなじみ深い吉田山ですが、意外と奥が深いのです。

なにかしら新しい登山ルートを発見しては楽しんでいます。

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前日からふっていた冷たい冬の雨がようやくあがった午前中、今回は裏参道(重森三玲邸の前)から登ります。

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この時期人はほとんどみかけません。

冬枯れの山ですが、雨上がりはやはりしっとりとしています。

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モノトーンに近い景色の中、唯一鮮やかなのは南天の実。

小鳥がついばんだあとでしょうか。

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雨+濡れ落ち葉で足元すべりそうな階段にはご注意。

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吉田神社節分祭のときのみ開かれる大元宮。
まもなくですね。
今年も曜日回りがいいので、行けそうです。

節分祭のテント用パイプがもうスタンバイ。


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とても町中とは思えない山でしょ?


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散り敷く落ち葉は濡れるとさらに香気を発します。
いい山のかおり。

木立の向こうにちらっと市街地が見えてきました。

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今回は迷子にならずにたどりつけました。
谷川茂次郎が夢のあと、茂庵

吉田山に広がる数寄屋の宏大な邸宅、茶室については前回書きましたので、よろしければご参考までに。

ただし、こちらのカフェは人気なので観光シーズンはよほど待たないとはいれません。

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でも真冬の雨上がりにくるような酔狂な人は少ないらしく、今回はすんなり入れましたわ。
(それでも他に酔狂な方、若干名すでにおられましたが)

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ここにはいるのはほんとうに久しぶり。
いつもは入れずに横目で眺めるだけでしたので。

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こちらは西向きの窓。
はるか市街地が見渡せます。

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靄を吐く西山まで見えます。

ちなみに反対側の窓からはど〜んと大文字が見えるのですが、他の(酔狂な)方が座っておられたので写真は遠慮しました。

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この長テーブルは好きですねえ。
学生時代、こんな窓際の長テーブルに顕微鏡がずらっとならんだ実習室がありましたが、それを思い出しました。

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本日の日替わりランチ。
豚肉のゴボウ巻き白味噌ソース。

男性には少し量が物足りないかもしれませんが、私にはちょうど。


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立ち蹲居には山茶花が生けてあります。

お腹を満たしたあとは、別のルートで下山をこころみる。

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きゃ〜heart01

落ち葉の絨毯。

今回わたくし新しく竹中稲荷ルートを発見。


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こんなルートがあるとは。
まだまだ吉田山、奥が深い。

このお稲荷さんの正面が黒住教の宗忠神社になります。


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このルートでまぢかに見られる大文字。
かっこいい。


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山を下っていくとつきあたりが真如堂になるというルート。
この道が一番うちからは近そうです。

さて、次回はまたどんなルートで登ろうかな。

2012年1月25日 (水)

七事式の会〜法磨之式

しばらく前から市内某所にて、七事式の会に参加させていただいています。


今回のお題は「法磨之式」。
ず〜っと、以前のお社中のころ、一度やって花があたったことがあります。
(もうあんまり昔すぎて全然おぼえとらん。)

ちなみに裏千家(他の流派はよくしりません)の七事式は、
1)花月  2)且座  3)廻り炭  4)廻り花  5)茶カブキ  6)一二三 7)員茶(かずちゃ)

法磨之式は厳密には七事式以外になりますが、これに準じて行われる歴代宗匠の好みの一つで、法磨之式は十二代又妙斎のお好み。


これ、基本は一二三之式です。
それに花と初炭がつく。

花に当たった人が、あらかじめ決められた点前をされ、他の客がそれに点数をつける(点前の修証)というもの。

普通は五人でするのですが、参加者多数につき、十種香箱も人数分。

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花の方はこの日、濃茶の重茶碗を島台でされました。
さすが、ベテランばかりのこの会、みなさんするするとお点前されます。
(わたくしはその末席を大いにけがしておりまするが、、、、coldsweats01

写真は点前が終わって点数がつけられたところ。

点数は良い順番から、月の一二三、花の一二三、(タダの)一二三。

この方のお点前は月の三が2つ、花の一が2つ、花の二3つ、花の三1つ、、、ということになります。

どんなに良いとおもっても、本来月の一はつけることがないそうです。

この「客」の札の裏は十種の季節の花の模様が描かれているんですよ。
なんだかとっても雅な修行ですわ。

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今年お初の会でしたので、お干菓子もお正月らしく「辰」の金太郎飴と蕎麦板。
(主菓子はお席主お手製の花びら餅)

この飴、辰なんですが、いやムカデだ、いやゴジラだと皆さんに大受けでした。

日ごろ、社中ではお若い方とお稽古する機会が多いので、こういう自分よりはるかに(お茶人として)上の方々とお稽古させていただくと、まだまだ修養が足らんなあ、、、とおもうこと繁く、よい刺激となっています。
ありがたい機会を得ております。
感謝、感謝。

そのお一人、ひいらぎ様手作りの花びら餅、頂戴いたしました。

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この日はさきの席主様手作りの花びら餅といい、花びら餅とは買ってくる物、と思っていた私は目からウロコがぼろぼろと。

それぞれ個性があって、どちらもとてもおいしかった。
私も自分流の花びら餅を手作りしなくちゃ。(ま、来年、、、ねcoldsweats01

また今年も楽しく、ときに厳しく、お茶ができますように。


<おまけ>・・・・長すぎる軸の巻き上げ器

うちの茶室は天井の低い小間なの。
で、私は長い一行物の墨蹟が好き。

手にいれたはいいが、床にかけてみると、あちゃ〜、、、長すぎて床にひきずってしまう、、、ということも。


そこでそんな時、お役立ちのこんなものをゲット。


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竹製にもあったのですが、これはスチール製。

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風帯もまとめて中へ入れ込んでそのまま必要なだけ、巻き上げます。

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こんな感じで、それほど違和感はありません。
これで長い一行物もみっともなく引きずらずに掛けられそうです。

残念なのは、風帯が隠れてしまうことかな、、、、、

2012年1月23日 (月)

弘道館月釜〜有斐斎初点式

雨上がりの御所。

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いつもはここから見える東山ももやで見えません。

例によってここに車をつっこんで、弘道館月釜へ。(どなたでも会員になれます)


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今年初めて、弘道館初点です。


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玄関には餅花が。

待合いの軸は藤原為家(定家の息子)の手になる文屋康秀の歌。


   春の日の光にあたる我なれど 頭の雪となるぞわびしき

(二条の后藤原高子が「春宮の御息所」と呼ばれていた頃、康秀を御前に召し、「日は照りながら雪の頭(かしら)に降りかかりける」という題で詠むよう命じたのに即興で答えた歌)

例によって(暗さもあって)全然よめませ〜ん。

春の日のようにはれがましくも御前にいる私ですが、頭に白髪が増えて年老いたのがわびしいかぎりです、、、、といった歌でしょう。
本席の趣向が慶応2年、玄々斎が禁裏にて御献茶および様々な品々を拝領したこと、がテーマなので、白髪云々は別としてはれがましい禁中にまかりこした玄々斎の気持ちを暗示しているのかもしれません。

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この慶長2年の献茶こそが、宮中のおせち料理のひとつであった菱花平餅(今の花びら餅)を賜り、これを裏千家初釜で使うことを許された、という記念すべき原点だったのです。

今日庵の文書のこの日の記録の最後に

「御菱花平余慶ニ付御福分候也」

御所にて拝領した花びら餅をもちかえり、裏千家の初釜に使って「福を分け」たそうな。

今ではあたりまえにわれわれもお正月に食していますが、ありがたいことですね。


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本席では幕末(弘道館の皆川淇園が生きた時代)の小笠原流の流儀にのっとり、まずは梅の砂糖漬けをあてとして、おささがふるまわれ、この花びら餅。

弘道館スタッフの手作りと思われますが、家元の初釜で使われる「川端道喜タイプ」。
つまり中の白餡がじゅるじゅる。


懐紙を袋状にして包んで食べろ、という意味がわかりました。
頭から食べていると、お尻の方から餡がとろとろこぼれてくるんです。
でもおいしかった〜!happy02


お道具の主人公はその玄々斎の箱書き付きの爪紅及台子。

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軸は鏡餅の絵。
花はさきごろ活け花の未生流笹岡の家元を継いだ笹岡隆甫氏がいけた松。

この花器は唐金みたいでしたが、立ち葵の紋が入っていました。
もともと本多家の紋らしいですが、玄々斎はもとはといえば三河松平郷大給奥殿藩の御曹司、葵の御紋と無関係ではありません。


まあ、あと細かいお道具は忘れましたが、いつもは半東をされる老松(太田)さんが袴をはいて濃茶のお亭主をされたのが印象的でした。

毎回の趣向がおもしろく、いろいろ勉強させてもらえます。
淇園が生きた時代の研究も色々スタッフの方がされているので、また面白い講座もあります。
ご興味のある方は是非。
(マンションになりかけた)弘道館維持のためにもささやかなる協力もしたいですし。

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2012年1月20日 (金)

睦月の洛中さんぽ

日々洛外・岡崎村と大阪の往復、たまにはどっこいしょと鴨川をわたって洛中の空気を味わいにいかなくちゃ。

、、、、というか、洛中での用事をあちこちですませていると思いがけず楽しいお散歩になりました。

烏丸四条から北〜東へ、思いつくまま碁盤の目を歩きます。

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寒さの中でも、六角堂の柳の芽も少しふっくらしてきたようです。

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六角堂はビジネスエリアの中心、だからこんなシュールな景色も。
お地蔵様の並ぶ後ろにハイテクビルのミラーガラス、そこにまたまた映るお堂。


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境内では日なたで暖をとる鳩たち。
それぞれお気に入りの日光浴ポーズがあるみたい。


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春には見事な花をみせるしだれの御幸桜。
その下に並ぶ十六羅漢さん。
羅漢さんというより、お地蔵さんみたいでかわいい。
いたいけな乳幼児そのもののお顔なんですもの。


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三条通にはいると、あら、文化博物館で美術工芸ビエンナーレしてるわ。
(あら無料heart01

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文博の別館(旧日本銀行京都支店)をとおりぬけて。


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ここはいつきても、うっとりしてしまう。

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おや、本館との間に「まゆまろ(昨年の京都国民文化祭のマスコット)」くんが!
国民文化祭がおわってお役目ご苦労様。
でもまだ活躍しそうですね。
ちなみにこのまゆまろ君は漆喰でできているのだそうですよ。

ビエンナーレでは若手の美術家、工芸家の公募作品がずらり。
見応えがありました。
ただ作品数が多すぎて、ちょっとおなかいっぱい。


反対にほんもののお腹の方がすいてきたので、近くにあるこちらへ。

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姉小路堺町の光泉洞寿みさん。
ここへは時間があえばちょこちょこお邪魔しています。


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築100年の京町家。
走り庭はちゃんと現役のおだいどことして活躍しています。

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メニューはほんまに京のおばんざい。
なにげないケの日のご飯です。
外食でこんなのがいただけるなんて、うれしい。

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坪庭には、わが家にもある高場英二さんの作品が。
「とかちぇふウサギ」もいるようだわ。(←わかる人にはわかる)

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ヘルシー定食です。(日替わりは売り切れでした)

手前の生麩は、こちらの名物、麩嘉さんのもの。
これにつける柚子味噌(しかも赤味噌の柚子味噌・自家製)がおいしいのlovely

ごちそうさまでした。

そして姉小路通りを東へ。

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河道屋そぼぼうる。

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このあたり、立派な町家がたくさんあります。


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この界隈は京都市の建築協定地区になっているんですね。

建物の色、質感、看板、店舗の種類、分割の禁止などいろいろ規制ができるようです。
ただし、期限付きということです。
景観を守るためには是非継続していってほしいですねえ。

さて、寺町通りまできましたよ。


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ここまで来たら、用がなくても素通りできない鳩居堂さん。

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和のステーショナリーを少々購入。
そしていつか買って使おう、、と思っている硯のセットをあれこれ眺め回す。
(実のところ筆ペンすら使いこなせていませんsad

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寺町から河原町へぬける姉小路通り。

こんな道があったなんて知らなかった。
右手は本性寺の土壁。

左手には連棟の町家が続きます。

京都新聞に、随筆家・大村しげさんの暮らした町家が再生された、という記事があったのです。
本能寺の近くに住んでおられた、ということは知っていたのですが、どこなのかよくわからないなあ、と思っていたのですが、新聞記事で初めてみつけることができました。

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大村しげさんの「京都町家ぐらし」(ぽんさん、ぢゃないのよcoldsweats01)を読んだことがあります。

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しげさん、実は「おばんざい」という言葉を蘇らせたかたなんですよ。
朝日新聞に連載(1960年代〜)していた金はかけないが手間はかける家庭料理のコラムの名前が「おばんざい」。

この本には京都の、いや昭和の前半まではどこの家庭でもそうだったであろう、つましいけれど豊かな日本の暮らしぶりが書かれていて、なつかしいようなせつないような。

でもしげさん、最後はバリに移住して、そこでなくなるんです。
もう日本には古い良き時代はよみがえらないと思ったのかもしれません。

しげさんがさったあと、しばらく空き家になって荒れていた町家が、今月から版画を中心とするギャラリー兼アトリエとして再生オープンされるのだそうです。(あとりえ05)

中にはしげさんの愛用したおくどさんも残っているそうで、そのうち中へ入ってみようと思います。


河原町にたどりついたところで、この日はなんとがんばって鴨川を渡り、岡崎村へ歩いて帰りました。
あ〜、よう歩いたわ。

歩いてこんな楽しくて、ちょうどいいスケールの町、京都以外にはしりません。